JP2741468B2 - キャップ開閉装置 - Google Patents

キャップ開閉装置

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JP2741468B2
JP2741468B2 JP5024645A JP2464593A JP2741468B2 JP 2741468 B2 JP2741468 B2 JP 2741468B2 JP 5024645 A JP5024645 A JP 5024645A JP 2464593 A JP2464593 A JP 2464593A JP 2741468 B2 JP2741468 B2 JP 2741468B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器開口部に位置する
開口基体にヒンジ式に開閉するように設けたキャップの
キャップ開閉装置に関し、特には、押しボタンによって
キャップを開閉操作するようにしたキャップ開閉装置に
関する。
【従来の技術】従来、この種のキャップ開閉装置におい
ては、キャップに開き方向のバネ弾力を与えておき、開
放用の押しボタンを押すとキャップが開き、キャップを
バネ弾力に抗して閉じるものが知られている。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来装置の場
合、キャップを開く動作と閉じる動作が異なるため、例
えば、調味料や香辛料等の振りかけ容器を片手でもった
状態でキャップを開くことができたとしても閉じること
はできない問題があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、容器
開口部に位置する開口基体にヒンジ式に開閉するように
設けたキャップを押しボタン等を押し込むことによって
ワンタッチで開閉操作するようにしたキャップ開閉装置
として、容器開口部にヒンジ式に開閉するキャップを設
けると共に、容器開口部の側部に沿って、押しボタン等
からなる押圧部の押し込み作動に連動して開き位置又は
閉じ位置に回動する回動駒部材と、該回動駒部材とキャ
ップとを開き位置又は閉じ位置に連動する連動部材とか
らなるキャップ回動手段を設けたことを特徴とするキャ
ップ開閉装置を提供するものである。また、本発明は、
前記のキャップ開閉装置であって、連動部材が、回動駒
部材とキャップとを連動自在にリンクで連結したリンク
式運動伝達機構からなることを特徴とするキャップ開閉
装置を提供するものである。また、本発明は、前記のキ
ャップ開閉装置であって、連動部材が、回動駒部材の回
動軸とキャップのヒンジ連結軸とを回転伝動式に連結す
る回転軸運動伝達機構からなることを特徴とするキャッ
プ開閉装置を提供するものである。
【0004】また、本発明は、上記のキャップ開閉装置
であって、押しボタン等の押圧部に復帰弾力を付与する
復帰弾力手段を設けると共に、キャップ又は回動駒部材
に開閉回動行程の中間部を境に開き位置方向又は閉じ位
置方向に向かって回動する回動弾力を付与する開閉弾力
手段を設けたことを特徴とするキャップ開閉装置を提供
するものである。また、本発明は、前記のキャップ開閉
装置において、押圧部に復帰弾力を付与する復帰弾力手
段と、キャップ又は回動駒部材に開き位置方向又は閉じ
位置方向に向かって回動する回動弾力を付与する開閉弾
力手段が実質的に同じ一つの弾力部材からなることを特
徴とするキャップ開閉装置を提供するものである。ま
た、本発明は、前記のキャップ開閉装置であって、回動
駒部材に、キャップの閉じ位置で前記押圧部に近い距離
に位置すると共にキャップの開き位置で前記押圧部に遠
い距離に位置する開き溝と、該開き溝と段部をもって連
続してキャップの閉じ位置で前記押圧部に遠い距離に位
置すると共にキャップの開き位置で前記押圧部に近い距
離に位置する閉じ溝とを設けると共に、押圧部に、前記
開き溝又は閉じ溝に係合し得る押し棒手段を連動自在に
設け、更に、キャップ回動手段に、前記押し棒手段の先
端部をキャップの開閉に伴って閉じ状態の回動駒部材の
開き溝、又は、開き状態の回動駒部材の閉じ溝に切り換
えて係合させる開閉切り換え手段を設けたことを特徴と
するキャップ開閉装置を提供するものである。また、本
発明は、前記のキャップ開閉装置において、開閉切り換
え手段を前記開き溝と閉じ溝とを隔てる前記段部によっ
て構成したことを特徴とするキャップ開閉装置を提供す
るものである。
【0005】また、本発明は、前記のキャップ開閉装置
において、回動駒部材に、回動中心に対してキャップの
閉じ位置で開き溝の反対側に位置すると共に開き位置で
閉じ溝の反対側に位置するキャップ開閉旋回部を設け、
該キャップ開閉旋回部と押し棒手段との間に、押し棒手
段の先端部を、閉じ状態の回動駒部材の開き溝内に導入
すると共に、開き状態の回動駒部材の閉じ溝内に導入す
る弾力部材からなる開閉切り換え手段を設けたことを特
徴とするキャップ開閉装置を提供するものである。ま
た、本発明は、前記のキャップ開閉装置において、回動
駒部材に、回動中心に対してキャップの閉じ位置で開き
溝の反対側に位置すると共に開き位置で閉じ溝の反対側
に位置するキャップ開閉旋回部を設け、一端部をキャッ
プ開閉旋回部に係合せしめると共に、他端部を押し棒手
段に沿って摺動自在に係合せしめた開閉切り換え手段を
設け、該開閉切り換え手段と押圧部との間に前記押圧部
に復帰弾力を付与する復帰弾力手段を設け、該復帰弾力
手段の弾圧力によって開閉切り換え手段を介して押し棒
手段の先端部を、閉じ状態の回動駒部材の開き溝内に導
入すると共に、開き状態の回動駒部材の閉じ溝内に導入
するようにしてなるキャップ開閉装置を提供するもので
ある。また、本発明は、前記のキャップ開閉装置におい
て、開閉切り換え手段と押圧部との間に設け、押圧部の
復帰弾力手段と押し棒手段先端部の開閉切り換え手段と
になる弾力部材が、キャップ又は回動駒部材に開き位置
方向又は閉じ位置方向に向かって回動する回動弾力を付
与する開閉弾力手段を兼ねることを特徴とするキャップ
開閉装置を提供するものである。
【0006】
【作用】上記の構成からなる本発明に係るキャップ開閉
装置によれば、容器開口部の側部に沿って設けた押しボ
タン等からなる押圧部を押し込むと、そのワンタッチで
キャップを開き位置又は閉じ位置に回動することができ
る。また、このとき、押しボタン等のキャップ回動手段
が容器開口部の側部に位置していることから、容器開口
部の形状や構造を自由に設計することができるのみなら
ず、使用時に押しボタンやそれを押す手等が開口部の側
部にあって、内容物の取出の邪魔にならない等の作用が
ある。また、本発明は、前記の容器開口部の側部にキャ
ップ回動手段が設けてあるキャップ開閉装置において、
押しボタン等からなる押圧部を押し込むと、回動駒部材
が開き位置又は閉じ位置に回動し、それに連動する連動
部材によってキャップが開き位置又は閉じ位置に回動
し、容器開口部の側部に位置するキャップ回動手段と容
器開口部上に位置するキャップとが離れていても、連動
部材によって両者を連動することができる作用がある。
また、本発明の前記のキャップ開閉装置であって、連動
部材が、回動駒部材とキャップとを連動自在にリンクで
連結したリンク式連結機構からなるものにあっては、回
動駒の回転中心とキャップの回転中心が相当はなれてい
ても、また、連動用の回転軸が設けてなくても、簡素な
リンク式連結機構によって両者を簡単に連動することが
できる。また、本発明の前記のキャップ開閉装置であっ
て、連動部材が回動駒部材の回動軸とキャップのヒンジ
連結軸とを回転伝動式に連結する軸連結機構からなるも
のにあっては、回動駒部材の回動軸とキャップのヒンジ
連結軸とを、歯車等を介して並列的に、又は、直接同軸
的に連結して、回動駒部材の開閉回動を円滑にキャップ
に伝達することができる。
【0007】また、本発明の容器開口部の側部にキャッ
プ回動手段が設けてあるキャップ開閉装置であって、押
しボタン等の押圧部に復帰弾力を付与する復帰弾力手段
を設けると共に、キャップ又は回動駒部材に開閉回動行
程の中間部を境に開き位置方向又は閉じ位置方向に向か
って回動する回動弾力を付与する開閉弾力手段を設けた
キャップ開閉装置によれば、押しボタン等の押圧部を途
中まで押し込み、キャップを開閉回動行程の中間部まで
開き位置方向又は閉じ位置方向に向かって回動すると、
キャップは開閉弾力手段により、自動的に開閉すると共
に、押圧部も復帰弾力によって自動的に元位置に復帰す
ることとなる。また、本発明の容器開口部の側部にキャ
ップ回動手段が設けてあるキャップ開閉装置であって、
押圧部に復帰弾力を付与する復帰弾力手段と、キャップ
又は回動駒部材に開き位置方向又は閉じ位置方向に向か
って回動する回動弾力を付与する開閉弾力手段が実質的
に同じ一つの弾力部材からなるキャップ開閉装置によれ
ば、同じ一つの弾力部材によって前記キャップの自動的
な開閉と押圧部の自動的な復帰作動を行うことができ
る。
【0008】また、本発明の容器開口部の側部にキャッ
プ回動手段が設けてあるキャップ開閉装置であって、回
動駒部材に、キャップの閉じ位置で前記押圧部に近い距
離に位置すると共にキャップの開き位置で前記押圧部に
遠い距離に位置する開き溝と、該開き溝と段部をもって
連続してキャップの閉じ位置で前記押圧部に遠い距離に
位置すると共にキャップの開き位置で前記押圧部に近い
距離に位置する閉じ溝とを設けると共に、押圧部に、前
記開き溝又は閉じ溝に係合し得る押し棒手段を連動自在
に設け、更に、キャップ回動手段に、前記押し棒手段の
先端部をキャップの開閉に伴って閉じ状態の回動駒部材
の開き溝、又は、開き状態の回動駒部材の閉じ溝に切り
換えて係合させる開閉切り換え手段を設けたキャップ開
閉装置にあっては、キャップの閉じ状態で、押しボタン
等からなる押圧部を押し込むと、これに連動する押し棒
手段が近くに位置する開き溝を押し回して回動駒部材を
開き位置に回動し、キャップを開くことができると共
に、このときキャップの開放にともなって、回動駒部材
の閉じ溝を押し棒手段に近い位置に回動し、同時に開閉
切り換え手段が押し棒手段の先端部を閉じ溝に係合させ
る。このキャップの開き状態で、押しボタン等からなる
押圧部を押し込むと、これに連動する押し棒手段が近く
に位置する閉じ溝を押し回して回動駒部材を閉じ位置に
回動し、キャップを閉じることができ、このときキャッ
プの閉成に伴って、開き溝を押し棒手段に近い位置に回
動し、同時に開閉切り換え手段が押し棒手段の先端部を
開き溝に係合させ、押圧部を押し込めば、前記の如く再
度キャップは開放することとなる。
【0009】また、本発明の前記キャップ開閉装置にお
いて、開閉切り換え手段を前記開き溝と閉じ溝とを隔て
る前記段部によって構成したキャップ開閉装置にあって
は、キャップの閉じ状態で、押しボタン等の押圧部に連
動する押し棒手段が近くに位置する開き溝を押し回して
回動駒部材を開き位置に回動し、キャップを開くと、回
動駒部材の閉じ溝は押し棒手段に近い位置に回動し、同
時に復帰弾力手段によって押し棒手段が元位置に避退す
るとき、その先端部が段部を越えて閉じ溝に係合し、こ
のキャップの開き状態で、押しボタン等からなる押圧部
を押し込むと、これに連動する押し棒手段が閉じ溝を押
し回して回動駒部材を閉じ位置に回動し、キャップを閉
じることができ、このとき回動駒部材の回動に伴って、
開き溝を押し棒手段に近い位置に回動し、同時に復帰弾
力手段によって押し棒手段が元位置に避退するとき、そ
の先端部が段部を越えて開き溝に係合し、押圧部を押し
込めば、前記の如く再度キャップは開放することとな
り、開き溝と閉じ溝とを隔てる回動駒部材の段部が押し
棒手段の先端部をキャップの開閉にともなって開き溝と
閉じ溝とに切り換えて係合させる開閉切り換え手段とし
て作用することとなる。
【0010】また、本発明の容器開口部の側部にキャッ
プ回動手段が設けてあるキャップ開閉装置であって、回
動駒部材に、その回動中心に対してキャップの閉じ位置
で開き溝の反対側に位置すると共に開き位置で閉じ溝の
反対側に位置するキャップ開閉旋回部を設け、該キャッ
プ開閉旋回部と押し棒手段との間に、押し棒手段の先端
部を、閉じ状態の回動駒部材の開き溝内に導入すると共
に、開き状態の回動駒部材の閉じ溝内に導入する弾力部
材からなる開閉切り換え手段を設けたキャップ開閉装置
にあっては、キャップの閉じ状態において、開き溝の反
対側に位置するキャップ開閉旋回部と、押し棒手段との
間に設けた弾力部材からなる開閉切り換え手段が、押し
棒手段の先端部を、回動駒部材の開き溝内に導入してい
る状態にあるから、押圧部を押し込めば、押し棒手段に
よって開き溝を押し回してキャップを開くことができる
一方、キャップの開き状態において、回動駒部材の閉じ
溝の反対側に位置するキャップ開閉旋回部と、押し棒手
段との間に設けた前記弾力部材が、押し棒手段の先端部
を、回動駒部材の閉じ溝内に導入するから、押圧部を押
し込めば、押し棒手段によって閉じ溝を押し回してキャ
ップを閉じることができる。
【0011】また、本発明の容器開口部の側部にキャッ
プ回動手段が設けてあるキャップ開閉装置であって、回
動駒部材に、その回動中心に対してキャップの閉じ位置
で開き溝の反対側に位置すると共に開き位置で閉じ溝の
反対側に位置するキャップ開閉旋回部を設け、一端部を
キャップ開閉旋回部に係合せしめると共に、他端部を押
し棒手段に沿って摺動自在に係合せしめた開閉切り換え
手段を設け、該開閉切り換え手段と押圧部との間に前記
押圧部に復帰弾力を付与する復帰弾力手段を設け、該復
帰弾力手段の弾圧力によって開閉切り換え手段を介して
押し棒手段の先端部を、閉じ状態の回動駒部材の開き溝
内に導入すると共に、開き状態の回動駒部材の閉じ溝内
に導入するようにしてなるキャップ開閉装置にあって
は、キャップの閉じ状態において、復帰弾力に抗して押
圧部を押し込むと、押圧部に復帰弾力を付与する復帰弾
力手段の弾圧力を受けた開閉切り換え手段によって押し
棒手段の先端部が、閉じ状態の回動駒部材の開き溝内に
導入されているから、押し棒手段によって開き溝を押し
回してキャップを開くことができる一方、キャップの開
き状態において、復帰弾力に抗して押圧部を押し込む
