JP3191464B2 - 画像表示装置及び画像表示装置用のマイクロレンズアレイ - Google Patents

画像表示装置及び画像表示装置用のマイクロレンズアレイ

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JP3191464B2 JP33239492A JP33239492A JP3191464B2 JP 3191464 B2 JP3191464 B2 JP 3191464B2 JP 33239492 A JP33239492 A JP 33239492A JP 33239492 A JP33239492 A JP 33239492A JP 3191464 B2 JP3191464 B2 JP 3191464B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像表示装置及び画像
表示装置用のマイクロレンズアレイに関する。具体的に
いうと、本発明は、液晶表示パネルとマイクロレンズア
レイを備えた画像表示装置と、当該画像表示装置に用い
られるマイクロレンズアレイに関する。
【0002】
【背景技術とその問題点】マイクロレンズアレイは、フ
ァイン・オプティクスその他の分野における重要な光学
素子として、今後ますます需要が高まることが予想され
る。以下、液晶テレビプロジェクタへの応用例とその問
題点を説明する。
【0003】液晶テレビプロジェクタ31は、図7に示
すように、反射鏡32付きの白色ランプ33及びコンデ
ンサレンズ34からなるバックライト光源35と、2枚
の偏光板36に挟まれた液晶表示パネル37と、投影レ
ンズ38とから構成されている。
【0004】図8は上記液晶表示パネル37の構成を模
型的に示す平面図、図9(a)は液晶表示パネル37の
ほぼ1つの画素40の構造を具体的に示す断面図、図9
(b)は図9(a)のJ−J線断面図である。この液晶
表示パネル37にあっては、ガラス基板41上に透明電
極42がマトリックス状に形成され、各透明電極42間
に横方向に表示電極Y,Y,…,Yが配線され、
絶縁膜43を介して縦方向に走査電極X,X,…,
が配線されている。また、各透明電極42の近傍に
は半導体層48を有するスイッチング用の薄膜トランジ
スタ44が設けられており、薄膜トランジスタ44のド
レイン電極45は透明電極42に接続され、ソース電極
46は走査電極X,X,…,Xに接続され、ゲー
ト電極47は表示電極Y,Y,…,Yに接続され
ている。また、ガラス基板41の上方には下面に対向透
明電極50、絶縁膜51及びカラーフィルタ52を設け
られた対向ガラス基板49がスペーサ53を介して設け
られており、ガラス基板41と対向ガラス基板49の間
には液晶54が封止されている。
【0005】しかして、走査電極X,X,…,X
に走査電圧を印加し、走査電圧と同期させながら表示電
極Y,Y,…,Yに画像信号を送ることにより交
点(選択点)の薄膜トランジスタ44をオンさせ、液晶
54の偏光特性を変化させて画素40を表示させること
ができ、液晶表示パネル37に2次元の動画像を表示さ
せることが可能となっている。しかして、図7に示すよ
うに、バックライト光源35をオンしてバックライト光
源35からの光束αによって2枚の偏光板36に挟まれ
た液晶表示パネル37を照らせば、液晶表示パネル37
に表示された動画像が投影レンズ38によって拡大さ
れ、スクリーン39に投影される。
【0006】このような液晶テレビプロジェクタ31に
あっては、画像の分解能を高める(表示容量を増大させ
る)ため液晶表示パネル37の画素寸法の縮小化が進め
られているが、走査電極X,X,…,Xや表示電
極Y,Y,…,Y等が配線されている配線領域5
5を縮小すると、歩止まりの低下や電気抵抗の増大等の
弊害を生じるので、透明電極42の配置されている画素
開口領域56の面積を縮小することによって画素寸法の
縮小化を図っている。
【0007】しかしながら、図12に示すように、液晶
表示パネル37に入射する光束αのうち画素開口領域5
6に入射する光束αは液晶表示バネル37を透過する
が、配線領域55に入射する光束αは走査電極X,X
,…,Xや表示電極Y,Y,…,Y等に遮蔽
され、スクリーン39側へ透過できない。このため、図
12(1画素分の領域に入射及び透過する光束αには破
線による斜線を施している。)から明らかなように、画
素40の有効開口率は、画素40の有効開口率=画素開
口領域56の面積/画素40の全面積となる。この結
果、画素開口領域56の面積を縮小させると、画素40
の有効開口率が低下するため、照明光の透過率が低下
し、画面が暗くなるという問題があった。例えば、図1
0には、画素40をデルタ配列(三角配列)した液晶表
示パネル37における透明電極42及び走査電極X
,…,X、表示電極Y,Y,…,Y等の具
体的な配置パターンを示しているが、このような液晶表
示パネル37の全ての画素40をオンにしても、この液
晶表示パネル37の発光面積は図11の白抜き領域(発
光領域である画素開口領域56を白抜きで示す。一方、
影となる配線領域55は斜線を施している。)で示すよ
うな割合にしかならず、透明電極42を小さくすると液
晶表示パネル37の画面が暗くなっていた。
【0008】図13に示すものは別な従来例の斜視図で
あって、マイクロレンズアレイ57を備えた液晶表示パ
ネル37を示している。なお、図13においては、1つ
の画素40に斜線を施してあり、対応するマイクロレン
ズ58にも斜線を施している。この従来例にあっては、
レンズ形状が円形をしたマイクロレンズ58を液晶表示
パネル37の画素40と同様に配列したマイクロレンズ
アレイ57を液晶表示パネル37のバックライト光源3
5側に設置してあり、バックライト光源35からの光を
画素開口領域56に集光させることによって画面を明る
くしている。
【0009】しかしながら、このようなレンズ形状が円
形をしたマイクロレンズアレイ57を備えた液晶表示パ
ネル37にあっては、集光に寄与しないデッドスペース
(つまり、マイクロレンズ58とマイクロレンズ58と
の間の空隙部分)が多いため、マイクロレンズアレイ5
7の有効開口率(=マイクロレンズ58の面積[図13
の斜線領域]の総和/マイクロレンズアレイ57の全体
の面積)が低く、光の利用効率をさほど高めることがで
きなかった。
【0010】図14に示すものはさらに別な従来例であ
って、この従来例に用いられているマイクロレンズアレ
イ59においては、マイクロレンズ60のレンズ形状を
矩形状(長方形)にしてマイクロレンズ60間の隙間を
なくし、有効開口率を高めている。なお、マイクロレン
ズ60は液晶表示パネル37の画素40と同じピッチで
配列され、画素40がマトリックス配列されている場合
はマイクロレンズ60もマトリックス配列され、画素4
0がデルタ配列されている場合は図15に示すようにマ
イクロレンズ60もデルタ配列される。このようなマイ
クロレンズアレイ59を使用すれば、マイクロレンズア
レイ59のデッドスペースをなくすことができ、図16
に示すように、バックライト光源35からの照明光を全
て画素開口領域56に集光させることができ、光の利用
効率を極めて高くすることができる。
【0011】しかしながら、実際には画像の分解能を高
めるために画素開口領域56の面積を小さくしていく
と、以下の理由から照明光を画素開口領域56に集光す
ることができなくなり、光の利用効率が悪くなる。すな
わち、このようなマイクロレンズアレイは、ガラス基板
上に配列したレンズ母材を溶融させ、溶融したレンズ母
材が表面張力によってレンズ形状になったときに冷却硬
化させて作製しているので、レンズ形状が円形でない場
合はレンズ中心を通る各径方向によってレンズ面の曲率
差が大きくなり、非点収差が発生するために1点に集光
することができない。
【0012】図17(a)はレンズ形状が矩形状をした
マイクロレンズ60の正面図、図17(b)(c)は図
17(a)のD−D線断面図及びE−E線断面図であ
る。レンズ形状が矩形の場合は、図17に示すように、
マイクロレンズ60の長軸方向の曲率半径Ryが短軸方
向の曲率半径Rxよりもだいぶ大きくなり、非点収差が
発生する。このため、図18(a)に示すように、矩形
状のマイクロレンズ60を通過した光線61は焦点距離
fx,fyに異なる2つの焦点L,Mを結び、x方向及
びy方向のどちらの焦点L,Mにおいても図18(b)
(c)に示すように光線61はスリット光になる。した
がって、マイクロレンズ60を透過させてもスポット光
を得ることができず、画素開口領域56の面積を小さく
