JPH06232958A - 電話機 - Google Patents

電話機

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Publication number
JPH06232958A
JPH06232958A JP4204593A JP4204593A JPH06232958A JP H06232958 A JPH06232958 A JP H06232958A JP 4204593 A JP4204593 A JP 4204593A JP 4204593 A JP4204593 A JP 4204593A JP H06232958 A JPH06232958 A JP H06232958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
message
ogm
icm
telephone
microcomputer
Prior art date
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Pending
Application number
JP4204593A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Irie
健志 入江
Katsuo Nire
勝夫 楡
Yoshihiro Nakamura
嘉宏 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP4204593A priority Critical patent/JPH06232958A/ja
Publication of JPH06232958A publication Critical patent/JPH06232958A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザの要求に対する自由度と、自動化とを
満足する、留守番電話機能を有する電話機を提供する。 【構成】 複数個の、着呼時の応答のメッセージのうち
の1つを選択的に出力する再生装置31を設ける。再生
装置31から出力される応答のメッセージを、ユーザの
スイッチ操作にしたがって選択する選択手段20、32
を設ける。相手の用件のメッセージを録音・再生する録
音再生装置40と、この録音再生装置40が用件のメッ
セージを録音できるかどうかを検出する検出手段42、
43とを設ける。検出手段42、43の検出出力に基づ
いて、選択手段20、32により選択される応答のメッ
セージを変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、留守番電話機能を有
する電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】電話機の一部には、留守番電話機能を有
するものがあるが、その留守番電話機能は、次の2つに
大別することができる。すなわち、 着呼があったとき、OGM(電話の相手に留守であ
ることを伝える応答のメッセージ)を出力するだけの電
話機。 着呼があったとき、OGMを出力し、続いて、IC
M(電話の相手からの用件のメッセージ)を録音するよ
うにした電話機。 に大別できる。
【0003】そして、の電話機においては、例えば、
「はい、××です。ただいま留守にしています。後ほ
ど、もう一度、電話して下さい」
・・・ (1)というO
GM、すなわち、留守を告げるだけのOGMを用意して
おくことになる。また、の電話機においては、例え
ば、「はい、××です。ただいま留守にしています。御
用の方は、ピーという音に続いて用件をお話し下さい」
・・・ (2)という
OGM、すなわち、留守を告げるだけでなく、用件を話
すようにも告げるOGMを用意しておくことになる。
【0004】しかし、のICMを録音できるようにし
た電話機において、そのICMを録音するカセットテー
プが満杯になることがある。そして、そのような状態の
とき、着呼に対し、(2)のOGMにより応答してICM
を促すと、相手がICMを告げても、そのICMは録音
されず、トラブルなどを生じてしまう。
【0005】したがって、の電話機には、(2)のOG
Mと、(1)のOGMとの2つを用意しておく必要があ
る。そして、カセットテープの状態にしたがって、電話
機が自動的に(2)のOGMあるいは(1)のOGMを選択す
ることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、の電話機
において、ICMの録音ができる状態であっても、ユー
