JPH06227086A - 印字機構 - Google Patents
印字機構Info
- Publication number
- JPH06227086A JPH06227086A JP1551793A JP1551793A JPH06227086A JP H06227086 A JPH06227086 A JP H06227086A JP 1551793 A JP1551793 A JP 1551793A JP 1551793 A JP1551793 A JP 1551793A JP H06227086 A JPH06227086 A JP H06227086A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- print head
- lever
- manual
- printing mechanism
- carriage frame
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 固定ギャップの調整や、マニュアルアップ、
マニュアルダウンが簡単に行なえ、更に印字品位の向上
する印字機構を提供する。 【構成】 ガイドシャフト18a、18bに沿って矢印
A−B方向に移動自在な印字ヘッド21に対して、ガイ
ドシャフト18a、18bに摺動する摺動部19a、1
9bと印字媒体側にキャリッジフレ−ム17と当接する
当接面20a、20bとを設け、更に、印字ヘッド21
に係合して矢印A−B方向に移動させるリンク機構27
と印字ヘッド21との間にスプリング30を設ける。
マニュアルダウンが簡単に行なえ、更に印字品位の向上
する印字機構を提供する。 【構成】 ガイドシャフト18a、18bに沿って矢印
A−B方向に移動自在な印字ヘッド21に対して、ガイ
ドシャフト18a、18bに摺動する摺動部19a、1
9bと印字媒体側にキャリッジフレ−ム17と当接する
当接面20a、20bとを設け、更に、印字ヘッド21
に係合して矢印A−B方向に移動させるリンク機構27
と印字ヘッド21との間にスプリング30を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インパクトプリンタに
おける印字機構に関する。
おける印字機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インパクトプリンタには、キャリ
ッジフレ−ムに設けられたガイドシャフトに沿って、印
字媒体に対して接離方向に摺動自在に取り付けられた印
字ヘッドが、印字媒体に対して接触する方向に偏倚さ
れ、離隔する方向に保持される印字機構が用いられてい
る。
ッジフレ−ムに設けられたガイドシャフトに沿って、印
字媒体に対して接離方向に摺動自在に取り付けられた印
字ヘッドが、印字媒体に対して接触する方向に偏倚さ
れ、離隔する方向に保持される印字機構が用いられてい
る。
【0003】以下に従来の印字機構の構造を図面に基づ
いて説明する。図6は従来例の印字機構を示す概略斜視
図、図7は従来例の主要部を示す平面図、図8、図9は
従来例の印字機構を示す概略正面図、図10は従来例の
印字機構を示す正面図である。
いて説明する。図6は従来例の印字機構を示す概略斜視
図、図7は従来例の主要部を示す平面図、図8、図9は
従来例の印字機構を示す概略正面図、図10は従来例の
印字機構を示す正面図である。
【0004】図6において、印字機構1は、印字ヘッド
2と、ヘッドフレ−ム3と、キャリッジフレ−ム4と、
ガイドシャフト5a、5bと、リボンプロテクタブラケ
ット6とから構成される。詳しくは、印字ヘッド2を固
定したヘッドフレ−ム3は、キャリッジフレ−ム4に設
けられたガイドシャフト5a、5bに沿って、矢印A−
B方向に摺動自在である。また、キャリッジフレ−ム4
の印字媒体側にはリボンプロテクタブラケット6が固着
されている。図10に示すように、引張りスプリング1
5の一端がヘッドフレ−ム3に取り付けられ、他端がキ
ャリッジフレ−ム4に取り付けられることにより、ヘッ
ドフレ−ム3は矢印B方向に付勢されており、ヘッドフ
レ−ム3の先端部3aがリボンプロテクタブラケット6
