JPH06231122A - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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JPH06231122A
JPH06231122A JP5018764A JP1876493A JPH06231122A JP H06231122 A JPH06231122 A JP H06231122A JP 5018764 A JP5018764 A JP 5018764A JP 1876493 A JP1876493 A JP 1876493A JP H06231122 A JPH06231122 A JP H06231122A
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JP
Japan
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code
character
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code information
pattern
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JP5018764A
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English (en)
Inventor
Jun Ozaki
潤 尾崎
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP5018764A priority Critical patent/JPH06231122A/ja
Publication of JPH06231122A publication Critical patent/JPH06231122A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 文字パターンの用意されていない未定義コー
ドの表示について柔軟な対応をとれるようにする。 【構成】 指定したコード情報が文字パターンに対応す
るかどうかを未定義コード判定部14からフォント情報
記憶領域15を検索することによって調べ、文字パター
ンの用意されていないコード情報については、代替コー
ド記憶部18を参照することによって文字パターンの存
在する他のコード情報に変更すると共に、文書処理装置
操作部19の操作により代替コード記憶部18の内容を
変更し、出力装置制御部17から出力させることにし
て、未定義コードに対応する文字パターンを変更自在に
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は日本語ワードプロセッサ
のように、例えばキーボードを用いてコード情報を指定
しこれらを対応する漢字等の文字または記号に変換する
ようにした文書処理装置に係わり、特に未定義のコード
情報を指定したときに適切な変換処理を行うことができ
るようにした文書処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オフィスのみならず家庭でも、日本語ワ
ードプロセッサや日本語処理用のソフトウェアを搭載し
たコンピュータ等の文書処理装置を用いて文書の作成処
理が行なわれている。このような文書処理装置では、キ
ーボード等の入力手段を使用してコード情報を入力し、
入力されたコード情報に対応する文字や記号を表わした
フォントパターンを発生させ、用紙に印字を行ったりデ
ィスプレイ等の表示手段にこれらのパターンからなる情
報の表示を行うようになっている。
【0003】ところで、通常の文書処理装置ではその使
用するコード情報すべてにフォントパターンが対応して
いるわけではない。例えばJIS(日本工業規格)で定
めた各文字または記号とコード情報の対応表にも未定義
のコード情報の領域が存在している。このような領域
は、自社のロゴマークを印字する場合のように、フォン
トパターンを独自に作成して使用する際には不可欠のも
のである。
【0004】しかしながら、最終的にフォントパターン
を何ら定義付けていない領域を誤ってコード情報で指定
することは可能性として存在しており、このような場合
にオペレータに何らの告知もしないことは入力ミスを放
任することになって好ましいことではない。そこで、従
来から未定義のコード情報を誤って指定した場合の対策
が採られている。
【0005】このうちの1つは、未定義コード用に専用
のパターンを用意する方法である。この方法では、未定
