JPH0622502U - エンジンのカムキャリア構造 - Google Patents
エンジンのカムキャリア構造Info
- Publication number
- JPH0622502U JPH0622502U JP6587492U JP6587492U JPH0622502U JP H0622502 U JPH0622502 U JP H0622502U JP 6587492 U JP6587492 U JP 6587492U JP 6587492 U JP6587492 U JP 6587492U JP H0622502 U JPH0622502 U JP H0622502U
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- JP
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- cylinder head
- valve
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- cam
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 カムシャフト27,37のカム28,38及
びバルブステム22,32間に介装されるバルブリフタ
26,36を、シリンダヘッド1上に配設したエンジン
において、カムシャフトの軸受部及びバルブリフタの摺
動ガイド孔42を有するカムキャリア40をシリンダヘ
ッドと別体に設けて、このカムキャリアをシリンダヘッ
ドにボルト結合するとともに、シリンダヘッド上面とカ
ムキャリアとの当接面に、バルブスプリング24,34
部分に連通する溝44を設ける。 【効果】 シリンダヘッドにボルト結合する別体のカム
キャリアに、カムシャフトの軸受部及びバルブリフタの
摺動ガイド孔を設けたため、カムキャリアに剛性の高い
材料を用いて、動弁機構の挙動精度を向上でき、又カム
キャリアに溝を形成したので、バルブスプリングの冷却
性能の向上が図れ、溝はオイルパンへの戻し溝としても
用いることができる。
びバルブステム22,32間に介装されるバルブリフタ
26,36を、シリンダヘッド1上に配設したエンジン
において、カムシャフトの軸受部及びバルブリフタの摺
動ガイド孔42を有するカムキャリア40をシリンダヘ
ッドと別体に設けて、このカムキャリアをシリンダヘッ
ドにボルト結合するとともに、シリンダヘッド上面とカ
ムキャリアとの当接面に、バルブスプリング24,34
部分に連通する溝44を設ける。 【効果】 シリンダヘッドにボルト結合する別体のカム
キャリアに、カムシャフトの軸受部及びバルブリフタの
摺動ガイド孔を設けたため、カムキャリアに剛性の高い
材料を用いて、動弁機構の挙動精度を向上でき、又カム
キャリアに溝を形成したので、バルブスプリングの冷却
性能の向上が図れ、溝はオイルパンへの戻し溝としても
用いることができる。
Description
【0001】
本考案は、エンジンのカムキャリア構造に関するものである。
【0002】
エンジンの軽量化のため、シリンダヘッドを軽合金で得ることは公知であり、 従来は、その軽合金製シリンダヘッドにカムシャフトを直接軸受支持していた。 また、カムシャフトのカムとバルブステムとの間にバルブリフタを介装して、 このバルブリフタをシリンダヘッドに摺動自在に組み込んだものもある。
【0003】
ところが、動弁機構の挙動精度を向上するためには、その支持部材として剛性 の高い材料を用いる方が望ましい。
【0004】 そこで本考案の目的は、カムシャフト及びバルブリフタの支持部に剛性の高い 材料を用いて、動弁機構の挙動精度を向上できるエンジンのカムキャリア構造を 提供することにある。
【0005】
以上の課題を解決すべく本考案は、カムシャフトと、このカムシャフトのカム 及びバルブステム間に介装されるバルブリフタを、シリンダヘッド上に配設した エンジンにおいて、前記カムシャフトの軸受部及び前記バルブリフタの摺動ガイ ド孔を有するカムキャリアを前記シリンダヘッドと別体に設けて、このカムキャ リアを前記シリンダヘッドにボルト結合するとともに、シリンダヘッド上面とカ ムキャリアとの当接面に、バルブスプリング部と連通する溝を形成したことを特 徴とする。
【0006】
【作用】 シリンダヘッドにボルト結合する別体のカムキャリアを設けて、このカムキャ リアに、カムシャフトの軸受部及びバルブリフタの摺動ガイド孔を設けたので、 カムキャリアに剛性の高い材料を用いて、動弁機構の挙動精度を向上できる。
【0007】
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 本考案を適用した一例としてのエンジンのシリンダヘッド部分を示す図1及び 図2において、1はシリンダヘッド、2は燃焼室、3,4は吸排気ポート、5は プラグ挿入筒、21,31は吸排気バルブ、27,37はカムシャフト、40は カムキャリアである。
【0008】 実施例では、軽合金製のシリンダヘッド1の燃焼室2に2個ずつ計4個の吸排 気ポート3,3,4,4を開口した直列4気筒DOHCエンジンであり、吸排気 バルブ21,31のバルブステム22,32は、バルブガイド23,33により 摺動ガイドされている。 バルブスプリング24,34のアッパーシート25,35が、バルブステム2 2,32の頭部に設けられており、このバルブステム22,32頭部とカムシャ フト27,37のカム28,38との間には、バケット型のバルブリフタ26, 36が介装されている。
【0009】 カムキャリア40には、図3乃至図7に示すように、カムシャフト軸受部41 …と、その間の2個ずつのバルブリフタ摺動ガイド孔42,42…とが形成され ており、このカムキャリア40が2個用意されている。 そしてカムシャフト軸受部41及びバルブリフタ摺動ガイド孔42を設けた部 分のカムキャリア40側面下部には、オイル落とし溝43,44が形成されてお り、特にバルブリフタ摺動ガイド孔42部分のオイル落とし溝44は、図1の如 くバルブスプリング24,34部分と連通し、バルブスプリング24,34部分 への冷却のための給油溝となっている。
【0010】 ところで、前記シリンダヘッド1は、不図示のシリンダブロックに対して、図 2の如くボルト9,9…により結合されており、6はメインギャラリである。 メインギャラリ6は2本設けられ、メインギャラリ6からはカムキャリア座面 に開口する油通路7…が形成されている。
