JPH062249Y2 - 無接点直流ブレーキ電源装置 - Google Patents

無接点直流ブレーキ電源装置

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JPH062249Y2
JPH062249Y2 JP12757390U JP12757390U JPH062249Y2 JP H062249 Y2 JPH062249 Y2 JP H062249Y2 JP 12757390 U JP12757390 U JP 12757390U JP 12757390 U JP12757390 U JP 12757390U JP H062249 Y2 JPH062249 Y2 JP H062249Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本案は直流電磁ブレーキ等の高リアクトル負荷に適用す
る無接点電源装置に関するもので、特に始動時の立上が
りが速く、停止時には半導体スイッチにより直流電源と
直流電磁ブレーキコイルとの直流回路をオフにして、急
速に電磁エネルギーを放電する無接点直流ブレーキ電源
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の直流電磁ブレーキ電源装置20には第4図に示す
ようなものがあり、整流ダイオード21のアノードを入力
端子I1と接続し、該ダイオード21のカソードをフラ
イホィール用ダイオード22のカソードと出力端子O1
とに接続し、該ダイオード22のアノードを入力端子I
2と電磁接触器の接点23を介して出力端子O2とに接
続し、該出力端子O1に順次逆方向の整流ダイオード2
4、放電抵抗25を介して出力端子O2を接続し、出力
端子O1とO2との間に直流電磁ブレーキコイル6を接
続し、入力端子I1,I2にそれぞれ交流電源電圧を接
続したものである。
そしてその作動は電磁接触器の接点23の操作コイル
(図示せず)を励磁すると、該接点23がオンとなり、
入力端子I1,I2にすでに交流電源電圧が印加されて
いると、直流電磁ブレーキには単相半波整流電圧が印加
されることになる。
また電磁接触器の接点23がオフになると、直流電磁ブ
レーキコイル6に蓄積された電磁エネルギーは出力端子
O2、放電抵抗25、逆方向整流ダイオード24、出力
端子O1、該ブレーキコイル6の閉ループで構成される
停止モードで、放電抵抗25とブレーキコイル6の内部
抵抗とで放電する。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の直流電磁ブレーキ電源装置では、起動時において
直流電磁ブレーキコイル6に流れる電流の立上がりが遅
いため、電磁ブレーキの作動が遅れ、例えばブレーキ付
き電動機に使用する場合には、ブレーキ開放遅れ時間の
間に電動機に過電流が流れ、該電動機の高頻度開閉操作
を行う際に、電動機の温度上昇が激しく、ブレーキ側が
完全に開放になる前に電動機が回転しようとするため、
ブレーキライニングが異常摩耗して電磁ブレーキ自体が
過熱する等の欠点がある。
また停止時において直流電磁ブレーキコイル6の場合、
オンからオフに切り換える際に逆起電力の影響により高
電圧が発生するので、電磁接触器の接点23が開放する
ときにアークを生じ、高頻度開閉操作を行う場合には電
磁接触器の接点23が溶着するという欠点がある。
本案は始動時にブレーキの応答速度を速くし、停止時に
は半導体スイッチを使用して急速に直流電磁ブレーキコ
イル6に蓄積された電磁エネルギーを放電するように
し、前記欠点を除去した無接点直流ブレーキ電源装置を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本案は整流用ダイオードD
1とD2のそれぞれカソードを接続し、該接続点をプラ
ス側とし、整流用ダイオードD3と起動サイクルQ1の
それぞれアノードを接続し、該接続点をマイナス側と
し、該ダイオードD1とD2のそれぞれアノードをダイ
オードD3とサイリスタQ1とのカソードに接続し、ダ
イオードD1のアノードとダイオードD3のカソード、
ダイオードD2のアノードとサイリスタQ1のカソード
の接続点をそれぞれ入力端子I1,I2に接続して単相
交流電圧を接続し、該ダイオードD1とD2のカソード
の接続点を出力端子O1、該ダイオードD3とサイリス
タQ1のそれぞれアノードを接続した直流電源としての
単相混合ブリッジ(単相全波整流)を構成し、ダイオー
