JPH06230Y2 - レーザ切断用ノズルの芯出し調整装置 - Google Patents

レーザ切断用ノズルの芯出し調整装置

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JPH06230Y2
JPH06230Y2 JP1988161787U JP16178788U JPH06230Y2 JP H06230 Y2 JPH06230 Y2 JP H06230Y2 JP 1988161787 U JP1988161787 U JP 1988161787U JP 16178788 U JP16178788 U JP 16178788U JP H06230 Y2 JPH06230 Y2 JP H06230Y2
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JP
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axis
nozzle
adjusting
adjusting device
housing
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JP1988161787U
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幸雄 内野
淳 中村
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Amada Co Ltd
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Amada Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、レーザ加工機における加工ヘッドの下部に
設けられ、レーザビームをワークへ照射するノズルの芯
出しを調整するレーザ切断用ノズルの芯出し調整装置に
関する。
(従来の技術) 従来、レーザ加工機における加工ヘッドの下部には、レ
ーザビームをワークへ照射するノズルが設けられてい
る。このノズルの外部には、ノズルの軸心とレーザビー
ム光軸センタを一致させるために、例えば90度置きに
4本の調整ねじが配置されている。而して、この4本の
調整ねじを押し引きすることで、ノズルの芯出し調整が
行われていた。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上述した従来のノズルの芯出し調整装置でノ
ズルをX,Y軸方向へ調整するには何等支障をきたすこ
とはないが、例えば45度方向へノズルを動かして芯出
し調整を行うには、4本の調整ねじをいちいち廻さなけ
ればならず、調整しずらいという問題があった。
また、芯出し調整を終了した後、4本の調整ねじをロッ
クする際に、ノズルが動いてしまうという問題も併せて
有していた。
この考案の目的は、上記問題点を改善するため、ノズル
の芯出し調整が容易に行い得て、しかも芯出し調整後も
ノズルが動かずに正確にロック出来るようにしたレーザ
切断用ノズルの芯出し調整装置を提供することにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案は、レーザ加工機
における加工ヘッドの下部に中空形状のハウジングを設
け、このハウジング内にノズルを保持したX,Y軸方向
へスライド可能なノズルホルダを設け、このノズルホル
ダにおける3方の外周部にガイド部材を設け、このガイ
ド部材内をスライドするジョイント部材を備え、かつロ
ック装置を有したX軸用調整装置とY軸用調整装置を前
記ハウジングに設け、前記X軸用調整装置とY軸用調整
装置のいずれか一方における相対向したガイド部材内を
スライドするジョイント部材を備えたガイドピンを前記
ハウジングに設けてレーザ切断用ノズルの芯出し調整装
置を構成した。
(作用) この考案におけるレーザ切断用ノズルの芯出し調整装置
を採用することにより、ノズルの軸心をレーザビーム光
軸のセンタに芯出し調整する場合には、X軸用調整装置
とY軸用調整装置を個々に操作すると、ノズルの芯出し
調整が行われる。
例えばX軸用調整装置を操作すると、X軸用調整装置に
備えられたジョイント部材がノズルホルダにおけるX軸
方向の外周面が押される。その結果、ノズルホルダはガ
イドピンとY軸用調整装置のジョイント部材を案内面と
してスライドして容易に調整される。
また、Y軸用調整装置を操作すると、Y軸用調整装置に
備えられたジョイント部材がノズルホルダにおけるY軸
方向の外周面が押される。その結果、ノズルホルダはガ
イドピンのジョイント部材とX軸方向のジョイント部材
