JPH0623041A - 腹膜透析に使用する配管投与セット - Google Patents

腹膜透析に使用する配管投与セット

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JPH0623041A
JPH0623041A JP3342454A JP34245491A JPH0623041A JP H0623041 A JPH0623041 A JP H0623041A JP 3342454 A JP3342454 A JP 3342454A JP 34245491 A JP34245491 A JP 34245491A JP H0623041 A JPH0623041 A JP H0623041A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 腹膜透析装置の送出管の患者による誤った個
所での不用意な切り離しを防止する。 【構成】 分離できる配管継手(32)からなる透析を
投与する装置。この配管継手(32)は、液体送出管
(16)の遠位及び近位部分の内腔の中へ挿入可能な中
空円筒部材(42、44)からなり、又曲げ力を適宜加
えることによってこの継手をそこで折り取ることができ
る刻み目つき外周辺をもつ。本装置は、はさみ或いはナ
イフを使用する必要なく、その透析装置から患者が急速
かつ確実に自身で切り離すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手動及び自動腹膜透析
を行なう改良手段に関する。具体的には本発明は、透析
溶液から患者の腹膜腔まで伸びる液体送出管を接続及び
分離する有効かつ簡単な手段に関する。本発明は、前記
送出管を切断するため刻み目に沿って破断できる送出管
の近位及び遠位セグメントを接続する刻み目付プラスチ
ック継手を含む。
【0002】
【従来の技術】現在の技術水準では重症の腎臓機能不全
を経験したことのある多くの患者の治療にとって通常2
通りの技術が使用される。この従来の治療法は、患者の
血液流から代射生成物を除去できる多数のフィルタを介
して患者の血液を通過させる血液透析であった。
【0003】第2の技術は、患者の腹膜腔の中へ又この
内腔から各種の溶液を循環させかつ各種の汚物を費消溶
液で除去する腹膜透析である。
【0004】両技術は半透膜を介する拡散原理によって
操作する。腹膜透析の場合、使用される半透膜は、患者
の腹膜メンブランである。血液透析と同様に有効でない
が、腹膜透析は、その推挙を高めた若干の長所がある。
例えば、自動装置は、患者が睡眠している夜間に透析治
療を患者にさせるように開発されている。これらの自動
化装置を使用すると患者により大きい易動性及びより多
くの自由時間を可能にする。
【0005】腹膜透析は、若干の異なる方法で行なうこ
とができる。CAPD(連続移動式腹膜透析)では、腹
膜腔の中へ又それからの溶液の注入は、患者が通常昼間
働いている間行なわれる。CAPDの自明の欠陥は、患
者によって装着させねばならぬ厄介な装置である。CA
PD装置の例は、それぞれ米国特許第4,747,82
2号及び第4,620,846号で開示される。
【0006】自動装置との使用に対し特に適当である腹
膜透析治療の2つの型式は、一方では、IPD方式(間
欠腹膜透析)、又、他方ではCCPD方式(連続循環腹
膜透析)である。IPD方式では、多量の透析溶液(4
0lまで)が4乃至24時間以上患者の腹膜腔を介して
循環される。CCPD方式では、その透析治療は、夜間
に治療時間3乃至4時間であり、次いで患者のめざめて
いる間を通して唯1回の透析溶液が患者内に保持される
ように多少連続的である。これら両方の異なる治療技術
の各々に対して若干の長所がある。
【0007】IPDのみならず又CCPDの両方法で
は、自動透析装置はほぼ同様に操作する。その透析溶液
及び配管投与セットは前記自動装置と組み合わされる弁
配置、加熱及び制御諸機能と一体化されている。それら
装置の多くでは、予め測定される透析溶液容積は、加熱
個所に対してポンプ送りされるか或いは重力流によって
送出される。加熱個所では透析溶液を体温にまで加熱
し、従って、腹膜腔の中への室温或いは冷間溶液を導入
する不快感を防止させるようにする。次いで昇温済溶液
