JPH06229222A - ブローバイ・ガス還元システムにおける油分離方法及びその装置 - Google Patents

ブローバイ・ガス還元システムにおける油分離方法及びその装置

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JPH06229222A
JPH06229222A JP3211057A JP21105791A JPH06229222A JP H06229222 A JPH06229222 A JP H06229222A JP 3211057 A JP3211057 A JP 3211057A JP 21105791 A JP21105791 A JP 21105791A JP H06229222 A JPH06229222 A JP H06229222A
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orifice
oil
steam
particles
plate
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JP3211057A
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Stephen H Hill
スティーヴン・エイチ・ヒル
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Sealed Power Technologies LP
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SHIELD POWER TECHNOL LP
Sealed Power Technologies LP
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    • F02F7/006Camshaft or pushrod housings

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のPCV油分離システムに対する変更が
最小限であり、その変更も低コストで実施可能であるP
CV油分離システムを提供すること。 【構成】 エンジンに隣接するブローバイ・ガス還元シ
ステム(PCV)内に配設された油分離装置であり、こ
の油分離装置は所定の最小作動温度下に置かれている。
この油分離装置は、ガス流と共に油、燃料、及び水の粒
子が通過する通路を含むものである。この油分離装置
は、燃料及び水の粒子がシステムを通過する際に油の粒
子を衝突式採集板へ衝突させてガス流から分離させ、エ
ンジンへ再び送り込むように構成され、配置されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブローバイ・ガス還元シ
ステム(PCV)、特に、油分離装置が組み込まれてい
るシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンは、有害な蒸気が環境
へ逃げるのを防止する為に密閉式又はブローバイ・ガス
還元システム(PCV)を用いている。従来のPCVシ
ステムの典型的な一例が図1に示されている。積極換気
を行う為にエンジンクランクケースからインテークマニ
ホールドまで直接流路が設けられている。流れはインテ
ークマニホールドとクランクケースとの間の差圧により
発生する。PCVシステムを通る流れ全体は、(供給さ
れた)外気と、ピストンリングを通る吹き抜けと、クラ
ンクケースからの油と水とガソリンとの霧とより作られ
ている。かなりの量の油がPCVシステム内のガス流に
含まれることが可能であり、PCVシステムを通って消
費される油の量は多くのエンジン内での油の総消費量に
とって重大な要因となるという実験結果が示された。
【0003】PCVガス又はエンジンクランクケースか
ら生じるガスから液体を除去する為に用いられる装置と
して多数の特許が発行された。並木らの米国特許第4,62
7,406 号は、オフセット・バッフル及びバリアと、PC
Vガス流から液体を除去する集合フィルタ(coalescing
filter)とを用いている。加藤らの米国特許第4,502,4
24号は、最大エンジン角(extreme engine angles)の下
