JPH06227555A - キャップ開閉装置 - Google Patents

キャップ開閉装置

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JPH06227555A
JPH06227555A JP5024644A JP2464493A JPH06227555A JP H06227555 A JPH06227555 A JP H06227555A JP 5024644 A JP5024644 A JP 5024644A JP 2464493 A JP2464493 A JP 2464493A JP H06227555 A JPH06227555 A JP H06227555A
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cap
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closing
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肇 大矢
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正浩 対馬
Kazuo Uejima
一夫 上島
Hiroaki Takashima
弘明 高島
Yoshio Kawada
良夫 河田
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S and B Shokuhin Co Ltd
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HAKUBA PLAST KOGYO KK
S and B Shokuhin Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 押しボタン等に連動してキ
ャップを開き位置又は閉じ位置に回動する相当に複雑な
キャップ回動手段をキャップ開口内部に十分に広いスペ
ースを取って設けたことを特徴とするキャップ開閉装置 【構成】 内容物の流出状態を調整す
る流出調整枠部を有する容器開口部にヒンジ式に開閉す
るキャップを設けてなる容器のキャップ開閉装置であっ
て、前記流出調整枠部を貫通して、押しボタン等からな
る押圧部の押し込み作動に連動してキャップを開き位置
又は閉じ位置に回動するキャップ回動手段を設けたこと
を特徴とするキャップ開閉装置

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内容物の流出状態を調
整する流出調整枠部を有する容器開口部にヒンジ式に開
閉するキャップを設けてなる容器のキャップ開閉装置に
関し、特には、押しボタン等の押圧部によってキャップ
を開閉操作するようにしたキャップ開閉装置に関する。
【従来の技術】従来、振出容器等のキャップ開閉装置に
おいて、キャップに開き方向のバネ弾力を与えておき、
開放用の押しボタンを押すとキャップが開き、閉じると
きにはキャップをバネ弾力に抗して閉じるものが知られ
ている。また、従来のこの種のキャップ開閉装置を具備
する容器の開口部に、キャップ開閉装置とは無関係に内
容物の流量及び流出方向等を調整する絞り手段を設けた
ものも知られている。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の振
出容器等のキャップ開閉装置におけるキャップ開閉手段
は、容器開口部からの内容物の流出の邪魔にならないよ
うに開口部を避けてその周辺部に設けるのが常識であ
り、そのため、キャップ開閉手段のために十分なスペー
スをとることができず、前述の如く、キャップに開き方
向のバネ弾力を与えておき、開放用の押しボタンを押す
とキャップが開き、閉じるときにはキャップを直接にバ
ネ弾力に抗して閉じるような単純な構成のものになって
いた。しかし、このような従来装置の場合、キャップを
開く操作と閉じる操作が異なるため、例えば、調味料や
香辛料等の振りかけ容器を片手でもった状態でキャップ
を開くことができたとしても閉じることはできない等の
問題があり、仮に、キャップを押しボタン等を押し込む
ことによってワンタッチで開き、そのまま内容物を振り
かけ、また、閉じるときも容器を持ち変えることなくそ
のまま押しボタンを押して閉操作するようにしたキャッ
プ開閉装置があれば、キャップを開く操作と内容物を取
り出す操作と閉じる操作を同じ容器の持ち方で連続的に
できて便利である。また、従来のこの種のキャップ開閉
装置を具備する容器の開口部に、内容物の流量及び流出
方向等を調整する絞り手段は、単に絞り手段のためのみ
設けたもので、キャップ開閉装置として利用できるもの
ではなかった。
【0003】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、内容
物の流出状態を調整する流出調整枠部を有する容器開口
部にヒンジ式に開閉するキャップを設けてなる容器のキ
ャップ開閉装置であって、前記流出調整枠部を貫通し
て、押しボタン等からなる押圧部の押し込み作動に連動
してキャップを開き位置又は閉じ位置に回動するキャッ
プ回動手段を設けたことを特徴とするキャップ開閉装置
を提供するものである。また、本発明は、上記のキャッ
プ開閉装置であって、流出調整枠部を貫通して、一つの
押しボタン等からなる単一の押圧部の押し込み作動に連
動してキャップを開き位置又は閉じ位置に回動するキャ
ップ回動手段を設けたことを特徴とするキャップ開閉装
置を提供するものである。また、本発明は、前記のキャ
ップ開閉装置であって、流出調整枠部を貫通して、開き
用の押圧部の押し込み作動に連動してキャップを開き位
置に回動すると共に、閉じ用の押圧部の押し込み作動に
連動してキャップを閉じ位置に回動するキャップ回動手
段を設けたことを特徴とするキャップ開閉装置を提供す
るものである。また、本発明は、前記のキャップ開閉装
置であって、キャップ回動手段の開き用と閉じ用の押圧
部が、中間部に設けた回動支点を中心に一方を押すと他
方が復帰するシーソー形式の押圧部からなることを特徴
とするキャップ開閉装置を提供するものである。また、
本発明は、内容物の流出状態を調整する流出調整枠部を
有する容器開口部にヒンジ式に開閉するキャップを設け
てなる容器のキャップ開閉装置であって、前記流出調整
枠部を貫通して、押しボタン等の押圧部に連動する押し
棒手段によりキャップを開き位置又は閉じ位置に回動す
るキャップ回動手段を設けると共に、押圧部に復帰弾力
を付与する復帰弾力手段を設ける一方、キャップに開閉
回動行程の中間部を境に開き位置方向又は閉じ位置方向
に向かって回動する回動弾力を付与する開閉弾力手段を
設けたことを特徴とするキャップ開閉装置を提供するも
のである。また、本発明は、上記のキャップ開閉装置で
あって、押圧部に復帰弾力を付与する復帰弾力手段と、
キャップに開き位置方向又は閉じ位置方向に向かって回
動する回動弾力を付与する開閉弾力手段が実質的に同じ
一つの弾力部材からなることを特徴とするキャップ開閉
装置を提供するものである。
【0004】また、本発明は、前記のキャップ開閉装置
であって、キャップ回動手段が、ヒンジ連結部の軸心を
中心に回転して、キャップの閉じ位置で前記押圧部に近
