JPH06224513A - 半導体レーザアレイ製造用基板および半導体レーザアレイの製造方法 - Google Patents

半導体レーザアレイ製造用基板および半導体レーザアレイの製造方法

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JPH06224513A
JPH06224513A JP891693A JP891693A JPH06224513A JP H06224513 A JPH06224513 A JP H06224513A JP 891693 A JP891693 A JP 891693A JP 891693 A JP891693 A JP 891693A JP H06224513 A JPH06224513 A JP H06224513A
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JP
Japan
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semiconductor laser
array
substrate
laser array
semiconductor
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Application number
JP891693A
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English (en)
Inventor
Jun Tokuda
潤 徳田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06224513A publication Critical patent/JPH06224513A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発光位置の配置形態の変化に迅速に対応する
ことが出来る半導体レーザアレイ製造用基板を提供する
ことを課題とする。 【構成】 この発明の半導体レーザアレイ製造用基板
は、半導体レーザ素子用の層構成を有する半導体基板を
備え、この半導体基板2の表面に複数の電極4,4,・
・が一定の配列パターンで形成されていて、ストライプ
状半導体レーザ素子用構造がアレイ状に設けられてなる
構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体レーザアレイ
製造用基板および半導体レーザアレイの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザアレイは、2次元的な集積
化構成が可能であるために、並列光演算デバイスや共有
型光結合デバイスを構成する際に大変有効な基本素子と
なる。2次元的な集積化構成の面発光型の半導体レーザ
アレイの例としては、最初から発光位置が定まった構造
のものが知られている(Appl.Phys.Lett 55 1989 P.P.3
31-333) 。しかしながら、光共有結合を前提としたAS
IC(ApplicationSpecificIC:特定用途用のIC)
を作製する場合、最初から発光位置が定まった構造だ
と、回路作製の自由度が減少するため、集積度が低くな
ったり、あるいは、冗長度が大きくなったりするという
問題がある。それに、発光位置の配置形態の異なるもの
を作製する場合、新たなマスク設計の必要があり、設計
の自由度が低いことも相まって開発に長期間を要する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記事情
に鑑み、発光位置の配置形態の変化に迅速に対応するこ
とが出来る半導体レーザアレイ製造用基板および半導体
レーザアレイの製造方法を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明にかかる半導体レーザアレイ製造用基板
は、半導体レーザ素子用の層構成を有する半導体基板を
備え、この半導体基板の表面に複数の電極が一定の配列
パターンで形成されていて、ストライプ状半導体レーザ
素子用構造がアレイ状に設けられてなる構成を特徴とし
ていて、レーザ光を取り出すための開口部が未形成であ
って、この発明にかかる半導体レーザアレイの製造方法
により、半導体レーザアレイ製造用基板の基板表面の所
望位置に、レーザ光を取り出すための開口部を形成して
半導体レーザアレイを得ることが出来る。
【0005】この発明の半導体レーザアレイ製造用基板
の場合、半導体基板には半導体レーザ素子と共に電子回
路用素子も設けられている形態は集積度が高く有用であ
ると言うことができる。この発明の場合、普通、ストラ
イプ状半導体レーザ素子用構造が2次元的アレイ状に配
置されている形態が有用である。2次元的アレイ状の配
置例として、例えば、半導体基板の周囲に沿ってストラ
イプ状半導体レーザ素子用構造がアレイ状に設置されて
いる態様等が挙げられる。