に当接し、図8に示すように、印字ヘッド2の先端部2
aと、リボンプロテクタブラケット6との固定ギャップ
Eを確保している。
2と、ヘッドフレ−ム3と、キャリッジフレ−ム4と、
ガイドシャフト5a、5bと、リボンプロテクタブラケ
ット6とから構成される。詳しくは、印字ヘッド2を固
定したヘッドフレ−ム3は、キャリッジフレ−ム4に設
けられたガイドシャフト5a、5bに沿って、矢印A−
B方向に摺動自在である。また、キャリッジフレ−ム4
の印字媒体側にはリボンプロテクタブラケット6が固着
されている。図10に示すように、引張りスプリング1
5の一端がヘッドフレ−ム3に取り付けられ、他端がキ
ャリッジフレ−ム4に取り付けられることにより、ヘッ
ドフレ−ム3は矢印B方向に付勢されており、ヘッドフ
レ−ム3の先端部3aがリボンプロテクタブラケット6
に当接し、図8に示すように、印字ヘッド2の先端部2
aと、リボンプロテクタブラケット6との固定ギャップ
Eを確保している。
【0005】印字は、図6に示すキャリッジフレ−ム4
が図示せぬシャフトに沿って矢印C−D方向に摺動し、
図10に示すリボンプロテクタブラケット6のポスト6
a、6bに架設された図示せぬリボンを介して、印字ヘ
ッド2が印字媒体に対して印字動作を行なうことにより
行なわれる。
が図示せぬシャフトに沿って矢印C−D方向に摺動し、
図10に示すリボンプロテクタブラケット6のポスト6
a、6bに架設された図示せぬリボンを介して、印字ヘ
ッド2が印字媒体に対して印字動作を行なうことにより
行なわれる。
【0006】ガイドシャフト5a、5bは、図7に示す
ように、矢印F−G方向に調整自在にキャリッジフレ−
ム4の長穴7に嵌合し、アジャストプレ−ト8、9を介
して止めネジ10a、10bで固定されている。なお、
アジャストプレ−ト8、9は、固定ネジ11a、11b
によって、キャリッジフレ−ム4に固定されている。
ように、矢印F−G方向に調整自在にキャリッジフレ−
ム4の長穴7に嵌合し、アジャストプレ−ト8、9を介
して止めネジ10a、10bで固定されている。なお、
アジャストプレ−ト8、9は、固定ネジ11a、11b
によって、キャリッジフレ−ム4に固定されている。
【0007】ところで、印字品位を保つには、図8に示
す固定ギャップEを一定の値にしなければならない。し
かし、固定ギャップEは部品の精度や、ヘッドフレ−ム
3に取り付けられている印字ヘッド2の取り付け誤差等
によりバラツキを生じる。それ故、ガイドシャフト5
a、5bを図7に示す矢印F−G方向に移動して、次に
説明する固定ギャップEの調整を行なっている。
す固定ギャップEを一定の値にしなければならない。し
かし、固定ギャップEは部品の精度や、ヘッドフレ−ム
3に取り付けられている印字ヘッド2の取り付け誤差等
によりバラツキを生じる。それ故、ガイドシャフト5
a、5bを図7に示す矢印F−G方向に移動して、次に
説明する固定ギャップEの調整を行なっている。
【0008】次に上記構成による固定ギャップEの調整
を行なうときの印字機構1の動作について説明する。図
6、図7において、まず、止めネジ10aを外し、ガイ
ドシャフト5aを矢印F−G方向に移動してガイドシャ
フト5aを傾けて、図8に示す固定ギャップEの調整を
行ない、再び、止めネジ10aによってガイドシャフト
5aを長穴7に固定する。そして、もう一方のガイドシ
ャフト5bも同様に、止めネジ10bを外し、長穴7内
を矢印F−G方向に移動して、同様に固定ギャップEの
調整を行ない、止めネジ10bで固定する。
を行なうときの印字機構1の動作について説明する。図
6、図7において、まず、止めネジ10aを外し、ガイ
ドシャフト5aを矢印F−G方向に移動してガイドシャ
フト5aを傾けて、図8に示す固定ギャップEの調整を
行ない、再び、止めネジ10aによってガイドシャフト
5aを長穴7に固定する。そして、もう一方のガイドシ
ャフト5bも同様に、止めネジ10bを外し、長穴7内
を矢印F−G方向に移動して、同様に固定ギャップEの
調整を行ない、止めネジ10bで固定する。
【0009】また、図6、図8、図9に示すように、ヘ
ッドフレ−ム3には、マニュアルアップレバ−12が固
定されている。マニュアルアップレバ−12にはシャフ
ト14が固着してあり、シャフト14にコの字状のレバ
−13が矢印H−I方向に回動自在に設けられている。
なお、マニュアルアップレバ−12とレバ−13との間
には、シャフト14を介して図示せぬト−ションスプリ
ングが設けられており、レバ−13を矢印I方向に付勢
している。
ッドフレ−ム3には、マニュアルアップレバ−12が固
定されている。マニュアルアップレバ−12にはシャフ
ト14が固着してあり、シャフト14にコの字状のレバ
−13が矢印H−I方向に回動自在に設けられている。
なお、マニュアルアップレバ−12とレバ−13との間
には、シャフト14を介して図示せぬト−ションスプリ
ングが設けられており、レバ−13を矢印I方向に付勢
している。
【0010】印字ヘッド2をヘッドフレ−ム3へ着脱す
る際、または、リボンカセットを交換する際には、ヘッ
ドフレ−ム3を矢印A方向に移動し、印字可能なマニュ
アルダウン状態から、マニュアルアップ状態にする。
る際、または、リボンカセットを交換する際には、ヘッ
ドフレ−ム3を矢印A方向に移動し、印字可能なマニュ
アルダウン状態から、マニュアルアップ状態にする。
【0011】次に上記構成によるマニュアルアップ、マ
ニュアルダウンを行なうときの印字機構1の動作につい
て説明する。まず、図8、図9において、マニュアルア
ップレバ−12を矢印A方向に持ち上げる。すると、レ
バ−13の側縁部13aがアジャストプレ−ト8に当接
し、レバ−13の側縁部13aは、アジャストプレ−ト
8によって図示せぬト−ションスプリングの付勢力に抗
しながら矢印H方向に回動する。レバ−13の一端部1
3bがアジャストプレ−ト8の縁部8aの上部に達する
と、図示せぬト−ションスプリングの付勢力により矢印
I方向に戻され、レバ−13の一端部13bはアジャス
トプレ−ト8の縁部8aに乗り上げて係合し、マニュア
ルアップ状態が保持され、この状態で、リボンカセット
の着脱等が行なわれる。
ニュアルダウンを行なうときの印字機構1の動作につい
て説明する。まず、図8、図9において、マニュアルア
ップレバ−12を矢印A方向に持ち上げる。すると、レ
バ−13の側縁部13aがアジャストプレ−ト8に当接
し、レバ−13の側縁部13aは、アジャストプレ−ト
8によって図示せぬト−ションスプリングの付勢力に抗
しながら矢印H方向に回動する。レバ−13の一端部1
3bがアジャストプレ−ト8の縁部8aの上部に達する
と、図示せぬト−ションスプリングの付勢力により矢印
I方向に戻され、レバ−13の一端部13bはアジャス
トプレ−ト8の縁部8aに乗り上げて係合し、マニュア
ルアップ状態が保持され、この状態で、リボンカセット
の着脱等が行なわれる。
【0012】マニュアルアップ状態からマニュアルダウ
ン状態に戻すときは、マニュアルアップレバ−12を少
し矢印A方向に持ち上げて、レバ−13の他端部13c
を押下して矢印H方向に回動させ、レバ−13の一端部
13bとアジャストプレ−ト8の縁部8aとの係合を外
して、引張りスプリング15の付勢力に抗しながらマニ
ュアルアップレバ−12を静かに矢印B方向に下げる。
ン状態に戻すときは、マニュアルアップレバ−12を少
し矢印A方向に持ち上げて、レバ−13の他端部13c
を押下して矢印H方向に回動させ、レバ−13の一端部
13bとアジャストプレ−ト8の縁部8aとの係合を外
して、引張りスプリング15の付勢力に抗しながらマニ
ュアルアップレバ−12を静かに矢印B方向に下げる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の印字機構においては、固定ギャップの調整を行なう
場合、2本のガイドシャフトを傾けて調整していたが、
ガイドシャフトを傾けて一定の固定ギャップを得るのは
困難であった。また、2本のガイドシャフトが平行にな
っていないと、印字ヘッドのマニュアルアップ、マニュ
アルダウンが渋くなってしまうので、2本のガイドシャ
フトが平行になるようにそれぞれのガイドシャフトを傾
けなければならず、面倒な調整が必要であった。
成の印字機構においては、固定ギャップの調整を行なう
