JPH06229702A - メジャーリングロールの摩耗による測定誤差の補正方法 - Google Patents

メジャーリングロールの摩耗による測定誤差の補正方法

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Publication number
JPH06229702A
JPH06229702A JP3486293A JP3486293A JPH06229702A JP H06229702 A JPH06229702 A JP H06229702A JP 3486293 A JP3486293 A JP 3486293A JP 3486293 A JP3486293 A JP 3486293A JP H06229702 A JPH06229702 A JP H06229702A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
length
pulses
cutting
detector
measuring roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3486293A
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English (en)
Inventor
Tadayasu Kawamura
忠康 河村
Yasuhiro Kawasaki
康浩 川崎
Hiromi Futaki
弘美 二木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06229702A publication Critical patent/JPH06229702A/ja
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 鋳片1を搬送ロール上に載置し、その長さ方
向に移動させつつメジャーリングロール2で長さを測定
して目標長さに切断する方法において、切断装置6の下
流に鋳片1の先端通過を検知するための検出器5を設
け、メジャーリングロール2と検出器5間の任意の位置
から検出器5までの距離lと、鋳片1先端がその距離l
を通過する間にパルス発信器3から発信されるパルス数
とから鋳片単位長さ当たりのパルス数を求め、このパル
ス数に基づいて目標切断長に切断する。それ以後の任意
の切断時に前記した同じ方法で鋳片単位長さ当たりのパ
ルス数を求め、先に求めたパルス数を補正して目標切断
長さを求めて切断する。 【効果】 人為的な測定誤差を含ず、高精度なメジャー
リングロールによる測長値の補正が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メジャーリングロール
を用いて被測定物の長さを計測する場合における摩耗に
よる測定誤差の補正方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば連続鋳造設備における連続鋳造鋳
片の切断装置では、連続鋳造鋳片の切断長さをメジャー
リングロールを用いて計測している。しかしながら、メ
ジャーリングロールによる測長は、連続鋳造鋳片にメジ
ャーリングロールが接触して回転するその回転数に基づ
いて行うものであるので、ロールの摩耗による測長値の
誤差発生は避けられない。そこで、従来は、定期的にメ
ジャーリングロールの計測値と、切断後の連続鋳造鋳片
の実測値とを比較し、メジャーリングロールの計測値を
補正して以後の測定値にフィードバックしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の方法では、次の補正後のフィードバックまでの
間、誤差をもったままで測長することになるので、測長
精度が悪く歩留り悪化の原因となっていた。また、補正
時の基準長さである実測値は測定者による誤差を含むの
で、補正直後の測長値でも誤差を有する場合もある。
【0004】本発明は上記したような従来の補正方法に
あった問題点に鑑みてなされたものであり、補正値を現
在測定中の被測定物にフィードバック可能とするととも
に、人為的な測定誤差を含まない高精度なメジャーリン
グロールの摩耗による測定誤差の補正方法を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明のメジャーリングロールの摩耗による測
定誤差の補正方法は、長尺の被切断物を搬送ロール上に
載置し、その長さ方向に移動させつつメジャーリングロ
ールで長さを測定して目標長さに切断する方法におい
て、切断装置の下流に被切断物の先端通過を検知するた
めの検出器を設け、メジャーリングロールと検出器間の
任意の位置から検出器までの距離lと、被切断物先端が
その距離lを通過する間にパルス発信器から発信される
パルス数とから被切断物単位長さ当たりのパルス数を求
め、このパルス数に基づいて目標切断長に切断し、それ
以後の任意の切断時に前記した同じ方法で被切断物単位
長さ当たりのパルス数を求め、先に求めたパルス数を補
正して目標切断長さを求めて切断することとしているの
である。
【0006】
【実施例】以下、本発明のメジャーリングロールの摩耗
による測定誤差の補正方法を、添付図面に示す1実施例
に基づいて説明する。図1は連続鋳造設備の連続鋳造鋳
片切断時に適用した場合における本発明の補正方法を実
施する装置の概略構成の1例を示す図である。
【0007】図1において、1は被測定物である切断し
ようとする連続鋳造鋳片(以下、単に「鋳片」とい
う)、2はこの鋳片1の切断長さを測長するメジャーリ
ングロールであり、このメジャーリングロール2の回転
数に基づいてパルス発振器3では、その回転数に応じた
パルスを演算器4に出力する。
