JPH06227749A - 繊維ボビン及び繊維ボビンスリーブを互いに無関係に個別に搬送するためのキャディ - Google Patents

繊維ボビン及び繊維ボビンスリーブを互いに無関係に個別に搬送するためのキャディ

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JPH06227749A
JPH06227749A JP5324519A JP32451993A JPH06227749A JP H06227749 A JPH06227749 A JP H06227749A JP 5324519 A JP5324519 A JP 5324519A JP 32451993 A JP32451993 A JP 32451993A JP H06227749 A JPH06227749 A JP H06227749A
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JP
Japan
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fiber bobbin
caddy
mandrel
sleeve
bobbin
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Application number
JP5324519A
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English (en)
Inventor
Wolfgang Irmen
イルメン ヴォルフガング
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oerlikon Textile GmbH and Co KG
Original Assignee
W Schlafhorst AG and Co
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Filing date
Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H9/00Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine
    • D01H9/18Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine for supplying bobbins, cores, receptacles, or completed packages to, or transporting from, paying-out or take-up stations ; Arrangements to prevent unwinding of roving from roving bobbins
    • D01H9/187Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine for supplying bobbins, cores, receptacles, or completed packages to, or transporting from, paying-out or take-up stations ; Arrangements to prevent unwinding of roving from roving bobbins on individual supports, e.g. pallets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H49/00Unwinding or paying-out filamentary material; Supporting, storing or transporting packages from which filamentary material is to be withdrawn or paid-out
    • B65H49/02Methods or apparatus in which packages do not rotate
    • B65H49/04Package-supporting devices
    • B65H49/06Package-supporting devices for a single operative package
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
  • Unwinding Of Filamentary Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 寸法の異なる繊維ボビンの糸始端部処理のた
