JPH06225864A - 就寝装置 - Google Patents

就寝装置

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JPH06225864A
JPH06225864A JP5017181A JP1718193A JPH06225864A JP H06225864 A JPH06225864 A JP H06225864A JP 5017181 A JP5017181 A JP 5017181A JP 1718193 A JP1718193 A JP 1718193A JP H06225864 A JPH06225864 A JP H06225864A
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body movement
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sleeping
bed
detecting means
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JP5017181A
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Yoshiyuki Yamauchi
美幸 山内
Masayoshi Miki
正義 三木
Hiroyuki Ogino
弘之 荻野
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 就寝中の人体の各部位に応じてきめ細かく体
動を検出し、床ずれ防止の効果を向上する。 【構成】 寝具11に内蔵された複数の体動検知手段1
2a〜12eと、これら体動検知手段の出力信号を変換
する信号変換手段14と、就寝者の各部位に対応する閾
値を記憶した記憶手段20が設けられている。また、信
号変換手段14と記憶手段20の出力とを比較して体動
を判定する判定手段21と、この判定手段21により細
体動と判定された継続時間を計時する計時手段22が設
けられている。これによってより精度の高い体動の判定
を行うことができ床ずれをより一層効果的に防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は床ずれ部位の報知を行う
就寝装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】発明者らは、先にこの種の就寝装置とし
て、複数の体動検知手段と制御手段を用いて就寝中の人
の体動を検出し、体動を粗体動と細体動に判定して床ず
れの報知を行う就寝装置を考案した。図6にそのブロッ
ク図を示す。この図に示すように、体動検知手段1a〜
1eによって検知された体動の信号は制御手段2のなか
の比較器8において細体動の判断が行われていた。細体
動の判定は体動検知手段の出力結果がある一定の範囲に
あることを条件とされ、判定結果が出力されていた。こ
れにより、細体動と判定された継続時間がタイマ9によ
り計時され、結果が表示手段10に表示されることで床
ずれ位置の報知をすることが可能になった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】人体の体動の発生レベ
ルは部位によって異なったり、体格等による個人差もあ
る。床ずれは体動の生じない部位に生じるが、床ずれの
生じ方も体動の発生状態や、時間等の条件によって異な
る。しかしながら、上記従来技術の就寝装置では、制御
手段の比較器において一定の閾値が設定されており、そ
の判定基準を全身の各々の部位に同じように当用してい
るので、部分的に体動の判定に誤差が生じ、体動の生じ
ない部分つまりは床ずれの位置について精度の高い報知
ができないという課題があった。
【0004】本発明の第1の目的は、上記のように全身
の各部位、つまりは複数の体動検知手段に対応した体動
判定の閾値を用いて、より精度の高い体動の有無の判定
を行い床ずれの部位が推定できる就寝装置を提供するこ
とにある。
【0005】本発明の第2の目的は、複数の体動検知手
段に対応して細体動と判定された時間の継続を計時し
て、各々の体動検知手段で検知された細体動の判定の閾
値のレベルに応じて計時時間が一定時間を超えると信号
を出力し、床ずれに関して、時間と部位の情報を介護者
に提供することにある。
【0006】本発明の第3の目的は、記憶された体動判
定の閾値の設定を変更可能にして、個人差に対応したよ
り精度の高い床ずれ部位の報知ができる就寝装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するために、寝具に設けた複数の体動検知手段
と、前記体動検知手段の出力信号を処理する信号変換手
段と、前記体動検知手段の各々に対応する閾値を記憶し
た記憶手段と、前記記憶手段に記憶された閾値をもとに
