JPH06227517A - 兼用型容器ホルダの容器保持部材の位置決め装置 - Google Patents

兼用型容器ホルダの容器保持部材の位置決め装置

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JPH06227517A
JPH06227517A JP5034479A JP3447993A JPH06227517A JP H06227517 A JPH06227517 A JP H06227517A JP 5034479 A JP5034479 A JP 5034479A JP 3447993 A JP3447993 A JP 3447993A JP H06227517 A JPH06227517 A JP H06227517A
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幸伸 西納
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Abstract

(57)【要約】 【目的】多種類の容器に兼用可能な容器ホルダの型替を
行なう際に、型替動作の完了を確認する。 【構成】容器ホルダ2は、ケース4内で進退動可能な4
個のブロック6を有している。これらブロック6は、先
ず、開放機構20によってケース4の最も外方へ後退さ
れる。その後、容器ホルダ2内に容器モデル80を挿入
し、4個のブロック6を押出し機構50によって外側か
ら押込んで容器モデル80に接触させる。容器モデル8
0にはエア通路82a,82b,84aが形成されエア
が供給されている。エア通路84aは、ブロック6が密
着する外面側に開口を有している。エア通路84aが遮
断されたときにこれを検出するギャップセンサ90が設
けられており、センサ90によってエア通路が遮断され
たことを検知したときに、ブロック6の押込み動作を終
了させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、充填機やキャッパ等の
容器処理装置において、この容器を保持する容器ホルダ
に係り、特にこの容器ホルダを多種類の容器に兼用可能
とした兼用型容器ホルダの容器保持部材を、特定の容器
に適合するように位置決めを行なう兼用型容器ホルダの
容器保持部材の位置決め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば断面形状が楕円形等の変形
容器に対して、充填機やキャッパ等の容器処理装置にお
いて、液体の充填やキャッピング等の処理を行なう場合
には、この容器の位置決めやセンタリングを行なうため
に、通常「はかま」と称される容器ホルダ(または容器
キャリアと呼ぶ)内に容器を収容保持してその容器処理
ラインに載せるようにしている。
【0003】しかしながら、従来の容器ホルダは一般的
に、樹脂製のボディに特定の容器形状に合致した容器収
容孔を形成し、この孔内に容器を収容して搬送するよう
になっているため、異なる形状の容器に兼用することが
不可能であった。そこで本出願人は、ホルダ本体の内部
に、そのホルダ本体の中央に向かって進退動可能な複数
個(例えば4個)の容器保持部材を備えた兼用型容器ホ
ルダおよび、ホルダ本体内で容器保持部材を移動させて
所定の位置に位置決めすることにより、一種類の容器ホ
ルダを各種形状の容器に兼用できるようにした兼用型容
器ホルダの切替(型替)装置を提案した(特願平3−2
44740)。
【0004】上記従来の兼用型容器ホルダの切替装置
は、ホルダ本体内のすべての容器保持部材(フィンガ
ー)をホルダ本体の最も外側(この装置ではここを原点
とする)に移動させる後退手段(原点復帰装置)と、後
退している容器保持部材の中央に挿入される、容器の外
形よりも僅かに大きい形状の容器モデルと、上記容器保
持部材を前進させて容器モデルの外面に当接させること
によりその容器保持部材を所定の位置に停止させる前進
手段(プッシャ)とを備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記容器ホルダの切替
装置では、容器保持部材を容器ホルダの外方側からプッ
シャによって押圧し、容器保持部材が容器モデルの外面
