JPH0622481A - 界磁回転型回転電機 - Google Patents

界磁回転型回転電機

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JPH0622481A
JPH0622481A JP4174265A JP17426592A JPH0622481A JP H0622481 A JPH0622481 A JP H0622481A JP 4174265 A JP4174265 A JP 4174265A JP 17426592 A JP17426592 A JP 17426592A JP H0622481 A JPH0622481 A JP H0622481A
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iron core
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Noriyuki Hara
典行 原
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】体格、重量当たりの出力比が向上した界磁回転
型回転電機を提供する。 【構成】界磁鉄心6は、駆動軸3に嵌着される円筒状の
筒部61と、筒部61の両端から放射方向に延在する柱
部62と、両柱部62先端から軸方向へ延在する複数の
爪部63とを有しているので、片持ち梁形状の爪部63
の先端部は遠心力により変位して電機子鉄心に接近す
る。爪部63のこの遠心変位は片持ち梁形状の柱部62
の先端部を軸方向に変位する。本発明の特徴をなす柱部
62の外端面に遠心方向へ延設されたリブ65は、柱部
65の先端部の上記軸方向への変位に対する剛性を増大
させ、その結果として爪部63の先端部の遠心方向への
変位が抑制され、回転による爪部63と電機子鉄心の内
周面との間のギャップ縮小が規制され、出力増大を可能
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、界磁回転型回転電機に
関する。
【0002】
【従来の技術】車両用交流発電機としては、一般に、駆
動軸に一体回転可能に嵌装される界磁鉄心に界磁コイル
を巻装した同期発電機(以下、オルタネ−タともいう)
が多用されている。この種の界磁回転型回転電機では、
図4の静止時及び図5の回転時を比較すればわかるよう
に、回転により界磁鉄心6aの爪部63aの先端部63
bが遠心力により遠心方向に変位し、そのために、界磁
鉄心6aと電機子鉄心4aとの間のギャップdを予め大
きく設定する必要があった。
【0003】本出願人の出願に係る実開昭58−495
79号公報は、上記問題点を改善するために、界磁鉄心
の柱部及び爪部の各基端部の内端面にリブを設けて柱部
及び爪部の剛性を向上することを提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年における車両のエ
ンジンル−ムの狭小化及び車両電気負荷の増大のため
に、車両用交流発電機に対して体格、重量一定のままで
出力を増加することが要求されており、あるいは、出力
一定のままで体格、重量を削減することが要求されてい
る。
【0005】本発明者は、この種の界磁回転型回転電機
では上記ギャップdの縮小により発電電力、発電効率を
顕著に改善できるので、界磁鉄心の柱部又は爪部の剛性
を強化して爪部の遠心変位を抑止できれば、体格、重量
当たりの出力を増加できることに気がついた。しかしな
がら単なる界磁鉄心の断面積を増加しただけでは、体
格、重量の増加が上記した爪部の遠心変位の抑止による
出力増加を相殺することが判明した。
【0006】したがって本発明は、体格、重量当たりの
出力比が向上した界磁回転型回転電機を提供することを
その目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハウジング
と、該ハウジングに回転自在に嵌挿される駆動軸と、前
記ハウジング内に配置される筒状の電機子鉄心と、該電
機子鉄心に巻装される電機子コイルと、前記駆動軸に一
体回転可能に嵌装されるとともに前記電機子鉄心に所定
空隙を介して対向する界磁鉄心と、前記界磁鉄心に配設
される界磁束発生源とを備え、前記界磁鉄心は、前記駆
動軸に嵌着される筒部と、該筒部の両端から放射方向に
延在する柱部と、前記両柱部先端から軸方向へ延在する
複数の爪部とを有する界磁回転型回転電機において、前
記柱部の外端面に遠心方向へ延設されたリブを備えるこ
