JPH0623447U - 種苗貝取付装置 - Google Patents
種苗貝取付装置Info
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- JPH0623447U JPH0623447U JP084854U JP8485491U JPH0623447U JP H0623447 U JPH0623447 U JP H0623447U JP 084854 U JP084854 U JP 084854U JP 8485491 U JP8485491 U JP 8485491U JP H0623447 U JPH0623447 U JP H0623447U
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 種苗貝の成長に影響を与えることなく、より
低コストで種苗貝の取付けを実現させることを目的とす
る。 【構成】 本考案に係る種苗貝2の取付装置10は、取
付糸を針金等の金属線Fとした。金属線Fを所定寸法で
切断し、金属線F両端をハンドで把持回転すれば金属線
Fを締付けることは可能であり、また金属線F自体を従
来のテグス以上に細くすれば種苗の成長に悪影響はな
く、収穫成果は量的質的に格段に良好となる。
低コストで種苗貝の取付けを実現させることを目的とす
る。 【構成】 本考案に係る種苗貝2の取付装置10は、取
付糸を針金等の金属線Fとした。金属線Fを所定寸法で
切断し、金属線F両端をハンドで把持回転すれば金属線
Fを締付けることは可能であり、また金属線F自体を従
来のテグス以上に細くすれば種苗の成長に悪影響はな
く、収穫成果は量的質的に格段に良好となる。
Description
【0001】
本考案は、ホタテ貝等の種苗貝を養殖ロープに取付ける種苗貝取付装置に係り 、特に取付糸に関する。
【0002】
養殖価値の高い貝類品種、例えばホタテの養殖は、従来例えば図14に示すよ うに養殖ロープ1に天然採苗のホタテ2を所定間隔で括り付け、該養殖ロープ1 を適当な放養区域に設置して成長を待った。かかる種苗貝の括り付けは漁師等が 手作業により行うのが一般であり、限られたシーズン期間中により多くの種苗養 殖を行うため、多くの人員を動員して作業を行う。この括り付け作業の行程は、 ホタテ2に対する孔開け、養殖ロープ1への糸通しと糸の括り付け、という2段 階の作業からなるが、手作業による作業スピードには限界があり人件費などの作 業コストが極めて高くなる。
【0003】 このため従来より種苗貝の取付作業に関し、これを自動化する技術が強く望ま れ、かかる要請に応えて従来より各種の技術が提案されているが、いずれも漁民 等の要請を満足させていない。従来装置は一般に、使用環境を考慮せずに単純な モータ装置や集積回路等を使用ため、故障やトラブルが生じ易く、信頼性、耐久 性に問題があった。海風や種苗の海水に曝され、スイッチ接点や回路が侵食され るためである。一方、処理スピードは、電気系統を多用するにつれて低下した。 配線経路等を保護するため装置が複雑化し大型化して、作動時間を遅らせるから である。手作業以上に処理速度を向上させる技術は、現在のところ、電気ドリル 等を用いて種苗貝殻に小孔を施す技術しか存在しない。
【0004】 自動化に関する困難性は、単に部分的な機械機構の改良や装置回路の改良だけ では対応できない問題を含む。例えば、本考案に係る糸の締め付けでいえば、漁 民が天蚕糸(テグス)を用いて括り付けしたことに鑑み、従来の自動装置では同 様にテグスを用いてロープ1への括り付けを試みた。しかし、テグスを用いた手 作業と同様の括り付けは機械的には困難であるから、問題を解決するために太い テグス使用して手作業類似の括り付けをロボットに行なわせたり、或いは従来通 りのテグスを用い、接着やブリキ溶着等の手段により糸の固定化を図っていたが 、これらの技術は以下のような問題を生じた。
【0005】
すなわち、ホタテ貝等の養殖種苗は生きており人為的に付けられた傷を嫌うも のである。従って、テグスを通すための孔径が大きいと種苗の成長が悪くなり、 期待通りの養殖成績をあげることが出来ない。ところが、従来装置の一部は、糸 の括り付けを機械的に行わせる必要から、従来から養殖に使用されたテグス以上 に太い糸を使用した。また孔径1mm程度の小孔に細い糸を通すのは困難が伴う ため、出来るだけ太い糸が使用されたという事情もある。しかしながら、かかる 大径の糸を使用したのでは、たとえ作業スピードを早めても収穫量が増加せず、 実用に耐えない装置になる。
