JPH06223386A - アクセス制御装置 - Google Patents

アクセス制御装置

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Publication number
JPH06223386A
JPH06223386A JP1002793A JP1002793A JPH06223386A JP H06223386 A JPH06223386 A JP H06223386A JP 1002793 A JP1002793 A JP 1002793A JP 1002793 A JP1002793 A JP 1002793A JP H06223386 A JPH06223386 A JP H06223386A
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JP
Japan
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speed
signal
output
track
access
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JP1002793A
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English (en)
Inventor
Kenichi Ito
憲一 伊藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、短距離のアクセス動作においても速
度誤差を小さくし、安定したアクセス動作可能なアクセ
ス制御装置を提供することを目的とする。 【構成】本発明は、キャリッジ5に搭載される報情を記
録再生するための光ヘッド3が照射する光スポット2を
ヘッドアクチュエータ6が移動させ、アクセス開始時か
らトラック誤差信号の最初のゼロクロスまでの期間、記
憶回路804に予め設定された設定値をヘッドアクチュ
エータ6に入力して、駆動させ、アクセス開始時から最
初のゼロクロスまでの間隔によって速度検出部8で検出
された速度検出値を2倍演算回路805で2倍して真の
速度検出値として使用するアクセス制御装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクの駆動装置
に係り、特に光スポットを任意のトラックにアクセスさ
せるためのアクセス制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスク駆動装置として、例え
ば特開平1−158624号公報に開示されるアクセス
制御装置がある。図9には、このアクセス制御装置の構
成を示す。
【0003】このアクセス制御装置に用いられる光ディ
スクは、情報を記録再生すべきトラックが同心円状また
は螺旋状に設けられた記録媒体である。この光ディスク
21に対して、キャリッジ24により移動可能に保持さ
れる光学ヘッド23から光ビーム22が照射され、情報
が記録再生される。
【0004】また、キャリッジ24はヘッドアクチュエ
ータ25によって、光ビーム22のスポットが光ディス
ク21のトラックを横断する方向に駆動される。前記光
学ヘッド23は、光ビーム22のスポットを所定トラッ
クに照射させるトラッキングアクチュエータ26を備
え、トラッキングアクチュエータ26は、集光レンズに
よって光学ヘッド23の移動方向に光ビーム22のスポ
ットを移動させることが可能になっている。
【0005】そして2分割検出器27は、2つのセンサ
からなり、各センサに入射した光ディスク21からの反
射光量に対応した電気信号を減算増幅器27及び加算器
28に出力する。減算増幅器27は2分割検出器27の
各センサからの電気信号を受けて、前記光ビーム22の
スポットが光ディスク21のトラックを横断移動するの
に対応した信号をトラック計数部29へ出力する。
【0006】このトラック計数部29は、減算増幅器2
7から出力されるトラック横断センサ信号と外部から入
力されるトラックアクセス数とを入力して目的位置まで
の残トラック数を基準速度決定部30に出力する。基準
速度決定部30は、トラック計数部29からの出力信号
と基準速度方向信号とを入力し、基準速度出力値とその
出力の極性を決定する。
【0007】また、速度検出部31は、減算増幅器27
から出力されるトラック横断信号と、2分割検出器27
からの出力の和である加算増幅器28の出力信号とを入
力して光ビーム22のスポットの移動速度を検出する。
さらに移動方向を検出することにより、移動速度出力の
極性を決定した信号を速度制御部32に出力する。速度
検出部にはアクセスの開始を指令する信号が入力され、
アクセスの開始から一定期間は速度検出を行わないよう