とを特徴としている。
【0008】界磁束発生源として界磁コイルや永久磁石
を採用することができる。
【0009】
【作用】界磁鉄心は、駆動軸に嵌着される円筒状の筒部
と、筒部の両端から放射方向に延在する柱部と、両柱部
先端から軸方向へ延在する複数の爪部とを有しているの
で、片持ち梁形状の爪部の先端部は遠心力により変位し
て電機子鉄心に接近する。爪部のこの遠心変位は片持ち
梁形状の柱部の先端部を軸方向に変位する。
【0010】本発明の特徴をなす柱部の外端面に遠心方
向へ延設されたリブは、柱部の先端部の上記軸方向への
変位に対する剛性を増大させ、その結果として爪部の先
端部の遠心方向への変位が低減され、回転による爪部と
電機子鉄心の内周面との間のギャップ縮小が低減され
る。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、界磁鉄心
の柱部の外端面に遠心方向へリブが延設されているの
で、爪部の先端部の遠心方向への変位が低減され、回転
による爪部と電機子鉄心の内周面との間のギャップ縮小
が低減される。したがって、予め上記ギャップを縮小し
て設計することができ、中低速回転時におけるギャップ
縮小により出力増加を実現できる。
【0012】また、柱部断面はこのリブにより異形断面
となり、単に柱部の軸方向寸法を増大するのに比べて柱
部重量当たりの剛性は増大する。更に、柱部の外端面に
遠心方向へ延設されたリブは、回転時に遠心ファンとし
ての機能を果たして柱部の外端面に沿って遠心冷却風を
生起するので、界磁鉄心の冷却効果が向上するという付
随効果を奏する。
【0013】
【実施例】本発明の界磁回転型回転電機の一実施例を図
1に示す。この発電機は、車両のエンジンル−ム内での
車両用エンジン(図示せず)前面に配装された三相交流
発電機いわゆるオルタネ−タであって、フロントハウジ
ング1とこのフロントハウジング1の後端開口に接合さ
れて内部空間Sを閉成するリヤハウジング2とからなる
ハウジングを有し、フロントハウジング1及びリヤハウ
ジング2には軸受30により駆動軸3が回転自在に支承
されている。
【0014】リヤハウジング2の周壁内面には円筒状の
電機子鉄心4が嵌入、固定されており、電機子鉄心4に
は電機子コイル5が巻装されている。駆動軸3には2個
の界磁鉄心6、6が一体回転可能に嵌装されており、両
界磁鉄心6の間には界磁コイル(本発明でいう界磁束発
生源)7が嵌装されている。両界磁鉄心6は、それぞ
れ、電機子鉄心4の内部に位置して駆動軸3の中央部に
嵌着される円筒状の筒部61と、筒部61の両端からそ
れぞれ放射方向に延在する柱部62と、両柱部62の先
端部から相手側の柱部62に向けて軸方向に延び磁極を
構成する各同数の爪部63とからなり、軸方向左側の筒
部61の右端面と軸方向右側の筒部61の左端面とは接
合されている。
【0015】各爪部63は、両柱部62から周方向へ所
定間隔を隔てて交互に位置し、かつ、それぞれ軸方向へ
次第に先細形状となっている。界磁コイル7は筒部61
に巻装され、爪部63は界磁コイル7を囲包している。
駆動軸3のフロントハウジング1外の前端部には車両用
エンジン(図示せず)により駆動されるプ−リ31が嵌
装されており、界磁鉄心6の両柱部62には冷却ファン
8が固定されている。
【0016】リヤハウジング2の後端面を囲包して樹脂
カバ−9がリヤハウジング2に固定され、リヤカバ−9
の内には界磁コイル7に界磁電流を給電するブラシ91
が設けられ、駆動軸3にはこのブラシ91に接触してス
リップリング92が嵌装されている。また、リヤカバ−
9内には、界磁電流制御により出力を調整する電圧調整
器93及び電機子コイル5からの出力電圧を三相全波整
流する整流器94が配設されている。
【0017】このオルタネ−タでは、従来と同様に、駆
動軸3の回転と界磁コイル7への界磁電流の通電により
電機子コイル5に三相交流電圧が生じ、それを整流装置
94により整流するとともに、電圧調整器93により界
磁電流を制御して発電電圧を調節している。以下、この
実施例の特徴を図2及び図3を用いて詳述する。
【0018】図2は静止時の界磁鉄心6及び図中、右側
の冷却ファン8の軸方向断面を示し、図3は静止時の界
磁鉄心6の冷却ファン8を取り付ける前の正面図を示
す。両界磁鉄心6の柱部62の外端面には遠心方向へリ
ブ65が延設されている。リブ65は各柱部65毎に1
本づつ、界磁鉄心6の切削時に一体切削して形成されて
いる。もちろん、一体鋳造にて形成することもでき、複
