JPH062285U - 電子時計の照明構造 - Google Patents
電子時計の照明構造Info
- Publication number
- JPH062285U JPH062285U JP3783692U JP3783692U JPH062285U JP H062285 U JPH062285 U JP H062285U JP 3783692 U JP3783692 U JP 3783692U JP 3783692 U JP3783692 U JP 3783692U JP H062285 U JPH062285 U JP H062285U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display panel
- liquid crystal
- light emitting
- electric signal
- emitting portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electric Clocks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】簡略構造により電子時計の照明機能を大幅に改
善することを目的とする。 【構成】液晶表示パネル、該表示パネルに電気信号を供
給する為の回路ブロック等を有する電子時計において、
エレクトロルミネッセンス素子を用いた発光部と該発光
部に電気信号を供給する電極を形成した透明部材を、前
記液晶パネルの上面に重ねて配置し、さらに前記液晶表
示パネルと前記回路ブロックの電気的導通手段であり導
電性ゴムを用いたコネクタが前記表示パネル外形から平
面的にとび出して配置されるとともに、前記コネクタの
とび出し部が前記透明部材上に形成された前記発光部に
電気信号を供給する電極の一部と平面的かつ断面的に重
なる様構成する。
善することを目的とする。 【構成】液晶表示パネル、該表示パネルに電気信号を供
給する為の回路ブロック等を有する電子時計において、
エレクトロルミネッセンス素子を用いた発光部と該発光
部に電気信号を供給する電極を形成した透明部材を、前
記液晶パネルの上面に重ねて配置し、さらに前記液晶表
示パネルと前記回路ブロックの電気的導通手段であり導
電性ゴムを用いたコネクタが前記表示パネル外形から平
面的にとび出して配置されるとともに、前記コネクタの
とび出し部が前記透明部材上に形成された前記発光部に
電気信号を供給する電極の一部と平面的かつ断面的に重
なる様構成する。
Description
【0001】
本考案は電子時計の照明構造に関する。
【0002】
従来技術について図3、図4、を用いて以下に説明する。
【0003】 図3は従来のランプを用いた照明付きデジタル電子腕時計用ムーブメントの要 部平面図、図4は同じく要部断面図である。21は上ガラス、下ガラス、液晶、 偏光板等から構成される液晶パネル、22は反射板、23は回路基板25上に実 装されたランプ、24はコネクタ、26はパネル枠、27は回路ケース、28は 電池29は回路押さえ板であり、各々周知の働きをする。図4に示す様に照明用 ランプ23は液晶パネル21よりも下部に配置され、しかも液晶パネル21、反 射板22、パネル枠26などのすきまから表示部を照らす構造が一般的であった 。
【0004】
しかし前述の従来技術では以下に述べる欠点を有していた。
【0005】 レイアウト的、構造的に表示パネル全域に対して十分な明るさを確保すること が困難であり、特にパネル面積が大きくなればなるほどランプから遠い表示部は かなり目を凝らさないと読みとりが困難であった。最近は腕時計の多機能化が進 み、大面積の表示パネルを用いる場合が多く、前述した課題は商品としての価値 をも左右することがある。都会における活動時間帯は24時間化が進み、携帯機 器の照明機能の重要性が従来と比べ格段に高くなってきており、今後もこの傾向 が進んで行くのは明かである。
【0006】 そこで本考案の目的は、表示パネルに対して任意の平面レイアウトが選択可能 であり、表示パネルの表示部全域にわたって均一かつ十分な明るさを確保可能な 電子時計の照明構造を提供するところにある。
【0007】
本考案の電子時計の照明構造は、液晶表示パネル、該表示パネルに電気信号を 供給する為の回路ブロック等を有する電子時計において、エレクトロルミネッセ ンス素子を用いた発光部と該発光部に電気信号を供給する電極を形成した透明部 材を、前記液晶パネルの上面に重ねて配置したことを特徴とする。
【0008】 さらに、前記液晶表示パネルと前記回路ブロックの電気的導通手段であり導電 性ゴムを用いたコネクタが前記表示パネル外形から平面的にとび出して配置され るとともに、前記コネクタのとび出し部が前記透明部材上に形成された前記発光 部に電気信号を供給する透明電極の一部と平面的かつ断面的に重なる様構成した ことを特徴とする。
【0009】
以下に図1、図2を用いて本考案の実施例を説明する。図1は本実施例のデジ タル電子腕時計用ムーブメントの平面図、図2は同じく要部断面図である。1は 上ガラス1ーa、下ガラス1ーb、液晶、偏光板1ーd等から成る液晶表示パネ ル、2は反射板、4はゼブラ型コネクタ(以下コネクタと記す)、5は回路基板 、6はパネル枠、7は回路押さえ板であり各々周知の働きをする。なお照明に関 する構造以外は従来構造と共通であり図2においては省略する。3は透明ガラス から成る基板材3ーaに発光部3ーbを設けた照明板である。発光部3ーbは基 本的にはエレクトロルミネッセンス(以下ELと記す)発光層を透明電極でバイ ンドした構造であり、耐湿性を向上させる為水分を通しにくい合成樹脂から成る 防湿膜で前記透明電極とEL発光層を更にバインドしている。基板材3ーaの液 晶パネル1側の面にまず第一の防湿膜を形成し、その上に第一の透明電極3ーc を形成、その上にEL発光層を形成、その上に第2の透明電極3ーdを形成、最 後に第2の防湿膜を形成している。なお防湿膜は図中において省略する。透明電 極は図1に示す様に基板材3ーaの外周部まで引き回して形成されており、コネ クタ4を介して回路基板5と電気的に導通している。コネクタ4は図1に示す様 に平面的に液晶パネル1の外形からハミ出して配置されると共に図2に示す様に 断面的には液晶パネル1との接触部4ーbと照明板3との接触部4ーaを有して いる。照明板3の断面的な位置決めはパネル枠6の照明板受け部6ーcにて照明 板3の下面を受け、パネル枠6の照明板押さえツバ部6ーbにより照明板3の上 面を押さえることにより行っている。前記照明板押さえツバ部6ーbは照明板3 とコネクタ4との接触部に対して極力近く設置することにより、両者の導通を確 実にしている。なお液晶表示パネル1は照明板3の下面に配置されパネル枠6の パネル押さえツバ部6ーaにて断面位置決め固定されている。
【0010】 図1に二点鎖線にて示したのは見切り範囲であり、この線よりも外側は見切り 板等によって製品時には見えなくなる部分である。図1に示す様に本考案によれ ば見切り範囲のぎりぎりの位置まで発光部をもってくることができ、より明るい 表示が可能となる。また見切り線より内側であっても自由に発光部を配置できる ので、EL発光部が文字、文字列、記号、マーク等の何らかの意味を持つ表示部 としパネル表示部に重ねて配置すれば更に付加価値の高い製品とすることができ る。
【0011】 本実施例における照明板3は液晶パネル1よりも若干大きな外形形状を有する 単なるガラス板部材を用いたが、導光板を用いた部材とすれば、発光部の設置数 を少なくしても光を有効に表示部に導くことが可能となる。
【0012】 また本実施例においては照明板3のコネクタ4を介した回路基板5との導通箇 所は1ヶ所であったが、必要に応じて複数個設けても良い。
【0013】 また本実施例においては照明板3を用いたが、カバーガラスに直に発光部を設 置して照明板の役割を兼ねさせても同様の効果が得られることは言うまでもない
【0014】 。
以上述べたように本考案によれば従来のランプを用いた照明構造に比べ以下の 効果を有する。
【0015】 1 発光部を液晶表示パネルの表示部に平面的、断面的に極力近く設置できる 。 2 発光部設置位置の平面的自由度は極めて高く、設置箇所も必要に応じて 複 数個設置可能である。
【0016】 3 1、2により表示部をより明るく、さらには均一な明るさを表示部全域に わたって提供できる。
【0017】 4 従来の時計構造を大きく変更すること必要がなく、簡略構造で実現可能で ある。特に表示パネル用コネクタを兼用して回路基板との電気的導通がとれ る点ではコスト的メリットも大きい。
【0018】 この様に本考案の電子時計の照明構造によれば、暗がりでも時計の表示内容を 容易に読みとることができる実用性の高い商品を市場に提供可能となる。活動時 間帯の24時間化がますます進んで行くこれからの社会において本考案の果たす 役割は大きく、その効果は絶大である。
【図1】本考案の一実施例である電子腕時計のムーブメ
ント平面図。
ント平面図。
【図2】本考案の一実施例である電子腕時計のムーブメ
ント要部断面図。
ント要部断面図。
【図3】従来の電子腕時計のムーブメント平面図。
【図4】従来の電子腕時計のムーブメント断面図。
1 液晶表示パネル 3 照明板 3ーa 基板材 3ーb 発光部 3ーc 第一透明電極 3ーd 第二透明電極 4 ゼブラ形コネクタ 5 回路基板 6 パネル枠
Claims (2)
- 【請求項1】液晶表示パネル、該表示パネルに電気信号
を供給する為の回路ブロック等を有する電子時計におい
て、エレクトロルミネッセンス素子を用いた発光部と該
発光部に電気信号を供給する電極を形成した透明部材
を、前記液晶パネルの上面に重ねて配置したことを特徴
とする電子時計の照明構造。 - 【請求項2】前記液晶表示パネルと前記回路ブロックの
電気的導通手段であり導電性ゴムを用いたコネクタが前
記表示パネル外形から平面的にとび出して配置されると
ともに、前記コネクタのとび出し部が前記透明部材上に
形成された前記発光部に電気信号を供給する電極の一部
と平面的かつ断面的に重なる様構成したことを特徴とす
る請求項1記載の電子時計の照明構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3783692U JPH062285U (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 電子時計の照明構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3783692U JPH062285U (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 電子時計の照明構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062285U true JPH062285U (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=12508621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3783692U Pending JPH062285U (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 電子時計の照明構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062285U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08271662A (ja) * | 1995-03-29 | 1996-10-18 | Seiko Instr Inc | Elパネル付電子機器 |
-
1992
- 1992-06-04 JP JP3783692U patent/JPH062285U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08271662A (ja) * | 1995-03-29 | 1996-10-18 | Seiko Instr Inc | Elパネル付電子機器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6020943A (en) | Display device having a display plate with a plurality of openings formed therein, disposed above an EL light emitting member | |
US4882581A (en) | Keyboard for a portable data terminal | |
US4824215A (en) | Liquid crystal display apparatus | |
JP2004271259A (ja) | 時計モジュール | |
US20060013074A1 (en) | Light emission and display devices and electronic apparatus using the display device | |
KR100234636B1 (ko) | 광 방출장치를 갖춘 전자용품 | |
JP4120302B2 (ja) | 電子機器 | |
JPH09113656A (ja) | El照明付き複合表示時計 | |
JPS5820954Y2 (ja) | 電子時計の照明装置 | |
JPH062285U (ja) | 電子時計の照明構造 | |
JPH02141793A (ja) | 発光ダイオード式表示装置 | |
JP3164071B2 (ja) | 電子時計 | |
JP3164074B2 (ja) | 電子時計 | |
JPS6138429B2 (ja) | ||
US6208593B1 (en) | Luminous body for a watch | |
JP2004198681A (ja) | 照明装置および電子機器 | |
JPS6015196Y2 (ja) | 液晶時計表示部の構造 | |
JPH0629860Y2 (ja) | キースイッチ構造 | |
JPH1048358A (ja) | 表示装置及び電子機器 | |
CN215181932U (zh) | 一种触控时钟灯光开关 | |
JPH0894991A (ja) | 液晶表示部を備えた電子機器 | |
JPH0527036Y2 (ja) | ||
JP2004200189A (ja) | 電子機器 | |
US20240295858A1 (en) | Electrode terminal, module and watch | |
JPH1020297A (ja) | 液晶表示装置 |