義コードの選択が行われると、これを検出し、これに対
する専用のパターンを発生させてオペレータに注意を促
すようになっている。したがって、この方法を用いるに
は専用のパターンを用意する必要がある。
【0006】特開昭63−200194号公報には、他
の方法が開示されている。ここでは、フォントパターン
のうち所定のものを未定義コードに対応させておき、未
定義コードが指定されたときにはこのフォントパターン
を表示するようにしている。この提案では、既存のフォ
ントパターンを活用することができる。しかしながら、
この提案の文書処理装置では次の(a)〜(c)で示す
ような問題が発生した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 (a)例えばJISで規定されるフォントセットを想定
すれば良く分かるように、未定義コードはフォントセッ
ト内に例えば数百個というように多数存在するのが通常
である。これらすべての未定義コードに対してこの提案
のように所定のパターンを割り当てるようにするには、
1つ1つの未定義コードをそのフォントパターンと対応
付ける必要があった。したがって、その作業が煩雑とな
るばかりでなく、対応関係の設定を誤る可能性もあっ
た。
【0008】(b)また、未定義コード用に使用してい
たフォントパターンを変更する作業が大変になるといっ
た問題もあった。例えば未定義コード用に使用していた
フォントパターンと同一のパターンを使用するような場
合が発生すると、この未定義コード用のフォントパター
ンを他のパターンに変更する必要が生じる。この場合に
は、未定義コードを新たなフォントパターンに対応させ
る変更作業を全未定義コードに対して行う必要があっ
た。このような作業を不完全に行うと、例えば特定の文
字を表わすための同一のコード情報が入力されたような
場合でも、文字サイズ、字体あるいは文字の配列方向に
よって異なったフォントパターンが指定されることにな
る場合があり、この場合にはそれぞれについて出力され
る文字が異なってしまうといった不都合を発生させるこ
とになった。
【0009】(c)更に、従来のこの提案では文書処理
装置の運用形態や使用目的によって未定義コードに対す
る扱いを異ならせようとするとその実現が困難であると
いった問題があった。すなわち、未定義コードであれば
何時でも同じフォントパターンが表示されるといった固
定的あるいは一意的な取り扱いから一歩進んで、ある未
定義コードが指定された場合には、ベタ黒のパターンの
ように注意を喚起するようなフォントパターンを発生さ
せたり、他の未定義コードが指定された場合にはこれを
エラーとして積極的に表示することをせずに“空白”パ
ターンを出力するというような取り扱いである。
【0010】前記した提案でこのような取り扱いを行お
うとすると、最も単純には未定義コード用のパターンを
幾つか用意しておいて、それぞれの未定義コードに応じ
て振り分けることが必要であった。ただし、この場合に
は状況に応じてフォントパターンを変更することができ
ない。フォントパターンの変更を可能にするには、状況
に応じてフォントパターンの割り当てを変更する等のフ
ォントセット自体を変更する大掛かりな作業が必要とな
った。
【0011】以上、未定義コードの表示についての問題
を説明したが、所定の基準に合ったり合わない特定の文
字や記号を表示したり、特定の文字コードについてそれ
らの性格や機能を表示する機能情報がコード情報中に間
違いなく組み込まれているかどうかを表示する技術は存
在せず、これらの表示を行うことができなかった。
【0012】そこで本発明の目的は、フォントセット自
体を変更する必要なく、未定義コードの表示について柔
軟な対応をとることのできる文書処理装置を提供するこ
とにある。
【0013】本発明の他の目的は、所定の基準に合った
り、あるいは合わない特定の文字または記号を区別して
表示することのできる文書処理装置を提供することにあ
る。
【0014】本発明の更に他の目的は、文字コードの性
格あるいは機能を表わすために用いられる機能情報の表
示を行うことのできる文書処理装置を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)漢字等の文字または記号を表わすコード情報
を自身で作成したり他から受信する等によって指定する
コード情報指定手段と、(ロ)それぞれのコード情報に
対応した文字または記号のパターンが定義されているか
否かを表わしたテーブルと、(ハ)コード情報指定手段
によって指定されたそれぞれのコード情報をこのテーブ
ルによって検索する検索手段と、(ニ)この検索手段に