場合、2本のガイドシャフトを傾けて調整していたが、
ガイドシャフトを傾けて一定の固定ギャップを得るのは
困難であった。また、2本のガイドシャフトが平行にな
っていないと、印字ヘッドのマニュアルアップ、マニュ
アルダウンが渋くなってしまうので、2本のガイドシャ
フトが平行になるようにそれぞれのガイドシャフトを傾
けなければならず、面倒な調整が必要であった。
【0014】また、マニュアルアップ状態からマニュア
ルダウン状態にするとき、一度、マニュアルアップレバ
−を少し持ち上げてから、レバ−を押下して、マニュア
ルアップレバ−を下げていた。従って、操作しずらいと
いう問題点があった。
ルダウン状態にするとき、一度、マニュアルアップレバ
−を少し持ち上げてから、レバ−を押下して、マニュア
ルアップレバ−を下げていた。従って、操作しずらいと
いう問題点があった。
【0015】更に、一端がヘッドフレ−ムに係合し、他
端がキャリッジフレ−ムに係合する2本のスプリングに
より、印字ヘッドをマニュアルダウン状態に保っている
が、2本のスプリングの力の釣り合いを保つのは困難で
あり、もし、2本のスプリングの力が釣り合っていない
と、付勢力の強い方へ引っ張られてヘッドフレ−ムが傾
き、その結果、ヘッドフレ−ムに固定された印字ヘッド
が傾く危険性があった。
端がキャリッジフレ−ムに係合する2本のスプリングに
より、印字ヘッドをマニュアルダウン状態に保っている
が、2本のスプリングの力の釣り合いを保つのは困難で
あり、もし、2本のスプリングの力が釣り合っていない
と、付勢力の強い方へ引っ張られてヘッドフレ−ムが傾
き、その結果、ヘッドフレ−ムに固定された印字ヘッド
が傾く危険性があった。
【0016】本発明は、固定ギャップの調整や、マニュ
アルアップ、マニュアルダウンが簡単に行なえ、印字品
位の向上する印字機構を提供することを目的とする。
アルアップ、マニュアルダウンが簡単に行なえ、印字品
位の向上する印字機構を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、キャリッジフレ−ムに設けられたガイドシ
ャフトに沿って、印字媒体に対して接離方向に移動自在
に取り付けられた印字ヘッドが、印字媒体に対して接触
する方向に偏倚され、離隔する方向に保持される印字機
構において、印字ヘッドの印字媒体側にキャリッジフレ
−ムと当接する当接面を設けるとともに、ガイドシャフ
トに接触して摺動する摺動部を印字ヘッドに設け、更
に、印字ヘッドに設けられた係止部と、この係止部に係
合する爪部を一端に設け、レバ−を他端に設けたリンク
機構と、印字ヘッドとリンク機構を離隔させる方向に偏
倚する偏倚部材とを備えたものである。
に本発明は、キャリッジフレ−ムに設けられたガイドシ
ャフトに沿って、印字媒体に対して接離方向に移動自在
に取り付けられた印字ヘッドが、印字媒体に対して接触
する方向に偏倚され、離隔する方向に保持される印字機
構において、印字ヘッドの印字媒体側にキャリッジフレ
−ムと当接する当接面を設けるとともに、ガイドシャフ
トに接触して摺動する摺動部を印字ヘッドに設け、更
に、印字ヘッドに設けられた係止部と、この係止部に係
合する爪部を一端に設け、レバ−を他端に設けたリンク
機構と、印字ヘッドとリンク機構を離隔させる方向に偏
倚する偏倚部材とを備えたものである。
【0018】
【作用】印字ヘッドの印字媒体側に設けられた当接面が
キャリッジフレ−ムに当接し、印字ヘッドに設けられた
摺動部によりガイドシャフトを摺動することにより、印
字ヘッドが直接キャリッジフレ−ムに支持されるので、
印字ヘッドの先端部の位置が正確に決まり、安定した固
定ギャップを得ることができる。従って、固定ギャップ
の面倒な調整が必要でなくなる。
キャリッジフレ−ムに当接し、印字ヘッドに設けられた
摺動部によりガイドシャフトを摺動することにより、印
字ヘッドが直接キャリッジフレ−ムに支持されるので、
印字ヘッドの先端部の位置が正確に決まり、安定した固
定ギャップを得ることができる。従って、固定ギャップ
の面倒な調整が必要でなくなる。
【0019】また、印字ヘッドをマニュアルダウン状態
からマニュアルアップ状態にする場合、レバ−を回転し