ザの都合などによりICMを録音したくない場合もあ
る。すると、この場合には、(1)のOGMが出力される
ように、ユーザがOGMを選択する必要がある。さら
に、電話機によっては、(1)、(2)のOGMとしてそれぞ
れ数種類のOGM、例えば、一般的なOGMや一時的な
OGMを用意でき、留守にするとき、ユーザがそのOG
Mを自由に選択できるようにしたものもある。そして、
このようにOGMをユーザが選択する、あるいは選択で
きるようにすると、ユーザは常にOGMが複数あること
を意識せざるを得ず、この結果、留守番電話は操作が難
しいという意識が生まれてしまう。
【0007】また、ICMの録音用メディアとしてカセ
ットテープを使用すると、カセットテープを取り出した
ときには、(2)のOGMから(1)のOGMに切り換える必
要がある。逆に、カセットテープをセットしたときに
は、(1)のOGMから(2)のOGMに切り換える必要もあ
る。
【0008】以上のように、のICMの録音できる電
話機においては、電話機やユーザの状況に応じてOGM
を適切に選択する必要がある。この発明は、以上のよう
な点を考慮し、状況に応じてOGMが自動的に最適なも
のに切り換えられるとともに、OGMに対するユーザの
自由度を確保できる電話機を提供しようとするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、各部の参照符号を後述の実施例に対応させる
と、留守番電話機能を有する電話機において、複数個
の、着呼時の応答のメッセージのうちの1つを選択的に
出力する再生装置31と、この再生装置31から出力さ
れる応答のメッセージを、ユーザのスイッチ操作にした
がって選択する選択手段20、32と、相手の用件のメ
ッセージを録音・再生する録音再生装置40と、この録
音再生装置40が用件のメッセージを録音できるかどう
かを検出する検出手段42、43と、この検出手段4
2、43の検出出力に基づいて、選択手段20、32に
より選択される応答のメッセージを変更するようにした
ものである。
【0010】
【作用】着呼時、ICMを録音できるときには、ユーザ
の選択したOGMが出力され、ICMを録音できないと
きには、ユーザの選択したOGMにかかわらず、ICM
を促さないOGMが出力される。
【0011】
【実施例】図1において、1及び2はハンドセットの送
話器及び受話器、3は回線インターフェイス(NCU)
を示し、このインターフェイス3は、4線/2線変換回
路及びフックスイッチなどを有するとともに、電話回線
LNに接続されている。
【0012】また、11は着呼時のリンガ、12はダイ
ヤルキー、13は留守番電話キーなどの各種の操作キー
(操作スイッチ)、14はオンフック/オフフックを検
出するスイッチ(フックスイッチ)である。さらに、1
5はダイヤル時のダイヤル信号(DTMF信号)などの
形成回路、16は着呼時のリングトーン信号などを検出
する検出回路、17は各種の表示を行うディスプレイで
ある。
【0013】さらに、20はシステムコントロール用の
マイクロコンピュータを示し、このマイコン20は、図
示はしないが、CPU、ROM、RAMなどを有すると
ともに、そのROMには、各種の処理プログラム及び図
2〜図5に示すフローチャートの処理ルーチン100〜
330が書き込まれている。
【0014】また、30はOGMの音声信号の再生装置
を示す。この例においては、OGMの音声信号はメモリ
に用意されるもので、31はそのOGMの音声信号の書
き込まれたメモリ、32はメモリコントローラ、33は
D/Aコンバータである。この場合、この例において
は、メモリ31は、3つのOGM、すなわち、 OGM0・・・(1)のICMを促さないOGM OGM1・・・(2)のICMを促すOGMのうちの第1
のOGM OGM2・・・(2)のICMを促すOGMのうちの第2
のOGM が書き込まれているものとする。また、メモリコントロ
ーラ32は、マイコン20からのコマンドにしたがっ
て、メモリ31の読み出しを制御するとともに、そのア
ドレスの管理などを行い、メモリ31に対して必要とす
るOGMの音声信号の読み出し(再生)を行うものであ
る。
【0015】さらに、40はICMの音声信号を録音・
再生するカセットテープレコーダを示し、41はそのカ
セットテープ、42、43は検出素子、46はICM再
生用のスピーカである。この場合、テープレコーダ40
は、その動作モードがマイコン20により制御されると
ともに、その動作モードがマイコン20に通知される。
さらに、検出素子42は、テープレコーダ40にカセッ
トテープ41がセットされているかどうかを検出するた