【0006】 また、漁民が使用するテグスと同径の糸を使用する場合は、括り付けが出来な いので、従来装置は接着やブリキ等を用いた金属溶着を行った。しかし生きた種 苗は、接着剤や金属の付着による影響を受けて成長を遅らせるばかりでなく、特 に金属溶着の際に受ける高温度により、品質を劣化させる。
【0007】 一方、テグス自体のコストが高いことや、金属溶着に用いるブリキ片に経費が かかるため、大量の種苗取付を行うとそれらのコストがかさみ、経済的な面から の問題も生ずる。
【0008】 そこで本考案の目的は、種苗貝の成長に影響を与えることなく、より低コスト で種苗貝の取付けを実現させる点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】 前記目的を達成してその課題を達成するため、本考案に係る種苗貝の取付装置 は、種苗貝に小孔を穿設する穿設手段と、該小孔に取付糸を貫通させる挿糸手段 とを備える種苗貝取付装置であって、前記取付糸を金属線とする。
【0010】
従来装置は、種苗貝に穿設した小孔に金属線を通すことを考慮しなかった。 この種の機械装置は、手作業をなぞらえて改良が進むものであるが、従来の手 作業による養殖技術では、金属線が用いられなかったからである。これは手作業 の場合、細い金属線では挿糸が煩雑であり、太い金属線を使用すると養殖成績が 悪くなるだけでなく締付や巻き付けなどに力がかかって作業性が悪くなってしま うからであるが、従来装置は手作業を模倣しようとするあまり、テグス以外の糸 を使用しなかったわけである。
【0011】 すでに述べたとおり取扱対象は生きた種苗であり、伝統的な方式から外れると 予期しない失敗を招くので従来装置はテグスを使用したが、機械装置の場合、テ グス使用による不具合が大きすぎた。一方、金属線は、種苗の穿設小孔に確実に 挿糸出来る高精度位置決め技術や、穿設小孔を極限まで小さくする穿設技術、挿 糸を締付ける技術等、周辺技術が確立できれば種苗に悪影響をもたらすものでは ない。即ち、金属線を所定寸法で切断し、金属線両端をハンドで把持回転すれば 種苗を締付けることは可能であり、また金属線自体を従来のテグス以上に細くす れば種苗の成長に悪影響はなく、収穫成果は量的質的に格段に良好となる。
【0012】
以下、添付図面に基づいて本考案の実施例を説明する。 本考案に係る養殖種苗の取付装置10は、例えば図1に示すように、床面にテ ーブルTを設置して、手前側(図面左側)に種苗貝2を保持して回動する回転体 3を配設し、この回転体3の近傍に例えば45度の間隔を置いて、順に穿孔装置 4、穿設した小孔に金属線Fを通す挿糸装置5、通された金属線Fを捻って締付 固定する締付装置6を設ける一方、テーブルTの奥部に金属線リール7およびそ の駆動装置8を設け、また回転体の駆動タイミングを制御するペダルスイッチ9 等を設けて構成する。この取付装置10は種苗貝の塩水の影響を受けるため、各 部構成は可能な限り電気系統を使用することなく制御スピードに優れたエア駆動 を主体とする。11は各部へのエア送出量を分配制御するディストリビュータで あり、エアポンプやエア冷却装置等はテーブルTの下側に配設する。
【0013】 かかる取付装置10において、ホタテ等の種苗貝2は、回転体3に設けたロー プの案内溝22に沿って、手前側(図左側)から順次45度づつ回動して奥へ送 り込まれ、最上位置において穿孔装置4による穿孔を受けた後、45度回動して 糸を通され、更に45度回動して締付装置6によって金属線Fが締括され、次の 45度回動によって最下位置に来たとき回転体3による保持を解除されて、コン ベア装置等により収納ケースに搬送される。
【0014】 尚、これら各部装置3,4,5,6等は、この種の従来装置に見られない新し い構成を採るので、本案とは別に特許出願(整理番号T−MAR39201)、 実用新案登録出願(整理番号J−MAR39202,J−MAR39203,J −MAR39204)を行った。本考案は、特に糸に関するものであるが、各部 装置3〜8が全体として不可分の関係にあるため、他の出願において説明した事 項は可能な限り重複記載を避けつつ、本考案の実施例を説明する。