【0008】5は前記鋳片1の先端を検出し、その信号
を前記した演算器4に出力する例えば非接触型の検出器
であり、この検出器5と切断装置6との距離lは、鋳片
1の最短切断設定値Lよりも短くなるような位置であ
る。
【0009】上記したような構成の測長装置において、
仮に、メジャーリングロール2の外周長さをx(m
m)、パルス発振器3の分解能をn(パルス/R)、切
断装置6から検出器5までの距離をl(mm)、鋳片1
の切断設定値をL(mm)とすると、l(mm)<L
(mm)でなければならない。
【0010】そして、鋳片1の先端が切断装置6から検
出器5まで移動する間におけるメジャーリングロール2
の回転数に基づくパルス発振器3からの発振パルス数を
N(パルス)とすると、この発振パルス数Nはメジャー
リングロール2の摩耗の度合いによって逐次変化する。
【0011】従って、切断装置6から検出器5までの距
離lを上記した発振パルス数Nで割ると1パルス当たり
の距離A(mm/パルス)が求められる。そして、この
1パルス当たりの距離Aは、メジャーリングロール2の
摩耗が大きくなる程小さくなる。
【0012】よって、かかる1パルス当たりの距離A
で、鋳片1の切断設定値Lを割ると、切断設定値に最適
なパルス数が求められるので、メジャーリングロール2
の回転数に基づくパルス発振器3からの発振パルス数が
前記した最適なパルス数を発振した時に、切断装置6を
作動させれば、鋳片1を予め設定してある切断設定値L
に切断できることになる。それ以後切断を続行し、メジ
ャーリングロール2が摩耗して1パルス当たりの長さが
変化したと思われる時点で、前記した同様の方法で1パ
ルス当たりの長さを求め、以後の切断はこの新しいパル
ス数に基づいて目標切断長さを決定し、メジャーリング
ロールの摩耗による誤差をなくする。本発明の補正方法
では、以上の演算を演算器4で行い、切断開始信号を切
断装置6に出力するのである。
【0013】なお、この場合、メジャーリングロール2
のスリップを考慮して、パルス数Nが、前回の測長時の
パルス数Nより小さな値の場合には、前回のパルス数と
同じ値の時に切断を開始する等の配慮を行う。
【0014】次に、以上の本発明補正方法を製鉄所にお
ける連続鋳造設備の鋳片切断プロセスに適用した場合の
例を示す。本発明補正方法を適用した連続鋳造設備の鋳
片切断プロセスは、切断装置6の移動範囲は2000m
m、切断装置6から検出器5までの距離lは3800m
m、鋳片1の最短切断設定値Lは4000mmとして行
った。
【0015】上記した鋳片切断プロセスで、本発明補正
方法を適用して長さ4000mmの鋳片を6375本切
断する毎に補正を行い、12750本切断後、50本抜
き取って全長を実測した結果、平均長さは4005mm
であった。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明補正方法で
は、補正値を現在測定中の被測定物にフィードバックす
るとともに、人為的な測定誤差を含まないので、高精度
なメジャーリングロールによる測長値が得られる。従っ
て、本発明補正方法を適用することで製品の歩留りが向
上する等の効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】連続鋳造設備の連続鋳造鋳片切断時に適用した
場合における本発明の補正方法を実施する装置の概略構
成の1例を示す図である。
【符号の説明】
1 鋳片 2 メジャーリングロール 3 パルス発振器 4 演算器 5 検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の被切断物を搬送ロール上に載置
    し、その長さ方向に移動させつつメジャーリングロール
    で長さを測定して目標長さに切断する方法において、切
    断装置の下流に被切断物の先端通過を検知するための検
    出器を設け、メジャーリングロールと検出器間の任意の
    位置から検出器までの距離lと、被切断物先端がその距
    離lを通過する間にパルス発信器から発信されるパルス
    数とから被切断物単位長さ当たりのパルス数を求め、こ
    のパルス数に基づいて目標切断長に切断し、それ以後の
    任意の切断時に前記した同じ方法で被切断物単位長さ当
    たりのパルス数を求め、先に求めたパルス数を補正して
    目標切断長さを求めて切断することを特徴とするメジャ
    ーリングロールの摩耗による測定誤差の補正方法。
JP3486293A 1993-01-29 1993-01-29 メジャーリングロールの摩耗による測定誤差の補正方法 Pending JPH06229702A (ja)

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JPH06229702A true JPH06229702A (ja) 1994-08-19

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ID=12425985

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JP3486293A Pending JPH06229702A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 メジャーリングロールの摩耗による測定誤差の補正方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100951263B1 (ko) * 2003-04-10 2010-04-02 주식회사 포스코 빌레트의 길이 자동측정방법

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