に当って前進できなくなった位置で位置決めを行なうよ
うになっている。そのため、容器保持部材が容器モデル
に当接する前になんらかの不具合によって移動できなく
なった場合にも、前進させる動作としては完了したこと
になるため、その停止した位置で位置決めされてしま
う。その結果、複数の容器保持部材によって形成される
空間と容器との間に大きなガタが生じてしまうという問
題があった。特に、容器内に充填される液種(例えばシ
ャンプー等)によっては、容器ホルダ内にこぼれた液に
よって容器保持部材が固着してスライドしにくくなって
しまうことがあり、このような場合にガタが発生すると
いうリスクが特に大きかった。
【0006】本発明は、上記欠点を除くためになされた
もので、前進手段による容器保持部材の位置決め動作を
確認して、型替が不充分な容器ホルダを事前に検出する
ことができる兼用型容器ホルダの容器保持部材の位置決
め装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る兼用型容器
ホルダの容器保持部材の位置決め装置は、容器を収容す
るホルダ本体と、このホルダ本体内に進退動可能に配置
された複数の容器保持部材とを備えた兼用型容器ホルダ
の容器保持部材をホルダ本体内で位置決めするための装
置であって、上記容器保持部材をホルダ本体の外方側へ
後退させる後退手段と、後退した容器保持部材の内側に
挿入される容器モデルと、容器保持部材を容器ホルダの
中心に向かって移動させる前進手段と、この前進手段に
よって移動された容器保持部材の位置を検出する位置検
出手段とを備えており、この位置検出手段によって容器
保持部材が容器ホルダの外面に接近または接触したこと
を検出して容器保持部材の位置決めを行なうものであ
る。
【0008】
【作用】上記兼用型容器ホルダの容器保持部材の位置決
め装置では、容器ホルダ内に容器モデルを挿入し、前進
手段によって容器保持部材を中心に向かって移動させた
場合に、容器保持部材が容器モデルに接近または接触し
たことを、位置検出手段によって検知して容器保持部材
の前進動作を終了させることによりその位置決めを行な
う。
【0009】
【実施例】以下、図面に示す実施例により本発明を説明
する。先ず、本発明に係る容器保持部材の位置決め装置
によって、各種形状の容器に適合するように切替えられ
る兼用型容器ホルダについて図1ないし図4により説明
する。図1はこの兼用型容器ホルダの斜視図、図2はそ
の一部を断面とした平面図、図3は一部を断面とした正
面図、図4は一部を断面とした側面図である。この容器
ホルダ2は、有底角筒状のケース(ホルダ本体)4と、
このケース4内に、進退動可能に配置された4個のブロ
ック(容器保持部材)6とを備えている。ケース4は、
平面形状が長方形の四隅を円弧状にカットしたほぼ八角
形をしており、一方ブロック6は、ケース4の四方の側
壁の内側にそれぞれ設けられ、底面の溝4aに案内され
て進退動する。これら各ブロック6は、その内部側の容
器C(図2参照)に接触する面6aがV字状に凹陥して
いる。4個のブロック6は、図2に示すように、ホルダ
本体4の中心O1 を通って直交する線X1 ,Y1 上に各
一対向かい合わせて配置されており、それぞれが中心に
1 に向かって進退動して互いに接近し、また離隔でき
るようになっている。
【0010】各ブロック6の一方の側面には多数の歯6
bが形成されている。また、これらブロック6の歯6b
の側方にこれらの歯6bと噛合うラチェット8が配設さ
れている。各ラチェット8は支点ピン10を中心に回転
可能になっており、その背面からスプリング12に押さ
れてブロック6の歯6bに噛合うことにより、所定の位
置に位置決めされたブロック6が移動することを規制し
ている。これらラチェット8は、容器ホルダ2の内部側
を向いた側面8aを押圧することにより、上記ブロック
6の歯6bとの噛合いを外すことができるようになって
いる。このようにラチェット8との噛合いを外して解放
した時には、各ブロック6を自由に進退動させることが
できる。なお、上記ラチェット8は、図4に示すよう
に、上下3段になっているが、これは僅かに寸法差をも
たせてそのいずれかがブロック6の歯6bに確実に噛合