よる検索の結果としてパターンの存在しないコード情報
が存在したときこれをパターンの存在する所定のコード
情報に変換するコード情報変換手段と、(ホ)前記した
所定のコード情報の登録および変更を行うコード情報設
定手段とを文書処理装置に具備させる。
【0016】すなわち請求項1記載の発明では、指定し
たコード情報がパターンに対応するかどうかをテーブル
を用いて検索し、パターンの存在しないコード情報につ
いては、これをパターンの存在する他のコード情報に変
更すると共に、この変更先のコード情報を適宜登録、更
新できるようにし、パターンの存在しないコード情報を
識別可能にすると共に、このために用いられるパターン
の表示について柔軟な対応をとることができるようにし
た。
【0017】請求項2記載の発明では、(イ)漢字等の
文字または記号を表わすコード情報を自身で作成したり
他から受信する等によって指定するコード情報指定手段
と、(ロ)それぞれのコード情報に対応した文字または
記号のパターンが予め定めた基準に合致しているかを表
わしたテーブルと、(ハ)コード情報指定手段によって
指定されたそれぞれのコード情報をこのテーブルによっ
て検索する検索手段と、(ニ)この検索手段による検索
の結果として合致しているか合致していない一方のコー
ド情報が存在したときこれを所定の表現形態を伴ったコ
ード情報に変換するコード情報変換手段と、(ホ)前記
した所定の表現形態の登録および変更を行う表現形態設
定手段とを文書処理装置に具備させる。
【0018】すなわち請求項2記載の発明では、指定し
たコード情報に対応する文字または記号のパターンが予
め定めた基準に合致しているかをテーブルを用いて検索
し、この基準に合致しているコード情報あるいはその逆
に基準に合致していないコード情報に対応するパターン
を他と区別するために、その表現形態が他とは異なった
ものとなるようにコード情報の変換を行う。一例として
は、基準に合致していないコード情報に対応するパター
ンについて網かけや、アンダーラインを行うというよう
にプリントアウトあるいは表示の際の表現形態を基準に
合致しているものとは異なったものにする。また、これ
と共に、表現形態設定手段を用いて表現形態の設定を自
由なものとしている。これによって、所定の基準に合っ
たり、あるいは合わない特定の文字または記号を他と区
別して表示することを可能にしている。
【0019】請求項3記載の発明では、(イ)漢字等の
文字または記号を表わす文字コードについてそれらの性
格あるいは機能を表わす機能情報を自身で作成したり他
から受信する等によって指定する機能情報指定手段と、
(ロ)これら文字コードおよび機能情報からなるコード
情報から特定の機能情報を抽出する抽出手段と、(ハ)
抽出した機能情報を所定の文字コードに変換する機能情
報変換手段と、(ニ)この変換先の文字コードの登録お
よび変更を行う文字コード設定手段とを文書処理装置に
具備させる。
【0020】すなわち請求項3記載の発明では、コード
情報中に文字コードと共に適宜挿入される機能情報の全
部または特定のものを抽出し、これらを所定の文字コー
ドに変換することによって、これらの機能情報を印字ま
たは表示できる状態にすると共に、変換先の文字コード
の登録および変更を文字コード設定手段によって自由に
行うことができるようにして、必要な機能情報の可視化
を可能にしている。
【0021】請求項4記載の発明では、(イ)漢字等の
文字または記号を表わす文字コードとこれらの性格ある
いは機能を表わす機能情報とを自身で作成したり他から
受信する等によって指定するコード情報指定手段と、
(ロ)それぞれの文字コードに対応した文字または記号
のパターンが定義されているか否かを表わしたテーブル
と、(ハ)前記した文字コードおよび機能情報からなる
コード情報から特定の機能情報を抽出する抽出手段と、
抽出した機能情報を所定の文字コードに変換する機能情
報変換手段と、テーブルに定義されていない文字コード
が存在したときこれをパターンの存在する他の所定の文
字コードに変換する文字コード変換手段とを文書処理装
置に具備させる。
【0022】すなわち請求項4記載の発明では、コード
情報の中から未定義の文字コードおよび所定の機能情報
を抜き出し、これらをそれぞれ別個の文字コードに変換
して印字または表示できる状態にすることによって、こ
れらを通常の文字コードに対応する文字または記号と共
に、かつどれが未定義コードに対応するもので、どれが
機能情報に対応するものかを判別できる状態で表示でき
るようにしている。
【0023】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0024】図1は本発明の一実施例における文書処理
