JPH06233776A - 体外治療機器 - Google Patents
体外治療機器Info
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- JPH06233776A JPH06233776A JP6002578A JP257894A JPH06233776A JP H06233776 A JPH06233776 A JP H06233776A JP 6002578 A JP6002578 A JP 6002578A JP 257894 A JP257894 A JP 257894A JP H06233776 A JPH06233776 A JP H06233776A
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/22—Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for
- A61B17/225—Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for for extracorporeal shock wave lithotripsy [ESWL], e.g. by using ultrasonic waves
- A61B17/2255—Means for positioning patient, shock wave apparatus or locating means, e.g. mechanical aspects, patient beds, support arms, aiming means
-
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- A61B17/2256—Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for for extracorporeal shock wave lithotripsy [ESWL], e.g. by using ultrasonic waves with means for locating or checking the concrement, e.g. X-ray apparatus, imaging means
- A61B17/2258—Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for for extracorporeal shock wave lithotripsy [ESWL], e.g. by using ultrasonic waves with means for locating or checking the concrement, e.g. X-ray apparatus, imaging means integrated in a central portion of the shock wave apparatus
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Abstract
(57)【要約】
【目的】Ｘ線焦点と音波焦点を容易に一致させてＸ線位
置決め装置を脱着自在に連結することのできる、音波発
生器を有する体外治療器機の提供 【構成】体外治療器機１は、焦点６に集束する音波を発
生し且つ焦点６を通る軸７を中心にピボット旋回自在な
電気的音波発生器４と、この音波発生器４に対して位置
調節可能な患者支持台５を有する。Ｘ線源９とＸ線受像
器１０とを支持し且つ軸４０を中心に旋回可能なＣ形フ
レーム８を持つ外付けＸ線装置２が、音波発生器４の旋
回に追従するように符合II部分で機械的に脱着自在に結
合される。さらに、焦点６とＸ線焦点の詳細調整を容易
にするために、焦点６を指し示す照準マーク（図示せ
ず）が音波発生器４に設けられる。
置決め装置を脱着自在に連結することのできる、音波発
生器を有する体外治療器機の提供 【構成】体外治療器機１は、焦点６に集束する音波を発
生し且つ焦点６を通る軸７を中心にピボット旋回自在な
電気的音波発生器４と、この音波発生器４に対して位置
調節可能な患者支持台５を有する。Ｘ線源９とＸ線受像
器１０とを支持し且つ軸４０を中心に旋回可能なＣ形フ
レーム８を持つ外付けＸ線装置２が、音波発生器４の旋
回に追従するように符合II部分で機械的に脱着自在に結
合される。さらに、焦点６とＸ線焦点の詳細調整を容易
にするために、焦点６を指し示す照準マーク（図示せ
ず）が音波発生器４に設けられる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、焦点に集束される音波
を発生させるための電気−音波変換器（以下「音波発生
器」とする）と、この音波発生器に対して移動可能な患
者の位置決め用の患者支持台とを有し、この音波発生器
は患者支持台に対して音波の焦点を中心に旋回(pivotin
g)自在に配された体外治療器機に関するものである。
を発生させるための電気−音波変換器（以下「音波発生
器」とする）と、この音波発生器に対して移動可能な患
者の位置決め用の患者支持台とを有し、この音波発生器
は患者支持台に対して音波の焦点を中心に旋回(pivotin
g)自在に配された体外治療器機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の治療器機は、例えば、結石の破
壊又は組織の治療（腫瘍治療）に用いられる。それらは
概して高エネルギー超音波をショック波の形態で用いた
り、或いは、高エネルギー超音波を持続的又は断続的に
用いている。
壊又は組織の治療（腫瘍治療）に用いられる。それらは
概して高エネルギー超音波をショック波の形態で用いた
り、或いは、高エネルギー超音波を持続的又は断続的に
用いている。
【０００３】このような治療器機は、ＤＥ３９１６０９
３Ａ１によって公知である。ここに記載された膀胱砕石
器は、超音波位置決め装置（超音波を用いた位置決め装
置）を内部に備えたドーム形（お碗形）の音波発生器と
Ｘ線位置決め装置（Ｘ線を用いた位置決め装置）とを有
している。音波発生器とＸ線位置決め装置は互いに固定
関係とされ、それぞれの焦点は略同一となっておりこの
焦点を中心に患者支持台に対して旋回することができ