になっている。
【0008】速度制御部32は、基準速度決定部30か
らの位置信号と速度検出部31からの出力信号との出力
差を検出し、その差信号に基づきヘッドアクチュエータ
25の速度を制御する。
【0009】また、トラッキング部33は、目的位置ま
での残トラック数がゼロになるタイミナグで、減算増幅
器27からの出力であるトラッキングエラー信号に基づ
いてトラッキングアクチュエータ26を制御する位置決
め制御を開始し、光ビーム22のスポットを目標トラッ
クに位置決めする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したアク
セス制御装置においては、アクセス開始直後から一定期
間は速度検出信号として“0”が出力されている。
【0011】従って、速度制御部は最初の速度検出信号
が出力されるまでは、実際のヘッドアクチュエータの速
度に無関係に基準速度決定部の出力をそのまま増幅し
て、ヘッドアクチュエータに出力することになる。
【0012】一方、基準速度発生部から出力される基準
速度信号は、速度検出が禁止されていることには無関係
に、目標トラックまでの残りトラック数によって決めら
れている大きさの信号が出力されている。そのため、ヘ
ッドアクチュエータは、速度フィードバックが作用しな
い状態で大きな加速度で駆動される。
【0013】また、速度検出禁止期間の終了後、最初の
トラック誤差信号のゼロクロスが発生して速度検出信号
が出力されるが、この速度検出信号は速度零の状態から
最初のゼロクロスが発生する時点までのほぼ平均の速度
に等しく、ゼロクロス発生時点の実際の速度のほぼ半分
の値となる。
【0014】従って、実際には光ヘッド移動速度が基準
速度に達していても、速度検出信号は、それよりも小さ
い値を示すためヘッドアクチュエータがさらに加速され
る。このような状況を図10に示す。ここで図10で
は、短距離のアクセスを想定して基準速度は一定値にな
っている。
【0015】図示されるように、ヘッドアクチュエータ
の実際の速度は、基準速度に対して、大きくオーバーシ
ュートする。時間が経過するにつれて速度誤差は小さく
なるが、ごく、短時間で目標トラック位置に到達してし
まうような短距離のアクセス動作の場合は十分速度誤差
が小さくなっていないため、目標トラックへの引き込み
ができない。そこで本発明は、短距離のアクセス動作に
おいても速度誤差を小さくし、安定したアクセス動作可
能なアクセス制御装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、多数のトラックを有する光ディスクのトラ
ックを、光ヘッドが光スポットを照射しながら横断し、
光ディスクからのトラックを出力することに応じて出力
するトラック横断信号の変化の時間間隔を測定し、その
値から光ヘッドの移動速度を検出し、その検出した移動
速度に基づいて、光ヘッドの移動速度を制御するアクセ
ス制御装置において、光ヘッドの移動開始から、光スポ
ットが前記トラックのピッチの1/2移動する期間、光
ヘッドを移動させるアクチュエータに一定の大きさの駆
動信号を入力する光ヘッド加速度手段と、移動速度の検
出値を2倍して出力する2倍演算手段と、移動速度の検
出値と前記2倍演算手段の出力を選択出力する選択手段
とを具備し、光ヘッドの移動開始後、最初の反射光量の
変化の時間間隔によって得られる速度検出値については
前記2倍演算手段の出力を選択し、2番目以降の反射光
量の時間間隔によって得られる速度検出値については、
移動速度の検出値を選択して、速度制御に使用するアク
セス制御装置を提供する。
【0017】
【作用】以上のような構成のアクセス制御装置は、正常
な速度検出信号が得られない、移動開始から1/2トラ
ックピッチ移動の期間を、一定の駆動信号を光ヘッドの
アクチュエータに入力することによって、1/2トラッ
ク移動後に光スポットの移動速度が基準とする速度に概
略等しくされ、光スポットの速度が基準速度を大きく越
えるのが防止されるとともに、移動開始から最初の反射
光量の変化までの時間間隔によって検出された速度を2
倍して、速度制御に用いることによって、速度検出値が
実際の速度のほぼ1/2であることで、光ヘッドの移動
が加速されすぎることが防止され、移動速度の基準速度
に対するオーバーシュート量を小さくさせる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明による第1実施例としての
アクセス制御装置の構成を示すブロック図である。
【0019】このアクセス制御装置において、記録媒体
として情報を記録再生するトラックが設けられた光ディ
スク1が用いられる。そして、情報を記録再生するため
の光ヘッド3から出射した光は、光スポット2として前
記光ディスク1に照射される。前記光ディスク1で反射
