JPH06226042A - 二酸化イオウ含有熱ガス流から二酸化イオウを除去しα型焼石膏を製造する方法 - Google Patents

二酸化イオウ含有熱ガス流から二酸化イオウを除去しα型焼石膏を製造する方法

Info

Publication number
JPH06226042A
JPH06226042A JP5291016A JP29101693A JPH06226042A JP H06226042 A JPH06226042 A JP H06226042A JP 5291016 A JP5291016 A JP 5291016A JP 29101693 A JP29101693 A JP 29101693A JP H06226042 A JPH06226042 A JP H06226042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sulfur dioxide
magnesium
sulfite
aqueous medium
scrubbing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5291016A
Other languages
English (en)
Inventor
John W College
ダブリュ カレッジ ジョン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dravo Lime Co
Original Assignee
Dravo Lime Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dravo Lime Co filed Critical Dravo Lime Co
Publication of JPH06226042A publication Critical patent/JPH06226042A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/34Chemical or biological purification of waste gases
    • B01D53/46Removing components of defined structure
    • B01D53/48Sulfur compounds
    • B01D53/50Sulfur oxides
    • B01D53/501Sulfur oxides by treating the gases with a solution or a suspension of an alkali or earth-alkali or ammonium compound
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01FCOMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
    • C01F11/00Compounds of calcium, strontium, or barium
    • C01F11/46Sulfates
    • C01F11/464Sulfates of Ca from gases containing sulfur oxides

