JPH06227798A - リフトトラック及びこのリフトトラック用の伸縮自在のマスト構造体並びにこのマスト構造体の操作運動を制御するための方法 - Google Patents
リフトトラック及びこのリフトトラック用の伸縮自在のマスト構造体並びにこのマスト構造体の操作運動を制御するための方法Info
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- JPH06227798A JPH06227798A JP5030359A JP3035993A JPH06227798A JP H06227798 A JPH06227798 A JP H06227798A JP 5030359 A JP5030359 A JP 5030359A JP 3035993 A JP3035993 A JP 3035993A JP H06227798 A JPH06227798 A JP H06227798A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66F—HOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
- B66F9/00—Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes
- B66F9/06—Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes movable, with their loads, on wheels or the like, e.g. fork-lift trucks
- B66F9/075—Constructional features or details
- B66F9/08—Masts; Guides; Chains
Abstract
(57)【要約】
【目的】 リフトトラック用の伸縮自在のマスト構造体
の積み荷運搬構造体における上方運動又は下方運動への
移行運動が連続的に行われるようにする。 【構成】 定置のマストと、可動なマストと、可動なマ
ストで上下運動可能な積み荷運搬構造体２０と、リフト
手段とが設けられており、該リフト手段が第１のジャッ
キ２５と第２のジャッキ３３とから成っており、これら
２つのジャッキは、第２のジャッキがマスト構造体１０
を操作する前に第１のジャッキが積み荷運搬構造体を持
ち上げ操作するように配置された、選択的に操作される
連続的な横断面範囲を有しており、第１のジャッキはそ
の残りのストローク中に第２のジャッキを補助してマス
ト構造体を伸張させ、これに連続して、マスト構造体に
対して相対的に積み荷運搬構造体を上昇させるように働
き、次いで第２のジャッキがマスト構造体をさらに連続
して伸張させるようになっている。
の積み荷運搬構造体における上方運動又は下方運動への
移行運動が連続的に行われるようにする。 【構成】 定置のマストと、可動なマストと、可動なマ
ストで上下運動可能な積み荷運搬構造体２０と、リフト
手段とが設けられており、該リフト手段が第１のジャッ
キ２５と第２のジャッキ３３とから成っており、これら
２つのジャッキは、第２のジャッキがマスト構造体１０
を操作する前に第１のジャッキが積み荷運搬構造体を持
ち上げ操作するように配置された、選択的に操作される
連続的な横断面範囲を有しており、第１のジャッキはそ
の残りのストローク中に第２のジャッキを補助してマス
ト構造体を伸張させ、これに連続して、マスト構造体に
対して相対的に積み荷運搬構造体を上昇させるように働
き、次いで第２のジャッキがマスト構造体をさらに連続
して伸張させるようになっている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、リフトトラック及び伸
縮自在なマスト構造体に関するものである。また本発明
は特に、工業用のリフトトラックの伸縮自在なマスト構
造体で、定置のマストと、この定置のマストに対して相
対的に上下運動可能に取り付けられた少なくとも１つの
可動なマストと、可動なマストで又は最上位置にある可
動なマストで上下運動可能な積み荷運搬構造体（例えば
フォーク構造体）とから成っているものに関する。マス
ト構造体は、積み荷運搬構造体を持ち上げるための及び
マスト構造体を伸張させるためのリフト手段を有してい
る。
縮自在なマスト構造体に関するものである。また本発明
は特に、工業用のリフトトラックの伸縮自在なマスト構
造体で、定置のマストと、この定置のマストに対して相
対的に上下運動可能に取り付けられた少なくとも１つの
可動なマストと、可動なマストで又は最上位置にある可
動なマストで上下運動可能な積み荷運搬構造体（例えば
フォーク構造体）とから成っているものに関する。マス
ト構造体は、積み荷運搬構造体を持ち上げるための及び
マスト構造体を伸張させるためのリフト手段を有してい
る。
【０００２】
【従来の技術】各可動なマスト上に積み荷運搬構造体を
持ち上げるための第１のジャッキと、マスト構造体を伸
張させるための第２のジャッキとを設け、これら２つの
ジャッキは、第２のジャッキがマスト構造体を伸張操作
する前に第１のジャッキが積み荷運搬構造体を持ち上げ
操作するように配置された、選択的に操作される横断面
範囲を有している形式のものは公知である。これはつま
り、積み荷運搬構造体の完全に自由なリフト運動が、マ
スト構造体が伸張することによって行われ、この際に、
積み荷運搬構造体の上方運動が連続して行われるという
ことを意味している。第１のジャッキの伸張運動の終了
時点と第２のジャッキの伸張運動の開始時点との間の時
間的なギャップは存在しないにも拘わらず、実際には、
運動の移行時に２つのジャッキの影響を受けて、一方の
ジャッキが、積み荷運搬構造体の上方運動に追従する傾
向がある。
持ち上げるための第１のジャッキと、マスト構造体を伸
張させるための第２のジャッキとを設け、これら２つの