された光スポット2は前記光ヘッド3内に設けられた2
分割受光素子4aと4bによって受光される。
【0020】前記光ヘッド3は、光ディスク1の半径方
向に移動自在なキャリッジ5に搭載されており、ヘッド
アクチュエータ6によって前記キャリッジ5が移動され
る。そして、前記2分割受光素子4aと4bの出力信号
の差を減算増幅器7によって演算し、前記光スポット2
と前記光ディスク1のトラック位置との相対的な位置ず
れを示すトラック誤差信号を得る。速度検出部8には、
コントローラ10が出力する前記トラック誤差信号とア
クセス方向を指示するアクセス方向指令信号bとアクセ
ス開始のタイミングを指示するアクセス開始指令信号c
とが入力される。ここで、前記速度検出部8の具体的な
構成を図2に示す。
【0021】この速度検出部8において、2値化回路8
01は、トラック誤差信号をアクセス方向指令に応じて
極性を反転した形で2値化して、次段の検出禁止回路8
02に出力する。
【0022】前記検出禁止回路802は、アクセス開始
指令から一定時間、前記2値化信号の通過を禁止して、
アクセス開始時のトラック誤差信号の乱れによる影響を
防止する。またアクセス開始直後から一定期間速度検出
を停止させてもよい。この検出禁止回路802の出力
は、トラック誤差2値化信号として、速度検出部8及
び、周期検出回路803に出力される。
【0023】前記周期検出回路803は、基準クロック
に基づいて、トラック誤差2値化信号が変化する時間、
トラック誤差信号のゼロクロス間隔を計測し、基準クロ
ックのカウント値として、記憶回路804に出力する。
この記憶回路804では、トラック誤差信号のゼロクロ
ス間隔と光スポット移動速度との対応がテーブルとして
記憶されており、入力されたゼロクロス間隔に応じた速
度検出信号をテーブルから読出し、デジタルデータとし
て出力するようになっている。
【0024】そして前記記憶回路804の出力は、2倍
演算回路805に入力されて、入力値の2倍の大きさに
される。ここで、本実施例では2倍演算回路805を用
いて入力値の2倍に設定したのは、本実施例の加速パタ
ーンにおいて、反射光量の変化の時間間隔を計る方式
で、且つアクセス開始時に等加速度運動をさせる場合に
は、“2倍”という値になる。従って、加速パターンが
異なれば、この数値も異なる。
【0025】この2倍演算回路805の出力と記憶回路
804の出力は、それぞれ切り換え回路806に入力さ
れ、ゲイン切り換えタイミング指示回路807の出力に
応じて、前記2つの入力のいずれかを出力する。図3の
タイミンクチャートを参照して、前記ゲイン切り換えタ
イミング回路807の動作について説明する。
【0026】図3に示すように、トラック誤差信号のゼ
ロクロス時刻を、アクセス開始時の乱れによるものを除
き、順番にt1 2 3 …とする。ゲイン切り換えタイ
ミング信号はアクセス開始時のゼロクロスを除いて最初
のゼロクロスからその次のゼロクロスまでの期間だけH
レベルとなる。図2に示した切り換え回路806は、前
記ゲイン切り換えタイミング信号に応じて、t1 からt
2 までの期間だけ2倍演算回路805の出力をD/A変
換器808に対して出力し、その他の期間は記憶回路8
04の出力をそのまま、D/A変換器808に出力す
る。前記D/A変換器808は、入力された信号をアナ
ログ値に変換して極性指定回路809に対して出力す
る。前記極性指定回路809は、アクセス方向指令に応
じて入力信号に極性を付与し、速度検出信号として出力
する。
【0027】図1に戻り説明する。まず速度検出部8
は、前記トラック誤差2値化信号を加速パルス付加部1
3に対して出力する。また、速度検出部8は前記速度検
出信号を、第2の減算増幅器12に対して出力する。
【0028】そしてトラック計数部9は、ぜせき2値化
回路801からのトラック誤差2値化信号と前記コント
ローラ10により設定されるトラックアクセス数とを入
力して、目的位置までの残りトラック数を基準速度発生
部11に対して出力する。前記基準速度発生部11は、
トラック計数部9からの出力とアクセス方向指令信号を
入力し、目的位置までの残りトラック数に応じた基準速
度信号を付与して、第2の減算増幅器12に出力する。
第2の減算増幅器12は基準速度発生部11からの基準
速度信号と速度検出部8からの速度検出信号の差を演算
し、速度誤差信号として加速パルス付加部13に入力す
る。ここで図4に、前記加速パルス付加部13の詳細な
構成を示し説明する。
【0029】図4において、加速パルス基準電圧発生部
1301は、アクセス開始後、初めに光スポットがトラ
ック間隔の1/2移動した時に基準速度発生部11によ
って指示されている速度に達するように、ヘッドアクチ
ュエータ6を駆動するような加速パルスの高さを規定
し、極性反転回路1302に対して出力する。
【0030】前記加速パルスによって、ヘッドアクチュ
エータ6が駆動されて発生する移動加速度をα、光スポ
ットが1/2トラック移動した時の基準速度をv、トラ
ックピッチをP、とすると、 α=v2 /P で表されるような加速度を発生する加速パルス高さとす
る。
【0031】前記極性付与回路1302は、アクセス方
向指令に基づいて、前記加速パルス高さの絶対値を持つ
信号に極性を付与して、入力切り換え回路1303に対
して出力する。
【0032】そして加速パルス出力タイミング指令回路
1304は、トラック誤差2値化信号とアクセス開始指
令とが入力され、アクセス開始後から初めにトラック誤
差2値化信号が変化するまでHレベルの信号、その他の
場合はLレベルの信号を入力切り換え回路1303に対
して出力する。
【0033】前記入力切り換え回路1303には、前記
極性付与回路1302の出力とともに、減算増幅器12
の出力する速度誤差信号が入力されており、加速パルス
出力タイミング指令回路1304の出力がHレベルの場
合には、前記極性付与回路1302の出力を選択し、L
レベルの場合には、前記速度誤差信号を選択して出力す
る。
【0034】このような入力切り換え回路1303の出
力は、加速パルス付加部13の出力として、図1に示し
たアンプ回路14に出力される。このアンプ回路14
は、入力信号を増幅し、ヘッドアクチュエータ6に駆動
信号として出力する。次に、図5にはアクセス動作時の
各部の信号波形を示し、このように構成されたアクセス
制御装置の動作について説明する。
【0035】まず、アクセス開始指令が時刻に外部の装
置より出力されると、加速パルス付加部13が時刻t0
から、トラック誤差信号がゼロクロスする時刻t1
で、一定高さのパルスを出力する。
【0036】この加速パルスによって、ヘッドアクチュ
エータ6が駆動され、光スポット2の実際の移動速度が
増加する。その速度検出信号は、時刻t0 〜t1 の間は
検出禁止回路802の作用によって、光スポット2の実
際の速度とは無関係に、“0”を示し、基準速度発生部
11から出力される。移動する距離が長距離のアクセス
の場合には、目標トラックまでの残りトラック数によっ
て変化する基準速度が出力されるが、ごく短距離のアク
セスでは一定の大きさの基準速度が出力される場合もあ
る。この説明においては簡単のために後者の場合の図を
示している。
【0037】そして光スポット2が移動してトラック誤
差信号が最初にゼロクロスする時刻t1 以降は、加速パ
ルス付加部13は減算増幅器12によって出力される速
度誤差信号をそのまま出力する。そして時刻t1 から次
にトラック誤差信号がゼロクロスする時刻t2 まで速度
検出部は、点線で示すような、トラック誤差信号のゼロ
クロスの間隔から求めた速度検出値の2倍の値を出力す
る。
【0038】この速度検出信号は、ゼロクロスの周期か
ら検出される速度であり、実線に示すような速度検出信
号が速度検出部から出力される。アクセス開始時にヘッ
ドアクチュエータ6に加えられる加速パルスの高さが、
時刻t1 において、光スポット2の速度が基準速度vに
なるように設定されており、また速度検出信号がt0
らt1 までの平均速度ではなく、それを2倍して時刻t
1 における速度を推定するようにしているため、光スポ
ットの実際の速度と速度検出信号のいずれも、速度基準
信号vに対して、極近い値となっている。
【0039】そして速度基準信号と速度検出信号の差が
減算増幅器12によって演算され、加速パルス付加部1
3、アンプ回路14を経て、ヘッドアクチュエータ6に
駆動信号として入力され、速度制御が行われる。さらに
時刻t2 以降では、ゼロクロス周期から検出される速度
がそのまま速度検出信号として減算増幅器12に対して
出力される。
【0040】次に図6には、本発明による第2実施例と
してのアクセス制御装置の構成例を示し説明する。ここ
で第2実施例の構成部材で図1に示す構成部材と同等の
部材には同じ参照符号を付して、特徴部分のみ説明す
る。本実施例は、第1実施例に比較すると、加速パルス
付加部13がなく、速度検出部8の構成が一部変更され
て第2速度検出部15が設けられている。図7には、第
2速度検出部の構成を示す。
【0041】まず周期検出回路において、第1実施例の
周期検出回路803に変わって、新たにアクセス開始指
令も入力できる周期回路1503を設けている。すなわ
ち、前述した周期検出回路803は、入力信号のゼロク
ロス間隔を基準クロックをカウントし、その値を出力す
るという機能であったが、この周期検出回路1503
は、さらに、アクセス開始指令が入力されると、初めの
ゼロクロスが発生するまでの期間はあらかじめ定められ
たデータ、例えば“0”を出力し続けるという機能を付
加する。
【0042】また、第2実施例の記憶回路1504は、
