JPH062308A - 橋梁の接続部の防音装置 - Google Patents

橋梁の接続部の防音装置

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Publication number
JPH062308A
JPH062308A JP16307692A JP16307692A JPH062308A JP H062308 A JPH062308 A JP H062308A JP 16307692 A JP16307692 A JP 16307692A JP 16307692 A JP16307692 A JP 16307692A JP H062308 A JPH062308 A JP H062308A
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JP
Japan
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bridge
soundproofing
sound
noise
connecting portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP16307692A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Mihara
誠二 三原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIHARA KOGYO KK
Original Assignee
MIHARA KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by MIHARA KOGYO KK filed Critical MIHARA KOGYO KK
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Publication of JPH062308A publication Critical patent/JPH062308A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 橋梁の接続部で発生する騒音を低減する。 【構成】 橋梁の接続部の伸縮継手5下における空室6
の下側の下部開口6aおよび左右両側の側部開口6bを
防音材7,8,10で閉じる。伸縮継手の箇所で発生し
た騒音は防音材で反射され、橋梁下の地上に届かない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、橋梁の接続部における
防音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】橋梁の接続部には、自動車等が円滑に走
行できるように、鋼フィンガージョイント等の伸縮継手
が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、橋梁の
連結部における伸縮継手の下方は空室になっており、自
動車等が伸縮継手上を通過する際の衝撃により発生する
騒音がその空室を通って橋梁下又はその周辺の住居等に
到達する。
【0004】従って、本発明は、そのような騒音問題を
解消することをその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本第1の発明は、橋梁の接続部の伸縮継手下におけ
る空室の下側の下部開口および左右両側の側部開口がシ
ート状の防音材で閉じられた橋梁の接続部の防音装置の
構成を採用し、本第2の発明は、上記空室内に、シート
状の防音材が所定の間隔を置いて層状に張設された橋梁
の接続部の防音装置の構成を採用し、本第3の発明は、
上記空室内から橋梁上に排気する排気装置が設けられた
構成を採用している。
【0006】
【作用】本第1の発明によれば、橋梁の接続部における
伸縮継手上を車両等が通過することにより発生した騒音
は、空室内に入り、シート状の防音材で反射され、橋梁
上部の方に向かう。このため、騒音は下部開口及び側部
開口から空室外への漏出を阻止され、橋梁下又はその周
辺に到達しない。従って、地上では一定の静粛性が得ら
れる。
【0007】本第2の発明によれば、空室内に層状に配
置された防音材により、伸縮継手の箇所で発生した騒音
は防音シートの各層で反射され、或いは吸収され、下方
に向かうに連れて徐々に減衰する。
【0008】本第3の発明によれば、空室内から空気が
橋梁上に排出されるので、騒音も橋梁上部に向かう。ま
た、空室内の湿気等も外に排出され、腐食が防止され
る。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。図1および図2に示されるように、橋梁
は、この場合、橋台1の上に支承2を介して主げた3が
置かれ、その上に車両等の通行する橋床4が置かれた構
造となっている。
【0010】橋梁は、一定長さ毎に形成され、相互に接
続されることにより1本の道路橋等として構成され、そ
の接続部における橋床4間には伸縮継手5が設けられて
いる。
【0011】このような橋梁の接続部の伸縮継手5下に
は空室6が介在しており、該空室6は、その下部開口6
a及び側部開口6bにより外部と通じている。車両等が
伸縮継手5の箇所を通過すると、その際の衝撃で騒音が
発生し、その騒音は空室6を通って上記下部開口6a及
び側部開口6bから地上に伝播しようとするが、その騒
音を橋梁の上部の方に反射させるべく、上記下部開口6
aおよび側部開口6bは次のようにシート状の防音材で
閉じられている。
【0012】すなわち、下部開口6aは第1の防音材7
と第2の防音材8とで閉じられている。第1の防音材7
は、キャンバス布地、ゴムシート等騒音を反射したり吸
収したりする可撓性ある素材で出来た長尺状のシートで
構成され、図1乃至図4に示されるように、空室6の外
側からその下部開口6aに沿ってあてがわれ、図3に示
されるように所定間隔で配置されたクランプ9により主
げた3のフランジ3aに止着されている。クランプ9に
限らず、接着剤その他の接合手段によっても固定するこ
とができる。
【0013】第2の防音材8は、例えばアルミニウム等
の金属板の両面にキャンバス布地、ゴムシート等を接着
した矩形板で作られており、このような矩形板が下部開
口6aの両側の相対向する上記フランジ3a間に多数掛
け渡されている。
【0014】このような第1と第2の防音材7,8によ
