JPH06231233A - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JPH06231233A
JPH06231233A JP1351493A JP1351493A JPH06231233A JP H06231233 A JPH06231233 A JP H06231233A JP 1351493 A JP1351493 A JP 1351493A JP 1351493 A JP1351493 A JP 1351493A JP H06231233 A JPH06231233 A JP H06231233A
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JP
Japan
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data
pixel
destination
bits
pixel data
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JP1351493A
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English (en)
Inventor
Koichi Nishide
康一 西出
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH06231233A publication Critical patent/JPH06231233A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】マップ上のピクセルデータサイズを変更する事
なく、異なるデータサイズのピクセルデータ間のオペレ
ーションを実行する。 【構成】ライト制御回路14Aによって付加データの処
理が行われ、デストネーションが24ビットの場合は、
ソースに付加データがあればそれが無視され、デストネ
ーションが32ビットの場合は、そのデストネーション
の付加データがそのままスルーして書き込まれてソース
の付加データは無視される。このため、ピクセルデータ
サイズは、デストネーションピクセルデータのデータサ
イズに合わせて自動的に変更されるようになり、ソース
マップ171Aおよびデストネーションマップ172A
上のピクセルデータサイズを予め変更する事なく、異な
るデータサイズのピクセルデータ間のオペレーションを
行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコンピュータの画像処
理システムに関し、特にピクセルオペレーションを行う
画像処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、グラフィックコントローラのピ
クセルオペレーションにおいては、ソースマップ上のソ
ースピクセルデータとデスティネ−ションマップ上のデ
ストピクセルデータとの演算が行われ、その演算結果が
新しいデストピクセルデータとしてデスティネ−ション
マップ上に再格納される。このため、通常は、ソースピ
クセルマップとデスティネーションピクセルマップは同
一のピクセルデータサイズを持つピクセルデータから構
成されていることが必要とされる。
【0003】ここで、ピクセルデータサイズとは1画素
当たりの表示データのビット数であるので、そのデータ
サイズが大きい程、沢山の色を表現できる。例えば、8
ビット/ピクセルのピクセルデータは256色(=
8 )、24ビット/ピクセルのピクセルデータは16
77万色(=224)を表現することができる。1677
万色は自然色(True Coler) を表現すること
ができるので、通常は、この1677万色の表示がフル
カラー表示と称されている。このため、24ビット/ピ
クセルというピクセルサイズは、種々のカラー画像制御
に十分な値である。
【0004】しかしながら、最近では、32ビット/ピ
クセルのピクセルデータが使用され始めている。この3
2ビット/ピクセルのピクセルデータは、24ビットの
色情報の他に、属性等の8ビットの情報を付加したもの
である。この8ビットの付加情報は、例えばアプリケー
ションプログラムによる各種画像処理のために利用され
る。
【0005】24ビット/ピクセルと32ビット/ピク
セルには、図5に示されているようにそれぞれメリッ
ト、デメリットがある。すなわち、24ビット/ピクセ
ルでは32ビット/ピクセルよりもメモリ容量が少なく
済む反面、3バイトという奇数のデータサイズのためア
ドレス計算が複雑化される欠点がある。一方、32ビッ