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エネルギー効率よく二酸化イオウを除去しα
型焼石膏を連続的に製造する。 【構成】 二酸化イオウをカルシウムおよびマグネシウ
ムスクラビング成分に接触させ、えられた亜硫酸カルシ
ウムおよび亜硫酸マグネシウムを加圧酸化容器内部で加
熱加圧下に酸化性ガスと接触させることによりα型焼石
膏および硫酸マグネシウムをえ、沈殿したα型焼石膏を
溶解した硫酸マグネシウムから分離することを含んでな
る二酸化イオウ含有ガス流から二酸化イオウを除去しα
型焼石膏を製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱煙道ガス流から二酸化
イオウを除去するとともに副産物としてα型焼石膏を直
接製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】湿式スクラビングプロセスを利用して熱
煙道ガスから二酸化イオウを除去することが、動力施設
または他の石炭燃焼ユニットからの排煙ガス清浄化のた
めの主要手段となった。そのようなプロセスは、通常、
水性の水酸化カルシウムスラリーまたは石灰石スラリー
を使用する。そのスラリーは湿式スクラビングユニット
において下方向に送られて二酸化イオウと反応し、湿式
スクラビングユニットにおいて上方向に送られる熱ガス
から二酸化イオウを除去する。米国特許第3,919,
393号および同第3,919,394号明細書に開示
されているように、酸化マグネシウムまたは水酸化マグ
ネシウムのようなマグネシウム成分の含量を増した水酸
化カルシウム水性スラリーを用いることにより商業的に
特に好ましい結果がえられた。これらの明細書の内容
を、ここで引用する。
【0003】マグネシウム含量を増した水酸化カルシウ
ムスクラビングプロセスによる二酸化イオウ含有熱ガス
のスクラビングにおいて、亜硫酸カルシウムが形成され
る。亜硫酸カルシウムは、循環している水性スクラビン
グ媒体からのブリード流(bleed stream)
によりスクラビングシステムから除去しなくてはならな
い。このブリード流は少量の亜硫酸マグネシウムおよび
塩化マグネシウムも含む。ブリード流は、通常、濃集器
または分離器に送られ、そこでえられた濃集スラッジす
なわちアンダーフロー(underflow)はシステ
ムから分離除去され、一方、清澄化水性媒体すなわちオ
ーバーフロー(overflow)は、通常、湿式スク
ラビングユニット内の水性スクラビングスリラーに戻さ
れる。湿式スクラビングシステムから除去されたスラッ
ジは、主に、亜硫酸カルシウムおよび亜硫酸マグネシウ
ムを含み、ほかに種々の塩化物および他の不純物を含
む。亜硫酸カルシウムスラッジはその物理的特性故に脱
水が困難であり、沈殿ポンド(settling po
nd)または収集領域に沈積すると、凝固するのに大き
な領域と長い時間を必要とする。
【0004】生成され廃棄されるスラッジの量を減少さ
せるための1つの方法として、亜硫酸カルシウム含有ス
ラッジを酸化して亜硫酸カルシウムを硫酸カルシウムに
転化することが行なわれてきた。硫酸カルシウムはより
容易に脱水されるので、処理して埋め立て材料として使
用しなくてはならないスラッジの量が減少する。また、
硫酸カルシウムが石膏としてすなわち硫酸カルシウム2
水和物(CaSO−2HO)として形成されたばあ
い、石膏は、石膏壁板(gypsum wallboa
d)などの産業用および建築用プラスター(plast
er)のような種々の製品に使用しうることがある。し
かしながら、石膏の需要は、すべての二酸化イオウ水酸
化カルシウムスクラビングスラッジが石膏に転化したば
あいにえられるもの以外に種々の商業的プロセスにより
製造された石膏の全部を吸収するほど充分に高くない。
さらに、石膏中に存在するマグネシウムは、通常の使用
法における石膏の性能に悪影響を与えうる。
【0005】特に有用な状態の石膏であるα型焼石膏す
なわちα型硫酸カルシウム半水和物(αCaSO・1
/2HO)は、二酸化イオウ除去水性スラッジ中には
通常形成されず、通常の石膏すなわち硫酸カルシウム2
水和物よりも高い価値を提供する特別の用途を有する。
α型焼石膏の製造は、通常、天然の石膏または副産物の
石膏をオートクレーブ内で加圧下に100℃を超える高
温で加熱することにより行なわれる。たとえば米国特許
第5,015,449号および同第5,015,550
号明細書には、動力施設煙道ガス脱硫プロセスからえら
れる石膏からα型焼石膏を製造することが提案されてい
る。この製造法においては、湿った微粒子石膏が成形さ
れ、成形体はオートクレーブに入れられて加圧下に11
0〜180℃の範囲の温度で加熱される。
【0006】石膏(硫酸カルシウム2水和物)がα型焼
石膏に転化するとき、過剰の水を取り去るためのエネル
ギーが必要とされ、そのようなエネルギーの供給のため
にプロセスが費用のかかるものになる。
【0007】米国特許第4,069,300号明細書に
おいて、アニオン性、非イオン性または両性の界面活性
剤の少なくとも1つを含む懸濁液中の亜硫酸カルシウム
を酸化することによりα型焼石膏を製造するプロセスが
記載されている。このプロセスは、使用する亜硫酸カル
シウム懸濁液を、消石灰スラリーに二酸化イオウ含有廃