と、押圧部に復帰弾力を付与する復帰弾力手段の弾圧力
を受けた開閉切り換え手段によって押し棒手段の先端部
が、開き状態の回動駒部材の閉じ溝内に導入されている
から、押し棒手段によって閉じ溝を押し回してキャップ
を閉じることができる。このとき、キャップの開き状態
においては、復帰弾力手段の弾圧力を受けた開閉切り換
え手段は、回動駒部材の開き溝の反対側に位置するキャ
ップ開閉旋回部と押し棒手段との間にあって、押し棒手
段の先端部を、開き状態の回動駒部材の閉じ溝内に導入
する一方、閉じ状態においては、復帰弾力手段の弾圧力
を受けた開閉切り換え手段は、閉じ溝の反対側に位置す
るキャップ開閉旋回部と押し棒手段との間にあって、押
し棒手段の先端部を、閉じ状態の回動駒部材の開き溝内
に導入することとなる。また、本発明の容器開口部の側
部にキャップ回動手段が設けてあるキャップ開閉装置で
あって、開閉切り換え手段と押圧部との間に設けた、押
圧部の復帰弾力手段と押し棒手段先端部の開閉切り換え
手段とになる弾力部材が、キャップ又は回動駒部材に開
き位置方向又は閉じ位置方向に向かって回動する回動弾
力を付与する開閉弾力手段を兼ねることを特徴とするキ
ャップ開閉装置にあっては、一つの弾力部材によって、
前記押圧部の復帰作動と、開閉切り換え手段の押し棒手
段先端部の開き溝と閉じ溝との切換と、開閉弾力手段に
よるキャップを開き位置方向又は閉じ位置方向に向かっ
て回動する回動弾力を付与することができる。
【0012】
【実施例】以下図示する実施例により、本発明に係るキ
ャップ開閉装置を説明すると、図1〜図3に記載の第1
の実施例の装置において、1は容器にねじ込み式に固定
されて容器開口部12を構成する開口基体で、該開口基
体1の容器開口部12には、従来公知の手段からなるヒ
ンジ連結部により軸心2を中心にヒンジ式に開閉するよ
うにキャップ3が設けてある。この実施例の場合、容器
開口部12の側部には、上下方向に沿ってキャップ開閉
手段取付枠20が一体に設けてあり、その上方のキャッ
プ3の横に位置して、コイルスプリング等からなる弾力
部材4の復帰弾力に抗して下方に向かって押し込み可能
に押しボタン5が設けてある。ここで、押しボタン5は
本発明に係る押圧部を構成し、弾力部材4は本発明に係
る押圧部に復帰弾力を付与する復帰弾力手段を構成して
いる。また、キャップ開閉手段取付枠20の下方には、
回動中心軸21を中心に回動する回動駒部材22が設け
てある。回動駒部材22は、キャップ3の開閉に連動し
て回動するようにリンク23で連動自在に連結されてい
る。即ち、リンク23は、キャップ3とは回動軸24
で、回動駒部材22とは回動軸25で連結し、キャップ
3のヒンジ連結部の軸心2と、回動駒部材22の回動中
心軸21と、回動軸24、25を結ぶ線が平行四辺形を
形成することによって、図1のキャップ3の閉じ位置
と、図2及び図3のキャップ3の開き位置との間を連動
して往復開閉するように構成してある。この場合、前記
リンク23は、本発明のリンク式運動伝達機構からなる
連結部材を構成している。
【0013】また、キャップ開閉手段取付枠20の下方
に位置する回動駒部材22は、前述の如く、キャップ3
の開閉に伴って回動中心軸21を中心に回動し、キャッ
プ3の閉じ位置で前記押しボタン5に近い距離に位置す
ると共に、図2及び図3で示すように、キャップ3の開
き位置で前記押しボタン5に遠い距離に位置する開き溝
6と、該開き溝6と段部11をもって連続して図1に示
すように、キャップ3の閉じ位置で前記押しボタン5に
遠い距離に位置すると共に、図2及び図3で示すよう
に、キャップの開き位置で、前記押しボタン5に近い距
離に位置する閉じ溝7とを具備している。
【0014】8は押しボタン5と回動駒部材22との間
に設けた押し棒部材で、一端8aを押しボタン5に揺動
可能に連結してあると共に、その先端8bを、図1及び
図3に示すように、押しボタン5の復帰位置において近
い距離位置に位置する閉じ状態の回動駒部材22の開き
溝6、又は、開き状態の回動駒部材22の閉じ溝7に係
合可能に設けてある。前記押し棒部材8は、本発明に係
る押し棒手段を構成している。また、前記押しボタン5
等からなる押圧部、押し棒部材8からなる押し棒手段、
開き溝6及び閉じ溝7を有する回動駒部材22及びリン
ク23等は、本発明に係るキャップ回動手段を構成して
いる。9は、前記押し棒部材8の先端8bをキャップ3
の開閉に伴って閉じ状態の回動駒部材22の開き溝6と
開き状態の回動駒部材22の閉じ溝7に切り換えて係合
させる開閉切り換え部材である。図示の実施例の場合、
開閉切り換え部材9は、その先端部9aを押し棒部材8
の中間部に沿って設けた係合溝8cに摺動自在に係合せ
しめてある一方、他端部9bを回動駒部材22の回動中
心軸21を中心にキャップ3の閉じ位置で開き溝6の反
対側に位置すると共に開き位置で閉じ溝7の反対側に位
置する連結軸10に旋回可能に連結してある。実施例の
場合、前記押しボタン5に復帰弾力を付与する弾力部材
4は、押しボタン5と開閉切り換え部材9との間に弾発
力を付与して設けてあり、該弾力部材4の弾圧力によっ
て、開閉切り換え部材9の先端部9aを介して押し棒部
材8の先端8bを、閉じ状態の回動駒部材22の開き溝
6内に導入すると共に、開き状態の閉じ溝7内に導入す
るように構成してある。
【0015】即ち、キャップ3の閉じ状態においては、
図1に示すように、開閉切り換え部材9の他端部9bが
回動中心軸21を中心に開き溝6の反対側に位置すると
同時に、その先端部9aが押し棒部材8の係合溝8cを
右側に押圧する方向に位置することによって、前記弾力
部材4の弾圧力は押し棒部材8の先端8bを、閉じ状態
の回動駒部材22の開き溝6内に導入する方向に作用す
ると共に、キャップ3の開き状態においては、図3に示
すように、開閉切り換え部材9の他端部9bが回動中心
軸21を中心に閉じ溝7の反対側に位置すると同時に、
その先端部9aが押し棒部材8の係合溝8cを左側に押
圧する方向に位置することによって、前記弾力部材4の
弾圧力は押し棒部材8の先端8bを、開き状態の回動駒
部材22の閉じ溝7内に導入する方向に作用するように
構成してある。前記開閉切り換え部材9は本発明に係る
開閉切り換え手段を構成している。
【0016】また、前記押しボタン5と開閉切り換え部
材9との間に弾発力を付与する前記弾力部材4は、開閉
切り換え部材9の他端部9bを介して、回動中心軸21
を中心に回動駒部材22の閉じ位置で開き溝6の反対側
に位置すると共に、開き位置で閉じ溝7の反対側に位置
する連結軸10に弾発力を付与するから、キャップ3の
閉じ状態においては、図1に示すように、キャップ3の
閉じ状態を維持する閉じ方向に向かった回動弾力をリン
ク23を介してキャップ3に付与し、キャップ3の開き
状態においては、図3に示すように、キャップ3の開き
状態を維持する開き方向に向かった回動弾力をリンク2
3を介してキャップ3に付与することにより、連結軸1
0を有する回動駒部材22及びリンク23を介してキャ
ップ3に開閉回動行程の中間部を境に開き方向又は閉じ