ト/ピクセルの場合には、アドレス計算が容易、付加情
報を利用できる等のメリットがあるが、24ビット/ピ
クセルの場合よりも多くのメモリ容量が必要となる欠点
がある。したがって、最近のグラフィックコントローラ
には、これらピクセルデータサイズの違う2種類のピク
セルデータを混在して扱うことが要求されている。
【0006】ところが、前述したように、ピクセルオペ
レーションにおいてはソースピクセルマップとデスティ
ネーションピクセマップのピクセルデータサイズが同じ
であることが必要とされる。このため、例えば、24ビ
ット/ピクセルのピクセルマップと32ビット/ピクセ
ルのピクセルマップ間のオペレーションを行う場合に
は、その演算に先だって、どちらか一方のマップをもう
一方のマップのデータサイズに合わせて予め再構成する
ことが必要になる。
【0007】この場合、もし32ビット/ピクセルのピ
クセルデータサイズに合わせると、24ビット/ピクセ
ルのデータに無意味な8ビットデータを付加してマップ
を作り直すことになるのでメモリが無駄に使用される欠
点を招く。また、24ビット/ピクセルのピクセルデー
タサイズに合わせると、32ビット/ピクセルのピクセ
ルデータに含まれていた付加情報が失われてしまうこと
になる。
【0008】このようにオペレーション対象マップのデ
ータサイズの変更は種々の不具合を招くことなる。この
ため、従来のグラフィックコントローラを使用したコン
ピュータシステムにおいては、実際には、同一ピクセル
データサイズを持つマップ間でしか演算を行なうことが
できない欠点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来では、異なるデー
タサイズのピクセルデータをオペレーションできないた
め、異なるピクセルデータサイズを持つマップを演算対
象として指定することができない欠点があった。
【0010】この発明はこのような点に鑑みてなされた
もので、マップ上のピクセルデータサイズを変更する事
なく、異なるデータサイズのピクセルデータ間のオペレ
ーションを実行することができる画像制御システムを提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】この発明の画
像処理システムは、ソースピクセルデータおよびデスト
ネーションピクセルデータを一時的に保持する一時記憶
手段と、この一時記憶手段に保持されている前記ソース
およびデストネーションピクセルデータ中の色情報デー
タを演算する演算手段と、前記デストネーションピクセ
ルデータに基づいて前記演算手段の演算結果に付加すべ
きデータを発生し、前記演算手段の演算結果を前記デス
トネーションピクセルデータのデータフォーマットに適
合させる手段とを具備することを特徴とする。
【0012】この画像処理システムにおいては、デスト
ネーションピクセルデータに基づいて、演算手段の演算
結果に付加すべきデータが発生される。このため、演算
結果のピクセルデータサイズは、デストネーションピク
セルデータのデータフォーマットに合わせて自動的に変
更されるようになり、ソースマップおよびデストネーシ
ョンマップ上のピクセルデータサイズを予め変更する事
なく、異なるデータフォーマットのピクセルデータ間の
オペレーションを行なうことができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例に
係わる画像処理システムを説明する。図1には、画像処
理システムの中でピクセルオペレーションに関係する部
分だけが抽出して示されている。
【0014】すなわち、ピクセルオペレーションは、3
2ビット幅のデータバス18Aを介してメモリ17Aに
接続されているピクセルオペレーション回路11Aによ
って実行される。このピクセルオペレーション回路11
Aは、ソースリードバッファ12A、デストネーション
リードバッファ13A、ライト制御回路14A、算術演
算回路(ALU)15A、ライトバッファ16A、およ
び出力回路20Aから構成されている。
【0015】ソースリードバッファ12Aは、メモリ1
7Aから読み込んだソースピクセルデータを一時的に保
持するためのものであり、32ビットのレジスタから構
成されている。ソースピクセルデータは、メモリ17A
上に定義されたソースマップ171Aからデータバス1
8A、および入出力回路20Aを介してソースリードバ
ッファ12Aに転送される。
【0016】ソースリードバッファ12Aの32ビット
レジスタに保持されている下位24ビットのデータは演
算回路(ALU)15Aの第1入力に供給され、上位8
ビットのデータはライト制御回路14Aに供給される。