る。すなわち、音波発生器とＸ線位置決め装置を旋回さ
せても各焦点がずれないので、患者の位置を変えること
なく音波方向を変えることができ、これは大きな利点と
なっている。例えば、音波通路上の障害物を迂回するこ
とができる。また、患者の体内の焦点領域を様々な方向
及び視角から見ることができるというＸ線位置決めにお
ける大きな利点を持ち、その結果として、結石の大きさ
や治療中の組織領域に関するより正確なデータを得るこ
とができる。
３Ａ１によって公知である。ここに記載された膀胱砕石
器は、超音波位置決め装置（超音波を用いた位置決め装
置）を内部に備えたドーム形（お碗形）の音波発生器と
Ｘ線位置決め装置（Ｘ線を用いた位置決め装置）とを有
している。音波発生器とＸ線位置決め装置は互いに固定
関係とされ、それぞれの焦点は略同一となっておりこの
焦点を中心に患者支持台に対して旋回することができ
る。すなわち、音波発生器とＸ線位置決め装置を旋回さ
せても各焦点がずれないので、患者の位置を変えること
なく音波方向を変えることができ、これは大きな利点と
なっている。例えば、音波通路上の障害物を迂回するこ
とができる。また、患者の体内の焦点領域を様々な方向
及び視角から見ることができるというＸ線位置決めにお
ける大きな利点を持ち、その結果として、結石の大きさ
や治療中の組織領域に関するより正確なデータを得るこ
とができる。
【０００４】この種のＸ線位置決め装置と超音波位置決
め装置とを備えた体外治療機器の欠点は、購入価格が比
較的高いことである。体外治療機器及びＸ線位置決め装
置は、多様な使用目的のために、それぞれ独立して使え
るようにして経済性を高めようという試みがなされてい
る。
め装置とを備えた体外治療機器の欠点は、購入価格が比
較的高いことである。体外治療機器及びＸ線位置決め装
置は、多様な使用目的のために、それぞれ独立して使え
るようにして経済性を高めようという試みがなされてい
る。
【０００５】例えば、上述の膀胱砕石器を使用するにお
いては、超音波位置決め装置だけで十分であることが多
い。そして、Ｘ線による観察が必要な場合には、別途の
Ｘ線位置決め装置を備え付けられるようになった体外治
療機器がすでに公知である。この場合に、市販のＣ形ア
ーム付きＸ線位置決め装置を使用すればよいが、このＣ
形アーム付きＸ線位置決め装置を組み込むだけの十分な
スペースが体外治療機器に備えられていなければならな
い。
いては、超音波位置決め装置だけで十分であることが多
い。そして、Ｘ線による観察が必要な場合には、別途の
Ｘ線位置決め装置を備え付けられるようになった体外治
療機器がすでに公知である。この場合に、市販のＣ形ア
ーム付きＸ線位置決め装置を使用すればよいが、このＣ
形アーム付きＸ線位置決め装置を組み込むだけの十分な
スペースが体外治療機器に備えられていなければならな
い。
【０００６】体外治療機器を外付けＸ線位置決め装置と
組み合わせて使用することは、例えばＥＰ０４９２８４
Ａ１に記載されている。この場合、Ｘ線位置決め装置と
音波発生器の焦点の精密な空間的配列が重要な問題であ
る。この問題は、２つの位置においてＸ線位置決め装置
のＣ形アームを前記焦点に合わすことのできる一種の照
準器を音波発生器に取り付けることによって解消でき
る。しかし、このための調整作業には時間がかかるだけ
でなく、その調整作業の間、患者は放射線を浴びること
にもなる。さらに、例えば、体内の決まった領域が遮ら
れて、そのためにある方向からはアクセスできない場
合、音波発生器の位置を変える度にＸ線位置決め装置を
調整しなければならない。
組み合わせて使用することは、例えばＥＰ０４９２８４
Ａ１に記載されている。この場合、Ｘ線位置決め装置と
音波発生器の焦点の精密な空間的配列が重要な問題であ
る。この問題は、２つの位置においてＸ線位置決め装置
のＣ形アームを前記焦点に合わすことのできる一種の照
準器を音波発生器に取り付けることによって解消でき
る。しかし、このための調整作業には時間がかかるだけ
でなく、その調整作業の間、患者は放射線を浴びること
にもなる。さらに、例えば、体内の決まった領域が遮ら
れて、そのためにある方向からはアクセスできない場
合、音波発生器の位置を変える度にＸ線位置決め装置を
調整しなければならない。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】冒頭に述べたＤＥ３９
１６０９３Ａ１による技術的背景をもとに、本発明は、
Ｘ線位置決め装置を分離することができるとともに、こ
れを上記の欠点を回避しつつ迅速且つ簡単に結合させ組
み合わせることのできる体外治療機器を提供することを
目的としている。
１６０９３Ａ１による技術的背景をもとに、本発明は、
Ｘ線位置決め装置を分離することができるとともに、こ
れを上記の欠点を回避しつつ迅速且つ簡単に結合させ組
み合わせることのできる体外治療機器を提供することを
目的としている。
【０００８】
【発明の開示】本発明によれば、基本的にＸ線源、Ｘ線
受像器及びこれらに連結されたフレームを有しＣ形アー
ムが備えられた外付けＸ線位置決め装置が、音波発生器
の旋回運動に追従するように連結され、したがって、音
波発生器を旋回しても再調整作業なしにシステムに取り
付けたままとすることができる。
受像器及びこれらに連結されたフレームを有しＣ形アー
ムが備えられた外付けＸ線位置決め装置が、音波発生器
の旋回運動に追従するように連結され、したがって、音
波発生器を旋回しても再調整作業なしにシステムに取り
付けたままとすることができる。
【０００９】本発明は、例えばＤＥ３９１６０９３Ａ１
から公知のような、Ｘ線位置決め装置が固定された体外
治療機器における長所を基本的に維持しつつ（上記記載
中では、特に音波発生器の旋回運動が強調されてい
る）、公知の形式のＸ線位置決め装置を外付けすること
に伴って発生する欠点は実質上回避できるという長所を
有する。Ｘ線位置決め装置と体外治療機器とを連結する
ための連結手段は、位置決め装置に関する限り、容易に
後付け可能なので、市販のＣ形アーム付きＸ線位置決め
装置を使用することができる。これはどの様な場合にも
移動自在で、大抵はその旋回軸の高さも調節可能である
ので、Ｘ線位置決め装置の旋回軸と音波発生器の旋回軸
は少なくとも基本的には手動で大体合致させることがで