い距離に位置すると共にキャップの開き位置で前記押圧
部に遠い距離に位置する開き溝と、キャップの閉じ位置
で前記押圧部に遠い距離に位置すると共にキャップの開
き位置で前記押圧部に近い距離に位置する閉じ溝とを具
備すると共に、キャップの開閉に伴って前記開き用押圧
部の押し棒手段が閉じ状態のキャップの開き溝に相対
し、且つ前記閉じ用押圧部の押し棒手段の先端が開き状
態のキャップの閉じ溝に相対して位置する構成を具備す
るキャップ開閉装置を提供するものである。また、本発
明は、前記のキャップ開閉装置であって、キャップ回動
手段が、ヒンジ連結部の軸心を中心に回転して、キャッ
プの閉じ位置で前記押圧部に近い距離に位置すると共に
キャップの開き位置で前記押圧部に遠い距離に位置する
開き溝と、該開き溝と段部をもって連続してキャップの
閉じ位置で前記押圧部に遠い距離に位置すると共にキャ
ップの開き位置で前記押圧部に近い距離に位置する閉じ
溝とを具備すると共に、前記押し棒手段の先端部をキャ
ップの開閉に伴って閉じ状態のキャップの開き溝と開き
状態のキャップの閉じ溝に切り換えて係合させる開閉切
り換え手段を具備するキャップ開閉装置を提供するもの
である。また、本発明は、前記のキャップ開閉装置であ
って、開閉切り換え手段を前記開き溝と閉じ溝とを隔て
る段部によって構成したことを特徴とするキャップ開閉
装置を提供するものである。また、本発明は、前記のキ
ャップ開閉装置であって、キャップに、ヒンジ連結部を
中心にキャップの閉じ位置で開き溝の反対側に位置する
と共に開き位置で閉じ溝の反対側に位置するキャップ開
閉旋回部を設け、該キャップ開閉旋回部と押し棒手段と
の間に、押し棒手段の先端部を、閉じ状態のキャップの
開き溝内に導入すると共に、開き状態の閉じ溝内に導入
する弾力部材からなる開閉切り換え手段を設けたことを
特徴とするキャップ開閉装置を提供するものである。
【0005】また、本発明は、前記のキャップ開閉装置
であって、キャップに、ヒンジ連結部を中心にキャップ
の閉じ位置で開き溝の反対側に位置すると共に開き位置
で閉じ溝の反対側に位置するキャップ開閉旋回部を設
け、一端部をキャップ開閉旋回部に係合せしめると共
に、他端部を押し棒手段に沿って摺動自在に係合せしめ
た開閉切り換え手段を設け、該開閉切り換え手段に押圧
部との間に前記押圧部に復帰弾力を付与する復帰弾力手
段を設け、該復帰弾力手段の弾圧力によって開閉切り換
え手段を介して押し棒手段の先端部を、閉じ状態のキャ
ップの開き溝内に導入すると共に、開き状態の閉じ溝内
に導入するように構成したことを特徴とするキャップ開
閉装置を提供するものである。また、本発明は、前記の
キャップ開閉装置であって、押圧部に復帰弾力を付与す
る復帰弾力手段と、キャップに開き位置方向又は閉じ位
置方向に向かって回動する回動弾力を付与する開閉弾力
手段と、開閉切り換え手段が実質的に同じ一つの弾力部
材からなることを特徴とするキャップ開閉装置を提供す
るものである。また、本発明は、前記のキャップ開閉装
置において、容器開口部にヒンジ式に開口横断方向に開
閉するキャップを設けたことを特徴とするキャップ開閉
装置を提供するものである。
【0006】
【作用】上記の構成からなる本発明に係るキャップ開閉
装置によれば、ヒンジ式に開閉するキャップを設けてな
る容器の開口部に、内容物の流出状態を調整する流出調
整枠部を有するから、該流出調整枠部が開口部を横断し
ていても、開口部の一側部に沿って位置していても、内
容物の流出量、流出方向、流出速度等の流出状態を調整
することができるのみならず、内容物の流出の邪魔にな
らない流出調整枠部を貫通して、押しボタン等からなる
押圧部の押し込み作動に連動してキャップを開き位置又
は閉じ位置に回動する等の簡素又は複雑な種々の構成の
キャップ回動手段を設けることができ、また、流出調整
枠部を貫通して前記キャップ開閉手段を設けたことによ
り、キャップの閉じ状態において、押しボタン等の押圧
部を押し込むと、この押圧部の押し込み作動に連動して
該キャップを開き位置に回動することができ、ワンタッ
チでキャップを開くことができ、また、そのまま内容物
を開口から外部に取り出すことができ、また、キャップ
の開き状態において、押しボタン等の押圧部を押し込む
と、この押圧部の押し込み作動に連動して該キャップを
閉じ位置に回動することができる等の、ワンタッチでキ
ャップを開閉することができるキャップ開閉装置を提供
することができる。また、本発明に係るキャップ開閉装
置によれば、一つの押しボタン等からなる単一の押圧部
の押し込み作動に連動してキャップを開き位置又は閉じ
位置に回動することができる。また、本発明のキャップ
開閉装置によれば、開くときは、開き用の押圧部の押し
込み作動に連動してキャップを開き位置に回動すること
ができると共に、閉じるときは、閉じ用の押圧部の押し
込み作動に連動してキャップを閉じ位置に回動して、キ
ャップを開閉することができる。また、本発明のキャッ
プ開閉装置によれば、キャップ回動手段の開き用と閉じ
用の押圧部が、中間部に設けた回動支点を中心に一方を
押すと他方が復帰するシーソー形式の押圧部を交互に押
圧することによって、キャップを開閉することができ
る。
【0007】また、本発明のキャップ開閉装置によれ
ば、キャップの閉じ状態において、復帰弾力に抗して押
しボタン等の押圧部を押し込むと、この押圧部の押し込
み作動に連動して該キャップを開き位置に回動すること
ができると共に、押しボタン等の押圧部から手を放すと
押圧部は復帰弾力によって元位置に復帰し、キャップの
開き状態において、押圧部を復帰弾力に抗して押し込む
と、この押圧部の押し込み作動に連動して該キャップを
閉じ位置に回動することができることとなり、ワンタッ
チでキャップを開き且つ閉じることができると共に、本
発明のキャップに開閉回動行程の中間部を境に開き位置
方向又は閉じ位置方向に向かって回動する回動弾力を付
与する開閉弾力手段を設けたキャップ開閉装置によれ
ば、押しボタン等の押圧部を途中まで押し込み、キャッ
プを開閉回動行程の中間部まで開き位置方向又は閉じ位
置方向に向かって回動すると、キャップは開閉弾力手段
により、自動的に開閉することとなる。
【0008】また、本発明のキャップ開閉装置において
は、実質的に同じ一つの弾力手段で、押圧部に復帰弾力
を付与する前記復帰弾力手段と、キャップに開き位置方
向又は閉じ位置方向に向かって回動する回動弾力を付与
する前記開閉弾力手段を簡素に構成することができる。
また、本発明に係るキャップ開閉装置によれば、キャッ
プの閉じ状態で、開き用押しボタンを押し込むと、これ
に連動する開き用押し棒手段が近くに位置する開き溝を
押し回してキャップを開き位置に回動し、キャップを開
くことができると共に、キャップの開き状態で、閉じ用
押しボタン等からなる押圧部を押し込むと、これに連動
する閉じ用押し棒手段が近くに位置する閉じ溝を押し回
してキャップを閉じ位置に回動し、キャップを閉じるこ
とができる。
【0009】また、本発明に係るキャップ開閉装置によ
れば、キャップの閉じ状態で、押しボタン等からなる押
圧部を押し込むと、これに連動する押し棒手段が近くに
位置する開き溝を押し回してキャップを開き位置に回動
し、キャップを開くことができると共に、このときキャ
ップの開放にともなって、閉じ溝を押し棒手段に近い位
置に回動し、同時に開閉切り換え手段が押し棒手段の先
端部を閉じ溝に係合させる。このキャップの開き状態
で、押しボタン等からなる押圧部を押し込むと、これに
連動する押し棒手段が近くに位置する閉じ溝を押し回し
てキャップを閉じ位置に回動し、キャップを閉じること
ができ、このときキャップの閉成に伴って、開き溝を押
し棒手段に近い位置に回動し、同時に開閉切り換え手段
が押し棒手段の先端部を開き溝に係合させ、押圧部を押
し込めば、前記の如くキャップは開放することとなる。
また、本発明に係る前記開き溝と閉じ溝とを隔てる前記
段部によって開閉切り換え手段を構成したキャップ開閉
装置においては、キャップの開き状態では、押し棒手段
の先端が段部を境に該段部に隔てられて閉じ溝に相対
し、キャップの閉じ状態では、押し棒手段の先端が段部
を境に該段部によって閉じ溝から隔てられて開き溝に相
対することとなる。
【0010】また、本発明に係るキャップ開閉装置によ
れば、キャップの閉じ状態において、ヒンジ連結部を中
心に開き溝の反対側に位置するキャップ開閉旋回部と、
押し棒手段との間に設けた弾力部材からなる開閉切り換
え手段によって、押し棒手段の先端部を、キャップの開
き溝内に導入するから、押圧部を押し込めば、押し棒手
段によって開き溝を押し回してキャップを開くことがで
きる一方、キャップの開き状態において、ヒンジ連結部
を中心に閉じ溝の反対側に位置するキャップ開閉旋回部
と、押し棒手段との間に設けた弾力部材からなる開閉切
り換え手段によって、押し棒手段の先端部を、キャップ
の閉じ溝内に導入するから、押圧部を押し込めば、押し
棒手段によって閉じ溝を押し回してキャップを閉じるこ
とができる。
【0011】また、本発明に係るキャップ開閉装置によ
れば、キャップの閉じ状態において、復帰弾力に抗して
押圧部を押し込むと、押圧部に復帰弾力を付与する復帰
弾力手段の弾圧力を受けた開閉切り換え手段によって押
し棒手段の先端部が、閉じ状態のキャップの開き溝内に
導入されているから、押し棒手段によって開き溝を押し
回してキャップを開くことができる一方、キャップの開
き状態において、復帰弾力に抗して押圧部を押し込む
と、押圧部に復帰弾力を付与する復帰弾力手段の弾圧力
を受けた開閉切り換え手段によって押し棒手段の先端部
が、開き状態のキャップの閉じ溝内に導入されているか
ら、押し棒手段によって閉じ溝を押し回してキャップを
閉じることができる。このとき、キャップの開き状態に
おいては、復帰弾力手段の弾圧力を受けた開閉切り換え
手段は、ヒンジ連結部を中心に開き溝の反対側に位置す
るキャップ開閉旋回部と押し棒手段との間にあって、押
し棒手段の先端部を、開き状態のキャップの閉じ溝内に
導入する一方、閉じ状態においては、復帰弾力手段の弾
圧力を受けた開閉切り換え手段は、ヒンジ連結部を中心
に閉じ溝の反対側に位置するキャップ開閉旋回部と押し
棒手段との間にあって、押し棒手段の先端部を、閉じ状
態のキャップの開き溝内に導入することとなる。また、
本発明は、前記のキャップ開閉装置であって、押圧部に
復帰弾力を付与する復帰弾力手段と、キャップに開き位
置方向又は閉じ位置方向に向かって回動する回動弾力を
付与する開閉弾力手段と、開閉切り換え手段が実質的に
同じ一つの弾力部材からなり、前記キャップ開閉手段の
構成を簡素化することができる。また、本発明は、前記
のキャップ開閉装置において、容器開口部に起伏方向に
開閉するキャップを設けたものの他に、開口横断方向に
開閉するキャップを設けたキャップ開閉装置をも提供す
るものである。
【0012】
【実施例】以下図示する実施例により、本発明に係るキ
ャップ開閉装置を説明すると、図1〜図5に記載の第1
の実施例の装置において、1は容器開口部にねじ込み式
に固定されて位置する開口基体で、ねじ部の上方に開口
部12を形成する内筒部20とその外周に位置する外筒
部21を具備している。22は、内容物の流出状態を調
整する流出調整枠部で、実施例の場合、内筒部20を横
断して設けてある。23は開口基体1の上部に固定した
キャップ固定体で、前記開口器体前記内筒部20の外周
に密封状に嵌着する内部固定筒部24と外筒部21の内
側に嵌着する外部固定筒部25を具備すると共に、前記
開口部12に連通して振出孔26を具備している。開口
基体1のキャップ固定体23には、従来公知の手段から
なるヒンジ連結部により軸心2を中心にヒンジ式に開閉
するようにキャップ3が設けてある。前記内筒部20を
横断して設けた流出調整枠22は、その両端が前記外筒
部21に向かって貫通しており、その一端部側には外筒
部21に押し込み可能に設けた押しボタン5が位置して
いる一方、他端部側にはキャップ固定体23とキャップ
3とのヒンジ連結部が位置している。そして、本発明装
置は、流出調整枠部22を貫通して、押しボタン5等か
らなる押圧部の押し込み作動に連動してキャップ3を開
き位置又は閉じ位置に回動するキャップ回動手段を設け
たことを特徴とする。即ち、キャップ3の開閉先端側に
位置する開口基体1には、前記押しボタン5がコイルス
プリング等からなる弾力部材4の復帰弾力に抗してヒン
ジ連結部側に向かって押し込み可能に設けてある。ここ
で、押しボタン5は本発明に係る押圧部を構成し、弾力
部材4は本発明に係る押圧部に復帰弾力を付与する復帰
弾力手段を構成している。また、キャップ3のヒンジ連
結部側には、図3に示すように、キャップ3の閉じ位置
で前記押しボタン5に近い距離に位置すると共に、図4
及び図5で示すように、キャップ3の開き位置で前記押
しボタン5に遠い距離に位置する開き溝6と、図3に示
すように、該開き溝6と段部11をもって連続してキャ
ップ3の閉じ位置で前記押しボタン5に遠い距離に位置
すると共に、図4及び図5で示すように、キャップの開
き位置で、前記押しボタン5に近い距離に位置する閉じ
溝7が設けてある。8は押しボタン5とキャップ3との
間に設けた押し棒部材で、一端8aを押しボタン5に揺
動可能に連結してあると共に、その先端8bを、図3及
び図5に示すように、押しボタン5の復帰位置において
近い距離位置に位置する閉じ状態のキャップ3の開き溝
6または開き状態のキャップ3の閉じ溝7に係合可能に
設けてある。前記押し棒部材8は、本発明に係る押し棒
手段を構成している。また、前記押しボタン5等からな
る押圧部、押し棒部材8からなる押し棒手段、キャップ
3に設けた開き溝6及び閉じ溝7は、本発明に係るキャ
ップ回動手段を構成している。
【0013】9は、前記押し棒部材8の先端8bをキャ
ップ3の開閉に伴って閉じ状態のキャップの開き溝6と
開き状態のキャップの閉じ溝7に切り換えて係合させる
開閉切り換え部材である。前記開閉切り換え部材9は本
発明に係る開閉切り換え手段を構成している。図示の実
施例の場合、開閉切り換え部材9は、その先端部9aを
押し棒部材8の中間部に沿って設けた係合溝8cに摺動
自在に係合せしめてある一方、他端部9bをヒンジ連結
部の軸心2を中心にキャップ3の閉じ位置で開き溝6の
反対側に位置すると共に開き位置で閉じ溝7の反対側に
位置する連結軸10に旋回可能に連結してある。実施例
の場合、前記押しボタン5に復帰弾力を付与する弾力部
材4は、押しボタン5と開閉切り換え部材9との間に弾
発力を付与して設けてあり、該弾力部材4の弾圧力によ
って、開閉切り換え部材9の先端部9aを介して押し棒