ソースピクセルデータが32ビット/ピクセルである場
合には、下位24ビットのデータは色情報、上位8ビッ
トのデータは付加情報に対応する。また、ソースピクセ
ルデータが24ビット/ピクセルである場合には、その
24ビットの色情報が下位24ビットのデータとなり、
上位8ビットのデータはヌル値となる。
【0017】デスティネーションリードバッファ13A
は、メモリ17Aから読み込んだデスティネーションピ
クセルデータを一時的に保持するためのものであり、ソ
ースリードバッファ12Aと同様に、32ビットのレジ
スタから構成されている。デスティネーションピクセル
データは、メモリ17A上に定義されたデスティネーシ
ョンマップ172Aからデータバス18A、および入出
力回路20Aを介してデスティネーションリードバッフ
ァ13Aに転送される。
【0018】デスティネーションリードバッファ13A
の32ビットレジスタに保持されている下位24ビット
のデータは演算回路(ALU)15Aの第2入力に供給
され、上位8ビットのデータはライト制御回路14Aに
供給される。デスティネーションピクセルデータが32
ビット/ピクセルである場合には、下位24ビットのデ
ータは色情報、上位8ビットのデータは付加情報に対応
する。また、デスティネーションピクセルデータが24
ビット/ピクセルである場合には、その24ビットの色
情報が下位24ビットのデータとなり、上位8ビットの
データはヌル値となる。
【0019】ライト制御回路14Aは、ライトバッファ
16Aに対する書き込み制御、およびソース、デスティ
ネーションピクセルデータそれぞれの上位8ビットの付
加情報データの処理を実行する。付加情報の処理結果で
ある8ビットデータは、ライトバッファ16Aに供給さ
れる。
【0020】算術演算回路(ALU)15Aは、32ビ
ットのデータの内で色情報の24ビットデータについて
の論理的・算術的演算を行うものであり、24ビットの
演算結果データを出力する。この24ビットの色情報の
演算結果データは、ライトバッファ16Aに供給され
る。
【0021】ライトバッファ16Aは、ソースピクセル
データとデスティネーションピクセルデータの演算結果
を一時的に保持するためのものであり、32ビット幅の
レジスタから構成される。このライトバッファ16Aに
保持された演算結果データは、入出力回路20Aおよび
データバス18Aを介して、メモリ17Aに書き込まれ
る。
【0022】メモリ17Aは画像データを保持するため
のものであり、ソースマップ171Aおよびデストネー
ションマップ172Aが定義される。ソースマップ17
1Aは、例えば最大で4096×4096のサイズを持
つ矩形領域であり、図2に示されているような24ビッ
ト/ピクセルのピクセルデータ、または図3に示されて
いるような32ビット/ピクセルのピクセルデータが格
納されている。24ビット/ピクセルのピクセルデータ
は、24ビットの色情報を含んでいる。また、32ビッ
ト/ピクセルのピクセルデータは、24ビットの色情報
と8ビットの付加情報を含んでいる。付加情報として
は、色情報以外の任意の属性情報を利用することができ
る。
【0023】次に、ピクセルオペレーション回路11A
によるピクセル演算の制御動作を説明する。ピクセル演
算の制御は、演算対象となるソースピクセルデータとデ
ストネーションピクセルデータのデータ構成の組み合わ
せに応じて次の4つのパターンに分類することができ
る。
【0024】ソースピクセルデータが32ビット/ピク
セルで、デストネーションピクセルデータが24ビット
/ピクセルの場合(ケース1)、ソースピクセルデータ
が24ビット/ピクセルで、デストネーションピクセル
データが32ビット/ピクセルの場合(ケース2)、ソ
ースピクセルデータが32ビット/ピクセルで、デスト
ネーションピクセルデータが32ビット/ピクセルの場
合(ケース3)、ソースピクセルデータが24ビット/
ピクセルで、デストネーションピクセルデータが24ビ
ット/ピクセルの場合(ケース4)。以下、それぞれの
場合の動作について説明する。 (ケース1)ソースピクセルデータが32ビット/ピク
セルで、デストネーションピクセルデータが24ビット
/ピクセルの場合について説明する。
【0025】この場合、ソースマップ171Aおよびデ
ストネーションマップ172Aのソースピクセルデータ
およびデストネーションピクセルデータが、それぞれデ
ータバス18Aおよび入出力回路20Aを介してソース
リードバッファ12Aおよびデストネーションリードバ
ッファ13Aにバッファリングされる。
【0026】ソースピクセルデータの下位24ビットは
色情報データであり、その24ビットの色情報データと