り、上記伸縮継手5の箇所で発生した騒音は上方へと反
射され、橋梁下への伝播を阻止される。なお、第1と第
2の防音材7,8は、いずれか一方を省略することもで
きる。
【0015】側部開口6bは上記第1の防音材7と同様
な構成のシート状の防音材10で閉じられている。この
側部開口6bは、橋床4から主げた3にかけて形成され
ているが、橋床4の箇所にはこの場合フランジやリブの
ような防音材を止めるための適当な部分がないので、図
1及び図2に示されるような止着具11が別途取り付け
られている。
【0016】止着具11は、その上部が鉤型に曲がって
橋床4に係合し、中間部は橋床4の側面に接触してい
る。このような止着具11が側部開口6bを両側から挟
むように配置され、防音材10は、両止着具11に対し
て押え板12で押し付けられ、ボルト・ナット13によ
り固着されている。
【0017】該防音材10は、上記止着具11よりも下
方では主げた3のリブ3bに対して図3に示されると同
様にしてクランプ等で固定され、主げた3の側面に沿っ
て支承2の方へと至っている。
【0018】このような防音材10により、上記伸縮継
手5の箇所で発生した騒音は上方へと反射され、橋梁の
側部や下方への伝播を阻止される。なお、防音材7と防
音材10は、一枚の連続したシートで構成することもで
きる。また、各防音材7,10は、同種シート又は異種
シートを重ね合わせて使用することもできる。
【0019】上記下部開口6a及び側部開口6bを防音
材7,8,10で閉じるのみでは防音効果が不足する場
合は、図1乃至図5に示されるように、上記空室6内に
シート状の防音材14が所定の間隔を置いて層状に張設
される。
【0020】この防音材14は、図6及び図7に示され
るように、矩形の鉄板の両側に面ファスナの一方15a
が接着されて、その面ファスナが接着された両側が折り
曲げられることにより構成されている。鉄板に代えて樹
脂板、ゴムシート等を用いることもできる。この防音材
14は、主げた3側に接着された面ファスナの他方15
bと係合せしめられることにより、空室6内に取り付け
られる。防音材14は、主げた3の上下方向では図4に
示されるように一定の間隔を置いて数層に設けられ、主
げた3の左右方向では図5に示されるように、隙間が出
来ないように上下の層間で多少食い違うように配置され
ている。
【0021】この防音材14は図示のような6層に限ら
ず、それ以下の例えば1層であってもよいし、それ以上
であってもよい。上記空室6内には、空室6内から橋梁
上に排気するための排気装置16が設けられている。具
体的には、ファンであり、空室6内の左右両側に設置さ
れている。ファンの駆動により、空気が伸縮継手5等の
箇所から空室6内に引き込まれ、その両側から橋床4の
両側を通って橋梁上へと流れることになる。このような
空気の流れにより、伸縮継手5の箇所で発生した騒音は
橋梁上へと反射され易くなる。また、空室6内の湿気等
の排出も促進され、空室6内部の腐食が防止される。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、橋梁の伸縮継手の箇所で発生した騒音が橋梁下及
びその周辺に伝播するのを防止し、地上の静粛性を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防音装置が施された橋梁の接続部
の正面図である。
【図2】上記接続部の部分切欠側面図である。
【図3】上記防音装置における防音材の取り付け方法を
示す部分切欠図である。
【図4】上記接続部の部分切欠側面図である。
【図5】図4中V−V線断面図である。
【図6】一の防音材の展開図である。
【図7】両側が折り曲げられた防音材の正面図である。
【符号の説明】
5…伸縮継手 6…空室 6a…下部開口 6b…側部開口 7,8,10,14…防音材 16…排気装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 橋梁の接続部の伸縮継手下における空室
    の下側の下部開口および左右両側の側部開口が防音材で
    閉じられていることを特徴とする橋梁の接続部の防音装
    置。
  2. 【請求項2】 上記空室内には、シート状の防音材が所
    定の間隔を置いて層状に張設されていることを特徴とす
    る請求項1の橋梁の接続部の防音装置。
  3. 【請求項3】 前記空室内から橋梁上に排気する排気装
    置が所定箇所に設けられていることを特徴とする請求項
    1又は2の橋梁の接続部の防音装置。
JP16307692A 1992-06-22 1992-06-22 橋梁の接続部の防音装置 Pending JPH062308A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16307692A JPH062308A (ja) 1992-06-22 1992-06-22 橋梁の接続部の防音装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP16307692A JPH062308A (ja) 1992-06-22 1992-06-22 橋梁の接続部の防音装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH062308A true JPH062308A (ja) 1994-01-11

Family

ID=15766730

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16307692A Pending JPH062308A (ja) 1992-06-22 1992-06-22 橋梁の接続部の防音装置

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JP (1) JPH062308A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014114675A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Yokohama Rubber Co Ltd:The 道路橋用遮音部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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