方向に向かって回動弾力を付与する開閉弾力手段を構成
している。なお、この開閉弾力手段は、キャップ3を開
き位置又は閉じ位置に維持する開閉状態維持手段をも兼
ねるものである。ここで、前記回動駒部材22の連結軸
10は、回動駒部材の軸心21を中心にキャップ3の閉
じ位置で開き溝6の反対側に位置すると共に開き位置で
閉じ溝7の反対側に位置する本発明に係るキャップ開閉
旋回部を構成している。また、上記のキャップ開閉装置
において、押圧部に復帰弾力を付与する復帰弾力手段
と、キャップ又は回動駒部材に開き位置方向又は閉じ位
置方向に向かって回動する回動弾力を付与するキャップ
開閉弾力手段が同じ一つの弾力部材4からなり、同一の
弾力手段が、押圧部の復帰弾力手段と、キャップ開閉弾
力手段と、前記開閉切り換え手段の弾力手段を構成して
いる。
【0017】上記の構成からなる本発明に係る実施例の
キャップ開閉装置において、まず、図1のキャップの閉
じ状態において、押しボタン5を弾力部材4の復帰弾力
に抗して回動駒部材22側に向かって押し込むと、押し
ボタン5に揺動可能に連結した押し棒部材8の先端8b
が該ボタン5に近い距離位置にある開き溝6を押圧し
て、図2に示すように、遠い位置まで押し込み、回動駒
部材22を回動中心軸21を中心に時計方向に回転する
と、リンク23の連動機構によって、キャップ3をヒン
ジ連結軸2を中心に図1上時計方向に回転して開放す
る。キャップ3の開き位置において、押しボタン5から
手を放すと、弾力部材4の復帰弾力によって押しボタン
5は元のキャップの横側に位置すると共にキャップ3は
開き状態に維持されると同時に、図3に示すように、押
し棒部材8の先端8bが前記回動駒部材22の開き溝6
と段部11をもって連続し押しボタン5に近い距離に位
置する閉じ溝7に係合する。ここで、押しボタン5を再
度復帰弾力に抗して回動駒部材22側に向かって押し込
むと、押し棒部材8の先端8bが閉じ溝7を押圧して、
遠い位置まで押し込み、回動駒部材22を回動中心軸2
1を中心に反時計方向に回転すると、リンク23の連動
機構によって、キャップ3をヒンジ連結部の軸心2を中
心に、図3上、反時計方向に回転して閉じる。キャップ
3の閉じ位置において、押しボタン5から手を放すと復
帰弾力によって、押しボタン5は元のキャップ3の横側
に位置すると共にキャップ3は閉じ状態に維持されると
同時に、押し棒部材8の先端8bが前記閉じ溝7と段部
11をもって連続する前記押しボタン5に近い距離に位
置する開き溝6に係合する。このとき、前述の如く、開
閉切り換え部材9が、前記押し棒部材8の先端8bを、
キャップ3の開閉に伴って、閉じ状態の回動駒部材22
の開き溝6又は開き状態の回動駒部材22の閉じ溝7に
切り換えて係合させることとなる。
【0018】図4〜図7に記載の第2の実施例は、先の
第1の実施例のキャップ回動手段における、回動駒部材
22と、キャップ3とを開き位置又は閉じ位置に連動す
る連動部材が、リンク式運動伝達機構からなるのに対し
て、回動駒部材の回動軸とキャップのヒンジ連結軸とを
回転伝達式に連結する回転軸運動伝達機構からなること
を特徴とするキャップ開閉装置に関するものである。図
4〜図7に記載の第2の実施例の装置において、1は角
型開口容器に嵌着式に固定されて容器開口部12を構成
する開口基体で、該開口基体1の容器開口部12には、
振出孔14を有する振出孔部材13が嵌着してある。容
器開口部12の前記振出孔部材13の上方には、図4で
は上方左右方向の容器開口部12の一側部に沿って設け
た従来公知の手段からなるヒンジ連結軸2を中心に、ヒ
ンジ式に開閉するようにキャップ3が設けてある。この
実施例の場合、図4において容器開口部12の右側部に
は、キャップ3の開閉端側からヒンジ連結部側に向かっ
てキャップ開閉手段取付枠20が一体に設けてあり、そ
のキャップ3の開閉端側に位置して、コイルスプリング
等からなる弾力部材4の復帰弾力に抗して、ヒンジ連結
部側に向かって押し込み可能に押しボタン5が設けてあ
る。
【0019】ここで、押しボタン5は本発明に係る押圧
部を構成し、弾力部材4は本発明に係る押圧部に復帰弾
力を付与する復帰弾力手段を構成している。また、キャ
ップ開閉手段取付枠20のキャップ3のヒンジ連結部側
には、図5〜図7に明示するように、回動中心軸21を
中心に回動する回動駒部材22が設けてある。回動駒部
材22は、キャップ3の開閉に連動して回動するように
キャップ3のヒンジ連結軸2に連動自在に連結されてい
る。即ち、実施例の場合、回動駒部材22の回動中心軸
21とキャップ3のヒンジ連結軸2とは同軸に一体に連
結されており、図5のキャップ3の閉じ位置と、図6及
び図7のキャップ3の開き位置との間を連動して往復開
閉するように構成してある。この場合、前記回動駒部材
22の回動中心軸21とヒンジ連結軸2を一体に連結す
る手段は、本発明の回転軸運動伝達機構からなる連結部
材を構成している。従って、回動駒部材22の回動中心
軸21とヒンジ連結軸2を連結する本発明の回転運動伝
達機構としては、前記一体連結手段の他に、歯車式、ユ
ニバーサルジョイント式等の種々の回転軸運動伝達機構
からなる連結部材を採用することができる。また、キャ
ップ開閉手段取付枠20のヒンジ連結部側に位置する回
動駒部材22は、前述の如く、キャップ3の開閉に伴っ
て回動中心軸21を中心に回動し、キャップ3の閉じ位
置で前記押しボタン5に近い距離に位置すると共に、図
6及び図7で示すように、キャップ3の開き位置で前記
押しボタン5に遠い距離に位置する開き溝6と、該開き
溝6と段部11をもって連続して、図5に示すように、
キャップ3の閉じ位置で前記押しボタン5に遠い距離に
位置すると共に、図6及び図7で示すように、キャップ
の開き位置で、前記押しボタン5に近い距離に位置する
閉じ溝7とを具備している。
【0020】8は押しボタン5と回動駒部材22との間
に設けた押し棒部材で、一端8aを押しボタン5に揺動
可能に連結してあると共に、その先端8bを、図5及び
図7に示すように、押しボタン5の復帰位置において近
い距離位置に位置する閉じ状態の回動駒部材22の開き
溝6、又は、開き状態の回動駒部材22の閉じ溝7に係
合可能に設けてある。前記押し棒部材8は、本発明に係
る押し棒手段を構成している。また、前記押しボタン5
等からなる押圧部、押し棒部材8からなる押し棒手段、
開き溝6及び閉じ溝7を有する回動駒部材22等は、本
発明に係るキャップ回動手段を構成している。9は、前
記押し棒部材8の先端8bをキャップ3の開閉に伴って
閉じ状態の回動駒部材22の開き溝6と開き状態の回動
駒部材22の閉じ溝7に切り換えて係合させる開閉切り
換え部材である。図示の実施例の場合、開閉切り換え部
材9は、その先端部9aを押し棒部材8の中間部に沿っ
て設けた係合溝8cに摺動自在に係合せしめてある一
方、他端部9bを回動駒部材22の回動中心軸21を中
心にキャップ3の閉じ位置で開き溝6の反対側に位置す
ると共に開き位置で閉じ溝7の反対側に位置する連結軸
10に旋回可能に連結してある。
【0021】実施例の場合、前記押しボタン5に復帰弾
力を付与する弾力部材4は、押しボタン5と開閉切り換
