JPH0622376U - 粗紡機のフライヤレール・カバー及びボビンレール・カバー - Google Patents

粗紡機のフライヤレール・カバー及びボビンレール・カバー

Info

Publication number
JPH0622376U
JPH0622376U JP5921992U JP5921992U JPH0622376U JP H0622376 U JPH0622376 U JP H0622376U JP 5921992 U JP5921992 U JP 5921992U JP 5921992 U JP5921992 U JP 5921992U JP H0622376 U JPH0622376 U JP H0622376U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
cover
flyer
bobbin
rail body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5921992U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2596743Y2 (ja
Inventor
正典 大岡
克己 中根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP1992059219U priority Critical patent/JP2596743Y2/ja
Publication of JPH0622376U publication Critical patent/JPH0622376U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2596743Y2 publication Critical patent/JP2596743Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 粗紡機のフライヤレール・カバー及びボビン
レール・カバーの改良に関し、グリース漏れのないカバ
ー構造を提供することを目的とする。 【構成】 長手方向に延在する樋状のレール本体(1
a,2a)内に長手方向に延在する駆動軸(4,8)を
収容すると共に、被駆動歯車(6,10)を装着したフ
ライヤ(3)又はボビンホイール(7)を並列して保持
し、前記駆動軸(4,8)に固定された駆動歯車(5,
9)から前記被駆動歯車(6,10)を介してフライヤ
(3)又はボビンホイール(7)を回転駆動するように
構成されたフライヤレール(1)又はボビンレール
(2)において、レール本体(1a,2a)の上部を被
覆するように前記レール本体の側壁上に載置・固定され
るカバー(20,23)であって、前記カバーの側壁の
内周面の下部領域に、レール本体(1a,2a)の内部
を指向したガイドからなる油返し部材(21,24)を
設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は粗紡機のフライヤレール・カバー及びボビンレール・カバーの改良に 関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に示すように、粗紡機には、機台の前方上部領域に長手方向に沿ってフラ イヤレール1が設けられ、又、その直下の下部領域にはボビンレール2が昇降可 能に設けられている。 フライヤレール1は樋状のレール本体1aからなり、多数のフライヤ3がその 頭部を軸支されて整然と配列され、長手方向に延在する駆動軸4に固定された駆 動歯車5によって被駆動歯車6を介して回転駆動される。
【0003】 ボビンレール2も樋状のレール本体2aからなり、ボビン11を担持可能な多 数のボビンホイール7が前記各フライヤ3に対応して設けられ、長手方向に延在 する駆動軸8に固定された駆動歯車9によって、ボビンホイール7の周縁に形成 された被駆動歯車10を介して回転駆動される。 この構成により、フライヤ3に導かれた粗糸がボビン11上に巻き取られてロ ービングパッケージを形成する。
【0004】 前記各駆動歯車5,9と各被駆動歯車6,10との間の摩擦を減少して回転を 円滑に伝達するために、これらの歯車にはグリースが付与されている。これらが 飛散して周辺を汚染しないように、フライヤレール1とボビンレール2のレール 本体にはそれぞれカバー12,13が設けられ、これらの歯車を密閉するように 構成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来のカバーは、単に各レールのハウジングの周縁に載せる構造であ り、その接触面からグリスがにじみ出て風綿を付着させたり、紡出される粗糸を 汚したりする欠点があった。 本考案はこうした従来技術における問題点を解決し、グリース漏れのないカバ ー構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的は、長手方向に延在する樋状のレール本体内に長手方向に延在する駆 動軸を収容すると共に、被駆動歯車を装着したフライヤ又はボビンホイールを並 列して保持し、前記駆動軸に固定された駆動歯車から前記被駆動歯車を介してフ ライヤ又はボビンホイールを回転駆動するように構成されたフライヤレール又は ボビンレールにおいて、レール本体の上部を被覆するように前記レール本体の側 壁上に載置・固定されるカバーであって、前記カバーの側壁の内周面の下部領域 に、レール本体の内部を指向したガイドからなる油返し部材を設けたことを特徴 とする粗紡機のフライヤレール・カバー及びボビンレール・カバーによって達成 される。
【0007】
【作用】
運転中に、各歯車に塗布されているグリースがハウジング内部で飛散してカバ ーの内面に付着した後、自重によってカバーの側壁を伝って下降する。そして、 カバーの下縁のレール本体との接触部に達する前に、油返し部材によってレール 本体の内部を向きを変え、レール本体の底面に戻される。この領域は側壁よりも 低くなっているので、油が流れてカバーとレール本体との接触部に到達しここか ら外部ににじみでることが防止される。
【0008】 以下、図面に示す好適実施例に基づいて本考案を更に詳細に説明する。
【0009】
【実施例】
図1は本考案を適用した粗紡機のフライヤレールの側断面図を示す。 その内部構成は、図3に基づいて前述した従来のフライヤーレールと同じであ り、重複を避けるためにその説明は省略する。 本考案の特徴とするところはカバー20の構成にある。このカバー20はレー ル本体1aの前壁と後壁の先端縁で支持されるようにレール本体1aに装着され ている。そして前壁の上に載っているカバーの先端はレール本体1aの内部を指 向するように内側に折り曲げられ、下方に傾斜した油返し部材21を形成し、レ ール本体とカバーとの接触面を覆いかくすように構成されている。更に、この油 返し部材21の先端に対応するレール本体1aの底面領域は所定の深さにえぐら れて油受け溝22を形成している。
【0010】 同様に、レール本体の後壁の上に載っているカバー20の後端には、別部材と してL字型断面の油返し部材21’が固定され、下方に向かう部分によって両者 の接触面を隠蔽している。 粗紡機が運転されると、各歯車に塗布されているグリースが遠心力によって飛 散し、カバー20の内面に付着する。そして壁面を伝って移動し、前記油返し部 材21,21’に到達するとこれに沿って下方に向かい、レール本体1aの底面 に回収される。
【0011】 このように、壁面を移動するグリースは油返し部材21,21’の存在によっ てカバー20とレール本体1aとの接触面領域への到達が阻止され、ここからの 外部へのにじみ出しが防止される。特に、位置の低い前壁の接触面領域には、油 受け溝22が形成されているので、この領域で底面に回収されたグリースはここ に溜まり、外に漏れることはない。
【0012】 図2は本考案を適用した粗紡機のボビンレールの側断面図を示す。 この場合にも、レール本体2aに装着されるカバー23には、レール本体2a の前後壁との接触領域に内側を指向して下降傾斜したガイドからなる油返し部材 24が設けられ、その先端に対応するレール本体2aの底面領域には油受け溝2 5が形成されている。
【0013】 これらの油返し部材24と油受け溝25の機能は、前述のフライヤレールの場 合と同じである。
【0014】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案によればカバーとレール本体との接触面の近傍に 、該カバーの内面側に油返し部材を設け、運転中にカバーの内面に付着したグリ ースがこの油返し部材を伝ってレール本体の底面に回収されるようにしたので、 グリースが前記接触面に到達して外部ににじみ出す事故が防止できる。この効果 は、レール本体の底面に形成された油受け溝によって更に増強される。
【0015】 これにより、グリースのにじみ出しによる風綿の付着・堆積や紡出中の粗糸の 汚染等が防がれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のフライヤレールの断面図である。
【図2】本考案のボビンレールの断面図である。
【図3】従来の粗紡機のフライヤレールとボビンレール
の断面図である。
【符号の説明】 1…フライヤレール 2…ボビンレール 1a,2a…レール本体 3…フライヤ 4…駆動軸 5…駆動歯車 6…被駆動歯車 7…ボビンホイール 8…駆動軸 9…駆動歯車 10…被駆動歯車 11…ボビン 20…フライヤレール・カバー 21…油返し部材 22…油受け溝 23…ボビンレール・カバー 24…油返し部材 25…油受け溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に延在する樋状のレール本体内
    に長手方向に延在する駆動軸を収容すると共に、被駆動
    歯車を装着したフライヤ又はボビンホイールを並列して
    保持し、前記駆動軸に固定された駆動歯車から前記被駆
    動歯車を介してフライヤ又はボビンホイールを回転駆動
    するように構成されたフライヤレール又はボビンレール
    において、レール本体の上部を被覆するように前記レー
    ル本体の側壁上に載置・固定されるカバーであって、前
    記カバーの側壁の内周面の下部領域に、レール本体の内
    部を指向したガイドからなる油返し部材を設けたことを
    特徴とする粗紡機のフライヤレール・カバー及びボビン
    レール・カバー。
JP1992059219U 1992-08-24 1992-08-24 粗紡機のフライヤレール及びボビンレールのカバー構造 Expired - Fee Related JP2596743Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992059219U JP2596743Y2 (ja) 1992-08-24 1992-08-24 粗紡機のフライヤレール及びボビンレールのカバー構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992059219U JP2596743Y2 (ja) 1992-08-24 1992-08-24 粗紡機のフライヤレール及びボビンレールのカバー構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0622376U true JPH0622376U (ja) 1994-03-22
JP2596743Y2 JP2596743Y2 (ja) 1999-06-21

Family

ID=13107054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992059219U Expired - Fee Related JP2596743Y2 (ja) 1992-08-24 1992-08-24 粗紡機のフライヤレール及びボビンレールのカバー構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2596743Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02300328A (ja) * 1989-05-15 1990-12-12 Toyota Autom Loom Works Ltd 粗紡機の歯車潤滑装置
JPH0357105U (ja) * 1989-10-06 1991-05-31

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02300328A (ja) * 1989-05-15 1990-12-12 Toyota Autom Loom Works Ltd 粗紡機の歯車潤滑装置
JPH0357105U (ja) * 1989-10-06 1991-05-31

Also Published As

Publication number Publication date
JP2596743Y2 (ja) 1999-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0622376U (ja) 粗紡機のフライヤレール・カバー及びボビンレール・カバー
JPS6215844Y2 (ja)
JPS6034052Y2 (ja) 紡機用リフテイングピラ−の軸封装置
JPS6252349U (ja)
JPS60173126A (ja) ラペツトクリ−ナ
JPS6240586Y2 (ja)
JPH0213780Y2 (ja)
JPS5937277U (ja) エレベ−タのガイドプ−リ支持装置
JPS6032958Y2 (ja) 鍛造プレス機用作業テ−ブル
US4356689A (en) Combination spline coupling and spindle washer for roving frames
JPH0533815Y2 (ja)
JPS6292355U (ja)
JPS63116540U (ja)
JPH09202215A (ja) 門型洗車機
JPH0371631U (ja)
JPS59162893U (ja) 遠心脱水洗濯機
JPS5870280U (ja) 線引き器
JPS6234575U (ja)
JPS58147563U (ja) ゴルフカ−ト
JPS5943483U (ja) エレベ−タのガイドプ−リ支持装置
JPH067643U (ja) 回転ブラシ装置の減速装置
JPS62164273U (ja)
JPH06104225B2 (ja) 集塵装置
JPH0174283U (ja)
JPS631873U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees