JPH062278U - 携帯時計のケース構造 - Google Patents

携帯時計のケース構造

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Publication number
JPH062278U
JPH062278U JP4608392U JP4608392U JPH062278U JP H062278 U JPH062278 U JP H062278U JP 4608392 U JP4608392 U JP 4608392U JP 4608392 U JP4608392 U JP 4608392U JP H062278 U JPH062278 U JP H062278U
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JP
Japan
Prior art keywords
case
back member
synthetic resin
case structure
engaging
Prior art date
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Pending
Application number
JP4608392U
Other languages
English (en)
Inventor
純一 西川
Original Assignee
シチズン時計株式会社
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Publication date
Application filed by シチズン時計株式会社 filed Critical シチズン時計株式会社
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Publication of JPH062278U publication Critical patent/JPH062278U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケース本体の一部に合成樹脂を使用すること
が可能になって、ケース構造の重量が軽減されるばかり
か、デザインの小形化が可能になるし、防水、防塵が安
定したものになり、内胴を共通にして、デザイン、着色
を変えた外胴を選択することができてバリエーションを
拡大することができる携帯時計のケース構造を提供する
ことである。 【構成】 金属製の内胴2の外胴装着部8に合成樹脂製
の外胴3を挿入して外胴3の嵌合突起部18を内胴2の
嵌合凹部9に嵌合し、外胴3の下面部に金属製の裏部材
33を沿わせてこの裏部材33を外胴3側に突き上げる
ことにより、この裏部材33の内周部の係合部46を内
胴2の下部の前記係合部10に係合させて両係合部4
6、10に相互に楔機能を発揮させ、外胴3を内胴2と
裏部材33とで挟むようにして一体化している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ダイバーウォッチのような携帯時計のケース構造に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来の携帯時計のケース構造として図5に示すような構造のものがある。この 構造は、タングステンカーバイト等の超硬合金からなる外胴50にステンレスス チール等の材料からなる内胴51を接着剤等により固定したものである。なお、 52は内胴51に固定したステンレススチールからなる裏蓋、53は外胴50と 内胴51とにより形成された段部54に固定された風防ガラス、55は見返し部 である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の携帯時計のケース構造にあっては、ケース本体を構 成する内、外胴51、50が金属製であるために、ケース構造としての強度は大 であるが、重量も大きくなっていた。
【0004】 また、ケース本体が合成樹脂で製作されたものもある。この場合は、ケース構 造としての重量を軽くすることはができるが、強度不足を免れないし、変形し易 く防水、防塵が安定しないという問題点があったし、強度を大きくするためには ケース構造を大きくしなければならず、したがって、デザインが大きくなるとい う問題点があった。
【0005】 本考案は上記の問題点を解消するものであり、その目的とするところは、ケー ス本体の一部に合成樹脂を使用することが可能になって、ケース構造の重量が軽 減されるばかりか、デザインの小形化が可能になるし、防水、防塵が安定したも のになり、内胴を共通にして、デザイン、着色を変えた外胴を選択することがで きてバリエーションを拡大することができる携帯時計のケース構造を提供するこ とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案は、ケース本体を内胴と外胴に分割し、 この内胴を金属で成形すると共に、外胴を合成樹脂で成形し、外胴を内胴と金属 製の裏部材とで挟むようにして組み立て一体化したものである。
【0007】
【作用】