第1実施例の記憶回路804に対応する。つまり第1実
施例において、記憶回路804にはゼロクロス間隔と光
スポットの移動速度の対応を表すテーブルが記憶されて
いたが、この記憶回路1504では記憶回路804の記
憶内容に加えて、前記周期検出回路1503から出力さ
れるデータの内容がゼロの場合には、記憶回路1504
は値V1 を出力する。但し、アクセス開始時の基準速度
発生回路の出力がV0 であるとすると、V1 は、V0
1 の差が第1実施例における加速パルスの高さに等し
くなるような値とする。次に図8のタイミングチャート
を参照して、第2実施例のアクセス制御装置の動作につ
いて説明する。
【0043】まず、アクセス開始時から、アンプ回路1
4には速度検出信号と速度基準信号を減算増幅器12に
入力して差を演算した信号が入力され、その出力がヘッ
ドアクチュエータ駆動信号となる。但し、アクセス開始
時から時刻t1 までは、速度検出信号として、実際の光
スポットの速度とは無関係に、ヘッドアクチュエータ駆
動信号が所定のレベルになるようにあらかじめ設定され
た値が出力される。そして時刻t1 以降は、第1実施例
と同様であり説明は省略する。この様な第2実施例にお
いては、第1実施例と比較して、特別な加速パルス発生
回路を必要としないため、アクセス制御装置の構成が簡
略化される。
【0044】従って、本発明によるアクセス制御装置
は、アクセス開始時から、トラック誤差信号の最初のゼ
ロクロスまでの期間に、ヘッドアクチュエータに入力さ
れる駆動信号を予め設定された値にすると共に、アクセ
ス開始時から最初のゼロクロスまでの間隔によって検出
された速度検出値を2倍して真の速度検出値として使用
することにより、アクセス開始直後の光スポットの移動
速度のオーバーシュートを軽減して、短距離のアクセス
動作においても、目標トラック到達時の速度誤差を小さ
くして、安定して目標トラックに引き込むことができる
効果がある。また本発明は、前述した実施例に限定され
るものではなく、他にも発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、短
距離のアクセス動作においても速度誤差を小さくし、安
定したアクセス動作可能なアクセス制御装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例としてのアクセス制御
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した速度検出部の具体的な構成を示す
図である。
【図3】第1実施例のアクセス制御装置の動作を説明す
るためのタンミングチャートである。
【図4】図1に示した加速パルス付加部の具体的な構成
を示す図である。
【図5】図1に示したアクセス制御装置のアクセス動作
時の各部の信号波形を示す図である。
【図6】本発明による第2実施例としてのアクセス制御
装置の構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示した第2速度検出部の構成を示す図で
ある。
【図8】第2実施例のアクセス制御装置の動作を説明す
るためのタンミングチャートである。
【図9】従来のアクセス制御装置の構成例を示す図であ
る。
【図10】従来のアクセス制御装置による光スポットの
速度と検出信号との関係を示す図である。
【符号の説明】
1…光ディスク、2…光スポット、3…光ヘッド、4
a,4b…2分割受光素子、5…キャリッジ、6…ヘッ
ドアクチュエータ、7…減算増幅器、8…速度検出部、
9…トラック計数部、10…コントローラ、11…基準
速度発生部、12…第2の減算増幅器、13…加速パル
ス付加部、14…アンプ回路、15…第2速度検出部、
801…2値化回路、802…検出禁止回路、804…
記憶回路、805…2倍演算回路、806…切り換え回
路、807…ゲイン切り換えタイミング回路、808…
D/A変換器、809…極性指定回路、1301…加速
パルス基準電圧発生部、1302…極性付与回路、13
03…入力切り換え回路、1304…加速パルス出力タ
イミング指令回路。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】そして2分割検出器27は、2つのセンサ
からなり、各センサに入射した光ディスク21からの反
射光量に対応した電気信号を減算増幅器28a及び加算
28bに出力する。減算増幅器28aは2分割検出器
27の各センサからの電気信号を受けて、前記光ビーム
22のスポットが光ディスク21のトラックを横断移動
するのに対応した信号をトラック計数部29へ出力す
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】このトラック計数部29は、減算増幅器