した場合には、マイクロレンズアレイ59と液晶表示パ
ネル37の距離を調節しても光線61を画素開口領域5
6内に収めることができなくなり、光の有効利用を図る
ことができなくなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、叙上の従来
例の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、有効開口率が大きく、且つレンズ面の曲率差
が小さなマイクロレンズアレイと、そのマイクロレンズ
アレイを用いた高分解能かつ高輝度画面の画像表示装置
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像表
示装置は、一定の画素ピッチで複数の画素を直線的に配
列した画素列を、隣接する画素列と列方向の画素ピッチ
の半ピッチずらして並べた液晶表示パネルと、上記液晶
表示パネルの各画素へ光を集光して導くマイクロレンズ
が、各画素と1対1に対応するように複数配置されたマ
イクロレンズアレイと、を備えた液晶表示装置におい
て、上記マイクロレンズのレンズ形状を6角形とし、前
記マイクロレンズのレンズ形状をなす6角形の対向する
2つの頂点の組のうち、いずれか1組の頂点間を結ぶ線
分の長さと、当該線分とほぼ直交する方向で対向する2
辺間を結ぶ線分の長さとをほぼ等しくしたことを特徴と
している。
【0015】請求項2に記載の画像表示装置は、請求項
1に記載の画像表示装置において、前記マイクロレンズ
のレンズ形状をなす6角形の対向する2つの頂点の組の
うち、いずれか1組の頂点間を結ぶ線分の方向と、前記
画素列の列方向とをほぼ直交させたことを特徴としてい
る。
【0016】請求項3に記載の画像表示装置は、請求項
1又は2に記載の画像表示装置における前記各画素を画
素列の列方向に長い長方形としたことを特徴としてい
る。
【0017】請求項4に記載のマイクロレンズアレイ
は、レンズ形状が6角形であるマイクロレンズを2次元
的にほぼ隙間なく配列したマイクロレンズアレイにおい
て、前記マイクロレンズのレンズ形状をなす6角形の対
向する2つの頂点の組のうち、いずれか1組の頂点間を
結ぶ線分の長さと、当該線分とほぼ直交する方向で対向
する2辺間を結ぶ線分の長さとをほぼ等しくしたことを
特徴としている。
【0018】請求項5に記載のマイクロレンズアレイ
は、請求項4に記載のマイクロレンズアレイにおいて、
前記マイクロレンズのレンズ形状をなす6角形の対向す
る頂点の組のうち、いずれか1組の頂点間を結ぶ方向の
レンズ面曲率と、当該線分とほぼ直交する方向で対向す
る2辺間を結ぶ方向のレンズ面曲率とをほぼ等しくした
ことを特徴としている。
【0019】
【作用】請求項1に記載の画像表示装置にあっては、マ
イクロレンズアレイのレンズ形状を6角形としているの
で、正方形や矩形のマイクロレンズに比較してレンズ中
心から各方向のレンズ外縁までの径の寸法差を小さくで
き、レンズ母材を溶融させてマイクロレンズを作製する
場合でも、レンズ中心を通る各径方向についてレンズ面
の曲率差を小さくすることができ、非点収差を小さくす
ることができる。さらに、請求項1に記載の画像表示装
置にあっては、マイクロレンズのレンズ形状をなす6角
形の対向する2つの頂点の組のうち、いずれか1組の頂
点間を結ぶ線分の長さと、当該線分とほぼ直交する方向
で対向する2辺間を結ぶ線分の長さとをほぼ等しくして
いるので、レンズ母材を溶融させてマイクロレンズを作
製する場合に、マイクロレンズのレンズ形状をなす6角
形の対向する頂点の組のうち、いずれか1組の頂点間を
結ぶ方向のレンズ面曲率と、当該線分とほぼ直交する方
向で対向する2辺間を結ぶ方向のレンズ面曲率とをほぼ
等しくすることができ、ほぼ直交する2方向における焦
点位置をほぼ一致させることができ、マイクロレンズの
非点収差を小さくするのに有効である。
【0020】請求項2に記載の画像表示装置にあって
は、請求項1に記載の画像表示装置において、前記マイ
クロレンズのレンズ形状をなす6角形の対向する2つの
頂点の組のうち、いずれか1組の頂点間を結ぶ線分の方
向と、前記画素列の列方向とをほぼ直交させているか
ら、隣接する画素列同志を半ピッチずつずらして並べた
デルタ配列の画素と当該マイクロレンズとを1対1に対
