JPH0623221U - フランジ付薄形鉄心 - Google Patents

フランジ付薄形鉄心

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JPH0623221U
JPH0623221U JP6506092U JP6506092U JPH0623221U JP H0623221 U JPH0623221 U JP H0623221U JP 6506092 U JP6506092 U JP 6506092U JP 6506092 U JP6506092 U JP 6506092U JP H0623221 U JPH0623221 U JP H0623221U
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JP
Japan
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winding
core
thin
iron core
flange
Prior art date
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Pending
Application number
JP6506092U
Other languages
English (en)
Inventor
松本愛治
武本朋久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minebea Co Ltd
Original Assignee
Minebea Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Minebea Co Ltd filed Critical Minebea Co Ltd
Priority to JP6506092U priority Critical patent/JPH0623221U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数のフランジ部を備えた巻線部鉄心と、ヨー
ク部鉄心とを別個にして、それぞれ偏平な鉄心を用い、
巻線部鉄心に巻線を分割巻した後に両鉄心を積重ねて薄
形トランスやコイルを組立てる。 【構成】複数のフランジ部11を有する偏平な巻線部鉄
心1に巻線2を分割巻にして巻回し、偏平なヨーク部鉄
心3に積重ねて薄形のトランスやコイル部品の組立を行
う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は巻線の分割巻に至便なフランジを複数備えて薄形のトランスが得られ るフランジ付薄形鉄心に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子部品の小形化が進んでいるが、従来のEI形、EE形やUU形の鉄 心が用いられたトランスやコイルではボビンを使用して巻線後に鉄心と組合わせ 、他の小形の抵抗やコンデンサなどとともにプリント基板上に取付けられている 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述のようにプリント基板上に並べて取付けられたトランス類は抵抗やコンデ ンサなどに比し背が高くて突出し、全体的なプリント基板上の高さが増すという 問題がある。
【0004】 また、鉄心の高さの低いドラム形鉄心を用いたコイル類では、巻線の巻代が少 なく巻線量が限定されるとともに、集中巻のため浮遊容量が増加し周波数特性が 劣化する不具合が生じている。
【0005】 本考案はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は小形の電子 部品に対応できる高さが得られ、複数のフランジ部を備えて巻線の浮遊容量を減 少させようとするフランジ付薄形鉄心を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために本考案によれば、薄形のトランスやコイル部品の 巻線が巻回されるフランジ付薄形鉄心において、前記の巻線が分割して巻回され る複数のフランジ部を備えた偏平な巻線部鉄心と、該巻線部鉄心のヨーク部を形 成するヨーク部鉄心とを別個に有するとともに、前記の巻線の巻回後に両鉄心を 積重ねて組立てるフランジ付薄形鉄心が提供される。
【0007】
【作用】
複数のフランジ部を有する偏平な巻線部鉄心に巻線を分割巻に巻回後、偏平な ヨーク部鉄心に積重ねて接着するので、巻線間の分布容量の少ない薄形のトラン スやコイルが容易に組立てられる。
【0008】
【実施例】
次に本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明する。
【0009】 図1は本考案の一実施例を示す斜視図であり、図2はその巻線部鉄心の上・側 面図、図3はヨーク部鉄心の上・側面図である。
【0010】 これらの図面において、1はトランスやコイル類の巻線が巻回される偏平なI 字状の巻線部鉄心で複数個のフランジ部11を備え、その端部はレールの断面の 頭部のように幅広く形成され、例えば体積抵抗率の高い鉄心素材か、または全面 に薄く合成樹脂材の絶縁コーティングの施された鉄心が用いられている。
【0011】 2は巻線でトランスの巻線比や、コイルのインダクタンス値に応じて巻線部鉄 心1に直接に巻回されるもので、例えばフォルマール線のような絶縁電線が用い られており、巻線部鉄心1のフランジ部11により分割されて巻回のため、例え ば高周波用の場合には巻線間の浮遊容量が減じて高周波特性が良好となり、また 高電圧を要する巻線ではフランジ部11により分割されているため、高圧に耐え る安定な高圧巻線が得られるものである。
【0012】 3は中央部分に窓部33が貫設された偏平なヨーク部鉄心で、前述の巻線部鉄 心1と組合せられてそのヨーク部分を形成するものである。そして、ヨーク部鉄 心3や巻線部鉄心1は板状のコアー素材をプレス成形するか、焼成前のシート状 フェライトを打抜いた後に焼結して製造する。
【0013】 4は端子金具で、例えばハイブリッドIC用接続端子が用いられ、ヨーク部鉄 心3の角部に取付けられて巻線2のリード線21が接続されるが、ヨーク部鉄心 3の下面の所定位置に端子のパターンをメッキやプリントなどで配置し、これら の端子にリード線21を接続してもよい。
【0014】 図4は巻線部鉄心1とヨーク部鉄心3とを正しい位置に組立てる治具の説明図 で、組立治具5の上面には例えば角柱状のガイド51が4個突設され、その位置 はヨーク部鉄心3の中央の窓部33の4隅の位置、すなわち巻線部鉄心1では端 部として幅広く拡がる所定の位置に対応するように設定されている。
【0015】 なお、この場合はガイド51は斜方向の2個のみでも正しい位置決めができ、 さらに、図2および図3における破線で示した穴12および31を貫設し、両穴 12および31に所定のガイド棒を挿通しても位置決めが実施できるものである 。
【0016】 上述のように構成された本実施例では、巻線部鉄心1のフランジ部11の間の 巻線部分に所定のトランス巻線やコイル類の巻線を巻回し、その巻回後に組立治 具5や貫設した穴などを用い、ヨーク部鉄心3の上面に積重ねて組立てたので、 薄形のトランスやコイル部品が得られることになり、また、巻線はフランジ部1 1により分割されるので、分布容量が少なく、さらに高圧を要する巻線の場合に は低圧の巻線の重畳により所望する電圧の巻線が得られることになる。
【0017】 つぎに図5は本考案の他の実施例における巻線部鉄心の上・側面図、図6はそ のヨーク部鉄心の上・側面図である。
【0018】 これらの図面において、10はシート状の巻線部鉄心で、中央鉄心13と端末 フランジとなる左右の鉄心14,14とが一体にされてエ字状に形成され、中央 鉄心13には複数のフランジ部15が設けられている。そして、左右の鉄心14 の端部の近傍にはそれぞれ丸ピン16が取付けられている。
【0019】 30はシート状のヨーク部鉄心で、その端部近傍には前述の丸ピン16に係合 する穴32が設けられ、2本のヨーク部鉄心30,30が左右の鉄心14,14 にそれぞれ架設されて上下のヨーク部を形成するように構成されている。
【0020】 そして、この実施例においては巻線部鉄心10のフランジ部15に応じて巻線 の分割巻を行った後、2本のヨーク部鉄心30,30を丸ピン16と穴32との 係合により組立てることにより磁路が完成し、外鉄形の薄形トランスまたは薄形 コイルが得られることになる。
【0021】 以上、本考案を上述の実施例によって説明したが、本考案の主旨の範囲内で種 々の変形や応用が可能であり、これらの変形や応用を本考案の範囲から排除する ものではない。
【0022】
【考案の効果】
上述の実施例のように本考案によれば、偏平な巻線部鉄心のフランジ部により 分割巻として直接に巻線を巻回し、別個の偏平なヨーク部鉄心に積重ねてトラン スやコイル類を組立てたので、プリント基板状に実装した場合、他の小形部品と 同等な高さとなって薄形の電子回路が得られるという効果がある。
【0023】 また本考案では巻線部鉄心に複数のフランジ部を設けて巻線を分割したので、 巻線のスペースが広くなるとともに分割巻により分布容量が減じて高周波特性も 優れ、高圧用巻線の場合には安定した性能が得られる利点がある。
【0024】 さらに本考案によれば、巻線部鉄心に巻線を巻回後に、治具などによりヨーク 部鉄心と組立てるので、巻線工程や組立工程が容易に行えて、生産コストの低減 が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】その巻線部鉄心の上・側面図である。
【図3】そのヨーク部鉄心の上・側面図である。
【図4】本実施例における組立治具の説明図である。
【図5】本考案の他の実施例の巻線部鉄心の上・側面図
である。
【図6】そのヨーク部鉄心の上・側面図である。
【符号の説明】
1…巻線部鉄心 2…巻線 3…ヨーク部鉄心 4…端子金具 5…組立治具 11…フランジ部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄形のトランスやコイル部品の巻線が巻回
    されるフランジ付薄形鉄心において、前記の巻線が分割
    して巻回される複数のフランジ部を備えた偏平な巻線部
    鉄心と、該巻線部鉄心のヨーク部を形成するヨーク部鉄
    心とを別個に有するとともに、前記の巻線の巻回後に両
    鉄心を積重ねて組立てることを特徴とするフランジ付薄
    形鉄心。
  2. 【請求項2】前記の巻線部鉄心は体積抵抗率の大なる鉄
    心か、全面に薄い絶縁被膜を施した鉄心のいずれかを用
    いるとともに、前記巻線は鉄心に直接巻回したことを特
    徴とする請求項1記載のフランジ付薄形鉄心。
  3. 【請求項3】前記のヨーク部鉄心は巻線のリード線用の
    端子金具か、プリントやメッキによる端子部かのいずれ
    かを備えたことを特徴とする請求項1記載のフランジ付
    薄形鉄心。
  4. 【請求項4】前記の巻線部鉄心およびヨーク部鉄心は組
    立治具のガイドに対応するそれぞれの部分を備え、該ガ
    イドにより適正位置に積重ねて組立られることを特徴と
    する請求項1記載のフランジ付薄形鉄心。
JP6506092U 1992-08-25 1992-08-25 フランジ付薄形鉄心 Pending JPH0623221U (ja)

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JP6506092U JPH0623221U (ja) 1992-08-25 1992-08-25 フランジ付薄形鉄心

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JP6506092U JPH0623221U (ja) 1992-08-25 1992-08-25 フランジ付薄形鉄心

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JPH0623221U true JPH0623221U (ja) 1994-03-25

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ID=13276036

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016152273A (ja) * 2015-02-16 2016-08-22 株式会社村田製作所 コイル部品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016152273A (ja) * 2015-02-16 2016-08-22 株式会社村田製作所 コイル部品

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