JPH0623074A - ゴルフクラブヘッドの製造方法及びその金型 - Google Patents

ゴルフクラブヘッドの製造方法及びその金型

Info

Publication number
JPH0623074A
JPH0623074A JP4112872A JP11287292A JPH0623074A JP H0623074 A JPH0623074 A JP H0623074A JP 4112872 A JP4112872 A JP 4112872A JP 11287292 A JP11287292 A JP 11287292A JP H0623074 A JPH0623074 A JP H0623074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face
weight
sole
mold
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4112872A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kobayashi
健治 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Endo Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Endo Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Endo Manufacturing Co Ltd filed Critical Endo Manufacturing Co Ltd
Priority to JP4112872A priority Critical patent/JPH0623074A/ja
Priority to US08/041,449 priority patent/US5439223A/en
Publication of JPH0623074A publication Critical patent/JPH0623074A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Golf Clubs (AREA)
  • Forging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッドを鍛造によって製作する際に生ずるウ
エイトのアンダーカットに伴う弊害を防止して、スイー
トエリアの拡大を図る。 【構成】 上金型21によってフェース12と前記ソール14
のフェース12側を形成する。下金型22によって前記ウエ
イト15と前記ソール14の後部を形成するようにする。 【効果】 鍛造時にウエイト15がアンダーカットになら
ず、しかもウエイト上面15Aの、フェース12に対する角
度Dを小さくできる。ヘッド本体11の重心をフェース12
より大幅に後方に、しかもソール13側に位置するように
配置できる。スイートエリアの拡大を図り、またゴルフ
ボールを一層上向きにショットできるヘッドを提供でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アイアンなどと称され
るゴルフクラブヘッドの製造方法及びその金型に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のゴルフクラブヘッドはフェース
の後面下部にソールと共にウエイトを突設し、さらにフ
ェースの一側にはシャフトを連結するためのシャフト取
付部が設けられている。そして前記ウエイトは、ゴルフ
クラブヘッド(以下ヘッドと称する)の重心をフェース
より後方に配置してスイートエリアの拡大を図り、また
前記重心をソール側に配置してゴルフボールを上向きに
ショットできるようにするために設けられている。
【0003】従来この種のヘッドを鍛造によって製作す
る場合には、図4に示すように上金型1にはフェース2
を形成する彫刻面3が分割面4に形成され、一方下金型
5にはソール6、ウエイト7を形成するための彫刻面8
が形成され、そして加熱された金属材料をキャビテイに
セットして、上金型1と下金型5を加圧して鍛造し、こ
の後、鍛造品を下金型5から取りだし、ばり取り、磨
き、ショットブラスト或いはシャフト取付部に取付孔を
形成するなどの加工を行って常法通り仕上げ製品とする
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、ウエイト7を鍛造後に下金型5より抜き出しやすく
するために、ウエイト上面7Aを傾斜(角度A)させ
て、いわゆるアンダーカットにならないようにしてい
る。したがってフェース2の後方をソール6側に大きく