は、透析個所から患者の腹膜腔に入場するカテーテル端
に対し接続される本質的にしなやかである液体送出管を
経て患者の腹膜腔に対して送出される。一時期(いわゆ
るドエル期間)の後、透析溶液は、患者から受け入れ容
器内へ排出される。
【0008】IPD方式では、このようにして比較的短
い期間に亘って多量の溶液を循環する。一度治療を完了
すると、患者は、少なくとも数日間透析に悩まされな
い。不利なことに多量の透析溶液を使用しなければなら
ぬことである。衰弱状態の患者にとっては溶液40lを
含む袋を持ち上げるのは容易ではない。
【0009】CCPD及びCAPD法にあっては、腹膜
腔内の透析溶液のドエル時間を増加することによって同
じ有効な結果が得られる。従って、所要液体全量はかな
りに減少される。自明のことに患者が治療から回復する
“ダウンタイム(休止時間)がより少ないところに欠陥
がある。
【0010】PD治療の送出管は、一般にカテーテル部
位に対し又そこから液体を転送するしなやかな配管、腹
膜腔に入場するカテーテル及び前記配管と前記カテーテ
ルとの間のカテーテルコネクタを含む。取り外ずし可能
な手動クランプは、コネクタを使用してカテーテルに対
し配管を接続している場合に配管を閉塞させるように配
管上へ嵌め込まれる。透析を完了するとき腹膜腔から排
出された液体を何等こぼさずにカテーテルコネクタから
配管を分離できるように、その配管を永続的に閉塞させ
る永続的クランプをも含んでいる。現状技術水準では、
広汎な種類のPD配管セットが公知でありかつ多数の異
なる用途に使用される。
【0011】CCPDを完了したとき、その配管セット
から患者を切り離す必要がある。これは通常には永続的
に固着される手動クランプを閉鎖し、又次いで患者から
遠い永続的手動のクランプの側で配管を切り離すことに
よって送出管を閉塞して行なわれる。それによって永続
的手動クランプは、排出される液体の何等かのこぼしを
防止するように患者側の送出管を閉塞する。配管を切断
した後、カテーテルを閉塞させるためカテーテル側のク
ランプを使用する。次にPD方式を変更するとき、カテ
ーテルから配管の切断残部を除去する。次いでカテーテ
ルに対し新PD方式を接続し、カテーテルクランプを開
放しかつその工程を反復する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】送出管の切断は、通常
一丁のはさみ或いはナイフで行なわれる。このPD治療
は、看護婦或いは別の要員の手を貸りることなく患者自
身によって行なわれることを特徴とし、従って、切断用
のはさみ或いはナイフは、配管セットが未だ接続されて
いる間患者の手のとどく範囲にあるように置かねばなら
ない。
【0013】送出管をナイフ或いははさみで切断する方
式に対する別の欠陥は、送出管のどこで切断しなければ
ならぬかに関して送出管上に指示装置がないところにあ
る。従って、頻繁に起こる問題は、患者が不幸にもクラ
ンプの患者側で送出管を切断し、それによって排出液体
をこぼすところにある。更に悪いことに患者は、時折り
不用意に配管よりむしろカテーテルを切断し、それによ
って壊れたカテーテルの除去及び新しいカテーテルの取
替えを必要とする。
【0014】本発明の目的は、腹膜透析装置の送出管の
患者による誤った個所での不用意な切り離しを防止する
配管投与セットを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、送出管の部分
で分離手段を設け、従って、前記送出管をその配管の残
部から分離することを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明による送出管の配管は、患者の腹膜腔の
カテーテルに対して伸びる配管端に向ってプラスチック
継手を含む。第1実施例によれば、継手は、患者の腹膜
腔に対する近位部分及び患者の腹膜腔に対する遠位部分
へ配管を分割し、前記2つの部分が前記継手によって接
続されている。この継手は、一端が前記遠位配管部分の
開放端内へ挿入され又他端が近位配管部分の開放端内へ
挿入される中空円筒部材である。この継手は、摩擦嵌合
或いは溶媒での封入によって配管で保持される。この継
手の周辺のまわりの環状唇部は、継手の中心で或いはそ