ジャッキは、第２のジャッキがマスト構造体を伸張操作
する前に第１のジャッキが積み荷運搬構造体を持ち上げ
操作するように配置された、選択的に操作される横断面
範囲を有している形式のものは公知である。これはつま
り、積み荷運搬構造体の完全に自由なリフト運動が、マ
スト構造体が伸張することによって行われ、この際に、
積み荷運搬構造体の上方運動が連続して行われるという
ことを意味している。第１のジャッキの伸張運動の終了
時点と第２のジャッキの伸張運動の開始時点との間の時
間的なギャップは存在しないにも拘わらず、実際には、
運動の移行時に２つのジャッキの影響を受けて、一方の
ジャッキが、積み荷運搬構造体の上方運動に追従する傾
向がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、積み荷運搬構造体の上方運動又は下方運動へのほぼ
中断することのない移行運動が得られるようにすること
である。
は、積み荷運搬構造体の上方運動又は下方運動へのほぼ
中断することのない移行運動が得られるようにすること
である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明の、リフトトラックの伸縮自在のマスト構造体の操作
運動を制御するための方法によれば、マスト構造体に、
定置のマストと、この定置のマストに対して相対的に上
下運動可能に取り付けられた可動なマストと、この可動
なマストで上下運動可能な積み荷運搬構造体と、可動な
マスト上に積み荷運搬構造体を持ち上げるための第１の
ジャッキとマスト構造体を伸張させるための第２のジャ
ッキとから成るリフト手段を設け、前記第１のジャッキ
と第２のジャッキとに、第２のジャッキがマスト構造体
を操作する前に第１のジャッキが積み荷運搬構造体を持
ち上げ操作するように配置された、選択的に操作される
連続する横断面範囲を設け、第１のジャッキの操作スト
ロークが終了する前に第２のジャッキが伸張開始するよ
うにし、第１のジャッキの残りの操作ストロークは、第
２のジャッキがマスト構造体を伸張させる操作を補助
し、次いで連続して、第２のジャッキが操作ストローク
を終了させ、これによってマスト構造体に対して積み荷
運搬構造体を相対的に上昇させるようになっている。
明の、リフトトラックの伸縮自在のマスト構造体の操作
運動を制御するための方法によれば、マスト構造体に、
定置のマストと、この定置のマストに対して相対的に上
下運動可能に取り付けられた可動なマストと、この可動
なマストで上下運動可能な積み荷運搬構造体と、可動な
マスト上に積み荷運搬構造体を持ち上げるための第１の
ジャッキとマスト構造体を伸張させるための第２のジャ
ッキとから成るリフト手段を設け、前記第１のジャッキ
と第２のジャッキとに、第２のジャッキがマスト構造体
を操作する前に第１のジャッキが積み荷運搬構造体を持
ち上げ操作するように配置された、選択的に操作される
連続する横断面範囲を設け、第１のジャッキの操作スト
ロークが終了する前に第２のジャッキが伸張開始するよ
うにし、第１のジャッキの残りの操作ストロークは、第
２のジャッキがマスト構造体を伸張させる操作を補助
し、次いで連続して、第２のジャッキが操作ストローク
を終了させ、これによってマスト構造体に対して積み荷
運搬構造体を相対的に上昇させるようになっている。
【０００５】また前記課題を解決した本発明の、リフト
トラック用の伸縮自在のマスト構造体によれば、マスト
構造体が、定置のマストと、この定置のマストに対して
相対的に上下運動可能に取り付けられた可動なマスト
と、この可動なマストで上下運動可能な積み荷運搬構造
体と、リフト手段とを備えており、該リフト手段は、積
み荷運搬構造体を可動なマスト上に持ち上げるための可
動な部分を備えた第１のジャッキとマスト構造体を伸張
させるための第２のジャッキとから成っており、これら
第１のジャッキと第２のジャッキとが、第２のジャッキ
がマスト構造体を操作する前に第１のジャッキが積み荷
運搬構造体を持ち上げ操作するように配置された、選択
的に操作される連続する横断面範囲を有しており、第１
のジャッキのストローク内の中間位置で、定置のマスト
に設けられたストッパ手段に係合する、第１のジャッキ
の可動な部分によって支持された係合手段が設けられて
おり、第１のジャッキはその残りのストッパ中に第２の
ジャッキを補助してマスト構造体を伸張させ、これに連
続して、マスト構造体に対して相対的に積み荷運搬構造
体を上昇させるように働き、次いで第２のジャッキがマ
スト構造体をさらに連続して伸張させるようになってい
る。
トラック用の伸縮自在のマスト構造体によれば、マスト
構造体が、定置のマストと、この定置のマストに対して
相対的に上下運動可能に取り付けられた可動なマスト
と、この可動なマストで上下運動可能な積み荷運搬構造
体と、リフト手段とを備えており、該リフト手段は、積
み荷運搬構造体を可動なマスト上に持ち上げるための可
動な部分を備えた第１のジャッキとマスト構造体を伸張
させるための第２のジャッキとから成っており、これら
第１のジャッキと第２のジャッキとが、第２のジャッキ
がマスト構造体を操作する前に第１のジャッキが積み荷
運搬構造体を持ち上げ操作するように配置された、選択
的に操作される連続する横断面範囲を有しており、第１
のジャッキのストローク内の中間位置で、定置のマスト
に設けられたストッパ手段に係合する、第１のジャッキ
の可動な部分によって支持された係合手段が設けられて
おり、第１のジャッキはその残りのストッパ中に第２の
ジャッキを補助してマスト構造体を伸張させ、これに連
続して、マスト構造体に対して相対的に積み荷運搬構造
体を上昇させるように働き、次いで第２のジャッキがマ
スト構造体をさらに連続して伸張させるようになってい
る。
【０００６】第１及び第２のジャッキは有利には液圧式
のジャッキである。
のジャッキである。