数本形成することもできる。リブ65の高さ(軸方向寸
法)は6mm、周方向幅は5mmとされ、筒部61の駆
動軸3近傍から柱部62の先端部まで形成されている。
リブ65の断面は略半円形状とされている。
【0019】更に、左側の柱部62の外端面には図1に
示すように冷却ファン8がスポット溶接にて固定されて
おり、右側の柱部62の外端面には図2に示すように整
流板80及び冷却ファン8がスポット溶接にて固定され
ている。右側の柱部62に溶接された整流板80及び冷
却ファン8について図2を参照して更に説明する。整流
板80は厚さ約0.4mmの金属ディスクであり、打ち
出しにより、リブ65が丁度嵌合する半円筒状の打ち出
し部(図示せず)を放射状に有している。なお、この整
流板80は左側の冷却ファン8から軸方向に送風される
冷却風Wを遠心方向に屈折させる整流機能を有してい
る。
【0020】また、整流板80の上に重ねて溶接される
冷却ファン8は、整流板80とほぼ同形のディスク81
と、このディスク81の外周部を切り出して形成された
ファン82とを有する。更にディスク81には、整流板
80の上記打ち出し部が丁度嵌合する半円筒状の打ち出
し部83を放射状に有している。なお、ファン82の切
り出し位置は、隣接する打ち出し部83の間とされる。
【0021】この結果、リブ65に整流板80の打ち出
し部及び冷却ファン8の打ち出し部83を嵌合させるの
で、リブ65は整流板80及び冷却ファン8の回り止め
機能も果たし、そのために柱部62と整流板80及び冷
却ファン8とのスポット溶接個数は最小とすることがで
き、場合によっては含浸樹脂による接着だけでもよい。
更に、リブ65に嵌合する上記打ち出し部83は放射方
向に延設されるので、遠心ファン機能を有し、界磁鉄心
などの冷却向上に有効である。もちろん、これは打ち出
し部の断面形状は半円筒状以外の形状でもよい。
【0022】一方、図1中、左側の冷却ファン8(図2
では図示省略)は整流板80を持たないので、その打ち
出し部は右側の冷却ファン8の打ち出し部83よりも多
少小型となるが作用効果自体は同じである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の界磁回転型回転電機の一実施例を示す
断面図、
【図2】図1の界磁鉄心の断面図、
【図3】図1の界磁鉄心の正面図、
【図4】従来の界磁鉄心(停止時)の模式断面図、
【図5】従来の界磁鉄心(高速回転時)の模式断面図、
【符号の説明】
1、2はハウジング、3は駆動軸、4は電機子鉄心、5
は電機子コイル、6は界磁鉄心、7は界磁コイル(界磁
束発生源)、61は筒部、62は柱部、63は爪部、6
5はリブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングと、該ハウジングに回転自在に
    嵌挿される駆動軸と、前記ハウジング内に配置される筒
    状の電機子鉄心と、該電機子鉄心に巻装される電機子コ
    イルと、前記駆動軸に一体回転可能に嵌装されるととも
    に前記電機子鉄心に所定空隙を介して対向する界磁鉄心
    と、前記界磁鉄心に配設される界磁束発生源とを備え、
    前記界磁鉄心は、前記駆動軸に嵌着される筒部と、該筒
    部の両端から放射方向に延在する柱部と、前記両柱部先
    端から軸方向へ延在する複数の爪部とを有する界磁回転
    型回転電機において、 前記柱部の外端面に遠心方向へ延設されたリブを備える
    ことを特徴とする界磁回転型回転電機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2752341A1 (fr) * 1996-08-09 1998-02-13 Bosch Gmbh Robert Generatrice a griffes polaires
CN103812242A (zh) * 2012-11-13 2014-05-21 阿斯莫株式会社 无刷电动机以及转子
JP2014192955A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Asmo Co Ltd ロータ、及びモータ
US9577496B2 (en) 2012-11-13 2017-02-21 Asmo Co., Ltd. Rotor and brushless motor with rotation position detection

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