の近くで配管の複数端に対するストップとして便利に使
用される。この継手は、前記環状唇部に隣接してその周
辺のまわりに刻み目が入れられる。
【0017】PD手順を完了し、かつ送出管を適宜クラ
ンプするとき、この継手は、強く曲げることによって指
定折り取り位置で容易に破断される。このように、はさ
みもナイフも必要とせず、従って、誤ったクランプの側
で送出管を切り離すか或いは腹膜カテーテル自体を不用
意に切り離す恐れがない。
【0018】本発明の補助的に有利な別の構成では、配
管を接続するためY字状コネクタ部品を使用する。この
Y部品から第1管は、患者に対し又第2管は、新鮮な洗
浄溶液で充満される袋に対し又第3管は、汚液排出管に
対し接続する。第2実施例によると、指定折り取り位置
は、第1管に接続されるY分岐の外側周辺のまわりに置
かれる。
【0019】
【実施例】図1は、自動腹膜透析装置(図示せず)と共
に使用する配管セットの部分12を示す。配管セット部
分12は、液体供給管14、腹膜カテーテルに対し接続
する液体送出管16、排出袋に対し接続される排出管1
8及び液体供給管14、液体送出管16及び排出管18
を接続するY字状コネクタを含む。液体送出管16の末
端には、腹膜カテーテルに対しこの送出管を接続する第
1コネクタ22がある。液体供給管14の末端には、流
体容器セット(図示せず)に対しこの液体供給管を接続
する第2コネクタ24がある。
【0020】液体送出管16は、患者の腹膜腔に対する
近位の配管部分28、患者の腹膜腔に対する遠位の配管
部分30及び更に続けて説明されるようにそれらの前記
遠位及び近位部分を接続する配管継手32を含む。液体
送出管16は、遠位配管部分30で分離可能手動クラン
プ34及び近位配管部分28で永続的手動クランプ36
をも含む。この配管は、通常のしなやかなプラスチック
製医学目的用配管である。分離可能手動クランプ34
は、細長い開放端のプレストレスを与えた部材であって
その内面に一対のクランプをもち、このクランプ対が前
記部材を圧迫するとき管の上を締めつけるものである。
両開放端の第1開放端のエッジは、配管の上でそれらの
クランプを配管上で保持するように第2開放端上の鋸歯
セットの中パチンと嵌まり、それによって部分的或いは
完全に配管を閉塞する。両開放端の第1開放端のエッジ
は、この開放端のエッジから離れるように第2開放端を
歪曲させることによって第2開放端の鋸歯セットから係
脱させることができる。この型式のクランプは、当業者
に十分公知であり、従って、本明細書で詳しく説明され
ないだろう。
【0021】近位配管部分28の永続的手動クランプ3
6は、同様に当業者に十分公知となっている型式であ
る。要約するに、2つの蝶着半体からなり、第1半体は
配管上で摺動させることができかつ配管上で喰いつき又
第2半体は、蝶番を介して第1半体上へ折りたたむこと
によって第1半体と係合する。第2半体が突起をもち、
この突起は、第1半体上へ折りたたまれる場合配管を圧
縮しかつそれによって完全に閉塞する。第1半体は、第
2半体の一対の係合スロットの中へパチンと嵌る一対の
フックを含み、従って、配管を永続的かつ完全に閉塞す
る。
【0022】配管継手32は、図2でいっそうよく認識
され、この図では近位配管部分28及び遠位配管部分3
0に対し固着されて示され、図3では配管から分離して
図示される。配管継手32は、遠位中空シリンダ42及
び近位中空シリンダ44を含む。これらのシリンダの各
々は、それぞれ中心孔46及び48をもつ細長い成分で
ある。中空シリンダ42及び44の外径は、両端でより
小さい直径へテーパがついている。好ましくはそれらの
最大外径は、それらを挿入する配管の内径より若干大き
くしてあるので、それら中空シリンダを配管の中へ圧入
でき、管継手32と配管との間でぴったり合った水密摩
擦嵌合を達成させるようにする。それら中空シリンダの
内径ができる限り大きくなるので、液体流量は、継手に
よって不当に制約されないが、しかしそれら中空シリン
ダの肉厚が薄くなり、従って、常用操業条件のもとに配
管継手32を破損するように大きくならない。ポリ塩化
ビニル(PVC)医学品種プラスチック配管及びポリ炭
酸エステルから形成される継手を使用するため、内径4
mm及び最大外径6.15mm及び両端の最小外径5.
