JPH0244967B2 - Haisuishoriso - Google Patents
HaisuishorisoInfo
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- JPH0244967B2 JPH0244967B2 JP15049882A JP15049882A JPH0244967B2 JP H0244967 B2 JPH0244967 B2 JP H0244967B2 JP 15049882 A JP15049882 A JP 15049882A JP 15049882 A JP15049882 A JP 15049882A JP H0244967 B2 JPH0244967 B2 JP H0244967B2
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- wall
- treatment tank
- flange
- wastewater treatment
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Links
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Landscapes
- Removal Of Floating Material (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、建造物の床に設置される排水処理槽
に関する。
に関する。
(従来の技術)
雑排水処理槽或いはグリーストラツプと称され
る阻集器としての排水処理槽は、飲食店舗等の厨
房に設けられ、厨房の排水を1個所に集合させて
排水中の残渣及び油を取り除くものとして広く用
いられている。
る阻集器としての排水処理槽は、飲食店舗等の厨
房に設けられ、厨房の排水を1個所に集合させて
排水中の残渣及び油を取り除くものとして広く用
いられている。
これらの排水処理槽は、厨房が建造物の1階に
存する場合は地中に埋設され或いは床上に載設さ
れるものであるが、近年の建造物高層化に伴ない
飲食店舗が地下中間階或いは地上2階以上の中間
階に存する場合は、床下に吊持状に設置されるよ
う望む要求が強い。
存する場合は地中に埋設され或いは床上に載設さ
れるものであるが、近年の建造物高層化に伴ない
飲食店舗が地下中間階或いは地上2階以上の中間
階に存する場合は、床下に吊持状に設置されるよ
う望む要求が強い。
然し乍ら一方に於いて、これら建造物には火災
時の延焼を防止する旨の建築基準法の適用があ
り、延焼可能個所を耐火構造によつて囲繞しなけ
ればならない。建造物の床部分にあつては、例え
ば下階が火災を起こして1000℃以上の高温であつ
ても、床上の上階は260℃以下で2時間以上維持
される耐火構造でなければならない。またこの場
合、下階の柱その他が転倒して床部分を破損する
ものでなく、しかもこれにより上階に熱が伝導さ
れないよう遮熱性及び耐強度性が考慮されなけれ
ばならない。
時の延焼を防止する旨の建築基準法の適用があ
り、延焼可能個所を耐火構造によつて囲繞しなけ
ればならない。建造物の床部分にあつては、例え
ば下階が火災を起こして1000℃以上の高温であつ
ても、床上の上階は260℃以下で2時間以上維持
される耐火構造でなければならない。またこの場
合、下階の柱その他が転倒して床部分を破損する
ものでなく、しかもこれにより上階に熱が伝導さ
れないよう遮熱性及び耐強度性が考慮されなけれ
ばならない。
而して床下に吊持される排水処理槽にあつて
も、これ自体が床の構成部分として、上記耐火構
造であること、遮熱性及び耐強度性を満足しなけ
ればならないと類推される。
も、これ自体が床の構成部分として、上記耐火構
造であること、遮熱性及び耐強度性を満足しなけ
ればならないと類推される。
(発明が解決しようとする課題)
ところで、従来より排水処理槽は各種提供さ
れ、その設置方法も種々行われている処である
が、これら従来例或いはこれから推認されるもの
では次の如き欠点があり、上記条件を満足し得な
い。
れ、その設置方法も種々行われている処である
が、これら従来例或いはこれから推認されるもの
では次の如き欠点があり、上記条件を満足し得な
い。
即ち第1図Aに示す排水処理槽1は、FRPを
素材として建造物の床2に吊持され、床2の側溝
3より流入する排水を槽1内に滞留した後、排水
管4を介して排水するものである。然るに、この
例では排水処理槽1は下階の火炎に際し燃焼して