【0015】 まず、この取付装置10は、種苗貝2を確実に保持して後段装置に搬送する手 段が必要になるが、本実施例では、例えばクランプ30を備えた回転体3を採用 する。回転体3は、図2に示すように、種苗貝を保持し回動する回転体本体20 と、この回転体本体20を回動させる回転軸機構40と、回転体本体20のクラ ンプ30を進退駆動させる押圧機構50、および固定カム60からなり、テーブ ル2に固定されている固定カム60を除いて全体が一体的として回動し、養殖種 苗を手前から順に後段装置へ送り込む。
【0016】 回転体本体20は、図3に示すように本体リング21の外周面に沿って養殖ロ ープ1を挟む案内溝22を備え、所定間隔でクランプ30を八個近接配置してな る。クランプ30は、本体リング21を貫通する進退ロッド31の先端部に固定 され、進退ロッド31は下端部のスプリング32により進退寸法が一定範囲に抑 えられる。また、進退ロッド31の下端フランジ33には、側部位置から延設さ せた突出アーム35を介してスプリングコイル36を取り付けており、常にロッ ド31に対して回動付勢力を与え、ロッド31が押し上げられたときにクランプ 30を案内溝22方向へ回動させ、ロッド31が下降するときにクランプ30を 案内溝22から遠ざけるよう回動させる。
【0017】 即ち、図4に示すように、クランプ30の下側には位置調整用の突出フランジ 37を設けており、該突出フランジ37と直立ポール24およびフランジ凸部2 5との位置関係でクランプ30の方向を調整する。尚、フランジ凸部25は、直 立ポール24より若干低い高さ位置に設定する。ここで、回動付勢されているク ランプ30は、下降時には、突出フランジ37がフランジ凸部25によって直立 ポール24側に押されるため案内溝22中央方向へ回動し、またロッド31の上 昇時には、突出フランジ37がフランジ凸部25から内側(案内溝22方向)に 外れるため案内溝22から遠ざかった位置へ戻る。かかる動作をスプリングコイ ル37の付勢力によって行うため、進退ロッド31は本体リンク21の中心方向 に対して角度θ1ずらして設けた。また、ストッパ先端部部の空隙30aは糸( 金属線)の通し孔であり、直下の案内溝22中央部には、糸を案内するためのス リーブ26を設けてある。
【0018】 一方、押圧機構50は、固定カム60によって制御する。固定カム60の内周 面には図5に示すような案内面61が形成されており、この案内面61を図6の ような押圧部材51の基底ローラ52が摺動回転して先端ノッカ53の位置を変 える。押圧部材51は、リンク55の内周面に均等間隔で突設させたホルダアー ム56に回動可能に軸着してあり、その回動角度は前記案内面61の高さ寸法H に応じて調整される。基底ローラ52が低案内面63にあるとき、ノッカ53は スプリング32の付勢によってリンク55内側方向に押し戻され、進退ロッド3 1は最下降位置にあり、突出フランジ37は直立ポール24とフランジ凸部25 との間に挟まれる位置にあって、クランプ30は案内溝22方向に動いてホタテ 2を押さえる。逆に、基底ローラ52が高案内面62にあるとき、ノッカ53は スプリング32の付勢力に抗してリンク55外側方向に前進し、進退ロッド31 は最上昇位置となって突出フランジ37はフランジ凸部25の上側肩部25aか ら外れ、クランプ30は案内溝22から逃げ、取付作業の最初の段階で養殖ロー プ1に対してホタテ2を押さえ、或いは保持していたホタテ2を解除する。
【0019】 回転体3を回動させる回転軸機構40は、回転体本体20に嵌合させ、押圧機 構50まで貫通する固定ボルト(図示せず)により該回転体本体20および押圧 機構50と一体固定する。ここで、回転軸機構40のリング端面45には、図7 に示すように八個の位置決め穴46を均等間隔で配設し、回転体3の回動に応じ た適当箇所において該位置決め穴46にピン47を打ち込み、回転体3の停止位 置を確保する。これにより、約0.4mm前後の高精度位置決め制御を機械的に 実現した。尚、回転軸機構40のリング側面48にラチェット49を設け、電源 の瞬断等による位置ずれを防止する。
