JPH0622443A - 逆電力継電器 - Google Patents
逆電力継電器Info
- Publication number
- JPH0622443A JPH0622443A JP4173060A JP17306092A JPH0622443A JP H0622443 A JPH0622443 A JP H0622443A JP 4173060 A JP4173060 A JP 4173060A JP 17306092 A JP17306092 A JP 17306092A JP H0622443 A JPH0622443 A JP H0622443A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- reverse power
- reverse
- power receiving
- transformer
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- Pending
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- Protection Of Transformers (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、変圧器無負荷投入時の誤動作を防止
する逆電力継電器を提供することにある。 【構成】本発明は、常時受電系統と並列運転を行う発電
機を有する受変電設備における逆潮流を防止するために
用いる逆電力継電器において、負荷急変時，受電系統側
の停電等により発電機から受電系統側への逆電力が設定
値以上で、かつ第２高調波が設定値以上でないことを条
件に，受電しゃ断器にしゃ断指令を与えるようにしてい
るので、変圧器無負荷突入電流による逆電力継電器の誤
動作を防止することができる。
する逆電力継電器を提供することにある。 【構成】本発明は、常時受電系統と並列運転を行う発電
機を有する受変電設備における逆潮流を防止するために
用いる逆電力継電器において、負荷急変時，受電系統側
の停電等により発電機から受電系統側への逆電力が設定
値以上で、かつ第２高調波が設定値以上でないことを条
件に，受電しゃ断器にしゃ断指令を与えるようにしてい
るので、変圧器無負荷突入電流による逆電力継電器の誤
動作を防止することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は逆潮流を検出する逆電力
継電器に関するものである。
継電器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の逆電力継電器を用いた逆潮流防止
システムを図３を参照して説明する。なお、図３は便宜
上単線結線図で表している。同図において、１は三相交
流電源であり、いわゆる受電系統（買電側）である。５
２Ｒ，５２Ｐ１，５２Ｐ２，５２Ｓ１，５２Ｓ２，５２
Ｂ，５２Ｇ，５２Ｆは各々遮断器、ＴＲ１，ＴＲ２、Ｔ
Ｒ３は変圧器、Ｇは発電機である。２は計器用変流器、
３は計器用変圧器であり、各々その二次側が逆電力継電
器６７Ｐに接続されている。
システムを図３を参照して説明する。なお、図３は便宜
上単線結線図で表している。同図において、１は三相交
流電源であり、いわゆる受電系統（買電側）である。５
２Ｒ，５２Ｐ１，５２Ｐ２，５２Ｓ１，５２Ｓ２，５２
Ｂ，５２Ｇ，５２Ｆは各々遮断器、ＴＲ１，ＴＲ２、Ｔ
Ｒ３は変圧器、Ｇは発電機である。２は計器用変流器、
３は計器用変圧器であり、各々その二次側が逆電力継電
器６７Ｐに接続されている。
【０００３】このような受変電設備において、発電機Ｇ
が常時受電系統と並列運転を行う場合、負荷が軽負荷に
急変したときや、受電系統側が停電したときに発電機側
から受電系統側に逆潮流が流れる。この逆潮流は受電系
統側からの制約及び発電機側の過負荷防止の面から防止
しなければならない場合がある。このため、この逆潮流
を検出する機能を有し、逆潮流を検出した場合には受電
遮断器（又はその他の系統の分離点となる遮断器）をト
リップする信号を出力する逆電力継電器が設けられてい
る。
が常時受電系統と並列運転を行う場合、負荷が軽負荷に
急変したときや、受電系統側が停電したときに発電機側
から受電系統側に逆潮流が流れる。この逆潮流は受電系
統側からの制約及び発電機側の過負荷防止の面から防止
しなければならない場合がある。このため、この逆潮流
を検出する機能を有し、逆潮流を検出した場合には受電
遮断器（又はその他の系統の分離点となる遮断器）をト
リップする信号を出力する逆電力継電器が設けられてい
る。
【０００４】ところで、逆電力継電器の原理は、計器用
変流器２から導入した電流と計器用変圧器３から導入し
た電圧により電力の方向を判別し、逆方向に電力が設定
値以上流れた場合に遮断器トリップ信号を出力するもの
である。
変流器２から導入した電流と計器用変圧器３から導入し
た電圧により電力の方向を判別し、逆方向に電力が設定
値以上流れた場合に遮断器トリップ信号を出力するもの
である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述した図３の逆潮流
防止システムにおいて、次のような問題点がある。
防止システムにおいて、次のような問題点がある。
【０００６】（１）変圧器ＴＲ１又はＴＲ２を系統に接
続するために、遮断器５２Ｐ１又は５２Ｐ２を投入する
際、変圧器の無負荷突入電流により逆電力継電器６７Ｐ
