JP3273728B2 - コネクタを備えたユニットの連結構造 - Google Patents

コネクタを備えたユニットの連結構造

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JP3273728B2 JP10799596A JP10799596A JP3273728B2 JP 3273728 B2 JP3273728 B2 JP 3273728B2 JP 10799596 A JP10799596 A JP 10799596A JP 10799596 A JP10799596 A JP 10799596A JP 3273728 B2 JP3273728 B2 JP 3273728B2
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタ同士を連
結しながら電気ユニット同士を電気的に接続するように
したコネクタを備えたユニットの連結構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、電気ユニット同士の電気的接
続においてコネクタを用いることが行われており、例え
ば、相互に連結される第1のユニットと第2のユニット
とがある場合、予め第1のユニットに第1のコネクタ
を、第2のユニットに第2のコネクタをそれぞれ固定し
ておき、ユニット同士を連結する際に両コネクタのハウ
ジング同士を嵌合させることは一般に行われている。
【0003】ところが、このような構造では、両コネク
タを互いに一致させながらユニット同士を連結する必要
があるため作業が煩雑であり、また、各コネクタの取付
位置に少しでも誤差があると、コネクタ同士の接続が不
能になる虞れがある等し、両ハウジングがうまく嵌合し
ていないにも拘らず強引に両ユニットの連結作業が行わ
れると、コネクタハウジングが破損に至る虞れがある。
【0004】そこで、最近では、両ユニットを相対的に
コネクタ接続方向にガイドする構造を採用し、これによ
り両コネクタを互いに導いてコネクタハウジングの嵌合
が容易かつ確実に行われるようにするとともに、いずれ
か一方のコネクタをユニットに対してコネクタ接続方向
と直交する方向に変位可能に取付け、これにより各コネ
クタの取付位置の誤差を吸収し得るような構造が採用さ
れるようになっている(実開平1−142345号公
報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な連結構造も、両ユニット同士を互いに位置決めして連
結する構造、例えば、一方のユニットに突起を設け、両
ユニットの連結時にこの突起を他方のユニットの位置決
め用の孔に挿入させるような構造においては、必ずしも
十分ではない。
【0006】すなわち、両コネクタをより容易かつ確実
に接続できるようにすべく上記ガイド構造のクリアラン
スを小さく設定すると、ガイド部によって規制されるユ
ニットの位置関係に誤差がある場合に各ユニット同士の
位置決めが困難、あるいは不能になったり、また、この
ような状態で強引に両ユニットが連結されることにより
両ユニットに歪みが生じたりする虞れがあり、状態によ
っては振動による異音の発生を招く虞れがある。従っ
て、上記クリアランスを小さく設定するにも限界があ
り、両コネクタの容易かつ確実な接続を確保する上では
未だ不十分である。
【0007】なお、上記クリアランスを大きくする一
方、コネクタ先端に形成されるガイド用のテーパ部分を
大きくすることによって両コネクタを容易かつ確実に接
続することも考えられるが、この場合には、コネクタの
サイズが大きくなりコンパクト化の要請に応えることが
難しくなるという問題がある。
【0008】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、ユニット同士を互いに位置決めして連
結するに際し、両コネクタを容易かつ確実に接続しつつ
両ユニットを適切に位置決めした状態で連結することが
できるコネクタを備えたユニットの連結構造を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、第1のコネクタを具備した第1のユニッ
トと第2のコネクタを具備した第2のユニットとを、各
コネクタのハウジングを嵌合させつつ位置決め手段によ
り両ユニットを互いに位置決めした状態で接続するため
のユニットの連結構造において、上記両コネクタのうち
の少なくとも一方のコネクタがユニットに対してコネク
タ接続方向と直交する方向に変位可能に取り付けられる
とともに、上記第1のユニット及び第2のユニットに両
