JPH0622603B2 - 液体分離装置 - Google Patents

液体分離装置

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JPH0622603B2
JPH0622603B2 JP1228222A JP22822289A JPH0622603B2 JP H0622603 B2 JPH0622603 B2 JP H0622603B2 JP 1228222 A JP1228222 A JP 1228222A JP 22822289 A JP22822289 A JP 22822289A JP H0622603 B2 JPH0622603 B2 JP H0622603B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、液体分離装置に関し、特に血液バッグ等の柔
軟性を有する容器から、血漿、赤血球等を分離する液体
分離装置に関する。
[従来の技術] 従来、輸血に際し全血輸血の弊害が問題視されているこ
とから、現在、血液の各成分のうち患者にとって必要な
成分のみを輸血することにより、患者の身体的負担や免
疫などによる副作用を出来るだけ少なくする目的で、血
液の成分輸血が一般的に行なわれている。従って、成分
製剤を作る必要があり、成分製剤を作るには、血液バッ
グ中の血液を遠心分離機で各成分に分画し、それぞれの
成分毎に分離バッグに分離しておく必要がある。
この血液バッグ中の血液をそれぞれの成分毎に分離する
装置として、特開昭63-119776号公報に記載のものがあ
る。
即ち、従来技術の液体分離装置は、チューブにて連結し
た親バッグ、及び複数の子バッグのそれぞれを保持する
複数の容器保持部と、各バッグに連通するチューブをク
ランプする複数のチューブクランパと、容器保持部に保
持されている親バッグを加圧し、該親バッグ内の液体を
一部押し出して分離する容器加圧部と、各子バッグのた
めの容器保持部に設けたばね秤等の重量測定部と、チュ
ーブクランパ及び容器加圧部を制御し、親バッグから分
離される液体をクランプ解除されたチューブを介して連
通状態にある子バッグに移送可能とする制御部とを有し
て構成されている。そして、制御部は、親バッグから子
バッグに移送される液量の設定液量に達した時、対応す
るチューブクランパにより該子バッグに連通するチュー
ブをクランプし、分離操作を終了する。
ところで、液体分離装置が前述の如く各子バッグのため
の容器保持部に設けている重量測定部は下記〜の如
く機能する。
親バッグや他の子バッグから移送されてくる血液や保
存液の液量の測定 親バッグや他の子バッグへ移送した血液や保存液の液
量の測定 各容器加圧部にセットしたバッグが予め使用バッグ品
種選択ボタン等にて選択されたものに一致しているか否
かを判定するためのバッグ重量の測定 [発明が解決しようとする課題] 然しながら、従来技術の液体分離装置にあっては、各子
バッグのための容器保持部毎に、個別の重量測定部を有
するためのものであるため、下記、の問題点があ
る。
各容器保持部毎に一定規模の重量測定部を有するもの
であるため、装置が複雑かつ大型化せざるを得ない。
各重量測定部の測定精度を互いに均等化することは困
難であり、各容器保持部における重量測定結果にそれら
重量測定部毎のばらつきを生ずる。
本発明は、チューブにて連結した複数の容器を用いて液
体分離作業を行ない、各容器の重量変化を測定するに際
し、装置を単純かつ小型化し、かつ各容器保持部におけ
る重量測定結果のばらつきを防止することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明は、チューブにて連結した複数
の容器のそれぞれを保持する複数の容器保持部と、各容
器に連通するチューブをクランプする複数のチューブク
ランパと、少なくとも1つの容器保持部に対応して設け
られ、該容器保持部に保持されている柔軟性のある容器
を加圧し、該容器内の液体を一部押し出して分離する容
器加圧部と、チューブクランパ及び容器加圧部を制御
し、クランプ解除されたチューブを介して互いに連通せ
しめられる容器間で液体を移送可能とする制御部とを有
して構成される液体分離装置において、2以上の容器保
持部にて共有される重量測定部を更に有し、それら容器
保持部のそれぞれに保持されている各容器の重量変化量
を選択的に測定できるように構成したものである。
請求項2に記載の本発明は、前記制御部が、前記重量測