え部材9との間に弾発力を付与して設けてあり、該弾力
部材4の弾圧力によって、開閉切り換え部材9の先端部
9aを介して押し棒部材8の先端8bを、閉じ状態の回
動駒部材22の開き溝6内に導入すると共に、開き状態
の閉じ溝7内に導入するように構成してある。即ち、キ
ャップ3の閉じ状態においては、図5に示すように、開
閉切り換え部材9の他端部9bが回動中心軸21を中心
に開き溝6の反対側に位置すると同時に、その先端部9
aが押し棒部材8の係合溝8cを上側に押圧する方向に
位置することによって、前記弾力部材4の弾圧力は押し
棒部材8の先端8bを、閉じ状態の回動駒部材22の開
き溝6内に導入する方向に作用すると共に、キャップ3
の開き状態においては、図7に示すように、開閉切り換
え部材9の他端部9bが回動中心軸21を中心に閉じ溝
7の反対側に位置すると同時に、その先端部9aが押し
棒部材8の係合溝8cを下側に押圧する方向に位置する
ことによって、前記弾力部材4の弾圧力は押し棒部材8
の先端8bを、開き状態の回動駒部材22の閉じ溝7内
に導入する方向に作用するように構成してある。前記開
閉切り換え部材9は本発明に係る開閉切り換え手段を構
成している。
【0022】また、前記押しボタン5と開閉切り換え部
材9との間に弾発力を付与する前記弾力部材4は、開閉
切り換え部材9の他端部9bを介して、回動中心軸21
を中心に回動駒部材22の閉じ位置で開き溝6の反対側
に位置すると共に、開き位置で閉じ溝7の反対側に位置
する連結軸10に弾発力を付与するから、キャップ3の
閉じ状態においては、図5に示すように、キャップ3の
閉じ状態を維持する閉じ方向に向かった回動弾力をキャ
ップ3に付与し、キャップ3の開き状態においては、図
7に示すように、キャップ3の開き状態を維持する開き
方向に向かった回動弾力をキャップ3に付与することに
より、連結軸10を有する回動駒部材22を介してキャ
ップ3に開閉回動行程の中間部を境に開き方向又は閉じ
方向に向かって回動弾力を付与する開閉弾力手段を構成
している。なお、この開閉弾力手段は、キャップ3を開
き位置又は閉じ位置に維持する開閉状態維持手段をも兼
ねるものである。ここで、前記回動駒部材22の連結軸
10は、回動駒部材の軸心21を中心にキャップ3の閉
じ位置で開き溝6の反対側に位置すると共に開き位置で
閉じ溝7の反対側に位置する本発明に係るキャップ開閉
旋回部を構成している。また、上記のキャップ開閉装置
において、押圧部に復帰弾力を付与する復帰弾力手段
と、キャップ又は回動駒部材に開き位置方向又は閉じ位
置方向に向かって回動する回動弾力を付与するキャップ
開閉弾力手段が同じ一つの弾力部材4からなり、同一の
弾力手段が、押圧部の復帰弾力手段と、キャップ開閉弾
力手段と、前記開閉切り換え手段の弾力手段を構成して
いる。
【0023】上記の構成からなる本発明に係る実施例の
キャップ開閉装置において、まず、図5のキャップの閉
じ状態において、押しボタン5を弾力部材4の復帰弾力
に抗して回動駒部材22側に向かって押し込むと、押し
ボタン5に揺動可能に連結した押し棒部材8の先端8b
が該ボタン5に近い距離位置にある開き溝6を押圧し
て、図6に示すように、遠い位置まで押し込み、回動駒
部材22を回動中心軸21を中心に時計方向に回転する
と、連動機構によって、キャップ3をヒンジ連結軸2を
中心に図5上時計方向に回転して開放する。キャップ3
の開き位置において、押しボタン5から手を放すと、弾
力部材4の復帰弾力によって押しボタン5は元のキャッ
プの横側に位置すると共にキャップ3は開き状態に維持
されると同時に、図7に示すように、押し棒部材8の先
端8bが前記回動駒部材22の開き溝6と段部11をも
って連続し押しボタン5に近い距離に位置する閉じ溝7
に係合する。ここで、押しボタン5を再度復帰弾力に抗
して回動駒部材22に向かって押し込むと、押し棒部材
8の先端8bが閉じ溝7を押圧して、遠い位置まで押し
込み、回動駒部材22を回動中心軸21を中心に反時計
方向に回転すると、これに連動するヒンジ連結軸2を中
心にキャップ3を、図7上、反時計方向に回転して閉じ
る。キャップ3の閉じ位置において、押しボタン5から
手を放すと復帰弾力によって、押しボタン5は元のキャ
ップ3の横側に位置すると共にキャップ3は閉じ状態に
維持されると同時に、押し棒部材8の先端8bが前記閉
じ溝7と段部11をもって連続する前記押しボタン5に
近い距離に位置する開き溝6に係合する。このとき、前
述の如く、開閉切り換え部材9が、前記押し棒部材8の
先端8bを、キャップ3の開閉に伴って、閉じ状態の回
動駒部材22の開き溝6又は開き状態の回動駒部材22
の閉じ溝7に切り換えて係合させることとなる。
【0024】図8〜図10に示す第3の実施例は、押し
棒手段を構成する押し棒部材8と、回動駒部材22のキ
ャップ開閉旋回部10との間に設けた弾力部材4によっ
て、第1、第2の実施例と同等の機能を達成し得る本発
明に係るキャップ開閉装置を開示するものである。この
第3の実施例の場合、開口基体1には、第2の実施例と
同様に、回動駒部材22と連動するヒンジ連結軸2を中
心にヒンジ式に開閉するようにキャップ3が設けてあ
る。また、キャップ3の回動駒部材側には、図8に示す
ように、キャップ3の閉じ位置で前記押しボタン5に近
い距離に位置すると共に、図9及び図10で示すよう
に、キャップ3の開き位置で前記押しボタン5に遠い距
離に位置する開き溝6と、該開き溝6と段部11をもっ
て連続し、キャップ3の閉じ位置で前記押しボタン5に
遠い距離に位置すると共にキャップ3の開き位置で、前
記押しボタン5に近い距離に位置する閉じ溝7が設けて
ある。更に、押しボタン5と回動駒部材22との間に設
けた押し棒部材8は、一端8aを押しボタン5に揺動可
能に連結してあると共に、その先端8bを、図8及び図
10に示すように、押しボタン5の復帰位置において近
い距離位置に位置する、閉じ状態の回動駒部材22の開
き溝6、または開き状態の回動駒部材22の閉じ溝7に
係合可能に設けてある。更にまた、回動駒部材22に
は、回動中心軸21を中心にキャップ3の閉じ位置で開
き溝6の反対側に位置すると共に開き位置で閉じ溝7の
反対側に位置するキャップ開閉旋回部10が設けてあ
る。
【0025】ここで、上記第3の実施例は、押し棒部材
8の中間部とキャップ開閉旋回部10の間に、拡張弾力
を付与した弾力部材4を設けてある。弾力部材4は、押
しボタン5に復帰弾力を付与する復帰弾力手段を構成す
ると共に、その先端部4aを押し棒部材8の中間部に係
合せしめてある一方、他端部4bを回動駒部材22の回
動中心軸21を中心にキャップ3の閉じ位置で開き溝6
の反対側に位置すると共に、開き位置で閉じ溝7の反対
側に位置するキャップ開閉旋回部10に旋回可能に連結
した構成によって、該弾力部材4の弾圧力によって、押
し棒部材8の先端8bを、閉じ状態の回動駒部材22の
開き溝6内に導入すると共に、開き状態の閉じ溝7内に
導入するキャップ開閉切り換え手段を構成している。更
に、弾力部材4は、他端部4bを介して、回動駒部材2
