JPH06233600A - 交流発電機の界磁回路 - Google Patents
交流発電機の界磁回路Info
- Publication number
- JPH06233600A JPH06233600A JP50A JP3740093A JPH06233600A JP H06233600 A JPH06233600 A JP H06233600A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 3740093 A JP3740093 A JP 3740093A JP H06233600 A JPH06233600 A JP H06233600A
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- Japan
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- thyristor
- generator
- field
- current
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- Pending
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- Control Of Eletrric Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】サイリスタ励磁方式発電機の短絡時に界磁回路
のサイリスタに定格以上の電流が流れないようにする。 【構成】３相変圧器４の交流電力をサイリスタ３を介し
て直流電力に変換し、この直流電力により界磁巻線２を
励磁する界磁回路を有する交流発電機１における、界磁
巻線２の端子間にサイリスタ３と並列に、サイリスタ３
と同じ極性に接続された転流ダイオード１２を設け、交
流発電機１の短絡時には交流発電機１の電機子反作用に
より界磁巻線２に誘起される電圧により転流ダイオード
１２を転流させ、サイリスタ３には定格以上の電流が流
れないので、経済的な界磁回路を得る。
のサイリスタに定格以上の電流が流れないようにする。 【構成】３相変圧器４の交流電力をサイリスタ３を介し
て直流電力に変換し、この直流電力により界磁巻線２を
励磁する界磁回路を有する交流発電機１における、界磁
巻線２の端子間にサイリスタ３と並列に、サイリスタ３
と同じ極性に接続された転流ダイオード１２を設け、交
流発電機１の短絡時には交流発電機１の電機子反作用に
より界磁巻線２に誘起される電圧により転流ダイオード
１２を転流させ、サイリスタ３には定格以上の電流が流
れないので、経済的な界磁回路を得る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、サイリスタ励磁方式
交流発電機の界磁回路に関する。
交流発電機の界磁回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来のサイリスタ励磁方式交流発
電機の界磁回路の系統図である。図３において、交流発
電機１は励磁巻線２を備え、励磁巻線２は電源変圧器４
により供給される交流電力をサイリスタ３を介して直流
電力に変換し、この直流電力により励磁される。交流発
電機１の発生電圧は、計器用変圧器５及び電圧検出器７
により検出され、この電圧は電圧調整器８に入力され
る。電源変圧器４の２次側の計器用変流器６により交流
の界磁電流を検出し、その出力は電流調整器９を経て電
圧調整器８に入力される。電圧調整器８からの信号によ
り点弧角調整器１０を介して点弧角を調整し、界磁電流
Ｉf を調整して発電機電圧Ｖを所定の値に調整する。
電機の界磁回路の系統図である。図３において、交流発
電機１は励磁巻線２を備え、励磁巻線２は電源変圧器４
により供給される交流電力をサイリスタ３を介して直流
電力に変換し、この直流電力により励磁される。交流発
電機１の発生電圧は、計器用変圧器５及び電圧検出器７
により検出され、この電圧は電圧調整器８に入力され
る。電源変圧器４の２次側の計器用変流器６により交流
の界磁電流を検出し、その出力は電流調整器９を経て電
圧調整器８に入力される。電圧調整器８からの信号によ
り点弧角調整器１０を介して点弧角を調整し、界磁電流
Ｉf を調整して発電機電圧Ｖを所定の値に調整する。
【０００３】図４は図３の交流発電機の短絡時の励磁回
路の特性を示す図である。図４において、Ｖは発電機電
圧を示し、Ｉは発電機電圧Ｖに対応する発電機の短絡電
流を示し、Ｉf は短絡電流Ｉに対応する界磁電流を示
す。所定の交流発電機電圧Ｖにおいて、交流発電機の出