めのものであり、検出素子43は、カセットテープ41
がその終端に達しているかどうかを検出するためのもの
である。また、61は音声信号の信号ラインを切り換え
るスイッチ回路である。
【0016】[発呼及び通話]発呼時には、送受器1、
2を電話機から取り上げると、これによりスイッチ14
が例えばオンからオフになるとともに、これがマイコン
20により検出される。そして、マイコン20により、
インターフェイス3がオフフック状態とされるととも
に、スイッチ回路61が図の状態に接続される。
【0017】そこで、ダイヤルキー12から相手の電話
番号を入力すると、そのキー出力がマイコン20を通じ
て形成回路15に供給され、形成回路15からは相手の
電話番号に対応したDTMF信号が出力され、このDT
MF信号がインターフェイス3を通じて回線LNへと出力
される。したがって、ダイヤルが行われたことになる。
【0018】そして、相手が電話に出ると、その相手の
音声信号が、回線LNからインターフェイス3及びアンプ
5の信号ラインを通じて受話器2に供給される。また、
送話器1からの音声信号が、アンプ4→スイッチ回路6
1→インターフェイス3の信号ラインを通じて回線LNに
出力される。したがって、相手と通話をすることができ
る。
【0019】[終話]終話時には、送受器1、2を電話
機に置くと、これによりスイッチ14がオフからオンに
なり、これがマイコン20により検出され、マイコン2
0によりインターフェイス3はオンフック状態とされ
る。すなわち、終話したことになる。
【0020】[OGMを選択してから留守番電話モード
に設定するとき]これは、OGM0〜OGM2のいずれ
かを選択し、その後、留守番電話モードに入る場合であ
る。そして、この設定は、マイコン20のCPUがルー
チン100を実行することにより実現される。
【0021】すなわち、電話機が待機状態にあるとき、
キー13のうちのOGM選択キーを押すと、これがマイ
コン20により検出されてマイコン20の処理はルーチ
ン100のステップ101からスタートする。そして、
次のステップ102において、キー13の入力待ちとな
り、キー13のうちのOGM選択キー(あるいは留守キ
ー)を押すと、処理はステップ102からステップ10
3に進み、このステップ103において、ステップ10
2のキー入力がOGM選択キーであるかどうかがチェッ
クされ、OGM選択キーのときには、処理はステップ1
03からステップ104に進む。
【0022】そして、このステップ104において、出
力ポインタOUTPの値が「1」だけインクリメントされ
る。この場合、このポインタOUTPは、留守番電話モード
における着呼時に出力するOGMを指定するためのもの
で、 OGM0を出力するとき、OUTP=0 OGM1を出力するとき、OUTP=1 OGM2を出力するとき、OUTP=2 であるとする。また、ステップ104においてポインタ
OUTPをインクリメントした結果、OUTP=3となったとき
には、OUTP=0とされるものとする。
【0023】続いて、ステップ105において、マイコ
ン20からディスプレイ17に供給されるドライブ信号
が変更され、ディスプレイ17には、ポインタOUTPの値
が表示され、現在選択されているOGMが、OGM0〜
OGM2のうちのどれであるか数字によりユーザに知ら
される。そして、処理はステップ104に続いてステッ
プ102に戻り、再びキー入力待ちとなる。
【0024】したがって、キー13のうちのOGM選択
キーを押すごとに、3つのOGM0〜OGM2が順番に
繰り返し選択されるとともに、その選択されたOGMを
示す数字が、ディスプレイ17に表示される。
【0025】こうして、希望するOGMを選択したら、
キー13のうちの留守キーを押す。すると、この留守キ
ーの押されたことがステップ103において検出され、
処理はステップ103からステップ106に進み、この
ステップ106において、出力ポインタOUTPが、マイコ
ン20のRAMのバッファエリアBUFFにも保存される。
すなわち、ステップ102〜105により選択したOG
Mを示す出力ポインタOUTPが、バッファエリアBUFFに退
避される。
【0026】次に処理はステップ121に進み、このス
テップ121において、検出素子42、43の検出信号
をチェックすることにより、テープレコーダ40にカセ
ットテープ41がセットされているかどうか、及びカセ
ットテープ41がその終端に達しているかどうかがチェ
ックされる。すなわち、ICMをカセットテープ41に
録音できるかどうかがチェックされる。
【0027】そして、このチェックの結果、ICMを録
音できないと判断されたときには、処理はステップ12