かかる構成により、合成樹脂製の外胴の部分の強度を増すことができて、ケー ス本体の一部に合成樹脂を使用することが可能になる。したがって、ケース構造 の重量が軽減されるばかりか、デザインの小形化が可能になる。また、ケース構 造に合成樹脂を使用してもその強度が低下しないために防水、防塵が安定したも のになる。さらに、内胴を共通にして、デザイン、着色を変えた外胴を選択する ことができ、携帯時計のバリエーションを拡大することができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案に係わるケ ース構造を備えた携帯時計の平面図、図2は図1A−A線に沿う断面図である。 図面中1は平面円環状のケース本体であり、このケース本体1は金属製の内胴2 と合成樹脂性の外胴3とから構成されている。そして、前記内胴2の上面部には 、リング取付部4が形成してあり、このリング取付部4の水平面部4aにはクリ ックばね装着部5と案内溝6とが形成してあり、また、リング取付部4の垂直面 部4bには係合突起部7が形成してある。また、内胴2の外側部には外胴装着部 8が形成してあり、外胴装着部8の水平面部8aには嵌合凹部9が形成してあり 、外胴装着部8の垂直面部8bの下部には係合部10が形成してある。この係合 部10は、その上端10aから下端10bに行くにしたがって径が大きくなる円 錐面(テーパ面)10cに成されている。
【0009】 また、内胴2には側パイプ部材装着孔11が形成してあり、また、内胴2の内 側部の水平面部8cには上下2段の段部が形成してあり、上側の段部が文字盤押 え部12になされている。また、内胴2の内側部の下部垂直面部8dにはパッキ ン受部14とねじ部15とが形成してあり、内胴2の内側部の上部垂直面部8e にはガラス受け部16とパッキン受け部17とが形成してある。
【0010】 前記外胴3の上面部には嵌合突起部18が、下面部には裏部材当接部19がそ れぞれ形成してあり、外胴3には側パイプ部材挿入溝20が形成してある。図面 中21はレジスターリングであり、このレジスターリング21は合成樹脂製であ り、平面円環状のリング本体22を備えており、このリング本体22の上面部に は溝部23と目盛り27が周方向に間隔をおいて複数形成してある。また、リン グ本体22の内面部にはクリックばね係合部24と案内突起部22aとが形成し てあり、このクリックばね係合部24は図4に示すように鋸歯状の係止凹部25 を連続させて形成して成る。また、リング本体22の内周部には係合溝部26が 形成してある。
【0011】 28はクリックばねであり、このクリックばね28は図3に示すように円環状 の板ばね本体29の180度位相をずらした位置に切り起こしより成る係止片3 0を形成し且つ板ばね本体29の係止片30より90度位相をずらした位置に円 筒状の係止脚部31を設けたものである。
【0012】 裏部材33は金属製であって、平面環状の裏部材本体45を備えており、この 裏部材本体45の上面部には外胴当接部45aが、また、下面部には裏蓋当接部 45bがそれぞれ形成してあり、また、裏部材本体45の内周部は係合部46に 成されていて、この係合部46は、その上端46aから下端46bに行くにした がって径が大きくなる円錐面(テーパ面)46cに成されている。
【0013】 そして、前記内胴2の外胴装着部8に外胴3を挿入して外胴3の嵌合突起部1 8を内胴2の嵌合凹部9に嵌合し、外胴3の下面部に金属製の裏部材33を沿わ せてこの裏部材33を外胴3側に突き上げることにより、この裏部材33の内周 部の係合部46を内胴2の下部の前記係合部10に係合すると共に、裏部材33 の外胴当接部45aを外胴3の裏部材当接部19に当接させて、外胴3を内胴2 と裏部材33とで挟むようにして一体化する。この場合、裏部材33の係合部4 6と内胴2の前記係合部10とは、相互に楔となってそれぞれの円錐面46c、 10cを互いに接触させて係合状態になる。
【0014】 そして、前記内胴2内にムーブメント35と文字盤36とを収容し、内胴2の パッキン受部14にパッキン32を挿入すると共に、裏蓋34を内胴2の下方か ら捩じ込んでこの裏蓋34の周側部を裏部材33の裏蓋当接部45bに当てる。 この場合、前記文字盤押え部12が前記文字盤36の周部を押えている。
【0015】 そして、前記内胴2のクリックばね装着部5に前記クリックばね28を挿入し てこのクリックばね28の係止脚部31をクリックばね装着部5の係止部5aに 係止し、内胴2のリング取付部4に前記レジスターリング21を沿わせて、この レジスターリング21のクリックばね係合部24の係止凹部25にクリックばね 28の係止片30を挿入し、案内突起部22aを前記案内溝6に挿入すると共に 、レジスターリング21の係合溝部26に前記係合突起部7を係合して内胴2に レジスターリング21が回転可能に取り付けてある。
【0016】 また、前記内胴2のガラス受け部16にはこれのパッキン受部17と風防ガラ ス37との間にパッキン13を介在させてこの風防ガラス37が装着してある。 また、前記内胴2に外胴3が組み込まれてケース本体1が構成された状態では内 胴2の側パイプ部材装着孔11に外胴3の側パイプ部材挿入溝20が重なってお り、この側パイプ部材装着孔11と側パイプ部材挿入溝20に側パイプ部材38 が挿入してあり、この側パイプ部材38にプッシュボタン39が弾性シール部材 40を介して挿入してある。
