JP2000329906A - マイクロレンズアレイ基板とその製造方法 - Google Patents

マイクロレンズアレイ基板とその製造方法

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JP2000329906A
JP2000329906A JP11141468A JP14146899A JP2000329906A JP 2000329906 A JP2000329906 A JP 2000329906A JP 11141468 A JP11141468 A JP 11141468A JP 14146899 A JP14146899 A JP 14146899A JP 2000329906 A JP2000329906 A JP 2000329906A
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microlens
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microlens array
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秀人 山下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、マイクロレンズとブラックマトリクス
の間の接着層の厚さはマイクロレンズの焦点距離に重大
な影響を与えているため、非常に厳密な管理が必要であ
るにもかかわらず、その要求精度に答える製造方法がな
かった。そのため、高い歩留まりで、明るいマイクロレ
ンズアレイを製造することが難しかった。 【解決手段】 マイクロレンズの形成された透明基板と
透明基板との間に接着剤が存在するマイクロレンズアレ
イ基板において、接着剤の厚みが、マイクロレンズアレ
イ基板に形成された、曲面を有し、かつマイクロレンズ
と平面形状が異なる突起、により管理されているマイク
ロレンズアレイ基板を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロレンズア
レイ基板およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロレンズアレイは、ファインオプ
ティクスその他の分野における重要な光学素子として、
今後ますます需要が高まる事が予想されている。以下、
代表的な需要の一つである液晶プロジェクターへの応用
例について説明する。
【0003】近年、液晶プロジェクターは、デジタル画
像を多人数で容易に観覧できる装置として脚光を浴びて
いる。特にその装置の高精細化は目ざましく、VGA
(640×480ドット)からSVGA(800×60
0)そしてXGA(1024×768ドット)へと急速
に進化している。
【0004】ところが、液晶パネルの画素数を増やす
と、特にアクティブマトリックス型の液晶パネルでは配
線や薄膜トランジスタ等、画素以外の部分の占める面積
が相対的に大きくなり、これらの部分を覆うブラックマ
トリックスの面積が増大し、その結果、表示に寄与する
画素の面積が減少して表示素子の開口率が低下してしま
う。そのため、開口率の低下が生じ、画面が暗くなり、
画像品位を低下させることになる。
【0005】このような、画素数増大による開口率の低
下を防止する為に、液晶パネルの一方の面にマイクロレ
ンズアレイを形成する事が、例えば、浜田 浩、船田 文
明:(“特集:進歩が著しい液晶プロジェクター;マイ
クロレンズアレイによる液晶プロジェクターの高輝度
化”);OplusE,8月号,90−94ページ(1
993年)等で提案されている。
【0006】図2はマイクロレンズアレイ基板の従来構
造を説明する断面図である。
【0007】まず、光源から発せられた光はマイクロレ
ンズ101が形成された第1のガラス基板100を通過
し、マイクロレンズ101で集光される。さらに、第1
のガラス基板100は光学接着剤による接着層400を
介して第2のカバーガラス基板200が接着されてい
る。さらに第2のカバーガラス基板200の表面にはブ
ラックマトリクス300と呼ばれるパターニングされた
遮光性の膜が付与されている。その膜は各々のマイクロ
レンズ101の光軸付近102に開口部が設けられてい
る。
【0008】このような、マイクロレンズの製造方法と
しては、特開平7−174903号公報の4欄4行目か
ら26行目までに示されるように、感光性樹脂を透明基
板上に塗布、パターニング後、熱溶融により樹脂の表面
張力により表面を滑らかな半球面状を有する凸状の樹脂
パターンを形成し、ドライエッチングにより、その樹脂
形状をガラスをエッチングすることにより転写する方法