きるようになっている。
から公知のような、Ｘ線位置決め装置が固定された体外
治療機器における長所を基本的に維持しつつ（上記記載
中では、特に音波発生器の旋回運動が強調されてい
る）、公知の形式のＸ線位置決め装置を外付けすること
に伴って発生する欠点は実質上回避できるという長所を
有する。Ｘ線位置決め装置と体外治療機器とを連結する
ための連結手段は、位置決め装置に関する限り、容易に
後付け可能なので、市販のＣ形アーム付きＸ線位置決め
装置を使用することができる。これはどの様な場合にも
移動自在で、大抵はその旋回軸の高さも調節可能である
ので、Ｘ線位置決め装置の旋回軸と音波発生器の旋回軸
は少なくとも基本的には手動で大体合致させることがで
きるようになっている。
【００１０】さらに、本発明によれば、上記２つの旋回
軸が互いに一直線になく、多少ずれている場合でも問題
はない。本発明の改良により備えられる適切な付加装置
によって、音波発生器の旋回範囲の全域において、簡単
且つ実際的な方法でＸ線位置決め装置を精密に音波発生
器の焦点に合わせることができるようになっている。Ｘ
線位置決め装置を取り付け、音波発生器の焦点を調整し
た後は、これらの機器を再び分離するまでその状態を保
持できる。
軸が互いに一直線になく、多少ずれている場合でも問題
はない。本発明の改良により備えられる適切な付加装置
によって、音波発生器の旋回範囲の全域において、簡単
且つ実際的な方法でＸ線位置決め装置を精密に音波発生
器の焦点に合わせることができるようになっている。Ｘ
線位置決め装置を取り付け、音波発生器の焦点を調整し
た後は、これらの機器を再び分離するまでその状態を保
持できる。
【００１１】この付加装置は、音波発生器の焦点に導
く、Ｘ線位置決め装置のための照準マークと、音波発生
器に設けられた位置伝達器を介して詳細な音波発生器の
位置とＸ線位置決め装置の旋回位置とを検出し、あらか
じめ決定された変位曲線を用いてＸ線位置決め装置に焦
点の位置を指し示す、Ｘ線位置決め装置に設けられた制
御装置と、からなる。この変位曲線の決定のためには、
２カ所の旋回位置の照準マークにより焦点位置を、好ま
しくは末端の旋回位置のＸ線位置決め装置により焦点位
置を決めるだけでよい。そして、制御装置はこの変位曲
線すなわち対応値を決定し、モニター上に電気的照準マ
ークが表示された時、電気的照準マークと変位曲線との
ずれを考慮する。
く、Ｘ線位置決め装置のための照準マークと、音波発生
器に設けられた位置伝達器を介して詳細な音波発生器の
位置とＸ線位置決め装置の旋回位置とを検出し、あらか
じめ決定された変位曲線を用いてＸ線位置決め装置に焦
点の位置を指し示す、Ｘ線位置決め装置に設けられた制
御装置と、からなる。この変位曲線の決定のためには、
２カ所の旋回位置の照準マークにより焦点位置を、好ま
しくは末端の旋回位置のＸ線位置決め装置により焦点位
置を決めるだけでよい。そして、制御装置はこの変位曲
線すなわち対応値を決定し、モニター上に電気的照準マ
ークが表示された時、電気的照準マークと変位曲線との
ずれを考慮する。
【００１２】Ｘ線位置決め装置のための照準マークが、
体外治療機器、より具体的にはその音波発生器に設けら
れ、必要に応じて照準マークを音波の焦点位置に合わせ
ることができるようになっている。実際には次のように
して行われる。一端に照準マークを有する伸縮自在な望
遠鏡状の装置を音波発生器内又は音波発生器の近くに設
け、望遠鏡状の装置を伸長させて照準マークを音波発生
器の焦点に位置させ、治療作業及び位置決め作業時には
邪魔にならないように望遠鏡状の装置を縮小させること
ができるようになっている。
体外治療機器、より具体的にはその音波発生器に設けら
れ、必要に応じて照準マークを音波の焦点位置に合わせ
ることができるようになっている。実際には次のように
して行われる。一端に照準マークを有する伸縮自在な望
遠鏡状の装置を音波発生器内又は音波発生器の近くに設
け、望遠鏡状の装置を伸長させて照準マークを音波発生
器の焦点に位置させ、治療作業及び位置決め作業時には
邪魔にならないように望遠鏡状の装置を縮小させること
ができるようになっている。
【００１３】照準マークの他の取り付け例として、音波
発生器に設けた超音波スキャナーの患者側に近い一端に
備えるようにしてもよい。治療作業の邪魔にならないよ
うにするため照準マークを超音波スキャナーに対して移
動させる具体的装置は以下の実施例において後述する。
発生器に設けた超音波スキャナーの患者側に近い一端に
備えるようにしてもよい。治療作業の邪魔にならないよ
うにするため照準マークを超音波スキャナーに対して移
動させる具体的装置は以下の実施例において後述する。
【００１４】さらに他の例として、照準マークを、体外
治療機器側の患者へのアプローチ経路をなすカップリン
グ膜に設けられた適宜のＸ線ポジティブ照準マークとし
てもよい。この照準マークが実際に音波発生器の焦点に
確実に一致するようにするためには、例えば、音波発生
器内部に備え付けられた２つのレーザーを使用して、そ
の光線が音波発生器の焦点上で交わるようになった光学
的装置を備えてもよい。上記カップリング膜上に示され
た２つの光の点がカップリング膜の調節によって一致し
たときに、音波発生器の焦点上に合うようになってい
る。そして、光の点の部位にＸ線ポジティブ照準マーク
を張り付けるものである。
治療機器側の患者へのアプローチ経路をなすカップリン
グ膜に設けられた適宜のＸ線ポジティブ照準マークとし
てもよい。この照準マークが実際に音波発生器の焦点に
確実に一致するようにするためには、例えば、音波発生
器内部に備え付けられた２つのレーザーを使用して、そ
の光線が音波発生器の焦点上で交わるようになった光学
的装置を備えてもよい。上記カップリング膜上に示され
た２つの光の点がカップリング膜の調節によって一致し
たときに、音波発生器の焦点上に合うようになってい
る。そして、光の点の部位にＸ線ポジティブ照準マーク
を張り付けるものである。
【００１５】前述した市販のＣ形アーム付きＸ線位置決
め装置は、Ｃ形アームの一端に放射線源を、他端にはＸ
線像増幅器を有しており、その信号は映像再生装置、一
般的にはモニターに送られる。そして一般的には、モニ
ターに放射線源の放射線の中心線領域に位置する照準マ