で換気を保証する為にクランクケースからの2つの出口
を有するバッフルを用いている。ゲーツ・ジュニア(Ga
tes Jr.)らの米国特許第4,401,093号は、液体を除去す
る為に、油充填/通気キャップにおいてラビリンス・プ
ラス・バリア(labyrinth plus barrier)を用いてい
る。ウォーカー(Walker)の米国特許第4,269,607号は、
PCVシステム内のガスから液体を除去する為に逆流及
び変流領域を用いている。ブッシュ(Bush)の米国特許
4,089,309号は、PCVガスから液体を分離させる為に
ガラス製のビードスクリーンを設けたバッフルを用いて
いる。リプスカン(Lipscomb)の米国特許第3,877,451
号は、PCVガスからの液体の除去にバリアフィルタを
用いている。アタフィ(Otofy)の米国特許第4,765,386
号は金網バリアフィルタの使用に基づくものである。ウ
ォーカーによる初期の米国特許第3,721,069 号は、バリ
アフィルタを備えたバッフルを用いている。ブルーエン
(Bruenn)の米国特許第3,299,873 号は同様の目的の為
にラビリンス及びバッフルを用いている。ジャクソン
(Jackson)の米国特許第3,179,097号は、クランクケー
ス圧力又は真空を調整する為に設計されたシステムから
外へ油を“落下させる”為にラビリンスを用いている。
ヘンダースン(Henderson)の米国特許第3,088,447号
は、クランクケースの蒸気を、ニードルバルブ及びバリ
アフィルタを介し、気化及びその後の燃焼の為にキャブ
レタの下部において電気的に熱せられているスクリーン
へ供給する。ベケット(Beckett)の米国特許第2,604,1
86号は、バリアフィルタにより保護されている可変流出
孔装置を用いてクランクケースのガス流を制御する。シ
ュロイアズ(Schreurs)の米国特許第2,041,435 号は、
真鍮製のバリア及びバッフルを用いてキャブレタの入口
において気化された燃料から液体を分離する。トレイシ
ー(Tracy)の米国特許第1,427,337号は、インテークマニ
ホールドへのクランクケース流を調節する為に、バッフ
ル付きの真空制御装置を用いている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これら全ての特許にお
いて、ガスから液体を分離する為に用いられる技術は、
バッフル、バリアフィルタ、ラビリンス、或いはこれら
を組み合わせたものの何れかである。そして、精密な、
科学的な設計技術を用い、粒子又は小滴の大きさに基づ
いて分離を行う慣性衝突式採集装置を形成するという特
許は一つもない。一般に、バッフル又はラビリンスは濾
過効率が低い。一方、バリアフィルタは高い濾過効率を
生み出すことが出来るが、低制限でこれを達成する為に
は更なるスペースを必要とする。そのサイズが大きくな
る場合にはエンジンの周りにフィルタを配設することが
困難となる。又、バリアフィルタは、充填及び着氷にさ
らされるフィルタエレメントを含み、定期的に清掃又は
交換されなければならない。一方、従来の特許において
は、燃料及び水を油と共に採集してはならない、という
必要性が認められておらず、また、入ってくる試料に対
して油が採集され、燃料及び水が採集されないように条
件を整える為に熱を利用する、という提案もされていな
い。
【0005】従って、本発明の目的は、燃料及び水がシ
ステム内を通過してエンジンへ再び送り込まれる間に油
の粒子がPCVガス流より分離され、従来のPCV油分
離システムに対する変更が最小限であり、その変更も低
コストで実施可能であるPCV油分離システムを提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ブロー
バイ・ガス還元システムは、所定の最小作動温度下に置
かれるようにエンジンに隣接して配設された油分離装置
を含むものである。この油分離装置は、PCVガス流に
おいて、油、燃料及び水の粒子が通過する開口部を含
む。この油分離装置は、燃料及び水の粒子がシステムを
通過してエンジンへ再び送り込まれる間に、油の粒子を
衝突式採集板へ衝突させてガス流から分離させるように
構成され、配置されている。
【0007】
【実施例】本発明によれば、PCV油分離装置Sは、
水、ガソリン、及びガス状の燃焼生成物を通過させる間
に気流から油を分離する。図1ないし図10を参照する