応させて配列することができる。
【0021】請求項3に記載の画像表示装置にあって
は、請求項1又は2に記載の画像表示装置における前記
各画素を画素列の列方向に長い長方形としているから、
6角形マイクロレンズの対向する2つの頂点の組のう
ち、いずれか1組の頂点歓を結ぶ線分の長さと当該線分
とほぼ直交する方向で対向する2変換を結ぶ線分の長さ
とがほぼ等しくマイクロレンズからなるマイクロレンズ
アレイや、正6角形のマイクロレンズからなるマイクロ
レンズアレイ等に対して、各マイクロレンズと各画素と
を1体1に対向させることができる。
【0022】請求項4に記載のマイクロレンズアレイに
あっては、マイクロレンズのレンズ形状を6角形として
2次元的にほぼ隙間なく配列しているから、マイクロレ
ンズ間のデッドスペースがほとんど無くなり、マイクロ
レンズアレイの有効開口率を1に近づけることができ、
光の利用効率を高めることができる。さらに、請求項4
に記載のマイクロレンズアレイにあっては、マイクロレ
ンズのレンズ形状をなす6角形の対向する2つの頂点の
組のうち、いずれか1組の頂点間を結ぶ線分の長さと、
当該線分とほぼ直交する方向で対向する2辺間を結ぶ線
分の長さとをほぼ等しくしているので、レンズ母材を溶
融させてマイクロレンズを作製する場合に、マイクロレ
ンズのレンズ形状をなす6角形の対向する頂点の組のう
ち、いずれか1組の頂点間を結ぶ方向のレンズ面曲率
と、当該線分とほぼ直交する方向で対向する2辺間を結
ぶ方向のレンズ面曲率とをほぼ等しくすることができ、
ほぼ直交する2方向における焦点位置をほぼ一致させる
ことができ、マイクロレンズの非点収差を小さくするの
に有効である。
【0023】請求項5に記載のマイクロレンズアレイに
あっては、請求項4に記載のマイクロレンズアレイにお
いて、マイクロレンズのレンズ形状をなす6角形の対向
する頂点の組のうち、いずれか1組の頂点間を結ぶ方向
のレンズ面曲率と、当該線分とほぼ直交する方向で対向
する2辺間を結ぶ方向のレンズ面曲率とをほぼ等しくし
ているから、ほぼ直交する2方向における焦点位置をほ
ぼ一致させることができ、マイクロレンズの非点収差を
小さくするのに有効である。
【0024】
【実施例】図1(a)(b)は本発明の一実施例による
画像表示装置1の構造を示す一部破断した平面図及び側
面図である。この画像表示装置1は、多数の画素3を2
次元的にデルタ配列した液晶表示パネル2と、6角形状
をした多数のマイクロレンズレンズ10を2次元的にデ
ルタ配列したマイクロレンズアレイ8とから構成されて
おり、液晶表示パネル2の各画素3とマイクロレンズア
レイ8の各マイクロレンズ10とは互いに1対1に対応
するように配置されている。このようにカラー配列とし
てデルタ配列を採用された液晶表示パネルは、空間分解
能の方向依存性が最も小さいことが知られている。すな
わち、デルタ配列を採用することにより、高品位の再生
画像の実現が可能になる(特公平3−64046号公
報)。
【0025】この液晶表示パネル2にあっては、矩形状
をした多数の画素3が一対のガラス基板7,7間で隙間
なく配列されており、各画素3は列方向(図1(a)に
おいては、x方向で示している。)に一定の画素ピッチ
Λxで一列に並んでおり、各画素列6は、隣接する画素
列6同志が列方向画素ピッチの半ピッチΛx/2だけ列
方向へずれた状態で一定の画素ピッチΛy毎に行方向
(図1(a)においては、y方向で示している。)に配
列されている。従って、各画素のx方向の寸法Lxは列
方向画素ピッチΛxと等しく(Lx=Λx)、y方向の
寸法Lyも行方向画素ピッチΛyと等しくなっており
(Ly=Λy)、各画素3の中央部には画素開口領域
(透明電極の配置されている部分)4が設けられ、画素
開口領域4は配線領域5で囲まれている。
【0026】一方、マイクロレンズアレイ8は、平板状
をした透明な基板部9の表面にレンズ形状(開口形状)
が6角形の多数のマイクロレンズ10をほぼ隙間なく凸
設したものであって、基板部9の他方の裏面を液晶表示
パネル7に貼り合わされている。詳しくいうと、各マイ
クロレンズ10はx方向には6角形の辺同志を隣接させ
るようにして列方向画素ピッチと等しいピッチΛxで一
列に配列されており、y方向にはマイクロレンズ10の
列同志が列方向ピッチの半ピッチΛx/2だけ列方向へ