2の回動中心軸21を中心に、キャップ3の閉じ状態に
おいては、図8に示すように、キャップ3の閉じ状態を
維持する閉じ方向に向かった回動弾力を回動駒部材22
に付与し、キャップ3の開き状態においては、図10に
示すように、キャップ3の開き状態を維持する開き方向
に向かった回動弾力を回動駒部材22に付与し、これに
より、キャップ3に開閉回動行程の中間部を境に開き方
向又は閉じ方向に向かって回動弾力を付与する開閉弾力
手段を構成している。
【0026】図11〜図13に示す第4の実施例は、簡
素な構成によって、第1、2及び3の実施例と同等の機
能を達成し得る本発明に係るキャップ開閉装置を開示す
るものである。この第4の実施例の場合、開口基体1に
は、第2の実施例と同様に、ヒンジ連結軸2を中心にヒ
ンジ式に開閉するようにキャップ3が設けてある。ま
た、キャップ3の回動駒部材22には、図11に示すよ
うに、キャップ3の閉じ位置で前記押しボタン5に近い
距離に位置すると共に、図12及び図13で示すよう
に、キャップ3の開き位置で前記押しボタン5に遠い距
離に位置する開き溝6と、該開き溝6と段部11をもっ
て連続し、キャップ3の閉じ位置で前記押しボタン5に
遠い距離に位置すると共にキャップの開き位置で、前記
押しボタン5に近い距離に位置する閉じ溝7が設けてあ
る。更に、押しボタン5と回動駒部材22との間に設け
た押し棒部材8は水平を保つ復帰弾力を有し、一端8a
を押しボタン5に揺動可能に連結してあると共に、その
先端8bを、図11及び図13に示すように、押しボタ
ン5の復帰位置において近い距離位置に位置する、閉じ
状態の回動駒部材22の開き溝6、または開き状態の回
動駒部材22の閉じ溝7に係合可能に設けてある。ま
た、押しボタン5と容器基体1との間には、押しボタン
5に押し込み作動に抗して復帰弾力を付与する弾力部材
4からなる復帰弾力手段が設けてあると共に、回動駒部
材22(又はキャップ3)と容器基体1との間には、回
動駒部材22の回動中心軸21(又はキャップ3のヒン
ジ連結軸2)を中心に、キャップ3の閉じ状態において
は、図11に示すように、キャップ3の閉じ状態を維持
する閉じ方向に向かった回動弾力を回動駒部材22(又
はキャップ3)に付与し、キャップ3の開き状態におい
ては、図13に示すように、キャップ3の開き状態を維
持する開き方向に向かった回動弾力を回動駒部材22
(又はキャップ3)に付与し、これにより、キャップ3
に開閉回動行程の中間部を境に開き方向又は閉じ方向に
向かって回動弾力を付与するバネ部材15等からなる開
閉弾力手段を設けてある。
【0027】ここで、上記第4の実施例は、前記開き溝
6と閉じ溝7とを隔てる前記段部11によって、前記押
し棒部材8の先端部8bをキャップの開閉に伴って、閉
じ状態の回動駒部材22の開き溝6と開き状態の回動駒
部材22の閉じ溝7に切り換えて係合させることによっ
て、開閉切り換え手段を構成している。即ち、図12に
示すように、前記押し棒部材8を押し込んでキャップ3
を開いた状態にした直後に、押しボタン5が復帰弾力に
より元位置に復帰すると、押し棒部材8の先端部8b
は、開き溝6から避退して段部11を乗り越えて図13
に示すように、閉じ溝7に係合し、次いで、押し棒部材
8を押し込んでキャップ3を閉じた状態にした後に、押
しボタン5が復帰弾力により元位置に復帰すると、押し
棒部材8の先端部8bは、閉じ溝7から避退して段部1
1を乗り越えて図11に示す開き溝6に係合することと
なり、押し棒部材8の先端8bをキャップ3の開閉に伴
って、閉じ状態の回動駒部材22の開き溝6と開き状態
の回動駒部材22の閉じ溝7に切り換えて係合させるこ
とによって、開閉切り換え手段を構成している。
【0028】
【効果】上記の構成からなる本発明に係るキャップ開閉
装置によれば、容器開口部にヒンジ式に開閉するキャッ
プを設けると共に、容器開口部の側部に沿って、押しボ
タン等からなる押圧部の押し込み作動に連動して開き位
置又は閉じ位置に回動する回動駒部材と、該回動駒部材
とキャップとを開き位置又は閉じ位置に連動する連動部
材とからなるキャップ回動手段を設けた構成を有するか
ら、容器開口部の側部に沿って設けた押しボタン等から
なる押圧部を押し込むと、そのワンタッチでキャップを
開き位置又は閉じ位置に回動することができる効果があ
り、また、このとき、押しボタン等のキャップ回動手段
が容器開口部の側部に位置していることから、容器開口
部の形状や構造を自由に設計することができる効果があ
るのみならず、使用時に押しボタンやそれを押す手等が
開口部の側部にあって、内容物の取出の邪魔にならない
等の効果がある。また、本発明は、押しボタン等からな
る押圧部を押し込むと、回動駒部材が開き位置又は閉じ
位置に回動し、それに連動する連動部材によってキャッ
プが開き位置又は閉じ位置に回動し、容器開口部の側部
に位置するキャップ回動手段と容器開口部上に位置する
キャップとが離れていても、連動部材によって両者を連
動することができる効果がある。
【0029】また、本発明の前記のキャップ開閉装置で
あって、連動部材が、回動駒部材とキャップとを連動自
在にリンクで連結したリンク式運動伝達機構からなるも
のにあっては、回動駒部材の回転中心とキャップの回転
中心が相当はなれていても、また、連動用の回転軸が設
けてなくても、簡素なリンク式連結機構によって両者を
簡単に連動することができる効果がある。また、本発明
の前記のキャップ開閉装置であって、連動部材が、回動
駒部材の回動軸とキャップのヒンジ連結軸とを回転伝動
式に連結する回転軸運動伝達機構からなるものにあって
は、回動駒部材の回動軸とキャップのヒンジ連結軸と
を、歯車等を介して並列的に、又は、直接同軸的に連結
して、回動駒部材の開閉回動を円滑にキャップに伝達す
ることができる効果がある。また、本発明の容器開口部
の側部にキャップ回動手段が設けてあるキャップ開閉装
置であって、押しボタン等の押圧部に復帰弾力を付与す
る復帰弾力手段を設けると共に、キャップ又は回動駒部
材に開閉回動行程の中間部を境に開き位置方向又は閉じ
位置方向に向かって回動する回動弾力を付与する開閉弾
力手段を設けたキャップ開閉装置によれば、押しボタン
等の押圧部を途中まで押し込み、キャップ又は回動駒部
材を開閉回動行程の中間部まで開き位置方向又は閉じ位
置方向に向かって回動すると、キャップは開閉弾力手段
により、自動的に開閉すると共に、押圧部も復帰弾力に
よって自動的に元位置に復帰することとなり、押圧部の
押し込み操作と復帰作動を円滑、軽快にすると共に、キ
ャップの開閉を軽快にし、且つ、キャップを開閉位置に
安定して維持する等の効果がある。
【0030】また、本発明の容器開口部の側部にキャッ
プ回動手段が設けてあるキャップ開閉装置であって、押
圧部に復帰弾力を付与する復帰弾力手段と、キャップ又
は回動駒部材に開き位置方向又は閉じ位置方向に向かっ
て回動する回動弾力を付与する開閉弾力手段が実質的に
同じ一つの弾力部材からなるキャップ開閉装置によれ
ば、同じ一つの弾力部材によって前記キャップの自動的
な開閉と押圧部の自動的な復帰作動を行うことができる