8mmをもつことによってこれらの条件に合わされるこ
とが判明した。
【0023】配管継手32の遠位中空円筒42と、近位
中空円筒44との間に位置決めされて、それらの中空円
筒42及び44の周辺のまわりに伸びる突出せる環状ス
トップ50がある。環状ストップ50が遠位配管部分3
0及び近位配管部分28に対する移動止めとして働くの
で、それら部分の各々は、確実かつ水密接続を達成させ
るため適当な範囲に継手上へ押し込むことができる。好
ましい実施例では、それらの中空円筒42及び44の各
々は、長さ少くとも25.4mmを又環状ストップ50
は、外径7.9mmをもっている。
【0024】配管継手32の近位中空円筒44が突出環
状ストップ50に隣接した位置の外周辺のまわりに刻み
目58を入れられるので、この継手は、更に続けて説明
されるように破断させることができる。継手肉厚1mm
にとって、刻み目の深さほぼ0.63mmは、偶然に破
断するような範囲にこの継手を弱化することなく、この
継手を容易に破断させるに十分である。刻み目58は、
近位中空円筒44上でよりもむしろ遠位中空円筒42上
にしてもよい。いづれの位置でも、刻み目58を突出環
状ストップ50に隣接して設けるのが好ましいので、配
管は、眼に見えるほど折り取り位置にオーバラップせず
又折り取り位置を破断する場合、この継手を配管から分
離させないようにする。
【0025】図4に示されるように、本発明の実施例の
別の有利な形状では、分離する手段は、同様に2つの別
の分岐67及び69をもつY字状配管コネクタの分岐6
9の分岐する位置59に隣接する部分で設けられる。そ
れらの分岐67〜69は、図4を見れば明らかなよう
に、それぞれ複数の配管部品14、16及び18に接続
される。この配置では指定折り取り位置は、61で指示
される。前記折り取り位置61は、配管継手32と同様
に、Y字状分岐69の全周辺のまわりに伸びる刻み目6
4をもつ。Y字状コネクタ60の分岐69上に分離する
手段があるので、折り取られる配管部分16は、Y字状
配管コネクタ60から容易かつ確実に分離させることが
できる。
【0026】予め、既に指示されるように、この配管継
手32及びY字状配管コネクタ60は、合成プラスチッ
ク材料、特にポリカーボネート(ポリ炭酸エステル)か
らつくってもよく、又射出成形法によって製造される。
他の材料及び製造方法は、当業者に対し自明であるだろ
う。
【0027】操作に際し、配管部分12は、液体供給管
14が1つ或いはより以上の液体容器(図示せず)に対
し接続されるように位置決めされ、前記複数の容器がP
D手順に適する溶液を入れる。排出容器20は、患者の
腹膜腔よりも大体において低い位置に置かれるのが適し
ている。液体送出管16は、患者の腹膜腔に入場するカ
テーテルに接続される。それぞれ液体送出管16及び液
体供給管14で手動はずしするクランプ34及び33
は、開放され、排出管18で手動はずしクランプ35が
はずされ、従って、費消液体は、通常重力によって排出
される。次いでクランプ35が閉鎖されかつクランプ3
4が液体送出管16で開放され、従って、液体容器袋
(図示されず)からの新鮮なPD液体は、流体供給管1
4及び液体送出管16を介して腹膜腔の中へ流入でき
る。これに続いて手動はずし可能クランプ34及び永続
手動クランプ36は閉鎖され液体送出管16を完全に閉
塞する。それから液体送出管16は、第1形式の実施例
に従って、配管継手32を破断することによって近位部
分28及び遠位部分30へ分離される。配管継手32の
破断はそれぞれ一端を把握し、かつ継手を湾曲させるこ
とによって行なわれ、従って、継手は、刻み目58に沿
ってきれいに破断する。近位配管部28は、装置が交換
されつつあるとき、カテーテルからはずすことができ
る。
【0028】別形式の実施例によると、Y字状部品は、
一方の側で2つの分岐67及び68によって又他方の側
で分岐69によって把握されかつ次いで前記部分が指定
折り取り位置で折れるように曲げられ、従って、分岐6
9を自由にする。配管継手32或いはY字状部品の破断
によって液体送出管16をこのように分離操作するの
で、この分離操作を行なうためナイフ或いははさみ或い
は任意他の工具を全く必要としないという効果を達成す
る。
【0029】更に、液体送出管16を分離するこの配管
装置12は、その分離がクランプの誤った側或いは他の
正しくない位置でよりも、むしろ配管継手32或いはY
字状部品60のところで発生するように確保する。なぜ
ならば永続手動クランプ36が指定折り取り位置58或
いは64と患者側のコネクタ22との間の作業側の位置
で装備されているからである。結論としてこれは、簡
単、安価かつ極めて安全かつ確実な装置をもたらす結果
となると言える。配管継手32及びY字状配管コネクタ
60が腹膜透析に関して説明されるけれども、配管継手
32は、他の型式の透析及び他の医学及び非医学用途に
使用してもよいことは言うまでもないことである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の腹膜透析に
使用する配管投与セットは、永続手動クランプが指定折
り取り位置と患者側コネクタとの間の作業位置で設けら
れ、従って、透析液体をこぼさずかつはさみ或いはナイ
フ或いは別の工具を要さすが他人助けによらず患者は、
この配管投与セットをこれを装着せる自身から簡単、迅
速かつ確実に切り離すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動腹膜透析装置と共に使用する本発明による
配管セットの部分を示す説明図である。