ークを映し出すようになっている。この従来技術の場
合、放射線源とモニター上に固定される照準マークとが
音波発生器の焦点と常に一致するように調節しなければ
ならない。このようにミリメーターオーダーの正確さで
位置決めを行うのは長時間を要する。これに対して、本
発明によれば、手動にて粗調節のみを行い、電気的照準
マークが実際の照準マーク上をトラッキングするように
微調整可能となっている。従って、実際の照準マークが
上記中心線領域に位置していなくても、Ｘ線位置決め装
置の正確な位置調整を行うことなく、音波発生器の焦点
をモニター上に映し出すことができる。
め装置は、Ｃ形アームの一端に放射線源を、他端にはＸ
線像増幅器を有しており、その信号は映像再生装置、一
般的にはモニターに送られる。そして一般的には、モニ
ターに放射線源の放射線の中心線領域に位置する照準マ
ークを映し出すようになっている。この従来技術の場
合、放射線源とモニター上に固定される照準マークとが
音波発生器の焦点と常に一致するように調節しなければ
ならない。このようにミリメーターオーダーの正確さで
位置決めを行うのは長時間を要する。これに対して、本
発明によれば、手動にて粗調節のみを行い、電気的照準
マークが実際の照準マーク上をトラッキングするように
微調整可能となっている。従って、実際の照準マークが
上記中心線領域に位置していなくても、Ｘ線位置決め装
置の正確な位置調整を行うことなく、音波発生器の焦点
をモニター上に映し出すことができる。
【００１６】本発明は、音波発生器とＸ線位置決め装置
の様々な旋回位置において、上記の位置合わせを必要な
正確さで行うために、旋回位置末端の実際の焦点位置を
基にあらかじめ経路を決定し、その経路に従って電気的
照準マークを表示させる制御装置を備えている。
の様々な旋回位置において、上記の位置合わせを必要な
正確さで行うために、旋回位置末端の実際の焦点位置を
基にあらかじめ経路を決定し、その経路に従って電気的
照準マークを表示させる制御装置を備えている。
【００１７】Ｘ線位置決め装置における構造上の変更を
できるだけ少なくするためには、Ｘ線位置決め装置の旋
回位置ではなく、治療機器内の音波発生器の旋回位置を
記録し、制御装置に供給するのがよい。このような記録
は音波発生器に備えられる位置検出器(displacement tr
ansducer) によって行われる。本発明における位置検出
器とは、音波発生器の位置を感知記録するセンサーのこ
とであり、変位測定、角度測定又はその他の方法で動作
するものである。
できるだけ少なくするためには、Ｘ線位置決め装置の旋
回位置ではなく、治療機器内の音波発生器の旋回位置を
記録し、制御装置に供給するのがよい。このような記録
は音波発生器に備えられる位置検出器(displacement tr
ansducer) によって行われる。本発明における位置検出
器とは、音波発生器の位置を感知記録するセンサーのこ
とであり、変位測定、角度測定又はその他の方法で動作
するものである。
【００１８】Ｘ線位置決め装置を体外治療機器に固定す
るための連結装置は、音波発生器近傍の体外治療機器側
に、そして支持フレームのＸ線位置決め装置側に、しか
も放射線源の近くに配置されるのが好ましい。結合は短
いレバーを介してなされ、放射線源と音波発生器の配置
は非常に正確なものとなる。さらに、ピエゾ電子素子(p
iezoelectric elements)から構成されたドーム状の音波
発生器には、放射線源のための窓を配設するのが好適で
ある。
るための連結装置は、音波発生器近傍の体外治療機器側
に、そして支持フレームのＸ線位置決め装置側に、しか
も放射線源の近くに配置されるのが好ましい。結合は短
いレバーを介してなされ、放射線源と音波発生器の配置
は非常に正確なものとなる。さらに、ピエゾ電子素子(p
iezoelectric elements)から構成されたドーム状の音波
発生器には、放射線源のための窓を配設するのが好適で
ある。
【００１９】この他に、本発明は、外部Ｘ線位置決め装
置を上記のような体外治療機器に取り付けるための簡単
かつ迅速な方法をも提案する。この方法によって、各々
の旋回位置に応じて音波発生器の焦点とＸ線位置決め装
置との配置を行うことができる。Ｘ線位置決め装置を体
外治療機器の音波発生器と連結、若しくは集合体（ユニ
ット）を機械的に結合した後に、音波発生器をＸ線位置
決め装置とともに一方の旋回位置末端に位置させる。Ｘ
線位置決め装置の位置決めのための照準マークまたはＸ
線ポジティブマークを、音波発生器の焦点に位置させる
（勿論、これは適時前もって行っておいてもよい）。Ｘ
線位置決め装置により照準マークを映像再生装置上に表
示させ、この照準マークの位置を制御装置に記憶させ
る。その後、音波発生器をＸ線位置決め装置とともに他
方の旋回位置末端に位置させ、再度照準マークの位置を
記憶させる。そして、照準マークを焦点位置から離隔さ
せる。次に制御装置は、音波発生器の旋回位置に応じて
音波発生器の焦点位置を示す経路を算出する。映像再生
装置に供給される電気的照準マークは、この経路の変数
を用いて経路を辿るようになっているので、Ｘ線位置決
め装置の電気的照準マークは常に高い精度で音波発生器
の実際の焦点位置に一致する。
置を上記のような体外治療機器に取り付けるための簡単
かつ迅速な方法をも提案する。この方法によって、各々
の旋回位置に応じて音波発生器の焦点とＸ線位置決め装
置との配置を行うことができる。Ｘ線位置決め装置を体
外治療機器の音波発生器と連結、若しくは集合体（ユニ
ット）を機械的に結合した後に、音波発生器をＸ線位置
決め装置とともに一方の旋回位置末端に位置させる。Ｘ
線位置決め装置の位置決めのための照準マークまたはＸ
線ポジティブマークを、音波発生器の焦点に位置させる
（勿論、これは適時前もって行っておいてもよい）。Ｘ
線位置決め装置により照準マークを映像再生装置上に表
示させ、この照準マークの位置を制御装置に記憶させ
る。その後、音波発生器をＸ線位置決め装置とともに他
方の旋回位置末端に位置させ、再度照準マークの位置を
記憶させる。そして、照準マークを焦点位置から離隔さ
せる。次に制御装置は、音波発生器の旋回位置に応じて
音波発生器の焦点位置を示す経路を算出する。映像再生
装置に供給される電気的照準マークは、この経路の変数