【０００７】また有利には、液圧供給手段が第２のジャ
ッキまで延びていて、次いで連続して第１のジャッキに
まで延びている。
ッキまで延びていて、次いで連続して第１のジャッキに
まで延びている。
【０００８】また有利には、定置の外側のマスト構成部
分と、該外側のマスト構成部分上で上下運動可能な中央
のマスト構成部分と、該中央のマスト構成部分上で上下
運動可能で積み荷運搬構造体を支持する内側のマスト構
成部分とが設けられている。
分と、該外側のマスト構成部分上で上下運動可能な中央
のマスト構成部分と、該中央のマスト構成部分上で上下
運動可能で積み荷運搬構造体を支持する内側のマスト構
成部分とが設けられている。
【０００９】積み荷リフト構造体を持ち上げるための第
１のジャッキが、中央のマスト構成部分に支持されてい
て、ピストンとシリンダ装置とから成っており、前記ピ
ストンが、第１のジャッキのストローク内の中間位置ま
で下方操作し、前記シリンダが第１のシリンダの残りの
ストローク中に上方操作するようになっていれば有利で
ある。
１のジャッキが、中央のマスト構成部分に支持されてい
て、ピストンとシリンダ装置とから成っており、前記ピ
ストンが、第１のジャッキのストローク内の中間位置ま
で下方操作し、前記シリンダが第１のシリンダの残りの
ストローク中に上方操作するようになっていれば有利で
ある。
【００１０】また、マスト構成部分を伸張させるための
第２のジャッキが、上方操作式のピストンとシリンダ装
置とから成っていて、外側のマスト構成部分で支えられ
ていていれば有利である。。
第２のジャッキが、上方操作式のピストンとシリンダ装
置とから成っていて、外側のマスト構成部分で支えられ
ていていれば有利である。。
【００１１】また有利には、第１のジャッキと第２のジ
ャッキとがそれぞれピストンとシリンダ装置とを有して
おり、第２のジャッキのピストンの有効横断面と同じか
又はこれよりも大きい有効横断面を有する第１のジャッ
キのピストンによって、２つのジャッキの操作運動の所
望の連続が得られるようになっている。
ャッキとがそれぞれピストンとシリンダ装置とを有して
おり、第２のジャッキのピストンの有効横断面と同じか
又はこれよりも大きい有効横断面を有する第１のジャッ
キのピストンによって、２つのジャッキの操作運動の所
望の連続が得られるようになっている。
【００１２】また有利には、第１のジャッキは、積み荷
運搬構造体を持ち上げるための引張り部材を有してい
て、該引張り部材は、一端部が定置のマストに固定され
ていて、他端部が積み荷運搬構造体に固定されていて、
第１のジャッキの可動な部分に取り付けられたプーリー
を巡って延びている。さらに有利には、定置のマストに
設けられたストッパ手段に係合する、第１のジャッキの
可動な部分によって支えられた部材が、プーリーに取り
付けられたヨークとして構成されていて、第１のジャッ
キの伸張方向でプーリーを越えて延びている。
運搬構造体を持ち上げるための引張り部材を有してい
て、該引張り部材は、一端部が定置のマストに固定され
ていて、他端部が積み荷運搬構造体に固定されていて、
第１のジャッキの可動な部分に取り付けられたプーリー
を巡って延びている。さらに有利には、定置のマストに
設けられたストッパ手段に係合する、第１のジャッキの
可動な部分によって支えられた部材が、プーリーに取り
付けられたヨークとして構成されていて、第１のジャッ
キの伸張方向でプーリーを越えて延びている。
【００１３】有利には、定置のマストが、横方向に交差
配置された複数の支持部材によって連結された一対の支
柱によって構成されており、定置のマストに設けられた
前記ストッパ手段が前記支持部材のうちの１つである。
配置された複数の支持部材によって連結された一対の支
柱によって構成されており、定置のマストに設けられた
前記ストッパ手段が前記支持部材のうちの１つである。
【００１４】本発明によればさらに、以上のような構成
を有する伸縮自在のマスト構造体が工業用リフトトラッ
クに設けられている。
を有する伸縮自在のマスト構造体が工業用リフトトラッ
クに設けられている。
【００１５】
【実施例】図示の実施例は工業用リフトトラックに関す
るものである。このリフトトラックは、運転者が座って
前方を見るためのトラック本体と、該トラック本体の正
面側に取り付けられた伸長可能なマスト構造体とを有し
ている。トラック本体は、複数の接地車輪で支えられて
いる。これら複数の接地車輪のうちの少なくとも１つ
は、トラック本体に取り付けられた電動モータによって
伝動接続部材を介して駆動せしめられるようになってい
る。これらの構造のすべては公知であるので詳しい説明
は省略する。
るものである。このリフトトラックは、運転者が座って
前方を見るためのトラック本体と、該トラック本体の正
面側に取り付けられた伸長可能なマスト構造体とを有し
ている。トラック本体は、複数の接地車輪で支えられて
いる。これら複数の接地車輪のうちの少なくとも１つ
は、トラック本体に取り付けられた電動モータによって
伝動接続部材を介して駆動せしめられるようになってい
る。これらの構造のすべては公知であるので詳しい説明
は省略する。
【００１６】本発明は、マスト構造体及び、このマスト
構造体で支えられたフォーク又はその他の積み荷運搬構
造体の構造及び操作に関するものである。
構造体で支えられたフォーク又はその他の積み荷運搬構
造体の構造及び操作に関するものである。
【００１７】図面に示された伸長可能なマスト構造体１
０は別個に構成された３つのマスト構成部分１１，１
２，１３より成っている。マストのこれら３つの構成部
分１１，１２，１３は、高さがほぼ同じであって、部分
的に重なり合って、中央で長手方向軸線を有するコンパ
クトなユニットを形成している。マスト構造体の各部分
は、互いに間隔を保って配置された一対の垂直材１４，
１５，１６を有しており、これらの垂直材１４，１５，
１６は、その上端部と下端部で水平材１７，１８，１９
