JPH06229572A - 床暖房装置 - Google Patents

床暖房装置

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Publication number
JPH06229572A
JPH06229572A JP3951993A JP3951993A JPH06229572A JP H06229572 A JPH06229572 A JP H06229572A JP 3951993 A JP3951993 A JP 3951993A JP 3951993 A JP3951993 A JP 3951993A JP H06229572 A JPH06229572 A JP H06229572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
heat
sewage
floor
double
Prior art date
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Pending
Application number
JP3951993A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Taga
和夫 多賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
Priority to JP3951993A priority Critical patent/JPH06229572A/ja
Publication of JPH06229572A publication Critical patent/JPH06229572A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 北海道等の寒冷地で屋外に設けられる電話ボ
ックス等の床暖房を低コストで安全に行うことにある。 【構成】 ヒートパイプ5の一端を電話ボックス1の床
3に配置し、ヒートパイプ5の他端を地下に埋設された
下水管17に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば寒冷地の電話ボ
ックス等の暖房を、下水の熱を利用して行う床暖房装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】寒冷地、例えば北海道等では屋外に設置
される電話ボックス等では寒さが厳しく、電話ボックス
内の人はじっとしていられず十分に電話をかけられない
ということがある。同様にバス停の建屋や公衆トイレ等
の他の施設でも寒さが厳しすぎて、人が十分にその機能
を利用できないということがある。
【0003】これに対して、地域ごとに設けられる公民
館、団地内の敷地等に設けられる集会所等の建屋では、
一般にストーブによる暖房が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電話ボ
ックス、バス停、公衆トイレ等の小型の公共施設では、
床暖房を行なわないのが普通であり、仮に床暖房するに
しても、従来行われていた暖房では、熱源を得るための
燃料費がかかり、コストが高くついてしまうという問題
がある。
【0005】本発明は、以上の問題点を解決するために
成されたもので、燃料費がかからずに、低コストで床暖
房を実現できる床暖房装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、建屋の床にヒートパイプの一端を配置
し、ヒートパイプの他端を地下に埋設された下水管に接
続することを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、従来は地中に捨てられていた
下水の熱が、ヒートパイプを通じて、有効利用されて、
効率良く建屋の床が暖められる。
【0008】
【実施例】以下、本発明による床暖房装置の一実施例を
図面を参照して説明する。
【0009】図1において、本実施例が適用される建屋
は、屋外に配置された電話ボックス1である。この電話
ボックス1の床3を兼ねるコンクリート(床スラグ)に
は、ヒートパイプ5の一端が水平に埋設されており、こ
の水平なヒートパイプ5の管5aの先端には、図2に示
すように、ヘッダ7が接続されている。
【0010】ヒートパイプ5は、図1に示すように、床
3の端で90度に屈曲し、地中9へ向う。この地中9に
おける部分のヒートパイプ5は、図3に示すように、夫
々の管5aが断熱材11によって被われ一体化されてい
る。断熱材11は中央の発泡ウレタン13及び周囲の発
泡ウレタン硬質ホーム15からなっている。これによれ
ば、複数のヒートパイプ5の管5aが一体化されて強度
を上げると共に、地中9への熱の放出が防止されてい
る。
【0011】ヒートパイプ5の他端は下水管17に接続
されている。この接続が行われる下水管18の部分は、
二重管19になっており、図1に示すように、二重管1
9の間の空間にはヒートパイプ5の作動液21が封入さ
れている。
【0012】この二重管19には、ヒートパイプ5の複
数の管5aの他端がつながれ、よって、管5a内を作動
液が通るようになっている。
【0013】二重管19の内側の下水管18は、熱伝導
性に優れる材料で造ることが望ましいし、外側の管19
は断熱性の高い材料で造ることが望ましい。二重管19
の両端にはフランジ23が設けられ、このフランジ23
は、既に敷設されている通常の下水管17のフランジ2
5に対しボルト27により接続される。
【0014】この二重管19と複数の管5aとヘッダ7
とをつないで、複数の管5aの途中を断熱材11により
覆ったものが、いわゆるヒートパイプ5を構成してお
り、このヒートパイプ5は、くの字に屈曲された状態
で、1つのユニットとして工場から出荷される。なお、
ヒートパイプ5の地中部分の一部を伸縮自在な構造とし
たり、或いは管5aと二重管19との接続部分を上下に
移動できるような構造とすることは望ましい。これによ
れば、ヒートパイプ5の上下方向の寸法を微調整できる
ので、現場での据付が容易になる。
【0015】以下、本実施例の作用について説明する。
【0016】本実施例の床暖房装置は一つのユニットと
して工場で製造されトラック等により運搬され、現場に
おいてボルト27により下水管17と接続される。この
際、下水管17は一時的に切断され、その切断部分に、
上記のフランジ23に接続されるフランジ25が取付け
られる。そうしておいてから、ヒートパイプ5の水平部