ドD3とサイリスタQ1とのアノードの接続点と出力端
子O2との間に主サイリスタQ2をそのカソードをダイ
オードD3とサイリスタQ1とのアノードの接続点とそ
のアノードを出力端子O2と接続して介在し、整流ダイ
オードD1,D2のカソードの接続点に順方向ダイオー
ドD5と抵抗R1と転流コンデンサCとを直列接続し、
主サイリスタQ2のアノードに接続して該コンデンサC
の充電回路とし、該抵抗R1と転流コンデンサCとの共
通接続点に転流サイリスタQ3のアノードを接続し、該
サイリスタQ3のカソードを主サイリスタQ2のカソー
ドに接続して主サイリスタQ2をターンオフするターン
オフ回路とし、出力端子O1,O2に電磁ブレーキコイ
ルLを接続し、出力端子O1に逆方向ダイオードD4、
放電抵抗Rを直列として該ブレーキコイルLに並列に出
力端子O2に接続したものである。
また起動サイリスタQ1、主サイリスタQ2および転流
サイリスタQ3の各ゲートに接続したフォトカプラPH
1,PH2,PH3を第2図に示すようにゲートブロッ
クピンGBを指令信号Bにより“L”にすると、位相制
御パルスピンG1,G2よりのゲートパルスはブロック
されてゲートパルスを発生せず、ゲートブロックピンG
Bを同様に“H”にすると、位相制御パルスピンG1,
G2よりゲートパルスを発生するゲートパルス発生回路
GPGに接続したものである。即ち単相交流電圧に接続
した入力端子I1,I2の内、I1を整流ダイオードD
14、定電圧回路RECを介して該発生回路GPGの電
源ピン+12Vに、I2を該発生回路GPGのアースピ
ンOVにそれぞれ接続すると共に、起動時間制御回路C
T1と転流時間制御回路CT2のそれぞれ電源ピン+1
2VとアースピンOVに接続したものである。またゲー
トパルス発生回路GPGのゲートブロックピンGBと短
絡、開放を行う指令信号Bの指令信号端子B1とを順方
向ダイオードD10を介して接続し、前記起動時間制御
回路CT1と転流時間制御回路CT2とのリセット信号
ピンRSTと指令信号端子B1とを順方向ダイオードD
11を介して接続したもので、指令信号Bの指令信号端
子B2を入力端子I2と接続したものである。ささらに
ゲートパルス発生回路GPGの位相制御パルスピンG1
と入力端子I2とを電流制限抵抗R10、順方向ダイオー
ドD13および起動サイリスタQ1のフォトカプラPH
1の発光ダイオードを順方向としてそれぞれ直列に接続
し、起動時間制御回路CT1の出力ピンOUTに起動用
トランジスタT1のベースを接続し、該トランジスタT
1のコレクタに電流制限抵抗R11を介して入力端子I1
の定電圧回路REC後方に、エミッタを入力端子I2に
それぞれ接続し、前記制限抵抗10とダイオードD13
の共通接続点と制限抵抗R11とトランジスタT1のコ
レクタとの共通接続点とに順方向ダイオードD12を接
続したものである。またゲートパルス発生回路GPGの
位相制御パルスピンG2に電流制限抵抗R12と主サイ
リスタQ2のフォトカプラPH2の順方向発光ダイオー
ドとを直列に介して入力端子I2に接続したものであ
る。さらに転流時間制御回路CT2の出力ピンOUTに
転流用トランジスタT2のベースを接続し、入力端子I
1の定電圧回路REC後方と該トランジスタT2のコレ
クタとの間に電流制限抵抗R13と転流サイリスタQ3
のフォトカプラPH3の順方向発光ダイオードとを直列
として接続し、エミッタを入力端子I2に接続したもの
である。またゲートパルス発生回路GPGの同期入力ピ
ンSYを電流制限抵抗R14を介して入力端子I1に接
続してゲート制御回路としたものである。
〔作用〕
第1図に示す無接点直流ブレーキ電源装置の主回路17
の単相混合ブリッジ5と第2図に示すゲート制御回路1
8の入力端子I1,I2に単相交流電圧を印加しておい
て、第2図の指令信号Bの端子B1,B2をオープンに
すると、ゲートパルス発生回路GPGのゲートブロック
ピンGBは“H”となり、位相制御パルスピンG1,G
2にゲート点弧パルスが発生し、フォトカプラPH1,
PH2の発光ダイオードにパルス電流が流れ、起動サイ
リスタ4(Q1)と主サイリスタ8(Q2)がオンにな
り、直流電磁ブレーキ6(L)に単相全波整流の電圧が
印加され、直流電磁ブレーキ6(L)が励磁する(ブレ
ーキが開放し、電動機は駆動する)。起動後に起動時間
制御回路CT1により設定されるT秒後には起動用ト
ランジスタT1がオンとなり、フォトカプラPH1には
電流が流れなくなり、起動サイリスタ4(Q1)がオフ