が誤動作することがある。 （２）軽負荷の状態で、負荷側の変圧器ＴＲ３を遮断器
５２Ｆを投入し、励磁すると（１）と同様な現象が発生
する。
続するために、遮断器５２Ｐ１又は５２Ｐ２を投入する
際、変圧器の無負荷突入電流により逆電力継電器６７Ｐ
が誤動作することがある。 （２）軽負荷の状態で、負荷側の変圧器ＴＲ３を遮断器
５２Ｆを投入し、励磁すると（１）と同様な現象が発生
する。
【０００７】一般に、変圧器の無負荷突入電流は非常に
大きく、定格負荷電流の１０数倍にも達することがあ
り、数秒継続する。この突入電流の大きさは印加電圧の
位相、変圧器鉄芯の残留磁束、電源容量、変圧器容量、
変圧器の構造などに影響され、上記（１），（２）の現
象が必ず発生するというわけではないが、励磁突入電流
は高調波成分を多く含み、逆電力継電器が電流と電圧の
位相の状態によって実際の負荷電流は逆方向に流れてい
なくとも、逆潮流と判断する場合がある。
大きく、定格負荷電流の１０数倍にも達することがあ
り、数秒継続する。この突入電流の大きさは印加電圧の
位相、変圧器鉄芯の残留磁束、電源容量、変圧器容量、
変圧器の構造などに影響され、上記（１），（２）の現
象が必ず発生するというわけではないが、励磁突入電流
は高調波成分を多く含み、逆電力継電器が電流と電圧の
位相の状態によって実際の負荷電流は逆方向に流れてい
なくとも、逆潮流と判断する場合がある。
【０００８】本発明は上記の如き不具合を解消するため
になされたもので、その目的は変圧器無負荷投入時の誤
動作を防止する逆電力継電器を提供することにある。
になされたもので、その目的は変圧器無負荷投入時の誤
動作を防止する逆電力継電器を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、常時受電系統と並列運転を行う発電機を有
する受変電設備における逆潮流を防止するために用いる
逆電力継電器において、負荷急変時，受電系統側の停電
等により発電機から受電系統側への逆電力が設定値以上
で、かつ第２高調波が設定値以上でないことを条件に，
受電しゃ断器にしゃ断指令を与えるようにしたことを特
徴とする。
するために、常時受電系統と並列運転を行う発電機を有
する受変電設備における逆潮流を防止するために用いる
逆電力継電器において、負荷急変時，受電系統側の停電
等により発電機から受電系統側への逆電力が設定値以上
で、かつ第２高調波が設定値以上でないことを条件に，
受電しゃ断器にしゃ断指令を与えるようにしたことを特
徴とする。
【００１０】
【作用】本発明により、変圧器無負荷突入電流による逆
電力継電器の誤動作を防止することができる。
電力継電器の誤動作を防止することができる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。図１は本発明の一実施例のブロック構成図である。
同図に示すように。本実施例の逆電力継電器６７Ｐは、
逆電力が設定値以上であることと、検出電流に含まれる
第２高調波成分がある設定値を超えていないことのＡＮ
Ｄ条件を満足した場合に、遮断器５２Ｒに対してトリッ
プ信号を出力する構成となっている。
る。図１は本発明の一実施例のブロック構成図である。
同図に示すように。本実施例の逆電力継電器６７Ｐは、
逆電力が設定値以上であることと、検出電流に含まれる
第２高調波成分がある設定値を超えていないことのＡＮ
Ｄ条件を満足した場合に、遮断器５２Ｒに対してトリッ
プ信号を出力する構成となっている。
【００１２】勿論、本逆電力継電器が適用されるのは、
図３に示すような発電機Ｇが常時受電系統と並列運転を
行う場合、負荷が軽負荷に急変したときや、受電系統側
が停電したときに発電機側から受電系統側に逆潮流が流
れるのを防止する逆潮流防止システム等である。
図３に示すような発電機Ｇが常時受電系統と並列運転を
行う場合、負荷が軽負荷に急変したときや、受電系統側
が停電したときに発電機側から受電系統側に逆潮流が流
れるのを防止する逆潮流防止システム等である。
【００１３】図２は第２高調波成分の検出回路の一例で
ある。同図に示すように、受電系統に接続された変流器
ＣＴにより検出された電流は、インダクタンスＬとコン
デンサＣとの並列回路から整流回路を経て図示しないレ
ベル検出回路に接続されている。ここで、ｆを定格周波
数とすると、２倍周波の２ｆで共振するようＬとＣの値
を選定する。すなわち、ＬとＣの値は２ｆ＝１／（２π
√ＬＣ）を満足するものとする。
ある。同図に示すように、受電系統に接続された変流器
ＣＴにより検出された電流は、インダクタンスＬとコン
デンサＣとの並列回路から整流回路を経て図示しないレ
ベル検出回路に接続されている。ここで、ｆを定格周波
数とすると、２倍周波の２ｆで共振するようＬとＣの値
を選定する。すなわち、ＬとＣの値は２ｆ＝１／（２π
√ＬＣ）を満足するものとする。
【００１４】次に、本実施例の作用について説明する。
一般に、変圧器無負荷突入電流は多くの高調波成分を含
んでいるが、特に第２高調波の含有率は６０数％に達す
る。本発明はこれに注目したもので、逆電力継電器６７
Ｐに導入される電流に第２高調波の成分がある設定値以
上含まれている場合には逆電力継電器の遮断器出力信号
をブロックし、これにより逆電力継電器６７Ｐによる誤
動作を防止するものである。
一般に、変圧器無負荷突入電流は多くの高調波成分を含
んでいるが、特に第２高調波の含有率は６０数％に達す
る。本発明はこれに注目したもので、逆電力継電器６７
Ｐに導入される電流に第２高調波の成分がある設定値以