などがある。
【0009】その後、特開平3−248125の3ペー
ジ2欄11行目から3欄15行目に示す様に透明基板を
接着し、ブラックマトリクスを形成すべき面にCr等の
遮光性の高い膜を付与後、マイクロレンズ101とブラ
ックマトリクス300の開口部の位置が合うようにマス
クアライナー等でアライメントしてブラックマトリクス
のパターニングを行い、マイクロレンズアレイを製造し
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このようにして製造さ
れたマイクロレンズアレイ基板を使用して、液晶プロジ
ェクターを製造すると、明るいが画面内での明るさが均
一でなくムラのある画面になり、非常に視認性の悪いプ
ロジェクターになる事が大きな課題であった。
【0011】われわれは、この課題の原因をさまざまな
角度から調査した結果、マイクロレンズアレイ基板の接
着層400の厚さのばらつきに起因する事を突き止め
た。
【0012】すなわち、接着層400の厚さが変動する
ことによりマイクロレンズ101の焦点位置が変動し、
ブラックマトリクス300の開口部を通過する光束の直
径が開口部より大きくなるために部分的に光束が遮られ
て光の利用効率が低下し、暗くなるためである。
【0013】従って、接着層400の厚さを厳密に管理
する事が出来れば画面内での明るさむらの無い良好なプ
ロジェクターを製造できる。
【0014】本発明の目的は、安定した明るさを画面全
体で確保し、明るさむらの生じないマイクロレンズアレ
イ基板の構造及びその製造方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のマイクロレンズ
アレイ基板は一方の面にマイクロレンズが設けられてい
る第1の基板と、第2の基板と、を備え第1の基板と第
1の基板とが樹脂層によって固定されてなるマイクロレ
ンズアレイ基板において、第1の基板は、前記一方面の
周辺領域に、樹脂層の厚みむらを低減させるための突起
を複数有し、かつ前記突起の高さは前記マイクロレンズ
の高さより高く、かつ前記突起の表面形状が曲面であ
り、かつ前記突起の平面形状がマイクロレンズと異なる
ことを特徴としている。
【0016】すなわち、突起を形成する事により、樹脂
層の厚さを規制し、面内の分布を良くする事により、樹
脂層の厚みを正確に形成する事が出来るため、すべての
マイクロレンズの焦点位置がブラックマトリクスの開口
部付近に設定する事ができ、さらに前記マイクロレンズ
と同一の製造工程で前記突起を製造することができる。
【0017】そのため、明るさむらのない液晶プロジェ
クターを歩留まり良く安価にかつ大量に製造することが
できる。
【0018】第2の発明として、これらマイクロレンズ
アレイ基板を製造するための製造方法において、(a)
前記第1の基板となるべき第1の透明基板の一方の面に
熱変形性の感光性材料を塗布する工程と、(b)前記マ
イクロレンズを形成するためのパターンと前記突起を形
成するためのパターンとを形成する工程と、(c)前記
感光性材料を熱変形温度に加熱して、前記凸面形状に対
応した凸面形状を有するマイクロレンズと、前記凸面形
状に対応した凸面形状を有する突起と、を形成する工程
と、(d)前記マイクロレンズと前記突起の形成された
第1の透明基板と第2の透明基板とを前記突起の部分で
突き合わせた状態で樹脂により固定する工程と、を有す
る工程を特徴とすることにより、または、第3の発明と
して、これらマイクロレンズアレイ基板を製造するため
の製造方法において、(a)前記第1の基板となるべき
第1の透明基板の一方の面に熱変形性の感光性材料を塗
布する工程と、(b)前記マイクロレンズを形成するた
めのパターンと、前記突起を形成するためのパターン
と、を形成する工程と、(c)前記感光性材料を熱変形
温度に加熱して、前記凸面形状に対応した凸面形状を有
するマイクロレンズと、前記凸面形状に対応した凸面形
状を有する突起と、を形成する工程と、(d)前記一方
の面からドライエッチングを行い、前記凸面形状に対応
した凸面形状を有するマイクロレンズと、前記凸面形状
に対応した凸面形状を有する突起と、を形成する工程
と、(e)前記マイクロレンズと前記突起の形成された
第1の透明基板と第2の透明基板とを前記突起の部分で
突き合わせた状態で樹脂により固定する工程と、を有す
る工程を特徴とすることにより、通常のプロセスと工程
が変わらずに、フォトマスクの変更のみで品質及び歩留
まりを飛躍的に向上させる事が出来る。
【0019】本発明の第4の発明は第1の透明基板と第
2の透明基板とを固定するための樹脂が紫外線硬化樹脂
が特徴であり、この特徴により、接着剤の硬化時に極端
な膨張や収縮が起こらずに樹脂層厚さが厳格に管理され
