JPH0622591U - 乾燥空間に取り付ける撹拌ファン装置 - Google Patents
乾燥空間に取り付ける撹拌ファン装置Info
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- JPH0622591U JPH0622591U JP1641892U JP1641892U JPH0622591U JP H0622591 U JPH0622591 U JP H0622591U JP 1641892 U JP1641892 U JP 1641892U JP 1641892 U JP1641892 U JP 1641892U JP H0622591 U JPH0622591 U JP H0622591U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この考案は乾燥室、乾燥炉、硬化炉のような
乾燥空間に取り付けられて熱風を撹拌するファン装置の
スピンドルの長尺化を可能とし、ひいてはファンのスイ
ングを可能とし、またファンと接続したスピンドルの変
形を防止することを目的とする。 【構成】 揺動自在に形成したスピンドルカバー3へ、
ファン4を接続したスピンドル2を水平回動自在に内挿
する。スピンドル2とファン4との接続部近傍と、スピ
ンドルカバー3の下端内周との間へベアリング5を介在
させる。
乾燥空間に取り付けられて熱風を撹拌するファン装置の
スピンドルの長尺化を可能とし、ひいてはファンのスイ
ングを可能とし、またファンと接続したスピンドルの変
形を防止することを目的とする。 【構成】 揺動自在に形成したスピンドルカバー3へ、
ファン4を接続したスピンドル2を水平回動自在に内挿
する。スピンドル2とファン4との接続部近傍と、スピ
ンドルカバー3の下端内周との間へベアリング5を介在
させる。
Description
【0001】
この考案は紙、木材、布団、塗装された製品、FRPなどのプラスチック成形 品等、各種の被乾燥物を入れる乾燥室、乾燥炉、硬化炉のような乾燥空間におい て使用され、特に前記乾燥空間の天井等に取り付けられて前記空間内の熱風を撹 拌するファン装置に関する。
【0002】
従来より下端にファンを接続したスピンドルをモータにより水平回動自在に設 け、スピンドルを前記乾燥空間の天井等へ取り付けている(以下、固定式撹拌フ ァン装置とする)。
【0003】
従来の固定式撹拌ファン装置は被乾燥物に対する送風範囲が局部的となり、平 均化せず、その結果、被乾燥物の乾燥にむらがある。このため装置の台数を増加 せざるを得ない。
【0004】 ここにファンへ接続したスピンドルを揺動(スイング)させれば、上記欠点を 解消できるのであるが、次の問題があるため、現在、その実現化が極めて困難と なっている。
【0005】 固定式撹拌ファン装置の場合は天井等の取り付け面からファンまでの距離つま りスピンドルの距離が短くても支障がないが、スイング式にするためにはファン の振り上り時に天井等の取り付け面へ接触しないようにしなければならず、その ためにはスピンドルの距離を長くしなければならない。一方、ファンは複数枚の 羽根からなり、その性質上、バランスを完全に保持することが困難で、このため 、スピンドルにはガタが生じやすい。
【0006】 ここにスピンドルが長いほどガタが大きく、変形しやすい。また固定式撹拌フ ァン装置に比べ、スイング式撹拌ファン装置の場合はスピンドル自体がスイング するため、より変形しやすい。さらに前記装置は熱風の中で使用されるため、ス ピンドルが長いほど、熱変形しやすい。しかもスピンドルのガタおよび変形が大 きければ当然、騒音も大きくなる。
【0007】 このためスイング式の撹拌ファン装置を実現するためにはスピンドルの機械的 強度を大にする必要がある。しかし、そのためスピンドルの軸径を大にしたので はモータの動力を大きくしなければならず、非常に高価につく。
【0008】
この考案は前記不都合を全て解消するもので、すなわち第1のモータ1により 回動するスピンドル2をスピンドルカバー3へ水平回動自在に内挿し、スピンド ル2の下端へファン4を接続し、スピンドル2とファン4との接続部近傍と、ス ピンドルカバー3の下端内周との間へベアリング5を介在させ、しかもスピンド ルカバー3を揺動自在に形成することを特徴とするものである。
【0009】
図中、符号17は、乾燥空間の被取り付け面である天井18の裏面へ取り付け られるベースであり、このベース17へ固定された角パイプ37、37および角 パイプ37、37へ固定された取付金具19、19を介してセンターシャフト6 がベース17へ間隔をおいて回動自在に取り付けられている。センターシャフト 6の前端へスピンドルベース20が固定され、このスピンドルベース20へ固定 された上下1対の抱持アーム21、21を介してスピンドルカバー3が固定され ている。各抱持アーム21は1対の左右アーム22、22からなり、その後端が スピンドルベース20へボルト・ナット締めされ、その中間がスピンドルカバー 3に添接し、その前端がボルト23、ナット24により締着されて固定されるも のである。