うようにするためであり、必ずしも3段に限定されるも
のではない。
【0011】ホルダ本体4の底面の、上記各ラチェット
8に隣接する位置には、それぞれ小さい円孔4bが形成
されている。これら各円孔4b内には、後に説明する偏
心ピンの先端が挿入されるようになっており、4本の偏
心ピンを上方から各円孔4b内に挿入して回転させるこ
とにより、その先端部よりも上方に設けられた偏心部に
よって、上記ラチェット8の内部側の面8aを押圧し、
ラチェット8を支点ピン10を中心に回転させて、ラチ
ェット8と上記ブロック6の歯6bとの噛合いを外すよ
うになっている。
【0012】上記形状の容器ホルダ2は、その内部に収
容保持される容器Cに合せて型替(すなわち、収容され
る容器Cの形状に適合するようにブロック6を移動させ
て位置決めを行なうこと)が行なわれる。この型替は、
通常、多数の容器ホルダ2内に容器Cを収容して搬送す
る間に、その容器C内に液体を充填し、キャッピング、
ラベリング等を行なう一連の容器処理ラインの一部に接
続して設けられた別個の型替ライン上において行なわれ
る。なお、型替ラインは、必ずしも容器処理ラインに接
続して設けたものに限られるものではなく、独立した型
替専用ラインであっても良く、また、容器処理ライン内
に設けて、通常の処理工程中は作動させないようにして
おいても良い。
【0013】この型替ラインの構成について図5ないし
図10により説明する。型替ラインの容器ホルダ2を搬
送するコンベア18上には、各容器ホルダ2内の4個の
ブロック6を、ケース4の最も外側に後退させる操作を
行なうブロック開放ステーションKと、ブロック6をケ
ース4の中心に向けて前進させて所定の位置に位置決め
をする位置決めステーションPとが設けられており、図
5に示すように、ブロック開放ステーションK上にはブ
ロック開放機構20が、そして、位置決めステーション
P上には、ブロック位置決め装置70が設けられてい
る。このブロック位置決め装置70は、ブロック6を、
適用される容器Cの外形に合わせてホルダ4の中心O1
に向けて前進させる押出し機構50と、ブロック6を前
進させる際に容器ホルダ2の中央部に挿入してブロック
6の位置決めを行なう容器モデル(型替用治具)80と
を備えている。なお、図5では、ブロック開放機構20
とブロック位置決め装置70についてはその配置だけを
簡単に示し、詳細な図示を省略してある。
【0014】ブロック開放機構20について図5ないし
図7により説明する。ブロック開放機構20は、機枠1
4の上部に固定されたシリンダ22によって昇降される
フレーム24と、このフレーム24に固定され、上記ブ
ロック6の歯6bとラチェット8との噛合いを外す4本
の偏心ピン56(図6および図7では図示を省略)と、
各ブロック6をホルダ本体4の最も外側へ後退させる押
圧板28とを備えている。なお、偏心ピン56について
は、同一の構成のものが、図8ないし図10で説明する
押出し機構50と型替用治具80にも一体的に設けられ
ているので、開放機構20における説明は省略する。
【0015】フレーム24の底板24a上には、取付け
部材30を介して、レール32が固定されている。この
レール32は、上記容器ホルダ2の4個のブロックに対
応して、4本設けられており、このブロック開放機構2
0の中心O2 を通って直交する線X2 ,Y2 と平行に、
かつ、この線X2 ,Y2 から若干ずらした位置に配置さ
れている。各レール32上には、スライダ34が摺動自
在に嵌合支持されている。これら各スライダ34の中心
2 寄りの先端には、上記フレーム24の底板24aよ
りも下方へ向けて垂直に延びる押圧板28が固定されて
いる。また、スライダ34の上面には、カムフォロア3
6が取付けられている。
【0016】一方、フレーム24の天板24bには、こ
のブロック開放機構20の中心O2に軸線を一致させ
て、垂直軸38が回転自在に支持されている。この垂直
な回転軸38の下端の、上記スライダ34の平面よりも
やや上方の位置に、円形のカム板40が固定されてい
る。この円形のカム板40には、約90度に亘る螺旋状
の長孔40aが等間隔で4本形成されており、各長孔4
0a内に上記スライダ34に取付けられたカムフォロア
36が嵌合している。垂直な回転軸38のカム板40よ