ユニットを相対的にコネクタ接続方向にガイドするガイ
ド手段が設けられ、このガイド手段は、上記位置決め手
段による各ユニットの非位置決め状態であって、かつ第
1のコネクタと第2のコネクタのハウジング同士が嵌合
し始める嵌合開始位置まではコネクタ接続方向と直交す
る方向のユニット同士の相対的な変位を阻止し、該嵌合
開始位置以降は、コネクタ接続方向と直交する方向のユ
ニット同士の相対的な変位を許容するように構成されて
なるものである。
【0010】この構造によれば、各ユニットの連結に際
し、嵌合開始位置までは上記ガイド手段により両ユニッ
トが相対的にガイドされているため、両コネクタのハウ
ジングの嵌合が容易かつ確実に開始される。そして、嵌
合開始位置以降は、ガイド手段によるガイドが解除され
て、両ユニットのコネクタ接続方向以外の方向の相対的
な変位が許容されるため、位置決め手段による両ユニッ
トの位置決めを適切に行いながら両ユニットを連結する
ことができる。このとき、一方のコネクタがコネクタ接
続方向と直交する方向に変位可能に取付けられているた
め、両コネクタの取付け位置に誤差が生じていても一方
のコネクタの変位によりこの誤差が吸収され、これによ
って両コネクタの接続及び両ユニットの連結が無理なく
行われる。
【0011】特に、第1のユニットが第2のユニットに
挿入された状態で連結されるものでは、ガイド手段を、
一方のユニットに突設される突部と、他方のユニットに
形成されて上記突部をガイドするガイド部とから構成す
るとともに、ガイド部が設けられるユニットに、上記嵌
合開始位置から両コネクタが嵌合するまでの間に、コネ
クタ接続方向と直交する方向の上記突部の変位を許容す
る部分を形成するようにすれば上記のような作用を得る
ことができる。この場合、上記ガイド部としてコネクタ
接続方向に延びる溝を形成し、この溝に上記突部を介在
させてガイドするようにすれば、簡単な構成でガイド手
段を構成することができる。
【0012】また、第2のユニットにおける第1のユニ
ットの挿入部が断面多角形に形成されるものでは、上記
突部として、第1のユニットの外周に少なくとも上記挿
入部の断面角部に対応し、かつ挿入部の断面形状に対応
した形状のフランジを形成するようにすれば、ガイド溝
等を形成することなく挿入部の内面をそのままガイド部
として利用することができる。特に、第2のユニットが
箱型に形成されるものにおいては、第1のユニットを切
欠いて上記突部の変位を許容する部分を形成するように
すれば、第2のユニットの構成を簡略化しながら上記の
作用を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を用いて説明する。
【0014】図1及び図2は、車体の計器パネルとこれ
に取付けられる計器ユニットとを示しており、これらの
計器パネルと計器ユニットとを連結する構造として本発
明が適用されている。
【0015】これらの図に示すように、計器パネル10
(以下、パネル10と略す)には、計器ユニット12
(以下、ユニット12と略す)を挿入するためのユニッ
ト挿入凹部30が形成され、このユニット挿入凹部30
の入口部分の周囲2個所に、ユニット12を位置決めし
て固定するための一対のピン34及びねじ穴36が設け
られている。ユニット12の表面側(図2の下側)にお
いて上記ピン34及びねじ穴36に対応する個所にはそ
れぞれフランジ14が形成されており、これらのフラン
ジ14にピン34を挿通する位置決め穴16とボルト挿
通穴18が設けられている。つまり、ユニット12をユ
ニット挿入凹部30に挿入しつつピン34を位置決め穴
16に挿入し、各ボルト挿通穴18にボルトを挿通して
ねじ穴36に螺合、挿入することにより、パネル10に
対してユニット12を位置決めした状態で固定できるよ
うになっている。
【0016】そして、ユニット12には第1のコネクタ
22が、パネル10には第2のコネクタ32がそれぞれ
設けられており、上記のようにユニット12及びパネル
10が連結されることにより両コネクタ22、32を通
じてパネル10とユニット12との電気的接続が行われ
るようになっている。
【0017】第1のコネクタ22は、上記ユニット12
においてパネル10に対向する面にボルト等によって固
定されており、その固定位置は上記第2のコネクタ32
に相対向する位置に設定されている。第1のコネクタ2
2は、図示を省略しているが、中央にハウジング嵌入凹
部を有した雌型ハウジングとされ、このハウジング嵌入
凹部に上記第2のコネクタ32のハウジングが嵌入可能
になっている。また、ハウジング嵌入凹部の入口部分に