【図2】図1の配管セットの液体送出管に接続して示さ
れる継手の別にした説明図である。
【図3】配管から外ずして示される本発明による継手の
別にした説明図である。
【図4】部分的に切り離して示す本発明によるY字状コ
ネクタ部品の断面図である。
【符号の説明】
12 自動腹膜透析装置と共に使用する配管投与セット
部分 14 液体供給管 16 液体送出管 18 汚液排出管 20 排液容器 22 第12コネクタ(腹膜カテーテルに対し) 24 第2コネクタ(液体容器に対し) 28 近位配管部分 30 遠位配管部分 32 配管継手 33、34、35 分離可能手動クランプ 36 永続手動クランプ 42 遠位中空円筒部材 44 近位中空円筒部材 46 近位液体送出管 48 遠位液体送出管 50 環状ストップ 58、64 刻み目 60 Y字状コネクタ部品 61 折り取り位置 67、68、69 分岐

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腹膜カテーテルを介して患者の腹膜腔の
    中へ洗浄液体を投与及び前記腹膜腔から費消液の排出に
    使用する腹膜透析配管投与セットであって、前記新鮮洗
    浄液体容器と流れ連通する液体送出管、第1端で前記腹
    膜カテーテルと又第2端で前記液体送出管と流れ連通す
    る液体供給管及び一方では前記液体送出管と又他方では
    前記液体供給管と流れ連通する汚液排出管、複数の分岐
    がそれぞれ前記液体送出管、前記液体供給管及び前記汚
    液排出管に接続される配管コネクタ部品及びこれらの管
    を閉塞するよう使用される複数のクランプからなる配管
    投与セットにおいて、 残余の管(14、16)から液体送出管(16)に対し
    て分離する手段がこの液体送出管(16)の部分で設け
    られることを特徴とする配管投与セット。
  2. 【請求項2】 前記分離する手段は、液体送出管(1
    6)へ挿入される管状配管継手(32)で設けられかつ
    液体送出管(16)の遠位管部分(30)に接続される
    遠位端及び液体送出管(16)の近位管部分(28)に
    接続される近位端をもち、前記遠位及び近位端が配管継
    手(32)に対する分離する手段によって分離させるこ
    とができることを特徴とする請求項1記載の配管投与セ
    ット。
  3. 【請求項3】 配管継手(32)の遠位端が遠位配管部
    分(30)の液体送出管(16)と流れ連通する中空シ
    リンダであり又配管継手(32)の近位端が近位管部分
    (28)の液体送出管(16)と流れ連通する同様な中
    空シンリダでありかつ前記両中空シリンダ互いに流れ連
    通し中空シリンダ(42、44)は、それらが、流れ連
    通する管の内径より大きい外径をもち又中空シリンダ
    (42、44)は、水密接続させるため前記管の内腔の
    中へ挿入させることができることを特徴とする請求項1
    或いは2に記載の配管投与セット。
  4. 【請求項4】 前記配管コネクタ部品がY字状形態をも
    ち又前記液体送出管(16)を分離する手段は、液体送
    出管(16)が接続されるY字状配管コネクタ部分(6
    0)の分岐(69)で設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の配管投与セット。
  5. 【請求項5】 前記配管継手を分離する手段が配管継手
    (32)或いはY字状分岐(69)の外側面上で刻み目
    (58或いは64)を含み、前記手段によって配管継手
    (32)或いはY字状分岐(69)は、曲げ力を加える
    ことによって前記刻み目に沿って折り取ることができる
    ことを特徴とする請求項1、2或いは4に記載の配管投
    与セット。
  6. 【請求項6】 配管継手(32)は、前記配管内腔の中
    への複数の中空シリンダ(42、44)の挿入を所定の
    挿入距離に押えるストップ手段(50)を含むことを特
    徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の配管投
    与セット。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つの、第1配管部分(2
    8、30;14或いは18)と流れ連通させる第1円筒
    部材(42、67或いは68)、第2配管部分(28、
    30、16)と流れ連通させる第2中空円筒部分(4
    4、69)、前記第2円筒部分(44、69)が前記第
    1中空円筒部分(42、67、68)と流れ連通されて
    おり又前記第2中空円筒部分(44、69)がその周辺
    方向に刻み目(58、64)をもち、曲げ力を加えてこ
    の刻み目で折り取らせることができている2つの管を結
    合する分離可能配管継手(32、40)。
  8. 【請求項8】配管部分(28、30)の中へ前記中空円
    筒部分(42、44)の少くとも1つの挿入長さを限定
    させるため前記第1及び第2中空円筒部分(42、4
    4)の少くとも1つに対し固着される環状ストップ(5
    0)からなることを特徴とする請求項7記載の配管継
    手。
  9. 【請求項9】 前記刻み目(58、61)が中空円筒
    (42、44、69)の全周辺のまわりに伸びることを
    特徴とする請求項8記載の配管継手。
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