【0006】半導体基板に設られる電子回路用素子の併
設形態としては、半導体レーザ素子の駆動用トランジス
タを併設する形態の他に、駆動用トランジスタと制御用
マイクロプロセッサの間で論理回路を構成するトランジ
スタの併設形態や、さらにはこれらのトランジスタと共
に制御用マイクロプロセッサをも併設する形態が挙げら
れる。集積化構成の場合、半導体レーザ素子はデータの
光転送などに使える。集積度が高いほど有用性が増すこ
とは言うまでもない。
【0007】半導体基板にレーザ光を取り出すための開
口部を開ける方法としては、マスク不要で選択エッチン
グが行える方法、例えば、収束イオンビームを用いたイ
オンビームアシストエッチング法等が用いられる。この
方法で外部45°の反射鏡が側面に形成されるように孔
を開けるのである。
【0008】
【作用】この発明の半導体レーザアレイ製造用基板は、
ストライプ状半導体レーザ素子用構造がアレイ状に設け
られてなる構成が予め出来ており、後は、レーザ光を取
り出すための開口部を開ける程度で簡単に半導体レーザ
アレイにすることが出来る基板であり、開口部の形成に
あたり、マスク形成不要の開孔方法を用いれば、その都
度、所望の位置に選択的に開口部を開けられるので、マ
スク設計を要することなく発光位置の配置形態に応じた
半導体レーザアレイを迅速に得ることが出来る。つま
り、この発明の半導体レーザアレイ製造用基板は、標準
化された中間部材となり得て発光位置の配置形態の変化
への対応が出来るのである。
【0009】この発明の半導体レーザアレイ製造用基板
において、半導体レーザ素子の制御回路用素子も半導体
基板に設けられている形態は集積度が高くて利用し易
い。この発明の半導体レーザアレイ製造用基板におい
て、ストライプ状半導体レーザ素子用構造の配置が2次
元的アレイ状であれば対応可能範囲が広くて非常に有用
である。
【0010】この発明にかかる製造方法の場合、ストラ
イプ状半導体レーザ素子用構造がアレイ状に設けられて
なる構成が予め設けられている基板表面に、マスク形成
不要の開孔方法により所望の位置にレーザ光を取り出す
ための開口部を開ける程度のことで発光位置の配置形態
の変化に対応した様々な半導体レーザアレイを簡単に得
ることが出来るため、非常に有用である。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら詳しく説明する。この発明は、下記の実施例に限らな
い。 −実施例1− 実施例1の半導体レーザアレイ製造用基板1は、図1に
みるように、半導体レーザ素子用の層構成を有する半導
体基板2を備えていて、この半導体基板にストライプ状
半導体レーザ素子用構造が2次元的アレイ状に配置され
ている構成となっている。
【0012】半導体基板2は、図2にみるように、p型
GaAs基材層11の上に、クラッド層用のp型Aly
Ga1-y As12、活性層用のAlx Ga1-x As層1
3、クラッド層用のn型Aly Ga1-y As14、およ
び、キャップ層用のn型GaAs層15が、液相エピタ
キシャル成長法により順に積層形成された構成である。
なお、x,yは、0<x<y<1である。
【0013】そして、半導体基板2の半導体レーザ素子
域以外の表面はSi3 4 膜3で覆われている。すなわ
ち、半導体基板2の表面全体にSi3 4 膜を形成して
おいて、フォトリソグラフィ技術を用い半導体レーザ構
造領域に窓のあるマスクを形成しCHF3 および酸素ガ
スを用いた反応性イオンエッチングによりSi3 4
を部分的に除去し電極コンタクトおよび発光部分を開口
するのである。
【0014】半導体基板2の表面では基板周囲に沿って
一定の配列で設置されている半電極4,4・・・がコン
タクトしており、ストライプ状半導体レーザ素子用構造
が2次元的アレイ状で設置された状態となっている。す
なわち、半導体基板2の表面全体にAu−Ge−Ni膜
を蒸着形成しておいて、フォトリソグラフィ技術を用い
て2次元的アレイ状配列のパターンに対応したマスクを
形成し選択エッチングすることによりAu−Ge−Ni
膜を部分的に除去し一定の配列で電極4,4を形成する
のである。
【0015】半導体基板2の裏面には電極5が全面的に
形成されている。すなわち、半導体基板2の裏面全体に
電極5用にAu−Zn膜を蒸着形成してあるのである。
上記の半導体レーザアレイ製造用基板1に対して、塩素
ガスを用いた収束イオンビームアシストエッチング法に
より、図2にみるように、45°反射鏡用の開口部7,
7を開ける。収束イオンビームの加速電圧の調整によ
り、両側に45°反射鏡のある図2の如き開口部7とす
ることも出来るし、片側だけに45°反射鏡のある開口
部とすることも出来る。勿論、開口部7の45°反射鏡
から光は放出される。
【0016】なお、半導体基板2の裏面の電極5が開口
部7を開けてから設けるようにしてもよく、この発明の
半導体レーザアレイ製造用基板1では必須の構成ではな
い。 −実施例2− 実施例2の半導体レーザアレイ製造用基板1も半導体基
