JPH06224613A - 自動車用のガラスアンテナ - Google Patents

自動車用のガラスアンテナ

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JPH06224613A
JPH06224613A JP2753393A JP2753393A JPH06224613A JP H06224613 A JPH06224613 A JP H06224613A JP 2753393 A JP2753393 A JP 2753393A JP 2753393 A JP2753393 A JP 2753393A JP H06224613 A JPH06224613 A JP H06224613A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
antenna wire
wire
line
vertical
Prior art date
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Pending
Application number
JP2753393A
Other languages
English (en)
Inventor
Shotaro Takenobu
省太郎 武信
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP2753393A priority Critical patent/JPH06224613A/ja
Publication of JPH06224613A publication Critical patent/JPH06224613A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】利得、指向特性の向上をめざす。 【構成】垂直アンテナ線10の最上部付近の片側に上か
ら順に略水平方向に第1のアンテナ線1と第2のアンテ
ナ線2を設け、また第1のアンテナ線1上に給電部8を
設け、第2のアンテナ線2長は第1のアンテナ線1長よ
り長くし、第2のアンテナ線2の下の垂直アンテナ線1
0に略水平方向に4本のアンテナ線を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用のガラスアン
テナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】FM、AM等のラジオ放送電波の受信の
ためのアンテナとして、従来はポールアンテナが用いら
れてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ポールアンテナは、ア
ンテナとしての実用性能は得られるものの、通常、取付
車体から棒状に突き出した形で用いるため、突起物とし
て走行中に不快な風切り音を発生させ、外観的にも煩雑
で美感上問題があり、人を傷つけるおそれがあり、駐車
中にいたずらされる可能性もあるなどの問題があった。
【0004】本発明は、従来からあるポールアンテナに
みられた上記の問題点に鑑み、リアーガラス等のガラス
板面に所定のパターンのアンテナ線を設けることによ
り、ポールアンテナと同等の実用的なアンテナ受信特性
を得ることを可能とした自動車用のガラスアンテナを提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の問題を
解決すべくなされたものであり、自動車の窓のガラス板
20に略鉛直方向に垂直アンテナ線10を設け、垂直ア
ンテナ線10の最上部付近の右または左側に上から順に
略水平方向に第1のアンテナ線1と第2のアンテナ線2
を設け、また第1のアンテナ線1上に給電部8を設け、
第2のアンテナ線2長は第1のアンテナ線1長より長く
し、更に第2のアンテナ線2の下の垂直アンテナ線10
に略水平方向に複数本のアンテナ線を設けたことを特徴
とする自動車用のガラスアンテナを提供するものであ
る。
【0006】以下、本発明を図面に従って詳細に説明す
る。図1は、本発明の基本的構成を示した正面図であ
り、図2は各部の寸法を示す正面図である。
【0007】1は、第1のアンテナ線、2は第2のアン
テナ線、3は第3のアンテナ線、4は第4のアンテナ
線、5は第5のアンテナ線、6は第6のアンテナ線、7
は容量結合用アンテナ線であり、左または右のバスバー
から延長される。また、8は給電点、10は垂直アンテ
ナ線、11はデフォッガーを構成する通電加熱式のヒー