24ビットのデストネーションデータが算術演算回路
(ALU)15Aによって演算される。ソースピクセル
データの上位8ビットの付加データはライト制御回路1
4Aの第1入力に送られ、またデストネーションピクセ
ルデータの上位8ビットのネルデータ(例えば、オール
“0”)はライト制御回路14Aの第2入力に送られ
る。
【0027】この場合、ソースピクセルデータの上位8
ビットの付加データは無視され、ライト制御回路14A
による演算結果である24ビットのデータだけが新しい
デストネーションピクセルデータとしてライトバッファ
16Aに書き込まれる。ライトバッファ16Aに書き込
まれたデータは、入出力回路20Aおよびデータバス1
8Aを介してメモリ17Aのデストネーションマップ1
72Aに送られ、所定のデストネーションピクセルデー
タが更新される。 (ケース2)ソースピクセルデータが24ビット/ピク
セルで、デストネーションピクセルデータが32ビット
/ピクセルの場合について説明する。
【0028】この場合、ソースマップ171Aおよびデ
ストネーションマップ172Aのソースピクセルデータ
およびデストネーションピクセルデータが、それぞれデ
ータバス18Aおよび入出力回路20Aを介してソース
リードバッファ12Aおよびデストネーションリードバ
ッファ13Aにバッファリングされる。
【0029】デストネーションピクセルデータの下位2
4ビットは色情報データであり、その24ビットの色情
報データと24ビットのソースピクセルデータが算術演
算回路(ALU)15Aによって演算される。ソースピ
クセルデータの上位8ビットのネルデータ(例えば、オ
ール“0”)はライト制御回路14Aの第1入力に送ら
れ、またデストネーションピクセルデータの上位8ビッ
トのネルデータ(例えば、オール“0”)はライト制御
回路14Aの第2入力に送られる。
【0030】この場合、デストネーションピクセルデー
タの上位8ビットの付加データはライト制御回路14A
をそのままスルーし、算術演算回路(ALU)15Aの
24ビットの演算結果と合わされて、新しい32ビット
のデストネーションピクセルデータとしてライトバッフ
ァ16Aに書き込まれる。ライトバッファ16Aに書き
込まれたデータは、入出力回路20Aおよびデータバス
18Aを介してメモリ17Aのデストネーションマップ
172Aに送られ、所定のデストネーションピクセルデ
ータが更新される。 (ケース3)ソースピクセルデータおよびデストネーシ
ョンピクセルデータそれぞれが32ビット/ピクセルの
場合について説明する。
【0031】この場合、ソースマップ171Aおよびデ
ストネーションマップ172Aのソースピクセルデータ
およびデストネーションピクセルデータが、それぞれデ
ータバス18Aおよび入出力回路20Aを介してソース
リードバッファ12Aおよびデストネーションリードバ
ッファ13Aにバッファリングされる。
【0032】ソースピクセルデータの下位24ビットお
よびデストネーションピクセルデータの下位24ビット
はそれぞれ色情報データであり、それらは算術演算回路
(ALU)15Aによって演算される。ソースピクセル
データの上位8ビットの付加データはライト制御回路1
4Aの第1入力に送られ、またデストネーションピクセ
ルデータの上位8ビットの付加データはライト制御回路
14Aの第2入力に送られる。
【0033】この場合、デストネーションピクセルデー
タの上位8ビットの付加データはライト制御回路14A
をそのままスルーし、算術演算回路(ALU)15Aの
24ビットの演算結果と合わされて、新しい32ビット
のデストネーションピクセルデータとしてライトバッフ
ァ16Aに書き込まれる。一方、ソースピクセルデータ
の上位8ビットの付加データは無視される。
【0034】ライトバッファ16Aに書き込まれたデー
タは、入出力回路20Aおよびデータバス18Aを介し
てメモリ17Aのデストネーションマップ172Aに送
られ、所定のデストネーションピクセルデータが更新さ
れる。 (ケース4)ソースピクセルデータおよびデストネーシ
ョンピクセルデータそれぞれが24ビット/ピクセルの
場合について説明する。
【0035】この場合、ソースマップ171Aおよびデ
ストネーションマップ172Aのソースピクセルデータ
およびデストネーションピクセルデータが、それぞれデ
ータバス18Aおよび入出力回路20Aを介してソース
リードバッファ12Aおよびデストネーションリードバ
ッファ13Aにバッファリングされる。
【0036】ソースピクセルデータの24ビットおよび
デストネーションピクセルデータの24ビットはそれぞ
れ色情報データであり、それらは算術演算回路(AL
U)15Aによって演算される。算術演算回路(AL