前記信号変換手段の出力と比較して前記寝具上の人体の
体動の有無を判定する判定手段とを設けたものである。
【0008】また、第2の目的を達成するために、前記
複数の体動検知手段の各々に対応した前記判定手段の判
定結果が細体動であった継続時間を計時し、前記判定手
段で用いられた複数の閾値に応じて一定時間を超えると
信号を出力する計時手段を設けたものである。
【0009】また、第3の目的を達成するために、前記
記憶手段に記憶された複数の閾値の設定の変更を行う設
定値変更手段を設けたものである。
【0010】
【作用】本発明は上記構成によって以下のように作用す
る。人体が寝具上に存在し、寝返りなどの粗体動や心
拍、呼吸等の細体動を生じると寝具に設けた複数の体動
検知手段によって体動が検出され信号が出力される。こ
の複数の出力信号は信号変換手段により各々信号処理さ
れる。そして記憶手段により各々の部位に対応した閾値
が出力され、これを用いて判定手段において体動の判定
が行われる。
【0011】また、粗体動のない時間、つまりは細体動
の継続時間を計時して、判定手段で用いた閾値に応じて
一定の継続時間に達すると信号を出力する。
【0012】また、使用者の体格等の身体特徴を踏まえ
て、記憶手段に記憶された閾値の設定を設定値変更手段
によって変更する。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
【0014】図1は、本発明の第1の実施例の概観図で
ある。11は寝具(以下ベッドと呼ぶ)の上には体動検
知手段として圧電素子12a〜12eが設置されてい
る。圧電素子はポリフッ化ビニリデン(PVDF)等の
高分子圧電材料を薄膜状にし、両面に可とう性の電極膜
を付着させテープ状に成形されたものである。ベッドに
就寝者が横たわった場合、これらの体動検知手段の中で
12aは背中に、12cは腰部に、12eは足元に位置
するように取り付けられている。圧電素子12a〜12
eの信号は回路ユニット13に接続されている。
【0015】次に、図2は第1の実施例のブロック図で
ある。図2において、14は信号変換手段で、15はリ
レースイッチで体動検知手段12a〜12eのいずれか
ひとつの信号が得られるようになっている。16はロー
パスフィルタで入力された体動検知手段からの信号を特
定の周波数のみ通過させる。17は増幅器、18は整流
器、19は積分器である。20は記憶手段で、21は判
定手段である。
【0016】上記実施例の構成による作用を以下に説明
する。図1に示しているように圧電素子は薄膜のテープ
状であるので、ベッド11に設けるのが簡単である。図
2において人がベッド11に入ると入床時の体動や寝返
り、心臓の拍動や呼吸による身体の細かな体動によって
生じた振動で圧電素子は変形を受け、圧電効果により電
圧が発生し、信号を出力する。この出力信号はローパス
フィルタ16を通過し、増幅、整流された後、積分器1
9によって積分される。実際の場面での積分器19の出
力信号を図3に示す。図に示したように入床、離床や寝
返りなどの粗体動が起こった場合は大きな出力があり、
在床して安静状態の場合は人体の心拍、呼吸に伴う細体
動によりレベルの低い出力が得られ、離床していると出
力がゼロとなる。すなわち、就寝時ベッド11上に人体
が存在する限り少なくとも上記のような人体の心拍、呼
吸に伴う細体動によりレベルの低い出力が得られる。こ
のことを利用して、判定手段21では、体動検知手段1
2a〜12eのうちどの信号が入力されているのかとい
う情報を受けとり、各々の体動検知手段に対応した閾値
VaとVbを記憶手段20からとりこみ、信号変換手段
14からの出力がVaとVbの範囲内にあれば細体動、
Vbより大きければ粗体動であると判定する。この判定
結果を用いて、例えば、粗体動のあった部分と無かった
部分をディスプレイに表示したり、身体各部位に相当す
るLED表示を行ったりして、粗体動のない床ずれ部位
の報知ができる。
【0017】上記作用により、身体の各部位に対応した
体動の出力レベルに合わせた判定閾値が記憶されている
ので、身体各部位の体動レベルに応じた判定結果がえら
れ、床ずれの報知も精度の高いものが得られる。
【0018】次に図4に示した本発明の第2の実施例に
ついて説明する。ここでは、第1の実施例に加えて22
の計時手段を設けたものである。各々の体動検知手段に
応じた判定手段21の判定結果を受けて判定手段21で
用いられた閾値に応じて一定の時間継続すると信号を出
力する。例えば、大きなレベルの細体動が生じる部位に
は高い閾値を用いるが、細体動の閾値が高いことから、
大きな力のかかっている部位であることがわかるので、
長時間粗体動が生じないでいると床ずれになる危険性も
高いので短時間で信号を出力する。逆に、小さなレベル
の細体動の閾値を用いる部位であれば、高い閾値を用い
るよりも比較的長い間粗体動がない場合に信号を出力す
る。なお、この出力は、介護者へ、時間と部位に関する
