JPH06235525A - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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JPH06235525A
JPH06235525A JP2226993A JP2226993A JPH06235525A JP H06235525 A JPH06235525 A JP H06235525A JP 2226993 A JP2226993 A JP 2226993A JP 2226993 A JP2226993 A JP 2226993A JP H06235525 A JPH06235525 A JP H06235525A
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chamber
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Masanobu Inoue
正信 井上
Shigeki Ueda
茂樹 植田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はヒーター機能付き電子レンジに関す
るもので、オーブン、グリル調理の各々を最適なヒータ
ー実装構成で効率よく行うことを目的とする。 【構成】 加熱室18の上部に設けられた隔室33を設
ける。前記隔室33の中央部に第一のヒーター21(グ
リルヒーター)をその両端側に第二のヒーター26(オ
ーブンヒーター)を設ける。そして第一のヒーター21
の下側天井面22には透孔25を設ける構成とした。こ
の構成により、グリル調理時は食品はヒーターからの輻
射による近赤外線と、ヒーターにより加熱された天井面
22からの遠赤外線により効率よく加熱される。また、
オーブン調理時は食品は第二のヒーター26により加熱
された天井面22よりの遠赤外線で加熱される。このた
め、各々の調理を最適な加熱条件で効率よく行なうこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加熱装置、特にヒーター
機能付き電子レンジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子レンジのヒーター機
能としては、強い輻射熱で食品に焦げ目をつけるグリル
機能と、雰囲気温度と遠赤外線で食品温度を上昇させる
オーブン機能があり、一般にオーブン電子レンジと呼ば
れる商品は高周波加熱とこの二つの機能を併せ持ったも
のが主流である。
【0003】以下図とともにグリル機能付き電子レンジ
の従来例(特公平3ー43538公報)について説明す
る。
【0004】図6において加熱室1の内部には調理物2
が収納されている。ヒーター3は加熱室1の天井面近傍
に取り付けられている。天井面には高周波導入のための
導波管4が結合され、これを中間にはさんで反射板5が
埋め込まれており、反射板5はその左右両端において加
熱室1の天井面と溶接によって結合されている。そのた
め、高周波が加熱室1に導入されても反射板5が帯電し
てスパークする可能性はない。グリル調理の場合、単純
にこのヒーター3で加熱したのではヒーターの発する近
赤外線によって調理物2表面が焦げるものの調理物2内
部の温度が上昇しにくい。そのため、この例ではあらか
じめ高周波加熱を行い調理物2の内部温度を上昇させた
上で、ヒーター3の近赤外線によって焦げ目を付けてい
る。
【0005】高周波加熱を用いないグリル調理では次の
図7に示す従来例(特公平1ー51865公報)のよう
にヒーターに工夫するものが多い。
【0006】図7において透明な結晶化ガラス管6の内
部にはコイル状の電熱線7が挿入されている。ガラス管
6の表面には電熱線7より発する可視光線から近赤外線
までの波長の熱線を選択的に吸収する皮膜8が形成され
ており、最終的に被加熱物に到達する輻射熱の波長を遠
赤外線領域に変換するものである。このヒーターを例え
ば前述図6の従来例に搭載するなどして加熱調理物を行
えば、食品表面だけが焦げることもなく、遠赤外線の効
果によって食品温度を上昇させることができる。
【0007】また、こういった構成で用いられる管状の
ヒーターに特に望まれる能力は、発熱体温度の立ち上が
りの速さである。なぜなら、食品の吸収しやすい赤外線
の波長はおおよそ3μmであり、一般にウィーンの法則
で表される発熱体の温度と波長の関係を考慮すると、発
熱体の温度が700〜900℃であれば加熱効率が良い
からである。しかし、1.2KW程度のヒーターでコイル