は、先広がりのテーパ面が形成されてハウジングの嵌入
が容易に行われ得るようになっている。
【0018】一方、第2のコネクタ32は、上記第1の
コネクタ22のハウジングに嵌入可能な雄型ハウジング
とされ、図2に示すように、上記ユニット挿入凹部30
のコネクタ接続方向の底部(同図では上部)であって上
記第1のコネクタ22に相対向する位置に取付けパネル
11を介して取付けられ、パネル10に対して弾性的に
変位することができるようになっている。
【0019】すなわち、第2のコネクタ32は、図4〜
図6に示すように、左右方向(図2で左右方向)に延び
るコネクタ本体40の左右両端部に合成樹脂等かならる
ばね配設部42を一体に備えた構成となっている。ばね
配設部42は、コネクタ本体40の左右両側から延設さ
れる基板44に上記取付けパネル11に向かって延びる
支柱46が突設され、これらの支柱46の先端部から、
その突出方向と逆向きに複数の転回ばね48(図示の例
では1本の支柱46に対して3つの転回ばね48)が延
設された構成となっている。転回ばね48のうち、1つ
の転回ばね48は支柱46から上向きに転回され、もう
1つの転回ばね48は下向きに転回され、残りの転回ば
ね48は左右方向の外向きに転回されており、各転回ば
ね48の先端部近傍には当接片50が外向きに形成され
るとともに、この当接片50と転回ばね48本体との間
にリブ52が形成されている。
【0020】そして、図4に示すように、取付けパネル
11に形成された貫通穴54にコネクタ本体40が挿入
されつつ、この貫通穴54の左右両側に形成された矩形
のばね取付穴56に上記ばね配設部42が押し込まれる
ことにより、第2のコネクタ32がばね配設部42を介
して取付けパネル11に取付けられている。
【0021】この取付け状態においては、図6に示すよ
うに、転回ばね48の先端部がばね取付穴56の周縁部
と係合するとともに、当接片50と基板44との間にば
ね取付穴56の周縁部が挾持された状態となっており、
各転回ばね48の撓み変形が可能となっている。従っ
て、第2のコネクタ32は、上記撓み変形によって、取
付けパネル11の面に沿う任意の方向、すなわちコネク
タ接続方向と直交する任意の方向へ弾性的に変位した
り、あるいは取付けパネル11の面に対して適度に弾性
的に傾斜することができるようになっている。
【0022】ところで、パネル10及びユニット12に
は、これらを相対的にコネクタ接続方向にガイドするガ
イド手段が設けられ、両コネクタ22,23の後記嵌合
開始位置まではこのガイド手段によりコネクタ接続方向
に直交する方向のユニット12の変位が阻止され、嵌合
開始位置以降は、ガイド手段による位置規制が解除され
て上記方向へのユニット12の変位が許容されるように
なっている。
【0023】具体的に説明すると、パネル10のユニッ
ト挿入凹部30が、図1及び図2に示すように、ユニッ
ト12よりも適度に大きな断面を有する入口側の導入部
31aと、これに連続し、前記導入部31aよりも左右
方向の寸法が十分に大きく設定された開放部31bとか
ら構成されている。そして、この開放部31bの左右両
側面に、コネクタ接続方向に延びて上記開放部31bに
通じるガイド溝38が形成されるとともに、このガイド
溝38の溝深さ(左右方向の寸法)が、上記開放部31
bの左右両端部よりも内側に溝底が位置するように設定
されている。
【0024】また、上記ユニット12の後端部に、上記
ガイド溝38に対応して左右両側に突出するスタビライ
ザー24が設けられ、ユニット12のユニット挿入凹部
30への挿入時には、このスタビライザー24が上記ガ
イド溝38に介入されてガイドされるようになってい
る。つまり、スタビライザー24とガイド溝38とによ
りガイド手段が構成されている。
【0025】そして、ユニット12のユニット挿入凹部
30への挿入に際し、図2の二点鎖線に示す嵌合開始位
置、すなわち、第1のコネクタ22のハウジングに第2
のコネクタ32のハウジング先端が適度に嵌入し、かつ
パネル10の上記ピン34がユニット12の位置決め穴
16に未だ挿入されていない位置にユニット12が達し
たときに丁度ユニット12のスタビライザー24がガイ
ド溝38から脱して開放部31b内に位置するように上
記ユニット挿入凹部30における導入部31aのコネク
タ接続方向の寸法、あるいはスタビライザー24の寸法
等が設定されるとともに、スタビライザー24及びガイ
ド溝38のクリアランスが小さくなるようにこれらの寸
法が設定されている。
【0026】これによりユニット12が上記嵌合開始位
置に至るまではスタビライザー24がガイド溝38に介
在してコネクタ接続方向に直交する方向のユニット12
の変位が規制され、嵌合開始位置以降は、スタビライザ
ー24がガイド溝38から脱して開放部31b内に位置
することにより、ユニット挿入凹部30内面とのクリア
ランスの範囲内で、コネクタ接続方向に直交する方向の
ユニット12の変位が許容されるようになっている。
【0027】次に、以上のように構成されたユニット1
2のパネル10への取付け要領について説明する。
【0028】先ず、図1及び図2に示すように、第1の
コネクタ22をパネル10に対向させた状態でユニット
12を配置し、各スタビライザー24を左右のガイド溝
38にそれぞれ介在させながらユニット12をユニット
挿入凹部30に押し込む。
【0029】このとき上記嵌合開始位置までは、スタビ
ライザー24がガイド溝38にガイドされているため、
ユニット12はコネクタ接続方向以外の方向にずれ動く
ことなく挿入される。そのため、第1のコネクタ22の
位置及び方向が両コネクタ22,32の接続に適した状
態に保持されたまま上記嵌合開始位置まで押し込まれて
両コネクタハウジング同士の嵌合が開始される。従っ
て、ユニット12を押し込むだけで、何ら各コネクタ2
2,32の位置合わせを行うことなく、容易かつ確実に
両コネクタ22,32を接続することができる。
【0030】そして、上記フランジ14がパネル10の
表面に接近する位置までユニット12を押し込んだら、
パネル10の各ピン34を位置決め穴16に挿入させつ
つユニット12を押し込み、これによってユニット12
をパネル10に対して位置決めする。
【0031】このようにピン34を位置決め穴16に挿
入する段階では、既にユニット12は嵌合開始位置を越
えており、コネクタ接続方向に直交する方向のユニット
12の変位が可能となっている。そのため、パネル10
に対してユニット12を変位させながらピン34を位置
決め穴16に挿入することができる。このとき、第2の
コネクタ32のハウジングが第1のコネクタ22のハウ
ジングに対してある程度まで嵌入されているが、上述の
通り、第2のコネクタ32がコネクタ接続方向と直交す
る方向に変位可能に設けられているため、上記置決めに
関してはユニット12と一体に第2のコネクタ32を変
位させることができ、従って、ユニット12の位置決め
に際して両コネクタ22,32、パネル10、あるいは
ユニット12のフランジ14等の各部位に歪み等が生じ
ることがない。
【0032】そして、更にユニット12を押し込んで上
記フランジ14をパネル10表面に当接させ、これによ
り両コネクタ22,32を完全に接続させた後(図3に
示す状態)、各フランジ14のボルト挿通穴18にボル
トを挿通してねじ穴36に螺合、挿入することにより、
パネル10に対するユニット12の取付けが完了する。
【0033】このように上記の構造によれば、パネル1
0とユニット12の連結において、第1のコネクタ22
と第2のコネクタ32の接続を容易かつ確実に行うこと
ができる上、パネル10及びユニット12のいかなる部
位にも歪み等を生じさせることなく適切にパネル10と
ユニット12を位置決めした状態で連結することができ
る。
【0034】なお、上記実施形態は、本発明に係る連結
構造の代表的な一例であって、その具体的な構成は、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0035】例えば、上記実施形態では、ユニット12
の左右両側に一対のスタビライザー24を突設させ、こ
のスタビライザー24をパネル10のユニット挿入凹部
30に形成されたガイド溝38でガイドするようにガイ
ド手段が構成されているが、これ以外に図7及び図8に
示すようなガイド手段を構成することもできる。
【0036】すなわち、図7に示すようにユニット12
の上下左右の各面にそれぞれスタビライザー24を突設
し、これらのスタビライザー24を、ユニット挿入凹部
30の上下左右の各面に形成されたガイド溝38でガイ
ドすることもできる。この構成によれば、左右両側のス
タビライザー24のみならず上下両側のスタビライザー
24によってもユニット12の位置が規制されるので、
上記実施形態のガイド手段に比べ、嵌合開始位置に達す
るまでのユニット12の不要な変位を確実に阻止して両
コネクタ22,32の接続をより容易かつ確実に行うこ
とが可能となる。また、図8に示すように、ユニット1
2の周囲に亘ってフランジ25を立設する一方、ユニッ
ト挿入凹部30の断面形状をこのフランジ25に対応し
た形状に形成し、フランジ25の外周部をユニット挿入
凹部30の内周面全体でガイドするようにすることもで
きる。この構成によれば、上記実施形態のようなガイド
溝38が不要となる分、ユニット挿入凹部30の形状が
単純化されるので、パネル10の製作が容易になる。な
お、この構成の場合、必ずしもユニット12の周囲全体
にフランジ25を設ける必要はなく、例えば、ユニット
12の角部にのみフランジを形成し(図9参照)、この
フランジをユニット挿入凹部30の内周角部でガイドす
るようにしても構わない。
【0037】また、上記実施形態では、ユニット挿入凹
部30が導入部31aと開放部31bとから構成され、
スタビライザー24が導入部31aに形成されたガイド
溝38から脱して導入部31aに位置することによりコ
ネクタ接続方向と直交する方向のユニット12の変位が
可能となるように構成されているが、例えば、図9に示
すようにユニット12をユニット挿入凹部30を備えた
箱型のソケット15に挿入して取付けるような構造の場
合には、同図に示すようにユニット12の外周角部にフ
ランジ26を形成し、このフランジをユニット挿入凹部
30の内周角部でガイドするようにし、また、上記パネ
ル10の開放部31bに相当する部分としてソケット1
5の奥側上部及び下部に切欠き部17を設けるようにし
てもよい。このような構造によれば、所定の位置までは
フランジ27がユニット挿入凹部30の内周角部により
ガイドされるためコネクタ接続方向と直交する方向のユ
ニット12の変位が阻止され、図10に示すように、フ
ランジ27が切欠き部17に対応する位置に達するとフ
ランジ27に対する位置規制が解除されてコネクタ接続
方向と直交する方向のユニット12の変位が可能とな
る。
【0038】さらに、上記実施形態では、ユニット12
に突設したスタビライザー24を、パネル10に形成し
たガイド溝38でガイドするようにしているが、逆に、
パネル10のユニット挿入凹部30の内面にスタビライ
ザーを突設する一方、ユニット12にガイド溝を形成す
るようにしてもよい。この場合、ユニット12表面に凹
部を形成しておき、ユニット12が嵌合開始位置に達し
たら、スタビライザーがガイド溝から脱してこの凹部内
に位置するように構成すればよい。このような構成によ
っても、上記実施形態のユニット12及びパネル10と
同様の作用効果を得ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、第1の
コネクタを具備した第1のユニットと第2のコネクタを
具備した第2のユニットとを、各コネクタのハウジング
を嵌合させつつ位置決め手段により両ユニットを互いに
位置決めした状態で接続するためのユニットの連結構造
において、所定の嵌合開始位置まではガイド手段により
両ユニットを相対的にガイドして両コネクタのハウジン
グの嵌合を容易かつ確実に行い、嵌合開始位置以降は、
ガイド手段による位置規制を解除して、両ユニットのコ
ネクタ接続方向以外の方向の相対的な変位を許容するよ
うにしたため、位置決め手段による両ユニットの位置決
めを適切に行いながら両ユニットを連結することができ
る。しかも、一方のコネクタをコネクタ接続方向と直交
する方向に変位可能に取付けたため、両コネクタの取付
け位置に誤差が生じていても一方のコネクタの変位によ
りこの誤差が吸収され、従って、両コネクタの接続及び
両ユニットの連結を無理なく行うことができる。
【0040】特に、第1のユニットを第2のユニットに
挿入して連結する場合には、ガイド手段を、一方のユニ
ットに突設される突部と、他方のユニットに形成されて
上記突部をガイドするガイド部とから構成し、ガイド部
を設けたユニットに、嵌合開始位置から両コネクタが嵌
合するまでの間にコネクタ接続方向と直交する方向の突
部の変位を許容する部分を形成するようにすれば上記の
ような作用を得ることができる。この場合、上記ガイド
部としてコネクタ接続方向に延びる溝を形成し、この溝
に上記突部を介在させてガイドするようにすれば簡単な
構成でガイド手段を構成することができる。
【0041】また、第2のユニットにおける第1のユニ
ットの挿入部が断面多角形に形成されるものでは、上記
突部として、第1のユニットの外周に少なくとも上記挿
入部の断面角部に対応し、かつ挿入部の断面形状に対応
した形状のフランジを形成するようにすれば、ガイド溝
等を形成することなく挿入部の内面をそのままガイド部
として利用することができる。特に、第2のユニットが
箱型に形成されるものにおいては、第1のユニットを切
欠かいて突部の変位を許容する部分を形成するようにす
れば、第2のユニットを簡略化しながら上記の作用効果
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される計器パネルと計器ユニット
を示す斜視略図である。
【図2】図1における断面略図である。
【図3】計器パネルへの計器ユニットの取付けが完了し
た状態を示す図2に対応する図である。
【図4】計器パネルに取付けられるコネクタの構造を示
す斜視略図である。
【図5】図4に示すコネクタの斜視拡大図である。
【図6】図4に示すコネクタを取付けパネルに取付けた
状態を示す要部断面図である。
【図7】計器パネル及び計器ユニットに適用されるガイ
ド手段の他の例を示す斜視略図である。
【図8】計器パネル及び計器ユニットに適用されるガイ
ド手段の他の例を示す斜視略図である。
【図9】計器ユニットをソケットに取付ける構造におけ
るガイド手段の例を示す斜視略図である。
【図10】図9に示す計器ユニット及びソケットを示す
断面略図である。
【符号の説明】
10 計器パネル 12 計器ユニット 14 フランジ 16 位置決め穴 18 ボルト挿通穴 22 第1のコネクタ 24 スタビライザー 30 ユニット挿入凹部 31a 導入部 31b 開放部 32 第2のコネクタ 34 ピン 36 ねじ穴 38 ガイド溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−26084(JP,A) 実開 平4−33284(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/631

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のコネクタを具備した第1のユニッ
    トと第2のコネクタを具備した第2のユニットとを、各
    コネクタのハウジングを嵌合させつつ位置決め手段によ
    り両ユニットを互いに位置決めした状態で接続するため
    のユニットの連結構造において、上記両コネクタのうち
    の少なくとも一方のコネクタがユニットに対してコネク
    タ接続方向と直交する方向に変位可能に取付けられると
    ともに、上記第1のユニット及び第2のユニットに両
    ニットを相対的にコネクタ接続方向にガイドするガイド
    手段が設けられ、このガイド手段は、上記位置決め手段
    による各ユニットの非位置決め状態であって、かつ第1
    のコネクタと第2のコネクタのハウジング同士が嵌合し
    始める嵌合開始位置まではコネクタ接続方向と直交する
    方向のユニット同士の相対的な変位を阻止し、該嵌合開
    始位置以降は、コネクタ接続方向と直交する方向のユニ
    ット同士の相対的な変位を許容するように構成されてな
    ることを特徴とするコネクタを備えたユニットの連結構
    造。
  2. 【請求項2】 上記両ユニットは、第1のユニットが第
    2のユニットに挿入された状態で連結されるものであっ
    て、上記ガイド手段が、一方のユニットに突設される突
    部と、他方のユニットに形成されて上記突部をガイドす
    るガイド部とから構成されるとともに、上記ガイド部が
    設けられるユニットには、上記嵌合開始位置から両コネ
    クタが嵌合するまでの間に、コネクタ接続方向と直交す
    る方向の上記突部の変位を許容する部分が形成されてな
    ることを特徴とする請求項1記載のコネクタを備えたユ
    ニットの連結構造。
  3. 【請求項3】 上記ガイド部は、コネクタ接続方向に延
    びて上記突部を介在させる溝からなることを特徴とする
    請求項2記載のコネクタを備えたユニットの連結構造。
  4. 【請求項4】 上記第2のユニットにおける第1のユニ
    ットの挿入部は断面多角形に形成されるものであって、
    上記突部は、第1のユニットの外周において少なくとも
    上記挿入部の断面角部に対応し、かつ挿入部の断面形状
    に対応した形状に形成されるフランジからなることを特
    徴とする請求項2記載のコネクタを備えたユニットの連
    結構造。
  5. 【請求項5】 上記第2のユニットは第1のユニットの
    挿入部を有した箱型に形成されるものであって、上記突
    部の変位を許容する部分は、上記第2のユニットが切欠
    かれることにより形成されてなることを特徴とする請求
    項4記載のコネクタを備えたユニットの連結構造。
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