力端子が何らかの原因で短絡すると短絡電流Ｉが流れ
る。このとき、交流発電機１の図示しない固定子巻線の
電機子反作用により、界磁巻線２に電圧が誘起され、通
常の励磁電流Ｉf1よりはるかに大きい界磁電流Ｉf2が流
れる。
路の特性を示す図である。図４において、Ｖは発電機電
圧を示し、Ｉは発電機電圧Ｖに対応する発電機の短絡電
流を示し、Ｉf は短絡電流Ｉに対応する界磁電流を示
す。所定の交流発電機電圧Ｖにおいて、交流発電機の出
力端子が何らかの原因で短絡すると短絡電流Ｉが流れ
る。このとき、交流発電機１の図示しない固定子巻線の
電機子反作用により、界磁巻線２に電圧が誘起され、通
常の励磁電流Ｉf1よりはるかに大きい界磁電流Ｉf2が流
れる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このように交流発電機
の端子間が短絡すると、界磁電流は定格界磁電流の数倍
から数１０倍に増加し、そのとき界磁回路のサイリスタ
３に大きな電流が流れるため、サイリスタの定格電流を
大きく設定する必要があり、サイリスタの寸法が大きく
かつ重量も重くなり、不経済であった。
の端子間が短絡すると、界磁電流は定格界磁電流の数倍
から数１０倍に増加し、そのとき界磁回路のサイリスタ
３に大きな電流が流れるため、サイリスタの定格電流を
大きく設定する必要があり、サイリスタの寸法が大きく
かつ重量も重くなり、不経済であった。
【０００５】この発明は、サイリスタ励磁方式交流発電
機の短絡時に界磁回路のサイリスタに定格界磁電流以上
の電流が流れないようにした交流発電機の界磁回路を提
供することを目的とする。
機の短絡時に界磁回路のサイリスタに定格界磁電流以上
の電流が流れないようにした交流発電機の界磁回路を提
供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】３相変圧器の交流電力を
サイリスタを介して直流電力に変換し、この直流電力に
より界磁巻線を励磁する界磁回路を有する交流発電機に
おいて、前記界磁巻線の端子間に前記サイリスタと並列
に、前記サイリスタと同じ極性に接続された転流用ダイ
オードを設けたことによって、上記目的を達成する。
サイリスタを介して直流電力に変換し、この直流電力に
より界磁巻線を励磁する界磁回路を有する交流発電機に
おいて、前記界磁巻線の端子間に前記サイリスタと並列
に、前記サイリスタと同じ極性に接続された転流用ダイ
オードを設けたことによって、上記目的を達成する。
【０００７】また、サイリスタの一方の端子とこのサイ
リスタの端子と同じ極性の転流用ダイオードの端子との
間にリアクトルを設ければ、交流発電機の短絡時に転流
ダイオードを転流させる上に好適である。
リスタの端子と同じ極性の転流用ダイオードの端子との
間にリアクトルを設ければ、交流発電機の短絡時に転流
ダイオードを転流させる上に好適である。
【０００８】
【作用】この発明においては、界磁巻線の端子間にサイ
リスタと並列にサイリスタと同じ極性に接続された転流
用ダイオードを設け、交流発電機短絡時には交流発電機
の電機子反作用により界磁巻線に誘起される電圧により
転流ダイオードを転流させ、サイリスタ３には定格の界
磁電流以上の電流が流れないようにする。その際、サイ
リスタの一方の端子とこのサイリスタの端子と同じ極性
の転流用ダイオードの端子との間にリアクトルを設けれ
ば、交流発電機の短絡時には界磁巻線に誘起される過大
の電圧がサイリスタに加わらないようにリアクトルで阻
止し、交流発電機に誘起された電圧により転流ダイオー
ドを確実に転流させる。
リスタと並列にサイリスタと同じ極性に接続された転流
用ダイオードを設け、交流発電機短絡時には交流発電機
の電機子反作用により界磁巻線に誘起される電圧により
転流ダイオードを転流させ、サイリスタ３には定格の界
磁電流以上の電流が流れないようにする。その際、サイ
リスタの一方の端子とこのサイリスタの端子と同じ極性
の転流用ダイオードの端子との間にリアクトルを設けれ
ば、交流発電機の短絡時には界磁巻線に誘起される過大
の電圧がサイリスタに加わらないようにリアクトルで阻
止し、交流発電機に誘起された電圧により転流ダイオー
ドを確実に転流させる。
【０００９】
【実施例】図１はこの発明の実施例による交流発電機の
界磁回路の系統図である。図１において図３と同じ部位
は同じ符号を付してある。交流発電機１，励磁巻線２，
サイリスタ３，電源変圧器４，計器用変圧器５，計器用
変流器６，電圧検出器７，電圧調整器８，電流調整器
９，点弧用調整器１０，サイリスタのゲート１１につい
ては図３と同じなので説明を省略する。この発明におい
ては、界磁巻線２の端子間にサイリスタ３と並列にサイ
リスタ３と同じ極性に接続された転流ダイオード１２を
設けた。交流発電機１の短絡時には、交流発電機１に短
絡電流Ｉが流れ、交流発電機１の図示しない固定子巻線
の電機子反作用により、界磁巻線２には電圧が誘起され
る。この誘起電圧により転流ダイオード１２が転流し、
ダイオード電流ＩD が流れ、サイリスタ３には過大な電
圧がかからない。
界磁回路の系統図である。図１において図３と同じ部位
は同じ符号を付してある。交流発電機１，励磁巻線２，
サイリスタ３，電源変圧器４，計器用変圧器５，計器用
変流器６，電圧検出器７，電圧調整器８，電流調整器
９，点弧用調整器１０，サイリスタのゲート１１につい
ては図３と同じなので説明を省略する。この発明におい
ては、界磁巻線２の端子間にサイリスタ３と並列にサイ
リスタ３と同じ極性に接続された転流ダイオード１２を
設けた。交流発電機１の短絡時には、交流発電機１に短
絡電流Ｉが流れ、交流発電機１の図示しない固定子巻線
の電機子反作用により、界磁巻線２には電圧が誘起され
る。この誘起電圧により転流ダイオード１２が転流し、
ダイオード電流ＩD が流れ、サイリスタ３には過大な電
圧がかからない。
【００１０】サイリスタ３の一方の端子３ａとこのサイ
リスタの端子３ａと同じ極性の転流ダイオード１２の端
子１２ａとの間にリアクトル１３を設ければ、リアクト
ル１２は以下の役目をする。イ．通常運転時にはサイリ
スタ３により整流された直流電流を平滑化させる。ロ．
交流発電機１の短絡時には電機子反作用により界磁巻線
２に誘起された過大な電圧がサイリスタ３にかからない
ように阻止し、転流ダイオード１２の転流を確実にす
る。このため交流発電機１の短絡時に転流ダイオード１
２の転流が確実に行われ、サイリスタ３には過大な電流
が流れない。
リスタの端子３ａと同じ極性の転流ダイオード１２の端
子１２ａとの間にリアクトル１３を設ければ、リアクト
ル１２は以下の役目をする。イ．通常運転時にはサイリ
スタ３により整流された直流電流を平滑化させる。ロ．
交流発電機１の短絡時には電機子反作用により界磁巻線
２に誘起された過大な電圧がサイリスタ３にかからない
ように阻止し、転流ダイオード１２の転流を確実にす
る。このため交流発電機１の短絡時に転流ダイオード１
２の転流が確実に行われ、サイリスタ３には過大な電流
が流れない。
【００１１】図２は図１の交流発電機の短絡時の界磁回
路の特性を示す図である。図２において、Ｖは発電機電
圧を示し、Ｉは発電機電圧Ｖに対応する発電機の短絡電
流を示し、Ｉf は短絡電流Ｉに対応する界磁電流を示
し、ＩD は界磁電流Ｉに対応する転流ダイオード電流を
示し、Ｉfdc は界磁電流Ｉに対応するサイリスタ電流を
示す。図２からわかるごとく交流発電機１の短絡時に
は、界磁電流Ｉf は増加するが、そのとき転流ダイオー
ド１２に転流ダイオード電流ＩD が流れ、サイリスタ３
に流れるサイリスタ電流Ｉfdc は短絡前とほぼ同じで、
平常時と変わることがない。従って、サイリスタ３は定
格電流を大きくする必要がなく経済的である。
路の特性を示す図である。図２において、Ｖは発電機電
圧を示し、Ｉは発電機電圧Ｖに対応する発電機の短絡電
流を示し、Ｉf は短絡電流Ｉに対応する界磁電流を示
し、ＩD は界磁電流Ｉに対応する転流ダイオード電流を
示し、Ｉfdc は界磁電流Ｉに対応するサイリスタ電流を
示す。図２からわかるごとく交流発電機１の短絡時に
は、界磁電流Ｉf は増加するが、そのとき転流ダイオー
ド１２に転流ダイオード電流ＩD が流れ、サイリスタ３
に流れるサイリスタ電流Ｉfdc は短絡前とほぼ同じで、
平常時と変わることがない。従って、サイリスタ３は定
格電流を大きくする必要がなく経済的である。
【００１２】
【発明の効果】この発明によれば、界磁巻線の端子間に
サイリスタと並列にサイリスタと同じ極性に接続された
転流用ダイオードを設け、交流発電機の短絡時には、交
流発電機の電機子反作用により界磁巻線に誘起される電
圧により転流ダイオードを転流させるので、サイリスタ
には定格の界磁電流以上の電流は流れない。そのため、
この発明によれば経済的なサイリスタ励磁気方式交流発
電機の界磁回路を提供できる。また、サイリスタの一方
の端子とこのサイリスタの端子と同じ極性の転流ダイオ
ードの端子との間にリアクトルを設ければ、リアクトル
は、交流発電機の短絡時に発生する過大な電流がサイリ
スタに加わらないように阻止するので、交流発電機の短
絡時に転流ダイオードへの転流が確実に行われ、サイリ
スタには定格以上の電流が流れることなく、経済的なサ
イリスタ励磁方式発電機の界磁回路を提供できる。
サイリスタと並列にサイリスタと同じ極性に接続された
転流用ダイオードを設け、交流発電機の短絡時には、交
流発電機の電機子反作用により界磁巻線に誘起される電
圧により転流ダイオードを転流させるので、サイリスタ
には定格の界磁電流以上の電流は流れない。そのため、
この発明によれば経済的なサイリスタ励磁気方式交流発
電機の界磁回路を提供できる。また、サイリスタの一方
の端子とこのサイリスタの端子と同じ極性の転流ダイオ
ードの端子との間にリアクトルを設ければ、リアクトル
は、交流発電機の短絡時に発生する過大な電流がサイリ
スタに加わらないように阻止するので、交流発電機の短
絡時に転流ダイオードへの転流が確実に行われ、サイリ
スタには定格以上の電流が流れることなく、経済的なサ
イリスタ励磁方式発電機の界磁回路を提供できる。
【図１】この発明の実施例による交流発電機の界磁回路
の系統図である。
の系統図である。
【図２】図２は図１の交流発電機の短絡時の界磁回路の
特性を示す図である。
特性を示す図である。
【図３】従来のサイリスタ励磁方式交流発電機の界磁回
路の系統図である。
路の系統図である。
【図４】図４は図３の交流発電機の短絡時の界磁回路の
特性を示す図である。
特性を示す図である。
１ 交流発電機 ２ 励磁巻線 ３ サイリスタ ４ 電源変圧器 ５ 計器用変圧器 ６ 計器用変流器 ７ 電圧検出器 ８ 電圧調整器 ９ 電流調整器 １０ 点弧角調整器 １１ サイリスタのゲート １２ 転流ダイオード １３ リアクトル
Claims (2)
- 【請求項１】３相変圧器の交流電力をサイリスタを介し
て直流電力に変換し、この直流電力により界磁巻線を励
磁する界磁回路を有する交流発電機において、前記界磁
巻線の端子間に前記サイリスタと並列に、前記サイリス
タと同じ極性に接続された転流ダイオードを設けたこと
を特徴とする交流発電機の界磁回路。 - 【請求項２】請求項１記載の交流発電機の界磁回路にお
いて、サイリスタの一方の端子とこのサイリスタの端子
と同じ極性の転流ダイオードの端子との間にリアクトル
を設けたことを特徴とする交流発電機の界磁回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50A JPH06233600A (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 交流発電機の界磁回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50A JPH06233600A (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 交流発電機の界磁回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06233600A true JPH06233600A (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=12496485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50A Pending JPH06233600A (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 交流発電機の界磁回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06233600A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003153398A (ja) * | 2001-11-09 | 2003-05-23 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | ヘッドホンによる前後方向への音像定位装置およびその方法 |
-
1993
- 1993-02-02 JP JP50A patent/JPH06233600A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003153398A (ja) * | 2001-11-09 | 2003-05-23 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | ヘッドホンによる前後方向への音像定位装置およびその方法 |
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