となり(始動モード)、直流電磁ブレーキコイル6
(L)には単相混合ブリッジ5の整流ダイオード2(D
2)と3(D3)による単相半波整流の電圧が印加され
る(定常モード)。停止するには指令信号Bの端子B1
B2を短絡し、ゲートパルス発生回路GPGのゲートブ
ロックピンGBを“L”にすると、位相制御パルスピン
G1,G2のゲートパルスはブロックされてゲート点弧
パルスは発生しなくなる。そしてゲートブロックピンG
Bが“L”になってから、転流時間制御回路CT2によ
り設定されるT秒後に転流用トランジスタT2がオン
となり、フォトカプラPH3の発光ダイオードに電流が
流れ、転流サイリスタ13(Q3)がオンとなり、主サイリス
タ8(Q2)をターンオフして(停止モード)、電源と
しての単相混合ブリッジ5と直流電磁ブレーキコイル6
(L)との直流回路7をオフとするから、直流電磁ブレ
ーキコイル6(L)に蓄積された電磁エネルギーは出力
端子O2から放電抵抗16(R)、逆方向ダイオード1
5(D4)、直流電磁ブレーキコイル6(L)、出力端
子O2に至る閉ループにより、放電抵抗16(R)と直流
電磁ブレーキコイル6(L)の内部抵抗とで急速に放電
する。
以上のように単相混合ブリッジ5の起動サイリスタ4
(Q1)のゲート点弧時間を制御し、起動時の電流立上
がりを速くして直流電磁ブレーキの開放を高速にし、主
サイリスタ8(Q2)により直流回路7をオフにするこ
とで、従来の電磁接触器の機械的接点23のようにオン
からオフになる時に発生するアークがなく、電磁エネル
ギーを急速放電し、直流電磁ブレーキの戻りを速くする
ことができる。
〔実施例〕
今、ここに本案実施の一例を示した添付図面について詳
説する。
第1図は無接点直流ブレーキ電源装置の主回路の接続図
で、第2図は同ゲート制御回路の接続図で、第3図は同
タイミングチャートである。
1,2,3はそれぞれ整流ダイオード(D1,D2,D
3)で、4は起動サイリスタ(Q1)で、該ダイオード
1,2のカソードを接続し、該ダイオード3と起動サイ
リスタ4とのアノードを接続し、該ダイオード1,2の
アノードをそれぞれダイオード3と起動のサイリスタ4
とのカソードに接続し、ダイオード1のアノードとダイ
オード3のカソードとの接続点、ダイオード2のアノー
ドと起動サイリスタ4のカソードとの接続点をそれぞれ
入力端子I1,I2に接続して単相交流電圧を印加し、
ダイオード1,2のカソードの接続点をプラス側とし、
ダイオード3およびサイリスタ4のアノードの接続点を
マイナス側とし、該プラス側の接続点を出力端子O1
に、該マイナス側の接続点に後述の主サイリスタQ2の
カソードを接続して主サイリスタQ2のアノードを出力
端子O2に接続して直流電源としての単相混合ブリッジ
5を構成するものである。6は該出力端子O1,O2に
接続した直流電磁ブレーキコイル(L)で、7は単相混
合ブリッジ5と該ブレーキコイル6とで構成した直流回
路である。8は主サイリスタで、そのカソードをダイオ
ード3と起動サイリスタ4とのアノードの接続点に接続
して、前記直流回路7のリターン部に介在したものであ
る。12は充電回路で、出力端子O1にアノードを接続し
た順方向の整流ダイオード9(D5)、抵抗10(R
1)および転流コンデンサ11(C)を直列に接続し、出
力端子O2に接続したもので、転流コンデンサ11を充
電するものである。14はターンオフ回路で、該抵抗10
と転流コンデンサ11との共通接点に転流サイリスタ1
3(Q3)のアノードを接続し、該カソードを主サイリ
スタ8のカソードと接続したもので、停止時に主サイリ
スタ8をターンオフするものである。15は出力端子O
1にカソードを接続した逆方向整流ダイオード(D4)
で、該ダイオード15のアノードに放電抵抗16(R)
を介して出力端子O2と接続したものである。17は以
上により構成した無接点直流ブレーキ電源装置の主回路
である。18は該電源装置のゲート制御回路で、入力端
子I1から電流制限抵抗R14を介してゲートパルス発生
回路GPGの同期入力ピンSYに接続し、入力に同期し
た電圧を供給するものである。また入力端子I1に整流
ダイオードD14のアノードを接続して半波整流電圧を
発生し、該整流ダイオードD14のカソードに定電圧回
路RECを接続して直流電圧+12Vを発生して該発生回
路GPGの電源ピン+12V、起動時間制御回路CT1、
転流時間制御回路CT2の電源ピン+12Vにそれぞれ接
続して直流電圧を供給する。一方ゲートパルス発生回路