部材8の先端8bを、閉じ状態のキャップ3の開き溝6
内に導入すると共に、開き状態の閉じ溝7内に導入する
ように構成してある。
【0014】即ち、キャップ3の閉じ状態においては、
図3に示すように、開閉切り換え部材9の他端部9bが
ヒンジ連結部の軸心2を中心に開き溝6の反対側に位置
すると同時に、その先端部9aが押し棒部材8の係合溝
8cを押し上げる方向に位置することによって、前記弾
力部材4の弾圧力は押し棒部材8の先端8bを、閉じ状
態のキャップ3の開き溝6内に導入する方向に作用する
と共に、キャップ3の開き状態においては、図5に示す
ように、開閉切り換え部材9の他端部9bがヒンジ連結
部の軸心2を中心に閉じ溝7の反対側に位置すると同時
に、その先端部9aが押し棒部材8の係合溝8cを押し
下げる方向に位置することによって、前記弾力部材4の
弾圧力は押し棒部材8の先端8bを、開き状態のキャッ
プ3の閉じ溝7内に導入する方向に作用するように構成
してある。また、前記押しボタン5と開閉切り換え部材
9との間に弾発力を付与する弾力部材4は、開閉切り換
え部材9の他端部9bを介して、ヒンジ連結部の軸心2
を中心にキャップ3の閉じ位置で開き溝6の反対側に位
置すると共に開き位置で閉じ溝7の反対側に位置する連
結軸10に弾発力を付与するから、キャップ3の閉じ状
態においては、図3に示すように、キャップ3の閉じ状
態を維持する閉じ方向に向かった回動弾力をキャップ3
に付与し、図5に示すように、キャップ3の開き状態を
維持する開き方向に向かった回動弾力をキャップ3に付
与することにより、連結軸10を介してキャップ3に開
閉回動行程の中間部を境に開き方向又は閉じ方向に向か
って回動弾力を付与する開閉弾力手段を構成している。
ここで、前記キャップ3の連結軸10は、ヒンジ連結部
の軸心2を中心にキャップ3の閉じ位置で開き溝6の反
対側に位置すると共に開き位置で閉じ溝7の反対側に位
置する本発明に係るキャップ開閉旋回部を構成してい
る。また、上記のキャップ開閉装置において、押圧部に
復帰弾力を付与する復帰弾力手段と、キャップに開き位
置方向又は閉じ位置方向に向かって回動する回動弾力を
付与するキャップ開閉弾力手段が同じ一つの弾力部材4
からなり、同一の弾力手段が、押圧部の復帰弾力手段
と、キャップ開閉弾力手段と、前記開閉切り換え手段の
弾力手段を構成している。
【0015】上記の構成からなる本発明に係る実施例の
キャップ開閉装置において、まず、図3のキャップの閉
じ状態において、押しボタン5を弾力部材4の復帰弾力
に抗してヒンジ連結部側に向かって押し込むと、押しボ
タン5に揺動可能に連結した押し棒部材8の先端8bが
該ボタン5に近い距離位置にある開き溝6を押圧して、
図4に示すように、遠い位置まで押し込みながらキャッ
プ3をヒンジ連結部の軸心2を中心に図3上時計方向に
回転して開放する。キャップ3の開き位置において、押
しボタン5から手を放すと、復帰弾力によって押しボタ
ン5は元のキャップの開閉先端側に位置すると共にキャ
ップ3は開き状態に維持されると同時に、図5に示すよ
うに、押し棒部材8の先端8bが前記開き溝6と段部1
1をもって連続し押しボタン5に近い距離に位置する閉
じ溝7に係合する。ここで、押しボタン5を再度復帰弾
力に抗してヒンジ連結部側に向かって押し込むと、押し
棒部材8の先端8bが閉じ溝7を押圧して、遠い位置ま
で押し込みながらキャップ3をヒンジ連結部の軸心2を
中心に、図3上、反時計方向に回転して閉じる。キャッ
プ3の閉じ位置において、押しボタン5から手を放すと
復帰弾力によって、押しボタン5は元のキャップ3の開
閉先端側に位置すると共にキャップ3は閉じ状態に維持
されると同時に、押し棒部材8の先端8bが前記閉じ溝
7と段部11をもって連続してキャップの閉じ位置で前
記押しボタン5に近い距離に位置する開き溝6に係合す
る。このとき、前述の如く、開閉切り換え部材9が、前
記押し棒部材8の先端8bをキャップ3の開閉に伴って
閉じ状態のキャップ3の開き溝6又は開き状態のキャッ
プ3の閉じ溝7に切り換えて係合させることとなる。
【0016】図6及び図7に記載の第2の実施例の装置
は、容器開口部12にヒンジ式に開口横断方向に開閉す
るキャップ3を設けたことを特徴とするキャップ開閉装
置を示すものである。開口基体1には、従来公知の手段
からなるヒンジ連結部により軸心2を中心にヒンジ式に
開口横断方向に開閉するようにキャップ3が設けてあ
る。即ち、キャップ3が図1〜図5の第1の実施例のよ
うに起伏方向に開閉するのに対して、この第2の実施例
では、開口横断方向に開閉する点が異なるだけで、他の
構成、作用、効果は、第1の実施例と同様であり、図に
おいて同一の符号を付して、先の実施例の説明を参照す
れば容易に理解できるので、詳細な説明は重複を避けて
省略してある。なお、第1実施例及び第2実施例の容器
開口部12は、図6及び図7に図示の如く、キャップ回
動手段を構成する弾力部材4、押し棒部材8、開閉切り
換え部材9等の占位する中央部を避けてその両側に設け
てある。
【0017】図8〜図10に記載の第3の実施例の装置
は、容器開口部12にヒンジ式に開閉するキャップ3
に、開き用の押圧部5aの押し込み作動に連動してキャ
ップ3を開き位置に回動すると共に、閉じ用の押圧部5
bの押し込み作動に連動してキャップ3を閉じ位置に回
動するキャップ回動手段を設けてなるキャップ開閉装置
である。開口基体1には、従来公知の手段からなるヒン
ジ連結部により軸心2を中心にヒンジ式に開閉するよう
にキャップ3が設けてある。開き用及び閉じ用の押しボ
タン5a、5bには、それぞれ開き用及び閉じ用の押し
棒部材8が設けてあり、開き用押し棒部材8の先端8b
は、キャップ3の閉じ位置で前記開き用押しボタン5a
に近い距離に位置すると共に、開き位置で前記押しボタ
ン5aに遠い距離に位置する開き溝6に相対して設けて
あり、閉じ用押し棒部材8の先端8bは、キャップ3の
開き位置で前記閉じ用押しボタン5bに近い距離に位置
すると共に、閉じ位置で前記押しボタン5bに遠い距離
に位置する閉じ溝7に相対して設けてある。また、開き
用及び閉じ用の押しボタン5a、5bと、開口基体1と
の間には、それぞれコイルスプリング等からなる弾力部
材4が設けてある。ここで、押しボタン5a、5bは本
発明に係る押圧部を構成し、弾力部材4は本発明に係る
押圧部に復帰弾力を付与する復帰弾力手段を構成し、前
記押し棒部材8は、本発明に係る押し棒手段を構成して
いる。
【0018】また、前記押しボタン5等からなる押圧
部、押し棒部材8からなる押し棒手段、キャップ3に設
けた開き溝6及び閉じ溝7は、本発明に係るキャップ回
動手段を構成している。13は、キャップ3の回動方向
をキャップ3の回動行程の中間部を境に開き方向又は閉
じ方向に切り換えるキャップ開閉方向切り換え部材であ
る。図示の実施例の場合、キャップ開閉方向切り換え部
材13は、その先端部13aを容器基体1の中間部に沿
って設けた係合溝13cに摺動自在に係合せしめてある
一方、他端部13bをヒンジ連結部の軸心2を中心にキ
ャップ3の閉じ位置で開き溝6の反対側に位置すると共
に開き位置で閉じ溝7の反対側に位置する連結軸10に
旋回可能に連結してある。ここで、前記キャップ3の連
結軸10は、ヒンジ連結部の軸心2を中心にキャップ3
の閉じ位置で開き溝6の反対側に位置すると共に開き位