1からステップ122に進み、出力ポインタOUTPが、OU
TP=0(OGM0を出力する)にセットされ、その後、
処理はステップ123に進む。また、ステップ121の
チェックの結果、ICMを録音できると判断されたとき
には、処理はステップ121からステップ122をスキ
ップしてステップ123に進む。
【0028】そして、このステップ123において、モ
ードフラグMFLGが、MFLG=“1”にセットされる。この
場合、MFLG=“1”であれば、着呼時、留守番電話機能
が働き(留守番電話モード)、MFLG=“0”であれば、
着呼時、通常の電話機として働く(通常モード)もので
ある。したがって、今の場合、ステップ123により、
この電話機は留守番電話モードに設定されたことにな
る。
【0029】続いて、ステップ124において、マイコ
ン20からディスプレイ17に供給されるドライブ信号
が変更され、ディスプレイ17には、留守番電話モード
に設定されたことが表示され、その後、ステップ125
によりこのルーチン100を終了する。
【0030】こうして、キー13のうちのOGM選択キ
ーを押すと、OGM0〜OGM2のいずれかを選択で
き、その後、キー13のうち留守キーを押すと、留守番
電話モードに設定することができる。ただし、この場
合、OGM1あるいはOGM2を選択しても、テープレ
コーダ40がICMを録音できない状態にあるときに
は、OGM0が選択される。
【0031】[OGMを変更しないで留守番電話モード
に設定するとき]これは、現在選択されているOGMを
変更しないで、留守番電話モードに入る場合である。そ
して、この設定は、マイコン20のCPUがルーチン1
00を実行することにより実現される。
【0032】すなわち、電話機が待機状態にあるとき、
キー13のうちの留守キーを押すと、これがマイコン2
0により検出されてマイコン20の処理はルーチン10
0のステップ111からスタートする。そして、次のス
テップ112において、モードフラグMFLGがチェックさ
れ、今の場合、まだ留守番電話モードに設定されていな
いで、MFLG=“0”なので、処理はステップ112から
ステップ113に進む。そして、このステップ113に
おいて、ステップ106によりバッファエリアBUFFに保
存されている出力ポインタOUTPの値が、出力ポインタOU
TPにコピー(復帰)され、その後、処理はステップステ
ップ121に進む。
【0033】したがって、以後、上述のように留守番電
話モードに設定されるとともに、着呼時のOGMは、ユ
ーザが以前ステップ102〜105により選択した、こ
れまでのOGMが有効となる。
【0034】こうして、留守番電話モードに設定されて
いないとき、キー13のうちの留守キーを押すと、留守
番電話モードに設定されるとともに、着呼時のOGM
は、ユーザが最後に選択したOGMとなる。ただし、こ
の場合も、テープレコーダ40がICMを録音できない
状態にあるときには、OGM0が選択される。
【0035】[留守番電話モードの解除]この留守番電
話モードの解除は、マイコン20のCPUがルーチン1
00を実行することにより実現される。
【0036】すなわち、電話機が待機状態にあるとき、
キー13のうちの留守キーを押すと、これがマイコン2
0により検出されてマイコン20の処理はルーチン10
0のステップ111からスタートする。そして、次のス
テップ112において、モードフラグMFLGがチェックさ
れ、今の場合、留守番電話モードに設定されていて、MF
LG=“1”なので、処理はステップ112からステップ
131に進む。そして、このステップ131において、
モードフラグMFLGが、MFLG=“0”にリセットされて留
守番電話モードが解除され、続いて、ステップ132に
おいて、マイコン20からディスプレイ17に供給され
るドライブ信号が変更され、ディスプレイ17には、留
守番電話モードが解除されたことが表示され、その後、
ステップ133によりこのルーチン100を終了する。
【0037】こうして、留守番電話モードに設定されて
いるとき、キー13のうちの留守キーを押すと、その留
守番電話モードが解除され、通常モードとなる。
【0038】[通常モード時おける着呼]通常モード時
おける着呼は、マイコン20のCPUがルーチン200
を実行することにより実現される。
【0039】すなわち、着呼があると、その着呼を告げ
る回線LNからのリングトーン信号が検出回路16により
検出され、その検出信号がマイコン20に供給される。
すると、マイコン20のCPUの処理がルーチン200
のステップ201からスタートし、次にステップ202
において、モードフラグMFLGをチェックすることによ