ガスを吸収させることによりえられるものとしうること
を教示している。このプロセスにおいて、90℃という
低い温度が用いられ、オートクレーブは使用されない。
このことはプロセスが加圧下に行なわれないことを意味
する。加圧下に行なわれないと結晶が粗くなると言われ
ている。懸濁液は、硫酸カルシウムのα型半水和物の種
結晶を、使用される界面活性剤の重量の約10〜150
倍の量で添加されていなくてはならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの目的
は、カルシウムスクラビング成分およびマグネシウムス
クラビング成分を含む水性スララビング媒体を用い、ス
クラビングユニット流出液からα型焼石膏を連続的に製
造することにより熱ガス流から二酸化イオウを除去する
方法を提供することにある。
【0009】本発明のもう1つの目的は、カルシウムス
クラビング成分およびマグネシウムスクラビング成分を
含む水性スクラビング媒体を用い、スクラビングユニッ
ト流出液から非常に高い転化率でα型焼石膏を連続的に
製造する一方でスクラビングユニット流出液から硫酸マ
グネシウムを除去することにより熱ガス流から二酸化イ
オウを除去する方法を提供することにある。
【0010】本発明のさらにもう1つの目的は、カルシ
ウムスクラビング成分およびマグネシウムスクラビング
成分を含む水性スクラビング媒体を用い、エネルギー効
率のよい方法でスクラビングユニット流出液からα型焼
石膏を連続的に製造することにより熱ガス流から二酸化
イオウを除去する方法を提供することにある。
【0011】本発明のさらなる目的は、カルシウムスク
ラビング成分およびマグネシウムスクラビング成分を含
む水性スクラビング媒体を用い、α型焼石膏を連続的に
製造する一方で亜硫酸カルシウム酸化による発熱エネル
ギーを利用してα型焼石膏を形成するための熱および圧
力の一部をうることにより熱ガス流から二酸化イオウオ
を除去する方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、二酸
化イオウ含有熱ガス流を、スクラビングユニットにおい
て、カルシウムスクラビング成分およびマグネシウムス
クラビング成分を含む水性スクラビング媒体と接触させ
て二酸化イオウを水性媒体中の亜硫酸カルシウムおよび
亜硫酸マグネシウムに転化すること、亜硫酸カルシウム
および亜硫酸マグネシウムを含む水性媒体の少なくとも
一部をスクラビングユニットから連続的に除去するこ
と、亜硫酸カルシウムおよび亜硫酸マグネシウムを含む
除去された水性媒体の少なくとも一部を加圧酸化容器に
連続的に送ること、亜硫酸カルシウムおよび亜硫酸マグ
ネシウムを含む水性媒体を加圧酸化容器内において高め
られた温度かつ加圧下に酸化性ガスと接触させることに
より亜硫酸カルシウムをα型焼石膏に転化し亜硫酸マグ
ネシウムを硫酸マグネシウムに転化し、α型焼石膏は水
性媒体から沈殿し硫酸マグネシウムは水性媒体に溶解す
ること、沈殿したα型焼石膏および溶解した硫酸マグネ
シウムを含む水性媒体を加圧酸化容器から連続的に除去
すること、およびα型焼石膏を水性媒体から分離するこ
とを含んでなる二酸化イオウ含有ガス流から二酸化イオ
ウを除去しα型焼石膏を製造する方法に関する。
【0013】
【作用および実施例】石炭燃焼動力施設からの煙道ガス
流のような二酸化イオウ含有ガス流を、水酸化カルシウ
ムおよび水酸化マグネシウムのようなカルシウム成分お
よびマグネシウム成分を含む水性スクラビング媒体と接
触させることにより、二酸化イオウが水性媒体中の亜硫
酸カルシウムおよび亜硫酸マグネシウムに転化して、二
酸化イオウ含有ガス流から二酸化イオウが除去される。
亜硫酸カルシウムおよび亜硫酸マグネシウムを含む水性
媒体の一部がスクラビングユニットから連続的に除去さ
れ、加圧酸化容器に送られる。加圧酸化容器において、
亜硫酸カルシウムおよび亜硫酸マグネシウム、好ましく
は重亜硫酸マグネシウムを含む水性媒体を、100〜1
45℃の範囲の高められた温度かつ加圧下に、空気また
は酸素のような酸化性ガスと接触させることにより、亜
硫酸カルシウムがα型焼石膏に直接転化し亜硫酸マグネ
シウムが硫酸マグネシウムに転化する。α型焼石膏は水
性媒体から沈殿し、一方、硫酸マグネシウムは水性媒体
に溶解する。沈殿したα型焼石膏および溶解した硫酸マ
グネシウムを含む水性媒体が加圧酸化容器から連続的に
除去され、α型焼石膏は濾過などにより水性媒体から分
離される。えられたα型焼石膏の特定の性質を向上させ
るために、水性媒体に結晶変性剤(crystalmo
difier)を添加することができる。
【0014】加圧酸化容器から除去された水性媒体中の
硫酸マグネシウムは水酸化マグネシウムに転化すること
ができ、マグネシウムスクラビング成分としてスクラビ
ングユニットに戻されるか別の場所で用いられる、ある
いは副産物として販売される。加圧酸化容器から放出さ
れた気体は、主にスチームであり、プロセスの熱源とし
て使用し、凝縮してスクラビングユニットに戻すか本発
明の方法の別の場所において用いることができる。
【0015】本発明の方法によれば、熱ガス流から二酸
化イオウガスを除去することができ、市場性のある生成
物としてのα型焼石膏が付随的に製造される。