たマイクロレンズアレイ基板を歩留まり良く製造でき
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に発明の実施の形態を図面を
用いて、詳細に説明する。
【0021】(実施例1)図1は本発明の第1のマイク
ロレンズアレイ基板の構造を説明する図である。
【0022】ガラス基板100の中央付近にはマイクロ
レンズ101が所定の画素数だけアレイ状に配列されて
いる。
【0023】その周囲に、本発明の突起500が形成さ
れている。この突起の高さにより、この上に接着される
カバーガラス基板200との間隔を規定し、ガラス基板
100及びカバーガラス基板200がたわんだり、傾い
たりするのを防止するのである。
【0024】この突起の高さは接着層の厚みと一致する
ように製造される。そして、この突起はマイクロレンズ
が存在しない部分であれば何処に配置しても良い。
【0025】またその個数については4個程度が望まし
いが、ガラス基板100またはカバーガラス基板200
が薄くたわみやすい場合は、これ以上に個数を増やして
も良い。
【0026】この様な構造のマイクロレンズアレイ基板
を製造した結果、従来接着時に多発していた接着層の厚
みのばらつきやガラス基板のそり・たわみによる不良が
全く無くなり、歩留まりが飛躍的に改善された。
【0027】(実施例2)次に、本発明のマイクロレン
ズアレイ基板の製造方法について詳細に説明する。
【0028】図3は本発明のマイクロレンズアレイの製
造方法を説明する断面図である。
【0029】この図に従って、画素サイズ18μm角で
横1024個、縦768個の行列配置されたマイクロレ
ンズアレイ基板の製造方法を詳細に渡って説明する。
【0030】まず、ガラス基板100を洗浄し、マイク
ロレンズアレイを形成する面にレジストをスピンコート
する。本実施例ではレジストにクラリアントジャパン社
製AZP4400を使用し、膜厚を4.6μmにした。
もちろん、他のポジレジストやネガレジストを使用して
も一向に差し支えない。
【0031】次に、このポジレジストをクリーンオーブ
ン内でプレベークした後、露光機を用いてレジストレン
ズパターン10とレジスト突起パターン11の露光を行
う。
【0032】そして、このガラス基板100を現像し、
図3(b)に示すようなレジストレンズパターン10と
レジスト突起パターン11を形成する。本実施例ではレ
ジストレンズパターン10を底面が直径16μmの円柱
に、レジスト突起パターン11を底面が直径50μmの
円柱にした。
【0033】次に、このレジストを180〜130℃の
温度範囲に加熱したクリーンオーブン内でポストベーク
した。
【0034】この温度範囲ではレジストレンズパターン
10およびレジスト突起パターン11は図3(c)に示
すように、表面張力によりレジストレンズパターン20
およびレジスト突起パターン21のごとく滑らかな凸面
形状になる。
【0035】本実施例では、レジストレンズパターン2
0の底面から最頂部までの高さは6.4μmに、レジス
ト突起パターン21の底面から最頂部までの高さは7.
3μmになった。また、本実施例ではポストベークにク
リーンオーブンを使用しているがホットプレートを用い
ても良い。
【0036】次に、このガラス基板100上に形成した
レジストレンズパターン20とレジスト突起パターン2
1をマスクとして、所望接着層厚さの分だけドライエッ
チングを行う事により、レジストレンズパターン20お
よびレジスト突起パターン21とガラス基板100の一
部を除去し、ガラス基板100上にレジストレンズパタ
ーン20およびレジスト突起パターン21の形状を転写
する事により、マイクロレンズ101および突起500
をガラス基板100上に図3(d)のごとく形成する。
【0037】ドライエッチングに使用するガスとしては
CHFを用いた。このガスはガラスをドライエッチン
グする際に側壁に保護膜を形成しながらエッチングする
のでレジストパターンの垂直転写性が良く、このような
エッチングのガスには好適である。
【0038】本実施例では、CHFを使用している
が、CF、C、C等に代表されるCF系
ガス、または、それらを含む混合ガスを使用してもなん
ら差し支えない。
【0039】そして、ガス流量を50sccm、圧力を
50mTorr、RF出力を400Wにする事により、
ガラスのエッチングレートを毎分0.40μm、レジス
トとガラスのエッチングレートの比が1.1:1という
結果を得た。
【0040】上記条件により、20分間ガラス基板10
0をエッチングし、レジストレンズパターン20および
レジスト突起パターン21の形状をガラス基板上に転写
した。すると、高さ7.0μm、レンズの曲率半径8.