装置を備えた文書処理システムの原理的な構成を表わし
たものである。文書処理装置11は、図示しない他の装
置あるいはこの文書処理装置11の内部によって作成さ
れた文書情報をコード情報として入力する入力部12を
備えている。入力部12から出力されるコード情報は、
未定義コード判定部14に入力される。未定義コード判
定部14はフォント情報記憶領域15を接続している。
フォント情報記憶領域15には各フォントパターンとフ
ォントセット制御情報とが格納されている。未定義コー
ド判定部14は供給されたコード情報それぞれについて
未定義コードに相当するかどうかの判定を行い、その結
果を出力部16に対して出力することになる。
【0025】出力部16は、未定義コード以外のコード
情報はそのまま出力制御部17に受け渡す。未定義コー
ドについては代替コード記憶部18から代替コードを発
生させ、これを出力制御部17に受け渡す。
【0026】ここで、代替コード記憶部18に格納され
る情報は文書処理装置操作部19によって登録されたり
更新されるようになっている。出力装置制御部17から
送られてきたコード情報は、出力装置21内の出力機構
制御部22に送られ、ここからこの出力装置21内部の
出力機構23に送られて文書の印刷が行われることにな
る。
【0027】なお、本実施例では文書処理装置操作部1
9および出力装置21が文書処理装置11の外部にある
場合を示しているが、これらの一方または双方が文書処
理装置11の内部に配置されているものであってもよい
ことは当然である。
【0028】図2は、文書処理装置の回路構成の概要を
表わしたものである。文書処理装置11はCPU(中央
処理装置)31を備えている。CPU31はデータバス
等のバス32を通じて装置内の各部と接続されており、
文書の処理を行うようになっている。このうち作業用メ
モリ33は、この装置の制御のためのプログラムや制御
に必要な各種データを一時的に格納するメモリである。
ディスク制御装置34は磁気ディスク35に対するデー
タの入出力を行うようになっている。磁気ディスク35
には、前記したプログラムの他に、処理前あるいは処理
後の文書情報のうち必要なものが格納されるようになっ
ている。
【0029】入力回路36は図1に示した文書処理装置
操作部19と接続され、操作のためのデータを入力する
ようになっている。出力装置制御回路37は図1に示し
た出力装置21と接続され、これに印字データを出力す
ると共に、必要な制御データを受信するようになってい
る。通信制御部38は図示しない他のワークステーショ
ン等の文書作成装置と通信ケーブル39によって接続さ
れ、文書情報の入力を行うようになっている。なお、文
書処理システムの構成によっては、この通信制御部38
を介して出力装置21が接続されるようになっていても
よい。
【0030】図3は、図1に示した入力部に入力される
コード情報の一部を表わしたものである。ここでは、漢
字コードとして2バイトコードが入力されている。例え
ば“41 1A”というコード情報は漢字の“東”に対
応し、“42 3B”というコード情報は漢字の“京”
に対応している。この例で漢字の6文字目に対応する
“00 00”が未定義コードであり、7文字目に対応
する“40 40”がブランク(空白)に対応してい
る。
【0031】図1に示した入力部12は、このようなコ
ード情報が入力されると、それらを未定義コード判定部
14に順次転送する。未定義コード判定部14は、これ
らのコード情報に対応するフォントセット情報をフォン
ト情報記憶領域15から読み出す。
【0032】図4は、フォントセット情報の構成例を表
わしたものである。フォントセット情報は、フォントパ
ターン41とフォントセット制御情報42から構成され
ている。フォントパターン41については、例えばX°
2121°のパターンアドレスに文字“亜”のパターン
が格納されている。フォントセット制御情報42は種々
の制御情報からなる。例えばフォントセット名や、文字
サイズ、書体のような情報である。また、一般的にその
フォントセットに定義されている各パターンに対応する
コードに関する情報が、定義パターンのコード範囲ある
いは未定義コード範囲として格納されている。本実施例
では、フォントセット制御情報42内の未定義コード範
囲43としてX°0000°〜X°2120°ならびに
X°6000°〜X°FFFF°のアドレスが設定され
ているものとする。
【0033】未定義コード判定部14はフォントセット
制御情報42内の未定義コード範囲43を解読して未定
義コードの範囲を認識している。そして、入力部12か
らコード情報が供給されるたびにこの範囲と比較して、