U)15Aの24ビットの演算結果は、新しい24ビッ
トのデストネーションピクセルデータとしてライトバッ
ファ16Aに書き込まれる。ライトバッファ16Aに書
き込まれたデータは、入出力回路20Aおよびデータバ
ス18Aを介してメモリ17Aのデストネーションマッ
プ172Aに送られ、所定のデストネーションピクセル
データが更新される。
【0037】以上のように、この実施例のピクセルオペ
レーション回路11Aにおいては、ライト制御回路14
Aによって付加データの処理が行われ、デストネーショ
ンが24ビットの場合はソースに付加データがあればそ
れが無視され、デストネーションが32ビットの場合は
そのデストネーションの付加データがそのままスルーし
て書き込まれ、ソースに付加データがあればそれが無視
される。このため、ピクセルデータサイズは、デストネ
ーションピクセルデータのデータサイズに合わせて自動
的に変更されるようになり、ソースマップ171Aおよ
びデストネーションマップ172A上のピクセルデータ
サイズを予め変更する事なく、異なるデータサイズのピ
クセルデータ間のオペレーションを行なうことができ
る。次に、図4を参照して、ピクセルオペレーション回
路11Aを含むグラフィックコントローラを利用した表
示制御システムの構成の一例を説明する。
【0038】この表示制御システム4は、例えば、XG
A( eXtended Graphics Array)またはSXGA
(Super eXtended Graphics Array)仕様の表示
制御システムであり、ポータブルコンピュータのシステ
ムバス3に接続される。この表示制御システム4は、ポ
ータブルコンピュータ本体に標準装備されるフラットパ
ネルディスプレイ40およびオプション接続されるカラ
ーCRTディスプレイ50双方に対する表示制御を行な
う。
【0039】表示制御システム4には、グラフィックコ
ントローラ10、デュアルポート画像メモリ(VRA
M)30、およびDAC(D/Aコンバータ)35が設
けられている。これらグラフィックコントローラ10、
デュアルポート画像メモリ(VRAM)30、およびD
AC35は、図示しない回路基板上に搭載されている。
【0040】グラフィックコントローラ10はゲートア
レイによって実現されるLSIであり、この表示制御シ
ステム4の主要部を成す。このグラフィックコントロー
ラ10は、CPU1からの指示に従い、デュアルポート
画像メモリ(VRAM)30およびDAC35を利用し
て、フラットパネルディスプレイ40およびカラーCR
Tディスプレイ50に対する表示制御を実行する。ま
た、このグラフィックコントローラ10は、バスマスタ
として機能し、システムメモリ2を直接アクセスするこ
とができる。
【0041】デュアルポート画像メモリ(VRAM)3
0は、シリアルアクセスに使用されるシリアルポート
(S−DATA)とランダムアクセスのためのパラレル
ポート(P−DATA)を備えている。シリアルポート
(S−DATA)は表示画面リフレッシュのためのデー
タ読み出しに使用され、またパラレルポート(P−DA
TA)は表示データの更新に使用される。シリアルポー
ト(S−DATA)を介したデータ転送においては、1
回の転送サイクルによって、連続するアドレス空間に格
納されている例えば512バイトのデータが連続的に読
み出される。
【0042】このデュアルポート画像メモリ(VRA
M)30は、複数のデュアルポートDRAMから構成さ
れており、1Mバイト乃至4Mバイトの記憶容量を有し
ている。このデュアルポート画像メモリ(VRAM)3
0には、フラットパネルディスプレイ40またはカラー
CRTディスプレイ50に表示するための表示データが
描画される。
【0043】この場合、XGAまたはSXGA仕様に適
合したアプリケーションプログラム等で作成されたXG
A仕様の描画データは、パックドピクセル方式によって
デュアルポート画像メモリ(VRAM)30に格納され
る。このパックドピクセル方式は、メモリ上の連続する
ビットで1画素を表す色情報マッピング形式であり、例
えば、1画素を1,2,4,8,16,24,または3
2ビットで表す方式が採用されている。
【0044】一方、VGA仕様の描画データは、VGA
仕様に適合した従来のアプリケーションプログラム等で
作成されるものであり、メモリプレーン方式によってデ
ュアルポート画像メモリ(VRAM)30に描画され
る。このメモリプレーン方式は、メモリ領域を同一アド
レスで指定される複数のプレーンに分割し、これらプレ
ーンに各画素の色情報を割り当てる方式である。例え
ば、4プレーンを持つ場合には、1画素は、各プレーン