【0020】 穿孔装置4は、図8に示すように、ドリルモータ14と該ドリルモータ14を 昇降駆動させるガイド装置70とからなり、ガイド装置70は例えばエアピスト ン72によってガイドレール73を上下動する昇降ホルダ74を備え、突設した ホルダアーム75,766によってドリルモータ14の回転軸ケース15を保持 させてなる。ドリルモータ14は、例えば電気モータを使用し、ドリル80は、 図9に示すように、後方に向けて次第に拡開する先端切刃81と、該切刃に連続 するストレートシャンク82と、該シャンク82に連続するシャフト部83とか らなり、前記シャンク82は先端切刃81の最大径部よりその径を小さくして先 端切刃81の後端に棚部84を形成してなる。穿設動作時、小径のシャンクによ って穿孔内に空隙Qが出来るが、この空隙Qによって切り屑が棚部84に落下し 、ドリル80の高速回転で孔外へ吹き飛ばされる。従って、孔内に切り屑が残ら ず、金属線Fを通す際の糸詰りトラブルを避けることが出来る。
【0021】 図10に示すように、挿糸装置5は、ホルダフランジ100に固定されたピス トンシリンダ101と、該ピストンシリンダ101に挿通させたピストンロッド 102と、このピストンロッド102の先端に固定した金属線Fの送出機構11 0とからなり、またピストンシリンダ101に並行して糸上げピストン103を 配設し、進退ロッド105の先端に糸上げプレート104を固定する。ピストン ロッド102は、その中心軸部が金属線Fの挿通孔になっている。
【0022】 ピストンシリンダ101はエア駆動するもので、エア供給口に対してディスト リビュータ11からエアが供給されると、シリンダ径の小さな糸上げピストン1 03の進退ロッド105が瞬時に前進し、次いでシリンダ径の大きなピストンロ ッド102がやや遅れ気味に前進して種苗2に接近する。進退ロッド105の前 進により糸上げプレート104は、回転体本体20のスリーブ26を覆い、送出 された金属線先端をプレート孔106に導いて金属線Fを引っかけさせる。
【0023】 金属線Fの送出機構110は、ピストンロッド102先端に設けたリテーナフ ランジ111に、駆動ローラ112とピンチローラ113を配設し、ローラの前 後に金属線Fの送出ノズル114と案内ノズル115を配設してなる。駆動ロー ラ112は、ロータリアクチュエータ116によって一動作につき270度回転 し、金属線Fを前方へ送出させる。ロータリアクチュエータ116はカムクラッ チ機構を備え、270度回転した後は、駆動ローラ112を解除して空転可能の 状態にし、自らはロータが原点位置へ復帰する。ピンチローラ113は、スプリ ング117によって常時駆動ローラ112側に付勢されている。
【0024】 送出ノズル114は、ピストンロッド102の中心軸部に形成された挿通孔と 軸芯を同一にしてなり、その中心軸部は金属線Fの挿通孔になっている。これは 、案内ノズル115も同様である。送出ノズル114も案内ノズル115も、そ の先端拡開部は、ローラ112,113の形状に合わせて密着させる形で配設し 、特に金属線Fの出入口は出来るだけローラ112,113の接触ポイントに近 づけてある。これは、特に案内ノズル115にとって必要な技術である。種苗貝 2に穿設した小孔に切削屑が残り、金属線を挿通できなくなったとき(糸詰まり が生じたとき)、案内ノズル115の入口側Eから金属線Fがたるみ出てローラ 112,113に絡まる事態が想定できるが、案内ノズル115をローラに密着 させて配設しておくことにより金属線は入口Eからたるみ出ることが出来ない。 つまり、金属線先端は、種苗2の小孔に残る切削屑を押し退けて強制的に前進さ せられ、ついに挿通する。先に述べたように、本装置では特殊な穿孔ドリル80 (別出願/整理番号J−MAR39202)を使用しているので、小孔に粉粒が 残ることは殆ど無いと考えられるが、使用限界を越えて万一切削屑(粉粒)が残 ったとしても金属線Fは、確実に挿通できる。尚、ノズル114,115をロー ラ112,113側面に密着させたといってもローラは回転するものであるから 、厳密な意味で接触させているわけではない。金属線Fがたるみでない程度、す なわち隙間がない程度に近づけておけば良いわけである。
【0025】 各部の動きは、エア供給を行うディストリビュータ11によってコントロール されるが、挿通動作時の動きの順番は、図2に示すように、進退ロッド105の 前進(a)、やや遅れて送出機構110の前進(b)、略同時にアクチュエータ 116の回転(金属線送出)、アクチュエータ116の継続回転による金属線F の挿通、進退ロッド105の後退による糸上げ(c)、送出機構110の後退( a)という繰り返しである。