めの準備ステーションにおいて繊維ボビンの有利な取扱
いが可能であるようにする。 【構成】 差込心棒5に繊維ボビンスリーブ2が差込ま
れたときに差込心棒5の上端部が繊維ボビンスリーブ2
から突出するようにし、かつ差込心棒5とキャディの底
板4とが差込式のスナップ嵌合式結合部によって連結・
解離可能であるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は請求項1の上位概念部に
記載の形式のキャディに関する。
【0002】
【従来の技術】キャディの底板のためのレール状搬送通
路によって形成されている搬送路をキャディが巡回する
搬送システムは、コップ用のものとしては例えば特開昭
52−25139号明細書により従来から既に公知であ
る。同様にまた、円筒形又は円錐形の綾巻ボビン用のこ
のようなキャディは例えばDE3416387A1.号
明細書により公知である。後者のものでは、繰出ボビン
の準備、即ち糸始端部の巻付けは手で行われる。
【0003】コップを機械的に準備するために、コップ
を準備のためにキャディの差込心棒から引抜き次いでこ
の形で準備装置へ搬送することは、例えばDE3308
171A1.号明細書から公知である。このためコップ
はスリーブ(巻管)先端部のところでグリップされる。
従ってグリップ装置(掴み装置)はスリーブ先端部に適
合するものでなければならない。さらに糸が巻付けられ
ていないスリーブ先端部の長さは、巻糸を損傷すること
なくコップを確実にグリップするのに十分な長さでなけ
ればならない。糸始端部をスリーブ内にではなしにオー
バーワインディング糸として巻付ける場合には、グリッ
パーの下側のスリーブ先端部上側にスペースがなければ
ならない。
【0004】大型の繊維ボビン、例えば、相応して大き
な重量を有する円錐形又は円筒形の綾巻ボビンについて
は、スリーブに損傷を与えることなく、スリーブ先端部
に必要な強さの締付力を生じさせることは極めて困難で
ある。
【0005】ドイツ国特許出願P4131527.8号
明細書によれば、差込心棒と底板とをそれぞれ別個の互
いに連結可能な成形部分として製作することが提案され
ている。このまだ公開されていない明細書に記載されて
いる、差込心棒と底板との連結部は係止結合式の連結部
であって、これは、パーツ交換のさいにスリーブ内径の
異なったコップを処理しようとする場合、この連結部に
より、同一底板に種々異なる差込心棒を結合することが
できるようにすることを目的としている。これに相応し
て該連結部は、差込心棒の交換のためにキャディを補助
装置と共に古い差込心棒から解放し新しい差込心棒を設
けることができるようになっていなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、種々
異なる処理ステーション、特に、寸法の異なる繊維ボビ
ンのための準備ステーションにおける繊維ボビンの有利
な取扱いを可能にする新規なキャディを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は本発明によ
れば請求項1の特徴を有する手段によって解決されてい
る。
【0008】
【発明の効果】繊維ボビンの糸始端部を探し出しこれを
適宜の個所に再び巻付けかつ該糸始端部を後に繰出位置
で再び捕える準備装置においては、ボビンは糸始端部の
探知のためあらゆる側から接近可能でなければならな
い。さらに、ボビンと糸探知エレメントとは互いにでき
るだけ接近させることができるようにするのが有利であ
る。この場合また、例えば円錐形綾巻ボビンと円筒形綾
巻ボビンとでは互いに部分的に著しく異なっているワイ
ンディング直径も考慮されなければならない。これらの
全ての事項は本発明によるキャディによれば、底板及び
搬送路への繊維ボビンの結合が底板からの差込心棒の引
抜きによって解離されることにより達成される。繊維ボ
ビンはこの場合グリップ機構により任意の個所に、従っ
て糸捕え手段にとって申し分のない位置に位置決めされ
る。このさい繊維ボビンスリーブ自体はグリップ手段に
全く接触しない。従ってグリップ手段を繊維ボビンスリ
ーブの形状及び寸法に適合させる必要がない。従ってま
た繊維ボビンを確実にグリップするためにスリーブ先端
部が所定の長さを有していなければならないという必要
性もない。延長されている差込心棒は糸始端部がスリー
ブ先端部上に巻付けられていない場合又はスリーブ内部
へ導かれていない場合、グリップ手段の下側において複
数の巻条の糸始端部を受取ることができる。さらに、繊
維ボビンを有する差込心棒から解離されている底板をそ
の搬送路上で引続き搬送することができ、かつ繊維ボビ
ンを有する別の差込心棒を新たに取付けることができ
る。従ってまた、搬送システムのフレキシビリティを高
めることができる。
【0009】本発明は請求項2〜8記載の特徴を有する