定部の測定結果を得るとともに、今回クランプ解除され
たチューブに連通している容器を保持している容器保持
部を認識し、この容器保持部が保持している上記容器の
重量変化量を、上記重量測定部の測定結果から演算し出
力できるようにしたものである。
請求項3に記載の本発明は、前記各容器に収容すべき液
量を設定するための液量設定部と、この設定液量を記憶
し、この記憶データを書換え読出しできるとともに主電
源を切った状態においても記憶データが消えることのな
い記憶部とを更に備え、前記制御部は、上記記憶部が記
憶している設定液量のデータと、前記重量測定部の測定
結果とに基づき、対応する容器内の液量が設定液量に達
したことを認識し、対応するチューブクランパにより該
容器に連通するチューブをクランプするようにしたもの
である。
[作用] 請求項1に記載の本発明によれば、下記、の作用効
果がある。
複数の容器保持部で1つの重量測定部を共有するもの
であるため、各容器の重量変化量を測定するに際し、装
置を単純かつ小型化できる。
各容器保持部の重量測定結果は、同一の重量測定部に
て測定された結果であり、重量測定部の相違によるばら
つきを生じない。
請求項2に記載の本発明によれば、下記の作用効果が
ある。
制御部は、今回重量変化すべき容器をチューブのクラ
ンプ解除状態から認識し、重量測定部の支配下にある複
数の容器保持部のうちでも今回分離作業に参加している
容器保持部が保持している容器の重量変化量を選択的に
測定できる。
請求項3に記載の本発明によれば、下記の作用効果が
ある。
各容器に収容すべき設定液量は、記憶部の記憶データ
を書換えることにより構成でき、容易に設定換えし、液
体の各成分を各容器に精度良く分離できる。この時、記
憶部が記憶している設定液量は、停電等により主電源が
切られる場合にも消去されず、書換えられない限り反復
して同一の設定液量を維持する。
[実施例] 第1図は液体分離装置の一例を示す斜視図、第2図は液
体分離装置の制御系統を示すブロック図、第3図は第1
図の要部を示す断面図、第4図は第3図のIV−IV線に沿
う断面図、第5図は容器加圧状態を示す断面図、第6図
は第1図の要部を示す断面図、第7図は第6図のVII−V
II線に沿う断面図、第8図は白血球除去用4連バッグ
(保存液有)を用いた分離操作を示す流れ図、第9図は
白血球除去用4連バッグ(保存液無)を用いた分離操作
を示す流れ図である。
液体分離装置20は、主に血液の成分分離に使用される
もので、その対象の血液バッグ2は、200ml及び400mlの
ものであり、それぞれ、ダブルバッグ、トリプルバッグ
及び白血球除去用4連バッグ(Additive Solution有又
は無)が使用可能なものである。尚、本実施例では400m
l用の白血球除去用4連バッグを使用する。
前記自動液体分離装置20は、液体取出管11が設けら
れた親バッグ2aを保持する主容器保持部21と、該主
容器保持部21に保持された親バッグ2aを加圧して親
バッグ2a内の上方の層の血液成分を押し出す容器加圧
部22と、該容器加圧部22により前記親バッグ2aの
液体取出管11から各チューブを介して押し出された上
方の層の血液成分が収容される第1、第2及び第3子バ
ッグ2b、2c及び2dを保持する第1〜第3の各副容
器保持部23a〜23Cと、各チューブを開閉する開閉
部24と、血液バッグ2の血液の界面を検出する界面検
出部25と、各子バッグ2b、2c、2dに収容される
血液成分の重量を測定する重量測定部101、102
と、該界面検出部25によって検出された検出信号、各
重量測定部101、102によって測定された測定信
号、及び予め入力されているプログラムに基づき前記容
器加圧部22及び開閉部24を操作する操作信号を演算
出力する演算制御部26とを主要な構成要素としてい
る。
前記主容器保持部21は、操作ボックス27の前面27
aに位置しており、第3図の矢印のように開閉可能であ
り、開いた状態で親バッグ2aをフック7、7に吊し、
主容器保持部21を閉じた状態が第3図に示された状態
となる。
前記容器加圧部22は、操作ボックス27に支持されて
いる回転軸8に固定された加圧板10を押圧機構により
容器保持部21の側へ押圧し、加圧板10と容器保持部
21の間に親バッグ2aを挟圧する(第5図参照)。押
出機構は第3図のように構成され、111はモータ、1
12は送りねじ軸、113は移動子、114はマンドレ
ル、115はばねである。送りねじ軸112はモータ1