から、前記復帰弾力手段と開閉弾力手段を一つの弾力部
材で簡素に構成することができる効果がある。
【0031】また、本発明の容器開口部の側部にキャッ
プ回動手段が設けてあるキャップ開閉装置であって、回
動駒部材に、キャップの閉じ位置で前記押圧部に近い距
離に位置すると共にキャップの開き位置で前記押圧部に
遠い距離に位置する開き溝と、該開き溝と段部をもって
連続してキャップの閉じ位置で前記押圧部に遠い距離に
位置すると共にキャップの開き位置で前記押圧部に近い
距離に位置する閉じ溝とを設けると共に、押圧部に、前
記開き溝又は閉じ溝に係合し得る押し棒手段を連動自在
に設け、更に、キャップ回動手段に、前記押し棒手段の
先端部をキャップの開閉に伴って閉じ状態の回動駒部材
の開き溝、又は、開き状態の回動駒部材の閉じ溝に切り
換えて係合させる開閉切り換え手段を設けたキャップ開
閉装置にあっては、キャップの閉じ状態で、押しボタン
等からなる押圧部を押し込むと、これに連動する押し棒
手段が近くに位置する開き溝を押し回して回動駒部材を
開き位置に回動し、キャップを開くことができると共
に、このときキャップの開放にともなって、回動駒部材
の閉じ溝を押し棒手段に近い位置に回動し、同時に開閉
切り換え手段が押し棒手段の先端部を閉じ溝に係合さ
せ、このキャップの開き状態で、押しボタン等からなる
押圧部を押し込むと、これに連動する押し棒手段が近く
に位置する閉じ溝を押し回して回動駒部材を閉じ位置に
回動し、キャップを閉じることができ、このときキャッ
プの閉成に伴って、開き溝を押し棒手段に近い位置に回
動し、同時に開閉切り換え手段が押し棒手段の先端部を
開き溝に係合させ、押圧部を押し込めば、前記の如く再
度キャップは開放することができるから、押し棒手段が
押し込み力に強く、耐久性に優れる効果があると共に、
押圧部の押し込み作動力を直列的に強力に伝達してキャ
ップを開閉することができる効果があり、且つ、開閉操
作が分かりやすく、誤操作を防止できる効果がある一
方、キャップを開く動作と閉じる動作とを同じ押しボタ
ンの押し込み操作で行うことができるから、例えば、調
味料や香辛料等の振りかけ容器を片手でもった状態でキ
ャップを開くことができると共に、閉じることもでき、
キャップの開閉を片手のワンタッチで容易且つ迅速に行
うことができる効果がある。
【0032】また、上記のキャップ開閉装置であって、
開閉切り換え手段を前記開き溝と閉じ溝とを隔てる前記
段部によって構成した本発明キャップ開閉装置によれ
ば、キャップの開き状態では、押し棒手段の先端が段部
を境に該段部に隔てられて閉じ溝に相対し、キャップの
閉じ状態では、押し棒手段の先端が段部を境に該段部に
よって閉じ溝から隔てられて開き溝に相対することとな
るから、簡便に開閉切り換え手段を構成することができ
る効果がある。また、本発明の容器開口部の側部にキャ
ップ回動手段が設けてあるキャップ開閉装置であって、
回動駒部材に、その回動中心に対してキャップの閉じ位
置で開き溝の反対側に位置すると共に開き位置で閉じ溝
の反対側に位置するキャップ開閉旋回部を設け、該キャ
ップ開閉旋回部と押し棒手段との間に、押し棒手段の先
端部を、閉じ状態の回動駒部材の開き溝内に導入すると
共に、開き状態の回動駒部材の閉じ溝内に導入する弾力
部材からなる開閉切り換え手段を設けたキャップ開閉装
置によれば、キャップの開閉に伴って回動駒部材の回動
中心軸を中心に旋回するキャップ開閉旋回部と、押し棒
手段との間に弾圧力をもって設けた弾力部材からなる開
閉切り換え手段によって、押し棒手段の先端部を、回動
駒部材の開き溝又は閉じ溝内に導入することができるか
ら、簡便に開閉切り換え手段を構成することができる効
果があると共に、弾力部材からなる開閉切り換え部材
は、押し棒部材を介して押圧部に復帰弾力を付与する復
帰弾力手段と、キャップ開閉旋回部を介してキャップ又
は回動駒部材に開閉回動行程の中間部を境に開き方向又
は閉じ方向に向かって回動弾力を付与する開閉弾力手段
とを構成する効果がある。
【0033】また、本発明の容器開口部の側部にキャッ
プ回動手段が設けてあるキャップ開閉装置であって、回
動駒部材に、その回動中心に対してキャップの閉じ位置
で開き溝の反対側に位置すると共に開き位置で閉じ溝の
反対側に位置するキャップ開閉旋回部を設け、一端部を
キャップ開閉旋回部に係合せしめると共に、他端部を押
し棒手段に沿って摺動自在に係合せしめた開閉切り換え
手段を設け、該開閉切り換え手段と押圧部との間に前記
押圧部に復帰弾力を付与する復帰弾力手段を設け、該復
帰弾力手段の弾圧力によって開閉切り換え手段を介して
押し棒手段の先端部を、閉じ状態の回動駒部材の開き溝
内に導入すると共に、開き状態の回動駒部材の閉じ溝内
に導入するようにしてなるキャップ開閉装置によれば、
キャップの閉じ状態において、復帰弾力に抗して押圧部
を押し込むと、押圧部に復帰弾力を付与する復帰弾力手
段の弾圧力を受けた開閉切り換え手段によって押し棒手
段の先端部が、閉じ状態の回動駒部材の開き溝内に導入
されているから、押し棒手段によって開き溝を押し回し
てキャップを開くことができる一方、キャップの開き状
態において、復帰弾力に抗して押圧部を押し込むと、押
圧部に復帰弾力を付与する復帰弾力手段の弾圧力を受け
た開閉切り換え手段によって押し棒手段の先端部が、開
き状態の回動駒部材の閉じ溝内に導入されているから、
押し棒手段によって閉じ溝を押し回してキャップを閉じ
ることができることによって、キャップを開く動作と閉
じる動作とを同じ押しボタン等の押圧部の押し込み操作
で行うことができるから、例えば、調味料や香辛料等の
振りかけ容器を片手でもった状態でキャップを開閉する
ことができ、キャップの開閉を片手でワンタッチで容易
且つ迅速に行うことができる効果がある。
【0034】また、本発明の容器開口部の側部にキャッ
プ回動手段が設けてあるキャップ開閉装置であって、開
閉切り換え手段と押圧部との間に設けた、押圧部の復帰
弾力手段と押し棒手段先端部の開閉切り換え手段とにな
る弾力部材が、キャップ又は回動駒部材に開き位置方向
又は閉じ位置方向に向かって回動する回動弾力を付与す
る開閉弾力手段を兼ねることを特徴とするキャップ開閉
装置にあっては、一つの弾力部材によって、前記押圧部
の復帰作動と、開閉切り換え手段の押し棒手段先端部の
開き溝と閉じ溝との切換と、開閉弾力手段によるキャッ
プ又は回動駒部材を開き位置方向又は閉じ位置方向に向
かって回動する回動弾力を付与することができるから、
キャップ回動手段を簡素化する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキャップ開閉装置の第1の実施例
のキャップの閉じ状態における要部を示す概略縦断説明
図。
【図2】図1の実施例のキャップの開放後の押しボタン
の復帰途中における要部を示す概略縦断説明図。
【図3】図1の実施例のキャップの開き状態における要
部を示す概略縦断説明図。
【図4】本発明に係るキャップ開閉装置の第2の実施例
のキャップの閉じ状態における要部を示す概略横断説明
図。
【図5】図4の第2の実施例のキャップの閉じ状態にお
ける要部を示す概略縦断説明図。
【図6】図4の第2の実施例と同様の要部を有するキャ
ップの開放後の押しボタンの復帰途中における要部を更
に概略して示す概略縦断説明図。
【図7】図4の第2の実施例と同様の要部を有するキャ
ップの開き状態における要部を更に概略して示す概略縦
断説明図。
【図8】本発明に係るキャップ開閉装置の第3の実施例
のキャップの閉じ状態における要部を示す概略縦断説明
図。
【図9】図8の実施例のキャップの開放後の押しボタン
の復帰途中における要部を概略して示す概略縦断説明
図。
【図10】図8の実施例のキャップの開き状態における
要部を概略して示す概略縦断説明図。
【図11】本発明に係るキャップ開閉装置の第4の実施
例のキャップの閉じ状態における要部を示す概略縦断説
明図。
【図12】図11の実施例のキャップの開放後の押しボ
タンの復帰途中における要部を概略して示す概略縦断説
明図。
【図13】図11の実施例のキャップの開き状態におけ
る要部を概略して示す概略縦断説明図。
【符号の説明】
1・・・・開口基体 2・・・・ヒンジ連結軸(回転軸運動伝達機構からなる
連動部材) 3・・・・キャップ 4・・・・弾力部材(復帰弾力手段) 5・・・・押しボタン(押圧部) 6・・・・開き溝 7・・・・閉じ溝 8・・・・押し棒部材(押し棒手段) 9・・・・開閉切り換え部材(開閉切り換え手段) 10・・・連結軸(キャップ開閉旋回部) 11・・・段部 12・・・容器開口部 13・・・振出孔部材 14・・・振出孔 15・・・バネ部材(開閉弾力手段) 20・・・キャップ開閉手段取付枠 21・・・回動中心軸 22・・・回動駒部材 23・・・リンク(リンク式運動伝達機構からなる連結
部材) 24・・・回動軸 25・・・回動軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高島 弘明 富山県下新川郡入善町福島新50 (72)発明者 河田 良夫 富山県黒部市吉田276 (56)参考文献 実開 昭60−92965(JP,U)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器開口部にヒンジ式に開閉
    するキャップを設けると共に、容器開口部の側部に沿っ
    て、押しボタン等からなる押圧部の押し込み作動に連動
    して開き位置又は閉じ位置に回動する回動駒部材と、該
    回動駒部材とキャップとを開き位置又は閉じ位置に連動
    する連動部材とからなるキャップ回動手段を設けたこと
    を特徴とするキャップ開閉装置
  2. 【請求項2】 請求項に記載のキャップ開
    閉装置であって、連動部材が回動駒部材とキャップとを
    連動自在にリンクで連結したリンク式運動伝達機構から
    なることを特徴とするキャップ開閉装置
  3. 【請求項3】 請求項に記載のキャップ開
    閉装置であって、連動部材が回動駒部材の回動軸とキャ
    ップのヒンジ連結軸とを回転伝達式に連結する回転軸運
    動伝達機構からなることを特徴とするキャップ開閉装置
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載の
    キャップ開閉装置であって、押しボタン等の押圧部に復
    帰弾力を付与する復帰弾力手段を設けると共に、キャッ
    プ又は回動駒部材に開閉回動行程の中間部を境に開き位
    置方向又は閉じ位置方向に向かって回動する回動弾力を
    付与する開閉弾力手段を設けたことを特徴とするキャッ
    プ開閉装置
  5. 【請求項5】 請求項に記載のキャップ開
    閉装置において、押圧部に復帰弾力を付与する復帰弾力
    手段と、キャップ又は回動駒部材に開き位置方向又は閉
    じ位置方向に向かって回動する回動弾力を付与する開閉
    弾力手段が実質的に同じ一つの弾力部材からなることを
    特徴とするキャップ開閉装置
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5
    に記載のキャップ開閉装置であって、回動駒部材に、キ
    ャップの閉じ位置で前記押圧部に近い距離に位置すると
    共にキャップの開き位置で前記押圧部に遠い距離に位置
    する開き溝と、該開き溝と段部をもって連続してキャッ
    プの閉じ位置で前記押圧部に遠い距離に位置すると共に
    キャップの開き位置で前記押圧部に近い距離に位置する
    閉じ溝とを設けると共に、押圧部に、前記開き溝又は閉
    じ溝に係合し得る押し棒手段を連動自在に設け、更に、
    キャップ回動手段に、前記押し棒手段の先端部をキャッ
    プの開閉に伴って閉じ状態の回動駒部材の開き溝、又
    は、開き状態の回動駒部材の閉じ溝に切り換えて係合さ
    せる開閉切り換え手段を設けたことを特徴とするキャッ
    プ開閉装置
  7. 【請求項7】 請求項に記載のキャップ開閉
    装置において、開閉切り換え手段を前記開き溝と閉じ溝
    とを隔てる前記段部によって構成したことを特徴とする
    キャップ開閉装置
  8. 【請求項8】 請求項に記載のキャップ開閉
    装置において、回動駒部材に、回動中心に対してキャッ
    プの閉じ位置で開き溝の反対側に位置すると共に開き位
    置で閉じ溝の反対側に位置するキャップ開閉旋回部を設
    け、該キャップ開閉旋回部と押し棒手段との間に、押し
    棒手段の先端部を、閉じ状態の回動駒部材の開き溝内に
    導入すると共に、開き状態の回動駒部材の閉じ溝内に導
    入する弾力部材からなる開閉切り換え手段を設けたこと
    を特徴とするキャップ開閉装置
  9. 【請求項9】 請求項に記載のキャップ開閉
    装置において、回動駒部材に、回動中心に対してキャッ
    プの閉じ位置で開き溝の反対側に位置すると共に開き位
    置で閉じ溝の反対側に位置するキャップ開閉旋回部を設
    け、一端部をキャップ開閉旋回部に係合せしめると共
    に、他端部を押し棒手段に沿って摺動自在に係合せしめ
    た開閉切り換え手段を設け、該開閉切り換え手段と押圧
    部との間に前記押圧部に復帰弾力を付与する復帰弾力手
    段を設け、該復帰弾力手段の弾圧力によって開閉切り換
    え手段を介して押し棒手段の先端部を、閉じ状態の回動
    駒部材の開き溝内に導入すると共に、開き状態の回動駒
    部材の閉じ溝内に導入するようにしてなるキャップ開閉
    装置
  10. 【請求項10】 請求項に記載のキャップ開
    閉装置において、開閉切り換え手段と押圧部との間に設
    けた、押圧部の復帰弾力手段と押し棒手段先端部の開閉
    切り換え手段とになる弾力部材が、キャップ又は回動駒
    部材に開き位置方向又は閉じ位置方向に向かって回動す
    る回動弾力を付与する開閉弾力手段を兼ねることを特徴
    とするキャップ開閉装置
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