【0010】 スピンドルカバー3へスピンドル2が水平回動自在に内挿され、スピンドル2 の上下方の小径部25、26とスピンドルカバー3の上下端の内周段部27、2 8との間へベアリング29、5が介在されている。この実施例ではベアリング2 9、5はいずれもボールベアリングであり、また符号30、30はスナップリン グである。スピンドル2の上端へはスピンドルプーリー7が接続され、スピンド ル2の下端の最小径部38へは無頭ねじ39の締着によりファン4がそれぞれ接 続され、この実施例ではファン4は複数枚の羽根よりなるプロペラファンである 。
【0011】 センターシャフト6の後端へはシャフトベース31が固定され、このシャフト ベース31へモータベース32を介して第1のモータ1が固定され、モータプー リー8とスピンドルプーリー7とへベルト9が巻装されている。
【0012】 センターシャフト6の中間部分へカム33が固着され、カム33の上端へロッ ド10の一端が軸着され、またベース17へ第2のモータ11が固定され、モー タ11の回転軸34へホイール12が固着され、このホイール12の同心円位置 へスイング角がそれぞれ15度用、30度用、45度用、60度用の軸着用孔1 3、14、15、16が螺設され、ロッド10の他端が前記軸着用孔13、14 、15、16のうち所望の1ケ所、図2の場合は45度用の軸着用孔15へ軸着 されている。なお符号35はベース17へ、符号40は天井18へそれぞれ穿っ たスピンドルカバー3の挿通用孔であり、またスピンドルカバー3へ仮想線で示 す耐熱ゴムのような可撓性を有するシールカバー36を固着しておけば、乾燥空 間の熱風が外部へ逃げることがない。
【0013】 次に実施例の作用を説明する。第1のモータ1を始動すれば、モータプーリー 8、ベルト9、スピンドルプーリー7、スピンドル2を介してファン4が回動し 、乾燥空間内の熱風を撹拌する。ここにスピンドル2の上下方つまり広範囲へベ アリング29、5が介在しているので、スピンドル2のぶれがなく、特に最もガ タを生じやすいファン4の接続部近傍にベアリング5が介在しているのでスピン ドル2にガタが生じない。
【0014】 また同時に第2のモータ11を始動すれば回転軸34、ホイール12を介して ロッド10の他端が回転軸34の周囲を回転し、ここにロッド10の一端、カム 33、センターシャフト6、スピンドルベース20、抱持アーム21を介してス ピンドル2がスピンドルカバー3とともに図2のようにαの範囲つまり45度の スイング角の範囲で揺動する。なお、シールカバー36を有する場合はシールカ バー36はスピンドルカバー3とともに動き、しかもシールカバー36は可撓性 を有するので、スピンドルカバー3が揺動しても支障なく挿通用孔35、40を 塞ぐことができるものであり、またロッド10の他端を他の軸着用孔13、14 、16へ軸着すればロッド10の他端の回転半径が小若しくは大となり、スピン ドル2、スピンドルカバー3はそれぞれ15度、30度、60度の範囲で揺動す る。前記揺動により熱風は広範囲に渡って撹拌され、被乾燥物へ平均的に送風さ れる。
【0015】
この考案はスピンドルをスピンドルカバーへ内挿し、スピンドルとファンとの 接続部近傍と、スピンドルカバーの下端内周との間へベアリングを介在させるの で、スピンドルにガタが生ぜず、スピンドルの変形を防止でき、このためスピン ドルの長尺化が可能どなり、しかもスピンドルを長くしてもスピンドルはスピン ドルカバーでおおわれているため揺動および熱による変形を防止でき、機械的強 度が大きく、しかもスピンドルのガタおよび変形がないので騒音を生ぜず、また スピンドルの軸径を大にすることなく、つまりモータの動力を大きくすることな く、理想的なスイング式撹拌ファン装置を得ることができ、さらにスピンドルを 水平回動自在で、かつスピンドルカバーを揺動自在に形成するので従来例より数 少ない装置で、広範囲に熱風を送ることができ、被取付物をむらなく乾燥できる ものである。
【0016】 なお、請求項2の装置によれば前記効果に加え、構造が簡単で、安価に提供す ることができる。
【0017】 請求項3の装置によれば、乾燥空間や被乾燥物の状況に応じて所望の範囲を撹 拌できるように調整することができ、実用的効果が大きい。
【図1】この考案の実施例の一部を切欠いた側面図であ
る。
る。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上の平面図である。
1 第1のモータ 2 スピンドル 3 スピンドルカバー 4 ファン 5 ベアリング 6 センターシャフト 7 スピンドルプーリー 8 モータプーリー 9 ベルト 10 ロッド 11 第2のモータ 12 ホイール 13,14,15,16 軸着用孔