置で閉じ溝7の反対側に位置する本発明に係るキャップ
開閉旋回部を構成している。また、前記連結軸10の先
端部13aと容器基体1との間に弾発力を付与する弾力
部材14は、キャップ開閉方向切り換え部材13の他端
部13bを介して、ヒンジ連結部の軸心2を中心にキャ
ップ3の閉じ位置で開き溝6の反対側に位置すると共に
開き位置で閉じ溝7の反対側に位置する連結軸10に弾
発力を付与するから、キャップ3の閉じ状態において
は、図10に示すように、キャップ3の閉じ状態を維持
する閉じ方向に向かった回動弾力をキャップ3に付与
し、逆にキャップ3の開き状態においてはキャップ3の
開き状態を維持する開き方向に向かった回動弾力をキャ
ップ3に付与することにより、連結軸10を介してキャ
ップ3に開閉回動行程の中間部を境に開き方向又は閉じ
方向に向かって回動弾力を付与する開閉弾力手段を構成
している。
【0019】上記の開き用の押しボタン5aと閉じ用の
押しボタン5bの二つの押圧部を有する本発明に係るキ
ャップ開閉装置によれば、開き用の押圧部の押し込み作
動に連動してキャップ3を開き位置に回動することがで
きると共に、閉じ用の押圧部5bの押し込み作動に連動
してキャップ3を閉じ位置に回動することができる。従
って、この実施例では、一つの押圧部を有する先の実施
例のような開閉切り換え部材9は不用とすることができ
る。図11〜図13に記載の第4の実施例の装置は、容
器開口部12にヒンジ式に開閉するキャップ3に、開き
用の押圧部5aの押し込み作動に連動してキャップ3を
開き位置に回動すると共に、閉じ用の押圧部5bの押し
込み作動に連動してキャップ3を閉じ位置に回動するキ
ャップ回動手段を設けてなる前記第3の実施例によるキ
ャップ開閉装置において、キャップ回動手段の開き用と
閉じ用の押圧部5a、5bが、中間部に設けた回動支点
15を中心に一方を押すと他方が復帰するシーソー形式
の押圧部5からなることを特徴とするキャップ開閉装置
である。この実施例の場合、開き用と閉じ用の押圧部5
a、5bが、キャップ開閉にともなって交互に押し込み
位置と復帰位置に移動するから、先の実施例の弾力部材
4のような押圧部に復帰弾力を付与する復帰弾力手段を
不用にすることができる。この第4の実施例では、第3
の実施例に対して上記キャップ回動手段の開き用と閉じ
用の押圧部5a、5bが、中間部に設けた回動支点15
を中心に一方を押すと他方が復帰するシーソー形式の点
が異なるだけで、他の構成、作用、効果は、第3の実施
例と同様であり、図において同一の符号を付して、先の
実施例の説明を参照すれば容易に理解できるので、詳細
な説明は重複を避けて省略してある。なお、図11にお
いて、16は、押圧部5a、5bを押し込み位置に維持
するための従来周知のバネ部材である。
【0020】図14〜図16に示す第5の実施例は、押
し棒手段を構成する押し棒手段と、キャップの開閉旋回
部との間に設けた弾力部材によって、第1の実施例と同
等の機能を達成し得る本発明に係るキャップ開閉装置を
開示するものである。この第5の実施例の場合、開口基
体1には、第1の実施例と同様に、ヒンジ連結部により
軸心2を中心にヒンジ式に開閉するようにキャップ3が
設けてある。また、キャップ3のヒンジ連結部側には、
図14に示すように、キャップ3の閉じ位置で前記押し
ボタン5に近い距離に位置すると共に、図15及び図1
6で示すように、キャップ3の開き位置で前記押しボタ
ン5に遠い距離に位置する開き溝6と、該開き溝6と段
部11をもって連続し、キャップ3の閉じ位置で前記押
しボタン5に遠い距離に位置すると共にキャップの開き
位置で、前記押しボタン5に近い距離に位置する閉じ溝
7が設けてある。更に、押しボタン5とキャップ3との
間に設けた押し棒部材8は、一端8aを押しボタン5に
揺動可能に連結してあると共に、その先端8bを、図1
4及び図16に示すように、押しボタン5の復帰位置に
おいて近い距離位置に位置する、閉じ状態のキャップ3
の開き溝6、または開き状態のキャップ3の閉じ溝7に
係合可能に設けてある。更にまた、ヒンジ連結部の軸心
2を中心にキャップ3の閉じ位置で開き溝6の反対側に
位置すると共に開き位置で閉じ溝7の反対側に位置する
キャップ開閉旋回部10が設けてある。
【0021】ここで、上記第5の実施例は、押し棒部材
の中間部とキャップ開閉旋回部の間に、拡張弾力を付与
した弾力部材4を設けてある。弾力部材4は、押しボタ
ン5に復帰弾力を付与する復帰弾力手段を構成すると共
に、その先端部4aを押し棒部材8の中間部に係合せし
めてある一方、他端部4bをヒンジ連結部の軸心2を中
心にキャップ3の閉じ位置で開き溝6の反対側に位置す
ると共に開き位置で閉じ溝7の反対側に位置するキャッ
プ開閉旋回部10に旋回可能に連結した構成によって、
該弾力部材4の弾圧力によって、押し棒部材8の先端8
bを、閉じ状態のキャップ3の開き溝6内に導入すると
共に、開き状態の閉じ溝7内に導入するキャップ開閉切
り換え手段を構成している。更に、弾力部材4は、他端
部4bを介して、ヒンジ連結部の軸心2を中心に、キャ
ップ3の閉じ状態においては、図14に示すように、キ
ャップ3の閉じ状態を維持する閉じ方向に向かった回動
弾力をキャップ3に付与し、キャップ3の開き状態にお
いては、図16に示すように、キャップ3の開き状態を
維持する開き方向に向かった回動弾力をキャップ3に付
与し、これにより、キャップ3に開閉回動行程の中間部
を境に開き方向又は閉じ方向に向かって回動弾力を付与
する開閉弾力手段を構成している。
【0022】図17〜図19に示す第6の実施例は、簡
素な構成によって、第1の実施例と同等の機能を達成し
得る本発明に係るキャップ開閉装置を開示するものであ
る。この第6の実施例の場合、開口基体1には、第1の
実施例と同様に、ヒンジ連結部により軸心2を中心にヒ
ンジ式に開閉するようにキャップ3が設けてある。ま
た、キャップ3のヒンジ連結部側には、図17に示すよ
うに、キャップ3の閉じ位置で前記押しボタン5に近い
距離に位置すると共に、図18及び図19で示すよう
に、キャップ3の開き位置で前記押しボタン5に遠い距
離に位置する開き溝6と、該開き溝6と段部11をもっ
て連続し、キャップ3の閉じ位置で前記押しボタン5に
遠い距離に位置すると共にキャップの開き位置で、前記
押しボタン5に近い距離に位置する閉じ溝7が設けてあ
る。更に、押しボタン5とキャップ3との間に設けた押
し棒部材8は、一端8aを押しボタン5に揺動可能に連
結してあると共に、その先端8bを、図17及び図19
に示すように、押しボタン5の復帰位置において近い距
離位置に位置する、閉じ状態のキャップ3の開き溝6、
または開き状態のキャップ3の閉じ溝7に係合可能に設
けてある。また、押しボタン5と容器基体1との間に
は、押しボタン5に押し込み作動に抗して復帰弾力を付
与する弾力部材4からなる復帰弾力手段が設けてあると
共に、キャップ3と容器基体1との間には、ヒンジ連結
部の軸心2を中心に、キャップ3の閉じ状態において
は、図17に示すように、キャップ3の閉じ状態を維持
する閉じ方向に向かった回動弾力をキャップ3に付与
し、キャップ3の開き状態においては、図19に示すよ
うに、キャップ3の開き状態を維持する開き方向に向か
った回動弾力をキャップ3に付与し、これにより、キャ
ップ3に開閉回動行程の中間部を境に開き方向又は閉じ
