JPH0622572Y2 - 自動車用窓のガードバー支持構造 - Google Patents

自動車用窓のガードバー支持構造

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JPH0622572Y2
JPH0622572Y2 JP7091888U JP7091888U JPH0622572Y2 JP H0622572 Y2 JPH0622572 Y2 JP H0622572Y2 JP 7091888 U JP7091888 U JP 7091888U JP 7091888 U JP7091888 U JP 7091888U JP H0622572 Y2 JPH0622572 Y2 JP H0622572Y2
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秀幸 関
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車用窓に関し、より具体的には、窓ガ
ラスを保護するために設けたガードバーの支持構造に関
する。
(従来の技術) 自動車の走行時には、その車室に積んでいる荷物が傾く
などしてこれが窓ガラスに衝突するおそれがある。そこ
で、このような不都合の発生を防止するため、例えば、
実開昭62−54809号公報で示されるように、窓ガ
ラスの車室側の面に沿って延びるガードバーを設けて、
この窓ガラスを保護するようにしたものがある。
上記構成では、窓ガラスは窓開口の上部開口縁に上下回
動自在に枢支されており、また、この窓ガラスの上方回
動で窓開口を開けたとき、この窓ガラスの回動端を上記
窓開口の開口縁に支持させて、これをその上方回動姿勢
に保つ前後一対のステーが備えられている。そして、こ
の両ステーの各長手方向中途部に上記したガードバーが
支持されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記構成の窓ガラスを上方回動させて窓開口
を開けたときには、上記ガードバーは両ステーと共に窓
ガラスから大きく離れてこの窓開口の一部を横切ること
となる。このため、窓開口を通して荷物の出し入れをす
る場合には、このガードバーが邪魔になり、よって、こ
の際の作業が煩雑になるという不都合がある。
また、上記構成では、荷物などからガードバーに外力が
負荷されたときには、この外力の一部はガードバーとス
テーとを介して窓ガラスに直接負荷されることとなる。
しかし、窓ガラスはそれ自体十分の強度を有するもので
はないため、上記負荷を確実に支持できないおそれがあ
り、これは、窓ガラスの保護上好ましくない。
更に、窓ガラスは靱性の低いものであるため、その強度
をできるだけ簡単な構成で向上させることが望まれてい
る。
(考案の目的) この考案は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、窓ガラスを保護するためのガードバーを設けた場合
でも、窓開口を通して荷物の出し入れをする際、上記ガ
ードバーがその作業の邪魔にならないようにし、かつ、
ガードバーへの外力が窓ガラスに直接負荷されないよう
にして、窓ガラスをより確実に保護し、更に、窓ガラス
の強度を簡単な構成で向上させることを目的とする。
(考案の構成) 上記目的を達成するためのこの考案の特徴とするところ
は、窓ガラスに取り付けた蝶番継手の構成部品にガード
バーの一端を支持させ、他端を同上窓ガラスに取り付け
たロック手段の構成部品に支持させた点にある。
(作用) 上記構成による作用は次の如くである。
ガードバー43は窓ガラス19に取り付けた蝶番継手2
1の回動片(蝶番継手の構成部品)27と、同上窓ガラ
ス19に取り付けたロック手段33のブラケット板(ロ
ック手段の構成部品)34とにより支持されている。こ
のため、窓開口13を開けようとして窓ガラス19を回
動させたときには、上記ガードバー43はこの窓ガラス
19に対する相対位置を変えずに、この窓ガラス19と
共に回動して窓開口13を開けることとなる。よって、
ガードバー43が窓開口13の一部を横切ることはな
く、つまり、窓開口13を通して荷物の出し入れをする
際、上記ガードバー43はその作業の邪魔になることは
ない。
また、上記の場合、蝶番継手21やロック手段33は窓
ガラス19を窓開口13の開口縁側に強固に支持するた
めのものであることから、この蝶番継手21とロック手
段33の各構成部品に支持されたガードバー43は上記
窓開口13の開口縁側で強固に支持され、つまり、この
ガードバー43への外力が窓ガラス19に負荷されるこ
とは防止される。よって、このガードバー43により窓
ガラス19はより確実に保護される。