ター線、12はデフォッガーを構成するバスバー、20
は自動車用の窓のガラス板である。
【0008】本発明において、給電点8から中央部に向
かって略水平の第1のアンテナ線1が主アンテナとして
作用し、更にその下に所定の間隔をおいて第1のアンテ
ナ線に略平行に設けた第2のアンテナ線2が位相調整用
の補助アンテナとして作用する。
【0009】また第2のアンテナ線2の下に所定の間隔
をおいた第2のアンテナ線2に略平行に設けられた第3
のアンテナ線3がFM低域利得調整用のアンテナとして
作用する。また第3のアンテナ線3の下に所定の間隔を
おいた第3のアンテナ線3に略平行に設けられた第4の
アンテナ線4はFM中域利得調整用のアンテナとして作
用する。
【0010】また第4のアンテナ線4の下に所定の間隔
をおいた第4のアンテナ線と略平行に設けられた第5の
アンテナ線5は、FM高域利得調整用のアンテナとして
作用する。また垂直アンテナ線10は第2の主アンテナ
として作用する。第5のアンテナ線5の下に略平行に設
けられた第6のアンテナ線6とバスバー12から延長さ
れた容量結合用アンテナ線7とは0.2mm〜20mm
以内に近接され容量結合されている。
【0011】第3のアンテナ線3、第4のアンテナ線
4、第5のアンテナ線5及び第6のアンテナ線6の上下
の位置の順序は、図1に限定されず任意に設定できる。
なお、図1、図2ではデフォッガーを、AMまたはFM
放送用アンテナとして利用する例として記載したが、デ
フォッガーはなくても使用できる。
【0012】本発明においては、FM放送波帯での利得
及び無指向性を高めるために、給電点8を、垂直線10
より上側左もしくは右へずらした位置に設けたもので、
給電点は垂直線10より100mmから450mm離れ
ていることが望ましい。
【0013】第1のアンテナ線1は太さが0.5mmか
ら5mmの間であることが望ましく、第1のアンテナ線
1は他のアンテナ線より太いほうが望ましい。また第1
のアンテナ線1は片側だけでなく反対側に多少延長され
ていてもよい。
【0014】第1のアンテナ線1と第2のアンテナ線2
との間隔は3〜15mm程度が受信特性上望ましい。ま
た、第1のアンテナ線1の長さは、第2のアンテナ線の
長さの70%〜90%の範囲が望ましい。70%〜90
%の範囲以外であると受信利得は2dB以上低くなる。
より望ましい範囲は80〜90%の範囲である。また第
2のアンテナ線2と第3のアンテナ線3との間隔は5〜
20mm程度が受信特性上望ましい。
【0015】また第3のアンテナ線3と第4のアンテナ
線4の間隔は5〜60mm程度が受信特性上望ましい。
更に第4のアンテナ線4と第5のアンテナ線5との間隔
は5〜60mm程度が受信特性上望ましい。
【0016】第1のアンテナ線1、第2のアンテナ線
2、第3のアンテナ線3、第4のアンテナ線4、第5の
アンテナ線5の長さは(λ/4)±(λ/10)の長さ
の範囲であることが望ましい。ただし、λは放送周波数
の波長である、また、各アンテナ線の長さ等は自動車の
形状、ガラス板20の形状、寸法、あるいはその他種々
の要素に応じて適宜、長さ、本数、パターン等が選択さ
れる。
【0017】銀ペーストを自動車の窓のガラス板20面
に図1のような各アンテナ線とヒーター線11等のパタ
ーンとなるようにシルクスクリーン印刷法により印刷
し、乾燥、焼き付けて、かかるパターンのガラスアンテ
ナを製造する。
【0018】
【実施例】[実施例1]実施例1では図2に示す各部分
の寸法は次の通りである。(単位:mm) A=200 B=250 C=250 D=250 E
=550 F=550 G=550 H=550 I=550 J
=550 K=550 L=590 M=5 N=10 T
=40 P=30 Q=40 R=3 S=10
【0019】このガラスアンテナについて、88MH
z,98MHz,108MHzの各FM放送周波数にお
いて指向特性を測定して得られた指向特性図をそれぞれ
図3〜図5に示す。なお、図3〜図5において0°は自
動車の前方に電波発信源があることを示す。図3〜図5
において最大の真円は60dBを示し、順次10dBず
つ区切って示している。また、周波数と利得との関係を
図6に示す。また、図6において850mmの長さのポ
ールアンテナの利得を合せて記載する。
【0020】なお、デフォッガーは、ガラス板20の横
方向に約3cmの等間隔をもって0.6〜0.7mm幅
の細い線条に形成された多数本のヒーター線11とその
ヒーター線の両端に相対向して長さ50cm、太さ0.