手段によってさらに有利に実現される。
【0010】本発明によれば、底板上に鉢形の筒状体を
不動に配置することができる。該鉢形の筒状体は特に円
錐形及び円筒形の綾巻ボビンの場合これを外部に対して
保護しかつ繰出しのさいには同時にバルーンブレーカと
しても役立つものである。例えばDE3843553A
1号明細書により公知である分割されたマンシェットに
対してこの鉢形の筒状体は、繰出し位置において綾巻ボ
ビンの出し入れのために旋回させる必要がないという利
点を有しており、この旋回が必要であると、ボビンの寸
法によっては巻取作業個所ピッチに関して顕著な諸問題
を生じることになる。
【0011】本発明の差込式結合部の極めて有利なバリ
エーションとして構成されたスナップ嵌合部によれば、
殆んど任意に頻繁に結合部の解離・連結が可能である。
この解離・連結には大きな軸方向力を必要としない。そ
れにもかかわらず搬送及び処理ステーションでの作業に
完全に十分な連結の確実性が保証される。
【0012】繊維ボビンは底板から差込心棒が外された
後もなお確実に支持されていなければならないから、位
置固定のための相応する手段が設けられている。スリー
ブ下縁部の支持体としての台座はその円錐形状により同
時に差込心棒上での繊維ボビンのセンタリングにも役立
つ。半径方向で内側へフレキシブルな弾性エレメントは
差込心棒上でのボビンの回動を防止する。この弾性エレ
メントによる締付力は、空のスリーブを後に引抜くさい
に同時に底板から差込心棒を分離させるような力を加え
なければならない程強いものであってはならない。しか
し勿論また、スリーブを引抜くさいに同時に上から差込
心棒をおさえることも可能であり、或いはまた、スリー
ブ引抜きのために差込心棒を底板から分離することも可
能である。
【0013】差込心棒がその上端部に溝を有している
と、グリップ手段が該溝への係止によって差込心棒をグ
リップすることができ、従ってグリップ手段は差込心棒
をグリップするためにあまり強い締付力を必要としな
い。
【0014】
【実施例】次に図示の実施例について本発明を説明す
る。
【0015】図示の繊維ボビンは円錐綾巻ボビン1であ
る。該ボビンは繊維ボビンスリーブ2を有し、該スリー
ブは差込心棒5上に差し嵌められている。
【0016】図2にはキャディ3が示されており、これ
は底板4と差込心棒5との連結を示すために、部分的に
破断して示されている。底板4はこの連結のために中心
に垂直の孔4′′を有し、これは底板4の支台4′を通
って底板の殆ど下縁まで達している。この孔4′′は半
径方向孔16を有し、該孔内には圧縮ばね18及び球1
7が挿入されている。これらの孔16はその、キャディ
3の中心軸線側の部分が、球17を受容することができ
るようにするために、球面状に拡張されている。これら
の孔16の、孔4′′側の開口の直径は勿論、球17の
脱落を防止するために、球の直径よりも小さい。球17
及び圧縮ばね18を有する半径方向の孔16は例えば4
つ存在しており、孔4′′の周囲に等間隔で分配されて
いる。球17はこの場合差込心棒5のリング状溝6内へ
係止し、これにより差込心棒は確実に保持される。この
スナップ嵌合式結合部の説明の詳細は省略する。それと
いうのはこのような形式のスナップ嵌合結合手段は周知
であるからである。
【0017】さらに図2から判るように、差込心棒の下
縁部は孔4′′の下端部に、かつ心棒5の軸部10のテ
ーパ部は孔4′′のテーパ状に先細に延びている移行範
囲上に当接している。さらに心棒5の台座7は底板4の
支台4′上に固定されている筒状体20の底面の一部上
に乗っている。差込心棒5の各部分に対する上記の全て
の支持構造部分により円錐綾巻ボビンの重量は確実に支
持される。
【0018】底板4の支台4′内には少なくとも2つの
垂直の孔4′′′が設けられており、これらは雌ねじ山
を有している。これらの孔4′′′内には鉢形の筒状体
20のための固定ねじ19がねじはめられている。これ
によりこの鉢形の筒状体20は底板4に不動に結合され
ている。図1では円錐綾巻ボビン1が差込心棒5と共に
この鉢形の筒状体20から抜出されており、これにより
円錐綾巻ボビン1にはあらゆる側から糸探知若しくは糸
捕捉のために接近可能になっている。
【0019】図2ではキャディ3のための搬送システム
が部分的に示されており、これは主としてコンベヤベル
ト13から成り、このベルトの上側のベルト区分は支持
板14に支持されている。キャディ3の搬送路の側方は
案内成形体15によって規定されている。水平に配置さ
れた流体圧シリンダ(空気圧シリンダ)46内において
移動可能であるストッパ45は下流側に配置されてお
り、これは各キャディ3をその底板4と共に、常時走行
するコンベヤベルト13上に停める。この停止位置にお
いては差込心棒5は、鉢形の筒状体20が上にねじで結
