JPH0622921Y2 - 蛍光表示素子 - Google Patents

蛍光表示素子

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JPH0622921Y2
JPH0622921Y2 JP275289U JP275289U JPH0622921Y2 JP H0622921 Y2 JPH0622921 Y2 JP H0622921Y2 JP 275289 U JP275289 U JP 275289U JP 275289 U JP275289 U JP 275289U JP H0622921 Y2 JPH0622921 Y2 JP H0622921Y2
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light emitting
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light
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discharge
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博司 今村
成伍 和田
宏司 平松
典幸 田口
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、主として大型カラーディスプレイ装置等の画
素を形成する蛍光表示素子に関するものである。
【従来の技術】
カラーディスプレイ装置の画素を形成する蛍光表示素子
として、第6図に示すように、1つの画素を形成する複
数の発光室1R,1G,1B,1Gを連通させて1
つの放電空間を形成し、この放電空間に共通陰極22を
設けた構造が提案されている。 この蛍光表示素子では、光源管体10を備え、光源管体
10の内部空間は隔壁8により仕切られており、たとえ
ば4つの発光室1R,1G,1B,1Gが形成され
る。各発光室1R,1G,1B,1Gの内周面には
異なる発光色(ここでは、1Rは赤、1Gと1G
緑、1Bは青としている)の蛍光体が被着されている。
また、各発光室1R,1G,1B,1Gにおいて光
源管体10の中心付近の一所にはそれぞれ連通孔2R,
2G,2B,2Gが形成されており、他所にはそれ
ぞれ陽極3R,3G,3B,3Gが配置されてい
る。光源管体10の一面(第6図(b)中上面)はガラス
等の透光性材料で形成され、光源管体10の他の部分は
可視光に対する反射率が比較的大きいセラミック等の非
透光性材料で形成される。光源管体10の第6図(b)中
下面には、上記連通孔2R,2G,2B,2Gに跨
がるようにバルブ20が封着され、バルブ20にはステ
ム21により保持された共通陰極22が設けられる。 以上のようにして、光源管体10とバルブ20との内部
空間が連通孔2R,2G,2B,2Gを介して連通
して気密な1つの放電空間を形成するのであって、この
放電空間の内部にアルゴン等の不活性ガスと水銀とから
なる放電ガスが封入されている。 所望の陽極3R,3G,3B,3Gと共通陰極22
との間で放電させると、放電に関与している陽極3R,
3G,3B,3Gに対応する発光室1R,1G
1B,1Gが発光するのであり、所望の色で発光させ
ることができるのである。 上述のように形成された蛍光表示素子は、カラーディス
プレイ装置の画素を形成するから、任意時刻に任意の調
光段階で点灯できるように、共通陰極22を常に電子放
出が可能な状態にしておく必要がある。すなわち、共通
陰極22は常時予熱される。
【考案が解決しようとする課題】
ところで、カラーディスプレイ装置の画素として用いら
れることから、蛍光表示素子の発光面積は比較的小さい
ものである。したがって、点灯時の消費電力も比較的小
さいものである。一方、共通陰極22に通電する予熱電
流は、蛍光表示素子の大小にかかわらずほぼ一定であ
る。その結果、共通陰極22の予熱での消費電力が、全
消費電力の30〜50%にも達し、消費電力に対する発
光効率が悪いという問題がある。 本考案は上記問題点の解決を目的とするものであり、予
熱電流で消費される単位面積当たりの消費電力を低減す
ることにより発光効率を高め、しかもバルブから各発光
室までの放電経路を等しい長さに設定することにより、
各発光室での発光効率が均等になるようにした蛍光表示
素子を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
本考案では、上記目的を達成するために、光源管体の発
光面をそれぞれ発光室を同数個ずつ含む複数の区画に分
割し、各区画を各区画の発光色の構成が同じになるよう
にしてそれぞれ複数色の発光室で構成し、光源管体内に
バルブから各発光室に至る放電経路を形成する連絡路を
形成し、バルブから各発光室までの放電経路を同じ長さ
に設定しているのである。
【作用】
上記構成によれば、従来構成において1つの共通陰極が
設けられていた構成単位を1区画とし、複数区画に対し
て1つの共通陰極を設けることになるから、単位面積当
たりの共通陰極への予熱電流が従来よりも低減され、結
果的に発光効率が高まるのである。また、バルブから発
光室までの放電経路を同じ長さに設定しているから、ど
の発光室が発光しているときにも消費電力が等しくな