を用いて経路を辿るようになっているので、Ｘ線位置決
め装置の電気的照準マークは常に高い精度で音波発生器
の実際の焦点位置に一致する。
【００２０】
【実施例】以下、本発明に係る好適な実施例を図面を参
照して説明する。図１に、体外治療機器１と、これに組
み合わされるＸ線位置決め装置２を示す。治療機器１
は、ピボット旋回自在な音波発生器４と位置調節自在な
患者支持台５が取り付けられた支持フレーム３から基本
的になっている。なお、一般に必要とされる周辺機器、
例えば電気制御系、位置調節関連器機、その他は図示し
ない。音波発生器４は、ドーム状に配列した複数のピエ
ゾ電子素子からなり、その焦点を符合６として示す。そ
して音波発生器４は、焦点６を通る軸７の回りを旋回可
能なように支持フレーム３のピボッティングテーブル３
ａに取り付けられている。これは患者支持台５に対して
垂直な位置から１５°だけ両側に傾倒自在である。ま
た、患者支持台５は、患者位置決めのために、支持フレ
ーム３及び音波発生器４に対して立体座標の３方向に調
節可能となっている。
照して説明する。図１に、体外治療機器１と、これに組
み合わされるＸ線位置決め装置２を示す。治療機器１
は、ピボット旋回自在な音波発生器４と位置調節自在な
患者支持台５が取り付けられた支持フレーム３から基本
的になっている。なお、一般に必要とされる周辺機器、
例えば電気制御系、位置調節関連器機、その他は図示し
ない。音波発生器４は、ドーム状に配列した複数のピエ
ゾ電子素子からなり、その焦点を符合６として示す。そ
して音波発生器４は、焦点６を通る軸７の回りを旋回可
能なように支持フレーム３のピボッティングテーブル３
ａに取り付けられている。これは患者支持台５に対して
垂直な位置から１５°だけ両側に傾倒自在である。ま
た、患者支持台５は、患者位置決めのために、支持フレ
ーム３及び音波発生器４に対して立体座標の３方向に調
節可能となっている。
【００２１】Ｘ線位置決め装置２は、市販のＣ形アーム
付きＸ線位置決め装置として構成される。実際のＣ形ア
ーム８は支持フレームの一部となっている。このＣ形ア
ーム８の下端には放射線源９、上端にはＸ線受像器とし
てのＸ線像増幅器１０が配設されている。さらに、Ｃ形
アーム８はアーム１１と昇降装置１２（詳細には図示せ
ず）を介して台車１３と連結されている。アーム１１
は、Ｃ形アーム８全体がアーム１１と共に軸４０を中心
に旋回できるように、昇降装置１２上に取り付けられて
いる。なお、ここでは、軸４０は必ずしも正確に軸７と
一致しなくてもよい。
付きＸ線位置決め装置として構成される。実際のＣ形ア
ーム８は支持フレームの一部となっている。このＣ形ア
ーム８の下端には放射線源９、上端にはＸ線受像器とし
てのＸ線像増幅器１０が配設されている。さらに、Ｃ形
アーム８はアーム１１と昇降装置１２（詳細には図示せ
ず）を介して台車１３と連結されている。アーム１１
は、Ｃ形アーム８全体がアーム１１と共に軸４０を中心
に旋回できるように、昇降装置１２上に取り付けられて
いる。なお、ここでは、軸４０は必ずしも正確に軸７と
一致しなくてもよい。
【００２２】Ｘ線位置決め装置２を治療機器１に連結す
るためには、まずＣ形アーム８を昇降装置１２によっ
て、軸４０が軸７と大体一直線になるように調節する。
Ｃ形アーム８は、その下端に支持された放射線源９が、
音波発生器４に設けられたＸ線窓（図示せず）と並ぶま
で治療機器１の支持フレーム３中に押し込まれる。そし
て、この位置で、図２から図４までによって詳細に示す
ように連結すると、各装置間が強固に機械的に結合され
る。
るためには、まずＣ形アーム８を昇降装置１２によっ
て、軸４０が軸７と大体一直線になるように調節する。
Ｃ形アーム８は、その下端に支持された放射線源９が、
音波発生器４に設けられたＸ線窓（図示せず）と並ぶま
で治療機器１の支持フレーム３中に押し込まれる。そし
て、この位置で、図２から図４までによって詳細に示す
ように連結すると、各装置間が強固に機械的に結合され
る。
【００２３】上記結合は、Ｃ形アーム８側部品と体外治
療器機１側部品とからなされる。結合体１４は、Ｃ形ア
ーム８の外側に開放するガイド溝を介して放射線源９の
近傍にてＣ形アーム８側に結合される。結合体１４は、
ガイド溝内を摺動するクランプ板１６との対向位置にレ
バー１５によって固定される。結合体１４は、略矩形で
あるが、Ｃ形アーム８との接触部分は密着する形状とな
っており、広い接触面積が得られるようになっている。
さらに、結合体１４にアングル板１７が横からボルト止
めされている。このアングル板１７の一方の縁部は、ピ
ボッティングテーブル３ａの一方の平面側及びプレート
１８に達している。このプレート１８は上記結合の体外
治療器機１側部品である。さらに、プレート１８はＴ字
状の溝１９を有し、そこにアングル板１７の縁部の対応
部分を貫通する調節ボルト２０が設けられ、アングル板
１７の外側からレバー２１を締結することによって、ア
ングル板１７はプレート１８と強固に結合する。このよ
うにして、Ｘ線位置決め装置２と治療機器１のピボッテ
ィングテーブル３ａとの結合操作が行われる。連結支持
面が大きい結果として、ここに加えられる力は確実に伝
達され、特に音波発生器４の旋回運動へのＣ形アーム８
の追従が確実なものとなる。
療器機１側部品とからなされる。結合体１４は、Ｃ形ア
ーム８の外側に開放するガイド溝を介して放射線源９の
近傍にてＣ形アーム８側に結合される。結合体１４は、
ガイド溝内を摺動するクランプ板１６との対向位置にレ
バー１５によって固定される。結合体１４は、略矩形で
あるが、Ｃ形アーム８との接触部分は密着する形状とな
っており、広い接触面積が得られるようになっている。
さらに、結合体１４にアングル板１７が横からボルト止
めされている。このアングル板１７の一方の縁部は、ピ
ボッティングテーブル３ａの一方の平面側及びプレート
１８に達している。このプレート１８は上記結合の体外
治療器機１側部品である。さらに、プレート１８はＴ字
状の溝１９を有し、そこにアングル板１７の縁部の対応
部分を貫通する調節ボルト２０が設けられ、アングル板
１７の外側からレバー２１を締結することによって、ア
ングル板１７はプレート１８と強固に結合する。このよ
うにして、Ｘ線位置決め装置２と治療機器１のピボッテ
ィングテーブル３ａとの結合操作が行われる。連結支持