8aから出力されるトラック横断センサ信号と外部から
入力されるトラックアクセス数とを入力して目的位置ま
での残トラック数を基準速度決定部30に出力する。基
準速度決定部30は、トラック計数部29からの出力信
号と基準速度方向信号とを入力し、基準速度出力値とそ
の出力の極性を決定する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】また、速度検出部31は、減算増幅器28
から出力されるトラック横断信号と、2分割検出器2
7からの出力の和である加算増幅器28bの出力信号と
を入力して光ビーム22のスポットの移動速度を検出す
る。さらに移動方向を検出することにより、移動速度出
力の極性を決定した信号を速度制御部32に出力する。
速度検出部にはアクセスの開始を指令する信号が入力さ
れ、アクセスの開始から一定期間は速度検出を行わない
ようになっている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】また、トラッキング部33は、目的位置ま
での残トラック数がゼロになるタイミナグで、減算増幅
28aからの出力であるトラッキングエラー信号に基
づいてトラッキングアクチュエータ26を制御する位置
決め制御を開始し、光ビーム22のスポットを目標トラ
ックに位置決めする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】前記検出禁止回路802は、アクセス開始
指令から一定時間、前記2値化信号の通過を禁止して、
アクセス開始時のトラック誤差信号の乱れによる影響を
防止する。またアクセス開始直後から一定期間速度検出
を停止させてもよい。この検出禁止回路802の出力
は、トラック誤差2値化信号として、加速パルス付加部
13及び、周期検出回路803に出力される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】前記周期検出回路803は、基準クロック
に基づいて、トラック誤差信号のゼロクロス間隔を計測
し、基準クロックのカウント値として、記憶回路804
に出力する。この記憶回路804では、トラック誤差信
号のゼロクロス間隔と光スポット移動速度との対応がテ
ーブルとして記憶されており、入力されたゼロクロス間
隔に応じた速度検出信号をテーブルから読出し、デジタ
ルデータとして出力するようになっている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】そしてトラック計数部9は、前記2値化回
路801からのトラック誤差2値化信号と前記コントロ
ーラ10により設定されるトラックアクセス数とを入力
して、目的位置までの残りトラック数を基準速度発生部
11に対して出力する。前記基準速度発生部11は、ト
ラック計数部9からの出力とアクセス方向指令信号を入
力し、目的位置までの残りトラック数に応じた基準速度
信号を付与して、第2の減算増幅器12に出力する。第
2の減算増幅器12は基準速度発生部11からの基準速
度信号と速度検出部8からの速度検出信号の差を演算
し、速度誤差信号として加速パルス付加部13に入力す
る。ここで図4に、前記加速パルス付加部13の詳細な
構成を示し説明する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のトラックを有する光ディスクのト
    ラックを、光ヘッドが光スポットを照射しながら横断
    し、光ディスクからのトラックを出力することに応じて
    出力するトラック横断信号の変化の時間間隔を測定し、
    その値から光ヘッドの移動速度を検出し、その検出した
    移動速度に基づいて、光ヘッドの移動速度を制御するア
    クセス制御装置において、 光ヘッドの移動開始から、光スポットが前記トラックの
    ピッチの1/2移動する期間、光ヘッドを移動させるア
    クチュエータに一定の大きさの駆動信号を入力する光ヘ
    ッド加速度手段と、 移動速度の検出値を2倍して出力する2倍演算手段と、 移動速度の検出値と前記2倍演算手段の出力を選択出力
    する選択手段とを具備し、 光ヘッドの移動開始後、最初の反射光量の変化の時間間
    隔によって得られる速度検出値については前記2倍演算
    手段の出力を選択し、2番目以降の反射光量の時間間隔
    によって得られる速度検出値については、移動速度の検
    出値を選択して、速度制御に使用することを特徴とす
    る。
JP1002793A 1993-01-25 1993-01-25 アクセス制御装置 Pending JPH06223386A (ja)

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