り、通常モードであるか留守番電話モードであるかが判
別される。
【0040】そして、今の場合は、MFLG=“0”で通常
モードとされているので、処理はステップ202からス
テップ203に進み、以後、通常の電話機としての処理
が実行される。すなわち、マイコン20によりリンガ1
1が制御されてリンガ音が鳴らされ、リンガ音が鳴った
ので、送受器1、2を電話機から取り上げると、これに
よりスイッチ14がオンからオフになり、これがマイコ
ン20により検出される。この結果、マイコン20によ
りリンガ11が止められるとともに、インターフェイス
3はオフフック状態とされる。また、スイッチ回路61
も図の状態に接続される。したがって、以後、上述のよ
うに、電話の相手と通話をすることができる。
【0041】[留守番電話モード時おける着呼]留守番
電話モード時おける着呼は、マイコン20のCPUがル
ーチン200を実行することにより実現される。
【0042】すなわち、着呼があると、上述のように、
マイコン20のCPUの処理がルーチン200のステッ
プ201からスタートし、ステップ202において、モ
ードフラグMFLGをチェックすることにより、通常モード
であるか留守番電話モードであるかが判別される。
【0043】そして、今の場合は、MFLG=“1”で留守
番電話モードとされているので、処理はステップ202
からステップ211に進み、このステップ211におい
て、出力ポインタOUTPが、OUTP≠0(OUTP=1あるいは
2)であるか、OUTP=0であるかがチェックされ、OUTP
≠0のときには、処理はステップ211からステップ2
12に進む。そして、このステップ212において、検
出素子43の検出信号により、カセットテープ41がそ
の終端に達しているかどうかがチェックされ、終端に達
していないときには、ICMを録音できるときなので、
処理はステップ212からステップ213に進み、この
ステップ213において、出力ポインタOUTPの値にした
がって、OGM1あるいはOGM2が再生されて回線LN
に出力される。
【0044】すなわち、マイコン20によりスイッチ回
路61が図とは逆の状態に切り換えられるとともに、マ
イコン20からメモリコントローラ32にOGM1ある
いはOGM2の再生を指示するコマンドが供給される。
すると、コントローラ32によりメモリ31の読み出し
及びそのアドレスが制御されてメモリ31からOGM1
あるいはOGM2のデジタル音声信号が取り出される。
そして、このデジタル音声信号が、D/Aコンバータ3
3に供給されてアナログ音声信号にD/A変換され、こ
のアナログ音声信号が、加算回路34→スイッチ回路6
1→インターフェイス3の信号ラインを通じて回線LNに
送り出される。
【0045】したがって、電話をしてきた相手には、O
GM1あるいはOGM2が聞こえることになる。
【0046】そして、OGM1あるいはOGM2の再生
を終了すると、処理はステップ214に進み、このステ
ップ214において、マイコン20により形成回路15
が制御されて「ピー」という合図音の信号が形成され、
この信号が、加算回路34→スイッチ回路61→インタ
ーフェイス3の信号ラインを通じて回線LNに送り出され
る。そして、次にステップ215において、テープレコ
ーダ40が制御されて録音モードとされる。したがっ
て、相手がICMを話すと、そのICMの音声信号が、
回線LN→インターフェイス3の信号ラインを通じてテー
プレコーダ40に供給され、そのICMの音声信号はカ
セットテープ41に録音されていく。
【0047】また、マイコン20の処理は、ステップ2
15を実行すると、続いてステップ216に進み、この
ステップ216において、検出回路16の検出出力をチ
ェックすることにより相手がオンフックしたかどうかが
チェックされ、オンフックしていないときには、相手が
まだICMの話し中であると判断され、処理はステップ
216からステップ217に進む。そして、このステッ
プ217において、検出素子43の検出信号により、カ
セットテープ41がその終端に達しているかどうかがチ
ェックされ、終端に達していないときには、ICMを録
音できるときなので、処理はステップ217からステッ
プ216に戻る。
【0048】こうして、相手がオンフックをしないとと
もに、カセットテープ41が終端に達していないときに
は、ステップ216、217が繰り返され、この繰り返
し期間中、ICMが連続してカセットテープ41に録音
されていく。
【0049】そして、相手がICMを終えてオンフック
すると、これがステップ216により検出され、処理は
ステップ216からステップ221に進み、このステッ