しまい、炎が側溝3より上階に上昇する。尚、5
は排水処理槽1の上部開口を施蓋する蓋体であ
る。
素材として建造物の床2に吊持され、床2の側溝
3より流入する排水を槽1内に滞留した後、排水
管4を介して排水するものである。然るに、この
例では排水処理槽1は下階の火炎に際し燃焼して
しまい、炎が側溝3より上階に上昇する。尚、5
は排水処理槽1の上部開口を施蓋する蓋体であ
る。
第1図Bに示す排水処理槽1は、ステンレス板
又は鉄板を素材とする。この例では排水処理槽1
は燃焼しないが、熱伝導が良好で高熱化してしま
い、上階に燃え易い物があれば引火する。
又は鉄板を素材とする。この例では排水処理槽1
は燃焼しないが、熱伝導が良好で高熱化してしま
い、上階に燃え易い物があれば引火する。
また第1図Cに示す排水処理槽1は、FRP又
はステンレス板若しくは鉄板を素材とし、外壁面
に不燃材を吹付け耐火層6を設ける。その例では
耐火層6により不燃性及び遮熱性はある程度満足
できるが、前記と同様にステンレス板又は鉄板が
高熱化して引火のおそれがあり、また現場施工に
よる前記吹付け管理が困難であり、耐火層6の肉
厚にむらを生じ、或いは施工後これが剥離する問
題があり、この場合所期目的を達成できない。
はステンレス板若しくは鉄板を素材とし、外壁面
に不燃材を吹付け耐火層6を設ける。その例では
耐火層6により不燃性及び遮熱性はある程度満足
できるが、前記と同様にステンレス板又は鉄板が
高熱化して引火のおそれがあり、また現場施工に
よる前記吹付け管理が困難であり、耐火層6の肉
厚にむらを生じ、或いは施工後これが剥離する問
題があり、この場合所期目的を達成できない。
本発明者は、これら従来推認し得る構造を根本
的に改変し、処理槽本体の外周に断熱材を設け、
更に断熱材の外周に外壁を設けて、設置前に3重
構造にしておくことが、火災延焼及び施工に最も
有利であることを知見した。また、外壁にフラン
ジを形成し、処理槽本体のフランジに固着してお
くことが、処理槽本体に対する外壁の固定に有利
であることを発見した。
的に改変し、処理槽本体の外周に断熱材を設け、
更に断熱材の外周に外壁を設けて、設置前に3重
構造にしておくことが、火災延焼及び施工に最も
有利であることを知見した。また、外壁にフラン
ジを形成し、処理槽本体のフランジに固着してお
くことが、処理槽本体に対する外壁の固定に有利
であることを発見した。
(課題を解決するための手段)
即ち、本発明における課題解決のための具体的
手段の第1の特徴とするところは、処理槽本体1
1の上部に外方突出状フランジ14aを有し、建
造物の床22に形成される開口部23に上方から
挿入配置される排水処理槽において、 前記処理槽本体11の外周にはその周壁及び底
壁を覆い且つ上面がフランジ14aに近接した断
熱材13が設けられ、この断熱材13の外周には
その周壁及び底壁を覆い且つ処理槽本体11に対
して固定された外壁12が設けられている点であ
り、また、第2の特徴とするところは、処理槽本
体11の上部に外方突出状フランジ14aを有
し、建造物の床22に形成される開口部23に上
方から挿入配置される排水処理槽において、 前記処理槽本体11の外周にはその周壁及び底
壁を覆い且つ上面がフランジ14aに近接した断
熱材13が設けられ、この断熱材13の外周には
その周壁及び底壁を覆い且つ処理槽本体11に対
して固定された外壁12が設けられ、この外壁1
2の上部には外方に突出して床22上に載置され
るフランジ14bが形成され、このフランジ14
bは外壁12を処理槽本体11に固定すべく処理
槽本体11のフランジ14aと固着されている点
にある。
手段の第1の特徴とするところは、処理槽本体1
1の上部に外方突出状フランジ14aを有し、建
造物の床22に形成される開口部23に上方から
挿入配置される排水処理槽において、 前記処理槽本体11の外周にはその周壁及び底
壁を覆い且つ上面がフランジ14aに近接した断
熱材13が設けられ、この断熱材13の外周には
その周壁及び底壁を覆い且つ処理槽本体11に対
して固定された外壁12が設けられている点であ
り、また、第2の特徴とするところは、処理槽本
体11の上部に外方突出状フランジ14aを有
し、建造物の床22に形成される開口部23に上
方から挿入配置される排水処理槽において、 前記処理槽本体11の外周にはその周壁及び底
壁を覆い且つ上面がフランジ14aに近接した断
熱材13が設けられ、この断熱材13の外周には
その周壁及び底壁を覆い且つ処理槽本体11に対