【0016】本発明の方法において、二酸化イオウ含有
熱ガス流が湿式スクラビングユニット内において、カル
シウムスクラビング成分およびマグネシウムスクラビン
グ成分を含む水性媒体と接触される。カルシウムスクラ
ビング成分およびマグネシウムスクラビング成分を含む
水性媒体の好ましいものが前述の米国特許第3,91
9,393号および同第3,919,394号明細書に
記載されている。これらに記載された方法においては、
特定量のマグネシウム成分を水酸化カルシウムスラリー
に添加することにより二酸化イオウの除去が向上してい
る。250〜5000ppmのような特定量のマグネシ
ウムイオンを含む酸化カルシウム水性スラリーが、湿式
スクラビングユニットの水性スクラビング媒体として使
用されることが記載されている。
【0017】過剰の固形分の形成を防止するために、湿
式スクラビングユニットから水性スクラビング媒体の一
部が除去される。除去された水性スクラビング媒体の一
部は、保持タンクに送られる前に下降管のような湿式ス
クラビングユニットのある部分から取り出される。これ
により、水性スクラビング媒体が保持タンクに送られ湿
式スクラビングユニットに循環して戻ることによりえら
れる約6.5のpHではなく、約5.5のようなやや低
いpHの水性スクラビング媒体の一部がえられる。主に
亜硫酸カルシウム、亜硫酸マグネシウムおよび好ましく
は重亜硫酸マグネシウムを含む水性スクラビング媒体の
一部は濃集器に送られ、そこで、濃縮された水性媒体す
なわち濃集器アンダーフローが、清澄化された水性媒体
すなわち濃集器オーバーフローから分離される。溶解し
た成分を主に含んでいる濃集器オーバーフローは、湿式
スクラビングユニットに循環することができる。
【0018】亜硫酸カルシウおよび亜硫酸マグネシウム
を通常5〜35重量%、普通は約20〜25重量%の量
で含んでいる水性媒体である濃集器アンダーフローを、
加圧酸化容器に送り、高められた温度かつ加圧下に、空
気または酸素のような酸化性ガスと接触させることによ
り、α型焼石膏および硫酸マグネシウムが形成される。
【0019】酸化は100〜145℃(212〜293
゜F)の高められた温度で行なわれる。約100℃より
低い温度を用いると充分な酸化率がえられず、145℃
を超える温度を用いると、用いることは可能であるが、
エネルギーが浪費されプロセスが非効率的なものにな
る。
【0020】酸化中、加圧酸化容器内の圧力は20〜6
0lb/in、好ましくは30〜50lb/in
維持すべきである。圧力が約30lb/inより低い
と酸化の程度が低く酸化速度が許容できないほど遅く、
約50lb/inより高くしてもそれほどの利益はえ
られず、より特別の装置が必要となる。
【0021】亜硫酸カルシウムおよび亜硫酸マグネシウ
ムからα型焼石膏および硫酸マグネシウムへの酸化中に
おける加圧酸化容器内の水性媒体のpHは2.5〜5.
5、好ましくは3〜4に維持すべきである。約2.5よ
り低いpHは、必要以上に過剰の酸が要求され装置にお
いて腐食の問題を起こすので避けるべきであり、約5.
5を超えるpHは、酸化速度を遅くし転化を低下させ
る。
【0022】亜硫酸カルシウムのα型焼石膏への酸化中
に硫酸マグネシウムに転化する重亜硫酸マグネシウムお
よび亜硫酸マグネシウムのようなマグネシウムイオンが
存在することは、転化に有益な影響を与える。加圧酸化
容器に供給される一部の水性媒体のマグネシウムイオン
含量は約250〜8000ppm、好ましくは約500
〜5000ppmとすべきである。また、湿式スクラビ
ングユニットの下降管から除去される水性スクラビング
媒体中に重亜硫酸マグネシウムが存在することにより、
酸化中のpHを低くする酸性成分が提供される。重亜硫
酸マグネシウムは酸化されて硫酸マグネシウムになると
ともに硫酸を提供し、この硫酸は加圧酸化容器内の水性
媒体のpHを所望の酸性範囲に制御するのに役立つ。
【0023】本発明の利点は、亜硫酸カルシウムからα
型焼石膏への酸化が発熱反応であることである。すなわ
ち、一旦酸化反応が始まると、α型焼石膏を形成するた
めに必要な高められた温度が発熱反応により維持され
る。このことは、硫酸カルシウムからα型焼石膏を製造
するプロセスに対して際立った利点である。なぜなら、
硫酸カルシウムからα型焼石膏を製造するプロセスは、
発熱型でない転化を行なうための熱エネルギーを連続的
に供給する必要があるからである。さらに、本発明の方
法において密封された酸化容器内で供給される発熱は、
α型焼石膏への転化を維持するために必要な圧力の一部
も提供する。
【0024】製造されるα型焼石膏の結晶構造を向上さ
せるために、コハク酸もしくは硫酸カリウムまたはそれ
らの混合物のような結晶変性剤を加圧酸化容器内で水性
媒体に添加することができる。
【0025】実施例1 本発明の1つの態様を図面を参照して説明する。図1に
おいて、熱ガス流から二酸化イオウを除去し付随的にα
型焼石膏を製造するための脱硫装置を1で示す。動力施
設の石炭燃焼装置からの煙道ガス流のような二酸化イオ
ウ含有熱ガス流がライン5を通して湿式スクラビングユ
ニット3に導入される。熱ガス流は湿式スクラビングユ
ニット3において上方向に送られ、噴霧器7を通して導
入されたカルシウムスクラビング成分およびマグネシウ
ムスクラビング成分含有水性スクラビング媒体と接触さ
