JPH06230203A - 光学素子及びその製造方法、当該光学素子を製造するためのスタンパ並びに当該光学素子を使用した画像表示装置 - Google Patents

光学素子及びその製造方法、当該光学素子を製造するためのスタンパ並びに当該光学素子を使用した画像表示装置

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JPH06230203A
JPH06230203A JP4185793A JP4185793A JPH06230203A JP H06230203 A JPH06230203 A JP H06230203A JP 4185793 A JP4185793 A JP 4185793A JP 4185793 A JP4185793 A JP 4185793A JP H06230203 A JPH06230203 A JP H06230203A
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JP
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lens
optical element
lenses
light
shape
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JP4185793A
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English (en)
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Shigeru Aoyama
茂 青山
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光の利用効率を高めたマイクロレンズアレイ
の製造方法を提供する。 【構成】 ガラス板等の基板2上に、枠成形用樹脂5を
コーティングし、フォトマスクを重ねて露光し、現像す
ることにより、レンズ成形用枠4が所望するレンズ3の
レンズ端面9と同じ形状であって、レンズ3を形成する
位置の周囲に多数得られるよう、フォトリソグラフィ技
術により作製する。次に、レンズを形成させる位置に、
同様にフォトリソグラフィ技術によりレンズ母材7を形
成し、これをレンズ成形用枠4の縁に接するまで溶融
し、レンズ母材7の表面が凸曲面となって、その表面が
凸曲面の状態を保ったままで、レンズ母材7を硬化さ
せ、所望の形状をした多数のレンズ3を形成し、マイク
ロレンズアレイ1を作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学素子及びその製造
方法、当該光学素子を製造するためのスタンパ並びに当
該光学素子を使用した画像表示装置に関する。具体的に
いうと、本発明は、液晶表示パネルを用いて画素開口領
域に光束を集光させるためのレンズアレイ状をした光学
素子とその製造方法に関する。さらに、これらの光学素
子を製造するためのスタンパ並びにこれらの光学素子を
使用した画像表示装置に関する。
【0002】
【背景技術とその問題点】マイクロレンズアレイは、フ
ァイン・オプティクスその他の分野における重要な光学
素子として、今後ますます重要性が高まることが予想さ
れる。以下、液晶テレビプロジェクターへの応用例とそ
の問題点を説明する。
【0003】液晶テレビプロジェクター31は、図11
に示すように、反射鏡32付きの白色ランプ33及びコ
ンデンサレンズ34からなるバックライト光源35と、
2枚の偏光板36に挟まれた液晶表示パネル37と、投
影レンズ38とから構成されている。
【0004】図12は上記液晶表示パネル37の構成を
模型的に示す平面図、図13(a)は液晶表示パネル3
7のほぼ1つの画素40の構造を具体的に示す断面図、
図13(b)は図13(a)のJ−J線断面図である。
この液晶表示パネル37にあってはガラス基板41上に
透明電極42が形成され、各透明電極42間に横方向に
表示電極Y1,Y2,…,Yjが配線され、絶縁膜43を
介して縦方向に走査電極X1,X2,…,Xiが配線され
ている。また、各透明電極42の近傍には半導体層48
を有するスイッチング用の薄膜トランジスタ44が設け
られており、薄膜トランジスタ44のドレイン電極45
は透明電極42に接続され、ソース電極46は走査電極
1,X2,…,Xiに接続され、ゲート電極47は表示
電極Y1,Y2,…,Yjに接続されている。また、ガラ
ス基板41の上方には下面に対向透明電極50がスペー
サ53を介して設けられており、ガラス基板41と対向
ガラス基板49の間には液晶54が封入されている。
【0005】しかして、走査電極X1,X2,…,Xi