を案内面としてスライドして容易に調整される。さら
に、X軸,Y軸方向へ芯出し調整された後は、X軸,Y
軸用調整装置に有しているロック装置でロックされるか
ら正確に芯出し調整される。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第3図を参照するに、レーザ加工機1は、水平に敷設さ
れた固定のXYテーブル3上に被加工材料としてのワー
クWを案内し、このワークWをレーザビームLBで熱切
断するものである。
レーザビームLBはレーザ加工機1の機械本体に設けた
レーザ発振装置5で発振され、強度調整装置7、反射鏡
9を介して加工ヘッド11に案内されている。加工ヘッ
ド11の内部には集光レンズ13が設けられ、レーザビ
ームLBはこの集光レンズ13で集光され、焦点位置で
ワークWを熱切断する。また、ワークWはクランプ15
で把持されて、切断すべき位置が加工ヘッド11の直下
に来るように、XYテーブル3上で水平移動されるよう
になっている。
クランプ15は、ワークWを把持した状態で、XY軸用
サーボモータで平面X,Y方向に駆動されるようになっ
ている。加工ヘッド11はZ軸用サーボモータで上下方
向に駆動されるようになっている。又、レーザ加工機1
にはNC装置17が備えられ、このNC装置17の操作
部にはいわゆる手動パルス発生器19が備えられてい
る。
上記構成により、レーザ発振器5で発振されたレーザビ
ームLBは、強度調整装置7を経て反射鏡9で折曲げら
れ、さらに集光レンズ13で集光される。集光レンズ1
3で集光されたレーザビームLBはワクWへ向けて照射
されると共に、クランプ15にクランプされたワークW
をX,Y軸方向へNC装置17で制御して移動し位置決
めすることによってワークの所望位置に熱切断加工が行
われることになる。
前記加工ヘッド11の下部には、第1図および第2図に
示されているように、中空円筒形状のハウジング21が
設けられている。このハウジング21の下部における中
空部には中空角柱形状のノズルホルダ23が設けられ、
ハウジング21の下面に中空状のリング25を複数のボ
ルト27で取付けることによって、ノズルホルダ23が
落下しないように支承される。
ノズルホルダ23の下部における内周面には雌ねじ23
Aが形成されており、この雌ねじ23Aに螺合する雄ね
じ29Aを外周面に形成したノズル29が前記ノズルホ
ルダ23内に保持される。すなわち、ノズル29はノズ
ルホルダ23に着脱可能に保持されている。
前記ノズルホルダ23における3方の外周面には例えば
第1図に示すごとく、ガイド部材31A,31B,31
Cが複数のねじ33で取付けられている。このねじ33
を通すための孔21Hが前記ハウジング21の外周部に
形成されている。
前記ガイド部材31A内にジョイント部材33Aを備え
たX軸用調整装置35が前記ハウジング21の第1図に
おいて右側に設けられている。また、前記ガイド部材3
1B内にジョイント部材33Bを備えたY軸用調整装置
37が前記ハウジング21の第1図において上側に設け
られている。さらに、前記ガイド部材31C内にジョイ
ント部材33Cを備えたガイドピン39が前記ハウジン
グの第1図において左側に装着されている。
前記X軸用調整装置35は前記ハウジング21内にセッ
トスクリュ41で固定されたアジャストナット43と、
このアジャストナット43に螺合したアジャストねじ4
5と、アジャストナット43内に固定された補助ナット
47と、前記アジャストねじ45の一端部にピン49で
固定されたノブ51とで構成されている。アジャストね
じ45の他端には前記ジョイント部材33Aが備えられ
ている。
前記Y軸用調整装置37は前記X軸用調整装置35と同
様に、前記ハウジング21内にセットスクリュ53で固
定されたアジャストナット55と、このアジャストナッ
ト55に螺合したアジャストねじ57と、アジャストナ
ット55内に固定された補助ナット59と、前記アジャ
ストねじ57の一端部にピン61で固定されたノブ63
とで構成されている。アジャストねじ57の他端には前
記ジョイント部材33Bが備えられている。
上記構成により、例えばノズルホルダ23をX軸方向へ
移動させるときには、X軸用調整装置35のノブ51を
時計方向回りに廻すとアジャストねじ45がアジャスト
ナット43に螺合しているので、アジャストねじ45が
第1図において左方向へ移動する。アジャストねじ45
が左方向に移動すると、ジョイント部材33Aを介して
ノズルホルダ23がガイドピン39の軸部とY軸方向の
アジャストねじ57に備えられたジョイント部材33B
を案内面として左方向へ移動する。なお、ノズルホルダ
23が第1図の状態においてガイド部材31Bの孔距離
lxをストローク量としてX軸方向の左右へ移動すると
共に、ロック装置としての補助ナット47によりアジャ
ストナット43のバックラッシュを少なくし正確に位置
決めされる。
ノズルホルダ23をY軸方向へ移動させるときには、Y
軸用調整装置37のノブ63を時計方向回りに廻すと、
アジャストねじ51がアジャストナット55に螺合して
いるので、アジャストねじ57が第1図において下方向
へ移動する。アジャストねじ57が下方向に移動する
と、ジョイント部材33Bを介してノズルホルダ23が
ガイドピン39のジョイント部材33CとX軸方向のア
ジャストねじ45に備えられたジョイント部材33Aを
案内面として左方向へ移動する。なお、ノズルホルダ2
3が第1図状態においてガイド部材33A,33C内の
孔距離lyをストローク量としてY軸方向の上下へ移動
すると共に、ロック装置として補助ナトット59により
アジャストナット55のバックラッシュを少なくし正確
に位置決めされる。
このように、ノズルホルダ23はX軸,Y軸用調整装置
35,37を調整することにより、X軸,Y軸方向へ移
動されるから、ノズルホルダ23に保持されたノズル2
9の軸心がレーザビームLB光軸センタに容易に芯出し
調整することができると共に、X軸,Y軸用調整装置3
5,37にはロック装置を備えているために、正確に位
置決めすることができる。
また、X軸,Y軸用調整装置35,37は前記ハウジン
グ21の下部に同一平面内に取付けられるため、従来よ
りコンパクト化することができる。
なお、この考案は前述した実施例に限定されることな
く、適宜の変更を行うことにより、その他の態様で実施
し得るものである。本実施例ではハウジング21に取付
けたX軸用調整装置35の相対向した外周面にガイド部
材31Cを設けると共にジョイント部材33Cを備えた
ガイドピン39をハウジング21に装着した例を示した
が、ハウジング21に取付けたY軸用調整装置37の相
対向した外周面にガイド部材31Cを設けると共に、ジ
ョイント部材33Cを備えたガイドピン39をハウジン
グ21に装着しても対応可能である。
[考案の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、この
考案によれば、ノズルホルダはX軸,Y軸用調整装置を
調整することにより、X軸,Y軸方向へ移動されるか
ら、ノズルホルダに保持されたノズルの軸心がレーザビ
ーム光軸センタに容易に芯出し調整することができると
共に、X軸,Y軸用調整装置にはロック装置が備えられ
ているから、正確に位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図におけるII−II線に沿った断面図、第2
図はこの考案に係る加工ヘッドの下部に設けられたノズ
ルの芯出し調整装置の正面断面図、第3図はこの考案を
実施する一実施例のレーザ加工機の側面図である。 1…レーザ加工機 11…加工ヘッド 21…ハウジング 23…ノズルホルダ 29…ノズル 31A〜31C…ガイド部材 33A〜33C…ジョイント部材 35…X軸用調整装置 37…Y軸用調整装置 39…ガイドピン 43…アジャストナット 45…アジャストねじ 47…補助ナット 55…アジャストナット 57…アジャストねじ 59…補助ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ加工機における加工ヘッドの下部に
    中空形状のハウジングを設け、このハウジング内にノズ
    ルを保持したX,Y軸方向へスライド可能なノズルホル
    ダを設け、このノズルホルダにおける3方の外周部にガ
    イド部材を設け、このガイド部材内をスライドするジョ
    イント部材を備え、かつロック装置を有したX軸用調整
    装置とY軸用調整装置を前記ハウジングに設け、前記X
    軸用調整装置とY軸用調整装置のいずれか一方における
    相対向したガイド部材内をスライドするジョイント部材
    を備えたガイドピンを前記ハウジングに設けてなること
    を特徴とするレーザ切断用ノズルの芯出し調整装置。
JP1988161787U 1988-12-15 1988-12-15 レーザ切断用ノズルの芯出し調整装置 Expired - Lifetime JPH06230Y2 (ja)

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JPH0281780U JPH0281780U (ja) 1990-06-25
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