【0026】 進退ロッド105の後退により金属線Fが上方へ持ち上げられると、略同時に 図11に示すような糸寄せピストン92が瞬時に前進し、金属線の両端を揃える 。この揃えられた金属線両端をスピンドルハンド130が把持して所定回数回転 し、回転後、金属線Fの把持を解除する。
【0027】 このスピンドルハンド130は具体的には、図11および図12に示すように 左右二つのチャック131,132と、該チャックを開閉駆動する二股の開閉ア ーム133とからなる。該開閉アーム133の後部は、駆動軸134によって進 退動するホルダ135の縦軸136に回動自在に軸着されてなり、開閉アーム1 33前部は、それぞれチャック131,132の後端中央位置に軸着されて一種 のリンク構成をなし、ホルダ135前進時にチャック先端を閉動させ、ホルダ後 退時にチャック先端を開動させるようになっている。ホルダ135に固定される 駆動軸134は、回転駆動部140を構成する部材であって、その後端はベアリ ング141を介してエアピストン150の進退軸151に接続し、該進退軸15 1の進退動に応じてホルダ135を前進後退駆動する。ベアリング141を介し て接続させるため、エアピストン150の進退軸151は駆動軸134に従動せ ず、回転はしない。
【0028】 チャック131,132は、約0.4mm程度の金属線Fを把持するものであ るから、その先端部が僅かでも欠けたり摩耗して隙間が生ずると、金属線Fを確 実に掴むことが出来ない。そこで、このチャック131,132は、チタンやク ロムを用いた超硬合金を用い、先端部の耐久性を極限まで高めた。また、チャッ ク先端に傾斜面J1,J2を設け、金属線Fを把持しやすくしてある他、チャック の下面137は平滑に成形してある。これは、チャック間の下部に凹部があると 金属線Fが入り込んでチャック131,132による把持が出来なくなるからで ある。但し、先端にホルダ135を固定した駆動軸134を後方に向けて挿入さ せる必要があるため、チャックを固定する回転フランジ138の上面中央部に溝 139を形成し、該溝を通して後方へ駆動軸134を挿入し、挿着後、その溝1 39にカバープラグ160を嵌着させてネジ161固定し、平滑面を形成する。
【0029】 回転駆動部140は、エアロータ142と、該エアロータ主軸143の回転を 加速伝達する複数の平歯車144と、端末の平歯車144-3に固定させた前記駆 動軸134とからなり、エアロータ142の作動によって駆動軸134が所定の 回転動作を行う。またエアロータ142の後部には、エアロータ主軸143に連 動させた可動レバー145を設け、該可動レバーが原位置(0度位置)から27 0度回動したときに固定スイッチ(図示せず)を押圧するようになっている。こ の固定スイッチは、いわゆる二段スイッチの構成になっており、可動レバー14 5が一段目のスイッチ接点をONさせるとディストリビュータ11が作動してエ アピストン150に対するエアの供給経路を切り換え、エアピストン150を後 退させる。略同時(一瞬後)に二段目のスイッチ接点がONするが、これにより ディストリビュータ11が作動してエアロータへ142のエア供給経路を切り換 え、エアロータ主軸142を逆回転させる。
【0030】 金属線Fを送り出す金属線リール7は、駆動モータ8によって回転数の制御を 行う。この駆動モータ8は、例えばシンクロナスモータを使用し、その回転数は 60RPM程度として、図13に示すように回転出力をギア170およびチェー ン171を介して金属線リール7に伝達する。金属線Fは、径0.4mm程度の 細さのものを使用するのでリール7からダイレクトに金属線Fを引き延ばすこと は出来ない。そこで、リール7から引き出した金属線Fを一旦たるませ、たるま せた部分にリミットスイッチ172を設けて駆動モータ8のOFF制御を行う。 金属線Fは、たるませた後、外観形状略逆L字状をなすガイド173に沿わせて 挿糸装置5に供給する。このガイド173は、直立部173sの略中間部位に縦 長ローラ175と回転ローラ176を二段にして備える。金属線Fは、引き出さ れていく過程でリール7の巻き幅に沿って左右に引出し位置が変わり、また徐々 に巻きが浅くなっていくため引出し角度も変わるため、二段のローラ175,1 76によって常に一定方向からミットスイッチ172をON、OFF出来るよう にしたものである。ガイド173は、たるませた金属線Fをリミットスイッチ1 72から外側へ金属線Fを逃がし(内部通過させ)、その先はガイド173の外 側をはわせて金属線Fを送り出すよう、外側表面に溝(図示せず)が設けてある 。従って、金属線リール7が回動して金属線Fを送り出すとき、所定寸法金属線 Fが送出されると、たるみの部分でリミットスイッチ172が押下され、駆動モ ータ8がOFFして金属線Fの送出が中止される。