せられ、清浄化されたガスが湿式スクラビングユニット
3から出口9を通して大気中に廃棄される。水性スクラ
ビング媒体は二酸化イオウとの接触後に亜硫酸カルシウ
ムおよび亜硫酸マグネシウムを含み、通常、保持タンク
11に送られる。水性スクラビング媒体は、保持タンク
11からライン13を通って噴霧器7に戻るように循環
されて二酸化イオウ含有ガス流とさらに接触させられ、
一方、カルシウムスクラビング成分およびマグネシウム
スクラビング成分を含む新鮮な水性スクラビング成分を
供給源15からライン17を通して保持タンク11に添
加することができる。スクラビングシステムから固形分
を除去するために、亜硫酸カルシウムおよび亜硫酸マグ
ネシウム固形分が、好ましくは湿式スクラビングユニッ
ト3内の下降管からライン19を通して除去され濃集器
21に供給される。濃集器21は清澄化ユニットの機能
を有しており、濃縮固形分が底部に集まり、清澄化液が
上部に上がる。清澄化液すなわち濃集器オーバーフロー
はライン23を通して濃集器21から除去され、湿式ス
クラビングユニット3に戻して用いることができ、一
方、亜硫酸カルシウムおよび亜硫酸マグネシウムを含む
濃集化スラリーすなわち濃集器アンダーフローはライン
25を通して濃集器21から除去される。
【0026】亜硫酸カルシウムおよび亜硫酸マグネシウ
ムを含む水性媒体としての濃集器アンダーフローが、ラ
イン25を通して濃集器21から加圧酸化容器27に送
られ、そこを連続的に通過する。加圧酸化容器内におい
て、シャフト31および羽根33を有してなりモーター
35により駆動される多羽根攪拌機のような撹拌装置2
9の使用などにより水性媒体が撹拌される。
【0027】酸素が、供給源37からライン39を通し
て、亜硫酸カルシウムおよび亜硫酸マグネシウム含有水
性スクラビング媒体に導入される。高められた温度で加
圧下に酸素を、撹拌装置29により撹拌された水性スク
ラビング媒体と接触させることにより、水性スクラビン
グ媒体に含まれる亜硫酸カルシウムがα型焼石膏に転化
して沈殿し、一方、水性スクラビング媒体に含まれる亜
硫酸マグネシウムが硫酸マグネシウムに転化し、硫酸マ
グネシウムは水性スクラビング媒体に溶解し溶液を形成
する。加圧酸化容器27内の水性媒体を適当なpHに維
持するために必要な酸をライン41を通して供給するこ
とができる。水性スクラビング媒体中の成分の酸化によ
り発熱反応が生じるので、加圧酸化容器27内において
適当な温度および圧力を維持するために、主にスチーム
である気体を排出ライン43を通して放出することがで
き、要すればそのような気体の一部を、凝縮後にライン
45を通して加圧酸化容器27に戻すことができる。
【0028】酸化後、固形のα型焼石膏および溶解して
いる硫酸マグネシウムを含む水性媒体がライン47を通
して加圧酸化容器27から連続的に除去され、濾過器の
ような分離器49に送られる。そこで、溶解している硫
酸マグネシウムを含む水性媒体からα型焼石膏が分離さ
れる。ライン51を通して水を供給してα型焼石膏を洗
い、洗ったα型焼石膏をライン53を通して貯蔵ビン
(storage bin)55に排出することができ
る。溶解している硫酸マグネシウムを含む水性媒体が分
離器49からライン57を通して送られる。分離した硫
酸マグネシウム含有水性媒体を再生器59に送り、そこ
にライン61を通して水酸化カルシウムを添加して水酸
化マグネシウムを製造することができる。水酸化マグネ
シウムはスクラビングシステムに、たとえばスクラビン
グ成分の供給源15にライン63を通して戻すことがで
き、再生器59内で製造された石膏はライン65を通し
て排出される。
【0029】本発明の方法の1例として、マグネシウム
増加水酸化カルシウムスクラビングプロセスからの水性
媒体を約7.5重量%の固形分を含む稀釈状態でえた。
通常のそのような水性媒体は、主に亜硫酸カルシウムで
ある固形分を約20〜30%含む。水性媒体は約750
00mg/lの亜硫酸カルシウムおよび5000mg/
lの亜硫酸マグネシウムを含んでいた。一連のランにお
いて、水性媒体を加圧酸化容器に供給し、水性媒体を通
すように酸素を分散させ、水性媒体をつぎの表に示す温
度で加熱した。使用圧力および水性媒体のpH(硫酸の
添加により調節)を、酸素の流量と共に表に示すように
変化させた。加圧酸化容器内の水性媒体は100℃に加
熱し、反応の発熱を用いて表に示す温度を維持した。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】表1からわかるように、本発明は、α型
焼石膏を形成するとともに二酸化イオウ含有熱ガス流か
ら二酸化イオウを除去する方法であって、カルシウム成
分水性スクラビング媒体中にマグネシウム成分が存在す
ることによりα型焼石膏の形成が向上した方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱ガス流から二酸化イオウを除去しα
型焼石膏を形成する方法の1つの好ましい態様を示すフ
ローダイヤグラムである。
【符号の説明】
1 脱硫装置 3 湿式スクラビングユニット 7 噴霧器 11 保持タンク 15 供給源 21 濃集器 27 加圧酸化容器 29 撹拌装置 37 供給源 49 分離器 55 貯蔵ビン 59 再生器