板2には、図3にみるように、実施例1の場合と同様、
ストライプ状半導体レーザ素子用構造が2次元的アレイ
状に設けられているのに加え、半導体基板2の回路素子
形成領域9に電子回路用素子が設けられている他は、実
施例1と同様の構成であるので重複する説明は省略す
る。
【0017】回路素子形成領域9に設けられる電子回路
用素子としては、前述のように、駆動用や論理回路用の
トランジスタやマイクロプロセッサなどがあげられる。
収束イオンビームアシストエッチング法による開口部7
形成の前に電子回路部分と半導体レーザ部分の間の配線
をボンディング等で予め行っておく。勿論、電極4用の
Au−Ge−Ni膜を利用して電極4,4形成と同時に
電極形成・配線形成のためのパターン化を行うようして
もよい。工程が短くなる。
【0018】上記実施例1,2ではAlGaAs/Ga
As系の化合物の半導体基板を用いたが、この他、In
P、InGaAsP、InAlP系などLED、半導体
レーザが作製可能な半導体基板も用いることが可能であ
る。また、半導体基板の作製過程では液相エピタキシャ
ル成長法を用いたが、MOCVD、MBE、CBE等の
結晶成長法を用いるようにしてもよい。
【0019】実施例の場合、半導体レーザとして、最も
簡単な電極ストライプ構造のものを例示したが、プロト
ン打ち込み型、プレーナストライプ型、ヘテロストライ
プ型ヘテロアイソレーション型等の如きストライプ構造
の半導体レーザであってもよい。また、図1ないし図3
の開口部の45°反射鏡の表面にリフトオフ法等で選択
的に金属を蒸着することで反射率を任意に調整すること
も可能である。
【0020】
【発明の効果】この発明の半導体レーザアレイ製造用基
板では、ストライプ状半導体レーザ素子用構造がアレイ
状に設けられてなる構成が予め出来ており、後はマスク
設計を要することなく所望の位置に選択的に開口部を開
け発光位置の配置形態の変化に迅速かつ簡単に対応する
ことが出来、光共有結合型ASICの設計自由度が増
し、開発期間の短縮が図れるため、非常に有用である。
【0021】この発明にかかる製造方法の場合、ストラ
イプ状半導体レーザ素子用構造がアレイ状に設けられて
なる構成が予め設けられている基板表面に、マスク形成
不要の開孔方法により所望の位置にレーザ光を取り出す
ための開口部を開ける程度のことで発光位置の配置形態
の変化に対応した様々な半導体レーザアレイを簡単に得
ることが出来るため、非常に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1での半導体レーザアレイの製造の様子
をあらわす斜視図。
【図2】図1の一部分を拡大した斜視図。
【図3】実施例2での半導体レーザアレイの製造の様子
をあらわす斜視図。
【符号の説明】
1 半導体レーザアレイ製造用基板 2 半導体基板 4 電極 5 電極 7 開口部 9 回路素子形成領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザ素子用の層構成を有する半
    導体基板を備え、この半導体基板の表面に複数の電極が
    一定の配列パターンで形成されていて、ストライプ状半
    導体レーザ素子用構造がアレイ状に設けられてなる半導
    体レーザアレイ製造用基板。
  2. 【請求項2】 半導体基板には電子回路用素子も設けら
    れている請求項1記載の半導体レーザアレイ製造用基
    板。
  3. 【請求項3】 ストライプ状半導体レーザ素子用構造が
    2次元的アレイ状に配置されている請求項1または2記
    載の半導体レーザアレイ製造用基板。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれかに記載の
    半導体レーザアレイ製造用基板の基板表面の所望位置
    に、レーザ光を取り出すための開口部を形成して半導体
    レーザアレイを得るようにする半導体レーザアレイの製
    造方法。
JP891693A 1993-01-22 1993-01-22 半導体レーザアレイ製造用基板および半導体レーザアレイの製造方法 Pending JPH06224513A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007049510A1 (ja) * 2005-10-27 2007-05-03 Tokyo Electron Limited 処理方法及び記録媒体

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JPWO2007049510A1 (ja) * 2005-10-27 2009-04-30 東京エレクトロン株式会社 処理方法及び記録媒体
JP4762998B2 (ja) * 2005-10-27 2011-08-31 東京エレクトロン株式会社 処理方法及び記録媒体

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