ずれた状態で行方向画素ピッチと等しいピッチΛy毎に
行方向に配列されている。こうして、図2に示すよう
に、各マイクロレンズ10の中心Qは、対応する各画素
3の中心Pと一致するように配置されている。
【0027】具体的にいうと、各マイクロレンズ10の
レンズ形状は、マイクロレンズ10の中心Qを通るx軸
方向の対称軸に関して上下対称で、中心Qを通るy軸方
向の対称軸に関して左右対称となっている。また、各マ
イクロレンズ10は周囲に幅Δsの隙間(非レンズ部
分)11を設けて配置されており、このため各マイクロ
レンズ10のx方向の(幅)寸法Wx及びy方向の(高
さ)寸法Wyは、それぞれx方向のピッチΛx及びy方
向のピッチΛyよりも若干小さくなっており、各寸法W
x,Wyが Wx≒Wy …(1) となるように構成されている。この結果、図3(a)
(b)(c)に示すように、マイクロレンズ10のx方
向における断面の曲率半径Rx(図3(c))と、マイ
クロレンズ10のy方向における断面の曲率半径Ry
(図3(b))とがほぼ等しくなり、各マイクロレンズ
10のx軸方向の焦点位置とy軸方向の焦点位置との非
点収差を小さくすることができ、それに応じて画素3の
画素開口領域4を小さくすることができる。
【0028】上記(1)式を満たすマイクロレンズ10の
レンズ形状を実現する方法としては、(ア)マイクロレン
ズ10の6角形の各頂角を120度に保ったままで各辺
の長さを異ならせる方法、(イ)6角形の各辺の長さを等
しくしたままで、各頂角を120°と異ならせる方法、
(ウ)6角形の各頂角及び辺の長さをともに調整する方法
などが考えられる。例えば、(ア)の方法であれば、図4
(a)に示すように、マイクロレンズ10のレンズ形状
である6角形の全頂角を120°とすると共に6角形の
両側の辺の長さHと他の4辺(傾斜辺)の長さKの比を H/K≒√3−1 …(2) (但し、√3=31/2)とする。さらに、画素3のx
方向の寸法Lxをマイクロレンズ10のx方向の幅Wx
とほぼ等しくして Wx+2Δs≒Lx …(3) とし、画素3のx方向の寸法Lx(=列方向画素ピッチ
Λx)と、画素のy方向の寸法Ly(=行方向画素ピッ
チΛy)との比を、 Ly/Lx≒(2√3−1)/(2√3) …(4) となるようにすればよい。また、(イ)の方法であれば、
図4(b)に示すように、マイクロレンズ10のレンズ
形状の6角形の全ての辺の長さを等しくすると共に6角
形の上下の頂角θ1と他の4つの頂角θ2をそれぞれ θ1≒132° θ2≒114° とする。さらに、画素3のx方向の寸法Lxとy方向の
寸法Lyとの比を、 Ly/Lx≒0.77 …(5) となるようにすればよい。また、(ウ)の方法等であれ
ば、角度と辺の長さの組合せによってよりマイクロレン
ズ10の設計の自由度は大きくなる。
【0029】図5(a)(b)(c)はマイクロレンズ
アレイ8の製造方法の一例を示す断面図であって、上記
のようないずれのマイクロレンズアレイ8も以下のよう
にして作製することができる。まず、ガラス板やアクリ
ル板等で形成した透明な基板部9の表面全体に透明な微
小レンズ用材料12(例えば、透明なフォトレジスト材
料など)をコーティングする(図5(a))。ついで、
この微小レンズ用材料12の被膜にフォトマスクを重ね
て露光し、さらに現像することにより、所定のレンズ形
状(6角形)のレンズ母材13が多数得られるようにパ
ターニングすると共に多数のレンズ母材13をデルタ配
列し、パターニングされた各レンズ母材13同志の間に
2Δsの幅の隙間11を形成する(図5(b))。つい
で、レンズ母材13をベークして溶融させると、溶融し
たレンズ母材13の表面が凸面となり、その表面が凸面
の状態を保ったままでレンズ母材13を硬化させ、多数
のマイクロレンズ10を形成する(図5(c))。
【0030】このようにしてレンズ母材13を溶融させ
ると、レンズ母材13の中央が表面張力によって盛り上
がり、図3(a)(b)(c)に示したようなレンズ形
状が得られるが、このようにして得られたマイクロレン
ズ10の中央の厚みをdとすると、マイクロレンズ10
の表面におけるx軸方向の曲率半径Rx及びy軸方向の
曲率半径Ryは次式で表される。 Rx=〔d+(Wx/2)〕/(2d) Ry=〔d+(Wy/2)〕/(2d) したがって、マイクロレンズ10のx軸方向の寸法Wx