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二酸化イオウ含有熱ガス流を、スクラビ
    ングユニットにおいて、カルシウムスクラビング成分お
    よびマグネシウムスクラビング成分を含む水性スクラビ
    ング媒体と接触させて二酸化イオウを水性媒体中の亜硫
    酸カルシウムおよび亜硫酸マグネシウムに転化するこ
    と、亜硫酸カルシウムおよび亜硫酸マグネシウムを含む
    水性媒体の少なくとも一部をスクラビングユニットから
    連続的に除去すること、亜硫酸カルシウムおよび亜硫酸
    マグネシウムを含む除去された水性媒体の少なくとも一
    部を加圧酸化容器に連続的に送ること、亜硫酸カルシウ
    ムおよび亜硫酸マグネシウムを含む水性媒体を加圧酸化
    容器内において高められた温度かつ加圧下に酸化性ガス
    と接触させることにより亜硫酸カルシウムをα型焼石膏
    に転化し亜硫酸マグネシウムを硫酸マグネシウムに転化
    し、α型焼石膏は水性媒体から沈殿し硫酸マグネシウム
    は水性媒体に溶解すること、沈殿したα型焼石膏および
    溶解した硫酸マグネシウムを含む水性媒体を加圧酸化容
    器から連続的に除去すること、およびα型焼石膏を水性
    媒体から分離することを含んでなる二酸化イオウ含有熱
    ガス流から二酸化イオウを除去しα型焼石膏を製造する
    方法。
  2. 【請求項2】 高められた温度が100〜145℃に維
    持される請求項1記載の二酸化イオウ含有熱ガス流から
    二酸化イオウを除去しα型焼石膏を製造する方法。
  3. 【請求項3】 亜硫酸カルシウムおよび亜硫酸マグネシ
    ウムを含む水性媒体の初期ポーションを加圧酸化容器内
    において100℃に加熱し、酸化により生じた反応熱を
    用いて高められた温度を維持し加圧酸化容器内の圧力の
    一部を提供する請求項1記載の二酸化イオウ含有熱ガス
    流から二酸化イオウを除去しα型焼石膏を製造する方
    法。
  4. 【請求項4】 加圧の圧力が20〜60lb/in
    維持される請求項1記載の二酸化イオウ含有熱ガス流か
    ら二酸化イオウを除去しα型焼石膏を製造する方法。
  5. 【請求項5】 加圧酸化容器内の水性スラリーのpHが
    2.5〜5.5に維持される請求項1記載の二酸化イオ
    ウ含有熱ガス流から二酸化イオウを除去しα型焼石膏を
    製造する方法。
  6. 【請求項6】 酸化性ガスが酸素である請求項1記載の
    二酸化イオウ含有熱ガス流から二酸化イオウを除去しα
    型焼石膏を製造する方法。
  7. 【請求項7】 酸化性ガスが空気である請求項1記載の
    二酸化イオウ含有熱ガス流から二酸化イオウを除去しα
    型焼石膏を製造する方法。
  8. 【請求項8】 加圧酸化容器に送られる水性媒体が亜硫
    酸カルシウムと亜硫酸マグネシウムを合計で5〜35重
    量%含む請求項1記載の二酸化イオウ含有熱ガス流から
    二酸化イオウを除去しα型焼石膏を製造する方法。
  9. 【請求項9】 二酸化イオウ含有熱ガス流を、スクラビ
    ングユニットにおいて、カルシウムスクラビング成分お
    よびマグネシウムスクラビング成分を含む水性スクラビ
    ング媒体と接触させて二酸化イオウを水性媒体中の亜硫
    酸カルシウムおよび亜硫酸マグネシウムに転化するこ
    と、亜硫酸カルシウムおよび亜硫酸マグネシウムを含む
    水性媒体の少なくとも一部をスクラビングユニットから
    連続的に除去すること、亜硫酸カルシウムおよび亜硫酸
    マグネシウムを含む除去された水性媒体の少なくとも一
    部を加圧酸化容器に連続的に送ること、亜硫酸カルシウ
    ムおよび亜硫酸マグネシウムを含む水性媒体を加圧酸化
    容器内において2.5〜5.5のpHに維持しつつ10
    0〜145℃の高められた温度かつ20〜60lb/i
    の加圧下に酸化性ガスと接触させることにより亜硫
    酸カルシウムをα型焼石膏に転化し亜硫酸マグネシウム
    を硫酸マグネシウムに転化し、α型焼石膏は水性媒体か
    ら沈殿し硫酸マグネシウムは水性媒体に溶解すること、
    沈殿したα型焼石膏および溶解した硫酸マグネシウムを
    含む水性媒体を加圧酸化容器から連続的に除去するこ
    と、およびα型焼石膏を水性媒体から分離することを含
    んでなる二酸化イオウ含有熱ガス流から二酸化イオウを
    除去しα型焼石膏を製造する方法。
  10. 【請求項10】 酸化性ガスが酸素である請求項9記載
    の二酸化イオウ含有熱ガス流から二酸化イオウを除去し
    α型焼石膏を製造する方法。
  11. 【請求項11】 酸化性ガスが空気である請求項9記載
    の二酸化イオウ含有熱ガス流から二酸化イオウを除去し
    α型焼石膏を製造する方法。
  12. 【請求項12】 亜硫酸カルシウムおよび亜硫酸マグネ
    シウムを含む水性媒体の初期ポーションを加圧酸化容器
    内において100℃に加熱し、酸化により生じる反応熱
    を用いて高められた温度を維持し加圧酸化容器内の圧力
    の一部を提供する請求項9記載の二酸化イオウ含有熱ガ
    ス流から二酸化イオウを除去しα型焼石膏を製造する方
    法。
JP5291016A 1992-12-31 1993-11-19 二酸化イオウ含有熱ガス流から二酸化イオウを除去しα型焼石膏を製造する方法 Pending JPH06226042A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US999,621 1992-12-31
US07/999,621 US5312609A (en) 1992-12-31 1992-12-31 Method of sulfur dioxide removal from gaseous streams with α-hemihydrate gypsum product formation