プ221において、テープレコーダ40が制御されて停
止モードとされ、次にステップ222において、インタ
ーフェイス3がオフフック状態にされるなどの終話処理
が実行され、その後、ステップ223において、このル
ーチン200を終了する。
【0050】また、ステップ216、217が繰り返さ
れ、ICMが録音されているときに、カセットテープ4
1が終端に達すると、これが検出素子43及びステップ
217により検出されて処理はステップ217からステ
ップ218に進み、このステップ218において、形成
回路15が制御されてICMの録音ができなくなること
を示す警告音信号が形成され、この警告音信号が、加算
回路34→スイッチ回路61→インターフェイス3の信
号ラインを通じて回線LNに送り出される。続いて、ステ
ップ219において、出力ポインタOUTPが、OUTP=0に
セットされ、その後、処理はステップ221に進み、上
述のようにステップ221〜223が実行されてルーチ
ン200を終了する。
【0051】一方、ステップ212が実行され、カセッ
トテープ41がその終端に達しているかどうかがチェッ
クされた場合に、テープ41がその終端に達していると
きには、ICMを録音できないときなので、処理はステ
ップ212からステップ231に進み、このステップ2
31において、出力ポインタOUTPの値にかかわらずOG
M0が再生されて回線LNに出力される。
【0052】すなわち、ステップ231において、マイ
コン20によりスイッチ回路61が図とは逆の状態に切
り換えられるとともに、マイコン20からメモリコント
ローラ32にOGM0の再生を指示するコマンドが供給
される。すると、コントローラ32によりメモリ31の
読み出し及びそのアドレスが制御されてメモリ31から
OGM0のデジタル音声信号が取り出される。そして、
このデジタル音声信号が、D/Aコンバータ33に供給
されてアナログ音声信号にD/A変換され、このアナロ
グ音声信号が、加算回路34→スイッチ回路61→イン
ターフェイス3の信号ラインを通じて回線LNに送り出さ
れる。したがって、電話をしてきた相手にはOGM0が
聞こえることになる。
【0053】そして、OGM0の再生の再生を終了する
と、処理はステップ232に進み、このステップ232
において、終話処理が実行され、その後、ステップ23
3において、このルーチン200を終了する。
【0054】さらに、ステップ211が実行され、出力
ポインタOUTPがチェックされた場合に、OUTP=0のとき
には、処理はステップ211からステップ231に進
み、上述のようにOGM0が再生されて回線LNに出力さ
れ、その後、ステップ232、233が実行される。
【0055】したがって、留守番電話モード時に着呼が
あると、ステップ102〜105においてユーザの選択
したOGMが出力される。また、OGM1あるいはOG
M2を選択しておいたときには、ICMの録音が行われ
る。ただし、ICMの録音ができない状態のときには、
選択しておいたOGMにかかわらずOGM0が出力さ
れ、ICMが促される。
【0056】[カセットテープ41を取り出したとき]
電話機の待機中に、テープレコーダ40からカセット4
1を取り出すと、これが検出素子42により検出され、
この検出信号によりマイコン20に例えば割り込みがか
かってルーチン300が実行される。
【0057】そして、このルーチン300においては、
その処理はステップ301からスタートし、次にステッ
プ302において、出力ポインタOUTPが、OUTP=0にセ
ットされ、ステップ303において、このルーチン30
0を終了する。
【0058】したがって、待機中にカセットテープ41
を取り出すと、[留守番電話モード時における着呼]の
とき、ステップ102〜105において選択したOGM
にかかわらず、OGM0が出力され、ICMは促されな
い。すなわち、カセットテープ41が取り出されている
のであるからICMを録音できないにもかかわらず、O
GM1あるいはOGM2が出力されてICMを促すこと
がない。
【0059】[カセットテープ41をセットしたとき]
電話機の待機中に、テープレコーダ40にカセット41
をセットすると、これが検出素子42により検出され、
この検出信号によりマイコン20に例えば割り込みがか
かってルーチン310が実行される。
【0060】そして、このルーチン310においては、
その処理はステップ311からスタートし、次にステッ
プ312において、テープレコーダ40は巻き戻しモー
ドとされ、カセットテープ41はそのテープ位置にかか
わらず巻き戻し状態とされる。そして、カセットテープ