と、ここで説明する油分離装置Sは、入口11及び出口12
を有すると共に、油、燃料及び水の粒子を含んでいるP
CVガス流の混合気がこのPCV油分離装置Sのハウジ
ング10を通過する様な位置に設けられたものである。オ
リフィス板13は、入口11に隣接して配設され、面取りさ
れたオリフィス14を有し、PCV混合気がこのオリフィ
ス14を通って衝突式採集板15上又はその周りを通過し、
その際に油の粒子が衝突式採集板15に対して向けられ
る。ハウジング10はPCVガス流を方向付けると同時に
PCVガス流を含み、オリフィス14及び衝突式採集板15
をを収容している。オリフィス板13はそのハウジング10
の内径側にシールされ、全PCVガス流がオリフィス14
を通過しなければならない様になっている。衝突式採集
板15は油を採集し、この採集された油は重力により排液
システムへ排液される。衝突式採集板15は、ハウジング
10よりも小さい断面積を有すると共に、上記した目的の
ためにオリフィス板13に向かって延びる垂直フランジ15
a を含む。
【0008】オリフィス板13及び衝突式採集板15は共に
慣性衝突式採集板を形成する。このような慣性衝突式採
集板の概略図を図5に示す。
【0009】オリフィス14の幅(W)、及びオリフィス
14と衝突式採集板15との間隔(D)を適切に選択する事
により、最小空気力学的直径よりも大きい直径を有する
粒子が衝突式採集板15に衝突して採集され、一方、最小
空気力学的直径よりも小さい直径を有する粒子は衝突式
採集板15を回避して装置を通過する。面取り部14a は、
オリフィス14を通過する流れが一貫した予知可能な流れ
となるようにするため入口11に必要とされる。
【0010】排液システムは、ハウジング10における排
液通路16,17,18と、リザーバ19と、ドレンバルブ20とに
より構成されている。リザーバ19は、前回の排液後から
次回の廃液時までの間に採集された最大量の油を保持す
るだけの十分な容量を有していなければならない。ドレ
ンバルブ20は、リザーバを空にする為に用いられ、ま
た、クランクケースとインテークマニホールドとの間の
潜在的な望ましくない流路をシールする為に必要とされ
る。上述の流路は、油分離装置及びPCVバルブをバイ
パスし、エンジンクランクケースをインテークマニホー
ルドの高真空状態にさらすものである。加熱システム
は、最小作動温度を維持する為に用いられる。このシス
テムは、水及び燃料の成分の粒子サイズを小さくする為
に用いられ、このシステムがない場合には、これらの成
分は油と共に採集されてしまう。図10に示すように、電
気ヒータ21、あるいは、エンジンの排気及び冷却剤から
の排熱等、多数の熱源を用いることができる。
【0011】図2ないし図4に示す構成は、油分離装置
をPCVライン内のエンジン外部に取り付けるものであ
る。油分離装置をPCVガス流路内のエンジン内部に取
り付けることも可能である。この別の構成の場合には、
ハウジングの機能はPCVガス流路の外径により提供さ
れる。油分離装置がエンジン内部に取り付けられる場合
には、油はエンジンオイルシステムへ直接排液されて戻
るのでリザーバ及びドレンバルブは必要ない。また、必
要とされる最小作動温度が内部設備のエンジン環境によ
り生成される場合には加熱システムもまた削除すること
が出来る。
【0012】典型的なPCVシステムが図1に示されて
いる。図6はPCVバルブの周囲を示す拡大図である。
濾過された大気がエンジンクランクケース内でブローバ
イ・ガスと混合される。この混合気は、インテークマニ
ホールドが真空状態である為、PCV制御バルブを介し
てクランクケースより引っ張られる。PCV油分離装置
には3箇所の位置が考えられる。エンジンの外部にある
位置は、図1及び図6においてA及びBと称されてい
る。位置AはエンジンとPCVバルブとの間におけるP
CVガス流路内にある。この位置において、油分離装置
Sは最小真空にさらされ、必要とされる外部の熱量がエ
ンジンからの熱により減じられる。位置Bは、PCVバ
ルブとインテークマニホールドとの間のPCVライン内
である。この位置において、最小作動温度を維持する為
に補助的な熱が必要とされ、油分離装置はインテークマ
ニホールドの真空状態に近い真空状態にさらされる。第
三の位置Cは、PCVガス流路内のエンジン内部であ
