JPH06224567A - 防塵ブッシュ - Google Patents

防塵ブッシュ

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Publication number
JPH06224567A
JPH06224567A JP5012935A JP1293593A JPH06224567A JP H06224567 A JPH06224567 A JP H06224567A JP 5012935 A JP5012935 A JP 5012935A JP 1293593 A JP1293593 A JP 1293593A JP H06224567 A JPH06224567 A JP H06224567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dustproof
sponge
cylindrical body
edge
bush
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5012935A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Makino
功 牧野
Takefumi Ogura
岳文 小椋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP5012935A priority Critical patent/JPH06224567A/ja
Publication of JPH06224567A publication Critical patent/JPH06224567A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】高い防塵効果を得つつ電線の本数の増減にも対
処できる防塵ブッシュを提供する。 【構成】合成樹脂製の筒体11にはスリット12が前端
11aから後端11bにかけて斜めに入れられている。
筒体11の前端11a側の外周面には嵌合溝13が形成
されている。嵌合溝13と前端11aと間の外周面はテ
ーパ形状のガイド面14に形成されている。筒体11の
内周面にはスポンジ15が環状に止着されている。スポ
ンジ15の周方向の一方の端面はスリット形成端面11
dからはみ出している。このはみ出し端部15bの一部
はスリット形成端面11dに止着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配電箱等の壁板に電線
を挿通する際に用いられる防塵ブッシュに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】塵、埃等が問題となるような場所、例え
ば織布工場のような浮遊風綿の多い所では、各織機のコ
ントロール用配電箱へ電線を入線する場合には塵埃の侵
入を防止するための防塵ブッシュが用いられる。防塵ブ
ッシュの従来例を図11に示す。円板部1の中心部には
軟質樹脂製(例えばウレタン系のエストラマー)の膜部
1aが形成されており、他部位は硬質樹脂製である。膜
部1aの周囲には複数の嵌合突起1bが突設されてお
り、線状体が貫通する壁板の挿通孔に筒体が嵌合突起1
bを介して嵌合取りつけされる。この防塵ブッシュに電
線を挿通するには膜部1aに先鋭棒で孔を明け、この孔
に電線を挿通すればよい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】挿通電線が1本のみの
ような場合には孔を明けられた膜部1aが弾性変形によ
って電線の周面に張り付き、防塵効果を期待できる。し
かし、挿通電線が複数本になると防塵ブッシュでは膜部
1aに明けられる孔形状が適切でないと防塵効果は期待
できない。従って、このような防塵ブッシュの使用は挿
通電線1本のみの場合に限られてしまう。
【0004】電線の抜け止めを行なうチャック式のブッ
シュもあるが、この種のブッシュでは電線を確実に掴む
ために硬質のチャックが用いられる。電線とブッシュと
の間に隙間が生じ、防塵効果は少ない。
【0005】本発明は、高い防塵効果を得つつ挿通され
る電線の本数の増減にも対処できる防塵ブッシュを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
任意方向に弾性変形する防塵用変形体を筒体の内周面に
環状に止着し、電線を挿通する壁板の挿通孔に筒体を嵌
合させるための弾性変形嵌合部を筒体に設けて防塵ブッ
シュを構成した。
【0007】
【作用】電線を挿通する壁板の挿通孔に弾性変形嵌合部
を嵌め込めば、筒体は壁板に嵌合支持される。防塵用変
形体としては任意方向に弾性変形可能なスポンジ、中空
ゴム等が用いられる。筒体の中心部に挿通される電線は
任意方向に弾性変形可能な防塵用変形体によってくるま
れ、筒体の内周面と電線との間が防塵用変形体で隙間な
く充填される。
【0008】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図3に基づいて説明する。この実施例の防塵ブッシュ1
0は合成樹脂製の筒体11とスポンジ15とからなる。
筒体11にはスリット12が前端11aから後端11b
にかけて斜めに入れられている。筒体11の前端11a
側の外周面には嵌合溝13が形成されている。図3
(a)に示すように嵌合溝13と前端11aと間の外周
面はテーパ形状のガイド面14に形成されている。筒体
11の内周面には防塵用変形体となるスポンジ15が接
着によって環状に止着されている。図2に示すようにス
ポンジ15の周方向の一方の端面15aは一方のスリッ
ト形成端面11cに一致しており、スポンジ15の周方
向の他方の端面は他方のスリット形成端面11dからは
み出している。このはみ出し端部15bの一部はスリッ
ト形成端面11dに止着されており、はみ出し端部15
bの端面15cはスリット形成端面11cに対向してい
る。
【0009】このような構成の防塵ブッシュ10は図3
(b)に示すように電線を挿通する壁板16の挿通孔1
6aに筒体11の前端11aを差し込むことによって取
り付けられる。図3(a)の取り付け前の状態における
前端11aの径は挿通孔16aの径よりも僅かに小さく
してあり、筒体11の前端11aは図3(a)の状態で
挿通孔16aに入り込み可能である。又、嵌合溝13の
径は挿通孔16aの径よりも大きくしてあり、筒体11
を弾性縮径してスリット12をほぼ閉じた状態ではガイ
ド面14の最大径部14aの径は挿通孔16aの径より
も小さくなるようにしてある。
【0010】挿通孔16aに前端11aを差し込んで押
し込めば、ガイド面14と挿通孔16aとの間の当接作
用により筒体11が弾性縮径する。従って、最大径部1
4aの径が挿通孔16aの径以下となって最大径部14
aが挿通孔16aを通過する。最大径部14aが挿通孔
16aを通過すると、嵌合溝13の径が挿通孔16aの
径に一致するまで筒体11が弾性拡径し、図3(b)に
示すように嵌合溝13が挿通孔16aに嵌合する。即
ち、嵌合溝13及びガイド面14は弾性変形する嵌合部
となり、挿通孔16aに対する防塵ブッシュ10の取り
付けはワンタッチである。
【0011】図3(b)の状態では、はみ出し端部15
bの端面15cがスリット形成端面11c及びスポンジ
15の端面15aに接する。即ち、図3(a)の状態に
おけるはみ出し端部15bのはみ出し量L1 は図3