11にて駆動され、移動子113は送りねじ軸112に
螺合して該送りねじ軸112の軸方向に移動し、マンド
レル114は加圧板10にピン結合するとともに移動子
113に遊嵌し、ばね115はマンドレル114の周囲
に装着されて移動子113により圧縮せしめられる。従
って、演算制御部26が加圧回路30をしてモータ1
11を正転せしめると、送りねじ軸112が回転し、移
動子113が送りねじ軸112の軸方向に移動する。
移動子113は同時にばね115を圧縮して前進端にて
停止する。これにより圧縮されたばね115が徐々に
加圧板10を押動し、この加圧板10を上述の如く回動
せしめる。
前記液体分離装置20は、操作ボックス27の上面27
bに開閉するように取付けられたフタ32を有してい
る。このフタ32は上面27bに対して垂直方向に固定
できるようになっており、このフタ32には、子バッグ
を2個吊すことができるようにフック33a、33bが
設けられ、更に、操作ボックス27の側部には、子バッ
グを1個収納できる部屋35が設けてなる。
前記開閉部24は、操作ボックス27の傾斜面27cに
設けられた第1チューブクランパ36、上面26bにそ
れぞれ設けられた第2、第3及び第4チューブクランパ
37、38及び39からなり、これらの各チューブクラ
ンパ36、37、38及び39はそれぞれソレノイド3
6a、37a、38a及び39aにより開閉する。
この各ソレノイド36a、37a、38a及び39aは
駆動回路36b、37b、38b、及び39b並びに入
出力ポート31を介して演算制御部26に電気的にそれ
ぞれ接続されている。
前記界面検出部25は、遠心分離された後の血液バッグ
2の血漿層Cと軟膜層Dとの界面、及び/又は軟膜層D
と赤血球Eとの界面を検出するもので、一般的にはフォ
トセンサが使用され、それぞれの層の光吸収率の差によ
って界面を検出するものである。尚、この界面検出部2
5の取付位置は上下に若干補正することができるように
なっている。この界面検出部25は入出力ポート31を
介して演算制御部26に電気的に接続されている。
前記界面検出部25は、具体的には例えば、第5図、第
8図の如く構成される。即ち、第5図、第8図におい
て、121は加圧板10に配設された発光装置、122
は操作ボックス27の側面27aに配設された受光装置
である。発光装置121は主容器保持部21にセットさ
れた血液バッグ2の上下方向に沿って延設される第1〜
第15の15個の赤外発光ダイオードからなり、受光装置
122は発光装置121の全発光ダイオードに対向配置
される2枚の並列接続された板状の発光ダイオードから
なる。
この時、液体分離装置20は、主容器保持部21にセッ
トされた血液バッグ2に対する界面設定位置(分離終了
時にあるべき界面の位置)を、今回分離終了時に血液バ
ッグ2にあるべき血漿残留量に応じて(従って、今回使
用の血液バッグ2の容量、或いは前工程の遠心分離条件
に応じて)設定するための界面設定部50を備えてい
る。又、液体分離装置20は、この界面設定部50にて
設定された界面設定位置を後述する記憶部40の不揮発
性のEEPROM40cに記憶させる。不揮発性のEE
PROM40cは、上述の記憶データを書換え呼出しで
きるとともに、主電源を切った状態においても記憶デー
タを消去せしめることがない。
然して、界面検出部25が上記界面設定部50にて設定
された界面位置を検出する方式は、例えば以下の如くに
よることができる。演算制御部26が、界面検出部2
5の検出作業位置を、今回の親バッグ2aについて、界
面設定部50が不揮発性のEEPROM40cに記憶さ
せた界面設定位置に対応せしめ、該検出作業位置に位置
する主光ダイオード(例えば第8発光ダイオード)、並
びに該検出作業位置の上下両側に位置する上発光ダイオ
ード(例えば第6発光ダイオード)と下発光ダイオード
(例えば第10発光ダイオード)の各素子を順次繰り返
し発光せしめる。
同時に、演算制御部26は受光装置122を構成する
受光ダイオードの受光量をA/D変換後転送され、第6
発光ダイオードと第10発光ダイオードの受光量S6、
S10の受光量の差(S6−S10)を演算し、第8発光ダ
イオードの受光量S8≒(S6−S10)/2となった時
に血液バッグ2の界面が界面設定位置に達したことを認
識する。
前記重量測定部101、102は重量計測回路35及び
入出力ポート31を介して、前記演算制御部26に電気
的に接続され、具体的には以下の如く構成される。
第1副容器保持部23Aに設けられる。第1子バッグ2