形状の発熱体では機械的強度の点で断面積が0.3mm2
以上は必要であり、熱容量が大きく700℃を越すには
通電より40秒程度は必要である。
【0008】次に示す図8の従来例(特公平4−541
38公報)は主にオーブン調理に用いられる面状のヒー
ターである。オーブン調理はグリル調理と異なり、対流
により食品の雰囲気温度を上昇させるとともに、加熱室
各壁面からの遠赤外線で緩やかに加熱を進める。その
為、むしろグリルヒーターから発する強い輻射は弊害と
なり、オーブン調理専用のヒーターが必要となる。面状
ヒーターは電熱線9を巻き付けたマイカの巻芯10をさ
らに上下から二枚のマイカ板11で挟んで絶縁したもの
である。平板状の巻芯10に電熱線9を巻く構造上、電
熱線9の形成する面形状に比較的自由度があるうえ、板
金12を介して被加熱物を熱するため、熱伝導によって
発熱体から離れた部分を含めて板金12全体が熱せら
れ、加熱室内部の均一な加熱が可能となる。
【0009】前述のグリルヒーターとオーブンヒーター
を搭載した従来例を図9に示す。グリルヒーター13は
加熱室15の中央附近を加熱する位置にあり、それを取
囲むようにオーブンヒーター14が固定されている。グ
リルヒーター13部分の加熱室天井面16は取り除かれ
ており、そこから高周波が漏洩あるいは反射板17近辺
でスパークが発生しないように、反射板17と天井面1
6は溶接加工が施されている。その為、製造時の組み立
て工程としては、加熱室15の一部として固着された反
射板17に、グリルヒーター13とオーブンヒーター1
4を各々挿入、固定し、配線する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成ではグリル調理において、食品内部の温度が
充分上昇する前にヒーターの発する近赤外線で表面に焦
げが生じるため、事前に高周波加熱をしたり、ヒーター
ガラス管の表面に遠赤外線を発する塗装を施さなければ
ならなかった。また、グリルヒーター部分の加熱室天井
面が取り除かれており、周囲のオーブンヒーターからそ
の部分への熱伝導が断たれるためオーブン調理時に加熱
室内部の均一な加熱ができない。また、高周波漏洩やス
パークを防ぐために、反射板を天井面に溶接しなくては
ならない上に、製造時にはヒーターを取付ける組立順序
に自由度がないという問題を有していた。さらに、こう
いった加熱装置においてはヒーターの消費電力に限度が
あり、食品を加熱する効率を良化させる必要があった。
【0011】本発明は、かかる従来の問題点を解消する
もので、効率のよいグリル調理と、加熱室内部を均一に
加熱するオーブン調理とを両立させながら、簡単な構成
で高周波漏洩、スパークの心配がなく、ヒーター組立順
序に自由度をもたせた加熱装置を提供することを第1の
目的としたものである。
【0012】また第2の目的は簡単な構成で加熱室内部
を均一に加熱するヒーターを実装した加熱装置の提供で
ある。
【0013】また第3の目的は加熱室内部への加熱効率
を向上させることである。また第4の目的は加熱効率の
よいヒーターを実装した加熱装置を提供する事である。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を解決す
るために、本発明の加熱装置は、加熱室と、加熱室外上
部に位置し加熱室天井面を共有して結合される隔室と、
隔室内に位置し石英あるいは結晶化ガラス等からなる絶
縁性保護管の内部に電熱線を有し加熱室の天井面を介し
て加熱室を加熱する第一のヒーターと、隔室内に位置し
天井面を介して加熱室を加熱する第二のヒーターと、加
熱室内部に高周波を供給するマグネトロンとを備えたも
ので、加熱室の天井面のうち第一のヒーターから加熱室
内部に熱線を放射する範囲のみに高周波が漏洩しない程
度の穴径でかつ開口率が50%を越える多数の透孔を配
する構成とした。
【0015】また上記第2の目的を解決するために、本
発明の加熱装置は、第二のヒーターが隔室内に位置し石
英あるいは結晶化ガラスからなる直管状の絶縁性保護管
の内部に電熱線を有するものであり、前記絶縁保護管の
長手方向の中央部よりも端部における電熱線の発熱量を
大きくした。
【0016】また上記第3の目的を解決するために、本
発明の加熱装置は、隔室を構成する各壁面のうち加熱室
天井面を共有する面の放射率を他の壁面の放射率より大
きくしたことを特徴とする。
【0017】また上記第4の目的を解決するために、本
発明の加熱装置は、加熱室と、加熱室上部に位置し石英
あるいは結晶化ガラスからなる絶縁性保護管の内部に電
熱線を挿入したヒーターを備え、この電熱線は厚さ0.
1mm以下の帯状の発熱体を連続して波型に屈曲させた形
状としたものである。
【0018】
【作用】本発明は、上記構成によって、加熱室天井面の
うち、第一のヒーターから加熱室内部に熱線を放射する
範囲に開口率が50%を越える多数の透孔を配すること
で、第一のヒーターから発する近赤外線を透孔を通して
直接加熱室内部に供給し、同時に透孔を通過しない熱線
で加熱室天井面が加熱され、加熱室内部に天井面からの
二次輻射として遠赤外線を供給し加熱速度と温度分布が
向上する。また、第二のヒーターからの熱線が加熱室天
井面を加熱し、加熱室内部に二次輻射としての遠赤外線
を供給し、特に対流による加熱性能も向上する。加熱室
天井面の透孔が高周波を漏洩させない程度の穴径である
ため、ヒーターや隔室に高周波遮蔽構造を必要とせず簡
素な構造を実現する。
【0019】また、第二のヒーターの絶縁保護管の長手
方向の中央部よりも端部における電熱線の発熱量を大き
くすることで、加熱室天井面のうち第二のヒーター中央
部近傍に熱線が集中することがなく、加熱室天井部全体
が熱せられ、加熱室内に均等な二次輻射を供給できる。
【0020】また、隔室を構成する各壁面のうち、加熱
室天井面を共有する面の放射率を最大にすることで、隔
室内で反射する熱線を加熱室天井面に吸収させて加熱効
率を向上させるとともに、隔室から持ち出される熱が低
減されるため加熱装置外装の温度上昇を抑制することが
できる。
【0021】また、電熱線が厚さ0.1mmを越えない帯
状の発熱体であるため、発熱体の熱容量が小さく、極め
て短時間で発熱体の温度が所定の値に達し加熱効率が良
い。また、発熱体が連続して波型に屈曲させた形状で絶
縁性保護管に収納されているため、発熱体と絶縁性保護
管の接触面積が小さく、発熱体の熱が絶縁性保護管に奪
われにくく加熱効率が良い。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。
【0023】図1において、加熱室18の前面には開閉
自由な扉19が設けられている。加熱室18底面には食
品が載置される。加熱室18にはマグネトロン20が結
合されここから高周波が供給される。加熱室18の外上
部には第一のヒーターとしてグリルヒーター21が固定
され、加熱室天井面22のほぼ中央に位置している。グ
リルヒーター21の発熱部材はNi、Crなどからなる
コイル状の電熱線23であり、絶縁と保護を兼ねた透明
な石英管24の内部に納められている。グリルヒーター
21は天井面22を介して加熱室18を加熱するが、天
井面22のうちグリルヒーター21から加熱室18内部
に輻射熱を放射する範囲には多数の透孔25が開けられ
ている。透孔25はφ4mm、開口率62%であり、グリ
ルヒーター21の発する近赤外線を多く含んだ熱線の過
半数が加熱室18へ供給される。また、天井面22によ
り遮断された熱線は一旦天井面22を加熱し、加熱され
た天井面22から加熱室18内部へ二次輻射として遠赤
外線が供給される。食品はこの遠赤外線によって内部を
加熱されるとともに、グリルヒーター21から直接享受
する近赤外線によって表面に焦げ目をつけられる。この
ように遠近赤外線の働きで効率の良いグリル調理が可能
となる。
【0024】一方、オーブン調理は天井面22周囲部に
設けられた第二のヒーターとしてオーブンヒーター26
と、加熱室下部に設けられた下ヒーター27の交互断続
加熱によって行われる。オーブンヒーター26からの熱
線を天井面22によって完全に遮断し、熱せられた天井
面22からの二次輻射として遠赤外線を食品に与える。
この例ではオーブンヒーター26は面状ヒーターを用い
た。また、グリルヒーター21の下方を含めた天井面2
2が一枚の板金で構成されているため、熱伝導によって
天井面22全体が熱せられ、加熱室18内部の均一な加
熱が実現される。
【0025】さらに、天井面22が一枚の板金で構成さ
れるため、加熱室18から高周波が漏洩したり反射板2
8付近でスパークが発生することもない。従って反射板
28は天井面22に溶接する必要もなく簡単にネジで固
定するだけでよい。また、反射板28の取付が簡単であ
るためヒーター部分の組立順序が自由になる。この例で
は、ヒーター部分と反射板部分を図2のような一つのユ
ニットとして完成させ、加熱室上にネジで固定する組立
工法をとった。こうすれば、組立時に扱う部品の体積が
減少しこのユニットを連続して自動生産するなどの組
立、輸送上のメリットも生まれる。
【0026】オーブンヒーターに工夫し、上述の実施例
より簡単な構造で同等の効果を得る実施例を図3に示
す。図3は本体内部を上方から見たものであり、中央付
近にはグリルヒーター21が配されている、グリルヒー
ター21部分の天井面22には多数の透孔25が開けら
れている。それより外側を加熱する配置でオーブンヒー
ター30が見られる。オーブンヒーター30を構成する
部材はグリルヒーターと同様で電熱線31を透明な石英
管32の内部に納めたものである。発熱体の発する輻射
熱は放射状に分散するため、直管状のヒーターの端から
端までを均一に発熱させると輻射熱が重なり合い中央部
に熱が集中しすぎる。これを防止するため、図中Bで表
される長手方向の中央部付近の電熱線31は直線形状と
し、コイル形状の端部と比較して同体積中の発熱量を減
少させた。石英管32の全長Aに対して、中央付近Bの
割合を0%、21%、39%と変化させた場合に天井面
22が享受する輻射熱を、五段階の強度分布として図4
の等高線で示した。0%では特に各ヒーターの中央部2
カ所に強い輻射が集中している。これが21%ではかな
り分散し、39%では天井面22の四つの角に対応した
場所に頂点をもつ分布となっている。このように熱の逃
げ易い天井面22の周囲、角に分布の頂点を設けること
と、そこから天井面22中心への熱伝導によって加熱室
内部の均一な加熱が可能となる。
【0027】また前述図1において、ヒーター能力をさ
らに助長するために、反射板28と天井面22で囲まれ
る隔室33の各壁面の放射率に工夫した。物体が輻射熱
を発生する目安として放射率が用いられる。放射率はま
た輻射を吸収する率と等しく、放射率が小さければ輻射
熱は反射されやすい。各ヒーターからの輻射熱は隔室3
3壁面で反射、吸収を繰り返すが、本来の目的は加熱室
天井面22の加熱である。加熱室天井面22は輻射を受
け易く、しかも加熱室18内部に二次輻射を出し易くす
るため、両面セラミック塗装を施した。セラミック塗装
面の放射率は0.9以上である。一方、反射板28は輻
射熱を吸収しにくくするため、放射率0.5のアルミ鍍
金鋼板を用いた。この構成でヒーターの発する熱は、加
熱室18内部に効率よく供給され、外装方向には伝わり
にくいものとなった。
【0028】これらの構成で用いる管状のヒーターとし
て、発熱体温度の立ち上がりを速め加熱効果を高める実
施例を図5に示す。発熱体34の成分はFe、Cr、A
lなどであり、その厚みは50μm、幅は4mmであり断
面積は0.2mm2である。この帯状の発熱体34を連続
して波型に屈曲させ、石英管35内部に挿入すると発熱
体34温度を700℃に上昇させるのに5秒以下を実現
した。なぜなら、まず発熱体34の熱容量が小さいこと
と、屈曲部分のコーナー以外に石英管35に接触する部
分がなく石英管35に熱を奪われにくいこと、さらに波
型の隣合う面が相互に加熱し合うことといった環境を整
えたからである。従って、極めて短時間で最も効率の良
い波長を発することができる。また、帯状の波型である
ため輻射に指向性を持たせることができ、発熱体34の
投影面積が最大の方向を食品に向けることで最も効率の
良い加熱が可能となった。
【0029】
【発明の効果】以上ように本発明の加熱装置によれば、
次の効果がある。
【0030】(1)加熱室天井面のうち、第一のヒータ
ーから加熱室内部に熱線を放射する範囲に開口率が50
%以上の多数の透孔を配することで、第一のヒーターか
ら発する近赤外線を透孔を通して直接加熱室内部に供給
し、同時に透孔を通過しない熱線で加熱室天井面が加熱
され、加熱室内部に天井面からの二次輻射として遠赤外
線を供給し加熱速度と温度分布が向上する。
【0031】(2)第二のヒーターからの熱線は加熱室
天井面を加熱し、加熱室内部に二次輻射としての遠赤外
線を供給し、特に対流による加熱性能を向上する。
【0032】(3)加熱室天井面の透孔が高周波を漏洩
させない程度の穴径であるため、ヒーターや隔室に高周
波遮蔽構造を必要とせず簡素な構造を実現する。
【0033】(4)第二のヒーターの絶縁保護管の長手
方向の中央部よりも端部における電熱線の発熱量を大き
くすることで、加熱室天井面のうち第二のヒーター中央
部近傍に熱線が集中することがなく、加熱室内に均等な
二次輻射を供給できる。
【0034】(5)隔室を構成する各壁面のうち、加熱
室天井面を共有する面の放射率を最大にすることで、隔
室内で反射する熱線を加熱室天井面に吸収させて加熱効
率を向上させるとともに、加熱装置外装の温度上昇を抑
制することができる。
【0035】(6)電熱線が厚さ0.1mm以下の帯状の
発熱体であるため、発熱体の熱容量が小さく、極めて短
時間で発熱体の温度が所定の値に達し加熱効率が良い。
【0036】(7)発熱体が連続して波型に屈曲させた
形状で絶縁性保護管に収納されているため、発熱体と絶
縁性保護管の接触面積が小さく、発熱体の熱が絶縁性保
護管に奪われにくく加熱効率が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例における加熱装置の要部
断面図
【図2】上記図1におけるヒーターユニットの斜視図
【図3】本発明の他の実施例における加熱装置の要部平
面図
【図4】上記図3における輻射熱の分布図
【図5】本発明の他の実施例におけるヒーターの断面斜
視図
【図6】従来の加熱装置の要部断面図
【図7】従来のヒーターの要部断面図
【図8】従来のヒーターの分解斜視図
【図9】従来の加熱装置の要部断面図
【符号の説明】
18 加熱室 20 マグネトロン 21 第一のヒーター(グリルヒーター) 22 天井面 23、31 電熱線 24、32、35 絶縁性保護管(石英管) 25 透孔 26 第二のヒーター(オーブンヒーター) 33 隔室 34 発熱体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱室と、加熱室外上部に位置し加熱室天
    井面を共有して結合される隔室と、隔室内に位置する絶
    縁性保護管の内部に電熱線を挿入し加熱室の天井面を介
    して加熱室を加熱する第一のヒーターと、前記隔室内に
    位置し天井面を介して加熱室を加熱する第二のヒーター
    と、加熱室内部に高周波を供給するマグネトロンとを備
    え、前記加熱室の天井面のうち前記第一のヒーターから
    加熱室内部に熱線を放射する範囲のみに高周波が漏洩し
    ない程度の穴径でかつ開口率が50%を越える多数の透
    孔を配する構成とした加熱装置。
  2. 【請求項2】第二のヒーターが隔室内に位置する直管状
    の絶縁性保護管の内部に電熱線を挿入したものであり、
    前記絶縁保護管の長手方向の中央部よりも端部における
    電熱線の発熱量を大きくなる構成とした請求項1記載の
    加熱装置。
  3. 【請求項3】隔室を構成する各壁面のうち加熱室天井面
    を共有する面の赤外線放射率が最大になるように構成し
    た請求項1記載の加熱装置。
  4. 【請求項4】加熱室と、前記加熱室上部に位置する絶縁
    性保護管の内部に電熱線を挿入したヒーターを備え、前
    記ヒーターは厚さ0.1mmを越えない帯状の発熱体を連
    続して波型に屈曲させた形状の電熱線からなる構成とし
    た加熱装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100288832B1 (ko) * 1997-10-09 2001-09-28 구자홍 전자레인지

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KR100288832B1 (ko) * 1997-10-09 2001-09-28 구자홍 전자레인지

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