して固定された外壁12が設けられ、この外壁1
2の上部には外方に突出して床22上に載置され
るフランジ14bが形成され、このフランジ14
bは外壁12を処理槽本体11に固定すべく処理
槽本体11のフランジ14aと固着されている点
にある。
(実施例)
以下、図面に基いて本発明の実施例を詳述す
る。
る。
排水処理槽10は、第2図乃至第4図に示す如
く、内壁(処理槽本体)11と外壁12と内外2
重壁間の断熱材(断熱層)13とを有しており、
上部外周縁にフランジ部14を形成し、更に該フ
ランジ部14の下方に位置して外壁12より突出
する支持部材15を槽周方向に間隔を置いて数個
設けている。
く、内壁(処理槽本体)11と外壁12と内外2
重壁間の断熱材(断熱層)13とを有しており、
上部外周縁にフランジ部14を形成し、更に該フ
ランジ部14の下方に位置して外壁12より突出
する支持部材15を槽周方向に間隔を置いて数個
設けている。
前記内壁11はFRPを素材として一体成形さ
れ、好ましくはその外面に石綿セメント硅酸カル
シウム板等の耐熱板16を耐火接着剤にて接着し
ている。前記外壁12は耐火材、例えばステンレ
ス板又は鉄板を素材とし、好ましくはその内面に
前記と同様の耐熱板17を耐火接着剤にて接着し
ている。
れ、好ましくはその外面に石綿セメント硅酸カル
シウム板等の耐熱板16を耐火接着剤にて接着し
ている。前記外壁12は耐火材、例えばステンレ
ス板又は鉄板を素材とし、好ましくはその内面に
前記と同様の耐熱板17を耐火接着剤にて接着し
ている。
内外壁11,12の耐熱板16,17間に設け
られる前記断熱材13は、例えばロツクウール等
が使用される。こ断熱材13は内壁11の外周を
形成する周壁及び底壁を覆い、その上面はフラン
ジ部14に近接しており、また、断熱材13の周
壁及び底壁は外壁12で略全面が覆われている。
られる前記断熱材13は、例えばロツクウール等
が使用される。こ断熱材13は内壁11の外周を
形成する周壁及び底壁を覆い、その上面はフラン
ジ部14に近接しており、また、断熱材13の周
壁及び底壁は外壁12で略全面が覆われている。
前記フランジ部14は内壁11の上部周縁から
外方に突出されたフランジ14aと、外壁12の
上部周縁から外方に突出されたフランジ14bと
を重合して形成されており、両フランジ14a,
14b間に耐熱板16のフランジ16aが介在さ
れ、これらはビス18によつて固定されている。
外方に突出されたフランジ14aと、外壁12の
上部周縁から外方に突出されたフランジ14bと
を重合して形成されており、両フランジ14a,
14b間に耐熱板16のフランジ16aが介在さ
れ、これらはビス18によつて固定されている。
このフランジ14a,14bを固着することに
よつて、外壁12は内壁11に対して固定され、
それによつて断熱材は内壁11に対して取付けら
れることになる。
よつて、外壁12は内壁11に対して固定され、
それによつて断熱材は内壁11に対して取付けら
れることになる。
前記支持部材15は、断面L形の鉄板で形成さ
れ、その屈曲起立部を外壁12に重合すると共に
溶接固着19され、水平部をフランジ14b下方
に略平行して延出し、該水平部とフランジとの間
に鉄製支柱20を介在し、夫々支柱20の両端を
溶接固着21,21している。
れ、その屈曲起立部を外壁12に重合すると共に
溶接固着19され、水平部をフランジ14b下方
に略平行して延出し、該水平部とフランジとの間
に鉄製支柱20を介在し、夫々支柱20の両端を
溶接固着21,21している。
建造物の床22は、新設される際に予じめ開口
部23を形成したものとしてコンクリートにより
形成され、該床22に適宜鉄筋24,25を埋設
している。前記開口部23は、床上に開口する大
開口周縁26と、床下に開口する小開口周縁27
とを備え、大小開口周縁26,27間に床表面と
略平行な段部28を形成している。大小開口周縁
26,27は、夫々排水処理槽10のフランジ部
14及び外壁12をを遊嵌し得る広い開口に予じ
め形成されており、段部28は前記支持部材15
を載置し得るものとされている。
部23を形成したものとしてコンクリートにより
形成され、該床22に適宜鉄筋24,25を埋設
している。前記開口部23は、床上に開口する大
開口周縁26と、床下に開口する小開口周縁27
とを備え、大小開口周縁26,27間に床表面と
略平行な段部28を形成している。大小開口周縁
26,27は、夫々排水処理槽10のフランジ部
14及び外壁12をを遊嵌し得る広い開口に予じ
め形成されており、段部28は前記支持部材15