合されている底板4から持上げて離すことができる。
【0020】ストッパ45用の流体圧シリンダ46は弁
47を介して圧力空気源に接続されている。この弁は、
到来するキャディ3の解放及び停止を同時的に正確に制
御するため、制御ユニット21によって操作することが
できる。
【0021】停止位置上に配置されているレバー機構2
2は爪37の形のグリップ手段を有していて、該爪で差
込心棒5の、スリーブ2から突出している部分8にある
溝9内に係止する。この係止的結合により差込心棒5を
確実にグリップすることができる。
【0022】レバー機構22は2つの流体圧シリンダ
(空気圧シリンダ)23,24を有しており、それらの
ピストンには支持体26,26′が固定されている。こ
れらの支持体26,26′は玉軸受27の外輪27′に
結合されている。
【0023】玉軸受27の内輪は管片28によって形成
されており、この管片内には、保持体31によって保持
された流体圧シリンダ(空気圧シリンダ)29並びに軸
36のためのホルダが固定されている。
【0024】流体圧シリンダ29のピストン32にはピ
ン34が設けられおり、該ピン34は鋏形リンクレバー
33の長孔35に通されている。鋏形リンクレバー33
は既に述べた軸36に爪37と一緒に取付けられてい
る。
【0025】流体圧シリンダ29は弁30を介して時間
的に図示されていない圧力空気源に接続される。弁30
は制御ユニット21により制御可能である。
【0026】両流体圧シリンダ23,24は共通の1つ
の弁25によりやはり時間的に圧力空気源に接続可能で
ある。レバー機構の他に吸込管38が配置されており、
これは、図1に示されているように、位置決めされてい
る円錐綾巻ボビン側に向いた吸込スリット39を有して
いる。吸込管38はホルダ41を介して機械の基礎フレ
ームに結合されている。弁40を介して吸込管は、やは
り図示されていない吸込空気源に接続される。
【0027】吸込管にはホルダ43により駆動ホイール
42並びに、該ホイールを駆動するモータ44が設けら
れている。
【0028】円錐綾巻ボビン1を有するキャディ3がレ
バー機構22の下に到達すると、コンベヤベルト13上
の底板4がストッパ45により停止される。図示されて
いないセンサによりキャディ3の到達は制御ユニット2
1に知らされる。この制御ユニット21はまず弁25を
介して両流体圧シリンダ23,24を制御し、該シリン
ダは管片28を、爪37が差込心棒5の溝9の高さに位
置するところまで、下降させる。この過程においてはさ
らにピストン32もそのシリンダから下側へ走出してお
り、これにより爪37は拡開されている。
【0029】管片28の上記の位置決めが行われた後に
弁30を介して圧力空気が流体圧シリンダ29の下側の
部分内へ送り込まれる。これによりピストン32は図示
されていない圧縮ばねのばね力に抗して移動せしめられ
る。鋏形リンクレバー33が爪37との軸36を介して
連接されていることにより、拡開していた爪37は互い
に接近し合って溝9に達し、該溝9内に、流体圧シリン
ダ29内の圧力により、押付けられる。
【0030】所定時間後弁25を介して流体圧シリンダ
23,24は再び制御される。これにより支持体26を
介して管片28は図1に示されている位置まで持上げら
れる。
【0031】この位置に達した後、制御ユニット21に
よりモータ44がオンに切換えられ、これにより駆動ホ
イール42が回転せしめられる。この駆動ホイール42
は円錐綾巻ボビン1の外周で駆動される。この過程で糸
探知が行われる。このために弁40が開かれ、これによ
り吸込管38が吸込空気源に短絡される。
【0032】円錐綾巻ボビン1の回転中糸端部が吸込ス
リット39の前を通過すると、糸端部は吸込空気流によ
って捕えられ吸込管38内へ吸引される。吸込管38内
の適宜の個所にはセンサが配置されており、該センサは
糸端部を探知しこれを制御ユニット21へ知らせる。こ
れにより制御ユニット21は直ちにモータ44を停止さ
せ、その結果吸込管38内への後続の糸の吸込みが停止
される。
【0033】糸はこの場合吸込スリット39の上端部で
変向されている。有利には次いで糸端部が吸込管38内
の図示されていない切断装置により所定の長さに切断さ
れる。次いでモータ44が、駆動ホイール42を逆転駆
動するために、制御ユニット21により新たに制御され
る。鎖線で示されている糸1′は、円錐綾巻ボビン1の
ほぼ1/2回転後に、円錐綾巻ボビン1の外縁から吸込
スリット39の上縁39′へ至る一本の弦の形に延びて
いる。ボビン1がさらに回転されるとこの弦は、差込心
棒5の、ボビンスリーブから突出している部分8に達
し、ボビン1の後続の回転中、図1に示されているよう
に、数条の巻き糸として巻付けられる。
【0034】差込心棒5上に糸を巻付けるため円錐綾巻
ボビン1が所定回数だけ回転した後、制御ユニット21