て、リンク機構に設けられた爪部を印字ヘッドに設けら
れた係止部上に移動し、レバ−を下げることにより爪部
を係止部に挿入し、レバ−を少し回転して爪部を係止部
に係止させる。そしてレバ−を上げて印字ヘッドをマニ
ュアルアップ状態にする。マニュアルアップ状態からマ
ニュアルダウン状態にする場合は、レバ−を下げること
により印字ヘッドをマニュアルダウン状態の位置にす
る。そして、リンク機構を少し回転してレバ−を上げる
ことにより爪部を係止部から出して、レバ−を回転し
て、爪部と係止部とが係合しない位置にリンク機構を移
動する。従って、印字ヘッドのマニュアルアップ、マニ
ュアルダウンがレバ−の上げ下ろし、及び回転の操作だ
けで行なえる。
からマニュアルアップ状態にする場合、レバ−を回転し
て、リンク機構に設けられた爪部を印字ヘッドに設けら
れた係止部上に移動し、レバ−を下げることにより爪部
を係止部に挿入し、レバ−を少し回転して爪部を係止部
に係止させる。そしてレバ−を上げて印字ヘッドをマニ
ュアルアップ状態にする。マニュアルアップ状態からマ
ニュアルダウン状態にする場合は、レバ−を下げること
により印字ヘッドをマニュアルダウン状態の位置にす
る。そして、リンク機構を少し回転してレバ−を上げる
ことにより爪部を係止部から出して、レバ−を回転し
て、爪部と係止部とが係合しない位置にリンク機構を移
動する。従って、印字ヘッドのマニュアルアップ、マニ
ュアルダウンがレバ−の上げ下ろし、及び回転の操作だ
けで行なえる。
【0020】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照しながら
説明する。尚、各図面に共通な要素には同一符号を付
す。図1は、本発明に係る一実施例の印字機構を示す正
面図、図2は一実施例の印字機構を示す概略斜視図、図
3は一実施例の印字機構を示す断面図、図4は一実施例
のリンク機構を示す斜視図、図5は図4のJ−J断面矢
視図である。
説明する。尚、各図面に共通な要素には同一符号を付
す。図1は、本発明に係る一実施例の印字機構を示す正
面図、図2は一実施例の印字機構を示す概略斜視図、図
3は一実施例の印字機構を示す断面図、図4は一実施例
のリンク機構を示す斜視図、図5は図4のJ−J断面矢
視図である。
【0021】図2において、印字機構16は、キャリッ
ジフレ−ム17と、キャリッジフレ−ム17に固着され
ているガイドシャフト18a、18bと、ガイドシャフ
ト18a、18bを摺動する摺動部19a、19bとキ
ャリッジフレ−ム17と当接する当接面20a、20b
とを備えた印字ヘッド21と、キャリッジフレ−ム17
に固定されてインクリボンを図示せぬポストに架設する
リボンプロテクタブラケット22とから構成される。な
お、印字ヘッド21の摺動部19a、19bにボ−ルベ
アリングを設けてもよい。
ジフレ−ム17と、キャリッジフレ−ム17に固着され
ているガイドシャフト18a、18bと、ガイドシャフ
ト18a、18bを摺動する摺動部19a、19bとキ
ャリッジフレ−ム17と当接する当接面20a、20b
とを備えた印字ヘッド21と、キャリッジフレ−ム17
に固定されてインクリボンを図示せぬポストに架設する
リボンプロテクタブラケット22とから構成される。な
お、印字ヘッド21の摺動部19a、19bにボ−ルベ
アリングを設けてもよい。
【0022】この印字機構16は、キャリッジフレ−ム
17に貫通するメインシャフト23、及びサブシャフト
24に沿って矢印C−D方向に摺動自在に支持されてい
る。印字機構16の駆動源としてはモ−タ25が設けら
れており、モ−タ25とキャリッジフレ−ム17に係合
しているベルト26が、モ−タの駆動によって回転する
ことにより、キャリッジフレ−ム17がメインシャフト
23、及びサブシャフト24に沿って矢印C−D方向に
摺動し、印字ヘッド21が、図示せぬインクリボンを介
し印字媒体に対して印字動作を行なう。
17に貫通するメインシャフト23、及びサブシャフト
24に沿って矢印C−D方向に摺動自在に支持されてい
る。印字機構16の駆動源としてはモ−タ25が設けら
れており、モ−タ25とキャリッジフレ−ム17に係合