8cmのバスバー12を設けたものからなる。また、各
アンテナ線の線幅は0.6〜0.7mmとした。
【0021】[実施例2]実施例2はFM放送波帯の低
域の利得を大きくするパターンである。実施例2では図
2に示す各部分の寸法は次の通りである。(単位:m
m) A=200 B=350 C=350 D=350 E
=550 F=550 G=550 H=550 I=550 J
=550 K=550 L=590 M=5 N=10 T
=30 P=20 Q=30 R=3 S=10
【0022】このガラスアンテナについて、88MH
z,98MHz,108MHzの各FM放送周波数にお
いて測定して得られた周波数と利得との関係を図7に示
す。なお、デフォッガーは、実施例1のものと同様とし
た。
【0023】[実施例3]実施例3は第1のアンテナ線
長を長くしたときのパターンである。実施例3では図2
に示す各部分の寸法は次の通りである。(単位:mm) A=320 B=350 C=350 D=350 E
=550 F=550 G=550 H=550 I=550 J
=550 K=550 L=590 M=5 N=10 T
=30 P=20 Q=30 R=5 S=10
【0024】実施例について、88MHz,98MH
z,108MHzの各FM放送周波数において測定して
得られた周波数と利得との関係を図8に示す。なお、デ
フォッガーは、実施例1のものと同様とした。また、本
発明のガラス板20の材質はガラスの他、合成樹脂板も
含むものとする。
【0025】
【発明の効果】本発明は、優れた指向特性を示し、ポー
ルアンテナと比較してもほとんど劣らない利得の特性を
示し、ポールアンテナのように人を傷つけたりする等の
おそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的構成を示す正面図
【図2】本発明の各部の寸法を示す正面図
【図3】88MHzの場合の実施例1の指向特性図
【図4】98MHzの場合の実施例1の指向特性図
【図5】108MHzの場合の実施例1の指向特性図
【図6】実施例1の利得の特性図
【図7】実施例2の利得の特性図
【図8】実施例3の利得の特性図
【符号の説明】
1:第1のアンテナ線 2:第2のアンテナ線 3:第3のアンテナ線 4:第4のアンテナ線 5:第5のアンテナ線 7:容量結合用アンテナ線 8:給電点 10:垂直アンテナ線 20:ガラス板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の窓のガラス板(20)に略鉛直方
    向に垂直アンテナ線(10)を設け、垂直アンテナ線
    (10)の最上部付近の右または左側に上から順に略水
    平方向に第1のアンテナ線(1)と第2のアンテナ線
    (2)を設け、また第1のアンテナ線(1)上に給電部
    (8)を設け、第2のアンテナ線(2)長は第1のアン
    テナ線(1)長より長くし、更に第2のアンテナ線
    (2)の下の垂直アンテナ線(10)に略水平方向に複
    数本のアンテナ線を設けたことを特徴とする自動車用の
    ガラスアンテナ。
JP2753393A 1993-01-22 1993-01-22 自動車用のガラスアンテナ Pending JPH06224613A (ja)

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JP2753393A JPH06224613A (ja) 1993-01-22 1993-01-22 自動車用のガラスアンテナ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006103956A1 (ja) * 2005-03-29 2006-10-05 Central Glass Company, Limited 車両用ガラスアンテナ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006103956A1 (ja) * 2005-03-29 2006-10-05 Central Glass Company, Limited 車両用ガラスアンテナ
EP1841007A1 (en) * 2005-03-29 2007-10-03 Central Glass Company, Limited Glass antenna for vehicle
US7456796B2 (en) 2005-03-29 2008-11-25 Central Glass Company, Limited Glass antenna for vehicle
EP1841007A4 (en) * 2005-03-29 2014-01-29 Central Glass Co Ltd GLASS ANTENNA FOR VEHICLE

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