によって互いに結合されている。外側のマスト構成部分
１１はトラック本体に取り付けられている。中央及び内
側のマスト構成部分１２，１３はそれぞれ、外側のマス
ト構成部分及び中央のマスト構成部分で相対鉛直運動可
能に取り付けられている。積み荷支持フォーク２１を備
えた積み荷リフトキャリッジ又はその他の積み荷運搬構
造体は、内側のマスト構成部分１３で相対鉛直運動可能
に取り付けられている。このために図示の実施例では、
中央及び内側の垂直材１５，１６は、Ｉ字形横断面を有
していて、内側の一対の垂直材１６の外側に向けられた
溝内で走行するためのローラ２２を有している。同様
に、積み荷リフトキャリッジ２０も、内側の垂直材１６
の内側に向けられた溝内で走行するためのローラ（図示
せず）を有している。外側の垂直材１４は内側に向けら
れた溝状の横断面を有していて、中央の垂直材１５の外
側に向けられた溝内で走行するためのローラ２４を有し
ている。外側の垂直材１４は、中央の垂直材及び内側の
垂直材と同様にＩ字形横断面を有していてもよい。また
所望であれば、中央の垂直材及び／又は内側の垂直材
は、Ｉ字形横断面に類似しているが正確なＩ字形ではな
い横断面を有していてもよい。
０は別個に構成された３つのマスト構成部分１１，１
２，１３より成っている。マストのこれら３つの構成部
分１１，１２，１３は、高さがほぼ同じであって、部分
的に重なり合って、中央で長手方向軸線を有するコンパ
クトなユニットを形成している。マスト構造体の各部分
は、互いに間隔を保って配置された一対の垂直材１４，
１５，１６を有しており、これらの垂直材１４，１５，
１６は、その上端部と下端部で水平材１７，１８，１９
によって互いに結合されている。外側のマスト構成部分
１１はトラック本体に取り付けられている。中央及び内
側のマスト構成部分１２，１３はそれぞれ、外側のマス
ト構成部分及び中央のマスト構成部分で相対鉛直運動可
能に取り付けられている。積み荷支持フォーク２１を備
えた積み荷リフトキャリッジ又はその他の積み荷運搬構
造体は、内側のマスト構成部分１３で相対鉛直運動可能
に取り付けられている。このために図示の実施例では、
中央及び内側の垂直材１５，１６は、Ｉ字形横断面を有
していて、内側の一対の垂直材１６の外側に向けられた
溝内で走行するためのローラ２２を有している。同様
に、積み荷リフトキャリッジ２０も、内側の垂直材１６
の内側に向けられた溝内で走行するためのローラ（図示
せず）を有している。外側の垂直材１４は内側に向けら
れた溝状の横断面を有していて、中央の垂直材１５の外
側に向けられた溝内で走行するためのローラ２４を有し
ている。外側の垂直材１４は、中央の垂直材及び内側の
垂直材と同様にＩ字形横断面を有していてもよい。また
所望であれば、中央の垂直材及び／又は内側の垂直材
は、Ｉ字形横断面に類似しているが正確なＩ字形ではな
い横断面を有していてもよい。
【００１８】積み荷リフトキャリッジ２０を持ち上げる
ために、マスト構造体の一方側に、シリンダ２６と下方
に延びるピストン２７とから成る第１の液圧ジャッキ２
５が設けられている。シリンダ２６はその上端部でマス
トの中央の構成部分１２の１つの垂直材（図示の実施例
では図１に示されているように左側に示された中央の垂
直材１５である）の上端部に隣接してボルトで固定され
ている。この場合にジャッキは、マスト構造体の長手方
向軸線からずれた位置でマスト構造体に鉛直に支えられ
ている。ジャッキも、中央の垂直材１５に関連して整列
されていて、マストの垂直材の間に座る運転者の視角の
横方向外側に配置されている。
ために、マスト構造体の一方側に、シリンダ２６と下方
に延びるピストン２７とから成る第１の液圧ジャッキ２
５が設けられている。シリンダ２６はその上端部でマス
トの中央の構成部分１２の１つの垂直材（図示の実施例
では図１に示されているように左側に示された中央の垂
直材１５である）の上端部に隣接してボルトで固定され
ている。この場合にジャッキは、マスト構造体の長手方
向軸線からずれた位置でマスト構造体に鉛直に支えられ
ている。ジャッキも、中央の垂直材１５に関連して整列
されていて、マストの垂直材の間に座る運転者の視角の
横方向外側に配置されている。
【００１９】チェーン、ケーブル又はこれと類似のフレ
キシブルな引張り部材は、この実施例ではチェーン２８
であって、このチェーン２８は、外側のマスト構成部分
１１の左側の垂直材１４の一端部に固定されていて、ピ
ストン２７の低い方の端部に設けられたプーリー２９の
下を通って、内側のマスト構成部分１３の下端部に設け
られた水平材１９のプーリー３０上を通って、積み荷リ
フトキャリジ２０の中央の他端部に固定されている。チ
ェーン２８は、プーリー２９と３０との間で、中央のマ
スト構成部分１２の上端部に設けられた支持部材（水平
材１８）に取り付けられた中間のプーリー３１上を通過
案内されている。この場合に、チェーン２８の実際の通
過経路は、中央のマストの左側の垂直材から積み荷リフ
トキャリジ２０の中央に移動されている。これによっ
て、チェーン２８が、キャリジ２０に引張り作用を加え
るようになっている。この引張り作用は、第１の液圧ジ
ャッキ２５の操作中、キャリジを持ち上げて、第１の液
圧ジャッキによって供給される下方に働く左右非対称の
力をほぼバランスさせるようになっている。
キシブルな引張り部材は、この実施例ではチェーン２８
であって、このチェーン２８は、外側のマスト構成部分
１１の左側の垂直材１４の一端部に固定されていて、ピ
ストン２７の低い方の端部に設けられたプーリー２９の
下を通って、内側のマスト構成部分１３の下端部に設け
られた水平材１９のプーリー３０上を通って、積み荷リ
フトキャリジ２０の中央の他端部に固定されている。チ
ェーン２８は、プーリー２９と３０との間で、中央のマ
スト構成部分１２の上端部に設けられた支持部材（水平
材１８）に取り付けられた中間のプーリー３１上を通過