切り欠くようにしてウエイト7を設けることができず、
このため重心をヘッドのより後方に配置することができ
ず、この結果スイートエリアの拡大には製造上限界があ
った。
【0005】本発明は、前記問題を解決して前記アンダ
ーカットに伴う弊害を防止し、かつヘッドの重心をフェ
ースより大幅に後方に、しかもソール側に位置するよう
に配置することができるゴルフクラブヘッドの製造方法
及びその金型を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
フェースの後面下部にウエイトと共にソールを設けたゴ
ルフクラブヘッドを、金型を用いて鍛造によって形成す
るゴルフクラブヘッドの製造方法において、分割面を境
界として一方の金型によって前記フェースと前記ソール
のフェース側を形成し、他方の金型によって前記ウエイ
トと前記ソールの後部を形成するゴルフクラブヘッドの
製造方法である。
【0007】また請求項2記載の発明は、フェースの後
面下部にウエイトと共にソールを設けたゴルフクラブヘ
ッドを、一対の金型を用いて鍛造によって形成するゴル
フクラブヘッドの金型において、一方の金型に前記フェ
ースと前記ソールのフェース側を形成する彫刻面を形成
し、前記他方の金型に前記ウエイトと前記ソールの後部
を形成する彫刻面を形成したゴルフクラブヘッドの金型
である。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明によって、ウエイト上面が
金型のフェースに対して一層垂直状態に近づけることが
できるために、ヘッドの重心をフェースより大幅に後方
に、しかもソール側に位置するように配置することがで
きる。
【0009】請求項2記載の発明によって、ウエイト上
面が上金型、下金型のフェースに対して一層垂直状態に
近づけることができるために、ヘッドの重心をフェース
より大幅に後方に、しかもソール側に位置するように配
置することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3を参
照して説明する。図1及び図2に示すようにヘッド本体
11は前面にフェース12が設けられ、このフェース12には
溝13が複数形成されている。フェース12の下部にはソー
ル14が形成されると共に、ウエイト15が突設している。
尚、フェース12とソール14はクラブの種類によって所定
の角度となっている。またフェース12の一側にはシャフ
ト16を取付けるためのシャフト取付部17が形成されてい
る。前記フェース12の後面には浅い凹部18が多段に形成
されている。尚、19はヘッド本体11のトップ、20はヘッ
ド本体11のヒールを示している。
【0011】図3はヘッド本体を鍛造によって製作する
一方の金型である上金型21と他方の金型である下金型22
を示したものであり、前記上金型21の分割面23には、前
記フェース12、ソール14のフェース12側を形成する彫刻
面24が形成され、前記フェース12の彫刻面24Aは、分割
面23に対してソール14側が上向き(角度B)となるよう
に形成されている。前記下金型22の分割面25には、前記
フェース12の後面及びソール14の後部及びウエイト15を
形成する彫刻面26が形成されており、ウエイト上面15A
がアンダーカットにならないように前記分割面25に対し
て傾斜(角度C)している。尚、シャフト取付部17は図
示しないキャビテイの一部によって形成される。
【0012】次に前記構成につきその作用を説明をす
る。上金型21と下金型22が離間した状態で、軟鉄、ステ
ンレス等の加熱した塊状の金属材料を、下金型22にセッ
トする。次に上金型21が下金型22に接すると共に加圧さ
れ、前記金属材料が鍛造されてヘッド本体11が形成され
る。この際にフェース12は角度Bで傾斜しているため
に、ウエイト上面15Aの角度Cをアンダーカットしない
ように配置しても、ウエイト上面15Aのフェース12に対
する角度Dは、D=C−Bとなる。
【0013】以上のように、前記実施例においては、上
金型21によってフェース12と前記ソール14のフェース12
側を形成し、下金型22によって前記ウエイト15と前記ソ
ール14の後部を形成するようにしたことによって、鍛造
時にウエイト15がアンダーカットにならず、しかもウエ
イト上面15Aの、フェース12に対する角度Dを小さくで
きるために、フェース12の後面下部において大きく切り
欠くようにウエイト15を形成できる。したがってウエイ
ト15自体の低重心化を図ることができ、この結果ヘッド
本体11の重心をフェース12より大幅に後方に、しかもソ
ール13側に位置するように配置することができ、スイー
トエリアの拡大を図り、またゴルフボールを一層上向き
にショットできるヘッドを提供できる。