どのコード情報が未定義であるかどうかの判定を行う。
そして、未定義コードであると判定されたコード情報に
ついてはその旨の印を付け、これらのコード情報を出力
部16に受け渡す。このときに、同じ未定義コードであ
っても、X°0000°〜X°2120°の範囲に存在
する未定義コードと、X°6000°〜X°FFFF°
の範囲に存在する未定義コードとで異なった印を付ける
ようにしている。これは、両領域に異なった性格の未定
義コードが対応付けられているときに、これらについて
それぞれ異なったパターンを発生できるようにして両者
を識別できるようにするためである。
【0034】図5は出力部の処理の流れを表わしたもの
である。出力部ではX°0000°〜X°2120°の
範囲に対応する第1の未定義コードの印が付けられたコ
ード情報が到来したかどうかの判別を行い(ステップS
101)、そうでないときには(N)、X°6000°
〜X°FFFF°の範囲対応する第2の未定義コードの
印が付けられたコード情報が到来したかどうかの判別を
行う(ステップS102)。いずれでもないときには
(ステップS102;N)、未定義コードではないの
で、そのコード情報をそのまま出力装置21に転送する
(ステップS103)。
【0035】一方、ステップS101で第1の未定義コ
ードの印が付けられたコード情報が到来したと判別され
た場合には(Y)、代替コード記憶部18に記憶された
第1の代替コードの読み出しが行われ(ステップS10
4)、現在のコード情報をその第1の代替コードへ置換
する(ステップS105)。そして、この置換された後
のコード情報を出力装置21に転送する(ステップS1
03)。
【0036】また、ステップS102で第2の未定義コ
ードの印が付けられたコード情報が到来したと判別され
た場合には(Y)、代替コード記憶部18に記憶された
第2の代替コードの読み出しが行われ(ステップS10
6)、現在のコード情報をその第2の代替コードへ置換
する(ステップS107)。そして、この置換された後
のコード情報を出力装置21に転送することになる(ス
テップS103)。なお、文書処理装置操作部19側
で、第1および第2の未定義コードを表示上区別する必
要がないと判断して、これらに対して同一の代替コード
を割り当てることは自由であり、この場合にはどの未定
義コードに対しても同一の代替コードが割り当てられる
ことになる。
【0037】出力装置21では、その出力機構制御部2
2内で、コード情報のそれぞれに対応させて文字パター
ンを発生させ、出力機構23でプリントアウトを行う。
なお、装置によっては文書処理装置11内のフォント情
報記憶領域15からフォントパターンを発生させ、出力
装置21がこれを受信して、そのまま文字等の印字を行
うようにしてもよい。
【0038】図6および図7は、代替コードの登録内容
に対する印字内容の違いを表わしたものである。このう
ち第6図では、第1の未定義コードに対応する第1の代
替コードが“べた黒”のパターン51を表わした場合の
印字例を表わしている。この“べた黒”のパターン51
の次のブランクのパターン52と明確に区別され、入力
データに誤りがあることがすぐに判明することになる。
したがって、入力データの生成時におけるデバッグ作業
に有効である。
【0039】図7に示した例では、第1の未定義コード
に対応する第1の代替コードがブランクのパターン52
となっている場合を表わしている。これによっては本来
のブランクのパターンと区別することができない。しか
しながら、フォントパターンとして用意されていないよ
うな特殊のパターンに対しては、このように空白で表示
してプリントアウトを行い、その部分に手書き等で文字
を書き加えることが可能になる。
【0040】このように代替コード記憶部18へ登録す
るパターンを他のパターンとの関係を考えながら登録
し、またその内容を更新することは重要であり、このよ
うな操作は文書処理装置操作部19を用いて容易に行う
ことができる。
【0041】第1の変形例
【0042】以上説明した実施例では、未定義コードに
対応させて所定のフォントパターンを発生させることに
した。これとは異なり、定義されてはいるが正規の文字
や記号として認められていないようなパターンに対応す
るコード情報に対して、本発明を同様に適用することが
できる(請求項2記載の発明)。すなわち、第1の変形
例では、これら正規の文字や記号として認められていな
いようなパターンに対応するコード情報が出現した場合
に、背景部分や文字の修飾を異ならせることによって、
正規の文字や記号と区別するようにしている。
【0043】図8は、この第1の変形例におけるフォン
トセット情報の構成の一部を表わしたものであり、先の
実施例の図4に対応するものである。この変形例でフォ
ントセット情報は、フォントパターン41とフォントセ
ット制御情報42Aから構成されている。フォントセッ
ト制御情報42A内の基準外文字範囲61の項には、例
えばある学年にとって学習の対象外とされる基準外文字
のアドレスの範囲が指示されている。この変形例ではこ
のような基準外の文字に対して網かけを行うことにして
いる。
【0044】図9は、基準外文字範囲と網かけの種類を
示す代替文字コードテーブルの一部を表わしたものであ
る。ここには、それぞれの網かけの種類ごとに基準外文
字の文字コードの開始アドレスとシリアルアドレスが示
され、これらの網かけを表わした代替コードが対応付け
られている。この図には、“61A0”から“61A
F”までの文字コードに対して代替コード“FA”が対
応付けられることが示されている。今、漢字“埠”およ
び“冨”が共に基準外文字であるとし、これらの文字コ
ードがそれぞれ“61A0”と“61A4”であるとす
る。
【0045】図10は、代替コード“FA”がブランク
すなわち網かけが行われない場合の出力されるある文字
列を表わしたものである。この例の場合に基準内とされ
る漢字“不、付、夫、婦、富、布”と、基準外とされる
漢字“埠、冨”が共に網かけを行われることなく表示さ
れている。これは、今までの表示と変わらない。
【0046】図11は、代替コード“FA”に斜め線か
らなる網かけが行われた場合の同一の文字列を表わした
ものである。基準外とされる漢字“埠、冨”についての
み網かけ65が行われている。したがって、例えば学校
の教師は、電子化された小説等の文章を例えばプリント
アウトするなり、ディスプレイに表示することで、どの
部分が生徒の知らない漢字からなるかを直ちに判断する
ことができる。
【0047】この第1の変形例とは逆の方法として、基
準内とされる特定の文字範囲を定めることによって、例
えば小学校5年生で覚えなければならない漢字に特別の
網かけを行うといった文書処理を行うことも可能であ
る。また、網かけを行う代わりに、特定の文字群につい
ては黒色の印字の代わりに赤色で印字を行うようにした
り、文字の印字される書体を変更するようにしてもよ
い。前者の場合には、赤色のフィルタを印刷物の上に重
ねることによって、それら特定の文字群を見えなくする
ことができる。したがって、これら漢字の上に読みを表
わしたルビを表示しておき、これらを赤色以外の色で印
字しておくことによって漢字の書き取りの練習をさせる
ことが可能になる。
【0048】第2の変形例
【0049】以上の実施例および変形例では文字コード
を代替コードと関連付けたが、機能情報を代替コードと
関連付けることも可能である。これにより、例えば英字
等の数少ない文字種に対して用いられる1バイトコード
と、漢字のように種類の多い文字種に対して用いられる
2バイト文字コードとが混在する文章において、これら
を区別して印字を行うことができるようになる(請求項
3記載の発明)。
【0050】図12は、1バイト文字コードと2バイト
文字コードが混在したコード情報の一例を表わしたもの
である。この例でアンダーライン71は1バイト文字コ
ードを表わし、他のアンダーライン72は2バイト文字
コードを表わしている。2バイト文字コードについて
は、その開始位置にアンダーライン73で示すように2
バイト文字コード開始を示す機能情報が付され、終了位
置にはアンダーライン74で示すように2バイト文字コ
ード終了を示す機能情報が付されている。
【0051】この例の場合には、開始位置を示す機能情
報“0E”に対して開始を示す次の開始パターンが付け
られる。
【0052】
【化1】
【0053】また、終了位置を示す機能情報“0F”に
対しては終了を示すつぎの終了パターンが付けられるこ
とになっている。
【0054】
【化2】
【0055】図13は、これら開始位置と終了位置をそ
れぞれ開始パターン、終了パターンで示した場合の文字
の印字例を表わしたものである。2バイト文字コードを
基に印字された漢字“亜、伊”を挟むようにこれらのパ
ターンが配置されていることが分かる。
【0056】このように機能情報をそれらに対応した代
替コードに置き換えることによって、それぞれの機能情
報が入力データ内の正しい位置に挿入されているかどう
かを容易に判別することができる。
【0057】図14は、これら1バイト文字コードと2
バイト文字コードに関係なく、対応する文字を順に印字
するように代替コードの割り当てを行った場合の印字例
であり、これは従来の印字結果と同一になる。図13に
示したような表示を行わせて、入力データに問題がない
とき、あるいは問題がない状態になったときに、機能情
報用の代替コードを印字対象から外すことで、このよう
に本来の印字状態に移行させることができる。
【0058】第3の変形例
【0059】以上、未定義コードを代替コードに変換す
る場合と、機能情報を代替コードに変換する場合を説明
したが、これら両者をそれぞれ代替コードに割り当てる
ことも可能である。この場合には、それぞれの変換後の
パターンを異ならせることによって、印字または表示を
行った際にこれらを区別することができる(請求項4記
載の発明)。
【0060】図15は、この第3の変形例における代替
コード用テーブルと代替コードによっ発生されるパター
ンを表わしたものである。この例では、“X°1A00
°”から“X°1AFF°”までの範囲が機能情報であ
り、これに対してはフォントパターン“○”に対応する
代替コードが割り当てられる。残りの“X°0000
°”から“X°19FF°”と、“X°1B00°”か
ら“X°2120°”および“X°6000°”から
“X°FFFF°”までの各範囲が未定義コードであ
り、これらに対してはフォントパターン“●”に対応す
る代替コードが割り当てられる。
【0061】これにより、未定義コードと機能情報の双
方を一度に点検することができるようになる。もちろ
ん、未定義コードと機能情報に対しては、それらの性格
に応じてそれぞれ異なったパターンを発生させる代替コ
ードを対応付けることは自由であり、更に網かけや文字
の反転等の他の表現形態をとることも可能であることは
言うまでもない。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、指定したコード情報がパターンに対応するか
どうかをテーブルを用いて検索し、パターンの存在しな
いコード情報については、これをパターンの存在する他
のコード情報に変更すると共に、この変更先のコード情
報を適宜登録、更新できるようにした。したがって、パ
ターンの存在しないコード情報がどれであるかを印字ま
たは表示によって簡単に識別できると共に、このために
用いられるパターンの表示を所望のものに変更できるの
で、このパターンが文書中の本来のパターンと一致した
場合でも、これを他のものに簡単に変更することができ
るという利点がある。
【0063】また、請求項2記載の発明によれば、指定
したコード情報に対応する文字または記号のパターンが
予め定めた基準に合致しているかをテーブルを用いて検
索し、この基準に合致しているコード情報あるいはその
逆に基準に合致していないコード情報に対応するパター
ンを他と区別するために、その表現形態が他とは異なっ
たものとなるようにコード情報の変換を行うことにし
た。したがって、実施例でも説明したように、使用すべ
き文字や反対に使用すべきでない文字等を簡単に識別す
ることができ、各種文書の処理の上で実用上大きな効果
を奏することになる。
【0064】更に請求項3記載の発明では、コード情報
中に文字コードと共に適宜挿入される機能情報の全部ま
たは特定のものを抽出し、これらを所定の文字コードに
変換することによって、これらの機能情報を印字または
表示できる状態にすると共に、変換先の文字コードの登
録および変更を文字コード設定手段によって自由に行う
ことができるようにした。これにより、文字コードの間
に制御等のため等に挿入される機能情報を簡単にチェッ
クすることができ、文書処理の正確さを高めることがで
きる。
【0065】また請求項4記載の発明によれば、コード
情報の中から未定義の文字コードおよび所定の機能情報
を抜き出し、これらをそれぞれ別個の文字コードに変換
して印字または表示できる状態にしたので、どれが未定
義コードに対応するもので、どれが機能情報に対応する
ものかを用意に判別することができ、文書のチェックを
確実に行うことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における文書処理装置を備
えた文書処理システムの原理的な構成を表わしたブロッ
ク図である。
【図2】 本実施例の文書処理装置の回路構成の概要を
表わしたブロック図である。
【図3】 図1に示した入力部に入力されるコード情報
の一部を表わした説明図である。
【図4】 本実施例におけるフォントセット情報の構成
例を表わした説明図である。
【図5】 図1に示した出力部の処理の流れを表わした
流れ図である。
【図6】 第1の未定義コードに対応する第1の代替コ
ードが“べた黒”のパターンを表わした場合の印字例を
示す平面図である。
【図7】 第1の未定義コードに対応する第1の代替コ
ードがブランクのパターンとなっている場合の印字例を
示す平面図である。
【図8】 第1の変形例におけるフォントセット情報の
