JPH06232600A - ガイドピン、これを用いた部材位置決め構造及び位置決め方法 - Google Patents

ガイドピン、これを用いた部材位置決め構造及び位置決め方法

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JPH06232600A
JPH06232600A JP3948593A JP3948593A JPH06232600A JP H06232600 A JPH06232600 A JP H06232600A JP 3948593 A JP3948593 A JP 3948593A JP 3948593 A JP3948593 A JP 3948593A JP H06232600 A JPH06232600 A JP H06232600A
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JP
Japan
Prior art keywords
guide pin
hole
screw
wall
positioning
Prior art date
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Pending
Application number
JP3948593A
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English (en)
Inventor
Shizuka Kawabata
静 川端
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Publication of JPH06232600A publication Critical patent/JPH06232600A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガイドピンの挿入及び抜取りが容易かつ迅速
に行えるようにする。 【構成】 孔部に挿入されることにより該孔部の内壁に
対して付勢するバネ手段を有するガイドピン1を、筐体
2に設けられた孔部7に挿入する。プリント配線板5に
設けられた孔部8を、ガイドピンにより案内しつつ嵌合
する。筐体2とプリント配線板5との両孔部にねじ等の
固定部材を挿入して固定するに際し、ガイドピン1を下
孔部4に埋没せしめる。 【効果】 ガイドピン1を抜取る必要がないので作業工
数を削減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガイドピン、これを用い
た部材位置決め構造及び位置決め方法に関し、特にプリ
ント配線板等の部材を筐体等に載置する際に、プリント
配線板に設けられた孔部と筐体等に設けられた孔部との
相対位置を合わせるための位置決め用ガイドピン、これ
を用いた部材位置決め構造及び位置決め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動組立機においては、軽量の
ねじ締め部品の位置決めをするために、予め部品の位置
決め用のガイドピンを立てておくことが多い。従来は、
ガイドピン挿入用の孔部を設けておき、その孔部にガイ
ドピンを圧入したり、孔部にねじを切ってこれにねじ込
む方法が行われていた。また、本来の取付け用ねじ孔と
共用し、このねじ孔にガイドピンをねじ込む方法もあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のガイド
ピンによる位置決め方法によると、ガイドピン挿入に手
間がかかるだけでなく、組立後は不用な部品となるか、
又は引抜くためにもさらに手間がかかるという欠点があ
る。特に、ねじ孔を共用する場合には、ねじ込み式のガ
イドピンであれば、正規のねじを締め込むためには、そ
の孔部に挿入されているガイドピンを、ねじの逆転方向
に回して抜く手間がかかるという欠点がある。さらに高
密度実装を行う場合には、ガイドピンのためのスペース
を確保することが難しく、組立作業上の最適な位置にガ
イドピンを立てることが困難であるという欠点があっ
た。
【0004】本発明はこのような従来の欠点を解決する
ためになされたものであり、その目的は挿入及び抜取り
が容易かつ迅速に行えるガイドピンを提供することであ
る。
【0005】また、本発明の他の目的は、位置決めの際
に必要なガイドピンの挿入及び抜取り作業工数を削減す
ることのできる部材位置決め構造及び位置決め方法を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した従来の欠点を解
決するため本発明によるガイドピンは、第1の部材に設
けられた孔部に挿入されることにより第2の部材に設け
られた孔部の案内をなすガイドピンであって、前記第1
の部材の孔部に挿入された状態において該孔部の内壁に
対して付勢するバネ手段を有することを特徴とする。
【0007】また、上述した従来の欠点を解決するため
本発明による部材位置決め構造は、孔部を有する第1及