上含まれている場合には逆電力継電器の遮断器出力信号
をブロックし、これにより逆電力継電器６７Ｐによる誤
動作を防止するものである。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
変圧器無負荷突入電流による逆電力継電器の誤動作を防
止することができる。
変圧器無負荷突入電流による逆電力継電器の誤動作を防
止することができる。
【図１】本発明の一実施例のブロック構成図。
【図２】図１の逆電力継電器の検出回路図。
【図３】従来の逆電力継電器を用いた逆潮流防止システ
ム図。
ム図。
１…３相交流電源、２…計器用変流器、３…計器用変圧
器、５２Ｒ，５２Ｐ１，５２Ｐ２，５２Ｓ１，５２Ｓ
２，５２Ｂ，５２Ｇ，５２Ｆ…遮断器、ＴＲ１，ＴＲ
２、ＴＲ３…変圧器、Ｇ…発電機、６７Ｐ…逆電力継電
器。
器、５２Ｒ，５２Ｐ１，５２Ｐ２，５２Ｓ１，５２Ｓ
２，５２Ｂ，５２Ｇ，５２Ｆ…遮断器、ＴＲ１，ＴＲ
２、ＴＲ３…変圧器、Ｇ…発電機、６７Ｐ…逆電力継電
器。
Claims (1)
- 【請求項１】 常時受電系統と並列運転を行う発電機を
有する受変電設備における逆潮流を防止するために用い
る逆電力継電器において、負荷急変時，受電系統側の停
電等により発電機から受電系統側への逆電力が設定値以
上で、かつ第２高調波が設定値以上でないことを条件
に，受電しゃ断器にしゃ断指令を与えるようにしたこと
を特徴とする逆電力継電器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4173060A JPH0622443A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 逆電力継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4173060A JPH0622443A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 逆電力継電器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0622443A true JPH0622443A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=15953476
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4173060A Pending JPH0622443A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 逆電力継電器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0622443A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4750915A (en) * | 1985-02-22 | 1988-06-14 | Kanebo, Ltd. | Composite whetstone for polishing soft metals |
| JP2001037086A (ja) * | 1999-07-16 | 2001-02-09 | Osaka Gas Co Ltd | 電力連係システムにおける保護装置 |
| US8301313B2 (en) | 2001-09-28 | 2012-10-30 | Aloys Wobben | Method of reducing power provided by a wind power installation based on network conditions |
| KR20160105929A (ko) * | 2014-03-07 | 2016-09-07 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 브레이크를 구비한 전동기 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP4173060A patent/JPH0622443A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4750915A (en) * | 1985-02-22 | 1988-06-14 | Kanebo, Ltd. | Composite whetstone for polishing soft metals |
| JP2001037086A (ja) * | 1999-07-16 | 2001-02-09 | Osaka Gas Co Ltd | 電力連係システムにおける保護装置 |
| US8301313B2 (en) | 2001-09-28 | 2012-10-30 | Aloys Wobben | Method of reducing power provided by a wind power installation based on network conditions |
| KR20160105929A (ko) * | 2014-03-07 | 2016-09-07 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 브레이크를 구비한 전동기 |
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