案内されている。この場合に、チェーン２８の実際の通
過経路は、中央のマストの左側の垂直材から積み荷リフ
トキャリジ２０の中央に移動されている。これによっ
て、チェーン２８が、キャリジ２０に引張り作用を加え
るようになっている。この引張り作用は、第１の液圧ジ
ャッキ２５の操作中、キャリジを持ち上げて、第１の液
圧ジャッキによって供給される下方に働く左右非対称の
力をほぼバランスさせるようになっている。
【００２０】第１の液圧ジャッキ２５とは反対側のマス
ト構造体では、図１の右側に示されているように、マス
トを伸張させるために第２の液圧ジャッキ３３が設けら
れている。この第２の液圧ジャッキは、シリンダ３４と
上方に延びるピストン３５とを有している。シリンダ３
４は、その上端部に隣接した箇所で右側の垂直材１４に
ボルトで固定されていて、図５に示されているように、
外側のマストの全長にほぼ等しい行程を有している。こ
の第２の液圧ジャッキ３３は、垂直方向で支えられてい
て、外側のマスト構成部分の右側の垂直材にほぼ整列さ
れている。この場合に第１の液圧ジャッキ２５と同様
に、第２の液圧ジャッキ３３は、マスト構造体の長手方
向軸線に対してずらされ、かつ、マスト垂直材の間の運
転者の視角から側方外側にずらされた位置に取り付けら
れている。
ト構造体では、図１の右側に示されているように、マス
トを伸張させるために第２の液圧ジャッキ３３が設けら
れている。この第２の液圧ジャッキは、シリンダ３４と
上方に延びるピストン３５とを有している。シリンダ３
４は、その上端部に隣接した箇所で右側の垂直材１４に
ボルトで固定されていて、図５に示されているように、
外側のマストの全長にほぼ等しい行程を有している。こ
の第２の液圧ジャッキ３３は、垂直方向で支えられてい
て、外側のマスト構成部分の右側の垂直材にほぼ整列さ
れている。この場合に第１の液圧ジャッキ２５と同様
に、第２の液圧ジャッキ３３は、マスト構造体の長手方
向軸線に対してずらされ、かつ、マスト垂直材の間の運
転者の視角から側方外側にずらされた位置に取り付けら
れている。
【００２１】一対のチェーン３６，３７又はその他の引
張り部材はマスト構造体を部分的に横切って配置されて
いる。図１に示されているように、右側のチェーン３６
は、一端部が外側のマスト構成部分１１に取り付けられ
ていて、他端部が内側のマスト構成部分１３の底部に取
り付けられている。チェーン３６は中央で、隣接し合う
一対のプーリー３８，３９を越えて延びている。これら
２つのプーリーは、中央のマスト構成部分１２の上端部
で水平材１８に並んで固定されていて、第１のプーリー
３８は第２のジャッキのピストン３５の上部に取り付け
られている。この場合に、第２のジャッキ３３が伸張す
ると、中央のマスト構成部分１２に直接的に持ち上げ動
作が働く。第２のプーリー３９の目的は、チェーン３６
の通過経路を第２のジャッキ３３に対して相対的にずら
すことにあるので、中央のマスト構成部分を持ち上げる
ために第２のジャッキによって供給される、上方に向か
う左右非対称の力がほぼ釣り合わされるようになってい
る。これと同様の効果は、ピストン３５に設けられたプ
ーリー３８を、十分に直径の大きいものに置き換えるこ
とによっても得られる。
張り部材はマスト構造体を部分的に横切って配置されて
いる。図１に示されているように、右側のチェーン３６
は、一端部が外側のマスト構成部分１１に取り付けられ
ていて、他端部が内側のマスト構成部分１３の底部に取
り付けられている。チェーン３６は中央で、隣接し合う
一対のプーリー３８，３９を越えて延びている。これら
２つのプーリーは、中央のマスト構成部分１２の上端部
で水平材１８に並んで固定されていて、第１のプーリー
３８は第２のジャッキのピストン３５の上部に取り付け
られている。この場合に、第２のジャッキ３３が伸張す
ると、中央のマスト構成部分１２に直接的に持ち上げ動
作が働く。第２のプーリー３９の目的は、チェーン３６
の通過経路を第２のジャッキ３３に対して相対的にずら
すことにあるので、中央のマスト構成部分を持ち上げる
ために第２のジャッキによって供給される、上方に向か
う左右非対称の力がほぼ釣り合わされるようになってい
る。これと同様の効果は、ピストン３５に設けられたプ
ーリー３８を、十分に直径の大きいものに置き換えるこ
とによっても得られる。
【００２２】別のチェーン３７は、図１に示されている
ように、マスト構造体の左側に設けられた同様の通過経
路を通ってガイドされているが、プーリー３８と同様の
直径を有する単一のプーリー４０を必要とするだけであ
る。プーリー４０は、中央のマスト構成部分の上端部で
水平材１８に取り付けられている。
ように、マスト構造体の左側に設けられた同様の通過経
路を通ってガイドされているが、プーリー３８と同様の
直径を有する単一のプーリー４０を必要とするだけであ
る。プーリー４０は、中央のマスト構成部分の上端部で
水平材１８に取り付けられている。
【００２３】内側のマスト構成部分を持ち上げるための
チェーン３６，３７のジョイント引張り効果は、マスト
構造体の長手方向軸線の反対側でもほぼ同様に得られる
ようになっている。
チェーン３６，３７のジョイント引張り効果は、マスト
構造体の長手方向軸線の反対側でもほぼ同様に得られる
ようになっている。
【００２４】２つのジャッキ２５，３３は、一般的な液
圧供給装置に直列接続されており、この液圧供給装置
は、パイプ４２（図５参照）を介して第２のジャッキ３
３のシリンダ３４の底端部から、さらに第２のジャッキ
のピストン３５を通って上方へ、次いで接続パイプ４１
を介して第１のジャッキ２５のシリンダの上端部に液圧
を供給する。第１のジャッキ２５のピストン２７は、第
１のジャッキがまず伸びるように、２つのジャッキの操
作を連続させるための、第２のジャッキ３３のピストン
３５の有効横断面と同じか又はこれよりもやや大きい有
効横断面を有している。
圧供給装置に直列接続されており、この液圧供給装置