【0017】 このプッシュボタン39の内端部にはストップリング41が装着してあり、ス トップリング41は側パイプ部材38の内端部に接している。また、側パイプ部 材38の外側にはプッシュボタン39の頭部39aを押し込める凹部42が形成 してあり、この凹部42の底にはワッシャ当接面部42aが形成してあって、こ のワッシャ当接面部42aにはワッシャ43が当接させてあり、このワッシャ4 3とプッシュボタン39の頭部39aとの間に戻しゴム44が設けてある。
【0018】 次に上記の実施例の作動を説明する。
【0019】 上記のように、前記レジスターリング21とケース本体1の内胴2との間には クリックばね28が介装してあるために、レジスターリング21はクリックばね 28の係止片30が係止凹部25に係止する方向とは反対側に回転するものであ り、この回転方向への回転により目盛り27等の表示部を合わせる。
【0020】 また、金属製の内胴2の外胴装着部8に合成樹脂製の外胴3を挿入して外胴3 の嵌合突起部18を内胴2の嵌合凹部9に嵌合し、外胴3の下面部に金属製の裏 部材33を沿わせてこの裏部材33を外胴3側に突き上げることにより、この裏 部材33の内周部の係合部46を内胴2の下部の前記係合部10に係合させて両 係合部46、10に相互に楔機能を発揮させ、外胴3を内胴2と裏部材33とで 挟むようにして一体化するように、合成樹脂製の外胴3を金属製の内胴2と金属 製の裏部材33とで上下から挟むようにして一体化しているために、合成樹脂製 の外胴3の部分の強度を増すことができて、ケース本体1の一部に合成樹脂を使 用することができる。したがって、ケース構造の重量が軽減されるばかりか、小 形化が可能になる。また、ケース構造に合成樹脂を使用してもその強度が低下し ないために防水、防塵が安定したものになる。さらに、内胴2を共通にして、デ ザイン、着色を変えた外胴3を選択することができ、携帯時計のバリエーション を拡大することができる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、ケース本体を内胴と外胴に分割し、この内胴 を金属で成形すると共に、外胴を合成樹脂で成形し、外胴を内胴と金属製の裏部 材とで挟むようにして組み立て一体化したので、合成樹脂製の外胴の部分の強度 を増すことができて、ケース本体の一部に合成樹脂を使用することが可能になる 。
【0022】 したがって、ケース構造の重量が軽減されるばかりか、デザインの小形化が可 能になる。また、ケース構造に合成樹脂を使用してもその強度が低下しないため に防水、防塵が安定したものになる。さらに、内胴を共通にして、デザイン、着 色を変えた外胴を選択することができ、携帯時計のバリエーションを拡大するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わるケース構造を備えた携帯時計の
平面図である。
【図2】図1A−A線に沿う断面図である。
【図3】クリックばねの斜視図である。
【図4】クリックばねの係止片のレジスターリングの係
止凹部への係止状態の説明図である。
【図5】従来の携帯時計のケース構造の一部省略した断
面図である。
【符号の説明】
1 ケース本体 2 内胴 3 外胴 8 外胴装着部 9 嵌合凹部 10 係合部 18 嵌合突起部 33 裏部材 34 裏蓋 46 係合部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体を内胴と外胴に分割し、この
    内胴を金属で成形すると共に、外胴を合成樹脂で成形
    し、外胴を内胴と金属製の裏部材とで挟むようにして組
    み立て一体化したことを特徴とする携帯時計のケース構
    造。
JP4608392U 1992-06-09 1992-06-09 携帯時計のケース構造 Pending JPH062278U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4608392U JPH062278U (ja) 1992-06-09 1992-06-09 携帯時計のケース構造

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JP4608392U JPH062278U (ja) 1992-06-09 1992-06-09 携帯時計のケース構造

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JPH062278U true JPH062278U (ja) 1994-01-14

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ID=12737099

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JP4608392U Pending JPH062278U (ja) 1992-06-09 1992-06-09 携帯時計のケース構造

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