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06226042A true JPH06226042A (ja) 1994-08-16

Family

ID=25546539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5291016A Pending JPH06226042A (ja) 1992-12-31 1993-11-19 二酸化イオウ含有熱ガス流から二酸化イオウを除去しα型焼石膏を製造する方法

Country Status (11)

Country Link
US (1) US5312609A (ja)
EP (1) EP0604701B1 (ja)
JP (1) JPH06226042A (ja)
AT (1) ATE180181T1 (ja)
CA (1) CA2097996C (ja)
DE (1) DE69325008T2 (ja)
DK (1) DK0604701T3 (ja)
ES (1) ES2131541T3 (ja)
LV (1) LV12413B (ja)
PL (1) PL175063B1 (ja)
TR (1) TR27345A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019011223A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 宇部興産株式会社 石膏及びその製造方法、セメント組成物及びその製造方法、ならびに地盤改良材
JP2020023416A (ja) * 2018-08-08 2020-02-13 宇部興産株式会社 セメント組成物の製造方法、及びセメント組成物の製造システム
JP2020176057A (ja) * 2018-08-08 2020-10-29 宇部興産株式会社 セメント組成物の製造方法、及びセメント組成物の製造システム

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2147059C (en) * 1994-04-28 1999-08-10 John W. College Magnesium-enhanced sulfur dioxide scrubbing with gypsum formation
US5824273A (en) 1995-06-23 1998-10-20 Mitsubishi Jukogyo Kabushiki Kaisha Gas refining system
US5614158A (en) * 1995-10-20 1997-03-25 Dravo Lime Company Process for removing sulfur dioxide from gases and producing gypsum and purified magnesium hydroxide
FI102959B1 (fi) * 1996-09-23 1999-03-31 Kemira Agro Oy Menetelmä magnesiumsulfiitin tai magnesiumvetysulfiitin hapettamiseksi
US6068822A (en) * 1997-03-24 2000-05-30 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Desulforization method and desulfurization apparatus in geothermal power plant
US6197200B1 (en) 1999-05-11 2001-03-06 Eastroc Llc Method of purifying flue gas waste slurries for use in gypsum production
US6572832B2 (en) * 2001-03-27 2003-06-03 Carmeuse North America Services, Inc. Method of removing sulfur dioxide from a gaseous stream in a wet scrubbing unit
US6695018B2 (en) 2002-06-10 2004-02-24 The Babcock & Wilcox Company Collection scoop for flue gas desulfurization systems with bleed streams or ex situ forced oxidation
CN100382873C (zh) * 2003-06-06 2008-04-23 浙江大学 常压盐溶液法制取α-半水脱硫石膏工艺
US7273579B2 (en) * 2004-01-28 2007-09-25 United States Gypsum Company Process for production of gypsum/fiber board
US20070088112A1 (en) * 2005-10-05 2007-04-19 Hooks Henry E Fire retardant compositions
US8173090B2 (en) 2010-07-08 2012-05-08 Air Products And Chemicals, Inc. Sorbent use with oxyfuel sour compression
CN110090540B (zh) * 2019-04-19 2021-05-14 华南理工大学 一种硅酸钙板生产过程中的废气净化除臭工艺及装置

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3637347A (en) * 1969-07-31 1972-01-25 Combustion Eng Air pollution control system with chemical recovery
US3919393A (en) * 1973-03-08 1975-11-11 Dravo Corp Process for sulfur dioxide removal from combustion gases
US3919394A (en) * 1973-05-14 1975-11-11 Dravo Corp Process for the removal of oxides of sulfur from a gaseous stream
US4046856A (en) * 1974-03-15 1977-09-06 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Method for removing sulfur oxide from stack gas
JPS5140399A (en) * 1974-10-03 1976-04-05 Taki Chemical Aryusankarushiumuno shorihoho
GB1547422A (en) * 1975-03-31 1979-06-20 Japan Government Manufacture of gypsum
DE3331838A1 (de) * 1983-09-03 1985-03-21 Gottfried Bischoff Bau kompl. Gasreinigungs- und Wasserrückkühlanlagen GmbH & Co KG, 4300 Essen Verfahren zur umsetzung des rueckstandes aus rauchgas-entschwefelungsanlagen zu alphahalbhydrat-gipskristallen
JPS6090027A (ja) * 1983-10-25 1985-05-21 Kureha Chem Ind Co Ltd 排煙脱硫方法
DK189784D0 (da) * 1984-04-12 1984-04-12 Niro Atomizer As Fremgangsmaade og apparat til behandling af biprodukter fra roeggasafsvovlning
CA1258961A (en) * 1984-09-17 1989-09-05 Yoshihiko Kudo PROCESS FOR PRODUCING .alpha.-FORM GYPSUM HEMIHYDRATE
JPS61207620A (ja) * 1985-03-13 1986-09-16 Toray Ind Inc ポリエステル繊維
DE3522495A1 (de) * 1985-06-24 1987-01-02 Heinrich Quante Verfahren zur drucklosen herstellung von alphagips-halbhydrat und vorrichtung zur durchfuehrung des verfahrens
DE3765427D1 (de) * 1986-12-18 1990-11-08 Gebhard Georg Dr Rer Nat Verfahren zur in-situ-gewinnung von calciumsulfathalbhydrat und/oder calciumsulfat (anhydrit) aus dem waescher einer nassen rauchgasentschwefelungsanlage.
DE3844938C2 (de) * 1987-05-22 1996-09-19 Pro Mineral Ges Verfahren zur Erzeugung von Calciumsulfat-Alphahalbhydrat aus feinteiligem Calciumsulfat und dessen Verwendung
GB2205089B (en) * 1987-05-22 1991-03-13 Rhein Westfael Elect Werk Ag Process for production of calcium sulphate alpha-hemihydrate
ATE117972T1 (de) * 1988-11-18 1995-02-15 Usg Enterprises Inc Komposit-material und verfahren zur herstellung.
US4976936A (en) * 1989-08-18 1990-12-11 Dravo Lime Company Flue gas desulfurization with oxidation of calcium sulfite in FGD discharges
US5084255A (en) * 1991-03-26 1992-01-28 Dravco Lime Company Sulfur dioxide removal process with gypsum and magnesium hydroxide production

