JPH06231743A - 非水電解液電池 - Google Patents
非水電解液電池Info
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- JPH06231743A JPH06231743A JP5019929A JP1992993A JPH06231743A JP H06231743 A JPH06231743 A JP H06231743A JP 5019929 A JP5019929 A JP 5019929A JP 1992993 A JP1992993 A JP 1992993A JP H06231743 A JPH06231743 A JP H06231743A
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- Japan
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- safety valve
- battery
- lid body
- aqueous electrolyte
- positive electrode
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/30—Arrangements for facilitating escape of gases
- H01M50/342—Non-re-sealable arrangements
- H01M50/3425—Non-re-sealable arrangements in the form of rupturable membranes or weakened parts, e.g. pierced with the aid of a sharp member
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- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/50—Current conducting connections for cells or batteries
- H01M50/572—Means for preventing undesired use or discharge
- H01M50/584—Means for preventing undesired use or discharge for preventing incorrect connections inside or outside the batteries
- H01M50/59—Means for preventing undesired use or discharge for preventing incorrect connections inside or outside the batteries characterised by the protection means
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 過充電時や短絡時に起きる急激な大電流を遮
断する非復帰型構造で、かつ内圧上昇による破裂防止を
前記電流遮断と同一の部材で達成することが可能な非水
電解液電池を提供する。 【構成】 外装缶と、外装缶内に収納され、正極、セパ
レータおよび負極からなる電極体と、前記外装缶内に収
容された非水電解液と、外装缶の上端開口部に絶縁ガス
ケットにより気密にカシメ固定された防爆機能および端
子を兼ねる封口蓋群とを具備した非水電解液電池におい
て、前記封口蓋群は、前記電極体の一方の電極と電気的
に接続されたガス抜き孔を有する電気導電路部材と、電
気導電路部材に接続され、弾性変形により前記部材と電
気的に遮断される弾性導電体を有する安全弁と、前記安
全弁と電気的に接続されたガス抜き孔を有する帽子形の
外部蓋体とを備えることを特徴としている。
断する非復帰型構造で、かつ内圧上昇による破裂防止を
前記電流遮断と同一の部材で達成することが可能な非水
電解液電池を提供する。 【構成】 外装缶と、外装缶内に収納され、正極、セパ
レータおよび負極からなる電極体と、前記外装缶内に収
容された非水電解液と、外装缶の上端開口部に絶縁ガス
ケットにより気密にカシメ固定された防爆機能および端
子を兼ねる封口蓋群とを具備した非水電解液電池におい
て、前記封口蓋群は、前記電極体の一方の電極と電気的
に接続されたガス抜き孔を有する電気導電路部材と、電
気導電路部材に接続され、弾性変形により前記部材と電
気的に遮断される弾性導電体を有する安全弁と、前記安
全弁と電気的に接続されたガス抜き孔を有する帽子形の
外部蓋体とを備えることを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明、防爆機能を兼ねる封口蓋
体を備えた非水電解液電池に関する。
体を備えた非水電解液電池に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、非水電解液を使用したリチウム電
池やリチウムイオン電池等の非水電解液を用いた二次電
池が携帯電子機器等に広く使用されつつある。このよう
な二次電池は、従来の電池とは異なり、3V、4Vとい
った高い起電力を有するという特徴があり、その優れた
性能が注目されている。
池やリチウムイオン電池等の非水電解液を用いた二次電
池が携帯電子機器等に広く使用されつつある。このよう
な二次電池は、従来の電池とは異なり、3V、4Vとい
った高い起電力を有するという特徴があり、その優れた
性能が注目されている。
【0003】ところで、前述した二次電池は、外装缶内
に収納された正極および負極を備える電極体が化学変化
を起こして内圧が高くなり、破裂を生じる場合がある。
例えば、リチウム二次電池のような非水電解液電池に通
常以上の電流を与える、いわゆる過充電状態にしたり、
誤使用により短絡状態になって大電流が流れたりすると
前記電極体の中の非水電解液が分解されてガスが発生す
る場合がある。このようなガスが前記外装缶内に次第に
充満し、外装缶内の内圧が上昇すると、最後には電池が
破裂する。
に収納された正極および負極を備える電極体が化学変化
を起こして内圧が高くなり、破裂を生じる場合がある。
例えば、リチウム二次電池のような非水電解液電池に通
常以上の電流を与える、いわゆる過充電状態にしたり、
誤使用により短絡状態になって大電流が流れたりすると
前記電極体の中の非水電解液が分解されてガスが発生す
る場合がある。このようなガスが前記外装缶内に次第に
充満し、外装缶内の内圧が上昇すると、最後には電池が
破裂する。
【0004】このようなことから、従来では前述した電
池の破裂を防止するために図5に示すように防爆機能お
よび端子を兼ねた封口蓋群を備えた非水電解液電池が知
られている。すなわち、負極端子を兼ねる外装缶1内に
は電極体2が収納されている。前記電極体2は、正極
3、セパレータ4および負極5の積層物を渦巻状に巻回
した構成になっている。防爆機能および端子を兼ねる封
口蓋群6は、前記外装缶1の上端開口部に絶縁ガスケッ
ト7を介してカシメ固定されている。前記封口蓋群6
は、前記電極体2と対向して配置された皿状の内部蓋体
8と、前記内部蓋体8上に可撓性薄膜から形成された弁
膜9を介して配置され、前記内部蓋体8周縁を内側に折
り曲げて形成した円環状部10により挟持された補強板
11と、前記内部蓋体8の前記環状部10上に配置され
た導電性の保護板12と、前記保護板12に配置された
PTC素子13と、前記PTC素子13上に周縁部を当
接して配置された帽子形の外部蓋体14とから構成され
ている。前記内部蓋体8、前記補強板11、前記保護板
12、前記PTC素子13および前記外部蓋体14に
は、それぞれガス抜き孔15、16、17、18、19
が開口されている。正極リード20は、一端が前記電極
体2の正極3に接続され、他端が前記封口蓋群6の前記
内部蓋体8の下面に接続されている。
池の破裂を防止するために図5に示すように防爆機能お
よび端子を兼ねた封口蓋群を備えた非水電解液電池が知
られている。すなわち、負極端子を兼ねる外装缶1内に
は電極体2が収納されている。前記電極体2は、正極
3、セパレータ4および負極5の積層物を渦巻状に巻回
した構成になっている。防爆機能および端子を兼ねる封
口蓋群6は、前記外装缶1の上端開口部に絶縁ガスケッ
ト7を介してカシメ固定されている。前記封口蓋群6
は、前記電極体2と対向して配置された皿状の内部蓋体
8と、前記内部蓋体8上に可撓性薄膜から形成された弁
膜9を介して配置され、前記内部蓋体8周縁を内側に折
り曲げて形成した円環状部10により挟持された補強板
11と、前記内部蓋体8の前記環状部10上に配置され
た導電性の保護板12と、前記保護板12に配置された
PTC素子13と、前記PTC素子13上に周縁部を当
接して配置された帽子形の外部蓋体14とから構成され
ている。前記内部蓋体8、前記補強板11、前記保護板
12、前記PTC素子13および前記外部蓋体14に
は、それぞれガス抜き孔15、16、17、18、19
が開口されている。正極リード20は、一端が前記電極
体2の正極3に接続され、他端が前記封口蓋群6の前記
内部蓋体8の下面に接続されている。
【0005】このような構成の非水電解液電池におい
て、通常以上の電流、例えば過充電状態により大電流が
与えられると、前記内部蓋体8と前記外部蓋体14との
間に位置する前記PTC素子13の抵抗が温度上昇に伴
って急激に増加し、電流を流さなくすることにより電池
の破裂が防止される。また、前記電極体2および非水電
解液が収納された外装缶1内に前記大電流により分解ガ
スが発生して内圧が上昇し、所定の圧力に達すると、前
記分解ガスは前記内部蓋体8に開口されたガス抜き孔1
5を通してそのガス抜き孔15の上方に配置された前記
弁膜9を破断する。その結果、前記分解ガスは前記弁膜
9の破断個所、前記補強板11、前記保護板12、前記
PCT素子13および前記外部蓋体14にそれぞれ開口
されたガス抜き孔16、17、18、19を通して外部
に逃散し、電池の破裂が未然に防止される。
て、通常以上の電流、例えば過充電状態により大電流が
与えられると、前記内部蓋体8と前記外部蓋体14との
間に位置する前記PTC素子13の抵抗が温度上昇に伴
って急激に増加し、電流を流さなくすることにより電池
の破裂が防止される。また、前記電極体2および非水電
解液が収納された外装缶1内に前記大電流により分解ガ
スが発生して内圧が上昇し、所定の圧力に達すると、前
記分解ガスは前記内部蓋体8に開口されたガス抜き孔1
5を通してそのガス抜き孔15の上方に配置された前記
弁膜9を破断する。その結果、前記分解ガスは前記弁膜
9の破断個所、前記補強板11、前記保護板12、前記
PCT素子13および前記外部蓋体14にそれぞれ開口
されたガス抜き孔16、17、18、19を通して外部
に逃散し、電池の破裂が未然に防止される。
【0006】しかしながら、前述した従来の防爆機能お
よび端子を兼ねる封口蓋群6を備えた非水電解液電池で
は大電流が流れてPTC素子13のみが作動した時、温
度が下がると前記PTC素子13の抵抗値が下がり、再
び電流が流れてしまう状態になる。したがって、前記電
池を誤って他の正常な電池と共に再充電すると、一時的
に大電流が流れ、他の電池を破損してしまう可能性があ
る。また、電流遮断と電池内発生ガスの開放を別々の部
品、つまり前記PTC素子13および弁膜9により行っ
ているため、部品点数が増加し、電池コストが高くなる
という問題があった。
よび端子を兼ねる封口蓋群6を備えた非水電解液電池で
は大電流が流れてPTC素子13のみが作動した時、温
度が下がると前記PTC素子13の抵抗値が下がり、再
び電流が流れてしまう状態になる。したがって、前記電
池を誤って他の正常な電池と共に再充電すると、一時的
に大電流が流れ、他の電池を破損してしまう可能性があ
る。また、電流遮断と電池内発生ガスの開放を別々の部
品、つまり前記PTC素子13および弁膜9により行っ
ているため、部品点数が増加し、電池コストが高くなる
という問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、過充
電時や短絡時に起きる急激な大電流を遮断する非復帰型
構造で、かつ内圧上昇による破裂防止を前記電流遮断と
同一の部材で達成することが可能な非水電解液電池を提
供しようとするものである。
電時や短絡時に起きる急激な大電流を遮断する非復帰型
構造で、かつ内圧上昇による破裂防止を前記電流遮断と
同一の部材で達成することが可能な非水電解液電池を提
供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる非水電解
液電池は、外装缶と、前記外装缶内に収納され、正極、
セパレータおよび負極からなる電極体と、前記外装缶内
に収容された非水電解液と、前記外装缶の上端開口部に
絶縁ガスケットにより気密にカシメ固定された防爆機能
および端子を兼ねる封口蓋群とを具備した非水電解液電
池において、
液電池は、外装缶と、前記外装缶内に収納され、正極、
セパレータおよび負極からなる電極体と、前記外装缶内
に収容された非水電解液と、前記外装缶の上端開口部に
絶縁ガスケットにより気密にカシメ固定された防爆機能
および端子を兼ねる封口蓋群とを具備した非水電解液電
池において、
【0009】前記封口蓋群は、前記電極体の一方の電極
と電気的に接続されたガス抜き孔を有する電気導電路部
材と、前記電気導電路部材に接続され、弾性変形により
前記部材と電気的に遮断される弾性導電体を有する安全
弁と、前記安全弁と電気的に接続されたガス抜き孔を有
する帽子形の外部蓋体とを備えることを特徴とするもの
である。以下、本発明に係わる非水電解液電池を図1を
参照して詳細に説明する。
と電気的に接続されたガス抜き孔を有する電気導電路部
材と、前記電気導電路部材に接続され、弾性変形により
前記部材と電気的に遮断される弾性導電体を有する安全
弁と、前記安全弁と電気的に接続されたガス抜き孔を有
する帽子形の外部蓋体とを備えることを特徴とするもの
である。以下、本発明に係わる非水電解液電池を図1を
参照して詳細に説明する。
【0010】例えば負極端子を兼ねる有底円筒形の外装
缶21内には、電極体22が収納されている。前記電極
体22は、正極23、セパレータ24および負極25の
積層物を渦巻状に巻回した構成になっている。
缶21内には、電極体22が収納されている。前記電極
体22は、正極23、セパレータ24および負極25の
積層物を渦巻状に巻回した構成になっている。
【0011】防爆機能および端子を兼ねる封口蓋群26
は、前記外装缶21の上端開口部に絶縁ガスケット27
を介してカシメ固定されている。前記封口蓋群26は、
前記電極体22と対向して配置され、中心に対して同心
円状に開口された複数のガス抜き孔28を有する電気導
電路部材としての皿状の内部蓋体29を備えている。内
側絶縁パッキング層30は、前記内部蓋体29上に配置
されている。弾性導電体から形成された安全弁31の周
縁部は、ガス抜き孔32を有する帽子形の外部蓋体33
の周縁折り曲げ部に挟持されている。前記外部蓋体33
の周縁折り曲げ部は、前記パッキング層30上に配置さ
れると共に前記内部蓋体29の周縁立上がり部および前
記パッキング層30の周縁立上がり部をそれぞれ内側に
折り曲げて形成した環状部分により挟持されている。な
お、前記環状部分は前記絶縁ガスケット27により前記
外装缶21にカシメ固定されている。前記安全弁31の
中央付近は下方に向けて湾曲され、前記内部蓋体29に
電気的に接続されている。前記安全弁31の前記湾曲部
には溝34が形成され、前記溝34に対応する薄膜部は
電池内圧によって破断される弁膜として機能する。複数
のガス抜き孔35を有する押え板36は、前記電極体2
2上に配置されている。正極リード37は、一端が前記
押え板36のガス抜き孔35を通して前記電極体22の
正極23に接続され、他端が前記封口蓋群26の前記内
部蓋体29の下面に接続されている。したがって、前記
電極体22の正極23は前記正極リード37、前記内部
蓋体29および前記安全弁31を通して前記外部蓋体3
3に接続される。
は、前記外装缶21の上端開口部に絶縁ガスケット27
を介してカシメ固定されている。前記封口蓋群26は、
前記電極体22と対向して配置され、中心に対して同心
円状に開口された複数のガス抜き孔28を有する電気導
電路部材としての皿状の内部蓋体29を備えている。内
側絶縁パッキング層30は、前記内部蓋体29上に配置
されている。弾性導電体から形成された安全弁31の周
縁部は、ガス抜き孔32を有する帽子形の外部蓋体33
の周縁折り曲げ部に挟持されている。前記外部蓋体33
の周縁折り曲げ部は、前記パッキング層30上に配置さ
れると共に前記内部蓋体29の周縁立上がり部および前
記パッキング層30の周縁立上がり部をそれぞれ内側に
折り曲げて形成した環状部分により挟持されている。な
お、前記環状部分は前記絶縁ガスケット27により前記
外装缶21にカシメ固定されている。前記安全弁31の
中央付近は下方に向けて湾曲され、前記内部蓋体29に
電気的に接続されている。前記安全弁31の前記湾曲部
には溝34が形成され、前記溝34に対応する薄膜部は
電池内圧によって破断される弁膜として機能する。複数
のガス抜き孔35を有する押え板36は、前記電極体2
2上に配置されている。正極リード37は、一端が前記
押え板36のガス抜き孔35を通して前記電極体22の
正極23に接続され、他端が前記封口蓋群26の前記内
部蓋体29の下面に接続されている。したがって、前記
電極体22の正極23は前記正極リード37、前記内部
蓋体29および前記安全弁31を通して前記外部蓋体3
3に接続される。
【0012】前記安全弁31は、例えば前記外装缶21
内で化学的に安定なステンレス鋼、バネ鋼などの弾性導
電体単独から形成されても、前記弾性導電体膜とAlな
どの導電性の高い金属膜とを積層して形成されてもよ
い。
内で化学的に安定なステンレス鋼、バネ鋼などの弾性導
電体単独から形成されても、前記弾性導電体膜とAlな
どの導電性の高い金属膜とを積層して形成されてもよ
い。
【0013】図1に示すように前記正極23、前記セパ
レータ24および前記負極25の積層物を渦巻状に巻回
して電極体22を構成した場合、その巻芯空間部に分解
ガスの流通経路になる前記巻芯空間部の潰れを防止する
目的でステンレスなどの金属またはプラスチックからな
るパイプを配置することを許容する。次に、本発明に係
わる非水電解液電池を他の形態を図3を参照して詳細に
説明する。
レータ24および前記負極25の積層物を渦巻状に巻回
して電極体22を構成した場合、その巻芯空間部に分解
ガスの流通経路になる前記巻芯空間部の潰れを防止する
目的でステンレスなどの金属またはプラスチックからな
るパイプを配置することを許容する。次に、本発明に係
わる非水電解液電池を他の形態を図3を参照して詳細に
説明する。
【0014】負極端子を兼ねる有底円筒形の外装缶41
内には電極体42が収納されている。前記電極体42
は、正極43、セパレータ44および負極45の積層物
を渦巻状に巻回した構成になっている。
内には電極体42が収納されている。前記電極体42
は、正極43、セパレータ44および負極45の積層物
を渦巻状に巻回した構成になっている。
【0015】防爆機能および端子を兼ねる封口蓋群46
は、前記外装缶41の上端開口部に絶縁ガスケット47
を介してカシメ固定されている。前記封口蓋群46は、
中央付近に下方に向かう突起部48a、48bおよび前
記突起部48a、48bの外側に形成された下方に向か
う環状突起部49を有する安全弁50を備えている。溝
51は、前記突起部48a、48b間に位置する前記安
全弁50の上面部分に形成されている。前記溝51に対
応する薄膜部は、電池内圧によって破断される弁膜とし
て機能する。ガス抜き孔52を有する帽子形の外部蓋体
53の周縁部は、前記安全弁50上に配置され、前記安
全弁50周縁を内側に屈曲させることにより前記外部蓋
体53が前記安全弁50に挟持されている。前記安全弁
50および前記外部蓋体53の周縁は、前記絶縁ガスケ
ット47を介して前記外装缶41の上端開口部に気密に
カシメ固定されている。有底筒形の絶縁材料からなるリ
ード保持部材54は、前記安全弁50の前記環状突起部
49に嵌合されている。前記リード保持部材54の中心
付近には、前記安全弁50の2つの突起部48a、48
bがそれぞれ挿入される挿入用穴55a、55bが開口
されている。複数のガス抜き孔56は、前記リード保持
部材54に前記挿入用穴55a、55bに対して同心円
状に穿設されている。正極リード板57は、前記リード
保持部材54の裏面に少なくとも前記挿入用穴55a、
55bを塞ぐように取り付けられ、かつ前記挿入用穴5
5a、55bに挿入された前記安全弁50の突起部48
a、48bが溶接により接続されている。正極リード5
8は、一端が前記電極体の正極43に接続され、かつ他
端が前記正極リード板57に接続されている。
は、前記外装缶41の上端開口部に絶縁ガスケット47
を介してカシメ固定されている。前記封口蓋群46は、
中央付近に下方に向かう突起部48a、48bおよび前
記突起部48a、48bの外側に形成された下方に向か
う環状突起部49を有する安全弁50を備えている。溝
51は、前記突起部48a、48b間に位置する前記安
全弁50の上面部分に形成されている。前記溝51に対
応する薄膜部は、電池内圧によって破断される弁膜とし
て機能する。ガス抜き孔52を有する帽子形の外部蓋体
53の周縁部は、前記安全弁50上に配置され、前記安
全弁50周縁を内側に屈曲させることにより前記外部蓋
体53が前記安全弁50に挟持されている。前記安全弁
50および前記外部蓋体53の周縁は、前記絶縁ガスケ
ット47を介して前記外装缶41の上端開口部に気密に
カシメ固定されている。有底筒形の絶縁材料からなるリ
ード保持部材54は、前記安全弁50の前記環状突起部
49に嵌合されている。前記リード保持部材54の中心
付近には、前記安全弁50の2つの突起部48a、48
bがそれぞれ挿入される挿入用穴55a、55bが開口
されている。複数のガス抜き孔56は、前記リード保持
部材54に前記挿入用穴55a、55bに対して同心円
状に穿設されている。正極リード板57は、前記リード
保持部材54の裏面に少なくとも前記挿入用穴55a、
55bを塞ぐように取り付けられ、かつ前記挿入用穴5
5a、55bに挿入された前記安全弁50の突起部48
a、48bが溶接により接続されている。正極リード5
8は、一端が前記電極体の正極43に接続され、かつ他
端が前記正極リード板57に接続されている。
【0016】したがって、前記電極体42の正極43は
前記正極リード58、正極リード板57、前記リード保
持部材54の挿入用穴55a、55bを通して前記正極
リード板57に溶接された前記安全弁50の前記突起部
48、48bを経由して前記外部蓋体53に接続されて
いる。
前記正極リード58、正極リード板57、前記リード保
持部材54の挿入用穴55a、55bを通して前記正極
リード板57に溶接された前記安全弁50の前記突起部
48、48bを経由して前記外部蓋体53に接続されて
いる。
【0017】前記安全弁50は、例えば前記外装缶41
内で化学的に安定なステンレス鋼、バネ鋼などの弾性導
電体単独から形成されても、前記弾性導電体膜とAlな
どの導電性の高い金属膜とを積層して形成されてもよ
い。
内で化学的に安定なステンレス鋼、バネ鋼などの弾性導
電体単独から形成されても、前記弾性導電体膜とAlな
どの導電性の高い金属膜とを積層して形成されてもよ
い。
【0018】図3に示すように前記正極43、前記セパ
レータ44および前記負極45の積層物を渦巻状に巻回
して電極体42を構成した場合、その巻芯空間部に分解
ガスの流通経路になる前記巻芯空間部の潰れを防止する
目的でステンレスなどの金属またはプラスチックからな
るパイプを配置することを許容する。
レータ44および前記負極45の積層物を渦巻状に巻回
して電極体42を構成した場合、その巻芯空間部に分解
ガスの流通経路になる前記巻芯空間部の潰れを防止する
目的でステンレスなどの金属またはプラスチックからな
るパイプを配置することを許容する。
【0019】
【作用】本発明に係わる非水電解液電池は、例えば図1
に示すようにガス抜き孔28を有する内部蓋体29、内
側絶縁パッキング層30、ガス抜き孔32を有する外部
蓋体33および周縁部が前記外部蓋体33と共に前記パ
ッキング層30に挟持され、中央付近が前記内部蓋体2
9に接続された安全弁31を備える封口蓋群26を外装
缶21に絶縁ガスケット27を介して取付けた構成にな
っている。
に示すようにガス抜き孔28を有する内部蓋体29、内
側絶縁パッキング層30、ガス抜き孔32を有する外部
蓋体33および周縁部が前記外部蓋体33と共に前記パ
ッキング層30に挟持され、中央付近が前記内部蓋体2
9に接続された安全弁31を備える封口蓋群26を外装
缶21に絶縁ガスケット27を介して取付けた構成にな
っている。
【0020】このような構成の非水電解液電池におい
て、通常以上の電流、例えば過充電状態により大電流が
与えられ、その大電流により前記外装缶1内に分解ガス
が発生すると、前記分解ガスは前記内部蓋体29のガス
抜き孔28を通して前記内部蓋体29と前記安全弁31
との空間に侵入されてその内圧を上昇する。所定の内圧
に達すると、図2に示すように前記安全弁31が前記外
部蓋体33側に押圧され、かつ前記安全弁31が弾性導
電体により形成されているため、その弾性作用により下
方への湾曲が逆方向(上方向)に向かい、前記内部蓋体
29から外れて正極の電気パスが遮断される。さらに、
内圧が高まると、前記安全弁31の溝34に対応する弁
膜が破断され、前記分解ガスは前記弁膜の破断個所およ
び前記外部蓋体33に開口されたガス抜き孔32を通し
て外部に逃散する。
て、通常以上の電流、例えば過充電状態により大電流が
与えられ、その大電流により前記外装缶1内に分解ガス
が発生すると、前記分解ガスは前記内部蓋体29のガス
抜き孔28を通して前記内部蓋体29と前記安全弁31
との空間に侵入されてその内圧を上昇する。所定の内圧
に達すると、図2に示すように前記安全弁31が前記外
部蓋体33側に押圧され、かつ前記安全弁31が弾性導
電体により形成されているため、その弾性作用により下
方への湾曲が逆方向(上方向)に向かい、前記内部蓋体
29から外れて正極の電気パスが遮断される。さらに、
内圧が高まると、前記安全弁31の溝34に対応する弁
膜が破断され、前記分解ガスは前記弁膜の破断個所およ
び前記外部蓋体33に開口されたガス抜き孔32を通し
て外部に逃散する。
【0021】このような前記電流遮断および分解ガスの
電池外部へ逃散により電池の破裂が未然に防止される。
また、前記安全弁31は湾曲方向が一旦、前記外部蓋体
33方向に向いてしまうと元に戻らないため、温度が下
がった状態でも前記正極23の電気パスは元に復帰する
のを回避できる。さらに、前記安全弁31は電流遮断と
発生ガスの開放が兼用されているため、部品点数を少な
くでき、電池コストを低減することができる。
電池外部へ逃散により電池の破裂が未然に防止される。
また、前記安全弁31は湾曲方向が一旦、前記外部蓋体
33方向に向いてしまうと元に戻らないため、温度が下
がった状態でも前記正極23の電気パスは元に復帰する
のを回避できる。さらに、前記安全弁31は電流遮断と
発生ガスの開放が兼用されているため、部品点数を少な
くでき、電池コストを低減することができる。
【0022】また、図3に示す構造の非水電解液電池に
おいて、通常以上の電流、例えば過充電状態により大電
流が与えられ、その大電流により分解ガスが発生する
と、前記分解ガスはリード保持部材54のガス抜き孔5
6を通して前記リード保持部材54と前記安全弁50と
の空間に侵入されてその内圧を上昇する。その結果、前
記内圧により前記安全弁50が前記外部蓋体53側に押
圧され、かつ前記安全弁50が弾性導電体により形成さ
れているため、図4に示すように前記リード保持部材5
4の挿入用穴55a、55bを通して前記正極リード板
57に溶接された前記安全弁50の前記突起部48a、
48bがその弾性作用により外れて正極の電流パスが遮
断される。さらに内圧が高まると、前記安全弁50の溝
51に対応する弁膜が破断され、前記分解ガスは前記弁
膜の破断個所および前記外部蓋体53に開口されたガス
抜き孔52を通して外部に逃散する。
おいて、通常以上の電流、例えば過充電状態により大電
流が与えられ、その大電流により分解ガスが発生する
と、前記分解ガスはリード保持部材54のガス抜き孔5
6を通して前記リード保持部材54と前記安全弁50と
の空間に侵入されてその内圧を上昇する。その結果、前
記内圧により前記安全弁50が前記外部蓋体53側に押
圧され、かつ前記安全弁50が弾性導電体により形成さ
れているため、図4に示すように前記リード保持部材5
4の挿入用穴55a、55bを通して前記正極リード板
57に溶接された前記安全弁50の前記突起部48a、
48bがその弾性作用により外れて正極の電流パスが遮
断される。さらに内圧が高まると、前記安全弁50の溝
51に対応する弁膜が破断され、前記分解ガスは前記弁
膜の破断個所および前記外部蓋体53に開口されたガス
抜き孔52を通して外部に逃散する。
【0023】このような前記電流遮断および分解ガスの
電池外部へ逃散により電池の破裂が未然に防止される。
また、前記安全弁50は一旦、前記正極リード板57か
ら外れるとその弾性作用により元に戻らないため、温度
が下がった状態でも前記正極43の電気パスは元に復帰
するのを回避できる。さらに、前記安全弁50は電流遮
断と発生ガスの開放が兼用されているため、部品点数を
少なくでき、電池コストを低減することができる。
電池外部へ逃散により電池の破裂が未然に防止される。
また、前記安全弁50は一旦、前記正極リード板57か
ら外れるとその弾性作用により元に戻らないため、温度
が下がった状態でも前記正極43の電気パスは元に復帰
するのを回避できる。さらに、前記安全弁50は電流遮
断と発生ガスの開放が兼用されているため、部品点数を
少なくでき、電池コストを低減することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を前述した図1および
図3を参照して詳細に説明する。 実施例1
図3を参照して詳細に説明する。 実施例1
【0025】リチウムとコバルトの複合酸化物(LiC
oO2 )に導電剤、バインダを加えて調製した正極合剤
をアルミニウム基板に塗布し、乾燥してシート状の正極
を作製した。金属リチウムからなるシート状の負極を作
製した。前記シート状の正極および負極の間にポリエチ
レン製多孔質フィルムからなるセパレータを挟んで渦巻
状に巻回して電極体を製造した。
oO2 )に導電剤、バインダを加えて調製した正極合剤
をアルミニウム基板に塗布し、乾燥してシート状の正極
を作製した。金属リチウムからなるシート状の負極を作
製した。前記シート状の正極および負極の間にポリエチ
レン製多孔質フィルムからなるセパレータを挟んで渦巻
状に巻回して電極体を製造した。
【0026】次いで、ステンレス製の有底円筒形外装缶
内に前記電極体を収納し、プロピレンカーボネートとジ
メトキシエタンとの混合溶媒(体積比率50:50)に
リンフッ化リチウム(LiPF6 )を溶解した電解液を
収容した。つづいて、防爆機能および正極端子を兼ねる
封口蓋群の内部蓋体と前記外装缶内に収納した電極体の
正極とを正極リードで接続し、前記封口蓋群を前記外装
缶の上端開口部に絶縁ガスケットを介して気密にカシメ
固定することにより図1に示す構造を有し、外径17m
m、総高さ50mm、容量が700mAhの円筒形非水
電解液電池を組み立てた。なお、前記封口蓋群を構成す
る安全弁は厚さ0.1mmで中央付近に直径11mm、
深さ3mmの湾曲部を有し、かつ前記湾曲部の中心付近
に溝を有する形状のSUS304製板材から形成した。 実施例2
内に前記電極体を収納し、プロピレンカーボネートとジ
メトキシエタンとの混合溶媒(体積比率50:50)に
リンフッ化リチウム(LiPF6 )を溶解した電解液を
収容した。つづいて、防爆機能および正極端子を兼ねる
封口蓋群の内部蓋体と前記外装缶内に収納した電極体の
正極とを正極リードで接続し、前記封口蓋群を前記外装
缶の上端開口部に絶縁ガスケットを介して気密にカシメ
固定することにより図1に示す構造を有し、外径17m
m、総高さ50mm、容量が700mAhの円筒形非水
電解液電池を組み立てた。なお、前記封口蓋群を構成す
る安全弁は厚さ0.1mmで中央付近に直径11mm、
深さ3mmの湾曲部を有し、かつ前記湾曲部の中心付近
に溝を有する形状のSUS304製板材から形成した。 実施例2
【0027】封口蓋群を構成する安全弁として内部蓋体
側にAl膜、外部蓋体側にステンレス鋼膜を配置して積
層したは厚さ0.1mmで中央付近に直径11mm、深
さ3mmの湾曲部を有し、かつ前記湾曲部の中心付近の
前記ステンレス鋼膜に溝を有する形状の板材から形成し
た以外、実施例1と同様な図1に示す構造の円筒形非水
電解液電池を組み立てた。 実施例3
側にAl膜、外部蓋体側にステンレス鋼膜を配置して積
層したは厚さ0.1mmで中央付近に直径11mm、深
さ3mmの湾曲部を有し、かつ前記湾曲部の中心付近の
前記ステンレス鋼膜に溝を有する形状の板材から形成し
た以外、実施例1と同様な図1に示す構造の円筒形非水
電解液電池を組み立てた。 実施例3
【0028】ステンレス製の有底円筒形外装缶内に実施
例1と同様な電極体を収納し、プロピレンカーボネート
とジメトキシエタンとの混合溶媒(体積比率50:5
0)にリンフッ化リチウム(LiPF6 )を溶解した電
解液を収容した。つづいて、防爆機能および正極端子を
兼ねる封口蓋群の正極リード板と前記外装缶内に収納し
た電極体の正極とを正極リードで接続し、前記封口蓋群
を前記外装缶の上端開口部に絶縁ガスケットを介して気
密にカシメ固定することにより図3に示す構造を有し、
外径17mm、総高さ50mm、容量が700mAhの
円筒形非水電解液電池を組み立てた。なお、前記封口蓋
群を構成する安全弁は厚さ0.1mmで中央付近に2つ
の突起部を有し、かつ前記突起部間に溝を有する形状の
SUS304製板材から形成した。
例1と同様な電極体を収納し、プロピレンカーボネート
とジメトキシエタンとの混合溶媒(体積比率50:5
0)にリンフッ化リチウム(LiPF6 )を溶解した電
解液を収容した。つづいて、防爆機能および正極端子を
兼ねる封口蓋群の正極リード板と前記外装缶内に収納し
た電極体の正極とを正極リードで接続し、前記封口蓋群
を前記外装缶の上端開口部に絶縁ガスケットを介して気
密にカシメ固定することにより図3に示す構造を有し、
外径17mm、総高さ50mm、容量が700mAhの
円筒形非水電解液電池を組み立てた。なお、前記封口蓋
群を構成する安全弁は厚さ0.1mmで中央付近に2つ
の突起部を有し、かつ前記突起部間に溝を有する形状の
SUS304製板材から形成した。
【0029】得られた実施例1〜3の円筒形非水電解液
電池および図5に示す従来の円筒形非水電解液電池(従
来例)をそれぞれ20個用意し、これら電池について2
Aの電流を24時間流す過充電試験と短絡試験を行い、
試験終了直後と1時間後の導通の有無と安全弁の破壊の
有無について観察した。その結果を下記表1に示す。
電池および図5に示す従来の円筒形非水電解液電池(従
来例)をそれぞれ20個用意し、これら電池について2
Aの電流を24時間流す過充電試験と短絡試験を行い、
試験終了直後と1時間後の導通の有無と安全弁の破壊の
有無について観察した。その結果を下記表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】前記表1から明らかなように実施例1〜3
の防爆機能および端子を兼ねる封口蓋群とを具備した電
池は全て電解液の分解に起因する内圧上昇によって電流
遮断が起こり、1時間後も導通が回復することがなかっ
た。さらに、安全弁の開裂の発生がなかった。
の防爆機能および端子を兼ねる封口蓋群とを具備した電
池は全て電解液の分解に起因する内圧上昇によって電流
遮断が起こり、1時間後も導通が回復することがなかっ
た。さらに、安全弁の開裂の発生がなかった。
【0032】一方、従来例の電池では、試験してから暫
く放置している間に温度が下がるのに伴って導通が回復
した。また、過充電試験において弁膜の開裂が発生して
電解液の漏れ出しが認められた。
く放置している間に温度が下がるのに伴って導通が回復
した。また、過充電試験において弁膜の開裂が発生して
電解液の漏れ出しが認められた。
【0033】このように本発明の防爆機能および端子を
兼ねる封口蓋群とを具備した非水電解液電池は、一度異
常が起きると導通が遮断されるため、例え間違って充放
電などの操作を行っても安全であることがわかる。
兼ねる封口蓋群とを具備した非水電解液電池は、一度異
常が起きると導通が遮断されるため、例え間違って充放
電などの操作を行っても安全であることがわかる。
【0034】なお、前記実施例では渦巻き状に巻回した
電極体を組み込んだ非水電解液電池について説明した
が、正極、セパレータおよび負極を積層して電極体を構
成してもよい。
電極体を組み込んだ非水電解液電池について説明した
が、正極、セパレータおよび負極を積層して電極体を構
成してもよい。
【0035】前記実施例では、円筒形の非水電解液電池
に適用した例を説明したが、コイン形、角形、楕円形な
ど各種の形状の非水電解液電池にも同様に適用すること
ができる。
に適用した例を説明したが、コイン形、角形、楕円形な
ど各種の形状の非水電解液電池にも同様に適用すること
ができる。
【0036】
【発明の効果】以上詳述しように、本発明によれば過充
電時や短絡時に起きる急激な大電流を遮断する非復帰型
構造で、かつ内圧上昇による破裂防止を前記電流遮断と
同一の部材で達成することが可能な安全性が高く安価な
非水電解液電池を提供することができる。
電時や短絡時に起きる急激な大電流を遮断する非復帰型
構造で、かつ内圧上昇による破裂防止を前記電流遮断と
同一の部材で達成することが可能な安全性が高く安価な
非水電解液電池を提供することができる。
【図1】本発明に係わる円筒形非水電解液電池を示す要
部断面図。
部断面図。
【図2】図1の電池の作用を説明するための要部断面
図。
図。
【図3】本発明に係わる別の円筒形非水電解液電池を示
す要部断面図。
す要部断面図。
【図4】図3の電池の作用を説明するための要部断面
図。
図。
【図5】従来の円筒形非水電解液電池を示す要部断面
図。
図。
21、41…外装缶、22、42…電極体、23、43
…正極、25、45…負極、26、46…封口蓋群、2
7、47…絶縁ガスケット、29…内部蓋体、28、3
2、52、46…ガス抜き孔、30…内側絶縁パッキン
グ層、31、50…安全弁、33、53…外部蓋体、3
7、58…正極リード、48a、48b…突起部、54
…リード保持部材、57…正極リード板。
…正極、25、45…負極、26、46…封口蓋群、2
7、47…絶縁ガスケット、29…内部蓋体、28、3
2、52、46…ガス抜き孔、30…内側絶縁パッキン
グ層、31、50…安全弁、33、53…外部蓋体、3
7、58…正極リード、48a、48b…突起部、54
…リード保持部材、57…正極リード板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金綱 務 神奈川県川崎市幸区堀川町72番地 株式会 社東芝堀川町工場内 (72)発明者 能勢 博義 東京都品川区南品川3丁目4番10号 東芝 電池株式会社内 (72)発明者 松坂 英二郎 神奈川県川崎市川崎区夜光1丁目3番1号 旭化成工業株式会社内 (72)発明者 井上 克彦 神奈川県川崎市川崎区夜光1丁目3番1号 旭化成工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 外装缶と、前記外装缶内に収納され、正
極、セパレータおよび負極からなる電極体と、前記外装
缶内に収容された非水電解液と、前記外装缶の上端開口
部に絶縁ガスケットにより気密にカシメ固定された防爆
機能および端子を兼ねる封口蓋群とを具備した非水電解
液電池において、 前記封口蓋群は、前記電極体の一方の電極と電気的に接
続されたガス抜き孔を有する電気導電路部材と、前記電
気導電路部材に接続され、弾性変形により前記部材と電
気的に遮断される弾性導電体を有する安全弁と、前記安
全弁と電気的に接続されたガス抜き孔を有する帽子形の
外部蓋体とを備えることを特徴とする非水電解液電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5019929A JPH06231743A (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 非水電解液電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5019929A JPH06231743A (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 非水電解液電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06231743A true JPH06231743A (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=12012917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5019929A Pending JPH06231743A (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 非水電解液電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06231743A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0689255A2 (en) * | 1994-05-23 | 1995-12-27 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Non-aqueous secondary cell |
JPH08153536A (ja) * | 1994-11-29 | 1996-06-11 | Fuji Photo Film Co Ltd | 密閉型非水二次電池 |
WO1997023009A1 (en) * | 1995-12-19 | 1997-06-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Thin battery |
US5958617A (en) * | 1996-12-11 | 1999-09-28 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Thin type battery |
US7687189B2 (en) | 2004-04-28 | 2010-03-30 | Eveready Battery Company, Inc. | Housing for a sealed electrochemical battery cell |
US7763375B2 (en) | 2006-05-24 | 2010-07-27 | Eveready Battery Company, Inc. | Current interrupt device for batteries |
US7833647B2 (en) | 2004-04-28 | 2010-11-16 | Eveready Battery Company, Inc. | Closure vent seal and assembly |
US8147999B2 (en) | 2008-06-11 | 2012-04-03 | Eveready Battery Company, Inc. | Closure assembly with low vapor transmission for electrochemical cell |
-
1993
- 1993-02-08 JP JP5019929A patent/JPH06231743A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0689255A2 (en) * | 1994-05-23 | 1995-12-27 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Non-aqueous secondary cell |
EP0689255A3 (en) * | 1994-05-23 | 1996-03-20 | Fuji Photo Film Co Ltd | Non-aqueous secondary cell |
US5567539A (en) * | 1994-05-23 | 1996-10-22 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Non-aqueous secondary cell |
JPH08153536A (ja) * | 1994-11-29 | 1996-06-11 | Fuji Photo Film Co Ltd | 密閉型非水二次電池 |
WO1997023009A1 (en) * | 1995-12-19 | 1997-06-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Thin battery |
US5958617A (en) * | 1996-12-11 | 1999-09-28 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Thin type battery |
US7687189B2 (en) | 2004-04-28 | 2010-03-30 | Eveready Battery Company, Inc. | Housing for a sealed electrochemical battery cell |
US7824790B2 (en) | 2004-04-28 | 2010-11-02 | Eveready Battery Co., Inc. | Housing for a sealed electrochemical battery cell |
US7833647B2 (en) | 2004-04-28 | 2010-11-16 | Eveready Battery Company, Inc. | Closure vent seal and assembly |
US7923138B2 (en) | 2004-04-28 | 2011-04-12 | Eveready Battery Company, Inc. | Housing for a sealed electrochemical battery cell |
US8173284B2 (en) | 2004-04-28 | 2012-05-08 | Eveready Battery Company, Inc. | Housing for a sealed electrochemical cell |
US7763375B2 (en) | 2006-05-24 | 2010-07-27 | Eveready Battery Company, Inc. | Current interrupt device for batteries |
US8147999B2 (en) | 2008-06-11 | 2012-04-03 | Eveready Battery Company, Inc. | Closure assembly with low vapor transmission for electrochemical cell |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011106 |