りやや上方には、レバー42が固定されており、このレ
バー42を回転させることにより、垂直な回転軸38と
カム板40とを一体的に回転させるようになっている。
このレバー42の端部には、エアシリンダ44の作動ロ
ッド44aがナックルジョイント46を介して連結され
ており、エアシリンダ44の作動によって上記カム板4
0が回転される。このカム板40が回転されると、カム
板40の螺旋状長孔40a内で、カムフォロア36が移
動することにより、上記スライダ34がレール32に案
内されて、進退動する。その結果、スライダ34に固定
された垂直な押圧板28が、ブロック開放機構20の中
心O2 寄りの位置から外方へ向けて上記線X2 ,Y2
を移動する。
【0017】上記型替ライン上の、ブロック開放ステー
ションKの下流側に配置された位置決めステーションP
には、ブロック6を前進させてその位置決めを行なうブ
ロック位置決め装置70が設けられている。このブロッ
ク位置決め装置70について上記図5および図8ないし
図10により説明する。ブロック位置決め装置70は、
上記ブロック開放機構20と同様に機枠14の上部に固
定されたシリンダ52によって昇降されるフレーム54
と、このフレーム54に固定され、上記ブロック6の歯
6bとラチェット8との噛合いを外す4本の偏心ピン5
6と、各ブロック6を容器ホルダ2の中心O1 に向けて
押込むブロック押出し機構50と、容器モデル80とを
備えている。
【0018】先ず、偏心ピン56について説明する。偏
心ピン56は、フレーム54の底板54aに回転可能に
支持されている。この偏心ピン56は、フレーム54の
底板54aに支持されている部分56aとその上方の部
分56bおよび、中間部56cを除いた下端部56dと
の軸線が一致しており、底板54aよりも下面側に延び
ている上記中間部56cだけが偏心している。偏心ピン
56は、上記ホルダ本体4の4個の円孔4bの配置と対
応する位置に4本設けられており、コンベア上の位置決
めステーションPに停止した容器ホルダ2に向って上記
フレーム54が下降すると、各偏心ピン56の下端部5
6dが上記円孔4b内に挿入される。
【0019】各偏心ピン56の底板54aよりも上方へ
延びた部分56bにそれぞれピニオン60が固定されて
いる。これら4個のピニオン60は、2個ずつが組とな
って1本のラック62に噛合っている。上述のように、
偏心ピン56は、容器ホルダ2のラチェット8を回転さ
せるために各ラチェット8の側面に位置するように形成
された4個の円孔4bにそれぞれ対応するように配置さ
れているので、これら各ピニオン60も、円孔4bの配
置に対応して、コンベア18の進行方向(図8および図
9の左右方向)および幅方向(図9の上下方向)に僅か
づつ位置がずれており、2本のラック62は、それぞれ
噛合う2個のピニオン60の位置に応じて歯の位置がず
れている。各ラック62は、エアシリンダ64によって
コンベア18の進行方向に進退動されるようになってお
り、このラック62の移動によってピニオン60が回転
されて偏心ピン56が回転する。
【0020】上記4本の偏心ピン56の中央部に、容器
モデル(型替用治具)80が設けられている。容器モデ
ル80は、フレーム54の底板54aの下面に固定され
た支持柱82と、この支持柱82の外面の四方に取付け
られた位置決めパッド84とを備えている。これら位置
決めパッド84は、容器ホルダ2内に収容される容器の
サイズ・形状等に応じて交換できるように着脱可能にな
っている。支持柱82の内部には、垂直方向のエア通路
82aおよび上記各位置決めパッド84の方向に延びる
半径方向の通路孔82bが形成され、また、各位置決め
パッド84の内部にも、その内外を貫通するエア通路8
4aが形成されており、上記支持柱82の通路孔82b
と連通している。支持柱82の上方には、内部にエア通
路86aが形成された通路部材86が固定されており、
位置決めパッド84のエア通路84aは、上記支持柱8
2のエア通路82aおよび通路孔82b、この通路部材
86のエア通路86aおよびエアパイプ88を介して図
示しないエア供給源に接続されている。さらに、このエ
アパイプ88の途中には、位置決めパッド84に設けら
