JPH06228909A - 砕石ダクト層を備えたゴルフ練習場の人工芝生グリーン及びその人工芝生グリーンの製造法 - Google Patents

砕石ダクト層を備えたゴルフ練習場の人工芝生グリーン及びその人工芝生グリーンの製造法

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JPH06228909A
JPH06228909A JP1828693A JP1828693A JPH06228909A JP H06228909 A JPH06228909 A JP H06228909A JP 1828693 A JP1828693 A JP 1828693A JP 1828693 A JP1828693 A JP 1828693A JP H06228909 A JPH06228909 A JP H06228909A
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ground
crushed stone
green
leveling
artificial lawn
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JP1828693A
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English (en)
Inventor
Teruo Nakagaki
照雄 中垣
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NAKAGAKI SANGYO KK
Original Assignee
NAKAGAKI SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ゴルフ練習場の人工芝生グリーンに関するもの
であり、下地を改善することにより天然芝生グリーンと
同様な作用が得られるようにする。 【構成】砕石ダクト層を備えたゴルフ練習場の人工芝生
グリーンは、ゴルフ練習場の下地を略均一に生成してな
る均し下地2と、この均し下地のほぼ平坦面に、採石現
場で生成される砕石ダクトを積層充填して、略5cm〜1
0cm程度でなる積層幅の下地荒地を生成し、その後、下
地荒地に対する均し、及び押圧作業を介して、前記積層
幅のほぼ1/2の積層幅を備える構造の下地素地5と、
この下地素地の平坦押圧面に敷設される人工芝生カーペ
ットと、で構成される。 【効果】人工芝生カーペットのめくれがなくなること
と、適宜の弾力性が付与され、ボール圧に対する柔軟
性、人工芝生の踏圧性の向上が期待でき、ほぼ天然芝生
グリーンと同じ感覚、踏み込み、ボールの動きなどが達
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフ練習場、主とし
て、フェアウェィ、ラフ、バンカー、グリーン等の人工
芝生グリーン(本発明では、総称して、ゴルフ練習場の
人工芝生グリーンとする。)及びその製造法に関するも
のであり、具体的には、下地を改善することにより、通
常のゴルフコースの天然芝生グリーンと同様な機能・取
扱い・効能・慣習等が得られるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】ゴルフコースの天然芝生グリーンは保守
に著しい手数を必要とするため、ゴルフ練習場のグリー
ンは、通常、合成繊維のパイル糸を基布に植毛してなる
人工芝生カーペットを、下地の上に敷設してゴルフ練習
場のグリーンを形成することが広く行われている。いわ
ゆる通常、人口芝生グリーンと称されている。このよう
な人工芝生グリーンの特徴は、保守及び管理が、比較的
簡易かつ不要となる利点と、プレーヤーにとっては、常
時同一のコンディション下でのゴルフができること等の
利点があって、多方面で大変に重宝されている。
【0003】しかしながら、人工芝生グリーンは、天然
芝生グリーンに比して弾性に欠けることから、ゴルフボ
ール圧に対する柔軟性の点で問題がある。又踏圧による
地盤の回復力にも幾分の問題がある。更に下地に雨水が
貯りやすく、降雨時の後などでは、例えば、プレーの再
開等に支障をきたす等の問題がある。
【0004】前記問題の解消を目的とする技術文献とし
て、下記の発明が挙げられる。
【0005】(1)特公昭60−46203号の運動競
技用の競技場表面の発明がある。この発明は、平坦で堅
固な下表面に、順次大小の砂利層をほぼ平坦に形成した
後、土の層を設け、当該土の層のフェルトを介して、人
工芝生カーペットを設け、この人工芝生カーペットを粒
状材料層でほぼ隠蔽する構成となっている。
【0006】(2)特公平1−54481号のグリーン
の下地構造、同2−53562号の人工芝生グリーンの
基礎構造の発明がある。この発明は、グリーンの下地材
として、ゴムチップと砂壌土とを適宜割合にて混合した
客土を利用する構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の技術文献の中
で、特公昭60−46203号の発明は、保水性、弾性
特性等を備えている特徴を有する反面、施工作業及び工
程が極めて複雑であり、実用面で多くの課題が考えられ
ること、また人工芝生を粒状材料層でほぼ隠蔽する構成
では、ゴルフ練習場の人工芝生グリーンには到底採用で
きない発明であります。また同特公平1−54481号
等の発明では、ゴムチップを使用することから弾性特性
を備える特徴を有する反面、ゴムチップの有する物性及
び耐水性等よりして地下透水の有害性又は保水性の問題
があり、解決されなければ課題が考えられること、また
ゴムチップ、砕石等の資材の手当にも、資源、コストが
かかり、ここにも新たな課題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、適当な
保水性を有して人工芝生と密着することによって、人工
芝生グリーンにゴルフのボール圧に対する柔軟性を与
え、天然芝生グリーンと同等の状態を確保すること、ま
た土壌に濾過機能を与え人工芝生に散水された石けん
水、その他洗浄水の十分な濾過効率を確保すること、等
を目的として下記の構成を採用する。
【0009】即ち、本発明の砕石ダクト層を備えたゴル
フ練習場の人工芝生グリーンは、ゴルフ練習場の下地を
略均一に生成してなる均し下地と、この均し下地のほぼ
平坦面に、採石現場で生成される砕石ダクトを積層充填
して、略5cm〜10cm程度でなる積層幅の下地荒地を生
成し、その後、当該下地荒地に対する均し、及び押圧作
業を介して、前記積層幅のほぼ1/2の積層幅を備える
構造の下地素地と、この下地素地の平坦押圧面に敷設さ
れる人工芝生カーペットと、で構成される。
【0010】また本発明は施工の簡略化、容易化並びに
コストの低格化等を目的として、下記の構成を採用す
る。
【0011】即ち、本発明の砕石ダクト層を備えたゴル
フ練習場の人工芝生グリーンの製造法は、ゴルフ練習場
の下地をほぼ均一にする均し作業を介して、均し下地を
生成をする均し工程と、この均し工程で生成されたほぼ
平坦面に下地材として、採石現場で生成される砕石ダク
トをやや湿潤状態で積層充填して、略5cmm〜10cm程
度積層幅を備えた下地荒地を生成する下地荒地生成工程
と、この下地荒地の均し押圧作業を介して、前記積層幅
をほぼ1/2程度の積層幅にする下地素地を形成する下
地素地生成工程と、この下地素地の上面に人工芝生カー
ペットを敷設する人工芝生カーペット敷設工程と、で構
成される。
【0012】
【作用】本発明は、ゴルフ練習場の下地をほぼ均一に均
し作業を介して、均し下地を生成した後、この均し下地
の上面に、採石現場で採石の際発生する粒状の砕石ダク
トを略5cm〜10cm程度積層して、下地荒地を生成す
る。そして、この下地荒地に適宜圧のプレスを介して、
略2.5cm〜5cm程度、ほぼ均一の積層幅及び積層密度
の下地素地を構成する。その後、所定の積層幅及び密度
を有する下地素地の上面に人工芝生カーペットを敷設す
ることにより、人工芝生グリーンが製造される。
【0013】このようにして、砕石ダクトを積層すると
ともに、積層砕石ダクトのプレス及び均し作業により、
人工芝生カーペットの下地材として利用することから、
人工芝生カーペットのめくれがなくなる。また人口芝生
グリーンに適宜の弾力性が付与され、例えば、ボール圧
に対する柔軟性、人工芝生グリーンの踏圧性の向上が大
いに期待でき、ほぼ天然芝生グリーンと同じ感覚、踏み
込み、ボールの動きなどが達成される。更に適宜の保水
性の確保による人工芝生カーペットの耐久性、耐腐性、
等の向上と、人工芝生カーペットのめくれ防止等に役立
つ所である。更に人工芝生グリーン上では、天然芝生グ
リーンに、ほぼ準ずる感覚、体感を介して、プレーがで
きる。このことは本出願人の施工(工事)実績(勿論、
実験を兼ね秘密理に行われている。)より、確認されて
いるところである(尚、秘密理に行われた工事一覧表
を、物件提出書にて提出させていただきます。)。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0015】先ず、ゴルフ練習場の下地1を均し機械又
は均し器具を介して、ほぼ均一に均して均し下地2を生
成する。尚、場合によりつき固めることも有り得る。こ
れによって、図2の如く、均し下地2の上面にほぼ平坦
面2aが生成される。
【0016】その後、この均し下地2のほぼ平坦面2a
に、採石現場にて、岩石をクラッシャ、破砕機等により
破砕又は切断等する際に生成される粒径略2.5mm前後
程度の砕石ダクト3を略5cm〜10cm程度積層して下地
荒地4を生成する(図3)。尚、岩石とは、玄武岩、安
山岩、硬質砂岩、硬質石灰岩又はこれらに準ずる石質を