【0014】さらに、上金型21にフェース12とソール14
のフェース12側を形成する彫刻面24を形成し、下金型22
にウエイト15と前記ソール14の後部を形成する彫刻面26
を形成することによって、鍛造時にウエイト15がアンダ
ーカットにならず、しかもウエイト上面15Aの、フェー
ス12に対する角度Dを小さくできるために、フェース12
の後面側において大きく切り欠くようにウエイト15を形
成できる。したがってウエイト15自体の低重心化を図る
ことができ、この結果ヘッド本体11の重心をフェース12
より大幅に後方に、しかもソール14側に位置するように
配置することができ、スイートエリアの拡大を図り、ま
たゴルフボールを一層上向きにショットできるヘッドを
製作することができる。
【0015】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えばウエイトの突設する長さなどは、クラ
ブの種類、プレイヤーのテクニック等によって適宜変形
するなど本発明の要旨の範囲で種々の変形が可能であ
る。
【0016】
【発明の効果】本発明は、フェースの後面下部にウエイ
トと共にソールを設けたゴルフクラブヘッドを、金型を
用いて鍛造によって形成するゴルフクラブヘッドの製造
方法において、分割面を境界として一方の金型によって
前記フェースと前記ソールのフェース側を形成し、他方
の金型によって前記ウエイトと前記ソールの後部を形成
することによって、鍛造時にウエイトがアンダーカット
にならず、しかもウエイト上面の、フェースに対する角
度を小さくできるために、ヘッド本体の重心をフェース
より大幅に後方に、しかもソール側に位置するように配
置することができ、スイートエリアの拡大を図り、また
ゴルフボールを一層上向きにショットできるヘッドを提
供できる。
【0017】また、本発明はフェースの後面下部にウエ
イトと共にソールを設けたゴルフクラブヘッドを、一対
の金型を用いて鍛造によって形成するゴルフクラブヘッ
ドの金型において、一方の金型に前記フェースと前記ソ
ールのフェース側を形成する彫刻面を形成し、前記他方
の金型に前記ウエイトと前記ソールの後部を形成する彫
刻面を形成したことによって、鍛造時にウエイトがアン
ダーカットにならず、しかもウエイト上面の、フェース
に対する角度を小さくできるために、ヘッド本体の重心
をフェースより大幅に後方に、しかもソール側に位置す
るように配置することができ、スイートエリアの拡大を
図り、またゴルフボールを上向きにショットできるヘッ
ドを製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すヘッドの断面図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例を示す斜示図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す金型の断面図であ
る。
【図4】従来技術を示す金型の断面図である。
【符号の説明】
12 フェース 14 ソール 15 ウエイト 21 上金型 22 下金型 23 25 分割面 24 26 彫刻面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェースの後面下部にウエイトと共にソ
    ールを設けたゴルフクラブヘッドを、金型を用いて鍛造
    によって形成するゴルフクラブヘッドの製造方法におい
    て、分割面を境界として一方の金型によって前記フェー
    スと前記ソールのフェース側を形成し、他方の金型によ
    って前記ウエイトと前記ソールの後部を形成することを
    特徴とするゴルフクラブヘッドの製造方法。
  2. 【請求項2】 フェースの後面下部にウエイトと共にソ
    ールを設けたゴルフクラブヘッドを、一対の金型を用い
    て鍛造によって形成するゴルフクラブヘッドの金型にお
    いて、一方の金型に前記フェースと前記ソールのフェー
    ス側を形成する彫刻面を形成し、前記他方の金型に前記
    ウエイトと前記ソールの後部を形成する彫刻面を形成し
    たことを特徴とするゴルフクラブヘッドの金型。
JP4112872A 1992-04-02 1992-05-01 ゴルフクラブヘッドの製造方法及びその金型 Pending JPH0623074A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4112872A JPH0623074A (ja) 1992-05-01 1992-05-01 ゴルフクラブヘッドの製造方法及びその金型
US08/041,449 US5439223A (en) 1992-04-02 1993-04-01 Golf club head