とy軸方向の寸法Wyをほぼ等しくしてあれば、マイク
ロレンズ10の表面のx軸方向の曲率半径Rxとy軸方
向の曲率半径Ryをほぼ等しくすることができ、マイク
ロレンズ10の非点収差を小さくできる。
【0031】また、上記のようにレンズ母材13を溶融
及び冷却させてマイクロレンズアレイ8を製造すると
き、レンズ母材13間の隙間11の幅2Δsを適当な値
にしておくことにより、レンズ母材13の溶融時に隣接
するレンズ母材13同志が融合してレンズ形状が損われ
るのを防止することができる。一方、別な製造方法によ
りマイクロレンズアレイ8を製造する場合には、マイク
ロレンズ10間の隙間11は無くてもよい。
【0032】図6(a)(b)はマイクロレンズアレイ
8の量産方法を示す断面図である。マイクロレンズ10
を量産する場合には、例えば上記のような方法によって
製作したマイクロレンズアレイ8を用意し、図6(a)
に示すように、スパッタリングや蒸着等によってマイク
ロレンズアレイ8の表面全体を覆うように銀薄膜14を
形成する。ついで、この銀薄膜14を電極として電鋳法
により、銀薄膜14上にニッケルが板状になるまで堆積
させてニッケルスタンパ15を作製する。この後、ニッ
ケルスタンパ15を銀薄膜14から剥離させ、マイクロ
レンズアレイ8の表面形状を転写されたニッケルスタン
パ15を分離する。
【0033】つぎに、図6(b)に示すように、このニ
ッケルスタンパ15の型転写面に紫外線硬化型のフォト
ポリマー16を滴下し、フォトポリマー16の上から透
明で平面性の良いアクリル板やガラス板等の平滑板17
を押し付け、平滑板17の上方から紫外線を照射してフ
ォトポリマー16を硬化させた後、ニッケルスタンパ1
5及び平滑板17からフォトポリマー16を剥離する。
この後、フォトポリマー16の表面側から紫外線を十分
に照射してフォトポリマー16を完全に硬化させ、フォ
トポリマー16によって基板部9及び多数のマイクロレ
ンズ10を一体成形し、元のマイクロレンズアレイ8を
複製することができる。
【0034】なお、上記のようにx方向の幅とy方向の
高さの等しいマイクロレンズ10を用いることが特に好
ましいが、本発明の画像表示装置に用いるマイクロレン
ズ10のレンズ形状及び画素3の形状としては上記以外
にも可能である。上記のような形状のマイクロレンズ1
0に限らず、マイクロレンズ10を6角形とすることに
より、対応する矩形のマイクロレンズと比較して、レン
ズの非点収差を小さくすることができる。例えば、画素
3を正方形としてもよい。この場合には、例えば全頂角
が120°で左右の辺の長さHと他の4辺の長さKの比
が H/K≒(2√3−1)/2 のレンズ形状をもつマイクロレンズ10を用いればよ
い。あるいは、マイクロレンズ10のレンズ形状を正6
角形としてもよい。この場合には、画素3のx方向の長
さLxとy方向の長さLyとの比が Ly/Lx≒√3/2 とすればよい。このようにマイクロレンズ10のレンズ
形状を正6角形とすれば、マイクロレンズ10の等方性
が高くなるので、球面レンズにより近くなる。
【0035】また、異なる実施例としては、図示してい
ないが、マイクロレンズ10及び画素3をいずれも6角
形とし、互いに対向させるように配置してもよい。
【0036】また、上記各実施例においては、マイクロ
レンズのレンズ形状を上下及び左右に対称な形状とした
が、ほぼ隙間なく配列することができるレンズ形状であ
れば、マイクロレンズの光学的な歪があまり大きくなら
ない程度において、非対称な6角形としても差し支えな
い。
【0037】
【発明の効果】請求項1に記載の画像表示装置によれ
ば、6角形のマイクロレンズを用いることにより、正方
形や矩形のマイクロレンズに比較してレンズ中心から各
方向のレンズ外縁までの径の寸法差を小さくできるの
で、レンズ中心を通る各径方向についてレンズ面の曲率
差を小さくすることができ、非点収差を小さくできる。
しかも、隣接する画素列同志を半ピッチずつずらして並
べたデルタ配列の画素と当該マイクロレンズとを1対1
に対応させて配列することができるので、デルタ配列の
液晶表示パネル用のマイクロレンズアレイとして好適に
用いることができる。さらに、請求項1に記載の画像表