【0011】 そして前記カムキャリア40は、カムシャフト軸受部41及びバルブリフタ摺 動ガイド孔42間のボルト通し孔45,45…において、図示せぬボルトにより シリンダヘッド1に結合されており、このカムキャリア40のカムシャフト軸受 部41上には、図2の如くカムホルダ51…が、ねじ穴46,46にボルト52 ,52を螺着して結合されている。 更にシリンダヘッド1上には、2個に分割されたシリンダヘッドカバー55, 55がボルト56,56…により結合されている。
【0012】 ここで、カムキャリア40には、前記シリンダヘッド1のメインギャラリ6か らの油通路7…に接続される油通路47…と、この油通路47…からカムシャフ ト軸受部41内周面に開口する油通路48…が形成されている。
【0013】 以上の通り、軽合金製のシリンダヘッド1上にボルト結合する別体のカムキャ リア40,40に、カムシャフト27,37の軸受部41…及びバルブリフタ2 6,36の摺動ガイド孔42…を設けたので、このカムキャリア40に剛性の高 い材料を用いて、カムシャフト27,37及びバルブリフタ26,36等の動弁 機構の挙動精度を良くすることができる。
【0014】 そしてシリンダヘッド1と別体のカムキャリア40であるため、給油路47, 48等、給油経路を多様に設置することが可能である。 また、カムキャリア40にオイル落とし溝43,44、若しくはシリンダヘッ ド1のカムキャリア座面にオイル落とし溝を設置することによって、冷却のため のオイルを効率良くバルブスプリング24,34に供給できる。 更にカムキャリア40で隠れる所に、シリンダヘッド1をシリンダブロックに 結合するボルト9,9…を配置することができるため、シリンダヘッド1をコン パクトに形成できる。
【0015】
以上のように本考案のエンジンのカムキャリア構造によれば、シリンダヘッド にボルト結合する別体のカムキャリアを設けて、このカムキャリアに、カムシャ フトの軸受部及びバルブリフタの摺動ガイド孔を設けたため、カムキャリアに剛 性の高い材料を用いて、動弁機構の挙動精度を向上することができる。
【0016】 又、シリンダヘッド上面とカムキャリアとの当接面に、バルブスプリング部に 連通する溝を形成したので、バルブスプリングの冷却性能を向上させることがで き、且つオイルパンへの戻し溝として用いることができる。
【図1】本考案を適用した一例としてのエンジンのシリ
ンダヘッド部分を示す吸排気ポート部分での縦断面図
ンダヘッド部分を示す吸排気ポート部分での縦断面図
【図2】同じくカムシャフト支持部分での縦断面図
【図3】本考案に係るカムキャリアの平面図
【図4】図3の矢印A−A線に沿った断面図
【図5】図3の矢印B−B線に沿った断面図
【図6】図3の矢印C−C線に沿った断面図
【図7】図3の矢印D−D線に沿った断面図
1…シリンダヘッド、 21,31…バルブ、 22,
32…バルブステム、24,34…バルブスプリング、
26,36…バルブリフタ、 27,37…カムシャ
フト、 28,38…カム、 40…カムキャリア、
41…カムシャフト軸受部、 42…バルブリフタ摺動
ガイド孔、 43,44…溝。
32…バルブステム、24,34…バルブスプリング、
26,36…バルブリフタ、 27,37…カムシャ
フト、 28,38…カム、 40…カムキャリア、
41…カムシャフト軸受部、 42…バルブリフタ摺動
ガイド孔、 43,44…溝。
Claims (1)
- 【請求項1】 カムシャフトと、このカムシャフトのカ
ム、及びバルブステム間に介装されるバルブリフタを、
シリンダヘッド上に配設したエンジンにおいて、 前記カムシャフトの軸受部及び前記バルブリフタの摺動
ガイド孔を有するカムキャリアを前記シリンダヘッドと
別体に設けて、このカムキャリアを前記シリンダヘッド
にボルト結合するとともに、 シリンダヘッド上面とカムキャリアとの当接面に、バル
ブスプリング部に連通する溝を形成した、 ことを特徴とするエンジンのカムキャリア構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992065874U JP2570789Y2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | エンジンのカムキャリア構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992065874U JP2570789Y2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | エンジンのカムキャリア構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622502U true JPH0622502U (ja) | 1994-03-25 |
JP2570789Y2 JP2570789Y2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=13299567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992065874U Expired - Fee Related JP2570789Y2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | エンジンのカムキャリア構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2570789Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0491351A (ja) * | 1989-12-11 | 1992-03-24 | Dr Ing H C F Porsche Ag | 内燃機関のシリンダヘッド |
-
1992
- 1992-08-27 JP JP1992065874U patent/JP2570789Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0491351A (ja) * | 1989-12-11 | 1992-03-24 | Dr Ing H C F Porsche Ag | 内燃機関のシリンダヘッド |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2570789Y2 (ja) | 1998-05-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980203 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |