JPH0623339A - 産業廃棄物処理機 - Google Patents
産業廃棄物処理機Info
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- JPH0623339A JPH0623339A JP20315192A JP20315192A JPH0623339A JP H0623339 A JPH0623339 A JP H0623339A JP 20315192 A JP20315192 A JP 20315192A JP 20315192 A JP20315192 A JP 20315192A JP H0623339 A JPH0623339 A JP H0623339A
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- Japan
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- waste
- liquid
- melting furnace
- rod
- outflow
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
Landscapes
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】再利用に適する粒状物を廃棄物から容易に得る
こと、およびその粒状物の製造能力の向上を図ること。 【構成】廃棄物を入れた籠4を、溶融炉1内に収容す
る。籠4に入れたまま廃棄物を加熱すると、溶融した廃
棄物は籠4の網状の底部から流出して容器5に流入す
る。容器5内に流入した液状廃棄物は、容器5の底部に
設けた複数の流出孔から棒状の液体として排出されて落
下する。この棒状の液体がノズル6,6に至ると、ノズ
ル6,6から噴射される冷却液の噴射圧力により、棒状
の液体が分離されて粒状物になり、その粒状物は落下す
る。
こと、およびその粒状物の製造能力の向上を図ること。 【構成】廃棄物を入れた籠4を、溶融炉1内に収容す
る。籠4に入れたまま廃棄物を加熱すると、溶融した廃
棄物は籠4の網状の底部から流出して容器5に流入す
る。容器5内に流入した液状廃棄物は、容器5の底部に
設けた複数の流出孔から棒状の液体として排出されて落
下する。この棒状の液体がノズル6,6に至ると、ノズ
ル6,6から噴射される冷却液の噴射圧力により、棒状
の液体が分離されて粒状物になり、その粒状物は落下す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業廃棄物のみならず
一般廃棄物の溶融処理に適用できる産業廃棄物処理機の
改良に関する。
一般廃棄物の溶融処理に適用できる産業廃棄物処理機の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、廃プラスチックなどの産業廃棄物
の処理は、例えば廃棄物を溶融炉で溶融したのち、それ
を所定の大きさの塊にするなどの中間処理を行い、その
後、再利用や廃棄処分を行っている。また、医療廃棄物
では、例えば廃棄物を粉砕したのち薬品で殺菌処理し、
さらに加熱処理などの処理をしている。
の処理は、例えば廃棄物を溶融炉で溶融したのち、それ
を所定の大きさの塊にするなどの中間処理を行い、その
後、再利用や廃棄処分を行っている。また、医療廃棄物
では、例えば廃棄物を粉砕したのち薬品で殺菌処理し、
さらに加熱処理などの処理をしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の廃棄物
処理機では、廃棄物の再利用を図ることよりも廃棄処分
することを主目的としている。そのため、廃棄物の再利
用に適する被処理物を廃棄物から容易かつ効率的に得る
ことができず、もって廃棄物の再利用の促進が図れない
という問題があった。
処理機では、廃棄物の再利用を図ることよりも廃棄処分
することを主目的としている。そのため、廃棄物の再利
用に適する被処理物を廃棄物から容易かつ効率的に得る
ことができず、もって廃棄物の再利用の促進が図れない
という問題があった。
【0004】また医療廃棄物の処理では、粉砕の際の騒
音が問題になる上に、殺菌処理が不十分になりがちであ
るという問題があった。
音が問題になる上に、殺菌処理が不十分になりがちであ
るという問題があった。
【0005】そこで、本発明は、再利用に適する被処理
物を廃棄物から容易に得ること、およびその被処理物の
製造能力の向上を図ることを目的とする。
物を廃棄物から容易に得ること、およびその被処理物の
製造能力の向上を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、以下のように構成した。第1発明は、
廃棄物を溶融する溶融炉と、当該溶融炉で溶融した液状
廃棄物を流し出す流出孔と、当該流出孔から流出する液
状廃棄物に向けて配置したノズルと、当該ノズルに冷却
液を加圧供給するポンプと、を備えてなる。
めに、本発明は、以下のように構成した。第1発明は、
廃棄物を溶融する溶融炉と、当該溶融炉で溶融した液状
廃棄物を流し出す流出孔と、当該流出孔から流出する液
状廃棄物に向けて配置したノズルと、当該ノズルに冷却
液を加圧供給するポンプと、を備えてなる。
【0007】第2発明は、廃棄物を溶融する溶融炉と、
当該溶融炉で溶融した液状廃棄物を流し出す複数の流出
孔と、当該複数の流出孔から流出する液状廃棄物に向け
て配置した左右一対のノズルと、当該ノズルに冷却液を
加圧供給するポンプと、を備えてなる。
当該溶融炉で溶融した液状廃棄物を流し出す複数の流出
孔と、当該複数の流出孔から流出する液状廃棄物に向け
て配置した左右一対のノズルと、当該ノズルに冷却液を
加圧供給するポンプと、を備えてなる。
【0008】第3発明は、廃棄物を溶融する溶融炉と、
当該溶融炉で溶融した液状廃棄物を流し出す流出孔と、
当該流出孔から排出する液状廃棄物を冷却する冷却装置
と、当該冷却装置で冷却された液状廃棄物を切断する切
断装置と、を備えてなる。
当該溶融炉で溶融した液状廃棄物を流し出す流出孔と、
当該流出孔から排出する液状廃棄物を冷却する冷却装置
と、当該冷却装置で冷却された液状廃棄物を切断する切
断装置と、を備えてなる。
【0009】第4発明は、第3発明において、その流出
孔を複数個設けたことを特徴とするものである。
孔を複数個設けたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】第1発明では、溶融炉で溶融された液状廃棄物
は、流出孔から棒状の液体として流出落下する。この棒
状の液体がノズルに至ると、ノズルから噴射される冷却
液の噴射圧力により、棒状の液体が分離されて粒状物や
小さな多角形状物となる。これが棒状の液体に対して連
続的に繰り返えされる。従って、第1発明によれば、再
利用に適する粒状物や小さな多角形状物からなる被処理
物を、廃棄物から容易に作ることができる。
は、流出孔から棒状の液体として流出落下する。この棒
状の液体がノズルに至ると、ノズルから噴射される冷却
液の噴射圧力により、棒状の液体が分離されて粒状物や
小さな多角形状物となる。これが棒状の液体に対して連
続的に繰り返えされる。従って、第1発明によれば、再
利用に適する粒状物や小さな多角形状物からなる被処理
物を、廃棄物から容易に作ることができる。
【0011】第2発明では、複数の流出孔を有するの
で、各流出孔からは、棒状の液体がそれぞれ流出落下す
る。この各棒状の液体がノズル至ると、ノズルから噴射
される冷却液の噴射圧力により、各棒状の液体がそれぞ
れ分離されて粒状物などになる。これが各棒状の液体に
対して連続的に繰り返えされる。従って、第2発明によ
れば、再利用に適する被処理物を廃棄物から作る能力が
格段に向上し、もって生産能力の向上が図れる。
で、各流出孔からは、棒状の液体がそれぞれ流出落下す
る。この各棒状の液体がノズル至ると、ノズルから噴射
される冷却液の噴射圧力により、各棒状の液体がそれぞ
れ分離されて粒状物などになる。これが各棒状の液体に
対して連続的に繰り返えされる。従って、第2発明によ
れば、再利用に適する被処理物を廃棄物から作る能力が
格段に向上し、もって生産能力の向上が図れる。
【0012】第3発明では、溶融炉で溶融された液状廃
棄物は、流出孔から棒状の液体として流出落下する。こ
の棒状の液体が冷却装置で冷却されると弱軟質の棒とな
り、この棒が切断装置に至ると切断されて小さな塊とな
る。これが弱軟質の棒に対して連続的に繰り返えされ
る。従って、第3発明によれば、再利用に適する被処理
物が廃棄物から容易に作れる。
棄物は、流出孔から棒状の液体として流出落下する。こ
の棒状の液体が冷却装置で冷却されると弱軟質の棒とな
り、この棒が切断装置に至ると切断されて小さな塊とな
る。これが弱軟質の棒に対して連続的に繰り返えされ
る。従って、第3発明によれば、再利用に適する被処理
物が廃棄物から容易に作れる。
【0013】第4発明では、複数の流出孔を有するの
で、各流出孔からは棒状の液体がそれぞれ流出落下す
る。この複数の棒状の液体が冷却装置で冷却されると弱
軟質の棒となり、この複数の棒が切断装置に至ると同時
に切断されて小さな塊となる。従って、第4発明によれ
ば、再利用に適する被処理物を作る能力が格段に向上