示装置にあっては、マイクロレンズのレンズ形状をなす
6角形の対向する2つの頂点の組のうち、いずれか1組
の頂点間を結ぶ線分の長さと、当該線分とほぼ直交する
方向で対向する2辺間を結ぶ線分の長さとをほぼ等しく
しているので、レンズ母材を溶融させてマイクロレンズ
を作製する場合に、マイクロレンズのレンズ形状をなす
6角形の対向する頂点の組のうち、いずれか1組の頂点
間を結ぶ方向のレンズ面曲率と、当該線分とほぼ直交す
る方向で対向する2辺間を結ぶ方向のレンズ面曲率とを
ほぼ等しくすることができ、ほぼ直交する2方向におけ
る焦点位置をほぼ一致させることができ、マイクロレン
ズの非点収差を小さくするのに有効である。
【0038】請求項2に記載の画像表示装置によれば、
請求項1に記載の画像表示装置において、前記マイクロ
レンズのレンズ形状をなす6角形の対向する2つの頂点
の組のうち、いずれか1組の頂点間を結ぶ線分の方向
と、前記画素列の列方向とをほぼ直交させているから、
隣接する画素列同志を半ピッチずつずらして並べたデル
タ配列の画素とマイクロレンズとを1対1に対応させて
配列することができる。
【0039】請求項3に記載の画像表示装置によれば、
請求項1又は2に記載の画像表示装置における前記各画
素を画素列の列方向に長い長方形としているから、6角
形マイクロレンズの対向する2つの頂点の組のうち、い
ずれか1組の頂点歓を結ぶ線分の長さと当該線分とほぼ
直交する方向で対向する2変換を結ぶ線分の長さとがほ
ぼ等しくマイクロレンズからなるマイクロレンズアレイ
や、正6角形のマイクロレンズからなるマイクロレンズ
アレイ等に対して、各マイクロレンズと各画素とを1体
1に対向させることができる。よって、レンズ面曲率の
ほぼ均一なマイクロレンズアレイを使用することができ
る。
【0040】請求項4に記載のマイクロレンズアレイに
よれば、レンズ形状が6角形のマイクロレンズを2次元
的にほぼ隙間なく配列しているから、マイクロレンズ間
のデッドスペースがほとんど無くなり、マイクロレンズ
アレイの有効開口率を1に近づけることができ、光の利
用効率を高めることができる。さらに、請求項4に記載
のマイクロレンズアレイにあっては、マイクロレンズの
レンズ形状をなす6角形の対向する2つの頂点の組のう
ち、いずれか1組の頂点間を結ぶ線分の長さと、当該線
分とほぼ直交する方向で対向する2辺間を結ぶ線分の長
さとをほぼ等しくしているので、レンズ母材を溶融させ
てマイクロレンズを作製する場合に、マイクロレンズの
レンズ形状をなす6角形の対向する頂点の組のうち、い
ずれか1組の頂点間を結ぶ方向のレンズ面曲率と、当該
線分とほぼ直交する方向で対向する2辺間を結ぶ方向の
レンズ面曲率とをほぼ等しくすることができ、ほぼ直交
する2方向における焦点位置をほぼ一致させることがで
き、マイクロレンズの非点収差を小さくするのに有効で
ある。
【0041】請求項5に記載のマイクロレンズアレイに
よれば、請求項4に記載のマイクロレンズアレイにおい
て、マイクロレンズのレンズ形状をなす6角形の対向す
る頂点の組のうち、いずれか1組の頂点間を結ぶ方向の
レンズ面曲率と、当該線分とほぼ直交する方向で対向す
る2辺間を結ぶ方向のレンズ面曲率とをほぼ等しくして
いるから、ほぼ直交する2方向における焦点位置をほぼ
一致させることができ、マイクロレンズの非点収差を小
さくするのに有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)は本発明の一実施例による画像表
示装置の構造を示す一部破断した平面図及び側面図であ
る。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】同上のマイクロレンズの形状を示す平面図、
(b)は(a)のB−B線断面図、(c)は(a)のC
−C線断面図である。
【図4】(a)(b)は同上の別なマイクロレンズの具
体的な寸法関係を説明するための図である。
【図5】(a)(b)(c)は同上のマイクロレンズア
レイの製造方法の一例を示す概略断面図である。
【図6】(a)(b)は同上のマイクロレンズアレイの
量産方法を示す断面図である。
【図7】液晶テレビプロジェクタの構成を示す概略構成
図である。
【図8】従来のマトリックス配列タイプの液晶表示パネ
ルの構成を模型的に示す平面図である。