を載置し得るものとされている。
ところで、この排水処理槽10を床22に設置
するには、第5図A乃至Dに示す如く、開口部2
3の大開口周縁24より臨出する鉄筋24を上方
に屈曲しておき(第5図A)、該開口部23に排
水処理槽10を上方から挿入遊嵌する(第5図
B)。この状態で開口部23の段部28に支持部
材15が載置されて排水処理槽10は支持されて
おり、排水処理槽10を開口部23内で遊動して
最も好ましい位置に位置決めする。この際、排水
処理槽10のフランジ部14及び外壁12は開口
部23との間に間隙29を有している。
するには、第5図A乃至Dに示す如く、開口部2
3の大開口周縁24より臨出する鉄筋24を上方
に屈曲しておき(第5図A)、該開口部23に排
水処理槽10を上方から挿入遊嵌する(第5図
B)。この状態で開口部23の段部28に支持部
材15が載置されて排水処理槽10は支持されて
おり、排水処理槽10を開口部23内で遊動して
最も好ましい位置に位置決めする。この際、排水
処理槽10のフランジ部14及び外壁12は開口
部23との間に間隙29を有している。
然る後、前記屈曲された鉄筋24をフランジ部
14と支持部材15との間に位置するように屈曲
復元し、前記間隙29にコンクリート30を充填
すると共に固化する(第5図C)。
14と支持部材15との間に位置するように屈曲
復元し、前記間隙29にコンクリート30を充填
すると共に固化する(第5図C)。
その後は、フランジ部14上面から床上に亘つ
てアスフアルトによる防水処理層31を形成し、
該防水処理層31上にコンクリート層32を形成
すると共に、排水処理槽10の上部開口に対応し
てコンクリート層32に形成された開口縁に蓋受
材33を埋設し、該蓋受材33に第1図示の蓋体
34を着脱自在に嵌合する(第5図D)。
てアスフアルトによる防水処理層31を形成し、
該防水処理層31上にコンクリート層32を形成
すると共に、排水処理槽10の上部開口に対応し
てコンクリート層32に形成された開口縁に蓋受
材33を埋設し、該蓋受材33に第1図示の蓋体
34を着脱自在に嵌合する(第5図D)。
また、排水処理槽10に設けられた継手管35
に排水管36を連結する(第5図D)。この際、
排水管36の外周にはステンレス板又は鉄板から
成る保護管40が套管され、該保護管40のフラ
ンジを排水処理槽10に固着41する。この保護
管40は内周にけい酸カルシウムからなる保温材
42を有しており、この保温材42が両管36,
40の間に断熱層を形成する。
に排水管36を連結する(第5図D)。この際、
排水管36の外周にはステンレス板又は鉄板から
成る保護管40が套管され、該保護管40のフラ
ンジを排水処理槽10に固着41する。この保護
管40は内周にけい酸カルシウムからなる保温材
42を有しており、この保温材42が両管36,
40の間に断熱層を形成する。
尚、第2図に於いて、37は補助支持部材であ
り、排水処理槽10の底部に設けられ、該部材3
7の両端を鉄筋或いはワイヤ等により床22に吊
持される。また前記コンクリート層32の形成に
際しては、排水処理槽10に排水を導入する側溝
38が形成される。
り、排水処理槽10の底部に設けられ、該部材3
7の両端を鉄筋或いはワイヤ等により床22に吊
持される。また前記コンクリート層32の形成に
際しては、排水処理槽10に排水を導入する側溝
38が形成される。
上記実施例に基づく構成によれば、床22に予
じめ開口部23を形成するに際し、建築業者は定
められた開口部23を形成すれば足りるので、施
工が容易である。而して床22施工の後、排水処
理槽10を設置するに際し、前記開口部23は排
水処理槽10を遊嵌し得る広い開口とされている
ので、該開口部23に多少の寸法の狂いがあつて
も特に問題はない。
じめ開口部23を形成するに際し、建築業者は定
められた開口部23を形成すれば足りるので、施
工が容易である。而して床22施工の後、排水処
理槽10を設置するに際し、前記開口部23は排
水処理槽10を遊嵌し得る広い開口とされている
ので、該開口部23に多少の寸法の狂いがあつて
も特に問題はない。
しかも排水処理槽10を開口部23に挿入した
場合、該槽10が上記の如く重量物であるにも拘
らず支持部材15を介して開口部段部23に支持
されて、従つて排水処理槽10を開口部23内で
容易に位置決めできると共に、該槽10と開口部
23の間の間隙29にコンクリート30を充填す
る作業が容易である。
場合、該槽10が上記の如く重量物であるにも拘