る。そのようなものとして考えられる1つの位置が、P
CVシステムへのロッカーカバー出口における内部エン
ジン位置であり、図1及び図6においてCと示されてい
る。
【0013】実際には、全PCVガス流は、オリフィス
板13のオリフィス14を通って送られる。所望の最小空気
力学的直径よりも大きい直径を有する粒子は、その全て
が衝突式採集板15に衝突して採集され、気流から分離さ
れる。一方、最小空気力学的直径よりも小さい直径を有
する粒子は、衝突式採集板15の周りを気流と共に通過し
て採集されない。所望の粒子(油)が採集され、望まな
い粒子(燃料及び水)が採集されないようにする為、こ
の装置は所定の最小作動温度に維持されている。この最
小作動温度は、PCVシステム内の残留熱、及び外部熱
源からの熱により供給される。可能な外部熱源は、電気
的放射熱要素21、或いは、排気ガスまたは冷却剤からの
廃熱を含むものである。必要とされる温度は、油分離装
置における圧力と、油分離装置への入口における小滴サ
イズと、オリフィス14の大きさと、オリフィス板13と衝
突式採集板15との間隔との関数になっている。オリフィ
スのようなスロットにおいて、その大きさは幅Wと長さ
Lとよりなる。低い温度においては、油、燃料、水の粒
子の空気力学的直径は、密度が似ているため同様である
(比重=0.82:油、0.77:燃料、1.0:水)。しかしなが
ら、沸点又は蒸発点はかなり異なる。水は100゜C(212゜
F)で沸騰する。ガソリンの蒸発は約38゜C(100゜F)で
始まり、 135゜C(275 ゜F)でその80%が完了する。油
の蒸発は約204゜C(400゜F)以上で始まる。燃料及び水
の大部分を蒸発させることにより、これらの成分の小滴
サイズが油分離装置により採集される最小直径以下に減
じられる。これは、採集された油の再使用を可能にす
る。採集された油から燃料及び水を分離させることが出
来ない場合には、エンジン潤滑油が急速に汚染されると
いう結果となる。
【0014】油の小滴は、衝突式採集板15へ衝突し、そ
してフランジ15a により案内され、重力によりリザーバ
へと排液される。蒸発した燃料及び水の小滴は、衝突式
採集板15の周りをPCVガスと共に通過し、インテーク
マニホールドを通ってエンジンへ再び送り込まれて燃焼
に費やされる。油はリザーバ内に蓄積される。適当な時
にドレンバルブ20を開放し、採集された油を排液してエ
ンジンクランクケース内へ戻す。また、このドレンバル
ブは、乗り物のイグニションとは別に電気的に制御さ
れ、また、エンジンインテークマニホールドとは別に真
空により制御され、或いは、機械的に制御されることが
出来る。ドレンバルブ20は、油分離装置がバイパスされ
てインテークマニホールドの真空状態により油だめから
エンジンオイルが引き寄せられるということを防ぐ為、
エンジンが動いていない場合にのみ開放されなければな
らない。
【0015】一方、矩形のオリフィスの適切な方向決め
を容易とし、採集された油を効率よく排液するため、ハ
ウジング10は図8及び図9に示すように、流れの方向及
びハウジングの頂点を示す適当な印を有する。このハウ
ジング10は、好ましくは合成樹脂により形成され、その
印はハウジング10上に一体成形される。また、組立作業
を容易にするため、入口11及びこれに組み合わされた端
壁は1個の分離した部品として形成されている。オリフ
ィス板13及び衝突式採集板15を組み立てた後、入口11が
ハウジング10の残りの部分に接着又は溶着される。
【0016】生産用エンジンのテスト結果が図11及び図
12に示されている。図11において、1〜5ミクロンの最
小理論的粒子サイズ選定対象(カットサイズ)を得るた
め、5種類のオリフィスサイズ及び板の間隔が利用され
ている。その結果は、この入口の温度(約52〜57゜C(12
5〜135゜F))において、ほとんどの粒子が5ミクロンよ
り大きいことを示している。
【0017】図12において、約94〜101゜C(202〜213゜
F )のより高い温度における結果が示されている。この
温度において、その結果は、粒子のほぼ60% が2.5ミク
ロンより大きく、粒子の約20%が3.5ミクロンより大き
く、粒子の約10%が5.0ミクロンより大きいことを示し
ている。
【0018】これらの結果は、所望の粒子を採集するた
めに設計された慣性衝突式採集板に入口温度制御を組み
合わせる必要性があることを示している。