【0031】 この取付装置10は、次のように作動する。 まず、作業開始に際してはエアポンプおよびディストリビュータ11をONし 、装置を起動させるが、このとき、回転体3の各クランプ30は、作業スタッフ からみて手前側のものが案内溝22から逃げた状態(開状態)にあり、最上位置 から向こう奥は案内溝22にかぶさった状態(閉状態)にある。機構的にいえば 、固定カム60は図7(b)のような状態にあり、手前側の基底ローラ52は低 案内面63に位置する結果、クランプ30はスプリング32によって押し下げら れた状態にあり、案内溝22を開けて種苗をセットさせ易い状態になっている。 ここで作業スタッフは、手前側のクランプ30に近い案内溝22の上へ種苗をセ ットする。
【0032】 ここでフットスイッチ9を踏むと、固定カム60がエアピストン等により若干 動いて基底ローラ52を低案内面63に位置させ、その位置でクランプ30が下 降し種苗を押さえると同時に、回転体3は45度回動して種苗貝2を最上部位置 へ移動させる。次にフットスイッチ9をONすると穿孔装置4が下降し、種苗貝 2に小孔を穿設する。勿論フットスイッチON前に、作業スタッフは次の後続ク ランプ30に対して種苗をセットしている。
【0033】 さらにフットスイッチ9を踏むと、穿孔を終えた種苗は更に45度回動して、 次の挿糸処理に移される。ここでは瞬時に糸上げピストン103の進退ロッド1 05が前進し、先端の糸上げプレート104が回転体本体20のスリーブ26を 覆って、プレート孔106から金属線F先端が挿通して出てくるようにさせる。 これにやや遅れてピストンロッド102が送出機構110を前進させる。勿論、 この前進駆動時には駆動ローラ112が回転し、金属線Fを引出しながら送出機 構110が前進することになる。送出機構110が種苗2に近接する所定位置ま で前進し、ピストンロッド102が停止しても駆動ローラ112は回転を続け、 更に金属線Fを前進送出させる。この動作により、種苗2の小孔に金属線が挿通 される。同時に金属線リール7のリミットスイッチ172が金属線Fのたるみに よってOFFされ、金属線の送出も当該時点では中断された状態にある。
【0034】 金属線Fは、種苗2の小孔を通った後、回転体本体20のスリーブ26を通り 抜け、糸上げプレート104の先端プレート孔106から外に抜ける。ロータリ アクチュエータ116は270度回動すると、その動きを停止するので、その時 点で駆動ローラ112が金属線Fの送出をやめ、瞬時にカッタ装置が側方位置か ら衝撃的に前進して金属線Fを所定寸法で切断する。切断と同時に進退ロッド1 05が瞬時に上昇し、プレート孔106に引っかけている金属線先端を引き上げ る。この引き上げ動作の最終位置(上死点)で、金属線Fがプレート孔106か ら外れ、金属線は重力作用でやや横倒しに垂れてゆく。このとき更に図11に示 すような糸寄せピストン92が側方位置から瞬時に前進し、垂れ下がりつつある 糸を引き起こして金属線両端を略並行に揃えさせる。尚、金属線の挿通から整列 までの一連の動作は、0.5sec以下の一瞬の動作で完了する。
【0035】 次にフットスイッチ9をONすると、回転体3は更に45度奥へ回動し、締付 装置6によって金属線Fの括くり付けを行う。すなわち,ディストリビュータ1 1のコマンドによりエアピストン150が進退軸151および駆動軸134を前 進させ、開閉アーム133を押しつけてチャック131,132を閉動させる。 これによりスピンドルハンド130が金属線両端部F1,F2を把持し、この把持 動作の一瞬後、ディストリビュータ11からの再コマンドによりエアロータ14 2が作動し、平歯車144を介して駆動軸134を例えば3回転半回転し、スピ ンドルハンド130によって金属線両端部F1,F2を捻る。これにより種苗は締 付けられ、容易にロープ1から外れないようになる。尚、スピンドルハンド13 0による回転数は、解除作業時の容易性を考慮したもので、約0.4mmの金属 線Fを使用する場合は、海中養殖時に解け難く、海浜収穫時に解き易いという条 件を満足させる回数、つまり3回転半という数字が本出願人の繰り返し実験で得 られた。勿論、かかる作業性を無視すれば、回転数は特に限定されない。スピン ドルハンド130が約270度回転すると可動レバー145がスイッチ146, 147を押圧するので、エアピストン150が後退してスピンドルハンド130 が金属線Fの把持を解除し、一瞬後、エアロータ142が作動してスピンドルハ ンド130を逆回転させ可動レバー145を原点位置に復帰させる。