1μmの凸状のマイクロレンズ101、および、高さ
8.0μmの突起500がガラス基板100上に形成で
きた。
【0041】このガラス基板100のマイクロレンズ1
01の形成した面に光学接着剤400を気泡なく塗布
し、カバーガラス基板200を図3(e)の様に接合す
る。
【0042】この時、カバーガラス基板200に均一な
圧力をかける事により突起500とカバーガラス基板2
00が密着し、接着層厚さがより厳格に管理される。
【0043】本実施例では紫外線硬化型光学接着剤を用
いたため、この後、接着部に紫外線を照射し、接着層を
硬化させた。
【0044】最後に、カバーガラス基板200の接着さ
れていない面に遮光性の膜をスパッター法により付与
し、開口部をフォトリソ・エッチング技術を応用して形
成した後、所望形状にカットして、一連のマイクロレン
ズアレイ基板の製造は終了する。
【0045】このようにして製造されたマイクロレンズ
アレイ基板とTFT基板を対向させて貼りあわせ、その
貼りあわせた隙間に液晶を注入して、ライトバルブを組
み立てた。
【0046】その後、配線を施して、液晶プロジェクタ
ーに組み込み投射評価を行った。
【0047】その結果、一様に明るく、明るさむらのな
い鮮やかな映像が投射された。
【0048】さらに200枚のガラス基板を流動し、5
000個のマイクロレンズアレイ基板を大量に製造して
みると、接着層の厚さのばらつきは無視出来る程小さく
なり、これに伴いマイクロレンズの焦点距離のばらつき
もほとんど無くなった。
【0049】以上説明したように本発明によりシミュレ
ーション結果と同等の明るさを持つ液晶プロジェクター
を容易にかつ歩留まり良く製造できる。
【0050】(実施例3)さらに、本発明のマイクロレ
ンズアレイ基板の製造方法について詳細に説明する。
【0051】図4は本発明のマイクロレンズアレイの製
造方法を説明する断面図である。
【0052】この図に従って、画素サイズ26μm角で
横1024個、縦768個の行列配置されたマイクロレ
ンズアレイ基板の製造方法を詳細に渡って説明する。
【0053】まず、ガラス基板100を洗浄し、マイク
ロレンズアレイを形成する面にレジストをスピンコート
する。本実施例ではレジストにJSR社製MFR−33
5−1を使用し、膜厚を8.0μmにした。もちろん、
他のレジストや感光性材料を使用しても一向に差し支え
ない。
【0054】次に、このレジストをクリーンオーブン内
でプレベークした後、露光機を用いてレジストレンズパ
ターン10とレジスト突起パターン11の露光を行う。
【0055】そして、このガラス基板100を現像し、
図4の(b)に示すようなレジストレンズパターン10
とレジスト突起パターン11を形成する。本実施例では
レジストレンズパターン10を底面が直径24μmの円
柱に、レジスト突起パターン11を底面が一辺100μ
mの四角柱にした。
【0056】このレジストを180〜110℃の温度範
囲に加熱したクリーンオーブン内でポストベークした。
【0057】この温度範囲ではレジストレンズパターン
10およびレジスト突起パターン11は図4(c)に示
すように、表面張力によりマイクロレンズ101および
突起500のごとく滑らかな凸面形状になる。
【0058】本実施例では、レジストレンズパターン2
0の底面から最頂部までの高さは8.0μmに、レジス
ト突起パターン21の底面から最頂部までの高さは1
2.0μmになった。また、本実施例ではポストベーク
にクリーンオーブンを使用しているがホットプレートを
用いても良い。
【0059】このガラス基板100のマイクロレンズ1
01の形成した面に光学接着剤400を気泡なく塗布
し、カバーガラス基板200を図4(d)のように接合
する。
【0060】この時、カバーガラス基板200に均一な
圧力をかける事により突起500とカバーガラス基板2
00が密着し、接着層厚さがより厳格に管理される。
【0061】本実施例では紫外線硬化型光学接着剤を用
いたため、この後、接着部に紫外線を照射し、接着層を
硬化させた。
【0062】最後に、カバーガラス基板200の接着さ
れていない面に遮光性の膜をスパッター法により付与
し、開口部をフォトリソ工程及びエッチング工程により
形成した後、所望形状にカットして、一連のマイクロレ
ンズアレイ基板の製造は終了する。
【0063】このようにして製造されたマイクロレンズ
アレイ基板と実施例2と同様にTFT基板を対向させて
貼りあわせ、液晶プロジェクターに組み込み投射評価を
行った。
【0064】その結果、一様に明るく、明るさむらのな
い鮮やかな映像が投射された。
【0065】さらに1000枚のガラス基板を流動し、
15000個のマイクロレンズアレイ基板を大量に製造
してみると、接着層の厚さのばらつきは無視出来る程小
さくなり、これに伴いマイクロレンズの焦点距離のばら
つきもほとんど無くなった。
【0066】以上説明したように本発明によりシミュレ