毎に1ビットづつの合計4ビットのデータによって表現
される。
【0045】図1で説明したソースマップ171Aおよ
びデストネーションピクセルマップ172Aは、それぞ
れデュアルポート画像メモリ(VRAM)30またはシ
ステムメモリ2上に定義することができる。
【0046】DAC35は、ディスプレイコントローラ
10によって生成されたCRTビデオデータをアナログ
R,G,B信号に変換してCRTディスプレイ50に供
給する。
【0047】グラフィックコントローラ10は、レジス
タ制御回路11、システムバスインターフェース12、
描画用のコプロセッサ13、メモリデータバス制御回路
14、CRTコントローラ(CRTC)15、メモリア
ドレスバス制御回路16、メモリ制御回路18、フォン
トバッファメモリ19、シリアライザ20、ラッチ回路
21、フォアグランド/バックグランドマルチプレクサ
22、グラフィック/テキストマルチプレクサ23、カ
ラーパレット制御回路24、スプライトカラーレジスタ
25、CRTビデオマルチプレクサ26、スプライト制
御回路27、およびフラットパネルエミュレーション回
路28から構成されている。
【0048】レジスタ制御回路11は、システムバスス
ンターフェース12を介してCPU1からのアドレスお
よびデータを受けとり、アドレスのデコード、およびそ
のデコード結果によって指定される各種レジスタに対す
るリード/ライト制御を行なう。システムバスインター
フェース12は、システムバス3を介してホストシステ
ムとのインターフェース制御を行なうものであり、IS
A、EISA、マイクロチャネル、ローカルバス等の各
種仕様に適合したバスインターフェースをサポートす
る。
【0049】描画用コプロセッサ13は、CPU1から
の指示に応答して、デュアルポート画像メモリ(VRA
M)30中の描画データまたはシステムメモリ2の描画
データに対してさまざまな描画機能を提供するものであ
り、画素のブロック転送、線描画、領域の塗りつぶし、
画素間の論理/算術演算、画面の切り出し、マップのマ
スク、X−Y座標でのアドレッシング、ページングによ
るメモリ管理機能等を有している。この描画用コプロセ
ッサ13には、VGA/XGA互換のデータ演算回路1
31、2次元アドレス発生回路132、およびページン
グユニット133が設けられている。
【0050】データ演算回路131は、図1のピクセル
オペレーション回路11Aを含んでおり、各種ピクセル
データサイズのデータ演算を行なうことができる。2次
元アドレス発生回路132は、ソースマップ171Aま
たはデストネーションマップ172Aの矩形領域アクセ
ス等のためのX−Yの2次元アドレスを発生する。ま
た、2次元アドレス発生回路132は、領域チェック
や、セグメンテーション等を利用したリニアアドレス
(実メモリアドレス)への変換処理も行なう。ページン
グユニット133は、CPU1と同じ仮想記憶機構をサ
ポートするためのものであり、ページング有効時には2
次元アドレス発生回路132が作ったリニアアドレスを
ページングによって実アドレスに変換する。また、ペー
ジング無効時にはリニアアドレスがそのまま実アドレス
となる。このページングユニット133は、ページング
のためにTLBを備えている。
【0051】メモリデータバス制御回路14は、デュア
ルポート画像メモリ(VRAM)30のパラレルポート
(P−DATA)のデータバスを制御するためのもので
あり、演算対象のソースおよびデストネーションピクセ
ルデータはこのメモリデータバス制御回路14によって
読み出され、データ演算回路131内のピクセルオペレ
ーション回路11Aに送られる。
【0052】CRTコントローラ15は、内蔵する各種
レジスタ群にCPU1によってセットされる制御データ
に従って、XGA仕様に合った高解像度(例えば、10
24×768ドット)でフラットパネルディスプレイ4
0またはCRTディスプレイ50に画面表示を行うため
の各種表示タイミング信号(水平同期信号、垂直同期信
号等)を発生する。また、CRTコントローラ15は、
VGA仕様に合った中解像度(例えば、640×460
ドット)でフラットパネルディスプレイ40またはCR
Tディスプレイ50に画面表示を行うための各種表示タ
イミング信号(水平同期信号、垂直同期信号等)を発生
するために、VGA用のCRTC151も内蔵してい
る。さらに、このCRTコントローラ15は、デュアル
ポート画像メモリ(VRAM)30のシリアルポート
(S−DATA)から描画データを読み出すための転送
サイクルの挿入タイミングを規定する。この転送サイク
ルは、例えば水平帰線期間のタイミングに同期して挿入
され、1回の転送サイクルで1表示ライン分のデータ転
送が実行される。
【0053】メモリアドレスバス制御回路16は、シス
テムバスインターフェース12を介して供給されるCP
U1からのアドレス、描画用コプロセッサ13からのア
ドレス、CRTCコントローラからのアドレスを選択し
て、デュアルポート画像メモリ(VRAM)30に供給
する。
【0054】デュアルポート画像メモリ(VRAM)3
0のシリアルポート(S−DATA)からデータを読み
出す時、メモリアドレスバス制御回路16は、CRTコ
ントローラ151から供給される水平帰線期間信号に同
期してデータ転送サイクルを挿入する。データ転送サイ
クルでは走査ラインに対応するマップ上のラインの先頭
アドレスが指定される。
【0055】メモリ制御回路18は、デュアルポート画
像メモリ(VRAM)30をリード/ライトアクセスす
るための各種制御信号(Cont)、およびシリアルデ
ータポートからのデータ読み出しタイミングを制御する
ためのクロックSCK、出力イネーブル信号SOEを発
生する。
【0056】フォントバッファ19は、デュアルポート
画像メモリ(VRAM)30のマップ2のシリアルポー
ト(S−DATA)から連続的に読み出される2種類の
フォントセットの1ライン分のイメージが書き込まれ
る。また、デュアルポート画像メモリ(VRAM)30
から読み出された文字コードがインデックスとして各フ
ォントラインバッファに供給され、2種類のフォントセ
ットの一方のセットから文字コードに対応する文字フォ
ントの1ライン分のイメージが読み出される。2種類の
フォントセットのどちらのセットを利用するかは、アト
リビュートのbit3によって決定される。
【0057】シリアライザ20は、複数画素分のパラレ
ルなピクセルデータをピクセル単位(シリアル)に変換
するパラレル/シリアル変換回路であり、グラフィック
モードではデュアルポート画像メモリ(VRAM)30
のシリアルポート(S−DATA)から読み出されるメ
モリデータとフォントバッファメモリ19から読み出さ
れるスプライトデータをそれぞれピクセル単位にパラレ
ル/シリアル変換し、テキストモードではフォントバッ
ファ19から読み出される文字フォントデータをピクセ
ル単位にパラレル/シリアル変換する。
【0058】ラッチ回路21は、文字コードから文字フ
ォントデータへの変換の遅れ時間だけアトリビュートの
出力タイミングを遅延させるためのものであり、テキス
トモードにおいてデュアルポート画像メモリ(VRA
M)30から読み出されるテキストデータのアトリビュ
ートを保持する。フォアグランド/バックグランドマル
チプレクサ22は、テキストモードにおいてアトリビュ
ートのフォアグランド色(文字色)/バックグランド色
(背景色)の一方を選択する。この選択は、シリアライ
ザ20から出力される文字フォントの各ビットのデータ
値によって制御され、文字フォントのデータ“1”は文
字色(フォアグランド)を選択し,“0”は背景色(バ
ックグランド)を選択する。グラフイック/テキストマ
ルチプレクサ23は、グラフイックモードとテキストモ
ードのデータ切替えを行なうためのものであり、グラフ
イックモードにおいてはシリアライザ20から出力され
るメモリデータを選択し、テキストモードにおいてはフ
ォアグランド/バックグランドマルチプレクサ22の出
力を選択する。
【0059】カラーパレット制御回路24は、グラフィ
ックまたはテキストデータの色変換を行なうためのもの
である。このカラーパレット制御回路24は、2段構成
のカラーパレットテーブルを備えている。第1のカラー
パレットテーブルは、16個のカラーパレットレジスタ
から構成されている。各カラーパレットレジスタには、
6ビットのカラーパレットデータが格納されている。第
2のカラーパレットテーブルは、256個のカラーパレ
ットレジスタから構成されている。各カラーパレットレ
ジスタには、R,G,Bそれぞれ6ビットから構成され
る18ビットのカラーデータが格納されている。
【0060】グラフィックモードにおいては、8ビット
/ピクセルのXGA仕様のメモリデータは、第1のカラ
ーパレットテーブルを介さずに、第2のカラーパレット
テーブルに直接送られ、そこでR,G,Bそれぞれ6ビ
ットから構成されるカラーデータに変換される。また、
4ビット/ピクセルのVGA仕様のメモリデータは、ま
ず第1のカラーパレットテーブルに送られ、そこで6ビ
ットのカラーデータに変換されて出力される。そして、
この6ビットのカラーデータには、カラーパレット制御
回路19内蔵のカラー選択レジスタから出力される2ビ
ットデータが加えられ、これにより合計8ビットのカラ
ーデータとなる。この後、その8ビットのカラーデータ