しかも、上記蝶番継手21の回動片(蝶番継手の構成部
品)27は窓ガラス19の前端(一端側)19aに取り
付けられ、ロック手段33のブラケット板(ロック手段
の構成部品)34は同上窓ガラス19の後端(他端側)
19bに取り付けられている。このため、これら回動片
(蝶番継手の構成部品)27とブラケット板(ロック手
段の構成部品)34とに支持されるガードバー43は窓
ガラス19の両端部を連結することとなり、即ち、この
ガードバー43は窓ガラス19の効果的な補強材として
機能することとなる。よって、窓ガラス19の補強のた
めにこのガードバー43が有効利用されているのであ
り、この結果、窓ガラス19の強度の向上は簡単な構成
により達成される。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明する。
第2図において、1は自動車、2はその車体、3は前
輪、4は後輪であり、上記車体2の側面にはサイドドア
6が設けられる。このサイドドア6はドア本体7を有
し、このドア本体7の上部にはドア窓8が形成されてい
る。また、上記車体2の側面にはこのドア本体7から後
方に延びる支持レール9が取り付けられており、ドア本
体7はこの支持レール9に前後移動自在に支持されてい
る。そして、このドア本体7を後方移動させれば、サイ
ドドア6のドア開口が開くようになっている。
また、上記車体2の後部両側面にはそれぞれ後部窓11
が設けられている。この後部窓11は上記ドア窓8より
も大きく形成されている。即ち、この後部窓11の上端
はドア窓8の上端とほぼ同じ高さであるが、その下端は
ドア窓8の下端よりも低く、支持レール9の上方近傍に
まで延びている。なお、この後部窓11は上記した図示
のものに限定されることはなく、例えば、上下方向の寸
法が上記ドア窓8とほぼ同じものであってもよい。
第1図、第3図、および第4図により、上記後部窓11
について詳しく説明する。なお、第1図中矢印Frは自動
車1の前方を示している。
上記後部窓11は車体2の側板に形成された窓開口13
を有し、この窓開口13は車外と車体2内の車室14と
を連通させている。上記側板はアウタパネル15とイン
ナパネル16を対面させることにより構成され、上記窓
開口13の開口縁ではアウタパネル15とインナパネル
16の端縁同士が互いに接合して溶接されている。そし
て、この接合部にはウェザストリップ17が嵌め付けら
れている。また、上記窓開口13を開閉する窓ガラス1
9が設けられる。
第1図と第3図において、上記窓ガラス19の一端側た
る前端19aは窓開口13の前部開口縁20に対し上下
一対の蝶番継手21,21により枢支される。そして、
窓ガラス19の他端側たる後端19bは上記蝶番継手2
1,21を中心として車幅方向に回動自在となってお
り、図示の状態から窓ガラス19の後端19bを車外側
に向って回動させると、窓開口13が開かれる。
上記各蝶番継手21は、上記前部開口縁20におけるア
ウタパネル15にボルト23とナット24とによりねじ
止めされた固定片25を有している。この固定片25に
は軸心縦向きの枢支軸26が支承され、この枢支軸26
にはその軸心回り回動自在に蝶番継手21の構成部品た
る回動片27が枢支されている。そして、この回動片2
7の車室14側の面に窓ガラス19の前端19aが接合
し、かつ、この回動片27に上記窓ガラス19の前端1
9aがボルト29によりねじ止めされている。また、こ
の場合、窓ガラス19の前端19aと回動片27との間
にはゴム製の緩衝材30が介在している。
第1図と第4図において、上記窓ガラス19の後端19
bを上記窓開口13の後部開口縁32にロックするロッ
ク手段33が設けられる。
上記ロック手段33は、このロック手段33の構成部品
たるブラケット板34や把手35を有し、これら両者は
窓ガラス19の後端19bを内外から挟んでボルト36
により互いに締結されている。また、この場合、上記窓
ガラス19の後端19bとブラケット板34や把手35
との間にはゴム製の緩衝材37が介在している。更に、
上記ブラケット板34にはストライカ39が突設されて
いる。
上記窓開口13を窓ガラス19が閉じたとき、上記スト
ライカ39を係脱自在に係止するロック本体40が窓開
口13の後部開口縁32に設けられている。このロック
本体40は、キー41操作により、ストライカ39をこ
のロック本体40に係止させた状態にロック可能とす
る。
上記のように窓開口13を窓ガラス19が閉じたとき、
この窓ガラス19の車室14側の外縁部に前記ウェザス
トリップ17が圧接してシールをするようになってい
る。また、このように、ウェザストリップ17が圧接す
る部分には、第1図で示すようにセラミック塗装42が
施されている。
全図において、上記後部窓11にはガードバー43が設