Claims (3)
- 【請求項1】 第1のモータ1により回動するスピンド
ル2をスピンドルカバー3へ水平回動自在に内挿し、ス
ピンドル2の下端へファン4を接続し、スピンドル2と
ファン4との接続部近傍と、スピンドルカバー3の下端
内周との間へベアリング5を介在させ、しかもスピンド
ルカバー3を揺動自在に形成することを特徴とする乾燥
空間に取り付ける撹拌ファン装置。 - 【請求項2】 センターシャフト6の前後へそれぞれス
ピンドルカバー3および第1のモータ1を取り付け、ス
ピンドルプーリー7とモータプーリー8とへベルト9を
巻装してスピンドル2を水平回動自在に設け、センター
シャフト6へカム33を介してロッド10の一端を軸着
し、第2のモータ11へ取り付けたホイール12へロッ
ド10の他端を軸着し、スピンドルカバー3をセンター
シャフト6を介して揺動自在に設けるこどを特徴とする
請求項1の乾燥空間に取り付ける撹拌ファン装置。 - 【請求項3】 ホイール12の同心円位置へそれぞれ軸
着用孔13、14、15、16を設け、軸着用孔13、
14、15、16のうち所望の一ケ所へロッド10の他
端を軸着することを特徴とする請求項2の乾燥空間に取
り付ける撹拌ファン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992016418U JPH0755356Y2 (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 乾燥空間に取り付ける撹拌ファン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992016418U JPH0755356Y2 (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 乾燥空間に取り付ける撹拌ファン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622591U true JPH0622591U (ja) | 1994-03-25 |
JPH0755356Y2 JPH0755356Y2 (ja) | 1995-12-20 |
Family
ID=11915692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992016418U Expired - Lifetime JPH0755356Y2 (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 乾燥空間に取り付ける撹拌ファン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0755356Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102457094B1 (ko) * | 2022-05-13 | 2022-10-20 | 정국진 | 고온 선풍기 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6123248A (ja) * | 1984-07-11 | 1986-01-31 | Nec Corp | デ−タ処理装置試験方式 |
JPS61172208A (ja) * | 1985-01-28 | 1986-08-02 | Hitachi Ltd | 回転ドラム装置 |
-
1992
- 1992-02-10 JP JP1992016418U patent/JPH0755356Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6123248A (ja) * | 1984-07-11 | 1986-01-31 | Nec Corp | デ−タ処理装置試験方式 |
JPS61172208A (ja) * | 1985-01-28 | 1986-08-02 | Hitachi Ltd | 回転ドラム装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102457094B1 (ko) * | 2022-05-13 | 2022-10-20 | 정국진 | 고온 선풍기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0755356Y2 (ja) | 1995-12-20 |
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Legal Events
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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