によりモータ44は停止される。この時点では、短縮さ
れた糸端部は吸込管38からも搬出されている。
【0035】バリエーションとして吸込スリット39の
端部を位置39′′に設けることもできる。これによ
り、差込心棒5のボビンスリーブから突出した部分8へ
の距離が著しく短縮される。この手段によれば、巻付け
後に自由状態となる糸端部を著しく短かくすることがで
きる。さらに、ここには図示されていない糸案内手段を
設けて差込心棒5上への糸の正確な供給を助成すること
も可能である。また例えば外輪27′に、差込心棒の、
ボビンスリーブから突出している部分8へ延びているレ
バーを設けることも可能である。
【0036】さらに、スリーブのスリーブ先端部2′を
円錐綾巻ボビン1の巻糸からさらに突出させ、糸始端部
の巻条がこのスリーブ先端部2′上に自動的に巻付けら
れるようにすることも可能である。
【0037】円錐綾巻ボビン1の準備が完了すると、弁
25を介して両方の流体圧シリンダ23及び24内の空
気がさらに排出され、その結果管片28はボビン1の自
重により再び下降する。ボビン1の自重は通常、スナッ
プ嵌合を生ぜしめるための圧縮ばね18の抵抗を克服す
るのに十分である。しかし、ボビンが確実に係止される
ようにするために、流体圧シリンダ23,24がそれら
の下降行程の終端においても、図示されていない弁を介
して、圧力空気源に接続され、その結果、少なくともこ
の最終下降行程において下降する力が増大せしめられ、
スナップ嵌合を生ぜしめるための確実な係止が保証され
るようにするすることも可能である。
【0038】管片28が終端位置に達した後、制御ユニ
ット21を介して弁30が制御され、これにより流体圧
シリンダ29が排気され、その結果ピストン32がその
シリンダから走出する。これにより爪37が再び開か
れ、差込心棒5を解放する。続いて弁47が、ストッパ
45を流体圧シリンダ46内へ引き入れ、かつコンベヤ
ベルト13による搬送のためにキャディ3を解放するた
めに、制御される。
【0039】図3には、スリーブ2がそのスリーブ脚部
をもって乗りかつ同時にセンタリングされている円錐形
台座7の他に、円錐綾巻ボビン1のスリーブに付加的な
案内作用を与えるため、半径方向内側へ向って可撓性の
弾性エレメントとして、ばね線材11が配置されてい
る。差込心棒5の軸部10上にねじはめられている止め
ナット12はばね線材11の調整に役立つ。従ってばね
線材は種々異なる曲率に湾曲させることができ、種々異
なるスリーブ内径に適合させることができる。
【0040】円錐綾巻ボビン1が上記の形式で準備され
ている場合、差込心棒5が底板4上にとどめられていて
かつ円錐綾巻ボビン1が鉢形の筒状体20により取囲ま
れている場合でも、上記の形式で巻付けられた糸始端部
を、この円錐綾巻ボビン1からの糸の繰出しが行われる
作業個所において再び解放して糸結装置の相応する糸把
持エレメントへ供給することが可能である。このこと
は、圧力空気源に接続可能なノズル装置が位置調節可能
の支持体に結合されていて、該支持体が、糸繰出個所へ
供給された繰出ボビンの糸始端部巻条の範囲を上記ノズ
ル装置が通過するように配置されている場合に可能であ
る。この場合このノズル装置は差込心棒5の、スリーブ
から突出している部分8を取囲むから、公知の装置にお
けるように、繰出個所の下にノズルを配置し、中空の心
棒及びスリーブ自体を通して、スリーブ内の糸始端部を
吹き出すことも不要である。
【0041】レバー機構は、ボビンを駆動ホイール42
に当接させる、図示されていない移動又は旋回機構に接
続することができ、これによりボビンが満巻状態にある
か否かとは無関係にボビン表面を吸込スリット39に対
して常に同じ距離に保持することができる。同時にま
た、円錐綾巻ボビン1の円錐角の変化をボビンの糸巻量
に関連して考慮するために、図1に鎖線で示されている
第2の駆動ホイール42′を駆動ホイール42と同じ軸
に付加的に配置することができる。この両方の当接点に
より、ボビン表面はこの場合にも吸込スリット39に対
して常に平行に配置される。円錐綾巻ボビン1自体の僅
かな傾倒は例えば吸込ノズル38が旋回可能であること
によって探知することができる。
【0042】図示の実施例とは異なって、吸込管38が
適宜側方にずらされている場合には、準備のため、差込
心棒5若しくはレバー機構22を原理的にキャディ3の
縦軸線と同軸的な位置から旋回させることも可能であ
る。この場合上記の旋回は、ボビン表面が駆動ホイール
42若しくは両駆動ホイール42,42′と接触すると
ころまで行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャディの底板から分離された、準備装置にお
ける繊維ボビンを有する差込心棒の正面図。
【図2】底板内にはめ込まれた差込心棒と共に搬送路中