【0019】衝突式採集板の設計方法の一例として、テ
スト用エンジンからの約88゜C(190゜F)で約8.5×10-2m
2/分(3CFM)の割合のPCVガス流を測定し、従来の
ハードウェアに基づき内径が約4cm(1.625 inches)の
分離ハウジングを設置するという方法が挙げられる。こ
のデータを用い、高さが3cm(1.181 inches)の矩形スロ
ットを仮定してレイノルズ数が算出された。レイノルズ
数を用い、矩形衝突式採集板の為の臨界ストークス数が
発見された。第1の衝突式採集板を 2.5ミクロンのカッ
トサイズに設計することが決定された。カットサイズ
は、衝突式採集板により採集又は分離される粒子の理論
的な、最小な、空気力学的直径である。このサイズより
も小さい粒子は衝突式採集板の周りを通過して採集され
ず、前記サイズよりも大きい粒子は衝突式採集板に衝突
して採集される。所望のカットサイズを用い、スロット
幅が算出された。スロット幅(W)に対するオリフィス
板及び衝突式採集板の距離(D)の比、すなわち、D/
Wは1.5〜10の間である。これは間隔(D)の大きさを定
義する。慣性衝突式採集板のカットサイズはスロット幅
と共に直接的に変化する。この情報を用いて、他の衝突
式採集板がカットサイズが1から10ミクロンに設計され
た。
【0020】カットサイズが 1.0,1.5,2.5,3.5,5.0ミク
ロンの慣性衝突式採集板が製作された。その後、カット
サイズが 7.5及び10ミクロンのものも製作された。PC
Vガス流内にある粒子サイズを定義する為、様々なカッ
トサイズを有する衝突式採集板がテスト用エンジンのP
CVライン内に設置され、衝突式採集板による油、燃
料、水の採集率だけでなく、それらの流量損失も観測さ
れた。このテストにより、採集率はPCVガス温度によ
り重大な影響を与えられ、高温では採集率が低下すると
いうことがわかった。これは、液体から気体への状態変
化(沸騰又は蒸発)に伴う粒子サイズの縮小によるもの
である。油及び燃料は両者とも多数の異なる炭化水素に
より形成されたものであるから、この変化は幅広い温度
範囲に渡って発生する(各々の炭化水素はそれぞれ異な
る温度で沸騰する)。この観測は、衝突式採集板への入
口におけるPCVガス温度を上昇させ、衝突式採集板の
周りを通過して採取されないような小さな直径に不要な
液体(燃料及び水)を変化させるという考えへ導くもの
である。この温度を油の初期沸点以下の値に制限するこ
とにより、油の粒子サイズは無変化状態を維持する。従
って、より大きい油の粒子は衝突式採集板に衝突して採
集される。燃料及び水の(油と比較して)より低い沸騰
又は蒸発温度がこれを実行可能とする。
【0021】これらにより、油の粒子がPCVガス流か
ら分離されると共に燃料及び水の粒子がシステムを通過
してエンジンへ再び送り込まれ、従来のPCV油分離シ
ステムに対する変更が最小限であり、その変更が低コス
トにて実施可能なPCV油分離システムが提供されると
いうことが理解されるであろう。
【0022】
【発明の効果】本発明は上述のように、所定の最小作動
温度下に置かれるようにエンジンに隣接して配設された
油分離装置を含むものであり、この油分離装置は、PC
Vガス流において、油、燃料及び水の粒子が通過する開
口部を含み、燃料及び水の粒子がシステムを通過してエ
ンジンへ再び送り込まれる間に、油の粒子を衝突式採集
板へ衝突させてガス流から分離させるように構成され、
配置されているので、従来のPCV油分離システムに対
する変更が最小限であり、その変更も低コストで実施可
能なPCV油分離システムを提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブローバイ・ガス還元システムの具体
例を示す概略図である。
【図2】システム内で応用されている油分離装置の縦断
面図である。
【図3】図2において切断線3−3に沿って切断した場
合を示す横断面図である。
【図4】図2において切断線4−4に沿って切断した場
合を示す横断面図である。
【図5】油分離装置の機能を示す略図である。
【図6】エンジンシステム内における油分離装置の可能
位置を示す略図である。
【図7】オリフィス板における面取りオリフィスを示す
横断面図である。
【図8】油分離装置の設置方向を示す平面図である。
【図9】油分離装置における流れ方向の印を示す側面図
