JPH06226189A - ロールコーター用ワイヤーバーの端末処理方法 - Google Patents

ロールコーター用ワイヤーバーの端末処理方法

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JPH06226189A
JPH06226189A JP1874893A JP1874893A JPH06226189A JP H06226189 A JPH06226189 A JP H06226189A JP 1874893 A JP1874893 A JP 1874893A JP 1874893 A JP1874893 A JP 1874893A JP H06226189 A JPH06226189 A JP H06226189A
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JP
Japan
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wire
coating
winding
base material
wire bar
Prior art date
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Pending
Application number
JP1874893A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Iezuka
恒夫 家▲塚▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP1874893A priority Critical patent/JPH06226189A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、液体を液晶パネルのガラス、及び
シリコンウエハー等の硬質基板へコーティングする時
に、異物のない、均一なコーティング膜厚を、長期間コ
ーティングできるロールコーター用ワイヤーバーの端末
処理方法を提供する。 【構成】ワイヤーの巻き始め、巻き終わりの端末を、円
柱状母材へ、スポット溶接で溶着固定する、叉は接着剤
による固定、叉はロー付けによる固定とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄膜形成プロセスに於い
て、液晶パネルのガラス、及びシリコンウエハー等の硬
質基板の表面へ、薄膜コーティングするロールコーター
用ワイヤーバーの端末処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、液晶パネルのガラス等の硬質基
板の表面に、液体のコート液をミクロンオーダーの厚み
にコーティングするロールコーターに使用されているワ
イヤーバーの機能を図4、図5、及び図6を参照して、
以下に説明する。
【0003】図5に於いて、円柱状母材1aの外周に、
ワイヤー線2aを密着巻き処理されたものによって構成
されたワイヤーバー10は、図4に示すロールコーター
に於て、コーティング液5に浸たされ、表面を下にして
搬送ローラー6により搬送された硬質基板7が、ワイヤ
ーバー10と硬質基板押さえゴムローラー8間の、硬質
基板7の厚みより若干狭く設定されたギャップ9に進入
し、硬質基板7の表面へ、ワイヤーバー10の、図6に
示すワイヤー線密着巻きのピッチ間に生じた溝に保持さ
れたコーティング液12が、硬質基板の表面へ供給さ
れ、硬質基板の表面をコーティングしていた。
【0004】コーティングされた結果は、図5を参照し
て、以下に説明する。図5に於いて、円柱状母材1aに
ワイヤー線2aが、密着巻き処理された長さがコート幅
寸法11として、硬質基板7の表面にコートされる。
【0005】このロールコーター用ワイヤーバーの端末
処理方法を、図2に半田で固定したワイヤーバーの平面
図、及び図3にその断面図を示し説明する。すなわち、
コーティング膜厚形成に適した太さの、円柱状母材1a
の、ワイヤー線2a巻き初めの端部に、ワイヤー線2a
の入る幅の切り込み溝1dを作り、コーティング膜厚寸
法形成に適した太さのワイヤー線2aを挿入する。
【0006】その後、ワイヤー線の入っている切込み溝
1dの端部をカシメて、ワイヤー線2aを仮固定し、ワ
イヤー線2aを、硬質基板へコーティングするコート幅
寸法11に密着巻き処理をする。
【0007】同様に、ワイヤー線2a巻き終わりの端末
部に於いても、円柱状母材1aの端部に作られた切り込
み溝1eにワイヤー線2aを挿入した後、切込み溝1e
の端部をカシメてワイヤー線を仮固定する。
【0008】次に、円柱状母材の両端部に巻き付いてい
るワイヤー線数巻きの外周、及びワイヤー線の巻き付い
ていない円柱状母材の両端面1b,1cまでを、半田付
け4aで盛りつけ固定する。半田付けの盛り上がった部
分4bを、円柱状母材1aにワイヤー線2aを、密着巻
き処理した外径寸法1fと同じ径寸法に、切削加工をし
ていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし前述の従来技術
では、基板の表面にコートするコーティング液供給量
は、ワイヤーバーの全長に於いて、ワイヤー線が密着巻
き処理されている部分と、端末処理部分の半田が付いて
いる部分とに於いて、半田の付いている部分では、ワイ
ヤー線を密着処理した時に生じるピッチ間の溝がなく、
コーティング液の供給量が少なく、基板表面のコーティ
ング膜厚が薄くなり、コーティング面が不均一となる課
題を有する。
【0010】さらにコーティング作業終了時にワイヤー
バーを洗浄するが、ワイヤー線の密着巻き部分に入り込
んだコーテイング液を落とす作業の超音波洗浄に於い