り、発光効率が均等になるのである。
【実施例1】 第1図に示すように、基本的には、「従来の技術」の項
で説明した光源管体10を4個結合して1個の光源管体
10とし、この光源管体10に1個のバルブ20を設け
た形状となっている。 光源管体10は、第1図(a)に示すように、上面開口す
る有底角筒状に形成された発光器11と、発光器11の
上面を密閉する透光板12とにより形成されている。発
光器11は、セラミックのような可視光に対する反射率
が比較的高い非透光性材料で形成され、透光板12は、
ガラス等の透光性材料で形成されている。光源管体10
の内部空間は隔壁8a,8bによりほぼ同形状を有する
4つの区画A〜Dに仕切られている。各区画A〜Dは、
「従来の技術」の項で説明した光源管体10とほぼ同じ
大きさに形成される。各区画A〜Dの内部空間は、隔壁
8cによってさらに分割され、4つの発光室1R,1G
,1B,1Gが形成されている。結局、1つの光源
管体10に対して16個の発光室1R,1G,1B,
1Gが形成される。各発光室1R,1G,1B,1
の内周面には、それぞれ蛍光体が被着される。すな
わち、発光室1Rには、赤色系蛍光体(たとえば、Y
2O3:Eu)、発光室1G,1Gには、緑色系蛍光体
(たとえば、CeMgAl11O19:Tb)、発光室1Bには、青色
系蛍光体(たとえば、BaMg2Al16O27:Eu)が塗布され
る。ここに、各区画A〜Dでは、左上角から右回りに発
光室1R,1G,1B,1Gがこの順で配列され
る。各発光室1R,1G,1B,1Gには、それぞ
れ各区画A〜Dの中心付近の一所において連通孔2R,
2G,2B,2Gが形成され、他所において陽極3
R,3G,3B,3Gが配設される。また、各発光
室1R,1G,1B,1G内には仕切壁4が形成さ
れ、連通孔2R,2G,2B,2Gから陽極3R,
3G,3B,3Gに至る経路(道程)がなるべく長
くなるように経路を屈曲させている。 ところで、光源管体10の第1図(b)中下面側には、左
右一対の下側連絡溝13が形成されており、一方の下側
連絡溝13は2区画A,Dのすべての挿通孔2R,2G
,2B,2Gの下端に連通し、他方の下側連絡溝1
3は2区画B,Cのすべての連通孔2R,2G,2
B,2Gの下端に連通している。また、両下側連絡溝
13に交差する方向の隔壁8aには、第1図(b)中上面
側に上側連絡溝14が形成され、上記両下側連絡溝13
がそれぞれ透孔15を通して上側連絡溝14に連通す
る。さらに、上側連通溝14の中央部には連通孔16が
形成されている。したがって、上側連絡溝14、透光1
5、下側連絡溝13により連通孔16から連通孔2R,
2G,2B,2Gに至る連通路が形成される。下側
連通溝13は光源管体10の第1図(b)中下面側に封着
されたカバープレート17により密閉され、上側連通溝
14は上述した透光板12により密閉されている。カバ
ープレート17は、透光性を必要としないから、光源管
体10と同じ材料で形成すればよい。このようにして、
すべての区画A〜Dの発光室1R,1G,1B,1G
は連通孔16を通して光源管体10の外部に通じるの
である。 連通孔16の周囲において、第1図(b)における光源管
体10の下面には凹所18が形成されており、この凹所
18にはバルブ20の上端部が挿入されている。バルブ
20はガラスよりなり、内部にはステム21により支持
された共通陰極22が設けられている。バルブ20の上
面は開口しており、連通孔16の周囲を囲む形で光源管
体10に封着されている。バルブ20は、直管形蛍光ラ
ンプの端部と同様の構造を有し、部品が共用化できるよ
うに構成されている。バルブ20の下面には排気管23
が引き出されている。 以上のようにして、光源管体10とバルブ20とに囲ま
れた気密空間が形成されるのであり、この気密空間内に
はアルゴン等の不活性ガスと水銀とを混合した放電ガス
が封入される。ここに、光源管体10の発光器11と透
光板12、光源管体10とカバープレート17、光源管
体10とバルブ20などはガラスフリットを用いて封着
されている。 いま、区画Aの発光室1R内に設けた陽極3Rと共通陰
極22との間で放電させたと仮定する。この場合、第2
図に破線で示すように、共通陰極22から放出された電
子は、共通陰極22→連通孔16→上側連絡溝14→透
孔15→下側連絡溝13→区画Aの連通孔2R→区画A
の発光室1R→陽極3Rという経路を通るから、発光室
1Rから赤色の光が放射されるのである。 また、上側連絡溝14は放電経路となるから、水銀発光
による青色光が発生することになる。この光が透光板1
2を通して外部に放射されると、色純度が低下しカラー
映像を表示する際に障害となる。このような障害を除去
するために、透光板12の表面の要所に黒色のマスク
(図示せず)を貼着して遮光する。さらに、下側連絡溝
13や上側連絡溝14は発光に寄与していないから、こ
れらの放電経路での損失が小さくなるように、下側連絡
溝13や上側連絡溝14の断面積は可能な限り大きく設
定してあり、また、発光室1R,1G,1B,1G
内では仕切壁4によって放電経路をできるだけ長くとる
ようにして発光効率を改善しているのである。 以上の構成によれば、1つの区画A〜Dを従来の蛍光表
示素子と同じ面積であるとすれば、単位面積当たりの共
通陰極22の本数が1/4になり、結果的に単位面積当