もつ岩石が好ましい。勿論、砕石ダクト3より、水、ご
み、泥等の有害物は除去されている。
【0017】この積層幅を有する下地荒地4に適宜圧の
プレス及び均し作業を介して、所定の積層幅(例えば、
略2.5cm〜5cm程度)及び密度に圧縮して、平坦押圧
面5aを有する下地素地5を生成する(図4)。
【0018】以上のようにして生成された下地素地5の
平坦押圧面5aには、防炎性を有するポリエステル等の
素材を織って透水性を有する基布にポリアミド等の合成
繊維からなるパイル糸を植毛してなる人工芝生カーペッ
ト6が敷設され、これによって、図5に示す如く、下地
素地5に密着した人工芝生グリーンが生成される。
【0019】尚、前記人工芝生グリーンは、前述の如
く、その主体はゴルフ練習場の例えばフェアウェィ、ラ
フ、バンカー、グリーン等の人工芝生グリーンである
が、屋外のゴルフ練習場に採用可能なことは勿論、将来
的には、ゴルフコースの全体又は要部等の部分的な処等
にも当然に採用可能な発明であります。更には他の競
技、遊戯場等の各種施設であって、かつ屋内外における
人工芝生クリーンにも採用が期待できる。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上で詳述した如く、均し下地
の上面に、砕石ダクトを適宜圧のプレス及び均し作業に
より、人工芝生カーペットの下地材として利用すること
から、人工芝生カーペットのめくれがなくなることと、
適宜の弾力性が付与され、例えば、ボール圧に対する柔
軟性、人工芝生の踏圧性の向上が大いに期待でき、ほぼ
天然芝生グリーンと同じ感覚、踏み込み、ボールの動き
などが達成される。また適宜の保水性の確保による人工
芝生カーペットの耐久性、耐腐性、等の向上と、人工芝
生カーペットのめくれ防止等に役立つ所である。更に人
工芝生グリーン上では、ゴルフコースの天然芝生グリー
ンに、ほぼ準ずる感覚、体感を介して、プレーができ
る。
【0021】また本発明は、所定の積層幅及び密度を備
えており、雨水又は散水、洗浄水の濾過機能を有するこ
とから、土質の汚染防止等環境向上に役立つ。更に砕石
ダクトを利用することから、資源の有効利用と、合理化
に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゴルフ練習場のグリーン下地を示す模式図であ
る。
【図2】図1のグリーン下地を均してなる均し下地を示
す模式図である。
【図3】均し下地の上面に砕石ダクトを敷設(積層)し
た状態を示す模式図である。
【図4】砕石ダクトの積層を均し作業又は押圧作業を介
して、平坦押圧面とした模式図である。
【図5】人工芝生カーペットを敷設した人工芝生グリー
ンを示す模式図である。
【符号の説明】
1 下地 2 均し下地 2a ほぼ平坦面 3 砕石ダクト 4 下地荒地 5 下地素地 5a 平坦押圧面 6 人工芝生カーペット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴルフ練習場の下地を略均一に生成して
    なる均し下地と、 この均し下地のほぼ平坦面に、採石現場で生成される砕
    石ダクトを積層充填して、略5cm〜10cm程度でなる積
    層幅の下地荒地を生成し、その後、当該下地荒地に対す
    る均し、及び押圧作業を介して、前記積層幅のほぼ1/
    2の積層幅を備える構造の下地素地と、 この下地素地の平坦押圧面に敷設される人工芝生カーペ
    ットと、 で構成される砕石ダクト層を備えたゴルフ練習場の人工
    芝生グリーン。
  2. 【請求項2】 ゴルフ練習場の下地を略均一に生成して
    なる均し下地と、 この均し下地のほぼ平坦面に、採石現場で生成される砕
    石ダクトを積層充填して、略5cm〜10cm程度でなる積
    層幅の下地荒地を生成し、その後、当該下地荒地に対す
    る均し、及び押圧作業を介して、前記積層幅のほぼ1/
    2の積層幅を備えた下地素地と、 この下地素地の平坦押圧面に敷設される人工芝生カーペ
    ットと、 で構成される砕石ダクト層を備えたゴルフ練習場の人工
    芝生グリーン。
  3. 【請求項3】 前記砕石ダクトは、玄武岩、安山岩、硬
    質砂岩、硬質石灰岩又はこれらに準ずる石質をもつ岩石
    を、破砕又は切断する際に生じる粒径略2.5cm以下の
    構造となっている請求項1の砕石ダクト層を備えたゴル
    フ練習場の人工芝生グリーン又は請求項2の砕石ダクト
    層を備えたゴルフ練習場の人工芝生グリーンの製造法。
JP1828693A 1993-02-05 1993-02-05 砕石ダクト層を備えたゴルフ練習場の人工芝生グリーン及びその人工芝生グリーンの製造法 Pending JPH06228909A (ja)

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