は、パイプ４２（図５参照）を介して第２のジャッキ３
３のシリンダ３４の底端部から、さらに第２のジャッキ
のピストン３５を通って上方へ、次いで接続パイプ４１
を介して第１のジャッキ２５のシリンダの上端部に液圧
を供給する。第１のジャッキ２５のピストン２７は、第
１のジャッキがまず伸びるように、２つのジャッキの操
作を連続させるための、第２のジャッキ３３のピストン
３５の有効横断面と同じか又はこれよりもやや大きい有
効横断面を有している。
【００２５】このような構造のマスト構造体は公知であ
る。この実施例によるマスト構造体においてはさらに、
第１のジャッキ２５のピストン２７の自由端部における
プーリー２９の取り付け部にはシュラウド又はヨーク２
３が設けられており、該シュラウド又はヨーク２３は、
プーリーの後ろ側下方に、つまりジャッキの延びる方向
に延びており、これによって水平材１７の上面３２は、
積み荷リフトキャリッジ２０が内側のマスト構成部分上
に完全に持ち上げられる前に、外側のマスト構成部分１
４の底部に係合するようになっている。この実施例では
水平材１７は、溶接されたボックス構造であって、上面
３２上にプラスッチク材料（例えばポリウレタン）より
成るパッド４３（図４参照）が設けられており、このパ
ッド４３は、前記ヨーク２と水平材１７との係合による
ノイズを減少させるように働く。水平材１７は、第１の
ジャッキ２５を伸張させるための一時的なストッパ手段
を構成している。この第１のジャッキ２５は、第２のジ
ャッキ３３を伸張させてマスト構造体を延ばすために、
液圧を許容する作用を有している。さらにまた、この状
態は第１のジャッキ２５のピストン２７のストロークの
中間点で達成されるように配置されている。この場合
に、第２のジャッキ３３はマスト構造体を伸張開始さ
せ、ヨーク２３は上面３２上でパッド４３と係合したま
まである。この場合に、シリンダ２６が上方へ移動する
ことによって第１のジャッキが連続的に伸張すると、第
２のジャッキ３３はマスト構造体を伸張させるように働
き、これに対して積み荷リフトキャリッジは内側のマス
ト構成部分上の最上位置（図３参照）に向かってさらに
上昇する。第１のジャッキが完全に伸び切ると、マスト
構造体が完全に伸び切って（図５参照）、第１のジャッ
キが中央のマスト構成部分１３と共に上昇するまで、第
２のジャッキ３３が連続しての伸びるようになってい
る。このような２つのジャッキの操作上のオーバーラッ
プによって、積み荷リフトキャリッジの上方運動の中断
又は衝撃が減少されるようになっている。 マスト構造
体が伸張されると、中央のマスト構成部分１２に左右非
対称に取り付けられた単一の第２のジャッキ３３の偏心
的な押しずらし効果は、内側のマスト構成部分を持ち上
げるための第２のジャッキと同様に、マスト構造体の同
一の側に設けられたチェーン３６の、外方にずらされた
引張り効果によって少なくとも部分的に釣り合わされる
ようになっている。これと同様に、積み荷リフトキャリ
ッジ２０の上昇動作中に、左右非対称に取り付けられた
第１のジャッキ２５の偏心的な運動が、チェーン２８に
よってキャリッジ２０の中央に伝達される。従って、チ
ェーン２８，３６，３７の図示の配置は、左右非対称に
取り付けられたジャッキ２５，３３と組み合わせて、許
容できる程度の非釣り合い状態を有するマスト構造体を
提供するようになっている。
る。この実施例によるマスト構造体においてはさらに、
第１のジャッキ２５のピストン２７の自由端部における
プーリー２９の取り付け部にはシュラウド又はヨーク２
３が設けられており、該シュラウド又はヨーク２３は、
プーリーの後ろ側下方に、つまりジャッキの延びる方向
に延びており、これによって水平材１７の上面３２は、
積み荷リフトキャリッジ２０が内側のマスト構成部分上
に完全に持ち上げられる前に、外側のマスト構成部分１
４の底部に係合するようになっている。この実施例では
水平材１７は、溶接されたボックス構造であって、上面
３２上にプラスッチク材料（例えばポリウレタン）より
成るパッド４３（図４参照）が設けられており、このパ
ッド４３は、前記ヨーク２と水平材１７との係合による
ノイズを減少させるように働く。水平材１７は、第１の
ジャッキ２５を伸張させるための一時的なストッパ手段
を構成している。この第１のジャッキ２５は、第２のジ
ャッキ３３を伸張させてマスト構造体を延ばすために、
液圧を許容する作用を有している。さらにまた、この状
態は第１のジャッキ２５のピストン２７のストロークの
中間点で達成されるように配置されている。この場合
に、第２のジャッキ３３はマスト構造体を伸張開始さ
せ、ヨーク２３は上面３２上でパッド４３と係合したま
まである。この場合に、シリンダ２６が上方へ移動する
ことによって第１のジャッキが連続的に伸張すると、第
２のジャッキ３３はマスト構造体を伸張させるように働
き、これに対して積み荷リフトキャリッジは内側のマス
ト構成部分上の最上位置（図３参照）に向かってさらに
上昇する。第１のジャッキが完全に伸び切ると、マスト
構造体が完全に伸び切って（図５参照）、第１のジャッ
キが中央のマスト構成部分１３と共に上昇するまで、第
２のジャッキ３３が連続しての伸びるようになってい
る。このような２つのジャッキの操作上のオーバーラッ
プによって、積み荷リフトキャリッジの上方運動の中断
又は衝撃が減少されるようになっている。 マスト構造
体が伸張されると、中央のマスト構成部分１２に左右非
対称に取り付けられた単一の第２のジャッキ３３の偏心
的な押しずらし効果は、内側のマスト構成部分を持ち上
げるための第２のジャッキと同様に、マスト構造体の同
一の側に設けられたチェーン３６の、外方にずらされた
引張り効果によって少なくとも部分的に釣り合わされる
ようになっている。これと同様に、積み荷リフトキャリ
ッジ２０の上昇動作中に、左右非対称に取り付けられた
第１のジャッキ２５の偏心的な運動が、チェーン２８に