走査電圧を印加し、走査電圧と同期させながら表示電極
1,Y2,…,Yjに画像信号を送ることにより交点
(選択点)の薄膜トランジスタ44をオンさせ、液晶5
4の偏光特性を変化させて画素40を表示させることが
でき、液晶表示パネル37に2次元の動画像を表示させ
ることが可能となっている。しかして、図11に示すよ
うに、バックライト光源35をオンしてバックライト光
源35からの光束αによって2枚の偏光板36に挟まれ
た液晶表示パネル37を照らせば、液晶表示パネル37
に表示された動画像が投影レンズ38によって拡大さ
れ、スクリーン39に投影される。
【0006】このような液晶テレビプロジェクタ31に
あっては、画像の分解能を高める(表示容量を増大させ
る)ため液晶表示パネル37の画素寸法の縮小化が進め
られているが、走査電極X1,X2,…,Xiや表示電極
1,Y2,…,Yj等が配線されている配線領域55を
縮小すると、歩留りの低下や電気抵抗の増大等の弊害を
生じるので、透明電極42の配置されている画素開口領
域56の面積を縮小することによって画素寸法の縮小化
を図っている。
【0007】しかしながら、図16に示すように、液晶
表示パネル37に入射する光束αのうち画素開口領域5
6に入射する光束αは液晶表示パネル37を透過する
が、配線領域55に入射する光束αは走査電極X1
2,…,Xiや表示電極Y1,Y2,…,Yj等に遮蔽さ
れ、スクリーン側39へ透過できない。このため、図1
6(1画素分の領域に入射及び透過する光束αには破線
による斜線を施している)から明らかなように、画素4
0の有効開口率は、 画素40の有効開口率=画素開口領域56の面積/画素
40の全面積 となる。この結果、画素開口領域56の面積を縮小させ
ると、画素40の有効開口率が低下するため、照明光の
透過率が低下し、画面が暗くなるという問題があった。
例えば、図14には、画素40をデルタ配列(三角配
列)した液晶表示パネル37における透明電極42及び
走査電極X1,X2,…,Xiや表示電極Y1,Y2,…,
j等の具体的な配置パターンを示しているが、このよ
うな液晶表示パネル37の全ての画素40をオンにして
も、この液晶表示パネル37の発光面積は図15の白抜
き領域(発光領域である画素開口領域56を白抜きで示
す。一方、影となる配線領域55は斜線を施してい
る。)で示すような割合にしかならず、透明電極42を
小さくすると液晶表示パネル37の画面が暗くなってい
た。
【0008】図17に示すものは別な従来例の斜視図で
あって、マイクロレンズアレイ57を備えた液晶表示パ
ネル37を示している。なお、図17においては、1つ
の画素40に斜線を施してあり、対応するマイクロレン
ズ58にも斜線を施している。この従来例にあっては、
レンズ形状が円形をしたマイクロレンズ58を液晶パネ
ル37の画素40と同様に配列したマイクロレンズアレ
イ57を液晶表示パネル37のバックライト光源35側
に設置してあり、バックライト光源35からの光を画素
開口領域56に集光させることによって画面を明るくし
ている。
【0009】しかしながら、このようなレンズ形状が円
形をしたマイクロレンズアレイ57を備えた液晶表示パ
ネル37にあっては、集光に寄与しないデッドスペース
(つまり、マイクロレンズ58とマイクロレンズ58と
の間の空隙部分)が多いため、マイクロレンズアレイ5
7の有効開口率(=マイクロレンズ58の面積[図17
の斜線領域]の総和/マイクロレンズアレイ57の全体
の面積)が低く、光の利用効率をさほど高めることはで
きなかった。
【0010】図18に示すものはさらに別な従来例であ
って、この従来例に用いられているマイクロレンズアレ
イ59においては、マイクロレンズ60のレンズ形状を
矩形状(長方形)にしてマイクロレンズ60間の空隙を
無くし、有効開口率を高めている。なお、マイクロレン
ズ60は液晶表示パネル37の画素40と同じピッチで
配列され、画素40がデルタ配列されている場合には図
19に示すようにマイクロレンズ60もデルタ配列され
る。このようなマイクロレンズアレイ59を使用すれ
ば、マイクロレンズアレイ59のデッドスペースを無く
すことができ、図20に示すように、バックライト光源
37からの照明光を全て画素開口領域56に集光させる
ことができ、光の利用効率を極めて高くすることができ
る。
【0011】しかしながら、実際には画像の分解能を高
めるために画素開口領域56の面積を小さくしていく
と、以下の理由から照明光を画素開口領域56に集光す
ることができなくなり、光の利用効率が悪くなる。すな
わち、このようなマイクロレンズアレイ59は、ガラス
基板上に配列したレンズ母材を溶融させ、溶融したレン
ズ母材が表面張力によってレンズ形状になったときに冷
却硬化させて作製しているので、レンズ形状が円形でな
い場合はレンズ中心を通る各径方向によってレンズ面の
曲率差が大きくなり、非点収差が発生するために1点に
集光することができない。
【0012】図21(a)はレンズ形状が矩形状をした
マイクロレンズ60の正面図、図21(b)(c)は図
21(a)のD−D線断面図及びE−E線断面図であ
る。レンズ形状が矩形の場合は、図21に示すように、
マイクロレンズ60の長軸方向の曲率半径Ryが短軸方
向の曲率半径Rxよりもずいぶん大きくなり、非点収差
が発生する。このため、図22(a)に示すように、矩
形状のマイクロレンズを通過した光線61は焦点距離f
x,fyに異なる2つの焦点L,Mを結び、x方向及び
y方向のどちらの焦点L,Mにおいても図22(b)
(c)に示すように光線61はスリット光になる。した
がって、マイクロレンズ60を透過させてもスポット光
を得ることはできず、画素開口領域56の面積を小さく
した場合には、マイクロレンズアレイ59と液晶表示パ
ネル37の距離を調節しても光線61を画素開口領域5
6内に収めることができなくなり、光の有効利用を図る
ことができなくなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の従来例
の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、有効開口率が大きく、しかもレンズ面の線対称
軸上における曲率差が小さなマイクロレンズアレイを提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の光学
素子は、基板上に2次元的に配列された複数個の微小レ
ンズの集合体であって、隣接するレンズ同志が少なくと
も1つのレンズ配列方向で外周端面を接するように配置
され、各レンズの外周2辺における端面形状が曲率形状
をなすことを特徴としている。
【0015】本発明による第2の光学素子は、隣接する
レンズ同志が少なくとも1つのレンズ配列方向で外周端
面を接するように配置され、各レンズが回転対称性のレ
ンズ曲率を有することを特徴としている。
【0016】また、本発明による第3の光学素子は、隣
接するレンズ同志が少なくとも1つのレンズ配列方向で
外周端面を接するように配置され、各レンズが平凸レン
ズの外周部をカットした形状を有することを特徴として
いる。
【0017】また、本発明による光学素子の製造方法
は、構成単位となるレンズの外周端面と同一形状である
レンズ形成用部材を基板上のレンズ形成位置の少なくと
も2辺に配置し、前記レンズ形成位置にレンズ母材を配
置し、前記レンズ母材が前記レンズ形成用部材の縁に接
するまで該レンズ母材を溶融させることにより前記レン
ズを形成することを特徴としている。
【0018】さらに、上記光学素子の製造方法において
は、レンズ形成用部材は、レンズ形成位置の周囲全体に
配置することとしてもよく、また、前記レンズ形成用部
材の形状は円弧形状とすることとしてもよい。
【0019】また、本発明のスタンパは、上記光学素子
若しくは上記製造方法により製造された光学素子のレン
ズを形成されている面を複製するための凹部を備えたこ
とを特徴としている。また、上記スタンパは、原盤とな
る光学素子のレンズを形成されている面にスタンパ材料
を堆積させ、原盤を除去することにより作製することと
してもよい。
【0020】また、本発明の光学素子は、上記スタンパ
にレンズ用材料を注入し、当該レンズ用材料を硬化させ
ることにより、原盤を複製することとしてもよい。
【0021】本発明の別な製造方法は、原盤となる光学
素子のレンズを形成されている面の凹凸反転形状を転写
させることによってスタンパを形成し、当該スタンパを
用いて原盤となる光学素子の複製品を得ることとしてい
る。
【0022】さらに、本発明の画像表示装置は、光源
と、ドットマトリクス表示手段と、前記光源からの光を
前記ドットマトリクス表示手段の各画素へ集光するレン
ズが、各画素と1対1に対応するように複数配置された
光学素子とを備えた画像表示装置において、当該光学素
子は、本発明による光学素子若しくは本発明の製造方法
により製造された光学素子であることを特徴としてい
る。
【0023】また、本発明の別な画像表示装置は、光源
と、ドットマトリクス表示手段と、前記光源の光を集光
して前記ドットマトリクス表示手段に入射させる第1の
光学手段と、前記ドットマトリクス表示手段を透過した
光をスクリーン上に投影する第2の光学手段と、前記光
源からの光を前記ドットマトリクス表示手段の各画素へ
集光するレンズが、各画素と1対1に対応するように複
数配置された光学素子とを備えた画像表示装置におい
て、当該光学素子は、本発明による光学素子若しくは本
発明の製造方法により製造された光学素子であることを
特徴としている。
【0024】上記画像表示装置において、ドットマトリ
クス表示手段は液晶表示手段であることとしてもよい。
【0025】
【作用】本発明の第1の光学素子にあっては、基板状に
2次元的に配列された複数個の微小レンズの集合体であ
って、各レンズの外周2辺における外周端面を曲率形状
としているので、レンズを矩形状にした場合であって
も、レンズに入射した光を微小スポット状に集光するこ
とができる。しかも、隣接するレンズ同志が少なくとも
1つのレンズ配列方向で外周端面を接するように配置さ
れているので、レンズ間にレンズ作用を示さないデッド
スペースを減少させ、あるいは無くすことができ、光の
利用効率を向上させることができる。
【0026】本発明の第2の光学素子にあっては、各レ
ンズが回転対称性のレンズ曲率を有することとしている
ので、レンズを矩形状にした場合であっても各径方向の
レンズ曲率は等しく、非点収差をなくすことができ、各
レンズ毎に微小スポットを得ることができる。しかも、
隣接するレンズ同志が少なくとも1つのレンズ配列方向
で外周端面を接するように配置されているので、デッド
スペースを減少させ、あるいは無くすことができ、光の
利用効率の向上させることができる。
【0027】本発明の第3の光学素子にあっては、各レ
ンズが平凸レンズの外周部をカットした形状を有するこ
ととしているので、さらに容易にレンズの非点収差を無
くすことができ、各レンズ毎に微小スポットを得ること
ができる。しかも、隣接するレンズ同志が少なくとも1
つのレンズ配列方向で外周端面を接するように配置され
ているので、デッドスペースを減少させ、あるいは無く
すことができ、光の利用効率を向上させることができ
る。
【0028】本発明の製造方法によれば、構成単位とな
るレンズの外周端面と同一形状であるレンズ形成用部材
を基板上のレンズ形成位置の少なくても2辺に配置し、
前記レンズ形成用部材の縁に接するまで該レンズ母材を
溶融させているので、溶融されたレンズ母材がレンズ形
成用部材との親和性により、レンズ形成用部材の形状に
応じたレンズ端面を形成することになる。したがって、
所望するレンズのレンズ端面と同じ形状のレンズ形成用
部材を作製し配置すれば、任意のレンズ端面及び任意の
レンズ形状をした光学素子を容易に製造することができ
る。例えば、有効開口率を高めるためレンズ形状を矩形
状とした場合でも、レンズ形成用部材の形状を2つのレ
ンズ線対称軸方向における曲率差のない形状に作製すれ
ば、非点収差を生じず、光を一点に集光させることので
きるレンズが得られ、光の利用効率のよい光学素子を製
造することができる。
【0029】また、レンズ形成用部材をレンズ形成位置
の周囲全体に配置することにすれば、所望するレンズ端
面およびレンズ形状をした光学素子をより精度よく容易
に製造することができる。
【0030】さらに、レンズ形成用部材を円弧形状とす
ることで、非点収差を生じないレンズを得るためのレン
ズ形成用部材の設計が容易になり、光利用効率のよい光
学素子の製造を容易にすることができる。
【0031】また、原盤となる光学素子を反転させて転
写したスタンパを用いて上記光学素子を複製すれば、光
学素子の全体を一度に製作することができ、光学素子を
容易に量産することができる。
【0032】本発明による光学素子若しくは本発明の製
造方法により得られた光学素子を画像表示装置に用いれ
ば、光の利用効率の高い画像表示装置を提供することが
でき、画像の分解能を高くした場合でも画面の輝度を明
るくすることができる。
【0033】
【実施例】図1(a)(b)(c)は、本発明の製造方
法により製造されたマイクロレンズアレイ1を示す図で
ある。図1(a)は、マイクロレンズアレイ1を示す斜
視図であって、マイクロレンズアレイ1は、ガラスやシ
リコン、光学用プラスチック等からなる透明な基板2
と、球面状のレンズ3とから構成されており、基板2の
屈折率はレンズ3の屈折率と等しくなっている。図1
(b)は、図1(a)のA−A線におけるマイクロレン
ズアレイ1の断面図であって、レンズ3のA−A線にお
けるレンズ端面9の形状は、図1(b)に示すように円
弧形状をなしている。図1(c)は、図1(a)のB−
B線におけるマイクロレンズアレイ1の断面図であっ
て、レンズ3は基板2上に隙間なく配置されている。
【0034】図2(a)(b)(c)(d)(e)は、
本発明による上記マイクロレンズアレイ1の製造方法を
示す正面図、図3(a)(b)(c)は、図2(b)
(d)(e)に対応する斜視図である。以下、マイクロ
レンズアレイ1の製造方法を図2および図3にしたがっ
て説明する。
【0035】まず、ガラス板やアクリル板等で形成した
透明な基板2に、レンズ3を形成するためのレンズ成形
用枠4をフォトリソグラフィ技術により作製する。つま
り、図2(a)に示すように、基板2の全面にレンズ成
形用枠4を作製するための枠成形用樹脂5(例えばフォ
トレジスト材料などであって、レンズ母材と親和性を有
するもの)をコーティングする。次に、枠成形用樹脂5
にフォトマスクを重ねて露光し、さらに現像することに
より、図3(a)に示すように、レンズ成形用枠4が所
望するレンズ3のレンズ端面9と同じ形状であって、レ
ンズ3を形成する位置の周囲に多数得られるようパター
ニングをする(図2(b))。
【0036】次に、レンズ成形用枠4全体を覆うように
透明な微小レンズ用材料6(例えばレンズ成形用枠4の
作製に使用したフォトレジスト材料より溶融点が低いフ
ォトレジスト材料など)を基板2の全面にコーティング
する(図2(c))。この微小レンズ用材料6に、再び
フォトマスクを重ねて露光し、さらに現像することによ
り、図3(b)に示すように所定形状のレンズ母材7が
多数得られるようパターニングする(図2(d))。
【0037】ついで、レンズ母材7をベークして、レン
ズ母材7の端面が先に作製したレンズ成形用枠4の縁に
接するまで溶融させる。ついで溶融したレンズ母材7の
表面張力によりレンズ母材7の表面が凸曲面となり、そ
の表面が凸曲面の状態を保ったままで、レンズ母材7を
硬化させ、図3(c)に示すように所望のレンズ端面9
及びレンズ形状をした多数のレンズ3を形成することに
より、マイクロレンズアレイ1を作製する(図2
(e))。
【0038】図4(a)(b)は、本発明の製造方法に
より製造されたマイクロレンズアレイ1のレンズ3を示
す平面図及び斜視図である。図5(a)(b)は、集光
特性に回転対称性を示す円形開口の平凸レンズ(研磨ガ
ラスレンズ)8の平面図及び斜視図であって、レンズ3
は、図5(a)(b)の破線で示すように、平凸レンズ
8を垂直な面で切断(トリミング)した形状をなしてい
る。このマイクロレンズアレイ1の製造に用いられた前
記レンズ成形用枠4は、図5(b)に示すように、平凸
レンズ8を矩形状にトリミングしてできるレンズ端面9
と同じ形状となるように作製している。そこで、このレ
ンズ成形用枠4をレンズ3の形成位置に形成して、平凸
レンズ8をトリミングした形状にレンズ3を作製する
と、図4(a)(b)に示すようなレンズ3が得られ
る。このようにして作製されたレンズ3に入射された光
αは、図4(c)に示すように、平凸レンズ8に入射さ
れた光αが図5(c)に示すのと同様に一点で集光され
ることになる。また、例えば、画素をデルタ配列された
液晶表示パネルと組合わせるマイクロレンズアレイのよ
うに、レンズ3のレンズ形状を6角形にする場合でも、
平凸レンズ8を6角形にトリミングして得られるレンズ
端面9と同じ形状にレンズ成形用枠4を形成すればよ
く、光を一点に集光させることのできるレンズ3を容易
に得ることができる。
【0039】図6(a)(b)は、レンズ成形用枠4の
設計方法を示す図であって、レンズ3の曲率半径とレン
ズ成形用枠4の半径との関係を示す。図6(a)は、図
1(a)のB−B線における上記マイクロレンズアレイ
1の一部破断した断面図、図6(b)は、基板2上に配
置されたレンズ成形用枠4の正面図である。Pはレンズ
3の光軸P´とレンズ3の交点、Oはレンズ3の曲率中
心であって、O´は、レンズ成形用枠4の円弧を示す円
の中心である。ここで、レンズ3は平凸レンズ8をトリ
ミングした形状となるよう形成されているため、レンズ
3の曲率半径をr、レンズ成形用枠4の円弧を示す円の
半径をr´、レンズ3の中心からレンズ端面9までの距
離をaとすると、 r´=(r2−a21/2 ……(1) の関係が成り立つ。
【0040】したがって、レンズ3のレンズ径2a、レ
ンズ3の曲率半径r及びレンズ成形用枠4の円弧を示す
円の半径r´を式(1)の関係が成り立つように、レン
ズ成形用枠4の形状を決めれば、曲率半径rを持つ平凸
レンズ8を平凸レンズ8の中心からの距離aでトリミン
グしたのと同様なレンズ3を得ることができ、非点収差
を生じないレンズ3を得ることができる。
【0041】このように、平凸レンズ8をトリミングし
た時に得られるレンズ端面9の形状と等しいレンズ形成
用枠4を形成し、レンズ3を形成すると非点収差を生じ
ることなく光を一点に集光させることができる。したが
って、このレンズ3を配列したマイクロレンズアレイ1
を液晶表示パネル等に用いれば、レンズ3間のデッドス
ペースをなくすことができると同時に画素面において微
小スポットを得ることができ、光の利用効率を向上させ
ることができ、画像を高分解能にした場合でも、画像の
輝度が低下するのを防ぐことができる。
【0042】また、図7は、別なマイクロレンズアレイ
1bにおける図1(a)のB−B線に相当する箇所での
断面図であって、図7に示すように、レンズ3を配列す