面が大きい結果として、ここに加えられる力は確実に伝
達され、特に音波発生器４の旋回運動へのＣ形アーム８
の追従が確実なものとなる。
【００２４】結合部分のＣ形アーム８側は、Ｃ形アーム
８の輪郭をそのまま利用し固定されるので、Ｃ形アーム
８自体には構造上の変更を何ら加える必要がない。この
部分は迅速かつ簡単に状況に合わせてＣ形アーム８に取
り付けることができる。
８の輪郭をそのまま利用し固定されるので、Ｃ形アーム
８自体には構造上の変更を何ら加える必要がない。この
部分は迅速かつ簡単に状況に合わせてＣ形アーム８に取
り付けることができる。
【００２５】すでに説明したように、Ｘ線位置決め装置
２と治療機器１との間の上記機械的結合では粗調節だけ
を行い、精密な調節はＸ線位置決め装置２のモニター上
の照準マークの電気的トラッキングによって行う。この
調節のために、Ｘ線位置決め装置２によって観ることが
できるＸ線ポジティブ照準マーク２２を焦点６に位置さ
せることが必要である。この照準マーク２２は、図５〜
図９に示されるように、例えばボール状で、種々の方法
で取り付けることができる。
２と治療機器１との間の上記機械的結合では粗調節だけ
を行い、精密な調節はＸ線位置決め装置２のモニター上
の照準マークの電気的トラッキングによって行う。この
調節のために、Ｘ線位置決め装置２によって観ることが
できるＸ線ポジティブ照準マーク２２を焦点６に位置さ
せることが必要である。この照準マーク２２は、図５〜
図９に示されるように、例えばボール状で、種々の方法
で取り付けることができる。
【００２６】図５〜図７に示す例において、照準マーク
２２は超音波スキャナー２３の患者側端部に旋回自在に
取り付けられる。この照準マーク２２はアーム２４によ
って支えられ、そして、アーム２４の超音波スキャナー
２３側の端部は、超音波スキャナー２３の長手軸に直交
する軸２５を中心に回転可能に取り付けられ、照準マー
ク２２は図示されているように、焦点６に旋回移動した
り又は超音波スキャナー２３に沿うように移動できるよ
うになっている。この旋回移動は、超音波スキャナー２
３を取り囲んで音波発生器４に固定されたチューブ２６
内で超音波スキャナー２３を回転させることにより、行
われる。軸２５上には、チューブ２６の上端部の歯２８
とかみあうギヤ２７が設けられており、そして歯２８
は、図７に示されるように、チューブ２６の上端部の約
１８０°の円弧上にのみ設けられている。超音波スキャ
ナー２３をチューブ２６内で回すことによって、ギヤ２
７が回転し、それによってアーム２４は照準マーク２２
とともに、超音波スキャナー２３の回転方向に従って回
転する。焦点６をあらわす位置は適宜のストッパー（図
示せず）によって定められる。
２２は超音波スキャナー２３の患者側端部に旋回自在に
取り付けられる。この照準マーク２２はアーム２４によ
って支えられ、そして、アーム２４の超音波スキャナー
２３側の端部は、超音波スキャナー２３の長手軸に直交
する軸２５を中心に回転可能に取り付けられ、照準マー
ク２２は図示されているように、焦点６に旋回移動した
り又は超音波スキャナー２３に沿うように移動できるよ
うになっている。この旋回移動は、超音波スキャナー２
３を取り囲んで音波発生器４に固定されたチューブ２６
内で超音波スキャナー２３を回転させることにより、行
われる。軸２５上には、チューブ２６の上端部の歯２８
とかみあうギヤ２７が設けられており、そして歯２８
は、図７に示されるように、チューブ２６の上端部の約
１８０°の円弧上にのみ設けられている。超音波スキャ
ナー２３をチューブ２６内で回すことによって、ギヤ２
７が回転し、それによってアーム２４は照準マーク２２
とともに、超音波スキャナー２３の回転方向に従って回
転する。焦点６をあらわす位置は適宜のストッパー（図
示せず）によって定められる。
【００２７】超音波位置決めにおいて、異なる色々な平
面上で走査できるようにするためには、超音波スキャナ
ー２３を回転可能に取り付けることが普通である。そこ
で位置決め中の超音波スキャナー２３の回転によって照
準マーク２２が意図に反して旋回しないように、チュー
ブ２６の上端部の一部には歯２８が設けられていない。
超音波スキャナー２３が１８０°以上回転する場合にの
み照準マーク２２が旋回する。
面上で走査できるようにするためには、超音波スキャナ
ー２３を回転可能に取り付けることが普通である。そこ
で位置決め中の超音波スキャナー２３の回転によって照
準マーク２２が意図に反して旋回しないように、チュー
ブ２６の上端部の一部には歯２８が設けられていない。
超音波スキャナー２３が１８０°以上回転する場合にの
み照準マーク２２が旋回する。
【００２８】図８に、照準マーク２２を取り付けるため
の他の例を示す。音波発生器４のドーム内に望遠鏡状の
装置２９が取り付けられ、これを動かすことによって照
準マーク２２を音波発生器４の焦点６に合わせることが
できる。望遠鏡状の装置２９は機械的に、空圧又は水圧
などで作動させることができる。
の他の例を示す。音波発生器４のドーム内に望遠鏡状の
装置２９が取り付けられ、これを動かすことによって照
準マーク２２を音波発生器４の焦点６に合わせることが
できる。望遠鏡状の装置２９は機械的に、空圧又は水圧
などで作動させることができる。
【００２９】図９において、音波発生器４は、カップリ
ング膜３０によって区画され且つ液体が満たされたアプ
ローチ路と共に示されている。照準マーク２２は、音波
発生器４の側面に取り付けられた案内管３１のロッド３
２によって音波発生器４の焦点６に合わされる。この案
内管３１は、アプローチ路内に密に取り付けられ、ロッ
ド３２は、案内管３１の内部で密に可動し得るようにな
っている。そして、焦点６の位置に迅速かつ確実に到達
するためのストッパーが備えられている。さらに、照準
マーク２２の焦点位置は超音波スキャナー２３によって
付加的にモニターされるようになっている。
ング膜３０によって区画され且つ液体が満たされたアプ
ローチ路と共に示されている。照準マーク２２は、音波
発生器４の側面に取り付けられた案内管３１のロッド３
２によって音波発生器４の焦点６に合わされる。この案
内管３１は、アプローチ路内に密に取り付けられ、ロッ
ド３２は、案内管３１の内部で密に可動し得るようにな
っている。そして、焦点６の位置に迅速かつ確実に到達