よってキャリッジ２０の中央に伝達される。従って、チ
ェーン２８，３６，３７の図示の配置は、左右非対称に
取り付けられたジャッキ２５，３３と組み合わせて、許
容できる程度の非釣り合い状態を有するマスト構造体を
提供するようになっている。
【００２６】第２のジャッキ３３を逆転操作することに
よって、マスト構造体は、ヨーク２３が外側のマスト構
成部分１１の底端部で水平材１７に再び係合するまで、
引っ込められる（収縮する）。次いで、第１のジャッキ
２５を完全に引っ込ませて積み荷リフトキャリッジ２０
を低下させる（図２参照）ことによって、２つのジャッ
キ２５，３３は一緒に図２に示した位置まで収縮する。
２つのジャッキの操作が再びオーバーラップすることに
よって、積み荷リフトキャリッジの下方運動における中
断又は衝撃が減少される。
よって、マスト構造体は、ヨーク２３が外側のマスト構
成部分１１の底端部で水平材１７に再び係合するまで、
引っ込められる（収縮する）。次いで、第１のジャッキ
２５を完全に引っ込ませて積み荷リフトキャリッジ２０
を低下させる（図２参照）ことによって、２つのジャッ
キ２５，３３は一緒に図２に示した位置まで収縮する。
２つのジャッキの操作が再びオーバーラップすることに
よって、積み荷リフトキャリッジの下方運動における中
断又は衝撃が減少される。
【００２７】本発明は図示の実施例のみに限定されるも
のではない。例えば、それぞれの実施例において、ジャ
ッキの取り付け、及びそれに対応するチェーン又はその
他の引張り部材の取り付け状態を逆転した実施例も可能
である。つまり、第２のジャッキ３３をマスト構造体の
左側に設け、第１のジャッキ２５をマスト構造体の右側
に設けてもよい。
のではない。例えば、それぞれの実施例において、ジャ
ッキの取り付け、及びそれに対応するチェーン又はその
他の引張り部材の取り付け状態を逆転した実施例も可能
である。つまり、第２のジャッキ３３をマスト構造体の
左側に設け、第１のジャッキ２５をマスト構造体の右側
に設けてもよい。
【図１】下側の位置に存在する積み荷運搬構造体を有す
る工業用リフトトラックのための、本発明の１実施例に
よる３本マストを有するマスト構造体の正面図である。
る工業用リフトトラックのための、本発明の１実施例に
よる３本マストを有するマスト構造体の正面図である。
【図２】図１に示したマスト構造体で、第１のジャッキ
が、定置のマストに設けられたストッパ手段に係合する
まで伸張していて、第２のジャッキが伸張する前の状態
を示した正面図である。
が、定置のマストに設けられたストッパ手段に係合する
まで伸張していて、第２のジャッキが伸張する前の状態
を示した正面図である。
【図３】図１に示したマスト構造体で、第１のジャッキ
が完全に伸張し切っていて、マスト構造体が部分的に伸
張している状態を示した正面図である。
が完全に伸張し切っていて、マスト構造体が部分的に伸
張している状態を示した正面図である。
【図４】図３のＩＶ−ＩＶ線に沿った断面図である。
【図５】図１に示したマスト構造体で、マスト構造体が
完全に伸張し切った状態を示した正面図である。
完全に伸張し切った状態を示した正面図である。
【図６】図５に示したマスト構造体のＶＩ−ＶＩ線に沿
った断面図である。
った断面図である。
１０ 伸張可能なマスト構造体、 １１，１２，１３
マスト構成部分、 １４，１５，１６ 一対の垂直材、
１７，１８，１９ 水平材、 ２０ 積み荷リフトキ
ャリッジ、 ２１ 積み荷支持フォーク、 ２２ ロー
ラ、 ２３ シュラウンド又はヨーク、 ２４ ロー
ラ、 ２５ 第１のジャッキ、 ２６ シリンダ、 ２
７ ピストン、 ２８ チェーン、 ２９，３０，３１
プーリー、 ３２ 上面、 ３３ 第２のジャッキ、
３４ シリンダ、 ３５ ピストン、 ３６，３７
チェーン、３８，３９ プーリー、 ４０ 単一のプー
リー、 ４１ 接続パイプ、 ４３ パッド
マスト構成部分、 １４，１５，１６ 一対の垂直材、
１７，１８，１９ 水平材、 ２０ 積み荷リフトキ
ャリッジ、 ２１ 積み荷支持フォーク、 ２２ ロー
ラ、 ２３ シュラウンド又はヨーク、 ２４ ロー
ラ、 ２５ 第１のジャッキ、 ２６ シリンダ、 ２
７ ピストン、 ２８ チェーン、 ２９，３０，３１
プーリー、 ３２ 上面、 ３３ 第２のジャッキ、
３４ シリンダ、 ３５ ピストン、 ３６，３７
チェーン、３８，３９ プーリー、 ４０ 単一のプー
リー、 ４１ 接続パイプ、 ４３ パッド
Claims (14)
- 【請求項１】 リフトトラック用の伸縮自在のマスト構
造体の操作運動を制御するための方法において、マスト
構造体に、定置のマストと、この定置のマストに対して
相対的に上下運動可能に取り付けられた可動なマスト
と、この可動なマストで上下運動可能な積み荷運搬構造
体と、可動なマスト上に積み荷運搬構造体を持ち上げる
ための第１のジャッキとマスト構造体を伸張させるため
の第２のジャッキとから成るリフト手段を設け、前記第
１のジャッキと第２のジャッキとに、第２のジャッキが
マスト構造体を操作する前に第１のジャッキが積み荷運
搬構造体を持ち上げ操作するように配置された、選択的
に操作される連続する横断面範囲を設け、第１のジャッ
キの操作ストロークが終了する前に第２のジャッキが伸
張開始するようにし、第１のジャッキの残りの操作スト
ロークは、第２のジャッキがマスト構造体を伸張させる
操作を補助し、次いで連続して、第２のジャッキが操作
ストロークを終了させ、これによってマスト構造体に対
して積み荷運搬構造体を相対的に上昇させるようにした
ことを特徴とする、リフトトラックの伸縮自在のマスト
構造体の操作運動を制御するための方法。 - 【請求項２】 リフトトラック用の伸縮自在のマスト構
造体であって、マスト構造体が、定置のマストと、この
定置のマストに対して相対的に上下運動可能に取り付け
られた可動なマストと、この可動なマストで上下運動可
能な積み荷運搬構造体と、リフト手段とを備えており、