る一方向にのみ、レンズ3,3間に隙間(レンズ機能が
存在しない領域)15を設け、他の方向においてはレン
ズ3同志はレンズ端面9が互いに接するように配列され
ている。
【0043】また、レンズ形成用枠4は、レンズ3の周
囲の少なくとも2辺にあればよく、したがって、いずれ
か一方向のレンズ配列方向のみ形成させることとしても
よい。
【0044】さらに、レンズ成形用枠4の形状を非球面
となるように形成することで、レンズ3を非球面レンズ
とすることもでできる。
【0045】また、図示しないが、レンズの配列方向に
おけるレンズ中心の曲率半径rと隣接するレンズの外周
端面の円弧の半径r´とが式(1)の関係になるように
作製したレンズを多数作製し、このレンズを1方向もし
くは2方向に連続させるようにして基板の上に配置し、
光学用接着剤によって基板に接着することによりマイク
ロレンズアレイを作製してもよい。また、集光特性に回
転対称性を示す円形開口の球面レンズや非球面レンズ等
の平凸レンズを図5(a)(b)に破線で示すようにカ
ットないし研磨して矩形状開口を有する図4(a)
(b)に示したのと同様な形状のレンズを多数作製した
のち、この矩形状開口のレンズを基板上に多数配置して
マイクロレンズアレイを作製してもよい。
【0046】図8及び図9はマイクロレンズアレイの量
産方法を示す断面図である。図8はマイクロレンズアレ
イを複製するためのスタンパを電鋳法によって作製する
方法を示す図であって、まず、上記のいずれかの方法に
よって得られたマイクロレンズアレイ1(あるいは、1
b)を原盤として用意し、スパッタリングや蒸着等によ
ってマイクロレンズアレイ1の表面全体を覆うように銀
薄膜10を形成する。ついで、この銀薄膜10を電極と
して電鋳法により銀薄膜10上にニッケルが板状になる
まで堆積させてニッケルスタンパ11を作製する。この
後、ニッケルスタンパ11を銀薄膜10から剥離させ、
マイクロレンズアレイ1の表面形状を転写させたニッケ
ルスタンパ11を分離する。
【0047】図9は上記ニッケルスタンパ11を用いて
マイクロレンズアレイ1を複製する方法を示す断面図で
あって、いわゆる2P法(Photopolymerization-Method)
を示している。すなわち、このニッケルスタンパ11の
型転写面に紫外線硬化型のフォトポリマー12を滴下
し、フォトポリマー12の上から透明で平面性の良いア
クリル板やガラス板等の平滑板13を押し付け、平滑板
13の上方から紫外線を照射してフォトポリマー12を
硬化させた後、ニッケルスタンパ11及び平滑板13か
らフォトポリマー12を剥離する。この後、フォトポリ
マー12の表面側から紫外線を十分に照射してフォトポ
リマー12を完全に硬化させ、フォトポリマーによって
基板2及び多数のレンズ3を一体成形する。次いで、こ
のマイクロレンズアレイ(複製品)14を平滑板13か
ら剥離すれば、元のマイクロレンズアレイ1の複製品を
得ることができる。
【0048】図10は本発明の一実施例である画像表示
装置21の概略構成図である。画像表示装置21は、反
射鏡22付きの白色ランプ23からなる光源24と、光
源24からの光を集光させ液晶表示パネル27に入射さ
せるための光学手段であるコンデンサレンズ25及び2
枚の偏光板26に挟まれた液晶表示パネル27ならびに
投影レンズ28とから構成されている。また、液晶表示
パネル27の光源側には、光源24から出射された光束
αを液晶表示パネル27の各画素に1対1に対応させて
集光させるためのマイクロレンズアレイ1を装着してあ
る。
【0049】しかして、図10に示すように、光源24
をオンして光源24からの光束αをコンデンサレンズ2
5により集光させ2枚の偏光板26に挟まれた液晶表示
パネル27を照らせば、入射された光束αは、マイクロ
レンズアレイ1上に配列されたレンズ3によって液晶表
示パネル27の各画素に対応して微小なスポット状に集
光されることになる。こうして、液晶表示パネル27に
表示された動画像が投影レンズ28によって拡大され、
スクリーン29に投影されることになる。
【0050】このように、本発明によるマイクロレンズ
アレイ1を備えた液晶表示パネル27にあっては光の利
用効率がよく、画像の分解能を高めた画像表示装置21
の画像が暗くなることはない。
【0051】
【発明の効果】本発明による第1、第2又は第3の各光
学素子によれば、レンズの非点収差を小さくし、あるい
は無くすことができて、各レンズ毎に微小スポットを得
ることができる。しかも、レンズ間にレンズ作用を示さ
ないデッドスペースを減少させ、あるいは無くすことが
でき、光の利用効率を向上させることができる。したが
って、液晶表示パネルに用いれば、画素面積が小さい場
合でも、光源から放射された光を効率よく画素開口領域
に導くことができ、液晶表示パネルの輝度を向上させる