GPGのゲートブロックピンGBとダイオードD10の
アノードを接続し、起動時間制御回路CT1と転流時間
制御回路CT2のリセット信号ピンRSTとダイオード
D11のアノードとをそれぞれ接続し、該ダイオードD
11のカソードをダイオードD10のカソードに接続し
て短絡、開放を行う指令信号Bの指令信号端子B1に接
続する。また起動時間制御回路CT1の出力ピンOUT
を起動用トランジスタT1のベースに、転流時間制御回
路CT2の出力ピンOUTを転流用トランジスタT2の
ベースにそれぞれ接続する。該起動用トランジスタT1
のコレクタにダイオードD12のカソードと電流制限抵
抗R11を接続し、該制限抵抗R11の他端を直流電圧+
12Vにプルアップし、該ダイオードD12のアノード
を電流制限抵抗R10を介してゲートパルス発生回路G
PGの位相制御パルスピンG1に接続する。該ダイオー
ドD12のアノードと制限抵抗R10との共通接続点に
ダイオードD13のアノードを接続し、該カソードに起
動サイリスタ4のフォトカプラPH1の発光ダイオード
のアノードに接続し、入力端子I2に接続したものであ
る。前記ゲートパルス発生回路GPGの位相制御パルス
ピンG2から電流制限抵抗R12を介して主サイリスタ
8のフォトカプラPH2の発光ダイオードのアノードに
接続し、該カソードを入力端子I2に接続したものであ
る。該発生回路GPG、起動時間制御回路CT1および
転流時間制御回路CT2のアースピンOVを出力端子I
2に接続し、また、起動用トランジスタT1と転流用ト
ランジスタT2とのエミッタおよび指令信号Bの信号指
令端子B2を入力端子I2に接続したものである。さら
に転流用トランジスタT2のコレクタに転流サイリスタ
13のフォトカプラPH3の発光ダイオードのカソード
を接続し、該アノードに電流制限抵抗R13を接続し、
該制限抵抗R13の他端を直流電圧+12Vにプルアッ
プしたものである。
これを使用するに当たって、指令信号Bの指令信号端子
B1とB2とをオープンにすると、ゲートパルス発生回
路GPGのゲートブロックピンGBが“H”となり、位
相制御パルスピンG1とG2とにパルス電圧が発生し、
フォトカプラPH1とPH2の発光ダイオードにパルス
電流が流れることになる。すると無接点直流ブレーキ電
源装置17の単相混合ブリッジ5の起動サイリスタ4と
直流回路7の主サイリスタ8がオンとなり、直流電磁ブ
レーキコイル6に単相全波整流電圧が供給されるため、
ブレーキコイル6に流れる電流の立上がりが速くなる。
次に、起動時間制御回路CT1の内部設定時間(例えば
1秒)後に、該CT1の出力が“H”になり、起動用
トランジスタT1がオンとなると、位相制御パルスピン
G1に発生しているパルス電圧による電流がフォトカプ
ラPH1の発光ダイオードに流れずに、ダイオードD1
2から起動用トランジスタT1のコレクタ、エミッタを
介してバイパスし、単相混合ブリッジ5の起動サイリス
タ4はオフとなり、該混合ブリッジ5の整流ダイオード
2と3のみが導通して単相半波整流電圧がブレーキコイ
ル6に供給され、直流電磁ブレーキコイル6の励磁状態
を保持するための定常電流となる。
直流電磁ブレーキコイル6を無励磁に(電動機を停止)
するには、指令信号端子B1とB2(または入力端子I
2)を短絡すると、ゲートパルス発生回路GPGのゲー
トブロックピンGBが“L”となり、位相制御パルスピ
ンG1,G2のパルス電圧が発生しなくなり、主サイリ
スタ8のゲートパルスは消滅するが、直流電磁ブレーキ
コイル6に作用する逆起電圧のために主サイリスタ8に
は連続して電流が流れることになる。
ここで指令信号端子B1とB2とを短絡後、転流時間制
御回路CT2の内部設定時間(例えばT2秒)後に該制
御回路CT2の出力ピンOUTにパルス電圧が発生し
て、転流用トランジスタT2がオンとなり、転流サイリ
スタ13のフォトカプラPH3の発光ダイオードにパル
ス電流が流れて、転流サイリスタ13がオンとなり、転
流コンデンサ11の充電電圧が転流サイリスタ13を介
して放電し、主サイリスタ8を強制的にターンオフす
る。
主サイリスタ8がオフになると、直流電磁ブレーキコイ
ル6に蓄積された電磁エネルギーは出力端子O2、放電
抵抗16、ダイオード15を介して出力端子O1、直流
電磁ブレーキコイル6の閉ループにおいて、放電抵抗1
6と直流電磁ブレーキコイル6の内部抵抗で放電する。
〔考案の効果〕 本案は以上のような構成で、単相混合ブリッジ5に挿入