て、ワイヤーバーの端末にある半田にポーラス状の腐食
が進行する。この腐食が進行中のワイヤーバーでコーテ
イングすると、コーティング液の供給量は、ポーラス状
に腐食が進行した半田部分では多くなり、基板の表面の
コーティング膜厚が厚くなり、コーティング面が不均一
となる課題を有する。
【0011】又このように、半田の腐食が進行中のワイ
ヤーバーでコーティングすると、半田が脱落し易くな
り、半田の一部がコーティング液の中に落下し、それが
コーティング液と共にワイヤーバーに供給され、硬質基
板の表面のコーティング膜に異物を付着させると言う課
題を有する。
【0012】さらに使い続けるとワイヤーバーの端末に
ある半田の腐食が進行し、半田の脱落が増加することに
よって、ワイヤー線の密着巻き処理が緩み、コーティン
グのむらが著しく大きくなるという課題を有する。
【0013】そこで本発明はこのような課題を解決する
もので、その目的とするところは異物のない、均一なコ
ーティング膜厚を、長期間コーティングできる、ロール
コーター用ワイヤーバーの端末処理方法を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決する手段として、ロールコーター用ワイヤーバーの端
末処理方法を次のようなものとした。
【0015】すなわち、本発明の方法では、コーティン
グ液を供給するワイヤーバーの、コート幅寸法の全範囲
がワイヤー線になっており、しかも超音波洗浄で腐食す
る事なく、かつワイヤー線が緩まない端末処理方法とし
て、ワイヤー線の巻き始めと巻き終わりの端末部分を、
スポット溶接による溶着固定、叉は接着剤による固定、
叉はロー付による固定とする事を特徴とする。
【0016】
【作用】本発明のコーティング液を供給するロールコー
ター用ワイヤーバーの端末処理方法によれば、円柱状母
材1aにワイヤー線2aを固定する端末処理方法に於い
て、半田付けによる固定が不要となり、基板の表面をコ
ーティングするコート幅寸法11の全てがワイヤーとな
り、異物のない、均一なコーティング膜厚を、長期間コ
ーティングできる。
【0017】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明の実施例を
説明する。なお、実施例はスポット溶接で溶着固定した
もであるが、スポット溶接で溶着固定したものに限ら
ず、接着剤による固定、叉はロー付による固定も、同様
の効果がある。
【0018】図1は、本発明のスポット溶接の溶着固定
の実施例で、コーティング膜厚寸法形成に適した太さの
ワイヤー線2aを、コーティング膜厚形成に適した太さ
の円柱状母材1aに、スポット溶接の端子3a、3bで
溶着固定している正面図である。 ワイヤー線2aを円
柱状母材1aに、密着状に数回巻き付け、ワイヤー線2
aを巻き付けた円周上数カ所を、スポット溶接端子3
a、3bで、円柱状母材1aにワイヤー線2aを溶着固
定する。そして基板の表面にコーティングするコート幅
寸法11に、ワイヤー線2aを密着巻き処理し、再び、
円柱状母材1aのワイヤー線2a巻き終わり端部のワイ
ヤー線2aを巻き付けた円周上数カ所を、スポット溶接
端子3a、3bで円柱状母材1aにワイヤー線を溶着固
定し、ワイヤー線の両端末2b,2eを切り離す。
【0019】その後、ワイヤー線2aの巻き付いた円柱
状母材1aのワイヤーバー10を旋盤にセットし、ワイ
ヤー線端部の、巻き始めの円柱状母材1aと共に、円柱
状母材の端面1bを挽きだす。この作業によって円柱状
母材の端面1bと、ワイヤー線2aの巻き始めの位置と
を同一面にする事ができる。ワイヤー線の巻き終わりの
端部についても同様に、ワイヤー線端部の円柱状母材1
aと共に、円柱状母材の端面1cを挽きだすことによっ
て、円柱状母材の端面1cと、ワイヤー線2aの巻き終
わり位置とを同一面にする事ができる。
【0020】かかる本実施例のスポット溶接による溶着
固定によれば、基板の表面にコーティング液を供給する
ワイヤーバー10のコート幅寸法11の全てが、ワイヤ
ー線2aとなっており、基板の表面は、均一なコーティ
ング膜厚となる。
【0021】更に、コーティング作業終了時に行う、ワ
イヤーバー10の超音波洗浄に於いても、ワイヤー線2
aのスポット溶接による溶着固定部からの腐食がなく、
コーティング液を汚染する事もなく、硬質基板の表面に
異物のない、均一なコーティング膜厚が得られる。
【0022】更に、ワイヤー線の円周上の数カ所2cを
スッポト溶接で溶着固定するので、ワイヤー線の密着巻
き処理は緩まず、長期間コーティング作業が出来る。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ワイ
ヤー線をスポット溶接で溶着固定するため、超音波洗浄
による固定部分の腐食がなくなり、クリーンなコーティ
ング液で、均一なコーティング膜を、長期間にわたり作
成し続けることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワイヤー線を、円柱状母材にスポット
溶接端子で溶着固定している正面図。
【図2】従来の半田で固定したワイヤーバーの端末の平
面図。
【図3】図2の断面図。
【図4】ワイヤーバーの使われているロールコーターの
断面図。
【図5】ワイヤーバーのワイヤー線の長さとコーティン
グ幅の説明図。
【図6】保持されたコーティング液の説明図。
【符号の説明】
1a 円柱状母材 2a ワイヤー線 2c スポット溶接跡 3a スポット溶接の端子 4a 半田 4b 半田の盛り上がり部分 5 コーティング液 6 搬送ローラー 7 硬質基板 8 ゴムローラー 9 ギャップ量 10 ワイヤーバー 11 コート幅寸法 12 保持されたコーティング液

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の表面に、液体のコート液を均一な膜
    厚にコートする為に、円柱状母材の外周に、ワイヤー線
    を密着巻き処理されたものによって構成されたワイヤー
    バーの、ワイヤー線の巻き始め、及び巻き終わりを、円
    柱状母材に、スポット溶接で溶着固定する事を特徴とす
    るロールコーター用ワイヤーバーの端末処理方法。
  2. 【請求項2】ワイヤー線の巻き始め、及び巻き終わりの
    端末処理方法に於いて、ワイヤー線を円柱状母材に、接
    着剤で固定する事を特徴とする請求項1記載のロールコ
    ーター用ワイヤーバーの端末処理方法。
  3. 【請求項3】ワイヤー線の巻き始め、及び巻き終わり
    を、円柱状母材にロー付けで固定する事を特徴とする請
    求項1記載のロールコーター用ワイヤーバーの端末処理
    方法。
JP1874893A 1993-02-05 1993-02-05 ロールコーター用ワイヤーバーの端末処理方法 Pending JPH06226189A (ja)

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JP1874893A Pending JPH06226189A (ja) 1993-02-05 1993-02-05 ロールコーター用ワイヤーバーの端末処理方法

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JP (1) JPH06226189A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7771792B2 (en) 2005-12-09 2010-08-10 Fujifilm Corporation Method and apparatus for alkaline saponification of polymer film

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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