ことができる。
【0052】また、本発明の製造方法によれば、所望す
るレンズのレンズ端面と同一形状であるレンズ形成用部
材を基板上のレンズ形成位置の周囲に配置し、レンズ母
材を溶融することによりレンズを形成し、光学素子を作
製しているので、レンズ形成用部材の形状を設計するこ
とで、任意のレンズ端面及び任意のレンズ形状をした光
学素子を容易に製造することができる。したがって、レ
ンズ表面が一定の曲率の面となるようにレンズ形成用部
材を形成すれば、非点収差を生じることなく光を一点に
集光させることができ、光の利用効率を高めた光学素子
を容易に製造することができる。また、レンズを緻密に
配列させて有効開口率を高めるためレンズ形状を矩形状
としても、光の利用効率のよい光学素子を容易に製造す
ることができる。
【0053】また、レンズ形成用部材をレンズ形成位置
の周囲全体に配置されることにすれば、所望するレンズ
端面およびレンズ形状をした光学素子をより精度よく製
造することができる。
【0054】さらに、レンズ形成用部材を円弧形状とす
ることで、非点収差を生じないレンズを得るためのレン
ズ形成用部材の設計が容易になり、光利用効率のよい光
学素子の製造を容易にすることができる。
【0055】また、原盤となる光学素子を反転させて転
写したスタンパを用いて上記光学素子を複製すれば、光
学素子の全体を一度に製作することができ、光学素子を
容易に量産することができる。
【0056】本発明による光学素子若しくは本発明の製
造方法により得られた光学素子を画像表示装置に用いれ
ば、光の利用効率の高い画像表示装置を提供することが
でき、画像の分解能を高くした場合でも画面の輝度を明
るくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の製造方法により製造された
マイクロレンズアレイの斜視図、(b)は(a)のA−
A線断面図、(c)は(a)のB−B線断面図である。
【図2】(a)(b)(c)(d)(e)は、同上の製
造方法を示す正面図である。
【図3】(a)(b)(c)は、同上の製造方法の一部
を示す斜視図である。
【図4】(a)(b)は、同上により製造されたレンズ
の平面図及び斜視図、(c)は、レンズに入射された光
が一点に集光される様子を示す図である。
【図5】(a)(b)は、平凸レンズの平面図及び斜視
図、(c)は平凸レンズに入射された光が一点に集光さ
れる様子を示す図である。
【図6】(a)は図1(a)のB−B線におけるマイク
ロレンズアレイの一部破断した断面図、(b)は基板上
に配置されたレンズ成形用枠の正面図である。
【図7】本発明の製造方法により製造されたさらに別な
マイクロレンズアレイの断面図である。
【図8】マイクロレンズアレイの製造に用いるニッケル
スタンパの作製方法を示す断面図である。
【図9】同上のニッケルスタンパを用いてマイクロレン
ズアレイを複製する方法を示す断面図である。
【図10】本発明の一実施例である画像表示装置の構成
を示す概略構成図である。
【図11】液晶テレビプロジェクタの構成を示す概略構
成図である。
【図12】従来のマトリックス配列タイプの液晶表示パ
ネルの構成を模型的に示す平面図である。
【図13】(a)は同上の液晶表示パネルを具体的に示
す断面図、(b)は(a)のJ−J線断面図である。
【図14】従来のデルタ配列タイプの液晶表示パネルを
示す一部破断した平面図である。
【図15】同上の液晶表示パネルの画像表示時の発光部
分と影の部分を表わした図である。
【図16】液晶表示パネルの照明光及び透過光を示す説
明図である。
【図17】液晶表示パネルに円形のマイクロレンズを備
えたマイクロレンズアレイを装着した構造を示す一部破
断した斜視図である。
【図18】液晶表示パネルに矩形のマイクロレンズを備
えたマイクロレンズアレイを装着した構造を示す一部破
断した斜視図である。
【図19】矩形のマイクロレンズをデルタ配列されたマ
イクロレンズアレイを示す一部破断した平面図である。
【図20】レンズ形状が矩形のマイクロレンズアレイを
装着した液晶表示パネルの照明光及び透過光を示す説明
図である。
【図21】(a)は矩形のマイクロレンズを示す正面
図、(b)は(a)のD−D線断面図、(c)は(a)
のE−E線断面図である。
【図22】(a)は矩形のマイクロレンズの集光原理を
説明する斜視図、(b)は(a)のx1−y1平面におけ
る光束の断面形状を示す図、(c)は(a)のx2−y2
平面における光束の断面形状を示す図である。
【符号の説明】
1 マイクロレンズアレイ 2 基板 3 レンズ 4 レンズ成形用枠 7 レンズ母材

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に2次元的に配列された複数個の