情報として、例えばパソコンのディスプレイ等に表示し
たりして報知できるような構成にしてもよい。
【0019】上記作用により、細体動の継続時間が一定
時間を超え、床ずれの危険性が時間経過にそって判るの
で、介護者が被介護者にたいして、体動をさせてやるタ
イミングが即時に判るので床ずれ防止に有効である。
【0020】次に図5に示した第3の実施例について説
明する。ここでは、第2の実施例に加えて23の設定値
変更手段を加えたものである。第3の実施例では記憶手
段20に設定値変更手段23を付加してある。よって就
寝者の身体的特徴に併せて、例えば就寝者が小柄な人で
あれば、記憶手段20に記憶された閾値のうち、12e
を足の部分と仮定して設定していた閾値を、設定値変更
手段23において、12dの体動検知手段に対応する閾
値を足の部分の閾値に変更することが可能となる。
【0021】上記作用により、就寝者によって体動の判
定の精度が異なることなく、確実な体動の判定が可能に
なるので、個人差にも対応できる床ずれ防止の報知が可
能となる。
【0022】なお、本実施例では体動検知手段をベッド
に設けたが、マットレスや、ベッドパッド、シーツ、敷
毛布等の寝具に内蔵してもよい。
【0023】さらになお、これらの情報を寝返りをうた
せることのできるベッドや、床面に接する部分のマッサ
ージ等を行えるベッド等の寝具に流し、細体動しかなく
粗体動の生じない部位や、細体動の継続時間が一定時間
を超えた部位について、寝返りや、寝返りに相当する効
果をもたせるマッサージ等を施すようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明の就寝装置に
よれば次の効果が得られる。
【0025】身体の各部位で生じる、人の心臓の活動や
呼吸活動により発生した寝具を伝搬する微小な振動を細
体動として、また寝返りなどの体動を粗体動として検出
できる体動検知手段を用い、発生する身体各部位での身
体の各部位に対応した体動判定の閾値を記憶部で記憶し
ておき、その閾値を用いて判定されるので、より確実な
体動の情報が得られる。すなわち、体動の無い部位、つ
まりは、床ずれ部位についてのより精度の高い報知が可
能になる。
【0026】また、部位に対応して細体動の継続時間の
計時を行うので、被介護者に床ずれを生じさせないよう
に介護者がケアをおこなうべきタイミングがわかるとい
う介護者にとってより有効な情報が得られる。
【0027】また、体動判定の閾値の変更ができるの
で、被介護者の身体的な個人差に対応した床ずれ報知が
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における就寝装置の概略
【図2】同装置のブロック図
【図3】同装置の積分器からの出力波形図
【図4】本発明の第2の実施例における就寝装置のブロ
ック図
【図5】本発明の第3の実施例における就寝装置のブロ
ック図
【図6】従来の就寝装置のブロック図
【符号の説明】
12 体動検知手段 14 信号変換手段 20 記憶手段 21 判定手段 22 計時手段 23 設定値変更手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】寝具に設けられ就寝者の寝返りなどの粗体
    動と心拍や呼吸等の細体動とを検知する複数の体動検知
    手段と、前記体動検知手段のそれぞれの出力信号を処理
    する信号変換手段と、前記体動検知手段の各々に対応す
    る閾値を記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶され
    た閾値と前記信号変換手段の出力値とを比較し前記寝具
    上の就寝者の体動が粗体動か細体動かを、または就寝者
    が存在しているか否かを判定する判定手段とからなる就
    寝装置。
  2. 【請求項2】複数の体動検知手段の各々に対応した判定
    手段の判定結果が細体動であった継続時間を計時し、前
    記判定手段で用いられた複数の閾値に応じて一定時間を
    超えると信号を出力する計時手段を設けた請求項1記載
    の就寝装置。
  3. 【請求項3】記憶手段に記憶された複数の閾値の設定を
    変更する設定値変更手段を設けた請求項1または、請求
    項2記載の就寝装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07204166A (ja) * 1994-01-26 1995-08-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 監視装置
US6932774B2 (en) 2002-06-27 2005-08-23 Denso Corporation Respiratory monitoring system

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