【0036】 かかる処理によって種苗取付が終了するが、後続して種苗が送り込まれてくる ので、この状態でホタテ2は解除されない。フットスイッチ9が踏まれ、回転体 3の最下端位置に達したとき、種苗2はクランプ30による保持状態から解除さ れ、養殖ロープ1とともに下方へ垂れ下がり、回転体3の動きに連動して所定距 離動くコンベア装置によって収納ケース等へ送られる。この解除動作で、本装置 における処理がすべて終了する。勿論、後続する種苗に付いては、フットスイッ チ9のON操作により連続的に取付がなされ、順次ロープ1に括り付けられて装 置の外へ排出される。熟練者であれば、フットスイッチ9を踏みっ放しにして作 業を続けることが可能である。
【0037】 尚、前記実施例ではロータリアクチュエータ116の回動を270度としたが 、この数値はロータの大きさやローラ112の大きさによっても変わり得るもの であり、特に限定する趣旨ではない。金属線Fの引出し長さによって自由に変更 設定して構わない。また、金属線Fの捻り動作(締付)は、ハンド130の形状 を口広にすることによって更に容易化できるので、糸上げピストン103や糸寄 せピストン92等、金属線両端部を整列させる機構は必ずしも必要ではない。
【0038】 また金属線の径は約0.4mmとして説明したが、従来装置が1mm以上の糸 を使用したことに鑑みれば、必ずしもこの数値に限定するまでもない。1mm程 度の金属線であっても従来装置以上に種苗の成長を良好にさせることが可能だか らである。本装置におけるホタテの品質向上は、糸の括り付けを回転締付けによ って行い、高熱を与える従来の金属溶着をしないことにも関連している。
【0039】 また、本装置は全体として従来装置に見られない画期的な性能を有するが、更 に機構を単純化し、或いは作業能率を向上させるための機構を付加することも可 能である。例えば、回転体本体20のクランプ30を種苗のセット時に回動下降 させるとしたが、クランプ30の高さ位置を若干高める等すれば種苗のセットに 支障はなくなるので、クランプ30まわりの機構をより単純化できる。次に例え ば、案内溝22にセットするロープ1は、作業時、たるんだり絡まったりして作 業の支障となるので、回転体3の手前にロープ1を案内する螺旋状等のガイド部 材を配設し、ロープ1の送り込みをスムースにさせることも出来る。実際には、 この螺旋状ガイド部材は、ロープ1の絡まりを防止する点で作業上の必須の構成 部材である。
【0040】 最終段階で種苗を収納ケースに送り込むコンベア装置は、ディストリビュータ 11により回転体3の回転に同期させ、所定寸法ずつ前進駆動されて種苗ホタテ を収納ケースへ送り込む。このコンベア装置は回転体3の略直下に位置して、種 苗ホタテの持っている海水が滴り落ちる箇所であるから、エア駆動が望ましい。
【0041】 また、作業時、種苗ホタテをセットさせ易くさせるために、回転体3の左右い ずれか一方(或いは両側)に、種苗ホタテを置いておくテーブルが必要になる。 これは単純な形のテーブル、或いはケース体でも良いが、更に作業効率を向上さ せるためには、種苗ホタテを山積みしたケース体を徐々に傾斜させ、作業スタッ フ側へ種苗を移動させるのが望ましい(回転体3側に回動中心を設置する)。こ の傾斜運動は、例えば時間の経過とともに傾斜駆動させる方式や、回転体3の回 転に応じて傾斜させる等が考えられる。駆動機構は、エアピストンによる緩駆動 、モータ駆動いずれでも良い。但し、種苗ホタテは生きており、外部環境に対し て極めて敏感な生物であるから、急激な傾斜運動や振動を与えると互いに噛み合 って引き離せない等、作業に支障がある。回転体3の回動ごとに何度もゆっくり 傾斜させ、その傾斜動作を繰り返す等、格別の配慮を要する。
【0042】