らず支持部材15を介して開口部段部23に支持
されて、従つて排水処理槽10を開口部23内で
容易に位置決めできると共に、該槽10と開口部
23の間の間隙29にコンクリート30を充填す
る作業が容易である。
このコンクリート充填に際しては、前記支持部
材15が槽10の周方向に間隔をおいて設けられ
ているので、大開口周縁26より流し込まれるコ
ンクリート30は、排水処理槽10の外壁12と
小開口周縁27及び大開口周縁26との間に好適
に充填され、該間隙29に位置する外壁12の全
周を囲繞する。コンクリートが固化した状態で、
排水処理槽10の外壁12と開口部23の間は完
全に遮閉され、しかも支持部材15が鉄筋24と
共に該コンクリート30中に埋入されるので、該
槽10は床22に強固に結合される。
材15が槽10の周方向に間隔をおいて設けられ
ているので、大開口周縁26より流し込まれるコ
ンクリート30は、排水処理槽10の外壁12と
小開口周縁27及び大開口周縁26との間に好適
に充填され、該間隙29に位置する外壁12の全
周を囲繞する。コンクリートが固化した状態で、
排水処理槽10の外壁12と開口部23の間は完
全に遮閉され、しかも支持部材15が鉄筋24と
共に該コンクリート30中に埋入されるので、該
槽10は床22に強固に結合される。
(発明の効果)
以上詳述した本発明によれば、処理槽11の外
周をその上部まで断熱材13と外壁12とで2重
に覆つているので、断熱材を外周の上下中途まで
配置したものに比して、耐火性及び遮熱性等の火
災延焼防止効果を大幅に向上することができ、設
置施工前から処理槽本体11に断熱材13と外壁
12とを取付けているので、設置施工及び運搬等
がきわめて容易になり、しかも、外壁12によつ
て断熱材13が設置施工時及び運搬時等に損傷を
受けるのを防止することができる。
周をその上部まで断熱材13と外壁12とで2重
に覆つているので、断熱材を外周の上下中途まで
配置したものに比して、耐火性及び遮熱性等の火
災延焼防止効果を大幅に向上することができ、設
置施工前から処理槽本体11に断熱材13と外壁
12とを取付けているので、設置施工及び運搬等
がきわめて容易になり、しかも、外壁12によつ
て断熱材13が設置施工時及び運搬時等に損傷を
受けるのを防止することができる。
また、外壁12のフランジ14bが処理槽本体
11のフランジ14aに固着されているので、固
着位置が上部で且つ上方から見えるものであるた
め、処理槽本体11に対する外壁12の固定が容
易にでき、しかも、外壁12のフランジ14bが
床22上に載置されるので、従来のものと同様に
設置施工ができ、更に、外壁12はフランジ14
bを設けることにより、また、このフランジ14
bをフランジ14aに固着することにより強度を
高くすることができる。
11のフランジ14aに固着されているので、固
着位置が上部で且つ上方から見えるものであるた
め、処理槽本体11に対する外壁12の固定が容
易にでき、しかも、外壁12のフランジ14bが
床22上に載置されるので、従来のものと同様に
設置施工ができ、更に、外壁12はフランジ14
bを設けることにより、また、このフランジ14
bをフランジ14aに固着することにより強度を
高くすることができる。
第1図A,B,Cは従来例を夫々示す説明図、
第2図は本発明に係る排水処理槽の1実施例を示
す断面図、第3図は同排水処理槽を示す斜視図、
第4図はフランジ部分を示す拡大断面図、第5図
A,B,C,Dは排水処理槽設置方法の各工程を
示す断面図である。 10……排水処理槽、11……内壁(処理槽本
体)、12……外壁、13……断熱材、14……
フランジ部、14a,14b……フランジ、15
……支持部材、22……床、23……開口部、2
6……大開口周縁、27……小開口周縁、28…
…段部、29……間隙、30……コンクリート。
第2図は本発明に係る排水処理槽の1実施例を示
す断面図、第3図は同排水処理槽を示す斜視図、
第4図はフランジ部分を示す拡大断面図、第5図
A,B,C,Dは排水処理槽設置方法の各工程を
示す断面図である。 10……排水処理槽、11……内壁(処理槽本
体)、12……外壁、13……断熱材、14……
フランジ部、14a,14b……フランジ、15
……支持部材、22……床、23……開口部、2
6……大開口周縁、27……小開口周縁、28…
…段部、29……間隙、30……コンクリート。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 処理槽本体11の上部に外方突出状フランジ