しているベルト26が、モ−タの駆動によって回転する
ことにより、キャリッジフレ−ム17がメインシャフト
23、及びサブシャフト24に沿って矢印C−D方向に
摺動し、印字ヘッド21が、図示せぬインクリボンを介
し印字媒体に対して印字動作を行なう。
【0023】図1、図3、図4に示すように、リンク機
構27は、リンク35とリンク36とから構成され、リ
ンク35はリンク36に対して、シャフト37により矢
印K−M方向に回動自在に設けられている。リンク機構
27は一端部に爪部28を有し、他端部にレバ−29を
有する。また、リンク機構27の中央部にはストッパ−
34が設けられている。更に、リンク機構27の一端部
には、印字ヘッド21との間に圧縮コイルスプリング3
0が巻装されている。なお、圧縮コイルスプリング30
は、印字ヘッド21を矢印B方向に付勢し、リンク機構
27を矢印A方向に付勢しており、印字ヘッド21の当
接面20a、20bが、圧縮コイルスプリング30の付
勢力によりキャリッジフレ−ム17と当接していること
により、印字ヘッド21は印字可能状態であるマニュア
ルダウン状態が保持されている。印字ヘッド21の上面
21aには、図4、図5に示すように、爪部28を係止
する係止部31が設けられている。また、キャリッジフ
レ−ム17には、図2に示すように、リンク機構27が
貫通する穴部32と、図2、図3に示すようにリンク機
構27の端部27aを係止する凹部33とが設けられて
いる。
構27は、リンク35とリンク36とから構成され、リ
ンク35はリンク36に対して、シャフト37により矢
印K−M方向に回動自在に設けられている。リンク機構
27は一端部に爪部28を有し、他端部にレバ−29を
有する。また、リンク機構27の中央部にはストッパ−
34が設けられている。更に、リンク機構27の一端部
には、印字ヘッド21との間に圧縮コイルスプリング3
0が巻装されている。なお、圧縮コイルスプリング30
は、印字ヘッド21を矢印B方向に付勢し、リンク機構
27を矢印A方向に付勢しており、印字ヘッド21の当
接面20a、20bが、圧縮コイルスプリング30の付
勢力によりキャリッジフレ−ム17と当接していること
により、印字ヘッド21は印字可能状態であるマニュア
ルダウン状態が保持されている。印字ヘッド21の上面
21aには、図4、図5に示すように、爪部28を係止
する係止部31が設けられている。また、キャリッジフ
レ−ム17には、図2に示すように、リンク機構27が
貫通する穴部32と、図2、図3に示すようにリンク機
構27の端部27aを係止する凹部33とが設けられて
いる。
【0024】次に上記構成における印字ヘッド21をマ
ニュアルダウン状態から、マニュアルアップ状態にする
ときの印字機構16の動作について説明する。図1にお
いて、レバ−29を回転して、リンク機構27の爪部2
8を図4に示す印字ヘッド21の係止部31の上部にま
で移動する。そして、レバ−29を図3に示す矢印K方
向に回動して、爪部28を係止部31に挿入し、レバ−
を図4に示す矢印L方向に回転して、爪部28を係止部
31に係止する。次に、レバ−29を矢印M方向に回動
する。すると、印字ヘッド21は、矢印A方向に上昇
し、マニュアルアップ状態となる。そして更に、マニュ
アルダウン状態からマニュアルアップ状態になるとき、
リンク機構27の端部27aが、破線で示す位置から実
線で示す位置に移動する。すると、端部27aは、キャ
リッジフレ−ム17に設けられた凹部33に入り込み、
キャリッジフレ−ム17に係止され、マニュアルアップ
状態が保持される。
ニュアルダウン状態から、マニュアルアップ状態にする
ときの印字機構16の動作について説明する。図1にお
いて、レバ−29を回転して、リンク機構27の爪部2
8を図4に示す印字ヘッド21の係止部31の上部にま
で移動する。そして、レバ−29を図3に示す矢印K方
向に回動して、爪部28を係止部31に挿入し、レバ−
を図4に示す矢印L方向に回転して、爪部28を係止部
31に係止する。次に、レバ−29を矢印M方向に回動
する。すると、印字ヘッド21は、矢印A方向に上昇
し、マニュアルアップ状態となる。そして更に、マニュ
アルダウン状態からマニュアルアップ状態になるとき、
リンク機構27の端部27aが、破線で示す位置から実
線で示す位置に移動する。すると、端部27aは、キャ
リッジフレ−ム17に設けられた凹部33に入り込み、
キャリッジフレ−ム17に係止され、マニュアルアップ
状態が保持される。
【0025】次に、マニュアルアップ状態からマニュア
ルダウン状態に戻すときは、レバ−29を図3に示す矢
印K方向に回動して印字ヘッド21をマニュアルダウン
状態にする。そして、レバ−29を図4に示す矢印N方
向に少し回転して爪部28と係止部31との係止を解
く。そして、レバ−29を図1に示す矢印M方向に回動
して、爪部28を係止部31から出し、次にレバ−29
を図4に示す矢印N方向に回転して、図1に示すよう
に、爪部28が印字ヘッド21の上面21aに係合する
位置にする。
ルダウン状態に戻すときは、レバ−29を図3に示す矢
印K方向に回動して印字ヘッド21をマニュアルダウン
状態にする。そして、レバ−29を図4に示す矢印N方
向に少し回転して爪部28と係止部31との係止を解
く。そして、レバ−29を図1に示す矢印M方向に回動
して、爪部28を係止部31から出し、次にレバ−29
を図4に示す矢印N方向に回転して、図1に示すよう
に、爪部28が印字ヘッド21の上面21aに係合する
位置にする。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので以下に記載される効果を奏する。印字ヘッド
が直接キャリッジフレ−ムに支持されるようになるの
で、印字ヘッドの先端部の位置が正確に決まり、印字ヘ
ッドとキャリッジフレ−ムに固定されているリボンプロ
テクタブラケットとの固定ギャップは安定したものとな
る。その結果、固定ギャップの高度な調整が必要でなく
なる。
ているので以下に記載される効果を奏する。印字ヘッド
が直接キャリッジフレ−ムに支持されるようになるの
で、印字ヘッドの先端部の位置が正確に決まり、印字ヘ
ッドとキャリッジフレ−ムに固定されているリボンプロ
テクタブラケットとの固定ギャップは安定したものとな
る。その結果、固定ギャップの高度な調整が必要でなく
なる。
【0027】印字ヘッドのマニュアルダウン状態とマニ
ュアルアップ状態の切り替えを行なう場合、リンク機構
に設けられたレバ−の上げ下ろし、及び回転のみで済む
ようになる。その結果、印字ヘッドのマニュアルアッ
プ、マニュアルダウン操作が簡単になる。
ュアルアップ状態の切り替えを行なう場合、リンク機構
に設けられたレバ−の上げ下ろし、及び回転のみで済む
ようになる。その結果、印字ヘッドのマニュアルアッ
プ、マニュアルダウン操作が簡単になる。
【0028】印字ヘッドをマニュアルダウン状態に保つ
偏倚部材を直接、印字ヘッドに設けたことにより、キャ
リッジフレ−ムに対する印字ヘッドのバランスが安定
し、印字品位が向上する。
偏倚部材を直接、印字ヘッドに設けたことにより、キャ
リッジフレ−ムに対する印字ヘッドのバランスが安定
し、印字品位が向上する。
【図1】本発明に係る一実施例の印字機構を示す正面図
である。
である。
【図2】一実施例の印字機構を示す概略斜視図である。
【図3】一実施例の印字機構を示す断面図である。
【図4】一実施例のリンク機構を示す斜視図である。
【図5】図4のJ−J断面矢視図である。
【図6】従来例の印字機構を示す概略斜視図である。
【図7】従来例の主要部を示す平面図
【図8】従来例の印字機構を示す概略正面図である。
【図9】従来例の印字機構を示す概略正面図である。
【図10】従来例の印字機構を示す正面図である。
16 印字機構 17 キャリッジフレ−ム 18a、18b ガイドシャフト 19a、19b 摺動部 20a、20b 当接面 21 印字ヘッド 27 リンク機構 28 爪部 29 レバ− 30 スプリング 31 係止部
Claims (2)
- 【請求項1】 キャリッジフレ−ムに設けられたガイド
シャフトに沿って、印字媒体に対して接離方向に移動自
在に取り付けられた印字ヘッドが、印字媒体に対して接
触する方向に偏倚され、離隔する方向に保持される印字
機構において、 印字ヘッドの印字媒体側にキャリッジフレ−ムと当接す