するためのストッパーが備えられている。さらに、照準
マーク２２の焦点位置は超音波スキャナー２３によって
付加的にモニターされるようになっている。
【００３０】図１０、１１にＸ線ポジティブ照準マーク
２２の設定に対する他の例を示す。音波発生器４の内部
には、ほぼ直径上に対向して配置されたＨＥ−ＮＥレー
ザー４１があり、その光線束４２は音波発生器４の焦点
６で交叉する。照準マーク２２を設定するために、先ず
膜３０と音波発生器４の距離を調整し、図１１に示すよ
うに光線束４２を一致させて膜３０の上に光の点４３を
つくる。例えば金属十字架状としたＸ線ポジティブ照準
マーク２２を光の点３３の位置の膜３０に貼る。これに
より照準マーク２２が、音波発生器４の焦点６内に正確
に位置する。
２２の設定に対する他の例を示す。音波発生器４の内部
には、ほぼ直径上に対向して配置されたＨＥ−ＮＥレー
ザー４１があり、その光線束４２は音波発生器４の焦点
６で交叉する。照準マーク２２を設定するために、先ず
膜３０と音波発生器４の距離を調整し、図１１に示すよ
うに光線束４２を一致させて膜３０の上に光の点４３を
つくる。例えば金属十字架状としたＸ線ポジティブ照準
マーク２２を光の点３３の位置の膜３０に貼る。これに
より照準マーク２２が、音波発生器４の焦点６内に正確
に位置する。
【００３１】図１２を参照して、電気的補正を説明す
る。モニター３３上に示される照準マークは常に音波発
生器４の焦点６に対応する。Ｘ線像増幅器１０の映像出
力信号を符合３４で示す。この信号は、モニター映像の
所定場所に電気的照準マークを供給する照準マーク発生
器３５に入力される。照準マーク発生器３５に接続され
る制御装置３６は、音波発生器４に取り付けられた位置
検出器３７を経由して音波発生器４の旋回位置について
の信号を受け取り、そして、旋回位置の両末端において
の照準マーク２２の座標データに記憶装置３８を介して
アクセスする。制御装置３６は、この座標データを使用
して経路Ｋを算出する。音波発生器４が軸７に対して旋
回する時、もしくはＣ形アーム８が音波発生器４と共に
軸４０に対して旋回する時、経路Ｋ上で焦点６が動くこ
とになる。そして、経路Ｋとの各々の偏差（逸脱）を基
にして、発生器３５によって発生される電気的照準マー
クＥは焦点６に相応するように算出された、モニター３
３上の位置に示される。前述のように、記憶装置３８に
固定された値が位置調節の間に決定される。
る。モニター３３上に示される照準マークは常に音波発
生器４の焦点６に対応する。Ｘ線像増幅器１０の映像出
力信号を符合３４で示す。この信号は、モニター映像の
所定場所に電気的照準マークを供給する照準マーク発生
器３５に入力される。照準マーク発生器３５に接続され
る制御装置３６は、音波発生器４に取り付けられた位置
検出器３７を経由して音波発生器４の旋回位置について
の信号を受け取り、そして、旋回位置の両末端において
の照準マーク２２の座標データに記憶装置３８を介して
アクセスする。制御装置３６は、この座標データを使用
して経路Ｋを算出する。音波発生器４が軸７に対して旋
回する時、もしくはＣ形アーム８が音波発生器４と共に
軸４０に対して旋回する時、経路Ｋ上で焦点６が動くこ
とになる。そして、経路Ｋとの各々の偏差（逸脱）を基
にして、発生器３５によって発生される電気的照準マー
クＥは焦点６に相応するように算出された、モニター３
３上の位置に示される。前述のように、記憶装置３８に
固定された値が位置調節の間に決定される。
【００３２】図１３を参照して、位置決めの過程を説明
する。（ａ）及び（ｂ）を参照して、映し出された照準
マーク２２上を電気的照準マークがトラッキングする原
理を説明する。照準マーク２２をＭ、電気的照準マーク
をＥで示す。（ｂ）の如く、両照準マークが重なるよう
に座標Ｘ、Ｙを入力する。この入力はキーボード又は光
学的表示装置により行われる。記憶装置３８には音波発
生器４の両末端旋回位置のＸ、Ｙ座標が入力される。一
例として（ｃ）と（ｄ）用いてこれらの過程を示す。こ
れは、二つの旋回位置ＭI 、ＭIIにおいて、照準マーク
２２の実際の描写は違う位置となっていることを明白に
示している。この位置の違いは、例えば軸７と軸４０が
正確に一致していないことにより生ずるものである。二
つの旋回位置の焦点上に表示された実際の照準マークＭ
と電気的照準マークＥを重ね、蓄えられた変位座標を一
致させた後、焦点６の旋回位置ＭI からＭIIまでの位置
を連続的に表す経路Ｋが制御装置３６内で計算される
（（ｅ）に示す）。この後の位置決めにおいては、この
経路Ｋを利用して電気的照準マークＥはモニター３３に
映し出されるようになる。
する。（ａ）及び（ｂ）を参照して、映し出された照準
マーク２２上を電気的照準マークがトラッキングする原
理を説明する。照準マーク２２をＭ、電気的照準マーク
をＥで示す。（ｂ）の如く、両照準マークが重なるよう
に座標Ｘ、Ｙを入力する。この入力はキーボード又は光
学的表示装置により行われる。記憶装置３８には音波発
生器４の両末端旋回位置のＸ、Ｙ座標が入力される。一
例として（ｃ）と（ｄ）用いてこれらの過程を示す。こ
れは、二つの旋回位置ＭI 、ＭIIにおいて、照準マーク
２２の実際の描写は違う位置となっていることを明白に
示している。この位置の違いは、例えば軸７と軸４０が
正確に一致していないことにより生ずるものである。二
つの旋回位置の焦点上に表示された実際の照準マークＭ
と電気的照準マークＥを重ね、蓄えられた変位座標を一
致させた後、焦点６の旋回位置ＭI からＭIIまでの位置
を連続的に表す経路Ｋが制御装置３６内で計算される
（（ｅ）に示す）。この後の位置決めにおいては、この
経路Ｋを利用して電気的照準マークＥはモニター３３に
映し出されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る体外治療器機にＸ線位置決め装置
を連結した状態を概略的に示す側面図。
を連結した状態を概略的に示す側面図。
【図２】図１の符合II部分を拡大して示す部分断面図。
【図３】図２を背面から示す一部断面図。
【図４】図３を矢示IVから示す一部断面図。
【図５】超音波スキャナーの照準マークの配置を示す一
部断面側面図。
部断面側面図。
【図６】照準マークが取り付けられた超音波スキャナー
の患者側端部の拡大図。