構成の一部を表わした説明図である。
【図9】 第1の変形例において基準外文字範囲と網か
けの種類を示す代替文字コードテーブルの一部を表わし
た説明図である。
【図10】 第1の変形例において代替コード“FA”
がブランクを表わす場合の出力されるある文字列を表わ
した平面図である。
【図11】 第1の変形例において代替コード“FA”
に斜め線からなる網かけが行われた場合の出力されるあ
る文字列を表わした平面図である。
【図12】 第2の変形例で1バイト文字コードと2バ
イト文字コードが混在したコード情報の一例を表わした
説明図である。
【図13】 第2の変形例で開始位置と終了位置をパタ
ーンで示した場合の文字の印字例を示す平面図である。
【図14】 第2の変形例で1バイト文字コードと2バ
イト文字コードに関係なく対応する文字を順に印字する
ように代替コードの割り当てを行った場合の印字例を示
す平面図である。
【図15】 第3の変形例における代替コード用テーブ
ルと代替コードによっ発生されるパターンを表わした説
明図である。
【符号の説明】
11…文書処理装置、12…入力部、14…未定義コー
ド判定部、15…フォント情報記憶領域、16…出力
部、17…出力制御部、18…代替コード記憶部、19
…文書処理装置操作部、21…出力装置、31…CP
U、33…作業用メモリ、35…磁気ディスク、36…
入力回路、37…出力装置制御回路、41…フォントパ
ターン、42、42A…フォントセット制御情報、43
…未定義コード範囲、51…“べた黒”のパターン、5
2…ブランクのパターン、61…基準外文字範囲、65
…網かけ、73、74…(開始または終了の機能情報を
示す)アンダーライン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 漢字等の文字または記号を表わすコード
    情報を指定するコード情報指定手段と、 それぞれのコード情報に対応した文字または記号のパタ
    ーンが定義されているか否かを表わしたテーブルと、 前記コード情報指定手段によって指定されたそれぞれの
    コード情報をこのテーブルによって検索する検索手段
    と、 この検索手段による検索の結果としてパターンの存在し
    ないコード情報が存在したときこれをパターンの存在す
    る所定のコード情報に変換するコード情報変換手段と、 前記所定のコード情報の登録および変更を行うコード情
    報設定手段とを具備することを特徴とする文書処理装
    置。
  2. 【請求項2】 漢字等の文字または記号を表わすコード
    情報を指定するコード情報指定手段と、 それぞれのコード情報に対応した文字または記号のパタ
    ーンが予め定めた基準に合致しているかを表わしたテー
    ブルと、 前記コード情報指定手段によって指定されたそれぞれの
    コード情報をこのテーブルによって検索する検索手段
    と、 この検索手段による検索の結果として合致しているか合
    致していない一方のコード情報が存在したときこれを所
    定の表現形態を伴ったコード情報に変換するコード情報
    変換手段と、 前記所定の表現形態の登録および変更を行う表現形態設
    定手段とを具備することを特徴とする文書処理装置。
  3. 【請求項3】 漢字等の文字または記号を表わす文字コ
    ードについてそれらの性格あるいは機能を表わす機能情
    報を指定する機能情報指定手段と、 これら文字コードおよび機能情報からなるコード情報か
    ら特定の機能情報を抽出する抽出手段と、 抽出した機能情報を所定の文字コードに変換する機能情
    報変換手段と、 この変換先の文字コードの登録および変更を行う文字コ
    ード設定手段とを具備することを特徴とする文書処理装
    置。
  4. 【請求項4】 漢字等の文字または記号を表わす文字コ
    ードとこれらの性格あるいは機能を表わす機能情報とを
    指定するコード情報指定手段と、 それぞれの文字コードに対応した文字または記号のパタ
    ーンが定義されているか否かを表わしたテーブルと、 前記文字コードおよび機能情報からなるコード情報から
    特定の機能情報を抽出する抽出手段と、 抽出した機能情報を所定の文字コードに変換する機能情
    報変換手段と、 前記テーブルに定義されていない文字コードが存在した
    ときこれをパターンの存在する他の所定の文字コードに
    変換する文字コード変換手段とを具備することを特徴と
    する文書処理装置。
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