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019011223A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 宇部興産株式会社 石膏及びその製造方法、セメント組成物及びその製造方法、ならびに地盤改良材
JP2020023416A (ja) * 2018-08-08 2020-02-13 宇部興産株式会社 セメント組成物の製造方法、及びセメント組成物の製造システム
JP2020176057A (ja) * 2018-08-08 2020-10-29 宇部興産株式会社 セメント組成物の製造方法、及びセメント組成物の製造システム

Also Published As

Publication number Publication date
ES2131541T3 (es) 1999-08-01
DE69325008D1 (de) 1999-06-24
CA2097996C (en) 1998-11-10
EP0604701A1 (en) 1994-07-06
LV12413A (lv) 2000-01-20
TR27345A (tr) 1995-01-13
DK0604701T3 (da) 1999-06-23
ATE180181T1 (de) 1999-06-15
CA2097996A1 (en) 1994-07-01
US5312609A (en) 1994-05-17
PL300755A1 (en) 1994-07-11
LV12413B (en) 2000-06-20
EP0604701B1 (en) 1999-05-19
DE69325008T2 (de) 1999-09-16
PL175063B1 (pl) 1998-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06226042A (ja) 二酸化イオウ含有熱ガス流から二酸化イオウを除去しα型焼石膏を製造する方法
CA1258961A (en) PROCESS FOR PRODUCING .alpha.-FORM GYPSUM HEMIHYDRATE
CN100335154C (zh) 一种氧化镁烟气脱硫及产物浓浆法氧化回收工艺
JP7356251B2 (ja) ガス浄化処理および/または燃焼灰中和処理に係る装置および方法
US7419643B1 (en) Methods and apparatus for recovering gypsum and magnesium hydroxide products
US4247525A (en) Method of and apparatus for removing sulfur oxides from exhaust gases formed by combustion
CN102794100A (zh) 一种再生氨脱硫联产硫酸钙晶须工艺
TWI795750B (zh) 燃燒排氣淨化處理相關裝置及方法
CN111348853A (zh) 一种干法脱硫灰转化脱硫石膏的工艺方法
CN102284238A (zh) 一种双碱法烟气脱硫工艺
CN101543729B (zh) 一种适合烧结烟气脱硫废液资源化利用的方法
JPH0838851A (ja) セッコウの生成を伴なう二酸化イオウスクラビング方法
JPH11509586A (ja) 石灰と石灰スラッジからの不純物の分離法と、不純物、例えばケイ素を含有する緑液の2段階カセイ化法
US3965242A (en) Method for desulfurizing exhaust gas by alkali sulphite-gypsum process
US5324501A (en) Method for the preparation of low-chloride plaster products from calcium-containing residues of flue-gas purification plants
JPH10109013A (ja) 酸化マグネシウム再生硫酸回収型排煙脱硫装置
US6099816A (en) Process for desulfurizing a sulfur-dioxide containing gas
CN112875740B (zh) 一种半干法脱硫灰制备高纯石膏的系统及方法
CN213680977U (zh) 一种sds干法脱硫副产物生产石膏晶须装置
CA2336436C (en) Process for producing gypsum from a calcium sulfite gas desulfurization slurry
JPH038411A (ja) 湿式脱硫装置の排水処理法
CN101347707A (zh) 一种白泥再生的双碱法烟气脱硫工艺
JPS6121718B2 (ja)
JPH06199561A (ja) 湿式石灰石こう脱硫装置より副生するスラリからの固体成型物の製造法
DK174369B1 (da) Fremgangsmåde til afsvovling af røggas