した起動サイリスタ4の点弧時間を起動時間制御回路C
T1で制御することにより、直流電磁ブレーキコイル6
に流れる始動電流の立上がりを速くすることができるか
ら、直流電磁ブレーキの開放が速くなり、ブレーキ開放
遅れ時間が介在することがない。
それによりブレーキ付き電動機に使用した場合にも、始
動時に電動機に過電流が流れず、一方停止のときには、
直流回路7に挿入した主サイリスタ8をターンオフ回路
14によりターンオフすることにより、電磁エネルギー
は放電抵抗16側に遅れなしにバイパスして急速放電
し、従来の電磁接触器の接点23を開放するときに発生
するアーク放電による遅れや接点23の溶着が発生せ
ず、高頻度開閉操作を行っても、電動機の温度上昇が少
なく、ブレーキ側がほぼ開放してから電動機側が回転す
るから、ブレーキライニングの摩耗が少なく、直流電磁
ブレーキ自体の過熱も少なくなる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本案実施の一例を示したもので、第1図は無
接点直流ブレーキ電源装置の主回路の接続図、第2図は
同ゲート制御回路の接続図、第3図は同タイミングチャ
ート、第4図は従来の直流電磁ブレーキ電源装置の接続
図である。 1,2,3…整流ダイオード、4…起動サイリスタ、5
…単相混合ブリッジ、6…直流電磁ブレーキコイル、7
…直流回路、8…主サイリスタ、9…整流ダイオード、
10…抵抗、11…転流コンデンサ、12…充電回路、
13…転流サイリスタ、14…ターンオフ回路、15…
整流ダイオード、16…放電抵抗、17…主回路、18
…ゲート制御回路、20…直流電磁ブレーキ電源装置、
21…整流ダイオード、22…フライホィール用ダイオ
ード、23…電磁接触器の接点、24…整流ダイオー
ド、25…放電抵抗、I1,I2…入力端子、O1,O
2…出力端子、D4,D5,D14…整流ダイオード、
D10〜D14…ダイオード、PH1〜PH3…フォト
カプラ、REC…定電圧回路、GPG…ゲートパルス発
生回路、CT1…起動時間制御回路、CT2…転流時間
制御回路、T1…起動用トランジスタ、T2…転流用ト
ランジスタ、R10〜R14…電流制限抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】整流ダイオード1,2,3と起動サイリス
    タ4とから成り、該ダイオード1,2のカソードとダイ
    オード3および該サイリスタ4のアノードとをそれぞれ
    接続し、ダイオード1,2のアノードとダイオード3、
    サイリスタ4のカソードとをそれぞれ接続し、該ダイオ
    ード1,3とダイオード2、サイリスタ4との接続点を
    入力端子I1,I2とし、該ダイオード1,2のカソー
    ドの接続点をプラス側とし、ダイオード3とサイリスタ
    4とのアノードの接続点をマイナス側とする直流電源と
    しての単相混合ブリッジ5を設け、該プラス側の接続点
    を出力端子O1に、マイナス側の接続点にカソードを接
    続した主サイリスタ8を介在し、該主サイリスタ8のア
    ノードに出力端子O2を接続して該出力端子O1,O2
    に直流電磁ブレーキコイル6を接続して設け、該単相混
    合ブリッジ5と直流電磁ブレーキコイル6から成る直流
    回路7を主サイリスタ8によりオフにするよう設備し、
    単相混合ブリッジ5の出力端子O1に順方向の整流ダイ
    オード9、抵抗10、転流コンデンサ11を介して出力端
    子O2に接続して該コンデンサ11の充電回路12を設
    け、該抵抗10とコンデンサ11との共通接点にアノー
    ドを接続した転流サイリスタ13を設け、該転流サイリ
    スタ13のカソードを主サイリスタ8のカソードに接続
    して主サイリスタ8をターンオフするターンオフ回路14
    を設け、単相混合ブリッジ5の出力端子O1に逆方向の
    整流ダイオード15と放電抵抗16を介して該出力端子
    O2に接続し、起動サイリスタ4、主サイリスタ8およ
    び転流サイリスタ13のゲートにゲート制御回路18を設
    け、始動時の立上がりが速く、停止時には直流電源7と
    直流電磁ブレーキコイル6との直流回路をオフにして急
    速に電磁エネルギーを放電することを特徴とする無接点
    直流ブレーキ電源装置。
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