し、もって生産能力の向上が図れる。
で、各流出孔からは棒状の液体がそれぞれ流出落下す
る。この複数の棒状の液体が冷却装置で冷却されると弱
軟質の棒となり、この複数の棒が切断装置に至ると同時
に切断されて小さな塊となる。従って、第4発明によれ
ば、再利用に適する被処理物を作る能力が格段に向上
し、もって生産能力の向上が図れる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について、図1を参照
して説明する。
して説明する。
【0015】図1において、1は廃棄物を溶融(溶解)
する溶融炉であり、図示のように入口2と出口3をそれ
ぞれ設ける。溶融炉1は、その入口2から廃棄物を入れ
た籠4を溶融炉1内に収容すると、廃棄物は籠4に入っ
たまま輻射熱により溶融できるように構成する。溶融炉
1には、炉内の圧力を一定に調節するための調節弁21
を接続する。
する溶融炉であり、図示のように入口2と出口3をそれ
ぞれ設ける。溶融炉1は、その入口2から廃棄物を入れ
た籠4を溶融炉1内に収容すると、廃棄物は籠4に入っ
たまま輻射熱により溶融できるように構成する。溶融炉
1には、炉内の圧力を一定に調節するための調節弁21
を接続する。
【0016】籠4は耐熱性の素材で構成するとともに、
少なくともその底部を網状に形成し、溶融した液状廃棄
物が底部から流出できるようにする。この籠4に入れて
処理できる廃棄物は、廃プラスチック、自動車のタイ
ヤ、医療廃棄物など、広い範囲のものである。
少なくともその底部を網状に形成し、溶融した液状廃棄
物が底部から流出できるようにする。この籠4に入れて
処理できる廃棄物は、廃プラスチック、自動車のタイ
ヤ、医療廃棄物など、広い範囲のものである。
【0017】溶融炉1の下部には、溶融炉1で溶融した
廃棄物をいったん収容する容器5を接続する。この容器
5は、その側壁にヒータを埋め込み溶融物が硬化しない
状態を維持できるようにする。また、容器5の底部に
は、小孔からなり液状廃棄物を流し出す流出孔を一つ、
またはその流出孔を直線状に所定間隔おいて複数個穿
つ。この流出孔の大きさ(径)は、後述のようにして得
られる被処理物の大きさに対応する。
廃棄物をいったん収容する容器5を接続する。この容器
5は、その側壁にヒータを埋め込み溶融物が硬化しない
状態を維持できるようにする。また、容器5の底部に
は、小孔からなり液状廃棄物を流し出す流出孔を一つ、
またはその流出孔を直線状に所定間隔おいて複数個穿
つ。この流出孔の大きさ(径)は、後述のようにして得
られる被処理物の大きさに対応する。
【0018】容器5の下方には、上述の流出孔から流出
する液状廃棄物に向けて、左右一対のノズル6,6を対
向して配置する。ノズル6,6は分岐管7,7、分岐箱
8、および供給管9を介してポンプ(図示せず)に接続
する。さらに、容器5の下方には、受け箱10を設置
し、その排出口に排出管11を接続する。
する液状廃棄物に向けて、左右一対のノズル6,6を対
向して配置する。ノズル6,6は分岐管7,7、分岐箱
8、および供給管9を介してポンプ(図示せず)に接続
する。さらに、容器5の下方には、受け箱10を設置
し、その排出口に排出管11を接続する。
【0019】溶融炉1の上部には排気管12を接続し、
排気管12の出口を冷却器13に接続する。冷却器13
には、冷却流体を供給する供給管14を接続するととも
に、冷却された液体を排出する排出管15を接続する。
また、冷却器13には、消臭器22を接続する。排出管
15の出口は受け箱16に接続する。
排気管12の出口を冷却器13に接続する。冷却器13
には、冷却流体を供給する供給管14を接続するととも
に、冷却された液体を排出する排出管15を接続する。
また、冷却器13には、消臭器22を接続する。排出管
15の出口は受け箱16に接続する。
【0020】受け箱16には油水分離器17を併設す
る。そして、この油分離器17で分離された油は排油管
18を介して回収タンク19で回収する一方、分離され
た水は排水管20により外部に排出するように構成す
る。
る。そして、この油分離器17で分離された油は排油管
18を介して回収タンク19で回収する一方、分離され
た水は排水管20により外部に排出するように構成す
る。
【0021】次に、このような構成の実施例の動作の一
例について、以下に説明する。
例について、以下に説明する。
【0022】まず、廃棄物を入れた籠4が、溶融炉1の
入口2から溶融炉1内に収容されると、溶融炉1が動作
を開始して籠4内の廃棄物は加熱される。この加熱は、
輻射熱を利用するので、溶融の際に燃えずに煙が出ず好
適である。また、溶融炉1内への籠4の収容は、人手に
よる作業またはロボットによる自動作業のいずれでもよ
い。
入口2から溶融炉1内に収容されると、溶融炉1が動作
を開始して籠4内の廃棄物は加熱される。この加熱は、
輻射熱を利用するので、溶融の際に燃えずに煙が出ず好
適である。また、溶融炉1内への籠4の収容は、人手に
よる作業またはロボットによる自動作業のいずれでもよ
い。
【0023】所定時間加熱された廃棄物は溶融状態とな
り、籠4の底部から流出して容器5に収容されていく。
そして、籠4内の溶融した液状廃棄物が網状の底部から
完全に流出すると、籠4は出口3を経て溶融炉1外に排
出する。引き続き、廃棄物の入った新たな籠4を、溶融
炉1内に収容する。
り、籠4の底部から流出して容器5に収容されていく。
そして、籠4内の溶融した液状廃棄物が網状の底部から
完全に流出すると、籠4は出口3を経て溶融炉1外に排
出する。引き続き、廃棄物の入った新たな籠4を、溶融
炉1内に収容する。
【0024】容器5内に収容された液状廃棄物は、容器
5の底部に設けた複数の流出孔から、棒状の液体として
流出落下する。左右のノズル6,6には、図示しないポ
ンプにより供給管9、分岐箱8、および分岐管7,7を
介して水などの冷却液が加圧供給されている。
5の底部に設けた複数の流出孔から、棒状の液体として
流出落下する。左右のノズル6,6には、図示しないポ
ンプにより供給管9、分岐箱8、および分岐管7,7を
介して水などの冷却液が加圧供給されている。
【0025】そこで、上記の複数からなる棒状の液体が
左右のノズル6,6に至ると、そのノズル6,6から噴
射される冷却液の噴射圧力により、各棒状の液体が分離
されて粒状物または小さな多角形状物などの被処理物に
なる。これが棒状の液体に対して連続的に繰り返えされ
る。このようにして連続的に得られる粒状物とノズル
6,6から吹き出す液体は、受け箱10に回収されたの
ち排出管11を経て外部に取り出され、被処理物と液体
とに分離される。このように、被処理物は、循環する冷
却液と一体に搬送されるので、被処理物を搬送する手段
を特に設ける必要が無い。
左右のノズル6,6に至ると、そのノズル6,6から噴
射される冷却液の噴射圧力により、各棒状の液体が分離
されて粒状物または小さな多角形状物などの被処理物に
なる。これが棒状の液体に対して連続的に繰り返えされ
る。このようにして連続的に得られる粒状物とノズル
6,6から吹き出す液体は、受け箱10に回収されたの
ち排出管11を経て外部に取り出され、被処理物と液体
とに分離される。このように、被処理物は、循環する冷
却液と一体に搬送されるので、被処理物を搬送する手段
を特に設ける必要が無い。
【0026】一方、溶融炉1内で廃棄物の溶融中に発生
するガスや蒸気は、排気管12を経て冷却器13に流入
する。流入したガスや蒸気は、冷却器13により急冷さ
れて液体となる。この液体は、排出管15により受け箱
16に排出されると、受け箱16に併設される油水分離
器17によって油と水に分離される。そして、分離され
た油は排油管18を介して回収タンク19に回収される
一方、分離された水は排水管20により外部に排出され
る。
するガスや蒸気は、排気管12を経て冷却器13に流入
する。流入したガスや蒸気は、冷却器13により急冷さ
れて液体となる。この液体は、排出管15により受け箱
16に排出されると、受け箱16に併設される油水分離
器17によって油と水に分離される。そして、分離され
た油は排油管18を介して回収タンク19に回収される
一方、分離された水は排水管20により外部に排出され
る。
【0027】この実施例で処理する廃棄物が医療廃棄物
の場合には、溶融により廃棄物が高熱殺菌されるので、
殺菌が確実に行え、極めて安全かつ信頼性の高い装置に
なる。また、医療廃棄物は、一般にプラスチック、ガラ
ス、金属、ガーゼ、脱脂綿などの混合物であるが、本実
施例ではこれを網状の底部を有する籠4に入れたまま溶
融するので、溶融する廃棄物のみを取り出して処理でき
る。
の場合には、溶融により廃棄物が高熱殺菌されるので、
殺菌が確実に行え、極めて安全かつ信頼性の高い装置に
なる。また、医療廃棄物は、一般にプラスチック、ガラ
ス、金属、ガーゼ、脱脂綿などの混合物であるが、本実
施例ではこれを網状の底部を有する籠4に入れたまま溶
融するので、溶融する廃棄物のみを取り出して処理でき
る。
【0028】次に、容器5の他の実施例について、図2
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0029】容器30は、液状廃棄物を収容する容器本
体31と、被処理物の大きさに応じた流出孔を選択する
ための流出孔選択機構32とから構成する。
体31と、被処理物の大きさに応じた流出孔を選択する
ための流出孔選択機構32とから構成する。
【0030】容器本体31は、断熱材から構成する側壁
33にヒータ34を埋め込むとともに、その内周面を2
枚の金属板35,36により形成する。容器本体31の
排出口は、流出孔選択機構32の入口に接続する。
33にヒータ34を埋め込むとともに、その内周面を2
枚の金属板35,36により形成する。容器本体31の
排出口は、流出孔選択機構32の入口に接続する。
【0031】流出孔選択機構32は、図2で示すように
容器本体31の排出口に連続する流出路37を中央部に
垂直方向に形成する。そして、その流出路37の左右に
は、流出路閉塞用部材40および流出孔付き部材41を
挿入すべき挿入部42を、仕切り部材43で仕切って複
数個形成する。また流出孔選択機構32の左右の側壁3
8,38は、複数のヒータ39を埋め込んだものとす
る。
容器本体31の排出口に連続する流出路37を中央部に
垂直方向に形成する。そして、その流出路37の左右に
は、流出路閉塞用部材40および流出孔付き部材41を
挿入すべき挿入部42を、仕切り部材43で仕切って複
数個形成する。また流出孔選択機構32の左右の側壁3
8,38は、複数のヒータ39を埋め込んだものとす
る。
【0032】流出孔付き部材41は、図3で示すよう
に、液状廃棄物を収容する凹部44を設け、その凹部4
4の底部に所定の大きさからなる流出孔45を一列状に
複数個形成する。この流出孔45の大きさは、図示のよ
うに流出孔付き部材41ごとにその径が異なる。
に、液状廃棄物を収容する凹部44を設け、その凹部4
4の底部に所定の大きさからなる流出孔45を一列状に
複数個形成する。この流出孔45の大きさは、図示のよ
うに流出孔付き部材41ごとにその径が異なる。
【0033】さらに、流出孔付き部材41は、その左右
端に凸部46、46を設けるとともに、棒47を介して
握り部48を取り付ける。そして、流出孔付き部材41
を挿入部42に挿入する際に、その凸部46、46が流
出孔選択機構32に設けた凹状の溝をスライドし、流出
孔付き部材41が挿入部42に円滑に移動できるように
構成する。
端に凸部46、46を設けるとともに、棒47を介して
握り部48を取り付ける。そして、流出孔付き部材41
を挿入部42に挿入する際に、その凸部46、46が流
出孔選択機構32に設けた凹状の溝をスライドし、流出
孔付き部材41が挿入部42に円滑に移動できるように
構成する。
【0034】このような構成の容器30では、使用に先
立って、流出路閉塞用部材40と流出孔付き部材41と
を図2で示すように、流出路37上にくるようにしてお
く。そして、使用開始時には、容器本体31内に所定量
の液状の廃棄物を充填し、その充填が終了した時点で流
出路閉塞用部材40を図示の位置から左に移動して挿入
部42に位置させると、流出路37が開いて液状廃棄物
は流出孔付き部材41まで落下する。落下した液状廃棄
物は、凹部44を経て複数の流出孔45から棒状の液体
として流出落下する。
立って、流出路閉塞用部材40と流出孔付き部材41と
を図2で示すように、流出路37上にくるようにしてお
く。そして、使用開始時には、容器本体31内に所定量
の液状の廃棄物を充填し、その充填が終了した時点で流
出路閉塞用部材40を図示の位置から左に移動して挿入
部42に位置させると、流出路37が開いて液状廃棄物
は流出孔付き部材41まで落下する。落下した液状廃棄
物は、凹部44を経て複数の流出孔45から棒状の液体
として流出落下する。
【0035】また、この容器30では、流出孔45の大
きさに応じた流出孔付き部材41の一つを選択し、これ
を流出路37上に移動させると、それにより所望の大き
さの被処理物を得ることができる。従って、被処理物の
用途の目的に応じて迅速に対応できるとともに、その生
産能率、生産能力なども調整できて便宜である。
きさに応じた流出孔付き部材41の一つを選択し、これ
を流出路37上に移動させると、それにより所望の大き
さの被処理物を得ることができる。従って、被処理物の
用途の目的に応じて迅速に対応できるとともに、その生
産能率、生産能力なども調整できて便宜である。
【0036】次に、本発明の他の実施例について、図4
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0037】この実施例は、容器5の下方に冷却槽50
からなる冷却装置を配置し、この冷却槽50には給水管
51および配水管52を接続し、冷却水をポンプで循環
して冷却できるようにする。冷却槽50内には、容器5
の流出孔から流出した棒状の液体が冷却されてできる弱
軟質の棒体を切断する切断装置53を配置する。
からなる冷却装置を配置し、この冷却槽50には給水管
51および配水管52を接続し、冷却水をポンプで循環
して冷却できるようにする。冷却槽50内には、容器5
の流出孔から流出した棒状の液体が冷却されてできる弱
軟質の棒体を切断する切断装置53を配置する。
【0038】この切断装置53は、図示しないモータな
どにより回転する目立てロール54と、その目立てロー
ル54のロール面に向けてモータなどの駆動により往復
動自在な切断用刃物55とからなる。目立てロール54
は、ロール面に軸方向に等間隔で細い凹溝を形成するも
のである。切断装置53の下方には、切断した被処理物
を受け取る受け箱56を配置する。
どにより回転する目立てロール54と、その目立てロー
ル54のロール面に向けてモータなどの駆動により往復
動自在な切断用刃物55とからなる。目立てロール54
は、ロール面に軸方向に等間隔で細い凹溝を形成するも
のである。切断装置53の下方には、切断した被処理物
を受け取る受け箱56を配置する。
【0039】この実施例の他の部分の構成は、図1で示
したものと同様であるので、同一部分には同一符号を付
してその説明は省略する。
したものと同様であるので、同一部分には同一符号を付
してその説明は省略する。
【0040】このような構成の実施例では、容器5の底
部に設けた複数の流出孔から棒状の液体が排出されて、
冷却槽50内の冷却水に漬かると冷却されている弱軟質
の棒体になる。そして、この棒体が目立てロール54の
ロール面を通過する際に、切断用刃物55が前進して目
立てロール54の凹溝に食い込み、その棒体を切断す
る。切断用刃物55は、所定の周期で前進と後退を繰り
返すので、弱軟質の棒体は所定の長さからなるペレット
に切断される。所定量のペレットが受け箱56に収容さ
れると、その受け箱56は冷却槽50から外部に取り出
される。
部に設けた複数の流出孔から棒状の液体が排出されて、
冷却槽50内の冷却水に漬かると冷却されている弱軟質
の棒体になる。そして、この棒体が目立てロール54の
ロール面を通過する際に、切断用刃物55が前進して目
立てロール54の凹溝に食い込み、その棒体を切断す
る。切断用刃物55は、所定の周期で前進と後退を繰り
返すので、弱軟質の棒体は所定の長さからなるペレット
に切断される。所定量のペレットが受け箱56に収容さ
れると、その受け箱56は冷却槽50から外部に取り出
される。
【0041】冷却水の温度は、弱軟質の棒体が切断装置
53で切断するのに適切な温度となるようにする。
53で切断するのに適切な温度となるようにする。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように第1発明では、廃棄
物を溶融して被処理物の大きさに対応する棒状の液体と
し、これに向けてノズルから噴射する冷却液の噴射圧力
を作用させ、粒状物や小さな多角形状物を連続的に得る
ようにしたので、再利用に適する被処理物を廃棄物から
容易に作ることができ、もって廃棄物の再利用の促進が
図れる第2発明では、複数の流出孔を有し、被処理物の
大きさに対応する棒状の液体を複数個得るとともに、こ
れらに向けてノズルから噴射する冷却液の噴射圧力を作
用させ、同時に多数の粒状物などを得るようにしたの
で、再利用に適する被処理物を廃棄物から作る能力が格
段に向上し、もって生産能力の向上が図れる。
物を溶融して被処理物の大きさに対応する棒状の液体と
し、これに向けてノズルから噴射する冷却液の噴射圧力
を作用させ、粒状物や小さな多角形状物を連続的に得る
ようにしたので、再利用に適する被処理物を廃棄物から
容易に作ることができ、もって廃棄物の再利用の促進が
図れる第2発明では、複数の流出孔を有し、被処理物の
大きさに対応する棒状の液体を複数個得るとともに、こ
れらに向けてノズルから噴射する冷却液の噴射圧力を作
用させ、同時に多数の粒状物などを得るようにしたの
で、再利用に適する被処理物を廃棄物から作る能力が格
段に向上し、もって生産能力の向上が図れる。
【0043】第3発明では、廃棄物を溶融して被処理物
の大きさに対応する棒状の液体としたのち冷却して弱軟
質の棒とし、この棒を切断することにより小さな塊を得
るようにしたので、簡易な構成により再利用に適する被
処理物を廃棄物から容易に作れ、廃棄物の再利用の促進
が図れる。
の大きさに対応する棒状の液体としたのち冷却して弱軟
質の棒とし、この棒を切断することにより小さな塊を得
るようにしたので、簡易な構成により再利用に適する被
処理物を廃棄物から容易に作れ、廃棄物の再利用の促進
が図れる。
【0044】第4発明では、複数の流出孔を有し、棒状
の液体を複数個得るとともに、ここれらを冷却して棒体
にして同時に切断するようにしたので、再利用に適する
被処理物を作る能力が格段に向上し、もって生産能力の
向上が図れる。
の液体を複数個得るとともに、ここれらを冷却して棒体
にして同時に切断するようにしたので、再利用に適する
被処理物を作る能力が格段に向上し、もって生産能力の
向上が図れる。
【図1】本発明の実施例の全体構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】容器の実施例を示す要部の断面図である。
【図3】流出孔付き部材の一例を示す斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例の全体構成を示す斜視図で
ある。
ある。
1 溶融炉 4 籠 5 容器 6 ノズル 13 冷却器 17 油水分離器 50 冷却槽 53 切断装置
Claims (4)
- 【請求項1】廃棄物を溶融する溶融炉と、 当該溶融炉で溶融した液状廃棄物を流し出す流出孔と、 当該流出孔から流出する液状廃棄物に向けて配置したノ
ズルと、 当該ノズルに冷却液を加圧供給するポンプと、 を備えてなる産業廃棄物処理機。 - 【請求項2】廃棄物を溶融する溶融炉と、 当該溶融炉で溶融した液状廃棄物を流し出す複数の流出
孔と、 当該複数の流出孔から流出する液状廃棄物に向けて配置
した左右一対のノズルと、 当該ノズルに冷却液を加圧供給するポンプと、 を備えてなる産業廃棄物処理機。 - 【請求項3】廃棄物を溶融する溶融炉と、 当該溶融炉で溶融した液状廃棄物を流し出す流出孔と、 当該流出孔から排出する液状廃棄物を冷却する冷却装置
と、 当該冷却装置で冷却された液状廃棄物を切断する切断装
置と、 を備えてなる産業廃棄物処理機。 - 【請求項4】第3項記載の産業廃棄物処理機において、
前記流出孔を複数個設けたことを特徴とする産業廃棄物
処理機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20315192A JPH0623339A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 産業廃棄物処理機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20315192A JPH0623339A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 産業廃棄物処理機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0623339A true JPH0623339A (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=16469275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20315192A Withdrawn JPH0623339A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 産業廃棄物処理機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0623339A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7307541B2 (en) | 2002-03-08 | 2007-12-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Light output device, relay and program for controlling the light output device |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP20315192A patent/JPH0623339A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7307541B2 (en) | 2002-03-08 | 2007-12-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Light output device, relay and program for controlling the light output device |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |