JPH0623149U - 帯電防止型陰極線管 - Google Patents
帯電防止型陰極線管Info
- Publication number
- JPH0623149U JPH0623149U JP6082092U JP6082092U JPH0623149U JP H0623149 U JPH0623149 U JP H0623149U JP 6082092 U JP6082092 U JP 6082092U JP 6082092 U JP6082092 U JP 6082092U JP H0623149 U JPH0623149 U JP H0623149U
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- ray tube
- proof band
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 周辺部にスカート部1 を有するフェース部2
の外表面に形成された帯電防止膜8 が接続部材9 により
スカート部に取付けられた防爆バンド7 に接続され、こ
の防爆バンドを介して帯電防止膜を接地電位に保持する
帯電防止型陰極線管において、その接続部材を、フェー
ス部の画面表示部の外周から防爆バンド上までのフェー
ス部周辺部形状に合った形状に成形されて、そのフェー
ス部周辺部を覆う金属板または金属メッシュ布帛で構成
した。 【効果】 帯電防止膜を確実に防爆バンドに接続でき、
フェース部の外表面に帯電する電荷をきわめて短時間に
除去でき、かつ陰極線管の前面方向に漏洩する不要電磁
波を大幅に低減することができる。
の外表面に形成された帯電防止膜8 が接続部材9 により
スカート部に取付けられた防爆バンド7 に接続され、こ
の防爆バンドを介して帯電防止膜を接地電位に保持する
帯電防止型陰極線管において、その接続部材を、フェー
ス部の画面表示部の外周から防爆バンド上までのフェー
ス部周辺部形状に合った形状に成形されて、そのフェー
ス部周辺部を覆う金属板または金属メッシュ布帛で構成
した。 【効果】 帯電防止膜を確実に防爆バンドに接続でき、
フェース部の外表面に帯電する電荷をきわめて短時間に
除去でき、かつ陰極線管の前面方向に漏洩する不要電磁
波を大幅に低減することができる。
Description
【0001】
この考案は、帯電防止型陰極線管に係り、特にその帯電防止膜を接地するため の接続部材に電磁波遮蔽効果をもたせた帯電防止型陰極線管に関する。
【0002】
陰極線管には、カラー受像管で代表されるようにフェース部の内面に形成され た蛍光体スクリーンに高電圧を印加する陰極線管がある。このような陰極線管に おいては、蛍光体スクリーンに高電圧を印加するとき、過渡的にその蛍光体スク リーンの形成されているフェース部の外表面が帯電する。この帯電を防止するた め、従来よりフェース部外表面に透明導電膜からなる帯電防止膜を形成し、この 帯電防止膜を接地するようにした陰極線管がある。
【0003】 その接地手段として、従来は、導電性粘着テープを貼着して、その一端部を帯 電防止膜の周辺部に接触させ、他端部をフェース部周辺部のスカート部外周を緊 締する防爆バンドに接触させ、その防爆バンドに取付けられたラグ板を接地して 、帯電防止膜を接地電位に保持するようにしている。
【0004】 しかし上記ようにフェース部外表面の帯電防止膜を導電性粘着テープの貼着に より接地電位に保持する手段は、帯電防止膜の形成とは別に導電性粘着テープを 貼着する工程が必要であり、帯電防止型陰極線管の製造工程が繁雑になる。また 貼着された導電性粘着テープが陰極線管の製造後に剥がれ、陰極線管の動作中に 電気的に浮いて、フェース部外表面に誘起される高電圧が帯電し、陰極線管や周 辺機器の誤動作の原因となる。またこれに人体が触れると、その接触点に帯電電 荷が集中し放電して、電撃を受ける。
【0005】 また、上記陰極線管のフェース部外表面の帯電防止とは別に、陰極線管につい ては、不要電磁波の遮蔽の問題がある。従来この不要電磁波の遮蔽については、 陰極線管セットのシャーシ全体をアルミニウム板や鉄板で囲んだり、デスプレイ モニタケースの内壁に金属粉末を塗布、あるいはケースの製造時に樹脂中に金属 粉末を混合して成形している。
【0006】 しかし不要電磁波を遮蔽するために、シャーシ全体をアルミニウム板や鉄板で 囲んでも、陰極線管の前面方向に漏洩する電磁波に対しては、遮蔽効果はまった くない。またデスプレイモニタケースの内壁に金属粉末を塗布したり、ケースの 製造時に樹脂中に金属粉末を混合して成形すると、製造コストが高くなる。
【0007】
上記のように、従来の帯電防止型陰極線管は、フェース部外表面に透明導電膜 からなる帯電防止膜を形成し、この帯電防止膜を接地電位に保持するために、導 電性粘着テープをフェース部外表面に貼着し、その一端部を帯電防止膜の周辺部 に接触させ、他端部をフェース部周辺部のスカート部外周を緊締する防爆バンド に接触させて、帯電防止膜を防爆バンドに接続している。しかしこのようにフェ ース部外表面の帯電防止膜を導電性粘着テープにより防爆バンドに接続して接地 電位に保持する手段は、帯電防止膜の形成とは別に導電性粘着テープを貼着する 工程が必要であり、帯電防止型陰極線管の製造工程が繁雑になる。また貼着され た導電性粘着テープが陰極線管製造後に剥がれ、陰極線管の動作中に電気的に浮 いて、フェース部外表面に誘起される高電圧が帯電し、陰極線管や周辺機器の誤 動作の原因となる。またこれに人体が触れると、その接触点に帯電電荷が集中し 放電して、電撃を受けるという問題がある。
【0008】 また、陰極線管のフェース部外表面の帯電防止とは別に、陰極線管については 、不要電磁波の遮蔽の問題がある。従来この不要電磁波の遮蔽については、陰極 線管セットのシャーシ全体をアルミニウム板や鉄板で囲んだり、デスプレイモニ タケースの内壁に金属粉末を塗布、あるいはケースの製造時に樹脂中に金属粉末 を混合して成形している。しかし不要電磁波を遮蔽するために、シャーシ全体を アルミニウム板や鉄板で囲んでも、陰極線管の前面方向に漏洩する電磁波に対し ては、遮蔽効果はまったくなく、またデスプレイモニタケースの内壁に金属粉末 を塗布したり、ケースの製造時に樹脂中に金属粉末を混合して成形すると、製造 コストが高くなるという問題がある。
【0009】 この考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、陰極線管のフェース部 外表面に設けられた帯電防止膜を確実に接地電位に保持するとともに、陰極線管 の前面方向に漏洩する電磁波を有効に遮蔽することができる帯電防止型陰極線管 を構成することを目的とする。
【0010】
周辺部にスカート部を有するフェース部の外表面に帯電防止膜が形成され、こ の帯電防止膜が接続部材によりスカート部に取付けられた防爆バンドに接続され 、この防爆バンドを介して帯電防止膜を接地電位に保持する帯電防止型陰極線管 において、接続部材を、フェース部の画面表示部の外周から防爆バンド上までの フェース部周辺部形状に合った形状に成形されて、画面表示部外周から防爆バン ド上までのフェース部周辺部を覆う金属板または金属メッシュ布帛で構成した。
【0011】
上記のように、帯電防止膜を防爆バンドに接続する接続部材を、フェース部の 画面表示部の外周から防爆バンド上までのフェース部周辺部形状に合った形状に 成形されて、画面表示部外周から防爆バンド上までのフェース部周辺部を覆う金 属板または金属メッシュ布帛で構成すると、帯電防止膜を確実に防爆バンドに接 続することができ、フェース部の外表面に帯電した電荷をきわめて短時間に除去 することができる。また画面表示部外周から防爆バンドまでのフェース部周辺部 を覆う形状としたことにより、陰極線管の前面方向に漏洩する不要電磁波を遮蔽 して大幅に低減することができる。
【0012】
以下、図面を参照してこの考案を実施例に基づいて説明する。
【0013】 図1および図2にその一実施例である帯電防止型カラー受像管を示す。このカ ラー受像管は、周辺部にスカート部1 の形成されたほぼ矩形状のパネル2 (フェ ース部)とこのパネル2 に一体に接合された漏斗状のファンネル3 とからなる外 囲器を有し、そのパネル2 の内面に、3色蛍光体層からなる蛍光体スクリーン4 が形成され、この蛍光体スクリーン4 に対向して、その内側にシャドウマスク5 が配置されている。一方、ファンネル3 のネック6 内に、3電子ビームを放出す る電子銃(図示せず)が封止されている。そしてこの電子銃から放出される3電 子ビームをファンネル3 の外側に装着された偏向ヨーク(図示せず)により偏向 して、上記蛍光体スクリーン4 を水平、垂直走査することにより、カラー画像を 表示する構造に形成されている。
【0014】 さらにこのカラー受像管は、防爆型に形成され、上記パネル2 にそのスカート 部1 外周を緊締する防爆バンド7 が取付けられている。またパネル2 の外表面に は、透明導電膜からなる帯電防止膜8 が形成されている。そしてこの帯電防止膜 8 が接続部材9 により防爆バンド7 に接続されている。
【0015】 上記接続部材9 は、パネル2 の画面表示部10の外周(ケースのエスカッション で隠れる位置)から防爆バンド7 の蛍光体スクリーン4 側と重なり合う位置まで のパネル2 の周辺部形状に合った形状に成形され、画面表示部10の外周から防爆 バンド7 の蛍光体スクリーン4 側までのパネル2 周辺部を覆う金属板または金属 フィラメントを編組した金属メッシュ布帛からなる。その画面表示部10側の先端 部には、帯電防止膜8 との接続を良好にしかつ帯電防止膜8 の損傷を防止する導 電性ゴム11が取付けられている。
【0016】 なお、このカラー受像管においては、上記帯電防止膜8 を接地電位に保持する ため、防爆バンド7 に取付けられたラグ板13にワイヤー14を懸架し、このワイヤ ー14を介して接地されている。
【0017】 上記のように画面表示部10の外周から防爆バンド7 の蛍光体スクリーン4 側と 重なり合う位置までのパネル2 の周辺部形状に合った形状に成形された金属板ま たは金属メッシュ布帛からなる接続部材9 を用いて、帯電防止膜8 を防爆バンド 7 に接続して接地電位に保持すると、従来の粘着テープによる接続のように剥が れることがなく、帯電防止膜8 を確実に防爆バンド7 に接続して接地電位に保持 することができ、パネル2 の外表面に帯電する電荷をきわめて短時間に除去する ことができる。また上記ように金属板または金属メッシュ布帛からなる接続部材 9 で画面表示部10の外周から防爆バンド7 の蛍光体スクリーン4 側と重なり合う 位置までのパネル2 の周辺部を覆うと、カラー受像管の前面方向に漏洩する不要 電磁波を遮蔽して大幅に低減することができる。
【0018】 なお、上記実施例では、カラー受像管について説明したが、この考案は、その 他の陰極線管にも適用可能である。
【0019】
周辺部にスカート部を有するフェース部の外表面に形成された帯電防止膜を防 爆バンドに接続する接続部材を、フェース部の画面表示部の外周から防爆バンド 上までのフェース部周辺部形状に合った形状に成形されて、画面表示部外周から 防爆バンド上までのフェース部周辺部を覆う金属板または金属メッシュ布帛で構 成すると、帯電防止膜を確実に防爆バンドに接続することができ、フェース部の 外表面に帯電する電荷をきわめて短時間に除去できる。また画面表示部外周から 防爆バンドまでのフェース部周辺部を覆う形状としたことにより、陰極線管の前 面方向に漏洩する不要電磁波を遮蔽して大幅に低減することができる。
【図1】この考案の一実施例である帯電防止型カラー受
像管の構成を示す斜視図である。
像管の構成を示す斜視図である。
【図2】その要部構成を示す断面図である。
1 …スカート部 2 …パネル 4 …蛍光体スクリーン 7 …防爆バンド 8 …帯電防止膜 9 …接続部材 10…画面表示部 11…導電性ゴム 13…ラグ板 14…ワイヤー
Claims (1)
- 【請求項1】 周辺部にスカート部を有するフェース部
の外表面に帯電防止膜が形成され、この帯電防止膜が接
続部材により上記スカート部に取付けられた防爆バンド
に接続され、この防爆バンドを介して上記帯電防止膜を
接地電位に保持する帯電防止型陰極線管において、 上記接続部材は上記フェース部の画面表示部の外周から
上記防爆バンド上までのフェース部周辺部形状に合った
形状に成形されて上記画面表示部外周から防爆バンド上
までのフェース部周辺部を覆う金属板または金属メッシ
ュ布帛からなることを特徴とする帯電防止型陰極線管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992060820U JP2597553Y2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 帯電防止型陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992060820U JP2597553Y2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 帯電防止型陰極線管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0623149U true JPH0623149U (ja) | 1994-03-25 |
JP2597553Y2 JP2597553Y2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=13153376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992060820U Expired - Lifetime JP2597553Y2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 帯電防止型陰極線管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597553Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP1992060820U patent/JP2597553Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2597553Y2 (ja) | 1999-07-05 |
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