れたエア通路84aの開口部が閉塞されたことを検出す
るためのギャップセンサ90が設けられている。
【0021】上記4本の偏心ピン56およびその中央の
容器モデル80は、位置決めステーションPの中央部、
すなわちコンベア18によって搬送されこの位置決めス
テーションP上に停止している容器ホルダ2の内部に挿
入される位置に設けられており、その位置決めステーシ
ョンPに停止している容器ホルダ2の四方には、容器ホ
ルダ2のブロック6を外方から押圧して、ホルダ2の中
心方向に向けて前進させるブロック押出し機構50が配
設されている。これらブロック押出し機構50は、ブロ
ック6を押圧する4個のプッシャ92とこれら各プッシ
ャ92を進退動させる4個のシリンダ96とを備えてい
る。これらシリンダ96は、フレーム54に固定された
垂直な取付板94にそれぞれ取付けられており、シリン
ダ96の作動によってプッシャ92が前進されると、上
記ブロック6を容器ホルダ2の中心O1 に向けて押圧す
る。
【0022】以上の構成に係る兼用型容器ホルダの容器
保持部材の位置決め装置の作動について説明する。型替
ラインのコンベア18上を搬送される容器ホルダ2は、
ブロック開放ステーションKに停止される。すると、機
枠14上のシリンダ22によってフレーム24が下降さ
れる。フレーム24の底板24aには、ブロック開放機
構20の押圧板28と偏心ピン56(なお、偏心ピンに
関してはブロック位置決め装置70における偏心ピンと
同一の構成であるのでその符号を用いて説明する)が設
けられており、4枚の押圧板28は、容器ホルダ2の4
個のブロック6の中央部内に挿入される。また、同時に
4本の偏心ピン56の下端部56dが、ケース4の四隅
に形成された円孔4b内に挿入される。次に、偏心ピン
用のシリンダ64を作動させてラック62を移動させ
る。すると、ラック62に噛合うピニオン60およびこ
のピニオン60に固定されている偏心ピン56が回転す
る。偏心ピン56の容器ホルダ2内に挿入される部分に
は、上記円孔4b内に嵌入された下端部56dの軸線に
対して偏心している部分(中間部)56cが設けられて
おり、この中間部56cの回転によって容器ホルダ2内
のラチェット8が揺動されてブロック6の歯6bとの噛
合いが外される。このようにしてブロック6を自由に移
動できるようにした後、カム板回転用のシリンダ44を
作動させて、円形のカム板40を約90度回転させる。
カム板40が回転すると、その螺旋状の長孔40a内に
係合しているカムフォロア36が長孔40aに対して相
対的に移動する。カムフォロア36は、レール32に嵌
合して直線方向の移動だけが許容されているスライダ3
4に固定されているため、スライダ34およびこのスラ
イダ34の下面に固定されている垂直な押圧板28が、
容器ホルダ2の中心O1 寄りの位置からX1 ,Y1 線上
を外方へ移動する。その結果、4個のブロック6はケー
ス4の最も外側へ後退される。
【0023】以上のようにブロック開放ステーションK
においてすべてのブロック6が開放された容器ホルダ2
は、再びコンベア18によって搬送されて次の位置決め
ステーションPに送られて停止される。位置決めステー
ションPでは、先ず、機枠14上のシリンダ52によっ
て位置決め装置70のフレーム54を下降させる。この
フレーム54の下面にも4本の偏心ピン56が設けられ
ており、上記ブロック開放機構20と同様にしてラチェ
ット8を揺動させ、ラチェット8とブロック6の歯6b
との噛合いを外してブロック6がケース4内で自由に移
動できるようにする。
【0024】上記フレーム54の下降によって、容器ホ
ルダ2の中央部には、容器モデル80が挿入されてい
る。容器モデル80は、今回の型替によって適合される
容器Cのサイズに応じて4枚の位置決めパッド84が取
付けられている。これら位置決めパッド84のエア通路
84a内には、支持柱82の通路孔82b、エア通路8
2a、通路部材86のエア通路86aおよびエアパイプ
88等を介してエアが供給されており、この容器モデル
80が容器ホルダ2内に挿入された時点では、エアが位
置決めパッド84のエア通路84aの外面側の開口から
吹出している。続いて、押出し機構50の各シリンダ9
6を作動させてプッシャ92を前進させ、ブロック6を