(b)の状態におけるスリット形成端面11c,11d
間の間隔L2 よりも大きくしてある。従って、スリット
12にはスポンジ15が充填し、筒体11の内周面はス
ポンジ15で覆われる。電線は筒体11の内周面を覆う
スポンジ15の環状内に挿通される。スポンジ15は任
意方向に弾性変形するため、防塵ブッシュ10に挿通さ
れた電線の周面はスポンジ15で隙間なく充填される。
電線の本数が増減する場合にもスポンジ15のこのよう
な弾性変形充填により確実な防塵効果が得られる。
【0012】筒体11は図3(a)の状態からさらに弾
性拡径でき、拡開されたスリット13から電線を筒体1
1内に導入できる。従って、この実施例の防塵ブッシュ
10の場合には、挿通孔16aに電線を通しておき、そ
の後に防塵ブッシュ10を挿通孔16aに装着すること
ができる。この配線作業は先に防塵ブッシュ10に電線
を通しておく作業方式に比して能率的である。あるいは
挿通孔16aに防塵防塵ブッシュ10を取り付けてお
き、その後に電線を通すこともできる。しかし、この作
業方式では電線の先端がスポンジ15に引っ掛かり易
く、スポンジ15を破損するおそれがある。
【0013】本発明は勿論前記実施例にのみ限定される
ものではなく、例えば図4〜図10に示す実施例も可能
である。図4の防塵ブッシュ17の筒体18の前端には
複数の嵌合突起18aが突設されている。筒体18は弾
性を有する合成樹脂製であり、嵌合突起18aは筒体1
8の半径方向に弾性湾曲可能である。嵌合突起18aの
基端部外周には嵌合凹部18bが形成されており、先端
部外周にはガイド斜面18cが形成されている。各嵌合
突起18のガイド斜面18c全体が前記実施例のガイド
面14と同様の作用をもたらし、防塵ブッシュ17は嵌
合凹部18b全体を介して挿通孔16aに嵌合する。筒
体18には周方向に切れ目がなく、筒体18の内周面に
はスポンジ15が切れ目なく接着によって環状に止着さ
れている。
【0014】図5〜図7の防塵ブッシュ10では筒体1
1に形成されるスリット19,20,21の別例を示
す。スリット19,20,21側にはみ出すスポンジ1
5のはみ出し端部15bは図1〜図3の実施例のように
スリット19,20,21に入り込んでいるのが望まし
い。
【0015】図8の防塵ブッシュ22では筒体23の内
周面に一対の環状突条23a,23bが平行に形成され
ており、スポンジ24が環状突条23a,23b間に嵌
入されている。
【0016】図9及び図10の防塵ブッシュ25,26
では防塵用変形体として環状の中空ゴム27が用いられ
ている。中空ゴム27もほぼ任意方向に弾性変形可能で
ある。図9の場合には中空ゴム27は筒体28の内周面
に接着によって止着されており、図10の場合には中空
ゴム27の基端部27aが筒体28の内周面上の支持溝
28a内に嵌入されている。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の防塵ブッシ
ュは、任意方向に弾性変形する防塵用変形体を筒体の内
周面に環状に止着したので、電線の本数の増減にも関わ
らず筒体と電線との間を防塵用変形体で充填して防塵し
得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化した一実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】 正面図である。
【図3】 (a)は壁板の挿通孔に取り付ける前の平断
面図である。(b)は壁板の挿通孔に取り付けた状態を
示す平断面図である。
【図4】 別例を示す斜視図である。
【図5】 別例を示す平面図である。
【図6】 別例を示す平面図である。
【図7】 別例を示す平面図である。
【図8】 別例を示す平断面図である。
【図9】 別例を示す平断面図である。
【図10】 別例を示す平断面図である。
【図11】 従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…防塵ブッシュ、11…筒体、12…スリット、1
3…嵌合溝、15…スポンジ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意方向に弾性変形する防塵用変形体を筒
    体の内周面に環状に止着し、電線を挿通する壁板の挿通
    孔に筒体を嵌合させるための弾性変形嵌合部を筒体に設
    けた防塵ブッシュ。
JP5012935A 1993-01-28 1993-01-28 防塵ブッシュ Pending JPH06224567A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5012935A JPH06224567A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 防塵ブッシュ

Applications Claiming Priority (1)

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JP5012935A JPH06224567A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 防塵ブッシュ

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Publication Number Publication Date
JPH06224567A true JPH06224567A (ja) 1994-08-12

Family

ID=11819148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5012935A Pending JPH06224567A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 防塵ブッシュ

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JP (1) JPH06224567A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0923560A (ja) * 1995-07-07 1997-01-21 Shiyoudenshiya:Kk ケーブル導入部封止部材
JP2014519880A (ja) * 2011-05-08 2014-08-21 アポロ エンドサージェリー,インコーポレイティド 内視鏡縫合システム
CN107026416A (zh) * 2017-04-30 2017-08-08 飞利富科技股份有限公司 预留孔封盖
JP2023081075A (ja) * 2021-11-30 2023-06-09 ダイキン工業株式会社 樹脂ブッシュ及びそれを用いた電装品箱

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JP2014519880A (ja) * 2011-05-08 2014-08-21 アポロ エンドサージェリー,インコーポレイティド 内視鏡縫合システム
CN107026416A (zh) * 2017-04-30 2017-08-08 飞利富科技股份有限公司 预留孔封盖
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