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4112872A JPH0623074A (ja) 1992-05-01 1992-05-01 ゴルフクラブヘッドの製造方法及びその金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0623074A true JPH0623074A (ja) 1994-02-01

Family

ID=14597643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4112872A Pending JPH0623074A (ja) 1992-04-02 1992-05-01 ゴルフクラブヘッドの製造方法及びその金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0623074A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08276040A (ja) * 1995-04-03 1996-10-22 Endo Mfg Co Ltd ゴルフクラブヘッドの製造方法
JP2010017987A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Yojiro Kihara 光線を照射して使用する装飾表示板、該装飾表示板を成形加工した仏具、仏壇
JP2010274293A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Ota Precision Industry Co Ltd ゴルフクラブヘッドの鍛造方法及びそのための金型
JP6391871B1 (ja) * 2017-03-31 2018-09-19 美津濃株式会社 アイアンゴルフクラブヘッドの製造方法、アイアンゴルフクラブヘッド、及びアイアンゴルフクラブ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63290590A (ja) * 1987-05-23 1988-11-28 株式会社遠藤製作所 ゴルフクラブ用ヘッドの製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63290590A (ja) * 1987-05-23 1988-11-28 株式会社遠藤製作所 ゴルフクラブ用ヘッドの製造方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08276040A (ja) * 1995-04-03 1996-10-22 Endo Mfg Co Ltd ゴルフクラブヘッドの製造方法
JP2010017987A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Yojiro Kihara 光線を照射して使用する装飾表示板、該装飾表示板を成形加工した仏具、仏壇
JP2010274293A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Ota Precision Industry Co Ltd ゴルフクラブヘッドの鍛造方法及びそのための金型
JP6391871B1 (ja) * 2017-03-31 2018-09-19 美津濃株式会社 アイアンゴルフクラブヘッドの製造方法、アイアンゴルフクラブヘッド、及びアイアンゴルフクラブ
WO2018181282A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 美津濃株式会社 アイアンゴルフクラブヘッドの製造方法、アイアンゴルフクラブヘッド、及びアイアンゴルフクラブ
JP2018171439A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 美津濃株式会社 アイアンゴルフクラブヘッドの製造方法、アイアンゴルフクラブヘッド、及びアイアンゴルフクラブ
KR20190004334A (ko) * 2017-03-31 2019-01-11 미즈노 가부시키가이샤 아이언 골프 클럽 헤드의 제조 방법, 아이언 골프 클럽 헤드, 및 아이언 골프 클럽
US10688354B2 (en) 2017-03-31 2020-06-23 Mizuno Corporation Method for manufacturing iron golf club head, iron golf club head, and iron golf club
US11007411B2 (en) 2017-03-31 2021-05-18 Mizuno Corporation Method for manufacturing iron golf club head, iron golf club head, and iron golf club

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3097071B2 (ja) アイアン形ゴルフクラブヘッド
US5439223A (en) Golf club head
JP3000921B2 (ja) ゴルフクラブ及びその製造方法
US6713717B2 (en) Method of manufacturing a golf club head
JPH07204301A (ja) ゴルフクラブヘッドとその製造方法
JP2003265652A (ja) ゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブセット
JPH09239075A (ja) ゴルフクラブヘッド
US6905061B2 (en) Method of making a golf club head
JP2003024486A (ja) ゴルフクラブヘッドの製造方法
JP3867575B2 (ja) ゴルフクラブヘッドの製造方法
JPH0623074A (ja) ゴルフクラブヘッドの製造方法及びその金型
JP4285929B2 (ja) ゴルフクラブヘッドの製造方法
JP4456241B2 (ja) ゴルフクラブヘッドの製造方法
JP3275143B2 (ja) アイアンクラブヘッド及びその製造方法
JP3072642B2 (ja) アイアン形ゴルフクラブ用ヘッドの製造方法
US20060196037A1 (en) Forging blank for a golf club head
JP2003102881A (ja) アイアン型ゴルフクラブヘッドの製造方法
US20030050134A1 (en) Golf club and method of producing the same
JP2010131140A (ja) アイアンゴルフクラブとその製造方法
JPH0521591B2 (ja)
JP2838877B2 (ja) ゴルフクラブの製造方法
JP2541416B2 (ja) ゴルフ用ウッドクラブヘッド
JP3486898B2 (ja) アイアン形ゴルフクラブの製造法
JP3500632B2 (ja) ゴルフクラブの製造方法
KR200283820Y1 (ko) 아이언 헤드