14aを有し、建造物の床22に形成される開口
部23に上方から挿入配置される排水処理槽にお
いて、 前記処理槽本体11の外周にはその周壁及び底
壁を覆い且つ上面がフランジ14aに近接した断
熱材13が設けられ、この断熱材13の外周には
その周壁及び底壁を覆い且つ処理槽本体11に対
して固定された外壁12が設けられていることを
特徴とする排水処理槽。 2 処理槽本体11の上部に外方突出状フランジ
14aを有し、建造物の床22に形成される開口
部23に上方から挿入配置される排水処理槽にお
いて、 前記処理槽本体11の外周にはその周壁及び底
壁を覆い且つ上面がフランジ14aに近接した断
熱材13が設けられ、この断熱材13の外周には
その周壁及び底壁を覆い且つ処理槽本体11に対
して固定された外壁12が設けられ、この外壁1
2の上部には外方に突出して床22上に載置され
るフランジ14bが形成され、このフランジ14
bは外壁12を処理槽本体11に固定すべく処理
槽本体11のフランジ14aと固着されているこ
とを特徴とする排水処理槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15049882A JPH0244967B2 (ja) | 1982-08-30 | 1982-08-30 | Haisuishoriso |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15049882A JPH0244967B2 (ja) | 1982-08-30 | 1982-08-30 | Haisuishoriso |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20697191A Division JPH0612018B2 (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | 排水処理槽の設置構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58131245A JPS58131245A (ja) | 1983-08-05 |
JPH0244967B2 true JPH0244967B2 (ja) | 1990-10-05 |
Family
ID=15498171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15049882A Expired - Lifetime JPH0244967B2 (ja) | 1982-08-30 | 1982-08-30 | Haisuishoriso |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0244967B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0923751A (ja) * | 1995-07-14 | 1997-01-28 | Yuichi Ishiguro | 鑑賞体 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6221189U (ja) * | 1985-07-17 | 1987-02-07 | ||
JPS62129482U (ja) * | 1986-02-07 | 1987-08-15 | ||
JPS62148690U (ja) * | 1986-03-07 | 1987-09-19 | ||
JPS6318592U (ja) * | 1986-07-23 | 1988-02-06 | ||
JPH0826584B2 (ja) * | 1993-07-19 | 1996-03-13 | プレパイ工業株式会社 | 排水処理装置 |
-
1982
- 1982-08-30 JP JP15049882A patent/JPH0244967B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0923751A (ja) * | 1995-07-14 | 1997-01-28 | Yuichi Ishiguro | 鑑賞体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58131245A (ja) | 1983-08-05 |
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