分が電話ボックス1の床3に埋め込まれる。
【0017】下水管17内の下水の温度は例えば10℃
前後であり、0.1m/s 以上の流速を有している。これ
によれば、十分な熱量によって二重管19内の作動液2
1が暖められて気化される。この気化した作動液21は
地中9の複数の管5a内を上昇する。この時、断熱材1
1の働きにより作動液21が地中の冷温により冷却され
ることが防止される。
【0018】ヒートパイプ5の水平部分にまで上昇した
作動液21は床3に熱を与え、液化する。この液化した
作動液21は自重により逆流して、図1中において右方
向に流れる。この逆流が容易に起きるように、水平部分
はあらかじめ傾斜しておくことが望ましい。そして、作
動液21はふたたび二重管19内へ戻る。
【0019】これによれば、従来は地中に捨てられてい
た下水の熱が、ヒートパイプ5の作動液21の作用によ
り、吸熱されて電話ボックス1の床3に伝えるので、燃
料費を要することなく、床3を暖房することができる。
また、ストーブや電気により暖房を行う時に比べ極めて
安全である。この時の暖房の温度は、常に10℃前後
(下水の温度)に維持されるので、装置を運転するため
の特別な制御装置などを必要とせず、もちろん人件費も
必要ない。
【0020】以上の実施例において建屋は電話ボックス
1であったが、他の実施例では、建屋はバス停、公衆ト
イレ等のように他の公共施設であってもよい。また、公
民館や集会所等のような大型の公共の建屋であってもよ
い。
【0021】また、図1では、下水管17の全周に二重
管19を配置した例を示したが、図4に示すように、下
水管17の上半部に管5aにつながる半円弧状のヘッダ
25を跨座し、そのヘッダ25に作動液21を滞留させ
るようにしてもよい。あるいは片側の側面だけに設ける
ことももちろん可能である。また、ヘッダ25と下水管
17とを一体にしておいて、上記実施例のように、その
一体物を下水管にフランジ結合するようにしてもよい。
【0022】更に、図1では、ヒートパイプ5の下水管
17への接続は、二重管19を介して行うものであった
が、図5に示すように、ヒートパイプ5の他端を単に下
水管17の周囲に巻き付けるようにしてもよい。これら
の構造であれば、下水を一時的に止めて、下水管を切断
し埋設する必要がなく、既設の下水管に接触させるだけ
の工事でよい。
【0023】この巻き付けられた部分の外側には、断熱
材11が延設される。この巻き付けられた状態は、例え
ば接着材等で維持され得る。あるいは帯状の材料で下水
管17に縛り付けることも可能である。
【0024】以上の実施例では、複数本の管5aを用い
てヒートパイプ5を形成しているが、これら管5aの代
りに、いわゆるロールボンド製法により製造された、平
面パネル状のロールボンドパネルを用いて、その内部に
作動液を封入することにより、ヒートパイプを形成する
ようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の床暖房装
置によれば、従来は地中に捨てられていた下水の熱を利
用することができるので、燃料費がかからず、ヒートパ
イプを作動させるための下水の熱は、自動的に効率良く
建屋の床を暖めるので、装置を運転するための制御装置
は不必要になり、低コスト化が図れ、しかもストーブや
電気暖房などに比べて安全性の高いものになる等の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図2のII−II断面図である。
【図4】(A)は他の実施例を示す要部正面図であり、
(B)はその側面図である。
【図5】更に、別の実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 電話ボックス 3 床 5 ヒートパイプ 11 断熱材 17 下水管 18 下水管 19 二重管 23、25 フランジ 27 ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建屋の床にヒートパイプの一端を配置
    し、ヒートパイプの他端を地下に埋設された下水管に接
    続したことを特徴とする床暖房装置。
JP3951993A 1993-02-03 1993-02-03 床暖房装置 Pending JPH06229572A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3951993A JPH06229572A (ja) 1993-02-03 1993-02-03 床暖房装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3951993A JPH06229572A (ja) 1993-02-03 1993-02-03 床暖房装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06229572A true JPH06229572A (ja) 1994-08-16

Family

ID=12555297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3951993A Pending JPH06229572A (ja) 1993-02-03 1993-02-03 床暖房装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06229572A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000000475A1 (en) * 1998-06-30 2000-01-06 Du Pont Pharmaceuticals Company Substituted quinolin-2(1h)-ones useful as hiv reverse transcriptase inhibitors

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000000475A1 (en) * 1998-06-30 2000-01-06 Du Pont Pharmaceuticals Company Substituted quinolin-2(1h)-ones useful as hiv reverse transcriptase inhibitors

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