たりの共通陰極22への予熱電流も1/4に低減するの
である。上記実施例では、下側連絡溝13や上側連絡溝
14を設けているが、発光室1R,1G,1B,1G
内での放電経路を長くとり、かつ単位面積当たりの共
通陰極22の予熱電流を低減した結果、従来と同等の輝
度において消費電力を約50%低減することができた。
また、上記実施例では、光源管体10に4区画A〜Dを
設けているが、下側連絡溝13や上側連絡溝14の形状
を変更すれば、さらに多数の区画を設けることもでき、
単位面積当たりの予熱電流をさらに低減することが可能
である。
【実施例2】 本実施例では、第3図に示すように、隔壁8aに設けた
上側連絡溝14と同様の溝部5を隔壁8bにも設けてい
る。溝部5は上側連絡溝14と連通しているが、連通し
ていなくてもよい。 この構成によれば、光源管体10の材料コストが低減さ
れる、また軽量化されることになる。
【実施例3】 本実施例では、第4図に示すように、光源管体10の周
面の要所に切欠6を形成している。切欠6は、第4図
(a)に示すように、光源管体10の周面の角部に設けた
り、第4図(b)に示すように、光源管体10の一辺の中
央部に設ければよい。 光源管体10にこのような切欠6を形成しておけば、異
色の蛍光体を各発光室1R,1G,1B,1Gに塗
り分ける際の位置決めが行える。とくに、蛍光体の塗装
の自動化において、塗装位置の検出に役立つのである。
また、蛍光表示素子を用いて大型カラーディスプレイ装
置を構成する場合には、蛍光表示素子の向きを揃えるこ
とができるのである。
【実施例4】 本実施例では、第5図に示すように、下側連絡溝7の開
口縁に段部7を形成しているのであって、この段部7に
カバープレート17を装着している。したがって、カバ
ープレート17の位置決めを特別な治具を用いることな
く正確に行うことができるのである。すなわち、封着作
業が容易になるのである。
【考案の効果】
本考案は上述のように、光源管体の発光面をそれぞれ発
光室を同数個ずつ含む複数の区画に分割し、各区画を各
区画の発光色の構成が同じになるようにしてそれぞれ複
数色の発光室で構成し、光源管体内にバルブから各発光
室に至る放電経路を形成する連絡路を形成し、バルブか
ら各発光室までの放電経路を同じ長さに設定しているも
のであり、従来構成において1つの共通陰極が設けられ
ていた構成単位を1区画とし、複数区画に対して1つの
共通陰極を設けることになるから、単位面積当たりの共
通陰極への予熱電流が従来よりも低減され、結果的に発
光効率が高まるという利点を有する。また、バルブから
発光室までの放電経路を同じ長さに設定しているから、
どの発光室が発光しているときにも消費電力がほぼ等し
くなり、発光効率が均等になるという利点を有するので
ある。しかも、光源管体内に連絡路を形成しているか
ら、光源管体の形状が変わってもバルブを共用すること
ができ、部品の共用化により低コスト化につながるので
ある。さらに、本考案の蛍光表示素子を用いて大型カラ
ーディスプレイ装置を構成した場合、画素配列について
は、従来の蛍光表示素子を用いた場合とまったく同じに
することができるから、視覚的な差が生じないという効
果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)はそれぞれ本考案の実施例1を示す正面
図、同図(a)中X−X線断面図、第2図は同上の動作説
明図、第3図は本考案の実施例2を示す正面図、第4図
(a)(b)はそれぞれ本考案の実施例3を示す正面図、第5
図は本考案の実施例4を示す要部断面図、第6図(a)(b)
はそれぞれ従来例を示す正面図、断面図である。 1R,1G,1B,1G……発光室、3R,3
,3B,3G……陽極、10……光源管体、13
……下側連絡溝、14……上側連絡溝、20……バル
ブ、22……共通陰極、A〜D……区画。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周面にそれぞれ蛍光体が被着された複数
    個の発光室を発光面に設けた光源管体と、各発光室に連
    通した放電空間を形成するように光源管体に気密的に結
    合されたバルブと、各発光室内にそれぞれ配設された複
    数の陽極と、バルブ内に配設された1つの共通陰極とを
    具備し、上記放電空間内には放電ガスが封入され、所望
    の陽極と共通陰極との間に放電を生じる電圧が印加され
    ると放電を生じている陽極の配設されている発光室の蛍
    光体が発光する蛍光表示素子において、光源管体の発光
    面はそれぞれ発光室を同数個ずつ含む複数の区画に分割
    され、各区画は各区画の発光色の構成が同じになるよう
    にしてそれぞれ複数色の発光室で構成され、光源管体内
    にはバルブから各発光室に至る放電経路を形成する連絡
    路が形成され、バルブから各発光室までの放電経路が同
    じ長さに設定されて成る蛍光表示素子。
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JPH0295153U JPH0295153U (ja) 1990-07-30
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