における本発明によるキャディを示す詳細図。
【図3】本発明によるキャディの別の差込心棒を示す
図。
【符号の説明】
1 円錐綾巻ボビン 1′ 糸 2 繊維ボビンスリーブ 2′ スリーブ先端部 3 キャディ 4 底板 4′ 支台 4′′ 孔 4′′′ 孔 5 差込心棒 6 溝 7 台座 8 突出する部分 9 溝 10 軸部 11 ばね線材 12 止めナット 13 コンベヤベルト 14 支持板 15 案内成形体 16 孔 17 球 18 圧縮ばね 19 固定ねじ 20 筒状体 21 制御ユニット 22 レバー機構 23 流体圧シリンダ 24 流体圧シリンダ 25 弁 26 支持体 26′ 支持体 27 玉軸受 27′ 外輪 28 管片 29 流体圧シリンダ 30 弁 31 保持体 32 ピストン 33 鋏形リンクレバー 34 ピン 35 長孔 36 軸 37 爪 38 吸込管 39 吸込スリット 39′ 上縁 39′′ 位置 40 弁 41 ホルダ 42 駆動ホイール 43 ホルダ 44 モータ 45 ストッパ 46 流体圧シリンダ 47 弁

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維機械、殊に巻取機の搬送システムに
    おいて繊維ボビン(1)及び繊維ボビンスリーブ(2)
    を互いに無関係に個別に搬送するためのキャディ(3)
    であって、該キャディを運動するコンベヤ手段(13)
    上に乗せて支持する底板(4)及び繊維ボビンを差込む
    ための差込心棒(5)を有し、かつ差込心棒(5)及び
    底板(4)が連結可能な別個の成形部分から形成されて
    いる形式のものにおいて、差込心棒(5)が繊維ボビン
    スリーブ(2)よりも長く製作されていて、差込心棒
    (5)に繊維ボビンスリーブ(2)が差込まれたときに
    差込心棒(5)が繊維ボビンスリーブ(2)から、グリ
    ップ手段(36)が差込心棒(5)を掴むことができる
    長さだけ、突出するようになっており、かつ差込心棒
    (5)と底板(4)との間の連結が機能的に正しく解除
    可能な差込式結合部(6,16〜18)として構成され
    ていることを特徴とする、繊維ボビン及び繊維ボビンス
    リーブを互いに無関係に個別に搬送するためのキャデ
    ィ。
  2. 【請求項2】 底板(4)に繊維ボビン(1)のための
    鉢形の筒状体(20)が結合されていることを特徴とす
    る、請求項1記載のキャディ。
  3. 【請求項3】 差込式結合部が軸方向押し力若しくは引
    張り力によって連結−解離可能なスナップ嵌合式結合部
    (6,16〜18)であることを特徴とする、請求項2
    記載のキャディ。
  4. 【請求項4】 差込心棒(5)が、差込心棒上に繊維ボ
    ビン(1)を位置固定する手段(7,11)を有してい
    ることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1
    項記載のキャディ。
  5. 【請求項5】 差込心棒が繊維ボビンスリーブ(2)の
    スリーブ下縁部を支持するための台座(7)を有してい
    ることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1
    項記載のキャディ。
  6. 【請求項6】 台座(7)が円錐形に成形されているこ
    とを特徴とする、請求項5記載のキャディ。
  7. 【請求項7】 差込心棒(5)に半径方向内側へ向って
    フレキシブルな弾性エレメント(11)が配置されてい
    ることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1
    項記載のキャディ。
  8. 【請求項8】 差込心棒がその、繊維ボビンスリーブ
    (2)から突出する部分(8)に、グリップ手段(3
    6)によって確実にグリップされるための少なくとも1
    つの溝(9)を有していることを特徴とする、請求項1
    から7までのいずれか1項記載のキャディ。
JP5324519A 1992-12-23 1993-12-22 繊維ボビン及び繊維ボビンスリーブを互いに無関係に個別に搬送するためのキャディ Pending JPH06227749A (ja)

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DE4243772.5 1992-12-23

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DE59305249D1 (de) 1997-03-06
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