方向に向かって回動弾力を付与するバネ部材17等から
なる開閉弾力手段を設けてある。
【0023】ここで、上記第6の実施例は、前記開き溝
6と閉じ溝7とを隔てる前記段部11によって、前記押
し棒部材8の先端部8bをキャップの開閉に伴って、閉
じ状態のキャップ3の開き溝6と開き状態のキャップ3
の閉じ溝7に切り換えて係合させることによって、開閉
切り換え手段を構成している。即ち、図18に示すよう
に、前記押し棒部材8を押し込んでキャップ3を開いた
状態にした直後に、押しボタン5が復帰弾力により元位
置に復帰すると、押し棒部材8の先端部8bは、開き溝
6から避退して段部11を乗り越えて図19に示すよう
に、閉じ溝7に係合し、次いで、押し棒部材8を押し込
んでキャップ3を閉じた状態にした後に、押しボタン5
が復帰弾力により元位置に復帰すると、押し棒部材8の
先端部8bは、閉じ溝7から避退して段部11を乗り越
えて図17に示す開き溝6に係合することとなり、押し
棒部材8の先端8bをキャップ3の開閉に伴って、閉じ
状態のキャップ3の開き溝6と開き状態のキャップ3の
閉じ溝7に切り換えて係合させることによって、開閉切
り換え手段を構成している。
【0024】
【効果】以上の通り、本発明に係るキャップ開閉装置に
よれば、ヒンジ式に開閉するキャップを設けてなる容器
の開口部に、内容物の流出状態を調整する流出調整枠部
を有するから、該流出調整枠部が開口部を横断していて
も、開口部の一側部に沿って位置していても、内容物の
流出量、流出方向、流出速度等の流出状態を調整するこ
とができるのみならず、内容物の流出の邪魔にならない
流出調整枠部を貫通して、押しボタン等からなる押圧部
の押し込み作動に連動してキャップを開き位置又は閉じ
位置に回動する等の簡素又は複雑な種々の構成のキャッ
プ回動手段を設けることができ、また、流出調整枠部を
貫通して前記キャップ開閉手段を設けたことにより、キ
ャップの閉じ状態において、押しボタン等の押圧部を押
し込むと、この押圧部の押し込み作動に連動して該キャ
ップを開き位置に回動することができ、ワンタッチでキ
ャップを開くことができ、また、そのまま内容物を開口
から外部に取り出すことができ、また、キャップの開き
状態において、押しボタン等の押圧部を押し込むと、こ
の押圧部の押し込み作動に連動して該キャップを閉じ位
置に回動することができる等の、ワンタッチでキャップ
を開閉することができるキャップ開閉装置を提供する効
果がある。また、本発明に係る前記流出調整枠部を貫通
して一つの押しボタン等からなる単一の押圧部の押し込
み作動に連動してキャップを開き位置又は閉じ位置に回
動するキャップ回動手段を設けてなるキャップ開閉装置
によれば、単一の押しボタン等を押すだけで、振りかけ
容器等のキャップを開閉できるから、容器を持ち変える
面倒がない効果がある。
【0025】また、本発明に係る前記流出調整枠部を貫
通して、開き用の押圧部の押し込み作動に連動してキャ
ップを開き位置に回動すると共に、閉じ用の押圧部の押
し込み作動に連動してキャップを閉じ位置に回動するキ
ャップ回動手段を設けてなるキャップ開閉装置によれ
ば、押しボタン等からなる押圧部が開き用と閉じ用に分
かれているから、開閉操作が分かりやすく、不用意に押
しボタンを押して意に反してキャップを開閉してしまう
誤操作を防止できる効果がある。また、本発明の前記流
出調整枠部を貫通して設けたキャップ開閉装置におい
て、キャップ回動手段の開き用と閉じ用の押圧部が、中
間部に設けた回動支点を中心に一方を押すと他方が復帰
するシーソー形式の押圧部からなることを特徴とする構
成によれば、一方を押すと他方が復帰するシーソー形式
の押圧部を交互に押圧することによって、キャップを開
閉することができ、押圧部に復帰弾力手段を設けること
無くキャップの開閉を円滑にできる効果がある。
【0026】また、本発明の前記流出調整枠部を貫通し
て設けたキャップ開閉装置において、押圧部に連動する
押し棒手段によりキャップを開き位置又は閉じ位置に回
動するキャップ開閉装置によれば、押し棒手段が押し込
み力に強く、耐久性に優れると共に、押圧部の押し込み
作動力を直接的に強力に伝達してキャップを開閉するこ
とができる効果があると共に、押圧部に復帰弾力を付与
する復帰弾力手段を設けた構成によれば、押し込み操作
後に押しボタン等の押圧部から手を放すと押圧部は復帰
弾力によって元位置に復帰し、直ちに次の押し込み操作
ができるから、ワンタッチでキャップを開き且つ閉じる
ことが円滑にできる効果があり、また、キャップに開閉
回動行程の中間部を境に開き位置方向又は閉じ位置方向
に向かって回動する回動弾力を付与する開閉弾力手段を
設けた構成を有する本発明キャップ開閉装置によれば、
押しボタン等の押圧部を途中まで押し込み、キャップを
開閉回動行程の中間部まで開き位置方向又は閉じ位置方
向に向かって回動すると、キャップは開閉弾力手段によ
り、自動的に開閉することとなるから、押圧部の押し込
み操作を軽減すると共に、キャップの開閉を軽快にし、
且つ、キャップを開閉位置に安定して維持する等の効果
がある。
【0027】また、本発明の前記流出調整枠部を貫通し
て設けたキャップ開閉装置において、押圧部に復帰弾力
を付与する復帰弾力手段と、キャップに開き位置方向又
は閉じ位置方向に向かって回動する回動弾力を付与する
開閉弾力手段が実質的に同じ一つの弾力部材からなる本
発明キャップ開閉装置によれば、前記復帰弾力手段と前
記開閉弾力手段を一つの弾力部材で簡素に構成すること
ができる効果がある。
【0028】また、本発明の前記流出調整枠部を貫通し
て設けたキャップ開閉装置において、キャップ回動手段
が、ヒンジ連結部の軸心を中心に回転して、キャップの
閉じ位置で前記押圧部に近い距離に位置すると共にキャ
ップの開き位置で前記押圧部に遠い距離に位置する開き
溝と、キャップの閉じ位置で前記押圧部に遠い距離に位
置すると共にキャップの開き位置で前記押圧部に近い距
離に位置する閉じ溝とを具備すると共に、キャップの開
閉に伴って前記開き用押圧部の押し棒手段が閉じ状態の
キャップの開き溝に相対し、且つ前記閉じ用押圧部の押
し棒手段の先端が開き状態のキャップの閉じ溝に相対し
て位置する構成を具備する本発明キャップ開閉装置によ
れば、キャップの閉じ状態で、開き用押しボタンを押し
込むと、これに連動する開き用押し棒手段が近くに位置
する開き溝を押し回してキャップを開き位置に回動し、
キャップを開くことができると共に、キャップの開き状
態で、閉じ用押しボタン等からなる押圧部を押し込む
と、これに連動する閉じ用押し棒手段が近くに位置する
閉じ溝を押し回してキャップを閉じ位置に回動し、キャ
ップを閉じることができるから、押し棒手段が押し込み
力に強く、耐久性に優れると共に、押圧部の押し込み作
動力を直接的に強力に伝達してキャップを開閉すること
ができる効果があると共に、開閉操作が分かりやすく、
不用意に押しボタンを押して意に反してキャップを開閉
してしまう誤操作を防止できる効果がある。
【0029】また、本発明の前記流出調整枠部を貫通し
て設けたキャップ開閉装置において、前記キャップ回動
手段が、ヒンジ連結部の軸心を中心に回転して、キャッ
プの閉じ位置で前記押圧部に近い距離に位置すると共に
キャップの開き位置で前記押圧部に遠い距離に位置する
開き溝と、該開き溝と段部をもって連続してキャップの
閉じ位置で前記押圧部に遠い距離に位置すると共にキャ
ップの開き位置で前記押圧部に近い距離に位置する閉じ
溝とを具備すると共に、前記押し棒手段の先端部をキャ
ップの開閉に伴って閉じ状態のキャップの開き溝と開き
状態のキャップの閉じ溝に切り換えて係合させる開閉切
り換え手段を具備する本発明キャップ開閉装置によれ
ば、キャップの開閉に伴って、開閉切り換え手段が押し
棒手段の先端部を開き溝又は閉じ溝に係合させ、押圧部
を押し込めば、キャップを開閉することができることに
より、キャップを開く動作と閉じる動作とを同じ押しボ
タンの押し込み操作で行うことができるから、例えば、
調味料や香辛料等の振りかけ容器を片手でもった状態で
キャップを開くことができると共に、閉じることもで
き、キャップの開閉を片手のワンタッチで容易且つ迅速
に行うことができる効果がある。上記のキャップ開閉装
置において、開閉切り換え手段を前記開き溝と閉じ溝と
を隔てる前記段部によって構成した本発明キャップ開閉
装置によれば、キャップの開き状態では、押し棒手段の
先端が段部を境に該段部に隔てられて閉じ溝に相対し、
キャップの閉じ状態では、押し棒手段の先端が段部を境
に該段部によって閉じ溝から隔てられて開き溝に相対す
ることとなるから、簡便に開閉切り換え手段を構成する
ことができる効果がある。
【0030】また、本発明の前記流出調整枠部を貫通し
て設けたキャップ開閉装置において、キャップに、ヒン
ジ連結部を中心にキャップの閉じ位置で開き溝の反対側
に位置すると共に開き位置で閉じ溝の反対側に位置する
キャップ開閉旋回部を設け、該キャップ開閉旋回部と押
し棒手段との間に、押し棒手段の先端部を、閉じ状態の
キャップの開き溝内に導入すると共に、開き状態の閉じ
溝内に導入する弾力部材からなる開閉切り換え手段を設
けた本発明キャップ開閉装置によれば、キャップの開閉
に伴ってヒンジ連結部を中心に旋回するキャップ開閉旋
回部と、押し棒手段との間に弾圧力をもって設けた弾力
部材からなる開閉切り換え手段によって、押し棒手段の
先端部を、キャップの開き溝又は閉じ溝内に導入するこ
とができるから、簡便に開閉切り換え手段を構成するこ
とができる効果があると共に、弾力部材からなる開閉切
り換え部材は、押し棒部材を介して押圧部に復帰弾力を
付与する復帰弾力手段と、キャップ開閉旋回部を介して
キャップに開閉回動行程の中間部を境に開き方向又は閉
じ方向に向かって回動弾力を付与する開閉弾力手段とを
構成する効果がある。また、本発明の前記流出調整枠部
を貫通して設けた上記のキャップ開閉装置において、キ
ャップに、ヒンジ連結部を中心にキャップの閉じ位置で
開き溝の反対側に位置すると共に開き位置で閉じ溝の反
対側に位置するキャップ開閉旋回部を設け、一端部をキ
ャップ開閉旋回部に係合せしめると共に、他端部を押し
棒手段に沿って摺動自在に係合せしめた開閉切り換え手
段を設け、該開閉切り換え手段に押圧部との間に前記押
圧部に復帰弾力を付与する復帰弾力手段を設け、該復帰
弾力手段の弾圧力によって開閉切り換え手段を介して押
し棒手段の先端部を、閉じ状態のキャップの開き溝内に
導入すると共に、開き状態の閉じ溝内に導入するように
してなる本発明キャップ開閉装置によれば、キャップを
開く動作と閉じる動作とを同じ押しボタン等の押圧部の
押し込み操作で行うことができるから、例えば、調味料
や香辛料等の振りかけ容器を片手でもった状態でキャッ
プを開閉することができ、キャップの開閉を片手のワン
タッチで容易且つ迅速に行うことができる効果がある。
また、本発明の前記流出調整枠部を貫通して設けた上記
のキャップ開閉装置において、押圧部に復帰弾力を付与
する復帰弾力手段と、キャップに開き位置方向又は閉じ
位置方向に向かって回動する回動弾力を付与する開閉弾
力手段と、開閉切り換え手段が実質的に同じ一つの弾力
部材からなるキャップ開閉装置によれば、キャップ開閉
手段を簡素化する効果がある。また、本発明の前記流出
調整枠部を貫通して設けた上記のキャップ開閉装置にお
いて、容器開口部にヒンジ式に開口横断方向に開閉する
キャップを設けた本発明キャップ開閉装置によれば、キ
ャップを起伏式に開閉するキャップ開閉装置の他に、キ
ャップを開口を横断して、水平又は斜めに傾斜した面に
沿って開閉する前記キャップ装置を提供することができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキャップ開閉装置の第1の実施例
のキャップの閉じ状態における要部を示す概略横断正面
図。
【図2】図1の実施例のキャップの閉じ状態における要
部を示す概略平面図。
【図3】図1の実施例のキャップの閉じ状態における要
部を示す概略縦断説明図。
【図4】図1の実施例のキャップの開放後の押しボタン
の復帰途中における要部を示す概略縦断説明図。
【図5】図1の実施例のキャップの開き状態における要
部を示す概略縦断説明図。
【図6】本発明に係るキャップ開閉装置の第2の実施例
のキャップの閉じ状態における要部を示す概略横断説明
図。
【図7】図6の実施例のキャップの開き状態における要
部を示す概略横断説明図。
【図8】本発明に係るキャップ開閉装置の第3の実施例
のキャップの閉じ状態における要部を示す概略横断平面
図。
【図9】図8の実施例のキャップの閉じ状態における要
部を示す概略正面図。
【図10】図8の実施例のキャップの閉じ状態における
要部を示す概略縦断説明図。
【図11】本発明に係るキャップ開閉装置の第4の実施
例のキャップの閉じ状態における要部を示す概略横断平
面図。
【図12】図11の実施例のキャップの閉じ状態におけ
る要部を示す概略正面図。
【図13】図11の実施例のキャップの閉じ状態におけ
る要部を示す概略縦断説明図。
【図14】本発明に係るキャップ開閉装置の第5の実施
例のキャップの閉じ状態における要部を示す概略縦断説
明図。
【図15】図14の実施例のキャップの開放後の押しボ
タンの復帰途中における要部を示す概略縦断説明図。
【図16】図14の実施例のキャップの開き状態におけ
る要部を示す概略縦断説明図。
【図17】本発明に係るキャップ開閉装置の第6の実施
例のキャップの閉じ状態における要部を示す概略縦断説
明図。
【図18】図17の実施例のキャップの開放後の押しボ
タンの復帰途中における要部を示す概略縦断説明図。
【図19】図17の実施例のキャップの開き状態におけ
る要部を示す概略縦断説明図。
【符号の説明】
1・・・・開口基体 2・・・・ヒンジ連結部の軸心 3・・・・キャップ 4・・・・弾力部材(復帰弾力手段) 5・・・・押しボタン(押圧部) 6・・・・開き溝 7・・・・閉じ溝 8・・・・押し棒部材(押し棒手段) 9・・・・開閉切り換え部材(開閉切り換え手段) 10・・・連結軸(キャップ開閉旋回部) 11・・・段部 12・・・開口部 13・・・キャップ開閉方向切り換え部材 14・・・弾力部材 15・・・回動支点 16・・・バネ部材 17・・・バネ部材(開閉弾力手段) 20・・・内筒部 21・・・外筒部 22・・・流出調整枠部 23・・・キャップ固定体 24・・・内部固定筒部 25・・・外部固定筒部 26・・・振出孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上島 一夫 富山県下新川郡入善町椚山516 (72)発明者 高島 弘明 富山県下新川郡入善町福島新50 (72)発明者 河田 良夫 富山県黒部市吉田276