ケース4の中心方向へ押込む。各ブロック6が前進して
その前面の凹部6aが位置決めパッド84の外面に当接
する。すると、エア通路84aの開口が塞がれてエアが
遮断される。このエアの遮断をギャップセンサ90が検
出して上記シリンダ96を停止させる。このようにブロ
ック6が容器モデル(型替用治具)80に密着したこと
を検知して位置決め動作を完了するので、型替不良の容
器ホルダ2を予め確認して排除することができる。
【0025】図11は、容器モデル(型替用治具)の他
の実施例を示すもので、この容器モデル180は、内部
に上記実施例と同様にエア通路182aおよび半径方向
の通路孔182bが形成された支持柱182と、この支
持柱182の外面に取付けられた4個の位置決めパッド
184とを備えている。各位置決めパッド184は、2
つの部材183,185から成っており、これら各位置
決めパッド184の内部にそれぞれ切換弁200が配設
されている。この切換弁200は、位置決めパッド18
4の内側部材183に形成されたバルブ孔183a内に
摺動自在に収容され、その先端部202aが外側部材1
85の貫通穴185aから外方へ突出可能なスプール2
02と、このスプール202が貫通穴185aから突出
している時に上記支持柱182の通路182a,182
bを外部へ連通し、スプール202が内部に押込まれた
時に外部への連通が遮断される連通路183bとを備え
ている。また、支持柱182のエア通路182aはそれ
ぞれ独立しており、別々のエアパイプ188を介してエ
ア供給源に接続され、個々にギャップセンサ190が設
けられている。
【0026】この容器モデル180を用いてブロック6
の位置決めを行なう場合には、容器モデル180が、ブ
ロック6が後退されている容器ホルダ2内に挿入された
時点では、図12の左方のように、供給されたエアによ
ってスプール202が背面から押されて、その先端部2
02aが位置決めパッド184の外面から突出してお
り、内側部材183に形成された連通路183bと支持
柱182の通路182a,182bとが連通して、容器
モデル180内に供給されたエアを外部へリークさせて
いる。
【0027】次に、上記押出し機構50によってブロッ
ク6を容器モデル180に向けて押すと、各ブロック6
の内面がスプール202の先端部202aに当接し、こ
のスプール202をバルブ孔183aの内部側へ押込
む。スプール202が所定以上押込まれると、このスプ
ール202によって上記支持柱182の通路182a,
182bと、位置決めパッド194の連通路183bと
の連通が遮断される。こうしてエアの供給が遮断された
ことをギャップセンサ190によって検出して、押出し
機構50の作動を停止させる。この実施例では、スプー
ル202を用いた切換弁200によって、容器モデル1
80に対してブロック6が所定の距離に接近したことを
検知したときにブロック6の位置決めが完了したことを
確認するので、上記実施例のように、ブロック6が容器
モデル80に密着した場合だけを位置決めが完了したも
のとするよりも、ブロック6の位置に許容範囲をもたせ
ることができる。上記実施例のように、ブロック6が容
器モデル80に密着したものだけを型替完了として扱う
と、密着が不充分で微小なすきまがあるが機能上問題な
いものまで型替不良とするおそれがあるが、このように
ブロック6が所定の範囲に接近したものを型替完了と認
めることにより、型替不良の検出が多発することを防止
することができる。なお、この許容範囲は、切換弁20
0を構成するスプール202の形状、バルブ孔183a
内に開口する連通路183bの位置等を変更することに
より適宜設定することができる。また、支持柱182の
エア通路182aを独立させて、それぞれにエアを供給
するエアパイプ188にギャップセンサ190を設けた
が、これは検出感度を上げるために設けたもので、上記
実施例のように1個のギャップセンサによって検出する
ようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、容
器モデルの内部に形成されたエア通路と、このエア通路
にエアを供給するエア供給手段と、エア通路が遮断され
たことを検出するセンサとを設け、容器保持部材の容器