bのための重量測定部101は、第3図に示す如く、該
子バッグ2bが載架されるバッグ受皿104を重量セン
サ105の上に支持することにて構成される。
第2、第3副容器保持部23B、23Cに設けられる、
子バッグ2c、2dのためのの重量測定部102は、第
6図、第7図に示す如く、それら子バッグ2c、2dが
吊されるフック33a、33bを単一の重量センサ10
6に支持することにて構成される。即ち、2つの容器保
持部23B、23Cは単一の重量測定部102を共有
し、各容器保持部23B、23Cのそれぞれに保持され
ている子バッグ2c、2dの重量変化量を選択的に測定
できる。
尚、重量センサ105、106は、操作ボックス27と
フタ32のそれぞれに固定のセンサ保持ブラケット10
5A、106Aに支持され、上面の2位置、下面の2位
置のそれぞれに張付けられてホイートストンブリッジ回
路を形成する歪ゲージを備えて構成される。
この時、液体分離装置20は、第1〜第3の各副容器保
持部23A〜23Cにセットされた各子バッグ2b〜2
dに収容すべき液量を、今回使用の子バッグ2b〜2d
の容量に応じて設定するための液量設定部60を備えて
いる。又、液体分離装置20は、この液量設定部60に
て設定された設定液量を後述する不揮発性のEEPRO
M40cに記憶させる。記憶部40は、上述の記憶デー
タを書換え読出しできるとともに、主電源を切った状態
においても記憶データを消去せしめることがない。
従って、前記各重量測定部101、102は上記液量設
定部60にて設定された液量を以下の如く測定する。即
ち、演算制御部26は、不揮発性のEEPRROM40
cが記憶している液量設定部60の記憶データと、各重
量測定部101、102の測定結果とを得て各重量測定
部101、102の測定結果がそれらの設定液量に達し
たことを認識できる。
この時、演算制御部26は、第2、第3副容器保持部2
3B、23Cにて共有されている重量測定部102の出
力変化量が、容器保持部23B、23Cのいずれに保持
されている子バッグ2c、2dの重量変化量に対応する
ものであるかを以下の如くにより選択的に認識する。即
ち、制御部26は、重量測定部102の測定結果を得る
とともに、今回開閉部24のチューブクランパ38、3
9にてクランプ解除されたチューブ15a、15bに連
通している子バッグ2c、2dを認識し、該重量測定部
102の測定結果が上記クランプ解除されたチューブ1
5a、15bに連通している子バッグ2c、2dの重量
変化量に対応するものであることを認識し、当該子バッ
グ2c又は2dの重量変化量を演算し出力できる。
前記演算制御部26は、入出力ポート31から入力され
る各信号と、必要に応じて記憶部40(ROM40a、
RAM40b、EEPROM40cを含む)から読み出
した情報とに基づき演算して操作信号を各回路を介して
各機器に出力するためのものである。そして、記憶部4
0のROM40aには、予め本発明の操作方法が記憶さ
れているプログラムが装着されており、演算制御部26
に電気的に接続されている。尚、このプログラムは、例
えば、400mlの場合、200mlの場合、その他種々の操作方
法の各場合についてあり、このプログラムを選択スイッ
チにより選択することにより、操作方法を種々に変える
ことができる。尚、ROM40aに装着されるプログラ
ムは各操作方法毎に作られたプログラムカセットを、操
作方法毎に交換する方式でも良い。
尚、ROM(40a)は、「リード・オンリー・メモ
リ」であり、液体分離操作を自動的に行なうためのプロ
グラムが入っており、電源を切っても、その内容は失わ
れることがない。又、その内容を書き替えることはでき
ない。
又、RAM(40b)は、「プロダム・アクセス・メモ
リ」であり、液体分離操作の途中で現在の分離操作が何
ステップ目に有るかを記憶したり、液量の測定結果を記
憶したり、界面検出部の測定結果を記憶したり、演算制
御部で行なっている演算の途中結果を記憶するためのメ
モリであり、電源を切ると、その内容は全て失われる。
又、EEPROM(40c)は、「エレクトリカル・イ
レーサブル・プログラマブル・リード・オンリー・メモ
リ」であり、リード・オンリー・メモリとは言っても書
き込み用の高電圧を印加することで内容を書き替えるこ
とが可能である。又、記憶した内容は電源を切っても消
えない。このEEPROMには血液バッグのタイプ毎
の、界面検出設定値、液量設定値が全て記憶されてお
り、設定変更モードに切り換えた時のみ、設定内容を書