該リフト手段は、積み荷運搬構造体を可動なマスト上に
持ち上げるための可動な部分を備えた第１のジャッキと
マスト構造体を伸張させるための第２のジャッキとから
成っており、これら第１のジャッキと第２のジャッキと
が、第２のジャッキがマスト構造体を操作する前に第１
のジャッキが積み荷運搬構造体を持ち上げ操作するよう
に配置された、選択的に操作される連続する横断面範囲
を有しており、第１のジャッキのストローク内の中間位
置で、定置のマストに設けられたストッパ手段に係合す
る、第１のジャッキの可動な部分によって支持された係
合手段が設けられており、第１のジャッキはその残りの
ストローク中に第２のジャッキを補助してマスト構造体
を伸張させ、これに連続して、マスト構造体に対して相
対的に積み荷運搬構造体を上昇させるように働き、次い
で第２のジャッキがマスト構造体をさらに連続して伸張
させるようになっていることを特徴とする、リフトトラ
ック用の伸縮自在のマスト構造体。 - 【請求項３】 前記第１及び第２のジャッキが液圧式の
ジャッキである、請求項２記載のマスト構造体。 - 【請求項４】 液圧供給手段が第２のジャッキまで延び
ていて、次いで連続して第１のジャッキにまで延びてい
る、請求項３記載のマスト構造体。 - 【請求項５】 定置の外側のマスト構成部分と、該外側
のマスト構成部分上で上下運動可能な中央のマスト構成
部分と、該中央のマスト構成部分上で上下運動可能で積
み荷運搬構造体を支持する内側のマスト構成部分とが設
けられている、請求項１から４までのいずれか１項記載
のマスト構造体。 - 【請求項６】 積み荷運搬構造体を持ち上げるための第
１のジャッキが、中央のマスト構成部分に支持されてい
て、ピストンとシリンダ装置とから成っており、前記ピ
ストンが、第１のジャッキのストローク内の中間位置ま
で下方操作し、前記シリンダが第１のシリンダの残りの
ストローク中に上方操作するようになっている、請求項
５記載のマスト構造体。 - 【請求項７】 マスト構成部分を伸張させるための第２
のジャッキが、上方操作式のピストンとシリンダ装置と
から成っていて、外側のマスト構成部分で支えられてい
る、請求項５又は６記載のマスト構造体。 - 【請求項８】 第１のジャッキと第２のジャッキとがそ
れぞれピストンとシリンダ装置とを有しており、第２の
ジャッキのピストンの有効横断面と同じか又はこれより
も大きい有効横断面を有する第１のジャッキのピストン
によって、２つのジャッキの操作運動の所望の連続が得
られるようになっている、請求項１から７までのいずれ
か１項記載のマスト構造体。 - 【請求項９】 第１のジャッキが、積み荷運搬構造体を
持ち上げるための引張り部材を有していて、該引張り部
材は、一端部が定置のマストに固定されていて、他端部
が積み荷運搬構造体に固定されていて、第１のジャッキ
の可動な部分に取り付けられたプーリーを巡って延びて
いる、請求項１から８までのいずれか１項記載のマスト
構造体。 - 【請求項１０】 定置のマストに設けられたストッパ手
段に係合する、第１のジャッキの可動な部分によって支
えられた部材が、プーリーに取り付けられたヨークとし
て構成されていて、第１のジャッキの伸張方向でプーリ
ーを越えて延びている、請求項９記載のマスト構造体。 - 【請求項１１】 定置のマストが、横方向に交差配置さ
れた複数の支持部材によって連結された一対の支柱によ
って構成されており、定置のマストに設けられた前記ス
トッパ手段が前記支持部材のうちの１つである、請求項
１から１０までのいずれか１項記載のマスト構造体。 - 【請求項１２】 請求項２から１１までのいずれか１項
記載のリフトトラック用の伸縮自在のマスト構造体。 - 【請求項１３】 請求項２から１２までのいずれか１項
記載のマスト構造体を備えたリフトトラック。 - 【請求項１４】 請求項１から１２までのいずれか１項
記載のリフトトラック用の伸縮自在のマスト構造体の操
作運動を制御するための方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| GB9203576.5 | 1992-02-20 | ||
| GB9203576A GB2264282B (en) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | Lift trucks and extensible mast structures therefor |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06227798A true JPH06227798A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=10710716
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5030359A Pending JPH06227798A (ja) | 1992-02-20 | 1993-02-19 | リフトトラック及びこのリフトトラック用の伸縮自在のマスト構造体並びにこのマスト構造体の操作運動を制御するための方法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5330032A (ja) |
| JP (1) | JPH06227798A (ja) |
| DE (1) | DE4305192A1 (ja) |
| FR (1) | FR2687655A1 (ja) |
| GB (1) | GB2264282B (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| US5330032A (en) | 1994-07-19 |
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