び第2の部材と、前記第1の部材の孔部に挿入された状
態において該孔部の内壁に対して付勢するバネ手段を有
するガイドピンとを含み、前記ガイドピンが前記第1の
部材の孔部に挿入されることにより前記第2の部材の孔
部の案内をなすことを特徴とする。
【0008】さらにまた、上述した従来の欠点を解決す
るため本発明による部材位置決め方法は、孔部に挿入さ
れることにより該孔部の内壁に対して付勢するバネ手段
を有するガイドピンを、第1の部材に設けられた孔部に
挿入する第1のステップと、第2の部材に設けられた孔
部を、前記ガイドピンにより案内しつつ前記ガイドピン
に嵌合する第2のステップと、前記第1の部材の孔部と
前記第2の部材の孔部とに固定部材を挿入することによ
り前記第1及び第2の部材同士を固定するに際して、前
記ガイドピンを前記第1の部材の孔部内に埋没せしめる
第3のステップとからなることを特徴とする。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0010】図1は本発明によるガイドピンを用いた部
材位置決め構造の一実施例の部分断面図である。図にお
いて、本発明の一実施例によるガイドピンを用いた部材
位置決め構造は、被締結部材としての筐体2に設けられ
た孔部7に挿入された状態において、その孔部7の内壁
に対して付勢する板バネ部材を有するガイドピン1を用
いたものであり、このガイドピン1を予め孔部7に挿入
しておくことにより締結部品であるプリント配線板5に
設けられた孔部8の案内を行うものである。
【0011】また、本実施例においては、筐体2の孔部
7にねじ部3が設けられており、さらに、ねじ部3の奥
側には下孔部4が設けられている。
【0012】本実施例におけるガイドピン1は、図3に
示されているような十字形の金属板20を湾曲させて作
製する。すなわち、金属板20の対向する辺aと辺cと
を互いに一致させるように湾曲させると共に、対向する
辺bと辺dとを互いに一致させるように湾曲させる加工
を施せば良い。つまり、全ての辺a〜dを一点に集中さ
せるように加工するのである。このように加工すること
により、4個の板バネからなるガイドピン1が構成でき
る。なお、板バネの個数は4個に限定されない。
【0013】図1に戻り、ガイドピン1を孔部7に予め
挿入しておけば、プリント配線板5の孔部8を案内しつ
つ位置決めできるのである。特に、自動組立機を用いて
プリント配線板5を筐体2の上に載置する場合であって
も確実に位置決めが行える。
【0014】要するに、本例のガイドピンは孔部に挿入
されることにより、その内壁に対して付勢する板バネで
構成されているため、その挿入及び抜取りが容易かつ迅
速に行えるのである。
【0015】次に、図1の状態の後に行われるねじ締め
について説明する。図1の状態は、ガイドピン1を用い
て案内しつつ筐体2上にプリント配線板5を載置した状
態であり、このガイドピン1の上方向(矢印Yの方向)
からねじをねじ込むのである。すると、そのねじが挿入
されるに従い、ガイドピン1が孔部7の奥側に押込まれ
る。そして、ねじが完全にねじ込まれて挿入された状態
では、図2に示されているようにガイドピン1が下孔部
4まで埋没することになる。したがって、ガイドピンを
引抜く必要はなく、工数が削減され、作業効率が向上す
るのである。
【0016】要するに、孔部の内壁に対して付勢するバ
ネ部材を有するガイドピンを筐体2の孔部7に挿入し、
次にこのガイドピンにより案内しつつ配線板5の孔部8
をガイドピンに嵌合し、さらに筐体2及び配線板5の両
孔部に対して固定部材であるねじを挿入して固定する際
にガイドピンを筐体2の孔部7内に埋没せしめているの
である。これにより、ガイドピンの挿入及び抜取り作業
工数を削減できる。
【0017】もっとも、ねじ6を挿入する前にガイドピ
ンを抜くことは自由にできるので、工数や作業効率を気
にしなければ、抜いた後にねじ締めを行っても良い。な
お、抜いたガイドピンは再度使用できる。
【0018】本例では筐体とプリント配線板との位置決
めを行う場合について説明したが、その場合に限らず、
種々の部材同士の位置決めに本発明が適用できることは
明らかである。例えば、トランスやコネクタを位置決め
する場合に適用できる。ねじ以外の固定部材で固定する
場合にも適用できることは明らかである。
【0019】ここで、ガイドピンについては、挿入及び
抜取りが容易で、かつ孔部の内壁に対して付勢するバネ
手段を有していれば良い。このため、次のような実施例
が考えられる。
【0020】まず、図4に示されているようなガイドピ
ン10が考えられる。これは、樹脂を図示のように成型
することで得られる。すなわち、断面が略台形の3本の
バネ部材についてそれらの一端が接合された形状となる
ように金型を作製し、これを用いて成型すれば良い。こ
のガイドピン10についても、図1及び図2に示されて
いるように孔部に挿入して使用すれば良い。
【0021】また、針金を、図5の正投象図に示されて
いる形状に加工しても良い。すなわち、所定長の針金を
1/2の長さの点Aで直角に曲げ、その点Aと針金の一
端Bとで楕円形を形づくるように加工し、また点Aと針
金の他端Cとで他の楕円形を形づくるように加工し、2
つの楕円同士がその長軸で直交するように加工するので
ある。
【0022】このように加工することにより、楕円の短
軸方向に弾性が得られるため、このガイドピンを図1及
び図2に示されているように孔部に挿入して使用すれば
良い。
【0023】以上のように、ガイドピンに径方向の弾性
を持たせることにより、ガイドピンの挿入孔の孔径の許
容差が大きくなり、また孔をネジ孔であっても問題なく
ガイドピンを立てることができるのである。したがっ
て、ガイドピンの挿入孔をわざわざ専用に加工しなくて
も、他の目的のための孔を兼用して使うことができるの
である。さらに、それだけでなく、孔の深さに余裕があ
れば、ガイドピンとしての利用後にさらにピンを奥に押
込んで埋没させることにより、ガイドピンを抜く手間も
省くことができるといった利点を有する。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、孔部の内
壁に対して付勢するバネ手段をガイドピンに設けること
により、挿入及び抜取りが容易かつ迅速に行えるように
なり、作業工数が削減でき、作業効率が向上するという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるガイドピンを用いた部材
位置決め構造の概略構成を示す断面図である。
【図2】図1の構成にねじを挿入した状態を示す概略構
成図である。
【図3】図1及び図2中のガイドピン1の展開図であ
る。
【図4】本発明の他の実施例によるガイドピンの斜視図
である。
【図5】本発明の他の実施例によるガイドピンの正投象
図である。
【符号の説明】
1,10 ガイドピン 2 筐体 3 ねじ部 4 下孔部 5 プリント配線板 6 ねじ 7,8 孔部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の部材に設けられた孔部に挿入され
    ることにより第2の部材に設けられた孔部の案内をなす
    ガイドピンであって、前記第1の部材の孔部に挿入され
    た状態において該孔部の内壁に対して付勢するバネ手段
    を有することを特徴とするガイドピン。
  2. 【請求項2】 前記バネ手段は、前記内壁に対して付勢
    するN個(Nは正の整数)の板バネ部材であることを特
    徴とする請求項1記載のガイドピン。
  3. 【請求項3】 孔部を有する第1及び第2の部材と、前
    記第1の部材の孔部に挿入された状態において該孔部の
    内壁に対して付勢するバネ手段を有するガイドピンとを
    含み、前記ガイドピンが前記第1の部材の孔部に挿入さ
    れることにより前記第2の部材の孔部の案内をなすこと
    を特徴とする部材位置決め構造。
  4. 【請求項4】 前記バネ手段は、前記内壁に対して付勢
    するN個(Nは正の整数)の板バネ部材であることを特
    徴とする請求項3記載の部材位置決め構造。
  5. 【請求項5】 孔部に挿入されることにより該孔部の内
    壁に対して付勢するバネ手段を有するガイドピンを、第
    1の部材に設けられた孔部に挿入する第1のステップ
    と、第2の部材に設けられた孔部を、前記ガイドピンに
    より案内しつつ前記ガイドピンに嵌合する第2のステッ
    プと、前記第1の部材の孔部と前記第2の部材の孔部と
    に固定部材を挿入することにより前記第1及び第2の部
    材同士を固定するに際して、前記ガイドピンを前記第1
    の部材の孔部内に埋没せしめる第3のステップとからな
    ることを特徴とする部材位置決め方法。
JP3948593A 1993-02-03 1993-02-03 ガイドピン、これを用いた部材位置決め構造及び位置決め方法 Pending JPH06232600A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61222300A (ja) * 1985-02-14 1986-10-02 エジオ カルテイ プリント回路の裏板位置決め装置
JPH02160434A (ja) * 1988-12-12 1990-06-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 位置決め装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61222300A (ja) * 1985-02-14 1986-10-02 エジオ カルテイ プリント回路の裏板位置決め装置
JPH02160434A (ja) * 1988-12-12 1990-06-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 位置決め装置

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