は、第2のカラーパレットテーブルに送られ、そこで
R,G,Bそれぞれ6ビットから構成されるカラーデー
タに変換される。
【0061】一方、テキストモードにおいては、第1お
よび第2の2段のカラーパレットテーブルを介して、
R,G,Bそれぞれ6ビットから構成されるカラーデー
タに変換される。
【0062】また、XGAのグラフィクスモードにおい
ては、1画素が16ビットから構成されるダイレクトカ
ラ−モードがあり、この場合には、その16ビット/ピ
クセルのメモリデータは、カラーパレット制御回路24
を介さずに、CRTビデオマルチプレクサ26に直接供
給される。
【0063】スプライトカラーレジスタ25は、スプラ
イト表示色を指定する。CRTビデオマルチプレクサ2
6は、CRTビデオ表示出力を選択するものであり、カ
ラーパレット制御回路24の出力、またはシリアライザ
20からのダイレクトカラー出力の選択、さらにはスプ
ライト表示のビデオ切替えを行なう。スプライト制御回
路27は、シリアライザ20によってパラレル/シリア
ル変換されたスプライトデータに従ってCRTビデオマ
ルチプレクサ26を制御し、スプライト表示時のビデオ
切替え制御を行なう。フラットパネルエミュレーション
回路28は、CRTビデオ出力を変換してフラットパネ
ルディスプレイ40用のフラットビデオデータを生成す
る。
【0064】以上のように、図1のピクセルオペレーシ
ョン回路11Aを利用した表示制御システム4において
は、データフォーマットが異なる2種類のピクセルデー
タ間の演算をハードウェア的に行なうことができるの
で、あるアプリケーションプログラムで作成された画像
データを別のアプリケーションプログラムで編集・加工
するといった処理を容易に行なうことが可能となる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
マップ上のピクセルデータサイズを予め変更する事な
く、異なるデータサイズのピクセルデータ間のオペレー
ションを実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係わる画像処理システム
に設けられるピクセルオペレーション回路の構成を示す
ブロック図。
【図2】同実施例の画像処理システムにおける画像デー
タのデータフォーマットの一例を示す図。
【図3】同実施例の画像処理システムにおける画像デー
タのデータフォーマットの他の一例を示す図。
【図4】同実施例の画像処理システムに設けられている
ピクセルオペレーション回路を利用した表示制御システ
ム全体の構成を示すブロック図。
【図5】従来の画像処理システムにおけるピクセルサイ
ズとメモリ容量との対応関係を示す図。
【符号の説明】
10…グラフィックコントローラ、11A…ピクセルオ
ペレーション回路、12A…ソースリードバッファ、1
3A…デストネーションリードバッファ、14A…ライ
ト制御回路、15A…演算回路、16A…ライトバッフ
ァ、17A…メモリ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソースピクセルデータおよびデストネー
    ションピクセルデータを一時的に保持する一時記憶手段
    と、 この一時記憶手段に保持されている前記ソースおよびデ
    ストネーションピクセルデータ中の色情報データを演算
    する演算手段と、 前記デストネーションピクセルデータに基づいて前記演
    算手段の演算結果に付加すべきデータを発生し、前記演
    算手段の演算結果を前記デストネーションピクセルデー
    タのデータフォーマットに適合させる手段とを具備する
    ことを特徴とする画像処理システム。
  2. 【請求項2】 前記ソースおよびデストネーションピク
    セルデータの各々は、24ビットの色情報データから構
    成される第1データフォーマット、または前記色情報デ
    ータと8ビットの付加情報データとから構成される第2
    データフォーマットを有することを特徴とする請求項1
    記載の画像処理システム。
JP1351493A 1993-01-29 1993-01-29 画像処理システム Pending JPH06231233A (ja)

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JP1351493A JPH06231233A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 画像処理システム

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