41がその始端まで巻き戻されると、ステップ313に
おいて、ステップ106によりバッファエリアBUFFにコ
ピーされた出力ポインタOUTPの値、すなわち、ステップ
102〜105により選択したOGMを指定する値が、
出力ポインタOUTPにコピー(復帰)され、その後、ステ
ップ314において、このルーチン310を終了する。
【0061】したがって、待機中にカセットテープ41
をセットすると、[留守番電話モード時における着呼]
のとき、ステップ102〜105において選択したOG
Mが出力され、OGM1あるいはOGM2であれば、I
CMが録音される。
【0062】すなわち、カセットテープ41を取り出す
と、上述のように、ステップ102〜105で選択した
OGMにかかわらずICMを促さないOGM0が出力さ
れるが、その後、カセットテープ41をセットすれば、
ステップ102〜105で選択したOGMが有効とな
り、そのOGMがICMを促すものであれば、ICMが
録音される。
【0063】[カセットテープ41を巻き戻したとき]
カセットテープ41の例えば終端までICMが録音され
ているので、あるいは後述するようにしてICMを再生
したので、そのカセットテープ41を巻き戻す場合に
は、操作キー13のうちの巻き戻しキーを押す。
【0064】すると、マイコン20によりルーチン31
0と同様のルーチン320が実行される。すなわち、マ
イコン20の処理が、ルーチン320のステップ321
からスタートし、次にステップ322において、テープ
レコーダ40は巻き戻しモードとされ、カセットテープ
41はそのテープ位置にかかわらず巻き戻し状態とされ
る。そして、カセットテープ41がその始端まで巻き戻
されると、ステップ323において、ステップ106に
よりバッファエリアBUFFにコピーされた出力ポインタOU
TPの値、すなわち、ステップ102〜105により選択
したOGMを指定する値が、出力ポインタOUTPにコピー
(復帰)され、その後、ステップ324において、この
ルーチン320を終了する。
【0065】したがって、カセットテープ41を巻き戻
しておくと、[留守番電話モード時における着呼]のと
き、ステップ102〜105において選択したOGMが
出力され、OGM1あるいはOGM2であれば、ICM
が録音される。
【0066】[カセットテープ41を消去するとき]電
話機の待機中に、操作キー13のうちの消去キーを押す
と、マイコン20によりルーチン330が実行される。
すなわち、このルーチン330においては、その処理は
ステップ331からスタートし、次にステップ332に
おいて、テープレコーダ40は巻き戻しモードとされ、
カセットテープ41はそのテープ位置にかかわらず巻き
戻し状態とされる。
【0067】そして、カセットテープ41がその始端ま
で巻き戻されると、ステップ333において、テープレ
コーダ40は消去モードとされ、カセットテープ41
は、その始端から消去されていく。そして、テープ41
が、その終端まで消去されると、ステップ334により
テープレコーダ40は巻き戻しモードとされ、テープ4
1は始端まで巻き戻されると、ステップ335におい
て、ステップ106によりバッファエリアBUFFにコピー
された出力ポインタOUTPの値、すなわち、ステップ10
2〜105により選択したOGMを指定する値が、出力
ポインタOUTPにコピー(復帰)され、その後、ステップ
336において、このルーチン330を終了する。
【0068】したがって、待機中にカセットテープ41
を消去すると、[留守番電話モード時における着呼]の
とき、ステップ102〜105において選択したOGM
が出力され、OGM1あるいはOGM2であれば、IC
Mが録音される。
【0069】[ICMの再生]これは、留守番電話モー
ド時に録音されたICMを再生してユーザが聴く場合で
ある。すなわち、電話機が待機状態にあるとき、操作キ
ー13のうちのICM再生キーを押すと、マイコン20
によりテープレコーダ40が制御されて巻き戻しモード
とされ、カセットテープ41はその始端まで巻き戻され
る。そして、テープ41が始端まで巻き戻されると、続
いてテープレコーダ40は再生モードとされ、テープ4
1の始端から再生が開始され、その再生信号、すなわ
ち、ICMの音声信号がテープレコーダ40か出力され
る。
【0070】そして、このICMの音声信号が、アンプ
45を通じてスピーカ46に供給され、したがって、ス
ピーカ46によりICMを聴くことができる。
【0071】[その他]メモリ31に対するOGMの録
音及びこれを再生して内容の確認を行うための構成は、
従来のそれと同様でよいので、説明は省略する。また、