【図9】(a)は同上の液晶表示パネルを具体的に示す
断面図、(b)は(a)のJ−J線断面図である。
【図10】従来のデルタ配列タイプの液晶表示パネルを
示す一部破断した平面図である。
【図11】同上の液晶表示パネルの画像表示時の発光部
分と影の部分を表わした図である。
【図12】液晶表示パネルの照明光及び透過光を示す説
明図である。
【図13】液晶表示パネルに円形のマイクロレンズを備
えたマイクロレンズアレイを装着した構造を示す一部破
断した斜視図である。
【図14】液晶表示パネルに矩形のマイクロレンズを備
えたマイクロレンズアレイを装着した構造を示す一部破
断した斜視図である。
【図15】矩形のマイクロレンズをデルタ配列されたマ
イクロレンズアレイを示す一部破断した平面図である。
【図16】レンズ形状が矩形のマイクロレンズアレイを
装着した液晶表示パネルの照明光及び透過光を示す説明
図である。
【図17】(a)は矩形のマイクロレンズを示す正面
図、(b)は(a)のD−D線断面図、(c)は(a)
のE−E線断面図である。
【図18】(a)は矩形のマイクロレンズの集光原理を
説明する斜視図、(b)は(a)のx1−y1平面におけ
る光束の断面形状を示す図、(c)は(a)のx2−y2
平面における光束の断面形状を示す図である。
【符号の説明】
1 画像表示装置 2 液晶表示パネル 3 画素 6 画素列 8 マイクロレンズアレイ 10 マイクロレンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 3/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の画素ピッチで複数の画素を直線的
    に配列した画素列を、隣接する画素列と列方向の画素ピ
    ッチの半ピッチずらして並べた液晶表示パネルと、 前記液晶表示パネルの各画素へ光を集光して導くマイク
    ロレンズが、各画素と1対1に対応するように複数配置
    されたマイクロレンズアレイと、を備えた液晶表示装置
    において、 前記マイクロレンズのレンズ形状を6角形とし、前記マ
    イクロレンズのレンズ形状をなす6角形の対向する2つ
    の頂点の組のうち、いずれか1組の頂点間を結ぶ線分の
    長さと、当該線分とほぼ直交する方向で対向する2辺間
    を結ぶ線分の長さとがほぼ等しいことを特徴とする画像
    表示装置。
  2. 【請求項2】 前記マイクロレンズのレンズ形状をなす
    6角形の対向する2つの頂点の組のうち、いずれか1組
    の頂点間を結ぶ線分の方向と、前記画素列の列方向とが
    ほぼ直交することを特徴とする請求項1に記載の画像表
    示装置。
  3. 【請求項3】 前記各画素は画素列の列方向に長い長方
    形であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像
    表示装置。
  4. 【請求項4】 レンズ形状が6角形であるマイクロレン
    ズを2次元的にほぼ隙間なく配列したマイクロレンズア
    レイにおいて、 前記マイクロレンズのレンズ形状をなす6角形の対向す
    る2つの頂点の組のうち、いずれか1組の頂点間を結ぶ
    線分の長さと、当該線分とほぼ直交する方向で対向する
    2辺間を結ぶ線分の長さとがほぼ等しい ことを特徴とす
    るマイクロレンズアレイ。
  5. 【請求項5】 前記マイクロレンズのレンズ形状をなす
    6角形の対向する頂点の組のうち、いずれか1組の頂点
    間を結ぶ方向のレンズ面曲率と、当該線分とほぼ直交す
    る方向で対向する2辺間を結ぶ方向のレンズ面曲率とが
    ほぼ等しいことを特徴とする請求項4に記載のマイクロ
    レンズアレイ。
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US6835535B2 (en) 2000-07-31 2004-12-28 Corning Incorporated Microlens arrays having high focusing efficiency
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