ーション結果と同等の明るさを持つ液晶プロジェクター
を容易にかつ歩留まり良く製造できる。
【0067】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、マ
イクロレンズとブラックマトリクスの基板を接着してい
る接着剤の層厚さが厳格に管理されるため、接着層厚み
の変動によって生ずる焦点距離の変動や、ガラス基板の
そり・たわみが無視できる程小さくなる。したがって、
明るさむらの無い、非常に安定した明るさが得られるマ
イクロレンズ基板を容易に大量製造する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1のマイクロレンズアレイ基
板の構造を説明する図である。
【図2】図2はマイクロレンズアレイ基板の従来構造を
説明する断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例によるマイクロレンズア
レイ基板の製造方法を説明する断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例によるマイクロレンズア
レイ基板の製造方法を説明する断面図である。
【符号の説明】
10 レジストレンズパターン(熱ダレ前) 11 レジスト突起パターン(熱ダレ前) 20 レジストレンズパターン 21 レジスト突起パターン 100 ガラス基板 101 マイクロレンズ 200 カバーガラス基板 300 ブラックマトリクス 400 接着層 500 突起

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面にマイクロレンズが設けられて
    いる第1の基板と、第2の基板とを備え、第1の基板と
    第2の基板とが樹脂層によって固定されてなるマイクロ
    レンズアレイ基板において、 第1の基板は前記一方面の周辺領域に前記マイクロレン
    ズの高さより高い複数の突起を有してなることを特徴と
    するマイクロレンズアレイ基板。
  2. 【請求項2】 前記突起は表面形状が曲面であり、かつ
    前記突起の平面形状が前記マイクロレンズと異なること
    を特徴とする請求項1に記載のマイクロレンズアレイ基
    板。
  3. 【請求項3】 マイクロレンズが形成された第1の基板
    と、第2の基板と、前記第1の基板と第2の基板とが樹
    脂層によって固定されてなるマイクロレンズアレイ基板
    を製造するための製造方法において、前記第1の基板の
    一方の面に熱変形性の感光性材料を塗布する工程と、前
    記マイクロレンズを形成するためのパターンと前記突起
    を形成するためのパターンとを形成する工程と、前記感
    光性材料を熱変形温度に加熱して、凸面形状を有するマ
    イクロレンズと、前記マイクロレンズの凸面形状とは異
    なる形状を有する突起と、を形成する工程と、前記マイ
    クロレンズと前記突起の形成された第1の基板と第2の
    基板とを前記突起の部分で突き合わせた状態で樹脂によ
    り固定する工程と、を少なくとも有することを特徴とす
    るマイクロレンズアレイ基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 マイクロレンズが形成されてなる第1の
    基板と第2の基板との間に樹脂層が形成されてなるマイ
    クロレンズアレイ基板を製造するための製造方法におい
    て、前記第1の基板の一方の面に熱変形性の感光性材料
    を塗布する工程と、前記マイクロレンズを形成するため
    のパターンと、前記突起を形成するためのパターンと、
    を形成する工程と、前記感光性材料を熱変形温度に加熱
    して、凸面形状を有するマイクロレンズと前記マイクロ
    レンズの凸面形状とは異なる凸面形状を有する突起とを
    形成するためのパターンに前記感光性材料を加工する工
    程と、前記一方の面からドライエッチングを行い、前記
    凸面形状に対応した凸面形状を有するマイクロレンズ
    と、前記凸面形状に対応した凸面形状を有する突起と、
    を形成する工程と、前記マイクロレンズと前記突起の形
    成された第1の基板と第2の基板とを前記突起の部分で
    突き合わせた状態で樹脂により固定する工程と、を少な
    くとも有することを特徴とするマイクロレンズアレイ基
    板の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかにおいて、前
    記樹脂層が紫外線硬化樹脂である事を特徴とするマイク
    ロレンズアレイ基板もしくはマイクロレンズアレイ基板
    の製造方法。
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