である。
【図10】電気的な熱源を備えた油分離装置を示す縦断
面図である。
【図11】実験結果を示すグラフである。
【図12】実験結果を示すグラフである。
【符号の説明】
10 ハウジング 13 オリフィス板 14 オリフィス 15 衝突式採集板 15a フランジ 20 ドレンバルブ 21 電気ヒータ S 油分離装置

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンクランクケースとインテークマニ
    ホールドとの間に差圧を発生させることにより前記イン
    テークマニホールドと前記クランクケースとの間に蒸気
    の直接流路を生じさせるブローバイ・ガス還元(positi
    ve crankcase ventilation)システムにおいて、蒸気中
    の燃料及び水から油を分離させる方法が、 少なくとも1つの面取りオリフィスを介して蒸気を通過
    させ、 その蒸気を衝突式採集板へ向けさせ、 前記オリフィスの通過後の蒸気を前記衝突式採集板へ衝
    突させ、 本システムの通過後に蒸気から油の粒子が分離されて燃
    料及び水を含む蒸気が残るように、蒸気の温度と、前記
    オリフィスの大きさと、前記オリフィスと前記衝突式採
    集板との距離とを調節する、 というステップを含むことを特徴とする、ブローバイ・
    ガス還元システムにおける油分離方法。
  2. 【請求項2】蒸気を熱するというステップが、エンジ
    ン、補助外部熱源、又はそれらの両者を組み合わせたも
    のの熱を利用することを含むことを特徴とする、請求項
    1記載の方法。
  3. 【請求項3】オリフィス及び衝突式採集板が、流量調整
    バルブ(positive crankcase ventilation valve)の前
    方、又は前記流量調整バルブの下流側、或いはエンジン
    の内部に位置決めされていることを特徴とする、請求項
    1又は請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】面取りオリフィスが矩形であり、この矩形
    のオリフィスをその最長の長さが垂直方向へ延びるよう
    に方向を合わせるというステップを含むことを特徴とす
    る、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】蒸気の温度を調節するというステップが、
    燃料及び水の温度をそれらの蒸発点以上に上昇させる際
    に油の温度をその蒸発点以下のレベルに上昇させるのに
    十分であるということを特徴とする、請求項1記載の方
    法。
  6. 【請求項6】エンジンクランクケースとインテークマニ
    ホールドとの間に差圧を発生させることにより前記イン
    テークマニホールドと前記クランクケースとの間に蒸気
    の直接流路を生じさせるブローバイ・ガス還元システム
    において、その改良点が、 蒸気が通過するように位置決めされたオリフィスを含む
    油分離装置、及び前記オリフィスを通過した後に蒸気が
    通過する衝突式採集板と、 前記オリフィスを通過する前に蒸気を熱する手段とを含
    み、 前記オリフィスの大きさと、前記オリフィスと前記衝突
    式採集板との距離と、加熱量とが、燃料及び水の粒子と
    共に本システムを通過してエンジンへ再び送り込まれる
    PCVガスから油の粒子が分離されるように構成されて
    配置されていることを特徴とする、ブローバイ・ガス還
    元システム。
  7. 【請求項7】蒸気を熱する手段が、エンジンが熱を供給
    するように油分離装置を位置決めすることと、補助外部
    熱源と、又はそれらの両者を組み合わせたものとを含む
    ことを特徴とする、請求項6記載のシステム。
  8. 【請求項8】油分離装置が入口及び出口を有するハウジ
    ングを含み、このハウジング内に、蒸気が前記入口を通
    ってオリフィスへ向かいこのオリフィスを通って衝突式
    採集板へと通過して油の粒子が燃料及び水の粒子から分
    離されその燃料及び水の粒子が前記衝突式採集板から前
    記出口へと通過するようにオリフィス板及び前記衝突式
    採集板が位置決めされていることを特徴とする、請求項
    1記載のシステム。
  9. 【請求項9】衝突式採集板がハウジングの横断面積より
    も小さい横断面積を有することを特徴とする、請求項8
    記載のシステム。
  10. 【請求項10】衝突式採集板が、重力の作用の下で油の
    粒子を下方へ案内するためにその縁部に沿って垂直フラ
    ンジを含むことを特徴とする、請求項9記載のシステ
    ム。
  11. 【請求項11】ハウジングが少なくとも1つのドレン開
    口部を含むことを特徴とする、請求項10記載のシステ
    ム。
  12. 【請求項12】ドレン開口部に組み合わされたバルブ手
    段を含むことを特徴とする、請求項11記載のシステ
    ム。
  13. 【請求項13】オリフィスが矩形であることを特徴とす
    る、請求項8記載のシステム。
  14. 【請求項14】オリフィスの方向を垂直方向へ合わせる
    ために油分離装置が位置決めされるべき方向を示す外部
    の印をハウジングが含むことを特徴とする、請求項13
    記載のシステム。
  15. 【請求項15】油分離装置を通過する流れの方向を示す
    印をハウジングが含むことを特徴とする、請求項8記載
    のシステム。
  16. 【請求項16】エンジンクランクケースとインテークマ
    ニホールドとの間に差圧を発生させることにより前記イ
    ンテークマニホールドと前記クランクケースとの間に蒸
    気の直接流路を生じさせるブローバイ・ガス還元システ
    ムにおいて用いられる油分離装置であって、 この油分離装置が、蒸気が通過するように位置決めされ
    たオリフィスと、このオリフィスを通過した後に蒸気が
    通過する衝突式採集板とを含み、 前記オリフィスを通過する前に蒸気を熱する手段と、前
    記オリフィスの大きさと、前記オリフィスと前記衝突式
    採集板との距離と、加熱量とが、燃料及び水の粒子と共
    に本システムを通過してエンジンへ再び送り込まれるP
    CVガスから油の粒子が分離されるように構成されて配
    置されていることを特徴とする、ブローバイ・ガス還元
    システムにおける油分離装置。
  17. 【請求項17】蒸気を熱する手段が、エンジンが熱を供
    給するように油分離装置を位置決めすることと、補助外
    部熱源と、又はそれらの両者を組み合わせたものとを含
    むことを特徴とする、請求項16記載の油分離装置。
  18. 【請求項18】油分離装置が入口及び出口を有するハウ
    ジングを含み、このハウジング内に、蒸気が前記入口を
    通ってオリフィスへ向かいこのオリフィスを通って前記
    衝突式採集板へと通過して油の粒子が燃料及び水の粒子
    から分離されその燃料及び水の粒子が前記衝突式採集板
    から前記出口へと通過するようにオリフィス板及び前記
    衝突式採集板が位置決めされていることを特徴とする、
    請求項16記載の油分離装置。
  19. 【請求項19】衝突式採集板がハウジングの横断面積よ
    りも小さい横断面積を有することを特徴とする、請求項
    18記載の油分離装置。
  20. 【請求項20】衝突式採集板が、重力の作用の下で油の
    粒子を下方へ案内するためにその縁部に沿って垂直フラ
    ンジを含むことを特徴とする、請求項19記載の油分離
    装置。
  21. 【請求項21】ハウジングが少なくとも1つのドレン開
    口部を含むことを特徴とする、請求項20記載の油分離
    装置。
  22. 【請求項22】ドレン開口部に組み合わされたバルブ手
    段を含むことを特徴とする、請求項21記載の油分離装
    置。
  23. 【請求項23】オリフィスが矩形であることを特徴とす
    る、請求項18記載の油分離装置。
  24. 【請求項24】オリフィスの方向を垂直方向へ合わせる
    ために油分離装置が位置決めされるべき方向を示す外部
    の印をハウジングが含むことを特徴とする、請求項23
    記載の油分離装置。
  25. 【請求項25】油分離装置を通過する流れの方向を示す
    印をハウジングが含むことを特徴とする、請求項18記
    載の油分離装置。
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