き替えることができる。
即ち、演算制御部26は、界面検出部25によって検出
された検出結果、重量測定部101、102によって測
定された測定結果、及びプログラムに基づき前記容器加
圧部22及び開閉部24を操作して、液体分離を自動的
に行なう。
この時、演算制御部26は、不揮発性のEEPROM4
0Cが記憶している界面設定位置及び設定液量のデータ
と、界面検出部25の検出結果と、各重量測定部10
1、102の測定結果とに基づき、界面検出部25の検
出界面が界面設定位置に達し、及び/又は各重量測定部
101、102の測定結果が走定液量に達したことを認
識して開閉部24を閉止させ、分離動作を終了せしめ
る。
又、この演算制御部26には、入出力ポート31を介し
て、電源スイッチ41、第1スタートスイッチ42、第
2スタートスイッチ43及び停止スイッチ44等のスイ
ッチ類並びに液晶ディスプレイ45が電気的に接続され
ている。これらスイッチ類及び液晶ディスプレイ45は
操作ボックス27の傾斜部27cにあるパネル部に取付
けられている。この液晶ディスプレイ45は操作ボック
ス27の操作パネル上に設けられている。そして、この
液晶ディスプレイ45には使用プログラムの名称が表示
される。従って、このプログラムが正しいものであるか
どうか確認できる。又、エラーメッセージ、例えば界面
レベル、重量計に異常がある場合(子バッグが所定個所
にセットされていない)等はその旨が液晶ディスプレイ
45に表示されるようになっている。
次に、上記構成になる自動液体分離装置20の操作につ
いて、説明する。
第8図は液体分離装置に第1遠心分離した白血球除去用
4連バッグ(保存液有)を使用した場合の操作を示す流
れ図である。
先ず、自動液体分離装置20の電気スイッチ41をオン
して、初期設定を行なう(ステップ)。供血者から40
0ml採血した血液バッグ(白血球除去用4連バッグ)2
を第1遠心分離したもの、例えば、3000〜4000Gで5分
間行なったものを用意する。遠心分離された血液バッグ
2を第1図に示すように自動液体分離装置20にセット
する。血液バッグ2のうち400mlの全血が入った親バッ
グ2aを主容器保持部21のフツク7、7に吊す。又、
第1子バッグ2bを第1副容器保持部23Aの部屋35
に収納するとともに重量測定部101のバッグ受皿10
4に載架する。
更に、第2、第3の各子バッグ2c、2dを重量測定部
102のフック33a,33bにそれぞれ吊す。更に血
液バッグ2のチューブ12を第1チューブクランパ36
に、チューブ14を第2チューブクランプ37に、チュ
ーブ15a及び15bを第3及び第4チューブクランパ
38及び39にそれぞれセットする。
血液バッグ2を自動の液体分離装置20にセツトした
後、この血液バッグ2、即ち、白血球除去用4連バッグ
用のプログラムを選択して、このプログラムを選択して
自動液体分離装置1の記憶部40から読み出す(ステッ
プ)。
次に読み出されたプログラムの名称が、液晶ディスプレ
イ45上に表示されるので、この表示を見て血液バッグ
2の種類とセットしたプログラムとが一致するか否か判
別する(ステップ)。ステップの答が否定であれ
ば、停止スイッチ44をオンして全面解除して、ステッ
プに戻り、正しいプログラムを選択して記憶部40か
ら読み出す。ステップの答が肯定であれば、ステップ
に進み、第1スタートスイッチ42をオンしてステッ
プに進む。
ステップにて界面検出部25の検出結果を得て分離界
面レベルが所定位置になっているか、即ち、親バッグ2
aが所定位置にセットされているか否かを判定する。
この際、液晶ディスプレイ45上に表示されるから、こ
れを見て判定することになり、ステップが否定であれ
ばステップに戻り、停止スイッチ44をオンして全面
解除し、親バッグ2aの位置を所定位置にセットして、
再び第1スタートスイッチ42をオンする。ステップ
の答が肯定であれば、ステップに進み、ステップ
で、重量測定部101が所定の重量を示しているか、即
ち、所定品種の第1子バッグ2bが所定位置にセットさ
れているか否かを判定する。又、重量測定部102が所
定の重量を示しているか、即ち、所定品種の第2子バッ
グ2c、第3子バッグ2dが所定位置にセットされてい
る否かを判定する。
これは液晶ディスプレイ45上に表示されるから、これ
を見て判定しステップの答が否定であれば、再びステ
ップに戻り、停止スイッチ44をオンして全面解除し
て、第1子バッグ2bを所定位置にセットして、再び、