以上説明したように本考案に係る種苗貝の取付装置は、種苗の穿設小孔に確実 に挿糸出来る高精度位置決め技術や、穿設小孔を極限まで小さくする穿設技術、 挿糸をハンドによって回転させ締付ける各種技術を確立した上で、取付糸を金属 線としたから、種苗貝の成長に影響を与えることなく、より低コストで種苗貝の 取付けを実現させることが可能となった。
【図1】本考案に係る種苗貝取付装置の全体構成例を示
す図である。
す図である。
【図2】本考案に係る取付装置の回転体例を示す斜視図
である。
である。
【図3】本考案に係る取付装置の回転体本体の一例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図4】本考案に係る取付装置のクランプ例を示す斜視
図である。
図である。
【図5】本考案に係る取付装置の固定カム例を示す図で
ある。
ある。
【図6】本考案に係る取付装置の押圧機構例を示す斜視
図である。
図である。
【図7】本考案に係る取付装置の位置決め機構例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図8】本考案に係る穿孔装置例を示す図である。
【図9】本考案に係るドリルの一例を示す図である。
【図10】本考案に係る挿糸装置の一例を示す図であ
る。
る。
【図11】本考案に係るスピンドルハンドの一例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図12】図11のハンド構成例を示す図である。
【図13】本考案に係る金属線リールの構成例を示す図
である。
である。
【図14】手作業による種苗ホタテの取付例を示す図で
ある。
ある。
3 回転体 4 穿孔装置 5 挿糸装置 6 締付装置 20 回転体本体 30 クランプ 40 回転軸機構 50 押圧機構 60 固定カム 80 ドリル 82 シャンク 84 肩部 92 糸寄せピストン 103 糸上げピストン 110 送出機構 112 駆動ローラ 114 送出ノズル 115 案内ノズル 130 スピンドルハンド 134 開閉アーム 142 エアロータ 150 エアピストン 151 進退軸 173 ガイド
Claims (1)
- 種苗貝に小孔を穿設する穿設手段と、該小孔に取付糸を
貫通させる挿糸手段とを備える種苗貝取付装置であっ
て、前記取付糸を金属線としたことを特徴とする種苗貝
の取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP084854U JPH0623447U (ja) | 1991-09-21 | 1991-09-21 | 種苗貝取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP084854U JPH0623447U (ja) | 1991-09-21 | 1991-09-21 | 種苗貝取付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0623447U true JPH0623447U (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=13842391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP084854U Pending JPH0623447U (ja) | 1991-09-21 | 1991-09-21 | 種苗貝取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0623447U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01285131A (ja) * | 1988-05-11 | 1989-11-16 | Hirose Mfg Co Ltd | 長手体への物体の取付機におけるワイヤ切断曲げ方法および装置 |
-
1991
- 1991-09-21 JP JP084854U patent/JPH0623447U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01285131A (ja) * | 1988-05-11 | 1989-11-16 | Hirose Mfg Co Ltd | 長手体への物体の取付機におけるワイヤ切断曲げ方法および装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970304 |