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容物の流出状態を調整する
    流出調整枠部を有する容器開口部にヒンジ式に開閉する
    キャップを設けてなる容器のキャップ開閉装置であっ
    て、前記流出調整枠部を貫通して、押しボタン等からな
    る押圧部の押し込み作動に連動してキャップを開き位置
    又は閉じ位置に回動するキャップ回動手段を設けたこと
    を特徴とするキャップ開閉装置
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のキャップ開
    閉装置であって、流出調整枠部を貫通して、一つの押し
    ボタン等からなる単一の押圧部の押し込み作動に連動し
    てキャップを開き位置又は閉じ位置に回動するキャップ
    回動手段を設けたことを特徴とするキャップ開閉装置
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のキャップ開
    閉装置であって、流出調整枠部を貫通して、開き用の押
    圧部の押し込み作動に連動してキャップを開き位置に回
    動すると共に、閉じ用の押圧部の押し込み作動に連動し
    てキャップを閉じ位置に回動するキャップ回動手段を設
    けたことを特徴とするキャップ開閉装置
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のキャップ開
    閉装置であって、キャップ回動手段の開き用と閉じ用の
    押圧部が、中間部に設けた回動支点を中心に一方を押す
    と他方が復帰するシーソー形式の押圧部からなることを
    特徴とするキャップ開閉装置
  5. 【請求項5】 内容物の流出状態を調整する
    流出調整枠部を有する容器開口部にヒンジ式に開閉する
    キャップを設けてなる容器のキャップ開閉装置であっ
    て、前記流出調整枠部を貫通して、押しボタン等の押圧
    部に連動する押し棒手段によりキャップを開き位置又は
    閉じ位置に回動するキャップ回動手段を設けると共に、
    押圧部に復帰弾力を付与する復帰弾力手段を設ける一
    方、キャップに開閉回動行程の中間部を境に開き位置方
    向又は閉じ位置方向に向かって回動する回動弾力を付与
    する開閉弾力手段を設けたことを特徴とするキャップ開
    閉装置
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のキャップ開
    閉装置であって、押圧部に復帰弾力を付与する復帰弾力
    手段と、キャップに開き位置方向又は閉じ位置方向に向
    かって回動する回動弾力を付与する開閉弾力手段が実質
    的に同じ一つの弾力部材からなることを特徴とするキャ
    ップ開閉装置
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のキャップ開
    閉装置であって、キャップ回動手段が、ヒンジ連結部の
    軸心を中心に回転して、キャップの閉じ位置で前記押圧
    部に近い距離に位置すると共にキャップの開き位置で前
    記押圧部に遠い距離に位置する開き溝と、キャップの閉
    じ位置で前記押圧部に遠い距離に位置すると共にキャッ
    プの開き位置で前記押圧部に近い距離に位置する閉じ溝
    とを具備すると共に、キャップの開閉に伴って前記開き
    用押圧部の押し棒手段が閉じ状態のキャップの開き溝に
    相対し、且つ前記閉じ用押圧部の押し棒手段の先端が開
    き状態のキャップの閉じ溝に相対して位置する構成を具
    備するキャップ開閉装置
  8. 【請求項8】 請求項5に記載のキャップ開
    閉装置であって、キャップ回動手段が、ヒンジ連結部の
    軸心を中心に回転して、キャップの閉じ位置で前記押圧
    部に近い距離に位置すると共にキャップの開き位置で前
    記押圧部に遠い距離に位置する開き溝と、該開き溝と段
    部をもって連続してキャップの閉じ位置で前記押圧部に
    遠い距離に位置すると共にキャップの開き位置で前記押
    圧部に近い距離に位置する閉じ溝とを具備すると共に、
    前記押し棒手段の先端部をキャップの開閉に伴って閉じ
    状態のキャップの開き溝と開き状態のキャップの閉じ溝
    に切り換えて係合させる開閉切り換え手段を具備するキ
    ャップ開閉装置
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のキャップ開
    閉装置であって、開閉切り換え手段を前記開き溝と閉じ
    溝とを隔てる段部によって構成したことを特徴とするキ
    ャップ開閉装置
  10. 【請求項10】 請求項8に記載のキャップ開
    閉装置であって、キャップに、ヒンジ連結部を中心にキ
    ャップの閉じ位置で開き溝の反対側に位置すると共に開
    き位置で閉じ溝の反対側に位置するキャップ開閉旋回部
    を設け、該キャップ開閉旋回部と押し棒手段との間に、
    押し棒手段の先端部を、閉じ状態のキャップの開き溝内
    に導入すると共に、開き状態の閉じ溝内に導入する弾力
    部材からなる開閉切り換え手段を設けたことを特徴とす
    るキャップ開閉装置
  11. 【請求項11】 請求項8に記載のキャップ開
    閉装置であって、キャップに、ヒンジ連結部を中心にキ
    ャップの閉じ位置で開き溝の反対側に位置すると共に開
    き位置で閉じ溝の反対側に位置するキャップ開閉旋回部
    を設け、一端部をキャップ開閉旋回部に係合せしめると
    共に、他端部を押し棒手段に沿って摺動自在に係合せし
    めた開閉切り換え手段を設け、該開閉切り換え手段に押
    圧部との間に前記押圧部に復帰弾力を付与する復帰弾力
    手段を設け、該復帰弾力手段の弾圧力によって開閉切り
    換え手段を介して押し棒手段の先端部を、閉じ状態のキ
    ャップの開き溝内に導入すると共に、開き状態の閉じ溝
    内に導入するように構成したことを特徴とするキャップ
    開閉装置
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のキャップ
    開閉装置であって、押圧部に復帰弾力を付与する復帰弾
    力手段と、キャップに開き位置方向又は閉じ位置方向に
    向かって回動する回動弾力を付与する開閉弾力手段と、
    開閉切り換え手段が実質的に同じ一つの弾力部材からな
    ることを特徴とするキャップ開閉装置
  13. 【請求項13】 請求項1、2、3、4、5、
    6、7、8、9、10、11または12に記載のキャッ
    プ開閉装置において、容器開口部にヒンジ式に開口横断
    方向に開閉するキャップを設けたことを特徴とするキャ
    ップ開閉装置
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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