第1スタートスイッチ42をオンする。ステップの答
が肯定であればステップに進み、第1、第2、第3、
第4チューブクランパ36、37、38、39が全て閉
となる。親バッグ2aの液体取出管11内に内蔵された
破断して分離可能な栓体を折り、親バッグ2aとチュー
ブ12を連通すると同時に、第3子バッグ2dの液体取
出管18内に内蔵された破断して分離可能な栓体を折
り、第3子バッグ2dとチューブ15bを連通する。
次にステップに進み、第1スタートスイッチ42をオ
ンしてステップに進み、第1及び第3チューブクラン
パ36及び38が開、第2及び第4チューブクランパ3
7及び39が閉となる。
次にステップに進み、容器加圧部22の加圧板10を
回動せしめて、親バッグ2aの加圧を開始する。親バッ
グ2aの血漿層Cは第2子バッグ2cに移り始める。
次にステップに進んで、血漿層Cと軟膜層Dとの界面
が界面検出部25にて設定位置に達したか否かを判定す
る。ステップの答が否定であれば、ステップに戻
り、加圧板10の加圧を続行して血漿層Cを第2子バッ
グ2cに送る。
ステップの答が肯定であればステップに進み、第1
及び第2チューブクランパ36及び37が開、第3及び
第4チューブクランパ38及び39が閉となり、第1子
バッグ2bに血漿層Cの一部、軟膜層D及び赤血球層E
の一部を移す。次にステップに進み、重量測定部10
1の測定結果を得て、第1子バッグ2b内に入った血液
重量が30gになったか否かを判定する。ステップの答
が否定であれば、前に進まず、重量が30gになるまで待
つ。ステップの答が肯定であれば、ステップに進ん
で、加圧板10の加圧を停止してステップに進む。
ステップにて、第2及び第3チューブクランパ37及
び38が開、第1及び第4チューブクランパ36及び3
9が閉となる。従って、第2子バッグ2cに入っている
血漿層Cが第1子バッグ2bに自然流下で移る。ステッ
プに進み、重量測定部101の測定結果を得て、第1
子バッグ2b内に入った血漿重量が30g+40g=70gにな
ったか否かを判定する。ステップの答が否定であれ
ば、前に進まず、重量70gになるまで待つ。
ステップの答が肯定であればステップに進んで、ス
テップにて、第1及び第4チューブクランパ36及び
39が開、第2及び第3チューブクランパ37及び38
が閉となる。従って、第3子バッグ2d内の赤血球の保
存液(Additive Solution)が親バッグ2aに自然流下
で移る。ステップに進み、重量測定部101の測定結
果を得て、親バッグ2aの入った赤血球保存液(Additi
ve Solution)の重量が90gになったか否かを判定する。
ステップの答えが否定であれば、前に進まず、重量90
gになるまで待つ。
ステップの答えが肯定であればステップに進んで停
止スイッチがオンされ、エンドとなり、第1遠心分離さ
れた血液成分分離操作が終了する。この後、チューブシ
ーラー等でチューブ12に及び15aをシールした後、
血液バッグ2から親バッグ2a、第2子バッグ2cを切
断する。切断された親バッグ2a及び第2子バッグ2c
は所定場所に保管される。
第9図は液体分離装置に第1遠心分離した白血球除去用
4連バッグ(保存液無)を使用した場合の操作を示す流
れ図である。
この第9図において、ステップからステップまで
は、第8図にて前述した保存液有の4連バッグにおける
と全く同じである。
そして、ステップにては、第1及び第3チューブクラ
ンパ36及び38が開、第2及び第4チューブクランパ
37及び39が閉となり、第2子バッグ2cの血漿が親
バッグ2aへ移行する。そして、ステップにおいて、
第2子バッグ2cの内容量が160gまで減少すると、重量
測定部102がこれを測定し、第1及び第3チューブク
ランパ36及び38が閉じる。その後、ステップに進
んで停止スイッチ44がオンされ、ENDとなり、第1
遠心分離された血液成分分離操作が終了する。この後、
チューブシーラー等でチューブ12及び15aをシール
した後、血液バッグ2から親バッグ2a、第2子バッグ
2cを切断する。切断された親バッグ2a及び第2子バ
ッグ2cは所定場所に保管される。
次に、上記実施例の作用について説明する。
複数の容器保持部23B、23Cで1つの重量測定部
102を共有するものであるため、各子バッグ2c、2
dの重量変化量を測定するに際し、装置を単純かつ小型
化できる。
各容器保持部23B、23Cの重量測定結果は、同一
の重量測定部102にて測定された結果であり、重量測