モデルへの接近または接触によりエア通路が遮断された
ことをセンサによって検出することにより容器保持部材
の位置決めを行なうようにしたので、型替不良の容器ホ
ルダを事前に検出して排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る容器保持部材の位置決
め装置によって位置決めされる兼用型容器ホルダの一例
を示す斜視図である。
【図2】上記容器ホルダの一部を断面とした平面図であ
る。
【図3】上記容器ホルダの一部を断面とした正面図であ
る。
【図4】上記容器ホルダの一部を断面とした側面図であ
る。
【図5】上記容器保持部材の位置決め装置の概略を示す
正面図である。
【図6】上記容器保持部材の位置決め装置に設けられた
ブロック開放装置の縦断面図である。
【図7】上記容器保持部材の位置決め装置に設けられた
ブロック開放装置の平面図である。
【図8】上記容器保持部材の位置決め装置に設けられた
ブロック位置決め装置の縦断面図であり、図の左側は図
9のA−A線に沿う断面、図の右側は図9のB−B線に
沿う断面を示す。
【図9】上記容器保持部材の位置決め装置に設けられた
ブロック位置決め装置の一部を断面とした平面図であ
る。
【図10】上記容器保持部材の位置決め装置に設けられ
たブロック位置決め装置の一部を断面とした側面図であ
る。
【図11】容器モデルの他の例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
C 容器 4 ホルダ本体(ケース) 6 容器保持部材(ブロック) 20 後退手段(ブロック開放機構) 50 前進手段(押出し機構) 80 容器モデル 82a エア通路 82b エア通路 84a エア通路 90 センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器を収容するホルダ本体と、このホル
    ダ本体内に進退動可能に配置された複数の容器保持部材
    とを備えた兼用型容器ホルダの容器保持部材をホルダ本
    体内で位置決めする装置において、上記容器保持部材を
    ホルダ本体の外方側へ後退させる後退手段と、後退した
    容器保持部材の内側に挿入される容器モデルと、容器保
    持部材を容器ホルダの中心に向かって移動させる前進手
    段と、この前進手段によって移動された容器保持部材の
    位置を検出する位置検出手段とを備え、この位置検出手
    段によって容器保持部材が容器ホルダの外面に接近また
    は接触したことを検出して容器保持部材の位置決めを行
    なうこと特徴とする兼用型容器ホルダの容器保持部材の
    位置決め装置。
  2. 【請求項2】上記位置検出手段は、容器モデルの内部に
    形成され、その外面に開口を有するエア通路と、このエ
    ア通路にエアを供給するエア供給手段と、エア通路が遮
    断されたことを検出するセンサとを備え、容器保持部材
    が容器モデルの外面に接触してそのエア通路の開口を閉
    塞することによりエア通路が遮断されたことを検出して
    容器保持部材の位置決めを行なうことを特徴とする請求
    項1に記載の兼用型容器ホルダの容器保持部材の位置決
    め装置。
  3. 【請求項3】上記位置検出手段は、容器モデルの内部に
    形成されたエア通路と、このエア通路にエアを供給する
    エア供給手段と、容器モデルの内部に進退動可能に配設
    され、その背面側に上記エア通路のエアが作用されるス
    プールとを備え、このスプールの先端を容器モデルの外
    面から突出させるとともに、スプールが容器モデルの外
    面から突出している際に上記エア通路を外部に連通し、
    スプールが所定以上押込まれた際にエア通路と外部との
    連通を遮断する連通路を形成し、容器保持部材が容器モ
    デルに対して所定の距離に接近したことを検出して容器
    保持部材の位置決めを行なうこと特徴とする請求項1に
    記載の兼用型容器ホルダの容器保持部材の位置決め装
    置。
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