    微小レンズの集合体であって、隣接するレンズ同志が少
    なくとも1つのレンズ配列方向で外周端面を接するよう
    に配置され、各レンズの外周2辺における端面形状が曲
    率形状をなすことを特徴とする光学素子。
  2. 【請求項2】 基板上に2次元的に配列された複数個の
    微小レンズの集合体であって、隣接するレンズ同志が少
    なくとも1つのレンズ配列方向で外周端面を接するよう
    に配置され、各レンズが回転対称性のレンズ曲率を有す
    ることを特徴とする光学素子。
  3. 【請求項3】 基板上に2次元的に配列された複数個の
    微小レンズの集合体であって、隣接するレンズ同志が少
    なくとも1つのレンズ配列方向で外周端面を接するよう
    に配置され、各レンズが平凸レンズの外周部をカットし
    た形状を有することを特徴とする光学素子。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3に記載の光学素子の
    製造方法であって、 構成単位となるレンズの外周端面と同一形状であるレン
    ズ形成用部材を基板上のレンズ形成位置の少なくとも2
    辺に配置し、 前記レンズ形成位置にレンズ母材を配置し、 前記レンズ母材が前記レンズ形成用部材の縁に接するま
    で該レンズ母材を溶融させることにより前記レンズを形
    成することを特徴とする光学素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記レンズ形成用部材は、基板上の前記
    レンズ形成位置の周囲全体に配置することを特徴とする
    請求項4に記載の光学素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記レンズ形成用部材の形状は、円弧形
    状であることを特徴とする請求項4又は5に記載の光学
    素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1,2又は3に記載の光学素子若
    しくは請求項4,5又は6に記載の製造方法により製造
    された光学素子のレンズを形成されている面を複製する
    ための凹部を備えたスタンパ。
  8. 【請求項8】 請求項1,2又は3に記載の光学素子若
    しくは請求項4,5又は6に記載の製造方法により製造
    された光学素子を原盤とし、原盤となる光学素子のレン
    ズを形成されている面にスタンパ材料を堆積させ、原盤
    を除去することにより、原盤のレンズを形成されている
    面の凹凸反転形状を転写させたスタンパ。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8に記載のスタンパにレン
    ズ用材料を注入し、当該レンズ用材料を硬化させること
    により、原盤とした光学素子を複製したことを特徴とす
    る光学素子。
  10. 【請求項10】 請求項1,2又は3に記載の光学素子
    若しくは請求項4,5又は6に記載の製造方法により製
    造された光学素子を原盤とし、原盤となる光学素子のレ
    ンズを形成されている面の凹凸反転形状を転写させるこ
    とによってスタンパを形成し、当該スタンパを用いて原
    盤となる光学素子の複製品を得ることを特徴とする光学
    素子の製造方法。
  11. 【請求項11】 光源と、 ドットマトリクス表示手段と、 前記光源からの光を前記ドットマトリクス表示手段の各
    画素へ集光するレンズが、各画素と1対1に対応するよ
    うに複数配置された光学素子とを備えた画像表示装置に
    おいて、 前記光学素子は請求項1,2,3又は9に記載の光学素
    子であることを特徴とする画像表示装置。
  12. 【請求項12】 光源と、 ドットマトリクス表示手段と、 前記光源の光を集光して前記ドットマトリクス表示手段
    に入射させる第1の光学手段と、 前記ドットマトリクス表示手段を透過した光をスクリー
    ン上に投影する第2の光学手段と、 前記光源からの光を前記ドットマトリクス表示手段の各
    画素へ集光するレンズが、各画素と1対1に対応するよ
    うに複数配置された光学素子とを備えた画像表示装置に
    おいて、 前記光学素子は請求項1,2,3又は9に記載の光学素
    子であることを特徴とする画像表示装置。
  13. 【請求項13】 前記ドットマトリクス表示手段は液晶
    表示手段であることを特徴とする請求項11又は12に
    記載の画像表示装置。
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