ICMの再生を管理する構成も、従来のそれと同様にす
ることもできる。さらに、ICMをメモリに録音・再生
することもできる。
【0072】
【発明の効果】この発明によれば、のICMの録音の
できる電話機において、(1)の応答専用のOGMと、(2)
のICMを促すOGMとを、ユーザが自由に選択するこ
とができる。そして、この場合、 1.ユーザがOGMを選択すると、以後、特に変更しない
かぎり、最初に選択したOGMが有効となる。 2.ただし、(2)のICMを促すOGMが選択されていて
も、ICMの録音ができない状態になると、(1)の応答
専用のOGMが有効となる。 3.ICMの録音できない状態から録音できる状態に復帰
したときには、ユーザが最初に選択したOGMが再び有
効となる。 となるので、ユーザは、特別な理由がないかぎりOGM
が複数あることを意識する必要がなく、操作が簡単であ
る。
【0073】すなわち、OGMに対するユーザの自由度
を確保しつつ、電話機の状態に応じてOGMが自動的に
最適なものに切り換えられる。したがって、例えば外出
するとき、単に留守番電話キーを押すだけで、着呼時、
最善の応答が実行される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例の系統図である。
【図2】留守番電話モードルーチンの一例のフローチャ
ートである。
【図3】着呼ルーチンの一例の一部のフローチャートで
ある。
【図4】図3の続きを示すフローチャートである。
【図5】処理ルーチンの例を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 送話器 2 受話器 3 回線インターフェイス 12 ダイヤルキー 13 操作キー 15 形成回路 16 検出回路 17 ディスプレイ 20 マイクロコンピュータ 30 再生装置 31 メモリ 32 メモリコントローラ 33 D/Aコンバータ 40 テープレコーダ 41 カセットテープ 42 カセット検出素子 43 終端検出素子 46 スピーカ LN 電話回線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 留守番電話機能を有する電話機におい
    て、 複数個の、着呼時の応答のメッセージのうちの1つを選
    択的に出力する再生装置と、 この再生装置から出力される上記応答のメッセージを、
    ユーザのスイッチ操作にしたがって選択する選択手段
    と、 相手の用件のメッセージを録音・再生する録音再生装置
    と、 この録音再生装置が上記用件のメッセージを録音できる
    かどうかを検出する検出手段と、 この検出手段の検出出力に基づいて、上記選択手段によ
    り選択される応答のメッセージを変更するようにした電
    話機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電話機において、 上記複数の応答のメッセージのうちの少なくとも1つ
    は、上記用件のメッセージを促さないメッセージとさ
    れ、 上記複数の応答のメッセージのうちの少なくとも1つ
    は、上記用件のメッセージを促すメッセージとされ、 上記検出手段の検出出力が、上記録音再生装置が上記用
    件のメッセージの録音のできないことを示しているとき
    には、上記選択手段により選択された応答のメッセージ
    にかかわらず、上記用件のメッセージを促さない上記応
    答のメッセージを出力するようにした電話機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電話機において、 上記再生装置がメモリとされ、 上記録音再生装置がカセット式テープレコーダとされた
    電話機。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の電話機において、 上記再生装置がメモリとされ、 上記録音再生装置が別のメモリとされた電話機。
JP4204593A 1993-02-05 1993-02-05 電話機 Pending JPH06232958A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010016667A (ja) * 2008-07-04 2010-01-21 Pioneer Electronic Corp 電話機及び電話機の設定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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