JPH06234Y2 - レーザ加工機における排煙装置 - Google Patents

レーザ加工機における排煙装置

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JPH06234Y2
JPH06234Y2 JP1988157402U JP15740288U JPH06234Y2 JP H06234 Y2 JPH06234 Y2 JP H06234Y2 JP 1988157402 U JP1988157402 U JP 1988157402U JP 15740288 U JP15740288 U JP 15740288U JP H06234 Y2 JPH06234 Y2 JP H06234Y2
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JP
Japan
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smoke
opening
damper
smoke exhaust
laser processing
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JP1988157402U
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JPH0281787U (ja
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四郎 横山
隆司 宮崎
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株式会社三山
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、レーザ光による加工時に、被加工物より生じ
る煙を排出する、レーザ加工機における排煙装置に関す
る。
[従来の技術] レーザ光による加工時に被加工物から生ずる煙が作業環
境を悪くする場合があり、特に被加工物がベニヤ等の木
製である場合には煙の発生が多く甚しく作業環境を悪く
する。
このため、被加工物から生ずる煙を排出する排煙装置を
具えたレーザ加工機が考案され使用されている。
従来のレーザ加工機における排煙装置は、第7図に示す
ように、加工用テーブル33を、基台の周囲を被加工物
Aを支持する縁34で囲んで全体に上部を開口した浅い
箱状に形成し、上記縁34の一箇所に内外に連通する連
通孔35を形成し、この連通孔35に排風機36に接続
されたホース37を接続した構成となっており、排風機
36により箱状のテーブル33内の空気を吸引すること
により、レーザ光による加工時に被加工物Aから生じた
煙を下方即ち箱状のテーブル33内に引き、縁34に形
成した連通孔35から煙を吸引してホース37を通して
排煙するようになっている。
[考案が解決しようとする課題] 上記した従来のレーザ加工機における排煙装置によれ
ば、縁34に形成した連通孔35のまわりの吸引力は強
いものの、この連通孔35から離れると、吸引力が弱
く、このため、連通孔35付近の煙は吸引できても連通
孔35から離れた箇所で生じた煙は吸引しきれず、排煙
装置として十分なものとはなっていない。また、被加工
物Aの大きさがテーブル33の上部開口部を完全に覆う
大きさを必要とし、被加工物Aが小さくテーブル33の
上部開口部の一部が露出しているような場合、吸煙効果
はほどんど無い。
本考案は上記点に鑑み、加工用テーブル上のどの位置で
煙が生じてもこの煙を確実に吸引できるようにし、そし
てまた被加工物の大きさに関係なく煙を吸引できるよう
にすることを解決課題とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記課題を解決するために、被加工物を載置す
るレーザ加工用テーブルの一側或は両側に排風機に接続
される排煙ダクトを設け、上記テーブル上には該テーブ
ルに載置した被加工物の下方に位置し上部を開口し側端
開口部を上記排煙ダクトに連通させた樋状の集煙ベース
を並設するとともに、それぞれの集煙ベースの上部開口
部上方には該開口部と所定の間隔をあけて該開口部を覆
う上部カバーを設け、更に、上記集煙ベースのそれぞれ
の側端開口部位には該開口部と排煙ダクトとの連通口を
開閉するダンパーを設けた構成とした。
上記樋状の集煙ベースにあっては、その中程の溝幅を狭
幅としている。
また、上記テーブルに載置した被加工物を加工するレー
ザ光照射ノズルの排煙ダクトの軸方向への移動に伴い、
上記レーザ光照射ノズルの下方付近にある集煙ベースの
ダンパーを順次開動し他の集煙ベースのダンパーを閉動
させるダンパー開閉機構を具えている。
[作用] 排風機を駆動すると、テーブル上で被加工物から生じて
いる煙は、集煙ベースの上部開口部と上部カバーとの間
から集煙ベースの溝内に吸引され、排煙ダクトに入り、
ここを通って排出される。そして、上記集煙ベースのそ
れぞれの側端開口部には該開口部を開閉するダンパーを
設けたので、被加工物の加工位置即ち煙の出ている位置
の下方付近にある集煙ベースのダンパーを開き、他の集
煙ベースのダンパーを閉じると、排風機による吸引力が
上記ダンパーを開いてある集煙ベースに集中するので、
当該集煙ベースの吸引力が増大し、より確実に煙を吸引
する。
また、上記集煙ベースの中程の溝幅を狭幅とすることに
より、当該部分の吸引力が強くなり、排煙ダクトに近い
部分の溝部と変らない吸引力を得ることが可能となる。
更にまた、テーブルに載置した被加工物を加工するレー
ザ光照射ノズルの排煙ダクトの軸方向への移動に伴い、
上記レーザ光照射ノズルの下方付近にある集煙ベースの
ダンパーを順次開動し他の集煙ベースのダンパーを閉動
させるダンパー開閉機構を具えることにより、常に被加
工物の加工位置即ち煙の出ている位置の下方付近にある
集煙ベースのダンパーが開き、そして他の集煙ベースの
ダンパーが閉じるので、被加工物の加工時に常に最良の
吸煙状態が得られる。
[実施例] 以下本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明す
るが、本考案は実施例に限定されるものではない。
図面において、1は被加工物Aを載置するレーザ加工用
テーブル、2はレーザ光照射ノズル3を前記テーブル1
の被加工物支持面に対向させて支持するノズル支持体で
あり、このノズル支持体2はテーブル1の両側に設けた
ガイドレール4によりテーブル1上にX方向に移動自在
に支持されている。また前記レーザ光照射ノズル3はノ
ズル支持体2にY方向に移動自在に支持されている。
前記テーブル1の両側にはホース5を介して排風機6に
接続される排煙ダクト7,8が設けられている。また、
前記テーブル1には、該テーブル1に載置した被加工物
Aの下方に位置し上部を開口し側端開口部を排煙ダクト
7,8に連通させた樋状の集煙ベース9を適宜間隔をあ
けてY方向に並設している。10,11は集煙ベース9
の両側端開口部と排煙ダクト7,8とを連通するために
排煙ダクト7,8のそれぞれの内側壁12,13に形成
した連通孔である。また、前記集煙ベース9の溝14の
幅はその中程が狭幅となっており、そして溝14を形成
する両側壁15,16はその中程を高く、両側端に向っ
て低く傾斜している。このように形成することにより後
述する上部カバーとの間隔が集煙ベース9の中程になる
に従い狭まり、当該部分の吸引力が強くなり、排煙ダク
ト7,8に近い部分と変らない吸引力が得られる。17
はそれぞれの集煙ベース9の上部開口部上方に該開口部
と所定の間隔をあけて該開口部を覆うように設けられた
上部カバーである。前記集煙ベース9の上部開口部と上
部カバー17との間隔は上方で生じた煙を吸引するのに
必要な吸引力を得るために求められる間隔であり、この
間隔が狭いほど強い吸引力が得られる。また、上部カバ
ー17は断面山形に形成することにより、煙の流れを円
滑に下方に誘導し、そしてまたレーザ光の反射防止が図
られている。
更に、それぞれの集煙ベース9の側端開口部位には、前
記連通孔10,11を開閉するダンパー18,19が設
けられている。このダンパー18,19はその下端部を
それぞれ排煙ダクト7,8の内側壁12,13に軸2
0,21により回動自在に支持されている。
22はダンパー開閉機構であり、このダンパー開閉機構
22は、テーブル1に載置した被加工物Aを加工するレ
ーザ光照射ノズル3の排煙ダクト7,8の軸方向即ちX
方向への移動に伴い、レーザ光照射ノズル3の下方付近
にある集煙ベース9のダンパー18,19を順次開動し
他の集煙ベース9のダンパー18,19を閉動させる。
このダンパー開閉機構22について更に詳細に説明する
と、ダンパー18,19の下端に作動片23,24を突
設し、作動片23,24にそれぞれ作動杆25,26の
一端を連結し、この作動杆25,26を集煙ベース9と
同方向即ちY方向に伸ばし他端部をテーブル1の外側壁
27から外方に突出させている。そしてこの作動杆2
5,26を軸方向に移動させると、ダンパー18,19
は軸20,21を中心に回動して連通孔10,11を開
閉するようになっている。
第1図乃至第4図に示す実施例では、作動杆25を図上
右方向に移動させるダンパー18は閉動しそして左方向
に移動させると開動し、また、作動杆26を図上左方向
に移動させるとダンパー19は閉動しそして右方向に移
動させると開動するようになっている。そして、作動杆
25はスプリング28により常時右方向に付勢されダン
パー18は連通孔10を閉じた状態にあり、一方、作動
杆26はスプリング29により常時左方向に付勢されダ
ンパー19は連通孔11を閉じた状態にある。そして前
記それぞれの作動杆25,26の他端即ちテーブル1の
外側壁27から外方に突出している作動杆25,26の
先端をそれぞれ上方に折曲してローラー30,31を設
けている。また、テーブル1上をX方向に移動するノズ
ル支持体2にはその側部に作動駒32が吊下げられてお
り、ノズル支持体2の移動に伴い作動駒32が移動して
その側辺にローラー30,31を当接させて作動杆2
5,26をそれぞれダンパー18,19を開動させる方
向へ即ち作動杆25を左方向へそして作動杆26を右方
向へ押圧移動させるようになっている。この作動駒32
はノズル支持体2がどの位置にあろうとも常にレーザ光
照射ノズル3の下方付近にある集煙ベース9のダンパー
18,19を開動させる作動杆25,26をスプリング
28,29の弾発力に抗して押圧移動可能に長尺に形成
されている。
上記のダンパー開閉機構22の構成から、ノズル支持体
2の移動に伴い移動してくる作動駒32により作動杆2
5,26はそれぞれダンパー18,19を開動させる方
向に押圧移動され、そして、作動駒32が通過すると、
作動杆25,26はその押圧から解除され、スプリング
28,29の弾発力によりダンパー18,19を閉動さ
せる方向に移動することになり、レーザ光照射ノズル3
の下方付近にある集煙ベース9のダンパー18,19が
開き、そして他の集煙ベース9のダンパー18,19は
閉じた状態となる。
従つて、被加工物Aの加工時に、被加工物Aから生じた
煙は、第5図,第6図に示すように加工位置の下方付近
にある集煙ベース9に吸引され、集煙ベース9と上部カ
バー17との間から集煙ベース9の溝14に入り、溝1
4から開いている連通孔18,19を通って排煙ダクト
7,8に入り排出される。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、排風機を駆動することに
より、テーブル上で被加工物から生じている煙は、集煙
ベースの上部開口部と上部カバーとの間から集煙ベース
の溝内に吸引し、排煙ダクトに入り、ここを通って排出
することができる。そして、上記集煙ベースのそれぞれ
の側端開口部には該開口部を開閉するダンパーを設けた
ので、被加工物の加工位置即ち煙の出ている位置の下方
付近にある集煙ベースのダンパーを開き、他の集煙ベー
スのダンパーを閉じることにより、排風機による吸引力
が上記ダンパーを開いてある集煙ベースに集中するの
で、当該集煙ベースの吸引力が増大しより確実に煙を吸
引することができる。
また、上記集煙ベースの中程の溝幅を狭幅とすることに
より、当該部分の吸引力が強くなり、排煙ダクトに近い
部分の溝部と変らない吸引力を得ることが可能となる。
更にまた、テーブルに載置した被加工物を加工するレー
ザ光照射ノズルの下方付近にある集煙ベースのダンパー
を順次開動し他の集煙ベースのダンパーを閉動させるダ
ンパー開閉機構を具えることにより、常に被加工物の加
工位置即ち煙の出ている位置の下方付近にある集煙ベー
スのダンパーが開き、そして他の集煙ベースのダンパー
が閉じるので、被加工物の加工時に常に最良の吸煙状態
を得ることができる。
従つて、加工位置に関係なく常に強い吸引力を得ること
ができるので、煙を確実に排出することができ、また、
従来の排煙装置では、被加工物がテーブルの上部開口部
を完全に覆う大きさを吸煙のための必要条件としていた
が、本考案では常に加工位置の下方で吸引されるので上
記条件は全く必要とせず、確実に煙を吸引し排出するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部省略斜視図、第2
図は同上の一部拡大説明図、第3図はダンパーが閉じて
いる状態を示す説明図、第4図はダンパーを開いた状態
を示す説明図、第5図は排煙の状態を示す平面説明図、
第6図は第5図のVI−VI線断面説明図、第7図は従来の
排煙装置を示す説明図である。 1…レーザ加工用テーブル 2…ノズル支持体 3…レーザ光照射ノズル 6…排風機 7,8…排煙ダクト 9…集煙ベース 10,11…連通口 14…溝 17…上部カバー 18,19…ダンパー 22…ダンパー開閉機構 23,24…作動片 25,26…作動杆 32…作動駒

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工物を載置するレーザ加工用テーブル
    の一側或は両側に排風機に接続される排煙ダクトを設
    け、上記テーブル上には該テーブルに載置した被加工物
    の下方に位置し上部を開口し側端開口部を上記排煙ダク
    トに連通させた樋状の集煙ベースを並設するとともに、
    それぞれの集煙ベースの上部開口部上方には該開口部と
    所定の間隔をあけて該開口部を覆う上部カバーを設け、
    更に、上記集煙ベースのそれぞれの側端開口部位には該
    開口部と排煙ダクトとの連通口を開閉するダンパーを設
    けてなるレーザ加工機における排煙装置。
  2. 【請求項2】樋状の集煙ベースの中程の溝幅を狭幅とし
    てなる請求項(1)記載のレーザ加工機における排煙装
    置。
  3. 【請求項3】テーブルに載置した被加工物を加工するレ
    ーザ光照射ノズルの排煙ダクトの軸方向への移動に伴
    い、上記レーザ光照射ノズルの下方付近にある集煙ベー
    スのダンパーを順次開動し他の集煙ベースのダンパーを
    閉動させるダンパー開閉機構を具えてなる請求項(1)記
    載のレーザ加工機における排煙装置。
JP1988157402U 1988-12-02 1988-12-02 レーザ加工機における排煙装置 Expired - Lifetime JPH06234Y2 (ja)

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JP5536829B2 (ja) * 2012-05-31 2014-07-02 陳忠仁 直吸式負圧金属削り集塵台
JP6475973B2 (ja) * 2014-12-24 2019-02-27 株式会社アマダホールディングス 熱切断加工機

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JPH0281787U (ja) 1990-06-25

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