けられ、このガードバー43は窓ガラス19の車室14
側の面に沿って延びている。このガードバー43は円形
パイプを折り曲げることにより形成された矩形の枠体
で、即ち、前部パイプ44、後部パイプ45、上部パイ
プ46、および下部パイプ47を一体成形した形状をな
している。そして、上記前部パイプ44の上下各端が前
記ボルト29により回動片27にそれぞれねじ止めされ
ている。この場合、この前部パイプ44の上下各端と回
動片27とは緩衝材30を介して窓ガラス19の前端1
9aを強固に挟み付けている。
上記後部パイプ45の上下中途部は前記ブラケット板3
4に溶接されている。また、上記上部パイプ46と下部
パイプ47とは窓ガラス19の上下中途部に沿って前後
方向に延びている。そして、上記窓ガラス19が窓開口
13を閉じたときには、ガードバー43がこの窓開口1
3を横切るように位置して車室14の荷物等が窓ガラス
19に直接衝突することを防止している。
上記の場合、上記蝶番継手21やロック手段33は、窓
ガラス19を窓開口13の開口縁側に強固に支持させる
ものであることから、これらは十分の強度を有してい
る。しかも、ガードバー43はそれ自体十分の強度を有
している。このため、上記蝶番継手21とロック手段3
3との各構成部品に支持されたガードバー43は、上記
窓開口13の開口縁側で強固に支持される。
なお、上記ガードバー43は、上記した図示の例に限定
されるものではなく、例えば、単一の直線的なバーでも
よく、三角形やU字状の枠体であってもよい。
(考案の効果) この考案によれば、ガードバーは窓ガラスに取り付けた
蝶番継手の構成部品と、同上窓ガラスに取り付けたロッ
ク手段の構成部品とにより支持されているため、窓開口
を開けようとして窓ガラスを回動させたときには、上記
ガードバーはこの窓ガラスと共に回動して窓開口を開け
ることとなる。よって、ガードバーが窓開口の一部を横
切ることはなく、つまり、窓開口を通して荷物の出し入
れをする際、上記ガードバーがその作業の邪魔になるこ
とはない。
また、上記の場合、蝶番継手やロック手段は窓ガラスを
窓開口の開口縁側に強固に支持するためのものであるこ
とから、この蝶番継手とロック手段との各構成部品に支
持されたガードバーは窓開口の開口縁側で強固に支持さ
れる。よって、窓ガラスはこのガードバーにより確実に
保護される。
しかも、上記蝶番継手の構成部品は窓ガラスの一端側に
取り付けられ、ロック手段の構成部品は同上窓ガラスの
他端側に取り付けられている。このため、これら蝶番継
手の構成部品とロック手段の構成部品とにより支持され
るガードバーは、窓ガラスの両端部を連結して窓ガラス
を効果的に補強する。よって、窓ガラスの補強のために
このガードバーが有効利用されたことから、窓ガラスの
強度の向上は簡単な構成により達成される。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図は車室からみた右
側の後部窓の斜視図、第2図は自動車の全体側面図、第
3図は第1図のIII−III線矢視断面図、第4図は同上第
1図のIV−IV線矢視断面図である。 1……自動車、2……車体、11……後部窓(窓)、1
3……窓開口、14……車室、19……窓ガラス、19
a……前端(一端側)、19b……後端(他端側)、2
1……蝶番継手、27……回動片(蝶番継手の構成部
品)、33……ロック手段、34……ブラケット板(ロ
ック手段の構成部品)、43……ガードバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に備えられた窓開口を開閉する窓ガラ
    スを設け、この窓ガラスの一端側を上記窓開口の開口縁
    に蝶番継手により回動自在に枢支し、同上窓ガラスの他
    端側回動端を同上窓開口の開口縁にロックするロック手
    段を設け、一方、上記窓ガラスの車室側の面に沿って延
    びるガードバーを設けた自動車用窓において、上記窓ガ
    ラスに取り付けた蝶番継手の構成部品にガードバーの一
    端を支持させ、他端を同上窓ガラスに取り付けたロック
    手段の構成部品に支持させた自動車用窓のガードバー支
    持構造。
JP7091888U 1988-05-27 1988-05-27 自動車用窓のガードバー支持構造 Expired - Lifetime JPH0622572Y2 (ja)

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JPH01173016U JPH01173016U (ja) 1989-12-07
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