る当接面を設けるとともに、 ガイドシャフトに接触して摺動する摺動部を印字ヘッド
に設けたことを特徴とする印字機構。 - 【請求項2】 キャリッジフレ−ムに設けられたガイド
シャフトに沿って、印字媒体に対して接離方向に移動自
在に取り付けられた印字ヘッドが、印字媒体に対して接
触する方向に偏倚され、離隔する方向に保持される印字
機構において、 印字ヘッドの印字媒体側にキャリッジフレ−ムと当接す
る当接面を設けるとともに、 ガイドシャフトに接触して摺動する摺動部を印字ヘッド
に設け、更に、 印字ヘッドに設けられた係止部と、 この係止部に係合する爪部を一端に設け、レバ−を他端
に設けたリンク機構と、 印字ヘッドとリンク機構を離
隔させる方向に偏倚する偏倚部材とを備えたことを特徴
とする印字機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1551793A JPH06227086A (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 印字機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1551793A JPH06227086A (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 印字機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06227086A true JPH06227086A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=11891014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1551793A Pending JPH06227086A (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 印字機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06227086A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0884196A3 (en) * | 1997-05-26 | 2000-01-19 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Ink-jet Printer |
US6426764B2 (en) | 1998-03-27 | 2002-07-30 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Head loading device |
-
1993
- 1993-02-02 JP JP1551793A patent/JPH06227086A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0884196A3 (en) * | 1997-05-26 | 2000-01-19 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Ink-jet Printer |
US6149262A (en) * | 1997-05-26 | 2000-11-21 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Ink-jet printer having a head supporting member rotatable around a spindle and having a posture regulator |
US6426764B2 (en) | 1998-03-27 | 2002-07-30 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Head loading device |
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