定部の相違によるばらつきを生じない。
制御部26は、今回重量変化すべき子バッグ2c、2
dをチューブ15a、15bのクランプ解除状態から認
識し、重量測定部102の支配下にある複数の容器保持
部23B、23Cのうちで今回分離作業に参加している
容器保持部23B(又は23C)が保持している子バッ
グ2c(又は2d)の重量変化量を選択的に測定でき
る。
各子バッグ2b〜2dに収容すべき設定液量は、記憶
部40の記憶データを書換えることにより調整でき、容
易に設定換えし、液体の各成分を各子バッグ2b〜2d
に精度良く分離できる。この時、記憶部40が記憶して
いる設定液量は、停電等により主電源が切られる場合に
も消去されず、書換えられない限り反復して同一の設定
液量を維持する。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、チューブにて連結した複
数の容器を用いて液体分離作業を行ない、各容器の重量
変化を測定するに際し、装置を単純かつ小型化し、かつ
各容器保持部における重量測定結果のばらつきを防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は液体分離装置の一例を示す斜視図、第2図は液
体分離装置の制御系統を示すブロック図、第3図は第1
図の要部を示す断面図、第4図は第3図のIV−IV線に沿
う断面図、第5図は容器加圧状態を示す断面図、第6図
は第1図の要部を示す断面図、第7図は第6図のVII−V
II線に沿う断面図、第8図は白血球除去用4連バッグ
(保存液有)を用いた分離操作を示す流れ図、第9図は
白血球除去用4連バッグ(保存液無)を用いた分離操作
を示す流れ図である。 2、2a、2b、2c、2d……バッグ(容器)、 12、14、15、15a、15b……チューブ、 20……液体分離装置、 21……主容器保持部、 22……容器加圧部、 23A、23B、23C……副容器保持部、 24……開閉部、 36、37、38、39……チューブクランパ、 40……記憶部、 60……液量設定部、 101、102……重量測定部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古屋 明彦 静岡県富士宮市舞々木町150番地 テルモ 株式会社内 (72)発明者 稲葉 文章 静岡県富士宮市舞々木町150番地 テルモ 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チューブにて連結した複数の容器のそれぞ
    れを保持する複数の容器保持部と、各容器に連通するチ
    ューブをクランプする複数のチューブクランパと、少な
    くとも1つの容器保持部に対応して設けられ、該容器保
    持部に保持されている柔軟性のある容器を加圧し、該容
    器内の液体を一部押し出して分離する容器加圧部と、チ
    ューブクランパ及び容器加圧部を制御し、クランプ解除
    されたチューブを介して互いに連通せしめられる容器間
    で液体を移送可能とする制御部とを有して構成される液
    体分離装置において、2以上の容器保持部にて共有され
    る重量測定部を更に有し、それら容器保持部のそれぞれ
    に保持されている各容器の重量変化量を選択的に測定で
    きるように構成したことを特徴とする液体分離装置。
  2. 【請求項2】前記制御部が、前記重量測定部の測定結果
    を得るとともに、今回クランプ解除されたチューブに連
    通している容器を保持している容器保持部を認識し、こ
    の容器保持部が保持している上記容器の重量変化量を、
    上記重量測定部の測定結果から演算し出力できる請求項
    1記載の液体分離装置。
  3. 【請求項3】前記各容器に収容すべき液量を設定するた
    めの液量設定部と、この設定液量を記憶し、この記憶デ
    ータを書換え読出しできるとともに主電源を切った状態
    においても記憶データが消えることのない記憶部とを更
    に備え、前記制御部は、上記記憶部が記憶している設定
    液量のデータと、前記重量測定部の測定結果とに基づ
    き、対応する容器内の液量が設定液量に達したことを認
    識し、対応するチューブクランパにより該容器に連通す
    るチューブをクランプする請求項1又は2記載の液体分
    離装置。
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