の患者側端部の拡大図。
【図７】照準マークが横に振れた状態を示す図６の矢示
VII から見た上面図。
VII から見た上面図。
【図８】照準マークの他の例を示す一部断面側面図。
【図９】照準マークの他の例を示す一部断面側面図。
【図１０】照準マークの他の例を示す一部断面側面図。
【図１１】図１０の上面を示す図。
【図１２】音波発生器とＸ線位置決め装置との電気的接
続を示すブロック図。
続を示すブロック図。
【図１３】位置決め操作時のモニター画面を示す参考
図。
図。
１ 体外治療機器 ２ Ｘ線位置決め装置 ３ 支持フレーム ３ａ ピボッティングテーブル ４ 音波発生器 ５ 患者支持台 ６ 焦点 ７ 音波発生器の旋回軸 ８ Ｃ形アーム ９ 放射線源 １０ Ｘ線像増幅器 ２２ 照準マーク ２３ 超音波スキャナー ３０ カップリング膜 ４０ Ｘ線位置決め装置の旋回軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルナー クラウス ドイツ連邦共和国 ディー−75438 クニ ットリンゲン ベクトーフェン シュトラ ーセ 84 (72)発明者 ディートマー シュテットナー ドイツ連邦共和国 ディー−75417 ミュ ーラッカー バルデンザー シュトラーセ 36
Claims (12)
- 【請求項１】 焦点に集束される音波を発生する電気的
音波発生器と、該音波発生器に対して移動自在な患者位
置決め用の患者支持台とを有し、前記音波発生器は患者
支持台に対して上記焦点を中心に旋回自在に配された体
外治療機器であって、実質的に放射線源とＸ線受像器及
びこれらを連結する支持アームからなる外付けＸ線位置
決め装置が、前記音波発生器の旋回に追従するように前
記音波発生器と連結可能となっていることを特徴とする
体外治療機器。 - 【請求項２】 Ｘ線位置決め装置のために、音波発生器
の焦点に位置させることができる照準マークが備えられ
る請求項１記載の体外治療機器。 - 【請求項３】 照準マークが、音波発生器に取り付けら
れた内外に伸縮自在な望遠鏡状の装置の一端に備えられ
ている請求項２記載の体外治療機器。 - 【請求項４】 音波発生器には患者に対して当接可能と
なったカップリング膜が設けられ、このカップリング膜
上に照準マークを位置させることができる請求項２記載
の体外治療機器。 - 【請求項５】 音波発生器の上又は内部に２つの光源、
好ましくはレーザーが設けられ、これら光源の光線が音
波発生器の焦点において交わる請求項４記載の体外治療
機器。 - 【請求項６】 音波発生器には超音波スキャナーが設け
られ、該超音波スキャナーの患者側の一端に照準マーク
が移動自在に設けられる請求項２記載の体外治療機器。 - 【請求項７】 Ｘ線受像器は、電気的照準マークを表示
する電気的映像再生装置を有し、この電気的照準マーク
は、電気的映像再生装置に映し出される実際の照準マー
クをトラッキングすることができる請求項２〜６のいず
れか１項に記載の体外治療機器。 - 【請求項８】 音波発生器とＸ線位置決め装置が共に旋
回する時、あらかじめ算出された経路上に電気的照準マ
ークをトラッキングさせる電気的制御装置がＸ線位置決
め装置に設けられ、その目的のため音波発生器の旋回位
置が記録され制御装置に伝えられる請求項７記載の体外
治療機器。 - 【請求項９】 音波発生器の旋回位置を記録するため
に、音波発生器に位置検出器を備えている請求項２〜８
のいずれか１項に記載の体外治療機器。 - 【請求項１０】 Ｘ線位置決め装置の支持アームと音波
発生器との連結装置が、放射線源の近傍の支持アームと
音波発生器の近傍の体外治療器機とに配されている請求
項１〜９のいずれか１項に記載の体外治療機器。 - 【請求項１１】 音波発生器は、ドーム状に配置した多
数のピエゾ電子素子によって形成され、このドームには
放射線源のために１つの窓と１つのＸ線コーンが設けら
れている請求項１〜１０のいずれか１項に記載の体外治
療機器。 - 【請求項１２】 請求項７〜１１のいずれか１項の記載
に係る体外治療器機に外付けＸ線位置決め装置を取り付
ける方法であって、 ａ）Ｘ線位置決め装置を体外治療機器の音波発生器に連
結し、 ｂ）音波発生器をＸ線位置決め装置と共に旋回位置の一
方の末端に旋回させ、 ｃ）Ｘ線位置決めのための機械的Ｘ線ポジティブ照準マ
ークを音波発生器の焦点に位置させ、 ｄ）Ｘ線位置決め装置のＸ線受像器に映し出された上記
照準マークに電気的照準マークを合わせ、これを制御装
置に記憶させ、 ｅ）音波発生器をＸ線位置決め装置と共に旋回位置の他
方の末端に旋回させ、 ｆ）Ｘ線位置決め装置のＸ線受像器に映し出された上記
照準マークに電気的照準マークを合わせ、これを制御装
置に記憶させ、 ｇ）照準マークを焦点から離隔させる、 上記各ステップを経ることを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4300740A DE4300740C1 (de) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | Extrakorpolares Therapiegerät |
| DE4300740.6 | 1993-01-14 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06233776A true JPH06233776A (ja) | 1994-08-23 |
| JP2591588B2 JP2591588B2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=6478137
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6002578A Expired - Fee Related JP2591588B2 (ja) | 1993-01-14 | 1994-01-14 | 体外治療機器 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5488951A (ja) |
| EP (1) | EP0606548B1 (ja) |
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